JPH08224049A - ポリオレフィン系樹脂被覆フィルムおよび植物の栽培方法 - Google Patents

ポリオレフィン系樹脂被覆フィルムおよび植物の栽培方法

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JPH08224049A
JPH08224049A JP7318849A JP31884995A JPH08224049A JP H08224049 A JPH08224049 A JP H08224049A JP 7318849 A JP7318849 A JP 7318849A JP 31884995 A JP31884995 A JP 31884995A JP H08224049 A JPH08224049 A JP H08224049A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施設園芸ハウス・トンネル栽培において、無機
硫黄剤で土壌および/または植物を処理しても劣化を生
じない被覆フィルムおよび栽培方法を提供すること。 【解決手段】ヒンダードアミン系化合物、ハイドロタル
サイト類化合物および紫外線吸収剤を含有するポリオレ
フィン系樹脂被覆フィルムであり、該フィルムが、無機
硫黄剤で土壌および/または植物を処理する施設園芸ハ
ウス・トンネル栽培に用いられるポリオレフィン系樹脂
被覆フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施設園芸ハウス・
トンネル栽培において、土壌および/または植物を無機
硫黄剤で殺菌・殺虫処理を行っても劣化を生じない被覆
フィルム、その用途および植物の栽培方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、施設園芸におけるハウス、トンネ
ル等に用いられる被覆フィルムとしては、ポリ塩化ビニ
ルフィルムやポリエチレンフィルム、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体フィルム等のポリオレフィン系樹脂フィル
ムが主として使用されている。これらは一般に農ビ、農
ポリ、農サクビという通称で施設園芸用に広く用いられ
ている。特に農ビは日本国内において、被覆用としては
圧倒的によく用いられている。
【0003】施設園芸の目的は作物の栽培環境を人為的
に調節して、作物にとって好適な環境を作り出し、露地
栽培の不可能な時期に栽培を可能にすることや、生産性
の低い時期に高い生産性をあげようとするところにあ
る。したがって、環境要素(光、温度、湿度、炭酸ガス
濃度、水、土壌など)と作物の生育性の相関を知り、経
済性も考慮しながら、好適な生産環境を形成していく必
要がある。
【0004】施設という人工空間形成に必須の被覆資材
に要求される性能は、その使用目的や用途さらには対象
作物によって異なる。ハウスやトンネル用の一次被覆材
と保温カーテンなどの被覆材に求められる主な性能とし
て、耐候性(日当りのよい屋外での使用に長期間耐え得
る性能)、流滴性(ハウス、トンネル内部が高湿度下の
ため、被覆フィルム内面が結露による微小水滴に覆われ
てしまい透明性を悪化させる現象を防除する性能)、保
温性(夜間、施設内の温度を高く保つ性能)、透光性
(透明性)などがある。
【0005】一方、地球環境問題の世論の高まりの中
で、廃棄焼却時に塩酸ガスを発生するポリ塩化ビニル被
覆フィルム(農ビ)よりも、容易に完全燃焼可能で有害
ガスの心配のないポリオレフィン系樹脂被覆フィルムが
注目されてきている。さらに、ポリオレフィン系樹脂被
覆フィルムは農ビと比較して機械的諸特性(引裂き強
度、耐寒性等)および耐候性、熱安定性等に優れること
からも農ビからポリオレフィン系樹脂被覆フィルムへの
代替が進んでいる。
【0006】ところが、近年普及してきた農業用ポリオ
レフィン系樹脂被覆フィルムは、施設園芸ハウスなどに
展張後、作物に使用する農薬により、フィルムの耐久性
が著しく劣ることがわかってきた。この対策として、特
