JPH08223763A - ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部補強体 - Google Patents
ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部補強体Info
- Publication number
- JPH08223763A JPH08223763A JP7023156A JP2315695A JPH08223763A JP H08223763 A JPH08223763 A JP H08223763A JP 7023156 A JP7023156 A JP 7023156A JP 2315695 A JP2315695 A JP 2315695A JP H08223763 A JPH08223763 A JP H08223763A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- rubber
- semiconductive layer
- power cable
- plastic power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電気ストレスにより絶縁破壊が発生することな
く、接続部の小型化を図ることができるゴム・プラスチ
ック電力ケーブルの接続部補強体を提供する。 【構成】このゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部
補強体１０は、円筒形で端部１０ａがテーパ状に一体成
形されたもので、内側から内部半導電層１２、絶縁層１
４、外部半導電層１６を有するものである。なお内部半
導電層１２は、胴部１２ａの肉厚を端部１２ｂの肉厚よ
り薄く形成するとともに端部１２ｂを曲面状に形成され
ており、この胴部１２ａに対応する絶縁層１４の部分お
よび外部半導電層１６の部分は縮径しているものであ
る。
く、接続部の小型化を図ることができるゴム・プラスチ
ック電力ケーブルの接続部補強体を提供する。 【構成】このゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部
補強体１０は、円筒形で端部１０ａがテーパ状に一体成
形されたもので、内側から内部半導電層１２、絶縁層１
４、外部半導電層１６を有するものである。なお内部半
導電層１２は、胴部１２ａの肉厚を端部１２ｂの肉厚よ
り薄く形成するとともに端部１２ｂを曲面状に形成され
ており、この胴部１２ａに対応する絶縁層１４の部分お
よび外部半導電層１６の部分は縮径しているものであ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム・プラスチック電
力ケーブルの接続部補強体に関するものである。
力ケーブルの接続部補強体に関するものである。
【０００２】
【従来技術】図４は従来のゴム・プラスチック電力ケー
ブルの接続部補強体１を示すものである。この接続部補
強体１は、円筒形で端部１ａがテーパ状に一体成形され
たもので、内側から内部半導電層２、絶縁層３、外部半
導電層４を有するものである。なお、内部半導電層２お
よび外部半導電層３は、架橋もしくは未架橋の導電性ゴ
ムを使用し、絶縁層４は架橋もしくは未架橋の絶縁性ゴ
ム・プラスチックを使用する。また、内部半導電層２の
端部２ａは、曲面状に成形されており、電気ストレスを
緩和し、電界を均一にする構造になっている。
ブルの接続部補強体１を示すものである。この接続部補
強体１は、円筒形で端部１ａがテーパ状に一体成形され
たもので、内側から内部半導電層２、絶縁層３、外部半
導電層４を有するものである。なお、内部半導電層２お
よび外部半導電層３は、架橋もしくは未架橋の導電性ゴ
ムを使用し、絶縁層４は架橋もしくは未架橋の絶縁性ゴ
ム・プラスチックを使用する。また、内部半導電層２の
端部２ａは、曲面状に成形されており、電気ストレスを
緩和し、電界を均一にする構造になっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部補強体
は、内部半導電層の端部を曲面状に成形しても、曲面が
小さく、電気ストレスの緩和をすることができない。そ
こで、内部半導電層の肉厚を厚くして、端部を曲面状に
成形することにより、曲面を大きくするという方法が採
用されているが、内部半導電層の肉厚を厚くしなければ
ならないため、接続部補強体が大型化してしまい、ケー
ブル接続部上に挿入する際に、大きな挿入力が必要とな
るという問題がある。
うなゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部補強体
は、内部半導電層の端部を曲面状に成形しても、曲面が
小さく、電気ストレスの緩和をすることができない。そ
