JPH082240B2 - 果実の滅菌処理装置 - Google Patents

果実の滅菌処理装置

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JPH082240B2
JPH082240B2 JP15069084A JP15069084A JPH082240B2 JP H082240 B2 JPH082240 B2 JP H082240B2 JP 15069084 A JP15069084 A JP 15069084A JP 15069084 A JP15069084 A JP 15069084A JP H082240 B2 JPH082240 B2 JP H082240B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、桃、マスクメロン、キウイ、西洋なし等の
果実を集荷し、選別箱詰め包装又は低温貯蔵する施設に
おいて、果実の表面に付着している病害菌、黴等の微生
物を滅菌処理して腐敗を防止すると共に日持ちと歩止ま
り等をよくするためのの処理装置に関するものである。
[発明の背景と従来技術] 従来、桃、マスクメロンその他の果実は、生産者が収
穫したものを丁寧に取扱いプラスチックコンテナー又は
木箱等の荷受容易に入れて集出荷場又は選果場に持込
み、等級階級別に仕分け包装して市場に出荷されている
が、出荷後市場や小売店等流通過程での数日の間に腐敗
することがしばしば発生している。この腐敗果は特に熟
果に多く見られるが出荷時にはその症状が見られず品質
管理ができないので困っていた。
即ち腐敗しない良質のものであっても市場では過去の
腐敗率を基に値踏みするので、出荷した側は有利に販売
することができないということがあった。一方消費者に
とっても買った果実がすぐに腐敗した等の苦情が生じて
いた。
上記のようなことから、従来、桃、マスクメロン等の
果実類は軟質で大変美味であるが腐敗し易い果実として
敬遠されがちであった。
又、近年は一時的に集中して収穫される果実を一時貯
蔵し出荷量をコントロールして価格暴落を防ぎ価格を安
定化させると共に販売期間を延長させるため低温貯蔵庫
が普及しつつあるが、この貯蔵中に腐敗したり、また低
温貯蔵庫から出したものは急速に腐敗したりすることが
あった。
従来、これら腐敗果発生の原因は選果施設の選果工程
の中で発生する打撲圧痕や、製品出荷輸送経路における
荷傷みが原因とされ、各種の改良改善策を採り入れ実施
されて来たが腐敗果の発生を防止するに至っていない。
このようなことから、腐敗の原因は上記以外にあるの
ではないか、即ち病害菌や黴等によるものではないかと
着目し、病害菌、黴(以下腐敗病菌と言う)の有無を調
査し、腐敗病菌が付着したものと付着しないものとにつ
いて比較試験の結果、付着したものは腐敗率が極めて大
で付着しないものは腐敗しないことが認められた。特に
桃の灰星病は熟果に発生し且つ収穫時には病徴を示さ
ず、出荷後に市場、小売店などで数日後に腐敗すること
が多いので出荷時にチェックすることができない。ま
た、マスクメロンの軸カビ、表皮カビ、キウイの軟腐
症、西洋なし(ラ・フランス等)の輪絞病等も同様であ
る。
一方、栽培中のものについての病虫害防除は従来実施
されているが、収穫後の生食果物に対する滅菌対策は殆
んど行なわれず、特に収穫時には病徴を示さず出荷後に
腐敗する果実に対し適用できる滅菌処理装置がなかっ
た。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、低温貯蔵中又は低温貯蔵後或いは出荷後に
果実が発病腐敗するという従来の問題点を解消し、且つ
外観がきれいでみずみずしい果実を得ると共に果実の追
熟(熟度の進行による過熟)を防止し得て、日持ちの向
上、歩止まりの向上、商品価値の向上ができると共に、
市場、小売店及び消費者の信用が得られる商品として出
荷することができる果実の滅菌処理装置を提供すること
を目的とするものである。
尚、一般に食品類の腐敗菌は加熱殺菌により腐敗が防
止できることは知られている。
しかしながら、果実は生食品であり、生のままの新鮮
さが味覚上最も重要である。即ち加熱と生の鮮度保持と
は両立せず矛盾するものとして無視されて来た。
本発明はこの矛盾点を解決すべく各種の実験をした結