開昭63−175072号公報には、有機硫黄系、有機
塩素系、有機リン系などの農薬使用時に、熱可塑性樹脂
にヒンダードアミン系化合物とハイドロタルサイト類化
合物を配合した有機農薬耐性に優れた農業用フィルムが
開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、消費者の安全性
・自然派指向の流れを受け、農薬の低減が一層すすむ傾
向にある中で、殺菌剤として歴史のきわめて古い無機硫
黄剤、すなわち、石灰硫黄合剤、硫黄粉剤、水和硫黄
剤、硫黄くん煙剤などが消費者の安全性・自然派指向の
流れを受け多用される傾向がみられる。これら無機硫黄
剤を用いた場合にも、有機系農薬を用いた場合と同様、
農業用ポリオレフィン系樹脂被覆フィルムの耐候劣化が
起こることが多く、上記特開昭63−175072号公
報に記載の熱可塑性樹脂にヒンダードアミン系化合物と
ハイドロタルサイト類化合物を配合した農業用フィルム
でも、無機硫黄剤を用いた場合、必ずしも充分な耐候性
を保持できないことがわかった。とくに、果樹栽培は、
多年性であり着果時期など栽培の重要時期にフィルムが
劣化により破れたりすることは非常に大きな問題とな
る。本発明の目的は、地球環境に優しいポリオレフィン
系樹脂を基材とした被覆フィルムからなる施設園芸ハウ
ス・トンネルにおいて、無機硫黄剤を用いることによっ
て、低有機農薬の施設園芸ハウス・トンネル栽培用ポリ
オレフィン系樹脂被覆フィルムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、農業用被
覆フィルム、とりわけ、ポリオレフィン系樹脂を基材と
した農業用被覆フィルムとそれを用いてなる低有機農薬
の施設園芸方法について鋭意研究を重ねてきた結果、ヒ
ンダードアミン系化合物、ハイドロタルサイト類化合
物、紫外線吸収剤を含む農業用ポリオレフィン系樹脂フ
ィルムを被覆フィルムとしたハウス・トンネル内で無機
硫黄剤により土壌および/または植物を処理する場合に
おいて、上述の耐候劣化の問題を解消した作物栽培が可
能となることをみいだし本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち本発明は、ヒンダードアミン系化
合物、ハイドロタルサイト類化合物および紫外線吸収剤
を含有するポリオレフィン系樹脂被覆フィルムであり、
該フィルムが、無機硫黄剤で土壌および/または植物を
処理する施設園芸ハウス・トンネル栽培に用いられるこ
とを特徴とするポリオレフィン系樹脂被覆フィルム、そ
の用途および植物の栽培方法を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられるヒンダードアミン系化合物は、好ま
しくは、分子量が250以上で、4−位に置換基を有す
る2,2,6,6−テトラアルキルピペリジン誘導体で
あり、その4−位の置換基としては、例えばカルボン酸
残基、アルコキシ基、アルキルアミノ基等が挙げられ、
またN−位にはアルキル基が置換していてもよい。具体
的には、下記(1)〜(22)式に示す化合物を例示す
ることができる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】本発明に用いられるヒンダードアミン系化
合物の配合量は、耐候性の点でポリオレフィン系樹脂被
覆フィルム中、0.02重量%以上が好ましい。フィル
ムの外観、特に、ブルーミング現象を抑制する点で5重
量%以下が好ましい。さらに好ましくは、0.1〜2重
量%である。またこれらのヒンダードアミン系化合物は
単独で用いても2種類以上を併用してもかまわない。ヒ
ンダードアミン系化合物の中でも、例えば、上記式
(6)〜(8)で示される化合物が、得られる被覆フィ
ルムの耐候性と外観の点でとくに好ましい。
【0015】本発明に用いられるハイドロタルサイト類
としては、一般式(1) M2+ 1-x Al x (OH)2 (An-x/n ・mH2 O (1) (式中、M2+は、マグネシウム、カルシウムおよび亜鉛