こで、内部半導電層の肉厚を厚くして、端部を曲面状に
成形することにより、曲面を大きくするという方法が採
用されているが、内部半導電層の肉厚を厚くしなければ
ならないため、接続部補強体が大型化してしまい、ケー
ブル接続部上に挿入する際に、大きな挿入力が必要とな
るという問題がある。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、上記の課題を解決し、電気ス
トレスにより絶縁破壊が発生することなく、接続部の小
型化を図り、挿入力を小さくすることができるゴム・プ
ラスチック電力ケーブルの接続部補強体を提供すること
にある。
トレスにより絶縁破壊が発生することなく、接続部の小
型化を図り、挿入力を小さくすることができるゴム・プ
ラスチック電力ケーブルの接続部補強体を提供すること
にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、内部半導電層、絶縁層、外部半導電層が
一体成形されたゴム・プラスチック電力ケーブルの接続
部補強体において、前記内部半導電層は、胴部の肉厚を
端部の肉厚より薄く形成するとともに、端部を曲面状に
形成し、かつ絶縁層および外部半導電層は内部半導電層
の胴部に対応する部分が縮径しているものである。
成するために、内部半導電層、絶縁層、外部半導電層が
一体成形されたゴム・プラスチック電力ケーブルの接続
部補強体において、前記内部半導電層は、胴部の肉厚を
端部の肉厚より薄く形成するとともに、端部を曲面状に
形成し、かつ絶縁層および外部半導電層は内部半導電層
の胴部に対応する部分が縮径しているものである。
【０００６】
【作用】上記のように、本発明のゴム・プラスチック電
力ケーブルの接続部は、内部半導電層を、胴部の肉厚を
端部の肉厚より薄く形成するとともに、端部を曲面状に
形成し、かつ絶縁層および外部半導電層は内部半導電層
の胴部に対応する部分が縮径しているものなので、内部
半導電層の肉厚を厚くすることなく端部の曲面を大きく
することができる。また、内部半導電層の胴部の肉厚が
薄いので、絶縁層および外部半導電層の胴部に対応する
部分を縮径することができる。更に、絶縁層および外部
半導電層の胴部に対応する部分が縮径されることにより
可撓性が向上し、挿入力を小さくすることができる。
力ケーブルの接続部は、内部半導電層を、胴部の肉厚を
端部の肉厚より薄く形成するとともに、端部を曲面状に
形成し、かつ絶縁層および外部半導電層は内部半導電層
の胴部に対応する部分が縮径しているものなので、内部
半導電層の肉厚を厚くすることなく端部の曲面を大きく
することができる。また、内部半導電層の胴部の肉厚が
薄いので、絶縁層および外部半導電層の胴部に対応する
部分を縮径することができる。更に、絶縁層および外部
半導電層の胴部に対応する部分が縮径されることにより
可撓性が向上し、挿入力を小さくすることができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図１はゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部補
強体１０を示すものである。この接続部補強体１０は、
円筒形で端部１０ａがテーパ状に一体成形されたもの
で、内側から円筒状の内部半導電層１２、絶縁層１４、
外部半導電層１６を有するものである。
る。図１はゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部補
強体１０を示すものである。この接続部補強体１０は、
円筒形で端部１０ａがテーパ状に一体成形されたもの
で、内側から円筒状の内部半導電層１２、絶縁層１４、
外部半導電層１６を有するものである。
【０００８】なお、内部半導電層１２および外部半導電
層１６は、架橋もしくは未架橋の導電性ゴムを使用し、
絶縁層１４は架橋もしくは未架橋の絶縁性ゴム・プラス
チックを使用する。
層１６は、架橋もしくは未架橋の導電性ゴムを使用し、
絶縁層１４は架橋もしくは未架橋の絶縁性ゴム・プラス
チックを使用する。
【０００９】前記内部半導電層１２は、胴部１２ａの肉
厚を端部１２ｂの肉厚より薄く成形するとともに、端部
１２ｂを曲面状に成形したものである。このように胴部
１２ａの肉厚を薄く成形することにより、絶縁層１４お
よび外部半導電層１６は、内部半導電層１２の胴部１２
ａに対応する部分を縮径することができる。また、内部
半導電層１２の肉厚を厚くすることなく、端部の曲面を
大きくすることができる。
厚を端部１２ｂの肉厚より薄く成形するとともに、端部
１２ｂを曲面状に成形したものである。このように胴部
１２ａの肉厚を薄く成形することにより、絶縁層１４お
よび外部半導電層１６は、内部半導電層１２の胴部１２
ａに対応する部分を縮径することができる。また、内部