果、ある条件下での加熱であれば鮮度の低下させること
なく生のままの新鮮さが保持されることを見い出したの
に基づくものである。
即ち、腐敗病菌が完全に殺菌されなくても繁殖しなけ
れば腐敗しない点に着目してなされたものであり、実験
により40℃〜65℃、好ましくは約50℃〜65℃の温熱が果
実の表面に付着した腐敗病菌の滅菌に効果のあることを
確認して発明されたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前記目的を達成するために以下の技術的手
段を講じたものである。
すなわち本発明は、果実を搬送する搬送コンベアと、
該搬送コンベアの搬送路に沿って設けられ、搬送される
果実に約50℃〜65℃の温熱水シャワーを約5分以内の時
間浴びせて果実を温浴させて加熱し果実の外表面に付着
した菌を滅菌する温浴装置と、前記搬送コンベアの搬送
路に沿って設けられ、該温浴装置を通過した果実を直接
(裸のまま)冷浴させて急速に冷却し果実が加熱前の体
温よりも低い体温になるまで冷浴させる冷浴装置とを具
備したことを特徴とする果実の滅菌処理装置の構成とし
たものであり、こうして、果実の低温貯蔵中はもとより
低温貯蔵後又は出荷後に果実が腐敗するということを防
止できるばかりでなく、果実の温熱水シャワーを浴びせ
ることにより確実に果実を洗滌し得て外観がきれいでみ
ずみずしい果実を得ると共に、温浴装置で加熱された果
実を直接(裸のまま)冷浴させて急速に冷却し果実が加
熱前の体温よりも低い体温になるまで冷浴させることに
より、果実の追熟(熟度の進行による過熟)を防止でき
るようにしたものである。
尚、本発明では、冷浴装置には冷水シャワー装置によ
るシャワー方式、又は冷水浸漬槽による浸漬方式、又は
冷風室による冷気浴方式を用いることができる。冷風室
による冷気浴方式の場合は、水切り装置を兼ねることが
できる。シャワー又は浸漬方式を用いる場合は次工程に
水切り装置を設けるのが好ましい。
又、本発明では、前記搬送コンベアは、底に多数の穴
がある容器に入れられた果実を1ケース毎に所定間隔で
搬送するようにするか、或いは、水切り可能なネットコ
ンベアで構成されて果実をバラで搬送するようにしても
よい。
更に、本発明では、前記搬送コンベアは、温浴装置内
を通って果実を搬送するコンベアの後に、冷浴装置内を
通って果実を搬送するコンベアが接続して複数のコンベ
アで構成され、各コンベアの移送速度が夫々可変である
ようにして、温浴装置内及び冷浴装置内での処理時間
(滞在時間)をコントロールするようにし、果実の品目
により処理時間を調整する如く構成するのがよい。
本発明の滅菌処理装置は他の施設と一切関係なく単独
の施設として滅菌処理を行うことができるが、低温貯蔵
又は予冷施設に関連して設けるか、又は選果施設に関連
して設けて滅菌処理を行なうことが好ましい。
低温貯蔵又は予冷施設に関連して設ける場合はその前
工程として用い、選果施設に関連して設ける場合は選果
の前処理工程に本発明の滅菌処理装置を設けて行なう場
合と、選別仕分け後の工程に滅菌処理装置を設けて行な
う場合とある。
選別仕分け後の工程に設けて行なう場合は選別機の配
果部に貯留水槽を設けて該水槽中に直接果実を排出させ
て一時貯留し、所定量ずつ取り出して本発明の滅菌処理
装置に移送する如く構成することができ、更に滅菌処理
直後に荷造り包装してそのまま低温貯蔵又は予冷施設に
送り込むことができる。
本発明の滅菌処理装置は、設置スペースを比較的長く
(大きく)確保できる場合は、単純な直線的な搬送ライ
ンに沿って順次温熱ブロックとしての温浴装置と冷却ブ
ロックとしての冷浴装置とを設け、更に必要によりその
先に水切りブロックとしての水切り装置を設けて全体を
一連のコンベアで移送しつつ滅菌処理するように構成す
るのがよい。
設置スペースが小さい場合は温熱、冷却、更に必要に
より水切りの各ブロック毎に各装置を上方か、又は下方
へ立体的に構成すればよい。勿論90度か180度方向に方
向転換してもよい。
[実施例] 以下本発明の実施例を示す図面について説明する。
第1図は本発明の一実施例の概要を示すフローチャー
トである。第2図以下において、1はフレームであり、
2は果実を搬送するための搬送コンベアである。該搬送
コンベア2は、コンベアチエン201に所定の間隔でバー2