よりなる群から選ばれた2価金属イオンを示し、xおよ
びmは次の条件、0<x<0.5、0≦m≦2を満足
し、An-は、n価のアニオンを示す。)で示される化合
物である。n価のアニオンしては特に限定されず、Cl
- 、Br - 、I- 、NO3 - ClO4 - 、SO4 2- 、C
3 2- 、SiO3 2- 、HPO4 3- 、HBO4 3- 、PO4
3-、Fe(CN)4 3- 、Fe(CN)4 4- 、CH3 CO
- 、C6 4 (OH)COO- 、(COO)2 2- 、テ
レフタル酸イオン、ナフタレンスルホン酸イオン等のア
ニオンが挙げられる。具体例としては、例えば、天然ハ
イドロタルサイト(Mg0.75Al0.25 (OH)2 (CO
3 0.125 ・0.5 H2 O)、合成ハイドロタルサイト
(Mg0.69Al 0.31(OH)2 (CO3 0.15・0.54H
2 O 商品名:DHT−4A 協和化学工業製)などが
挙げられる。
【0016】本発明に用いられるハイドロタルサイト類
化合物の配合量は、ポリオレフィン系樹脂被覆フィルム
中、0.1重量%以上が耐候性改良効果の点で好まし
い。フィルムの透明性とフィルムの強度の点から25重
量%以下が好ましい。より好ましい配合量は、1〜10
重量%である。ハイドロタルサイト類化合物の平均粒子
径は、得られる被覆フィルムの透明性の点で5μm以
下、好ましくは0.05〜2μmである。またフィルム
に対する分散性を向上させるためハイドロタルサイト類
化合物に高級脂肪酸、高級脂肪酸のアルカリ金属塩等に
よる表面処理を施してもよい。
【0017】本発明に用いられる紫外線吸収剤は、ベン
ゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外
線吸収剤、ベンゾエート系紫外線吸収剤、シアノアクリ
レート系紫外線吸収剤に大別される。具体的には、例え
ば、下記式(23)〜(31)のような化合物が挙げら
れる。
【0018】
【0019】本発明に用いられる紫外線吸収剤の配合量
は、耐候性向上の点でポリオレフィン系樹脂被覆フィル
ム中、0.01重量%以上が好ましい。フィルムの外観
特にブルーミング現象を抑制する点で3重量%以下が好
ましい。より好ましい配合量は、0.05〜1重量%で
ある。またこれらの紫外線吸収剤は単独で用いても2種
類以上を併用してもかまわない。
【0020】本発明に用いられるポリオレフィン系樹脂
としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のエチレン
または炭素数3〜10のα−オレフィンの単独重合体、
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1
共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合
体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−オクテン
共重合体などのエチレンと炭素数3〜10のα−オレフ
ィンとの共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メチルメタク
リレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル−メチルメタ
クリレート共重合体、アイオノマー樹脂などのエチレン
を主成分とするエチレンと極性ビニル基等を有する異種
単量体との共重合体などが挙げられる。
【0021】これらの樹脂のなかでも、ポリエチレン、
特に密度0.93g/cm3 以下の低密度ポリエチレン
やエチレン−α−オレフィン共重合体または酢酸ビニル
含有量が30重量%以下のエチレン−酢酸ビニル共重合
体などが透明性や柔軟性に優れ、かつ安価なフィルムが
得られる点で好ましい。
【0022】本発明のポリオレフィン系樹脂被覆フィル
ムの厚みは、フィルムの強度の点で0.02mm以上が
好ましく、中継ぎ加工性や被覆作業性などの2次加工性
