JPS6261574A - 葉菜類の水洗、蘇生処理方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、はうれん草などの葉菜類で、採取後、食膳
に供するまでに萎れ易く傷み易い葉菜類の水洗、蘇生処
理方法およびその装置に関するものである。

「従来の技術」 はうれん草などの葉菜類は、いわゆる軟弱野菜と称せら
れ、その葉部分が脆弱であって、採取後放置することに
よって時間の経過とともに早く水分を喪失して萎れてし
まうのが特徴である。

そこでこれらの葉菜類を新鮮な中に販売するように採取
後水洗を行なっているが、この際これらの葉菜類を水中
に浸して行なうのが通常であり、それによって付着して
いる泥などを除き、また水分を与えて蘇生させている。

しかしこれらの軟弱野菜は、葉部分が軽く脆いので水に
漬けると浮いてしまい、また脱落するので、処理するに
当たっては注意深く行わねばならず、充分な処理ができ
難いのが現状である。

「発明の解決しようとする問題点」 この発明は軟弱野菜類の水洗、蘇生を出荷、販売に備え
て大量、連続的にそして限られれなスペース内において
迅速に処理することを目的とする「問題点を解決するた
めの手段」 コンテナー内に収納した軟弱野菜類をコンベアー上に載
せ、連続的に順次、水洗、第１次水切り、冷水散布、第
２次水切り工程を通過させて処理し出荷状態に至るよう
にした。

「作用」 コンテナー内に収納された軟弱野菜は、そのままの状態
でまず上下より水洗が行われ、つづいて冷水が散布され
ることによって、東部分を採取時の現状のままに保持し
つつ、水洗、蘇生が行われ、生鮮な状態を維持して作業
が連続的に行われることによって一定の低温に保持され
、スーパーマーケットなどの店舗に配送し、陳列するに
あたって新鮮な状態で大量に迅速に処理することができ
る。

「実施例」 第１図に示すのはこの発明の実施例であって、架台（Ａ
）上において、コンベアー（Ｂ）が配置されており、水
洗、蘇生を行う葉菜類が収納された適宜の通孔を有する
コンテナー（Ｃ）を図示矢印ａ方向に搬送する。なおこ
こで（Ｄ＞は搬送用チェーンを示し、（Ｅ）はチェーン
駆動装置、（Ｆ）はカバー、（Ｇ）は支脚である。

架台（Ａ）上方には図示最右側において、井戸水などが
落下する水洗用散水パイプ（１）がとりつけられており
、また架台（Ａ）上に沿って上方に向かつて噴出する水
洗用散水パイプ（２）がとりつけられており、これらの
流水はタンク（３）中に入り、排出パイプ（４）を経て
外部に捨てられ、一部は循環ポンプ（Ｐｌ）によって循
環パイプ（５）を通り、前記散水パイプ（２）より噴出
して再循環するようになっている。

これらの機構は葉菜類の水洗工程（Ｘ）となり、水洗の
処理を行う。

この水洗用散水パイプ（１）につづいて架台（Ａ）上に
第１次水切り工程（Ｙｌ）の空間（ＳＲ）を設け、コン
テナー（Ｃ）はこの個処を通過する間に前工程である水
洗工程（Ｘ）での散水の水切り操作を行い、そのときの
落下水も前記タンク（３）中に戻ることとなる。

つづいて蘇生工程（Ｚ）の冷水散水パイプ（６）が架台
（Ａ）上方に配置されており、これは架台（Ａ）下に配
置された冷水タンク（７）からの冷却水を、循環ポンプ
（Ｐ２）を通じてここに運びまれなコンテナー（Ｃ）内
の葉菜類上に散布する冷水タンク（７）は２〜４℃の冷
却水が常時供給、貯蔵されているが、その中にオゾン供
給装置（８）を設けてオゾンを供給し、殺菌、浄化、活
性化が行われる。

またこの冷水中にミネラル剤を添加することも有用であ
る。

ここで冷水散水パイプ（６）下に順次搬送されたコンテ
ナー（Ｃ）中の葉菜類には、一様に連続的に冷水が散布
されることによって、葉菜類の葉にそれを損なうことな
く水分が補給されこれによって萎縮した葉の蘇生がおこ
なわれる。

ついで第２次水切り工程（Ｙ２）の空間（Ｓ２）を経て
最終的な水切りが行われ、コンベアー（Ｂ）によって装
置外に運び出され、コンテナー（Ｃ）はそのまま保冷車
によって店頭に運ばれることとなる。

一例によれば、コンベアー（Ｂ）の速度０．３〜０．８
　ｍ／ｍ　ｉ　ｎ　、冷水散布水量１１０葭／ｍｉｎと
したときに、コンテナー（Ｃ）−個に当たる冷水散布水
量は１５０〜３００￥；７個であり、これは優に手揚げ
バケツ等で７杯分の水量に相当する。

この蘇生されたときの葉菜類自体の温度は３〜５℃であ
り、これによってそれらは一種の仮死状態となり、新鮮
度を長く余分に持続することができる。

なお前述のようにオゾン、ミネラルの補給も行えば一層
、衛生的であり、栄養分の添加に役立つ蘇生するに適す
る葉菜類は軟弱野菜と称せられるほうれん草、小松菜な
どが最適であるが、他にとうもろこし、枝豆などにもこ
の方法、装置は有効であり、その応用例は広い。

「発明の効果」 この発明は軟弱野菜と称せられるほうれん草などのその
東部分を損なうことなく、採取時の姿そのままに新鮮度
を維持して、販売に備えるために、大量に連続的に、そ
して迅速に、スペースをとらずに水洗、蘇生を行うこと
ができる処理方法、装置としてまことに合理的で有効で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の方法と装置の概略を示す説明図であ
る。 （Ａ）　　・・　・架台 （Ｂ）・・・コンベアー （Ｃ）・・・コンテナー （Ｄ）・・・搬送用チェーン （Ｅ）・・・チェーン駆動装置 （Ｆ）　　・・　・カバー （Ｇ）・・・支脚 （１）、（２）・・・水洗用散水パイプ（３）・・・タ
ンク （Ｐ　＋）、　　（Ｐ　２）・・・循環ポンプ（６）・
・・冷水用散水パイプ （７）・・・冷水タンク （８）・・・オゾン供給装置 特許出願人　　株式会社　フードサブライ手　　続　　
補　　正　　書 昭和６１年　４月１ｚ日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　水洗工程においてコンテナー内に収納した葉菜類の
   水洗を行い、つづいて第１次水切り工程を経て、蘇生工
   程において、前記コンテナー内の葉菜類の上より冷水を
   散布し、つぎに第２次水切り工程を通過し、それらを連
   続的に処理するようにしたことを特徴とする葉菜類の水
   洗、蘇生処理方法。 ２　架台上にコンベアーによって搬送される葉菜類の収
   納したコンテナーに対して、順次連続的に散水する水洗
   用散水パイプ、蘇生用冷水散水パイプを設け、それらの
   用水を供給するタンク、循環ポンプを設けたことを特徴
   とする葉菜類の水洗、蘇生装置。 ３　蘇生用冷水散水パイプの用水のタンク中に、オゾン
   供給装置を付設したことを特徴とする特許請求の範囲第
   ２項記載の葉菜類の水洗、蘇生処理装置。