02を取付けており、該コンベアチエン201は無端状に走
行回転する。3は被処理物である果実としての果物であ
り、該果物3はプラスチックコンテナーか木箱又は籠等
底に多数の穴がある容器4に入れられたまま搬送コンベ
ア2の供給部5から送り出し部6に向けて搬送される。
7は搬送コンベア2の受レールであり、容器4を支持す
るするものである。容器4は搬送コンベア2のコンベア
チエン201の走行に伴いバー202により後部401を押され
て該受レール7上をスライドしつつ搬送される。
8は搬送コンベア2の搬送路に沿って設けられた温熱
ブロックとしての温浴装置であり、該温浴装置8はボイ
ラー81と、蒸気供給制御装置82と、蒸気加熱式の温熱水
タンク83と、ポンプ84と、温熱水シャワー装置85と、断
熱枠86等で構成されている(ボイラーへの給水部は図示
を省略する)。
蒸気供給制御装置82は温熱水タンク83内の温熱水の温
度を所定の温度範囲(約50℃〜65℃の範囲内であるが、
果物3の品目等によって若干異なる。)に制御するもの
であり、温度検知器821からの信号により自動的に蒸気
の供給制御をするものである。温熱水タンク83には蒸気
供給制御装置82を介してボイラー81から蒸気を入れ所定
の温度に加熱した温熱水ポンプ84により温熱水シャワー
装置85に送り出す如く配管されている。831はオーバー
フロー口である。温熱水シャワー装置85はポンプ84によ
り送り出された温熱水を容器4内の果物3に温熱水シャ
ワーとして強い勢いで雨状、又は滝状に浴びせ、果物3
の表皮外側部をまんべんなく加熱して果物3の外表面に
付着した腐敗病菌を滅菌すると共に、果物3の外表面に
付着した泥等の異物を温熱水シャワーにより洗い落して
果物3を確実に洗滌し、外観がきれいでみずみずしい果
物3とする。容器4から垂れ落ちた温熱水は温熱水タン
ク83にリターンし循環する如くなっている。断熱材等で
形成された断熱枠86は温熱水シャワー装置85を囲い、入
口9と出口10の開口部に断熱カーテン11が設けられて、
外気を遮断している。
尚、温浴装置8で果物3が加熱される時間は可変速式
になした搬送コンベア2の移送速度により所定の時間に
調節する。
以上の如く構成した温浴装置8は、果物3の外表面に
付着した腐敗病菌により果物3の表皮が影響を受ける深
さの部分だけを加熱するように、搬送コンベア2で搬送
される容器4内の果物3に温熱水シャワーを浴びせるこ
とにより、極めて迅速に且つ中味に影響しない所定の時
間内で所定の温度範囲において、即ち約50℃〜65℃の温
度で約5分以内の時間において果物3を温浴させて加熱
し、果物3の外表面に付着した腐敗病菌を滅菌すると共
に、果物3の外表面に付着した泥等の異物を温熱水者シ
ャワーにより洗い落として果物3を確実に洗滌するよう
になっている。
12は冷却ブロックとしての冷浴装置であり、断熱材等
でトンネル状に囲む断熱枠121で形成された冷風室122内
にクーラー123を設け、搬送コンベア2の搬送路の下方
に吸引式送風機124を設けて送風ダクト125を通じてクー
ラー123側に冷気を循環させる。126はクーラー123の凝
縮器である。クーラー123と凝縮器126は公知の家庭用ク
ーラーの如きものであり、温度、湿度調節機能を有して
いる。吸引式送風機124は複数個設けて、クーラー123で
冷却された室内の冷気を、搬送コンベア2により搬送さ
れて来る容器4の上方から下方に果物3間の隙間を通し
て前面略均等に所要の風速で吸込み再びクーラー123側
(冷風室)に循環させ、果物3を低温で冷浴させて急速
に冷却する。冷気の吸込口127の下方にはドレン抜き128
が設けてある。129は送風ダクト125から冷風室122への
冷気の循環口である。断熱枠121はクーラー123を囲い、
入口13と出口14の開口部に断熱カーテン15が設けられて
外気を遮断しており、入口13から出口14に至る長さ(果
物の滞在距離)は、搬送コンベア2の速度と関連して所
定の時間以上冷浴させるよう設けてある。
以上の如く構成した冷浴装置12は、温浴装置8により
加熱されて搬送コンベア2により搬送されて来る果物3
を直接(裸のまま)低温で冷浴させて急速に冷却し、果
物3が加熱前の体温よりも低い体温になるまでの所定時
間以上、果物3が凍結、低温障害を受けない範囲の低温
で冷浴させるようになっており、こうして果物3の生の