の点で0.3mm以下が好ましい。より好ましいフィル
ム厚みは、0.03〜0.2mmである。
【0023】本発明の被覆フィルムには、本発明の目的
を損なわない範囲で、流滴剤、熱安定剤、耐候剤、紫外
線吸収剤、充填剤、防霧剤、滑剤、着色剤などの種々の
添加剤を加えることができる。
【0024】たとえば、本発明の被覆フィルムの内面が
結露による微小水滴に覆われることによって、該フィル
ムの透明性が悪化する現象を防止する目的で添加される
流滴剤には常温(23℃)で固体状のものと液状のもの
とがある。固体状の流滴剤としては、非イオン性界面活
性剤、例えば、ソルビタンモノステアレート、ソルビタ
ンモノパルミテート、ソルビタンモノベヘネートなどの
ソルビタン脂肪酸エステル系界面活性剤、グリセリンモ
ノラウレート、グリセリンモノパルミテート、グリセリ
ンモノステアレート、ジグリセリンジステアレート、ト
リグリセリンモノステアレートなどのグリセリン脂肪酸
エステル系界面活性剤、ポリエチレングリコールモノパ
ルミテート、ポリエチレングリコールモノステアレート
などのポリエチレングリコール系界面活性剤、アルキル
フェノールのアルキレンオキシド付加物、ソルビタン/
グリセリン縮合物と有機酸とのエステルなどが挙げられ
る。また液状の流滴剤としては、例えば、グリセリンモ
ノオレート、ジグリセリンモノオレート、ジグリセリン
セスキオレート、テトラグリセリンモノオレート、ヘキ
サグリセリンモノオレート、グリセリンペンタオレー
ト、ジグリセリンペンタオレート、テトラグリセリンペ
ンタオレート、ヘキサグリセリンペンタオレート、テト
ラグリセリンモノラウレート、ヘキサグリセリンモノラ
ウレート等のグリセリン系脂肪酸エステル、また、ソル
ビタンモノオレート、ソルビタンジオレート、ソルビタ
ンペンタオレート等のソルビタン脂肪酸エステルが挙げ
られる。
【0025】防霧剤としては、パーフルオロアルキル
基、ω−ヒドロフルオロアルキル基等を有するフッ素化
合物(特にフッ素系界面活性剤)、アルキルシロキサン
基を有するシリコン系化合物(特にシリコン系界面活性
剤)等が挙げられる。熱安定剤としては、2,6−ジア
ルキルフェノール誘導体や2−アルキルフェノール誘導
体などのヒンダードフェノール系化合物、2価のイオウ
原子を含むチオール結合もしくはチオエーテル結合を有
するイオウ系化合物または、3価のリン原子を含む亜リ
ン酸エステル系化合物などが、挙げられる。耐候剤とし
てはニッケル系化合物などが挙げられる。充填剤として
は、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化アルミニ
ウム、酸化珪素、酸化チタン、水酸化リチウム、水酸化
マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸カリウ
ム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸亜鉛、硫
酸アルミニウム、燐酸リチウム、燐酸ナトリウム、燐酸
カリウム、燐酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸カ
ルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸チタン、アルミン酸
ナトリウム、アルミン酸カリウム、アルミン酸カルシウ
ム、アルミノ珪酸ナトリウム、アルミノ珪酸カリウム、
アルミノ珪酸カルシウム、カオリン、タルク、クレーな
どが、それぞれ用いられる。
【0026】本発明のポリオレフィン系樹脂被覆フィル
ムは、単層でも多層フィルムであってもよく、各層の樹
脂、添加剤の配合は異なっていてもよい。多層構成の場
合、各層はヒンダードアミン系化合物、ハイドロタルサ
イト類化合物および紫外線吸収剤のうちの少なくとも1
つを含むポリオレフィン系樹脂組成物からなるものであ
る。各層の樹脂、添加剤の配合は異なっていてもよく、
3種3層や2種3層の構成がよく用いられ、施設の外側
に面する層には防塵処理が、施設の内側に面する層には