半導電層１２の肉厚を厚くすることなく、端部の曲面を
大きくすることができる。
【００１０】図２は接続部補強体の電気ストレス分布を
示すもので、上記のように内部半導電層１２を成形する
ことにより、電気ストレスが緩和、均一にされている。
示すもので、上記のように内部半導電層１２を成形する
ことにより、電気ストレスが緩和、均一にされている。
【００１１】図３は接続部補強体１０を備えた接続部２
０を示すもので、接続すべきケーブル２２の端部のケー
ブル絶縁層２４を除去して露出させたケーブル導体２６
を圧着スリーブ２８で接続し、圧着スリーブ２８上に銅
等の金属或いは比抵抗が１０ 2 Ωｃｍ以下の導電性ＥＰ
ゴム等の導電性ゴム、プラスチックからなり、被着に便
利なように軸方向に沿って二つ割りにされた導体カバー
３０が被着されている。
０を示すもので、接続すべきケーブル２２の端部のケー
ブル絶縁層２４を除去して露出させたケーブル導体２６
を圧着スリーブ２８で接続し、圧着スリーブ２８上に銅
等の金属或いは比抵抗が１０ 2 Ωｃｍ以下の導電性ＥＰ
ゴム等の導電性ゴム、プラスチックからなり、被着に便
利なように軸方向に沿って二つ割りにされた導体カバー
３０が被着されている。
【００１２】導体カバー３０上には、接続するケーブル
２２のケーブル絶縁層２４上にまたがって接続部補強体
１０が設けられ、接続部補強体１０上に、絶縁筒３２
と、絶縁テープ３４とが順に設けられている。
２２のケーブル絶縁層２４上にまたがって接続部補強体
１０が設けられ、接続部補強体１０上に、絶縁筒３２
と、絶縁テープ３４とが順に設けられている。
【００１３】接続部補強体１０を装着するには、導体接
続前に予め一方のケーブル２２に接続補強体１０を挿通
させておき、導体カバー３０の被着後に、導体カバー３
０上に接続補強体１０をスライドさせて固定する。な
お、内部半導電層１２とケーブル絶縁層２４の間に隙間
を有する場合は、導体カバー３０と同じ外径を有するゴ
ム、プラスチックからなるスペーサ３６を設けてもよ
い。
続前に予め一方のケーブル２２に接続補強体１０を挿通
させておき、導体カバー３０の被着後に、導体カバー３
０上に接続補強体１０をスライドさせて固定する。な
お、内部半導電層１２とケーブル絶縁層２４の間に隙間
を有する場合は、導体カバー３０と同じ外径を有するゴ
ム、プラスチックからなるスペーサ３６を設けてもよ
い。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のゴム・プ
ラスチック電力ケーブルの接続部は、内部半導電層を、
胴部の肉厚を端部の肉厚より薄く形成するとともに、端
部を曲面状に形成し、かつ絶縁層および外部半導電層は
内部半導電層の胴部に対応する部分が縮径しているもの
なので、内部半導電層の肉厚を厚くすることなく端部の
曲面を大きくすることができる。従って、電気ストレス
を緩和して電界を均一にするので、電気ストレスによる
絶縁破壊を防止することができる。また、内部半導電層
の胴部の肉厚が薄いので、絶縁層および外部半導電層の
胴部に対応する部分を縮径することができる。更に、絶
縁層および外部半導電層の胴部に対応する部分が縮径さ
れることにより可撓性が向上し、挿入力を小さくするこ
とができる。
ラスチック電力ケーブルの接続部は、内部半導電層を、
胴部の肉厚を端部の肉厚より薄く形成するとともに、端
部を曲面状に形成し、かつ絶縁層および外部半導電層は
内部半導電層の胴部に対応する部分が縮径しているもの
なので、内部半導電層の肉厚を厚くすることなく端部の
曲面を大きくすることができる。従って、電気ストレス
を緩和して電界を均一にするので、電気ストレスによる
絶縁破壊を防止することができる。また、内部半導電層
の胴部の肉厚が薄いので、絶縁層および外部半導電層の
胴部に対応する部分を縮径することができる。更に、絶
縁層および外部半導電層の胴部に対応する部分が縮径さ
れることにより可撓性が向上し、挿入力を小さくするこ
とができる。
【００１５】また、内部半導電層の胴部の肉厚が薄く、
絶縁層および外部半導電層の胴部に対応する部分を縮径
することができるので、可撓性が向上してケーブル接続
部上に小さい挿入力で装着可能になるとともに、接続部
全体の小型化を図ることができる。
絶縁層および外部半導電層の胴部に対応する部分を縮径
することができるので、可撓性が向上してケーブル接続
部上に小さい挿入力で装着可能になるとともに、接続部
全体の小型化を図ることができる。
【図１】本発明のゴム・プラスチック電力ケーブルの接
続部補強体を示す主要拡大断面図。
続部補強体を示す主要拡大断面図。
【図２】図１の絶縁層において電気ストレス分布を示す
説明図。
説明図。
【図３】本発明のゴム・プラスチック電力ケーブルの接
続部補強体を有する接続部を示す断面図。
続部補強体を有する接続部を示す断面図。