新鮮さを保持することができると共に、果物3の追熟を
防止することができるようになっている。
本実施例の図面における冷浴装置12は冷風により果物
3を冷浴させるので、果物3の水ぬれを乾かす水切装置
を兼ねている。
次に水切り処理された果物3入りの容器4は搬送コン
ベア2により搬送されて送り出し部6に至る。
尚、温水タンク83内には食品類の添加物及び水道水の
消毒剤として使用されている次亜塩素酸ソーダ等の塩素
系殺菌剤を添加して滅菌効果をよくすることもできる。
又、果物3を搬送するのに上記の如く果物3を容器4
に入れて搬送コンベア2により搬送する場合と、第6図
に示す如く容器に入れずバラでコンベアにより搬送する
場合があり、後者の場合は搬送コンベア2の代りに水切
り(通気)可能なネットコンベア16を用いればよい。
又更に、第2図に示した搬送コンベア2及び第6図に
示したネットコンベア16は各ブロックで切らず1本のも
のとしているが、好ましくは、各ブロック毎にコンベア
を可変速式に設けて、即ち、コンベアは、温浴装置8内
を通って果物3を搬送するコンベアの後に、冷浴装置12
内を通って果物3を搬送するコンベアが接続するように
して複数のコンベアにより構成すると共にこの各コンベ
アの移送(搬送)速度が夫々変更可能であるように設け
て、温浴装置8と冷浴装置12との各装置内での処理時間
(果物の滞在時間)をコントロールし、果物3の品目に
より処理時間を調整する如く構成するのがよい。
又、温浴装置8、冷浴装置12の配管部は断熱材で覆わ
れていることは言うまでもなく、温熱水タンク83も断熱
材を用いて覆い熱損失を少くしている。
更に、冷浴装置12としては、冷風室122等による冷気
浴方式について記述したが、これに代えて冷水シャワー
装置を設けて果物に冷水シャワーを浴びせ果物を急速に
冷却するシャワー方式、又は冷水浸漬槽を設けて該浸漬
槽内に果物を浸漬し急速に冷却する浸漬方式を用いるこ
とができる。
尚、温浴と冷浴の各温度、時間は移送方式と果物3の
品目によって若干異なることは言うまでもないが、温浴
装置8では約50℃〜65℃の温度で約5分以内の時間温浴
させる。冷浴装置12では0℃〜10℃の低温度で約10分〜
20分間冷浴させるのがよい。桃、キウイ、西洋なし(ラ
・フランス等)の場合は52℃〜57℃の温度で約2分間
(ラ・フランスは約1分間)温浴させ、0℃〜5℃の温
度で約15分間冷浴させるのが好ましい。
以上、図面について説明したが、上記の記述及び添付
の図面に含まれるすべての事項は実施の一例であって、
発明を制限するためのものではなく、特許請求の範囲に
記述した内容であれば、他の異なる実施例であってもよ
い。
[発明の作用効果] 本発明は、上記の如く、搬送コンベアにより搬送され
る果実に約50℃〜65℃の温熱水シャワーを約5分以内の
時間浴びせて果実を温浴させて加熱し果実の外表面に付
着した菌を滅菌する温浴装置と、この加熱された果実を
直接冷浴させて急速に冷却し果実が加熱前の体温よりも
低い体温になるまで冷浴させる冷浴装置とを具備したも
のであるから、該温熱水シャワーを果実に浴びせること
により、果物の生の新鮮さが保持されながら腐敗病菌は
殆ど死滅し繁殖しないので、低温貯蔵中はもとより低温
貯蔵後に、或いは、果物が出荷されてから市場及び小売
店を経て消費者に渡るまでの間において果実の腐敗を防
止することができて、市場、小売店及び消費者の信用が
得られる商品を得ることができると同時に貯蔵又は出荷
から消費者へ渡るまでの日持ち及び歩止まりを向上させ
ることができる効果がある上に、この温熱水シャワーを
果実に浴びせることにより、果実の外表面に付着した泥
等の異物を洗い落として果実をきれいに洗滌することが
できるでの、外観がきれいでみずみずしい果実を得るこ
とができて、果実の商品価値を高めることができる効果
があり、しかも温浴後の果実を直接(裸のまま)冷浴さ
せて果実が加熱前の体温よりも低い体温になるまで冷浴
させることにより、果実の生の新鮮さを保持しつつ果実
の追熟(熟度の進行による過熟)を防止できて、日持ち
及び歩止まりの向上に一層寄与できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はいずれも本発明の実施例を示す説明図
であり、第1図は実施例の概要を示すフローチャート、