流滴、防霧処理が、中間層には無機充填剤等を主とした
保温剤等を主とした保温剤が用いられていてもよい。
【0027】流滴処理の方法としては、上述した流滴剤
を配合する方法以外に、フィルムの少なくとも内面(施
設の内側に面する面)に防曇性(流滴性)被膜を形成さ
せる方法が例示できる。かかる防曇性被膜とは、例え
ば、特公昭49−32668 号公報、特公昭50−11348号公報
などに記載されているコロイダルシリカやコロイダルア
ルミナなどの無機酸化ゾルのコーティング膜およびその
応用として特公昭63−45432 号公報、特公昭63−45717
号公報、特公昭64−02158 号公報、特開平3−207643号
公報に記載されている無機酸化ゾルと有機化合物(界面
活性剤や樹脂など)などのコーティング膜、界面活性剤
を主成分とする液のコーティング膜、親水性樹脂を主成
分とする膜(ここで用いる親水性樹脂としては、ポリビ
ニルアルコール、多糖類、ポリアクリル酸などが挙げら
れ、被膜形成の方法は、コーティング法でもよいし、親
水性樹脂を主成分とする膜を製膜後、フィルムに積層す
るものでもよい。)などが好ましく用いられる。また、
これら防曇性覆膜は2層以上積層されていてもよい。
【0028】本発明のポリオレフィン系樹脂被覆フィル
ムは、例えば、以下の方法によって製造される。ポリオ
レフィン系樹脂に所定量のヒンダードアミン系化合物、
ハイドロタルサイト類化合物、紫外線吸収剤および必要
に応じて流滴剤、熱安定剤、耐候剤、など各種添加剤
を、例えばリボンブレンダー、スーパーミキサー、バン
バリーミキサー、1軸あるいは2軸押出機などの通常の
混合・混練機によって混合・混練し、次いで例えば、押
出Tダイフィルム成形法、インフレーションフィルム成
形法など通常の成形法でフィルムを製造することができ
る。
【0029】上記方法で得られたポリオレフィン系樹脂
被覆フィルムは、施設園芸ハウス・トンネルの被覆フィ
ルムとして好適に使用される。本発明で用いられる施設
園芸ハウス・トンネルとは、通常、農家等で使用されて
いるものであり、本発明のポリオレフィン系樹脂被覆フ
ィルムにて被覆されたものである。また、施設園芸ハウ
ス・トンネルに内張りカーテンを設置する場合も該フィ
ルムを用いることができる。
【0030】本発明に用いられる無機硫黄剤としては、
例えば、石灰硫黄合剤、硫黄粉剤、水和硫黄剤、硫黄く
ん煙剤、石灰硫黄エアゾルなどが挙げられる。これら無
機硫黄剤は、農薬ハンドブック1985年版(農薬ハン
ドブック1985年版編集委員会編 日本植物防疫協会
発行 1985年)に「無機硫黄剤は、殺菌剤としての
殺菌成分は硫黄単体の微粒子と考えられている。その作
用機作は単体硫黄による病原菌の電子伝達系遮断による
もので、それにより菌のATP合成が阻害され死滅にい
たるものである。殺菌剤としての応用は1851年フラ
ンスでの石灰硫黄合剤の使用に始まる。作用特性として
は、さび病、うどんこ病に殺菌効果を持ち、ハダニ、カ
イガラムシに対して殺虫効果を有している。りんご、か
き、くり、なし、もも、ぶどう、みかんなど果樹類をは
じめ、いちご、メロン、スイカ、きゅうり、野菜、ホッ
プ、ムギ類、バラ、キク、スイトピー、茶、松、桑、芝
などに適用されることが多い。(その用途、使用方法に
ついてさらに詳しく記載されている。)。」と記載され
ているとおり、主に殺菌、殺虫を目的として、土壌およ
び/または植物の処理に使用されるものである。
【0031】本発明の無機硫黄剤で土壌および/または
植物を処理する方法とは、通常、上述した本発明のポリ
オレフィン系樹脂被覆フィルムを覆われた施設園芸ハウ
ス・トンネル内において、少なくとも1度の無機硫黄剤
の散布を意味し、散布時期は栽培する植物の栽培を開始
する前後のいずれの時期でもよい。無機硫黄剤の散布方
法および散布量は上記農薬ハンドブックに記載されてい
る方法および量が準用できる。
【0032】本発明で行われる植物の施設園芸ハウス・
トンネル栽培方法は、上記した無機硫黄剤で土壌および
/または植物を処理することを特徴とする栽培方法であ