【図４】従来のゴム・プラスチック電力ケーブルの接続
部補強体の主要拡大断面図。
部補強体の主要拡大断面図。
１０ ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部補強
体 １２ 内部半導電層 １２ａ 胴部 １２ｂ 端部 １４ 絶縁層 １６ 外部半導電層 ２０ ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部 ２２ ケーブル ２４ ケーブル絶縁層 ２６ ケーブル導体 ２８ 圧着スリーブ ３０ 導体カバー ３２ 絶縁筒 ３４ 絶縁テープ ３６ スペーサ
体 １２ 内部半導電層 １２ａ 胴部 １２ｂ 端部 １４ 絶縁層 １６ 外部半導電層 ２０ ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部 ２２ ケーブル ２４ ケーブル絶縁層 ２６ ケーブル導体 ２８ 圧着スリーブ ３０ 導体カバー ３２ 絶縁筒 ３４ 絶縁テープ ３６ スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川井 隆之 愛知県名古屋市東区東新町１番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 和泉 正一郎 愛知県名古屋市東区東新町１番地 中部電 力株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 内部半導電層、絶縁層、外部半導電層が
一体成形されたゴム・プラスチック電力ケーブルの接続
部補強体において、前記内部半導電層は、胴部の肉厚を
端部の肉厚より薄く形成するとともに、端部を曲面状に
形成し、かつ絶縁層および外部半導電層は内部半導電層
の胴部に対応する部分が縮径していることを特徴とする
ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部補強体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7023156A JPH08223763A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部補強体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7023156A JPH08223763A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部補強体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08223763A true JPH08223763A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12102742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7023156A Pending JPH08223763A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部補強体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08223763A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010259134A (ja) * | 2009-04-21 | 2010-11-11 | Viscas Corp | 内部半導電層、内部半導電層を用いた絶縁チューブユニット、および内部半導電層成形用の成形型 |
| JP2020021638A (ja) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | 住電機器システム株式会社 | 絶縁キャップ |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP7023156A patent/JPH08223763A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010259134A (ja) * | 2009-04-21 | 2010-11-11 | Viscas Corp | 内部半導電層、内部半導電層を用いた絶縁チューブユニット、および内部半導電層成形用の成形型 |
| JP2020021638A (ja) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | 住電機器システム株式会社 | 絶縁キャップ |
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