第2図は滅菌処理装置の側面図、第3図は同じく平面
図、第4図は温浴装置の要部断面図、第5図は冷浴装置
の要部断面図、第6図は滅菌処理装置の他の実施例の全
体側面図である。 1……フレーム、2……搬送コンベア 201……コンベアチエン 202……バー、3……果物 4……容器、401……後部 5……供給部、6……送り出し部 7……受レール、8……温浴装置 81……ボイラー 82……蒸気供給制御装置 821……温度検知器、83……温熱水タンク 831……オーバーフロー口 84……ポンプ 85……温熱水シャワー装置 86……断熱枠 9……入口、10……出口 11……断熱カーテン、12……冷浴装置 121……断熱枠、122……冷風室 123……クーラー、124……吸引式送風機 125……送風ダクト、126……凝縮器 127……吸込口、128……ドレン抜き 129……循環口、13……入口 14……出口、15……断熱カーテン 16……ネットコンベア
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−151146(JP,A) 特開 昭51−139645(JP,A) 特開 昭55−54855(JP,A) 特公 昭35−6732(JP,B1) 木俣正夫著「水産技術叢書第1冊食品保 蔵学」(昭24年1月10日発行)朝倉書店, P.233

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】果実を搬送する搬送コンベアと、該搬送コ
    ンベアの搬送路に沿って設けられ、搬送される果実に約
    50℃〜65℃の温熱水シャワーを約5分以内の時間浴びせ
    て果実を温浴させて加熱し果実の外表面に付着した菌を
    滅菌する温浴装置と、前記搬送コンベアの搬送路に沿っ
    て設けられ、該温浴装置を通過した果実を直接冷浴させ
    て急速に冷却し果実が加熱前の体温よりも低い体温にな
    るまで冷浴させる冷浴装置とを具備したことを特徴とす
    る果実の滅菌処理装置。
  2. 【請求項2】前記冷浴装置は冷風室を有し、冷風室内で
    果実に冷風を吹きつけることにより果実を冷浴させて急
    速に冷却することを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の果実の滅菌処理装置。
  3. 【請求項3】前記搬送コンベアは、底に多数の穴がある
    容器に入れられた果実を1ケース毎に所定間隔で搬送す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に
    記載の果実の滅菌処理装置。
  4. 【請求項4】前記搬送コンベアは、水切り可能なネット
    コンベアで構成され、果実をバラで搬送することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の果実の
    滅菌処理装置。
  5. 【請求項5】前記搬送コンベアは、温浴装置内を通って
    果実を搬送するコンベアの後に、冷浴装置内を通って果
    実を搬送するコンベアが接続して複数のコンベアで構成
    され、各コンベアの移送速度が夫々可変であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか
    に記載の果実の滅菌処理装置。
JP15069084A 1984-07-20 1984-07-20 果実の滅菌処理装置 Expired - Lifetime JPH082240B2 (ja)

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JPS6128342A JPS6128342A (ja) 1986-02-08
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Title
木俣正夫著「水産技術叢書第1冊食品保蔵学」(昭24年1月10日発行)朝倉書店,P.233

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JPS6128342A (ja) 1986-02-08

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