る。栽培される植物として例えば、りんご、かき、な
し、もも、ぶどう、みかんなどの果樹類や、イチゴ、メ
ロン、スイカ、キュウリ、野菜、バラ、キクなどが挙げ
られる。無機硫黄剤としては前記したような石灰硫黄合
剤、水和硫黄剤、硫黄くん煙剤などが好ましく用いられ
る。無機硫黄剤は天然にある硫黄元素を含むものであ
り、有機系農薬の散布回数を減らす目的で用いられる。
特にバラ(うどんこ病、ハダニ)、イチゴ(うどんこ
病、ハダニ、灰色かび病)、キク(しろさび病)などの
栽培に、電熱式硫黄くん蒸が有機系農薬低減に大きな効
果を挙げている。また、かき、ぶどう、みかんなどの果
樹類の栽培には石灰硫黄合剤が好ましく用いられる。
【0033】
【発明の効果】本発明のポリオレフィン系樹脂被覆フィ
ルムを用いたハウス・トンネル栽培において、無機硫黄
剤で土壌および/または植物を処理した場合、通常引き
起こされる被覆フィルムの耐候性低下を著しく抑制で
き、かつ有機系農薬の低減が可能となる。とりわけ果樹
栽培は、多年性であるため、着果時期など栽培の重要時
期にフィルムが劣化により破れたりすることは非常に大
きな問題となるが、本発明の被覆フィルムを用いること
によって、長期に安定した栽培が可能となる。さらに、
例えば、イチゴ、メロン、スイカ、キュウリ、バラ、鉢
花類、シダなどの電熱式硫黄くん煙による有機系農薬低
減栽培も本発明により可能となる。本発明により、無機
硫黄剤に耐性があり環境に優しいポリオレフィン系樹脂
被覆フィルムを提供でき、有機系農薬を著しく低減した
作物栽培が可能となる。さらに、本発明のフィルムはマ
ルチングフィルムとしても用いることができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。なお実施例中の試験法
は次の通りである。 (耐候性試験)JIS1号ダンベルで打ち抜いた試験片
を7倍水希釈した石灰硫黄合剤(多硫化カルシウム2
7.5%水溶液 北興化学工業製)に24時間浸漬後、
洗浄、乾燥処理を施した。この試験片をサンシャインウ
ェザー・オ・メーター(スガ試験機社製)においてブラ
ックパネル温度63℃の条件下で経時曝露させた。経時
させた試験片について、オートグラフDSS100(島
津製作所製)を用いて、引張試験を行ない伸び率(%)
を測定し、伸び率がもとの試験片の伸び率に対して半分
になったときの耐候性試験時間(以下、「耐候性半減
期」という)を求めた。この時間の値が大きいほど耐候
性が優れていることを示し、1000時間を本テストの
合格レベルとした。 伸び率(%)=〔破断時における標線間距離(mm)−
引張試験前の標線間距離(mm)〕÷〔引張試験前の標
線間距離(mm)〕×100
【0035】(実施例1)エチレン−酢酸ビニル共重合
体(商品名エバテートH2020 酢酸ビニル含有量1
5重量% 住友化学工業製)に、ヒンダードアミン系化
合物A(商品名チヌビン622−LD チバガイギー
製)0.6重量%、ハイドロタルサイト類化合物(商品
名DHT−4A 協和化学工業製)8.0重量%、紫外
線吸収剤(商品名スミソーブ130 住友化学製)0.
1重量%、酸化防止剤R(商品名 イルガノックス10
10 チバガイギー製)0.1重量%、防曇剤としてモ
ノグリセリンモノステアレート1.4重量%、ジグリセ
リンジステアレート0.6重量%、滑剤としてステアリ
ン酸アミド0.2重量%(いずれも樹脂組成物中の重量
%を示す。)を加え、バンバリーミキサーを用いて13
0℃、5分間混練後、造粒機により造粒し、組成物ペレ
ットを得た。これを樹脂組成物とする。次に、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(商品名エバテートD2011
酢酸ビニル含有量5重量% 住友化学工業製)に、ヒ
ンダードアミン系化合物A0.6重量%、紫外線吸収剤
(商品名スミソーブ130 住友化学製)0.1重量
%、酸化防止剤R0.1重量%、モノグリセリンモノス
テアレート1.4重量%、ジグリセリンジステアレート
0.6重量%、ステアリン酸アミド0.2重量%(いず
れも樹脂組成物中の重量%を示す。)を加え、樹脂組成
物と同様にペレットを得た。これを樹脂組成物とす
る。樹脂組成物を中間層に、樹脂組成物を両外層と
してインフレーションフィルム成形機によってフィルム
厚み100μmのフィルム(中間層60μm、両外層2
0μm)を作製し、耐候性試験を行なった。結果は第1
表に示したとおり優れたものであった。
【0036】(実施例2〜4)第1表に示した配合であ
る以外は実施例1と同様にして、フィルムを得、耐候性
試験を行なった。結果は第1表に示したとおり優れたも
のであった。
【0037】(実施例5)実施例1において樹脂組成物
、にさらに防霧剤としてフッ素系界面活性剤(商品
名 ユニダインRS403、ダイキン工業製)をそれぞ
れ0.1重量%添加した以外は実施例1と同様にしてフ
ィルムを得、耐候性試験を行った耐候性半減期は100
0時間以上であった。
【0038】(比較例1〜4)第1表に示した配合であ
る以外は実施例1と同様にして、フィルムを得、耐候性
試験を行なった。結果は第1表に示したとおり劣ったも
のとなった。(但し、耐候性試験において石灰硫黄合剤
液浸漬しなかった場合には比較例3を除いて全例とも耐
候性半減期1000時間以上であった。)
【0039】(実施例6)実施例1のフィルムを被覆し
たハウスでぶどう栽培試験(島根県:デラウェア、東西
棟APハウス、1994年2月〜8月の間栽培し、2月
に1度、石灰硫黄合剤20倍希釈液を1反当たり100
リットルの割合で散布した。)を実施した。8月に南面フィ
ルムをサンプリングし、引っ張り試験を上記耐候性試験
に準じて行なった。結果は引っ張り強度、伸びとも90
%以上の保持率であり、劣化は全く無かった。
【0040】(比較例5)比較例1のフィルムを用いて
実施例5と同様に行なった。フィルムは一部ハウス骨材
のところで破れが生じた。
【0041】(実施例7)実施例1のフィルムを被覆し
たハウスでいちご栽培試験(岐阜県:とよのか、東西棟
APハウス、1993年10月〜5月の間栽培し、電熱
式硫黄くん蒸剤(商品名 新こなでん 東海物産製)に
よるくん蒸を行なった。くん蒸方法はハウス内100m
3 当たり、くん蒸装置を1台設置し、1日8時間の割合
で毎日くん蒸を行なった。硫黄くん蒸剤の使用量は、2
ケ月で50gであった。栽培期間中うどんこ病、灰色か
び病、ハダニなどを完全に抑えた。5月に南面フィルム
をサンプリングし、引っ張り試験を上記耐候性試験に準
じて行なった。結果は引っ張り強度、伸びとも90%以
上の保持率であり、劣化は全く無かった。
【0042】(比較例6)比較例1のフィルムを用いて
実施例6と同様に行なった。結果は引っ張り強度、伸び
とも約40%の保持率に低下していた。
【0043】
【表1】
【0044】(参考例1)エチレン−酢酸ビニル共重合
体(商品名エバテートH2020 酢酸ビニル含有量1
5重量% 住友化学工業製)に、ヒンダードアミン系化
合物A(商品名チヌビン622−LD チバガイギー
製)0.3重量%、ハイドロタルサイト類化合物(商品
名アルカマイザーDHT4A 協和化学工業製)3.0
重量%、紫外線吸収剤(商品名スミソーブ130 住友
化学製)0.1重量%、酸化防止剤R(商品名 イルガ
ノックス1010 チバガイギー製)0.1重量%、防
曇剤としてモノグリセリンモノステアレート1.4重量
%、ジグリセリンジステアレート0.6重量%、滑剤と
してステアリン酸アミド0.2重量%(いずれも樹脂組
成物中の重量%を示す。)を加え、バンバリーミキサー
を用いて130℃、5分間混練後、造粒機により造粒
し、組成物ペレットを得た。これを樹脂組成物(1)とす
る。次に、エチレン−酢酸ビニル共重合体(商品名エバ
テートD2011酢酸ビニル含有量5重量% 住友化学
工業製)に、ヒンダードアミン系化合物A0.3重量
%、紫外線吸収剤(商品名スミソーブ130 住友化学
製)0.1重量%、酸化防止剤R0.1重量%、モノグ
リセリンモノステアレート1.4重量%、ジグリセリン
ジステアレート0.6重量%、ステアリン酸アミド0.
2重量%(いずれも樹脂組成物中の重量%を示す。)を
加え、樹脂組成物(1) と同様にペレットを得た。これを
樹脂組成物(2) とする。樹脂組成物(1) を中間層に、樹
脂組成物(2) を両外層としてインフレーションフィルム
成形機によってフィルム厚み100μmのフィルム(中
間層60μm、両外層20μm)を作製し、石灰硫黄剤
に処理をおこなうことなく、耐候性試験を行なった。結
果は耐候性半減期が950 時間であった。
【0045】(参考例2)紫外線吸収剤(商品名スミソ
ーブ130 住友化学製)を使用しない以外は参考例1
と同様にして、フィルム厚み100μmのフィルム(中
間層60μm、両外層20μm)を作製し、石灰硫黄剤
に処理をおこなうことなく、耐候性試験を行なった。結
果は耐候性半減期が900 時間であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/00 KED C08L 23/00 KED (72)発明者 子川 英雄 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 工藤 亜希 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒンダードアミン系化合物、ハイドロタル
    サイト類化合物および紫外線吸収剤を含有するポリオレ
    フィン系樹脂被覆フィルムであり、該フィルムが、無機
    硫黄剤で土壌および/または植物を処理する施設園芸ハ
    ウス・トンネル栽培に用いられることを特徴とするポリ
    オレフィン系樹脂被覆フィルム。
  2. 【請求項2】ヒンダードアミン系化合物が0.02〜5
    重量%、ハイドロタルサイト類化合物が、0.1〜25
    重量%および紫外線吸収剤が0.01〜3重量%含有さ
    れている請求項1記載のポリオレフィン系樹脂被覆フィ
    ルム。
  3. 【請求項3】ポリオレフィン系樹脂被覆フィルムが少な
    くとも2以上の層からなる多層構成である請求項1また
    は2記載のポリオレフィン系樹脂被覆フィルム。
  4. 【請求項4】ポリオレフィン系樹脂がポリエチレン、エ
    チレン−α−オレフィン共重合体、またはエチレン−酢
    酸ビニル共重合体である請求項1、2または3記載のポ
    リオレフィン系樹脂被覆フィルム。
  5. 【請求項5】ポリオレフィン系樹脂が密度0.93g/
    cm3 以下の低密度ポリエチレンである請求項1、2、
    3または4記載のポリオレフィン系樹脂被覆フィルム。
  6. 【請求項6】無機硫黄剤が石灰硫黄合剤、硫黄粉剤、水
    和硫黄剤、硫黄くん煙剤または石灰硫黄エアゾールであ
    る請求項1記載のポリオレフィン系樹脂被覆フィルム。
  7. 【請求項7】ヒンダードアミン系化合物、ハイドロタル
    サイト類化合物および紫外線吸収剤を含有するポリオレ
    フィン系樹脂被覆フィルムで被覆された施設園芸ハウス
    ・トンネル内で、土壌および/または植物を無機硫黄剤
    で処理する方法。
  8. 【請求項8】ヒンダードアミン系化合物が0.02〜5
    重量%、ハイドロタルサイト類化合物が、0.1〜25
    重量%および紫外線吸収剤が0.01〜3重量%含有さ
    れているポリオレフィン系樹脂被覆フィルムで被覆され
    た施設園芸ハウス・トンネル内で、土壌および/または
    植物を無機硫黄剤で処理する方法。
  9. 【請求項9】ポリオレフィン系樹脂被覆フィルムが少な
    くとも2以上の層からなる多層構成である請求項7また
    は8記載の方法。
  10. 【請求項10】ポリオレフィン系樹脂がポリエチレン、
    エチレン−α−オレフィン共重合体、またはエチレン−
    酢酸ビニル共重合体である請求項7、8または9記載の
    方法。
  11. 【請求項11】ポリオレフィン系樹脂が密度0.93g
    /cm3 以下の低密度ポリエチレンである請求項7、
    8、9または10記載の方法。
  12. 【請求項12】無機硫黄剤が石灰硫黄合剤、硫黄粉剤、
    水和硫黄剤、硫黄くん煙剤または石灰硫黄エアゾールで
    ある請求項7記載のポリオレフィン系樹脂被覆フィル
    ム。
  13. 【請求項13】ヒンダードアミン系化合物、ハイドロタ
    ルサイト類化合物および紫外線吸収剤を含有するポリオ
    レフィン系樹脂被覆フィルムで被覆された施設園芸ハウ
    ス・トンネル内で、土壌および/または植物を無機硫黄
    剤で処理する植物の栽培方法。
  14. 【請求項14】植物が果樹類である請求項13記載の栽
    培方法。
  15. 【請求項15】植物がイチゴ、メロン、スイカ、キュウ
    リ、バラまたはキクである請求項13記載の栽培方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003105142A (ja) * 2001-06-25 2003-04-09 Mitsubishi Chem Mkv Co ポリオレフィン系農業用フィルム
JP2008126462A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Sumitomo Chemical Co Ltd 積層フィルムおよび農園芸用施設
WO2010081625A2 (en) 2009-01-19 2010-07-22 Basf Se Organic black pigments and their preparation

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