JPH08222660A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH08222660A
JPH08222660A JP7044888A JP4488895A JPH08222660A JP H08222660 A JPH08222660 A JP H08222660A JP 7044888 A JP7044888 A JP 7044888A JP 4488895 A JP4488895 A JP 4488895A JP H08222660 A JPH08222660 A JP H08222660A
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JP
Japan
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pellet
heat dissipation
dissipation plate
semiconductor
heat
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JP7044888A
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English (en)
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Toshiaki Ono
俊昭 小野
Hiromichi Suzuki
博通 鈴木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放熱性能を高めつつ熱応力によるペレットの
クラックの発生を防止する。 【構成】 樹脂封止パッケージ内のペレット11で発熱
した熱が放熱板13を通じ外部に放出される構造のQF
P・IC10で、放熱板13がAl材料中にSiC材料
が分散されている複合材料から形成されている。 【効果】 放熱板13の熱膨張係数をペレット11のそ
れと同等に設定できるため、放熱板とペレットとの熱膨
張係数差による熱応力の発生を防ぎ、熱応力によるペレ
ットのクラックを防止できる。Al−SiCの複合材料
は熱伝導率が高いため、放熱性能を高めることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置、特に、樹
脂封止パッケージあるいは気密封止パッケージを備えて
いる半導体装置の放熱性能の向上技術に関し、例えば、
高い放熱性が要求される半導体集積回路装置(以下、I
Cという。)に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ICの多機能化、高集積化、高速化が進
む最近、ピン数の多い表面実装形樹脂封止パッケージを
備えているICにおいては、放熱性の良好なICの開発
が要望されている。そこで、放熱性の良好な表面実装形
樹脂封止パッケージを備えている低熱抵抗形ICとし
て、半導体ペレットで発熱した熱を外部へ放熱するため
の放熱板を備えているものがある。
【0003】例えば、特開平2−181956号には、
次のように構成されているものが提案されている。すな
わち、樹脂封止パッケージを備えている半導体装置にお
いて、半導体ペレットの回路形成面に放熱板が絶縁層を
介して接合されているとともに、前記放熱板がパッケー
ジにその一部を露出されて植設されている。
【0004】このような放熱板を形成する材料として
は、熱伝導性が良好なAl材料(アルミニウムまたはそ
の合金))やCu材料(銅またはその合金)が一般的に
使用されている。
【0005】また、ベースとリッドとでキャビティーが
気密封止されて形成されており、このキャビティー内の
ベース面に半導体ペレットがボンディングされている気
密封止パッケージを備えている半導体装置において、ベ
ースとリッドとを形成する材料として、熱伝導性が良好
なAl材料が使用されているものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放熱板
の材料であるAlやCuは、半導体ペレットの材料であ
るシリコンに比べて、熱膨張係数が高い。したがって、
前記樹脂封止パッケージを備えている低熱抵抗形ICに
おいては、放熱板の材料であるAlやCuと、半導体ペ
レットの材料であるシリコンとの熱膨張係数の差が大き
いために、半導体ペレットに熱応力によるクラックが発
生するおそれがある。
【0007】また、放熱板の材料がCuである場合に
は、Cuの比重が大きいために、軽量化を図れない問題
がある。
【0008】前記したAl材料製のベースやリッドによ
る気密封止パッケージを備えているICにおいては、ベ
ースおよびリッドの材料であるAlと、半導体ペレット
の材料であるシリコンとの熱膨張係数の差が大きいため
に、半導体ペレットに熱応力によるクラックが発生する
おそれがある。
【0009】本発明の目的は、放熱性能を高めつつ、半
導体ペレットに熱応力によるクラックが発生するのを低
減することができる半導体装置を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0012】すなわち、樹脂封止パッケージ内の半導体
ペレットで発熱した熱が放熱板を通じて外部へ放熱され
る構造の半導体装置において、前記放熱板が、Al材料
中にSiC材料が分散されている複合材料によって形成
されていることを特徴とする。
【0013】また、ベースとリッドとでキャビティーが
気密封止されて形成されており、前記キャビティー内の
ベース面に半導体ペレットがボンディングされている気
密封止パッケージを備えている半導体装置において、前
記ベースとリッドとが、Al材料中にSiC材料が分散
されている複合材料から形成されていることを特徴とす
る。
【0014】
【作用】Al材料中にSiC材料が分散されている複合
材料は、熱伝導率がAlと同程度に高いために、この複
合材料で形成されている放熱板は放熱性能が優れてお
り、放熱板にボンディングされている半導体ペレットを
きわめて効果的に冷却することができる。
【0015】また、Al材料中にSiC材料が分散され
ている複合材料は、AlとSiCとの成分比率を変える
ことによって、熱膨張係数の大きさを、半導体ペレット
の材料(例えばシリコン等)の熱膨張係数と同程度の値
に調整することができる。この場合、Al材料の含有量
が増加すると、熱膨張係数は大きくなり、SiC材料の
含有量が増加すると、熱膨張係数は小さくなる。したが
って、放熱板と半導体ペレットとが互いにボンディング
されている半導体装置において、放熱板を形成している
複合材料の熱膨張係数を半導体ペレットの材料と同程度
の熱膨張係数にすることによって、半導体ペレットに熱
応力によるクラックが発生するのを防止することができ
る。
【0016】気密封止形の半導体装置においても、上記
と同様に、ベースにボンディングされている半導体ペレ
ットをきわめて効果的に冷却することができるととも
に、半導体ペレットに熱応力によるクラックが発生する
のを防止することができる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例である放熱性の良好
な樹脂封止形クワッド・フラット・パッケージを備えて
いるIC(以下、低熱抵抗形QFP・ICという。)を
示しており、(a)は一部切断平面図、(b)は一部切
断正面図である。
【0018】本実施例において、本発明に係る半導体装
置は、低熱抵抗形QFP・ICとして構成されている。
この低熱抵抗形QFP・IC10は図1に示されている
ように構成されている。すなわち、低熱抵抗形QFP・
IC10は、正方形の小板形状に形成されているシリコ
ン半導体ペレット(以下、ペレットという。)11と、
ペレット11が絶縁性の接着材料からなる接着剤層12
を介してボンディングされている放熱板13と、ペレッ
ト11の四辺において放射状に配されており、放熱板1
3に絶縁性の接着材料からなる接着剤層14を介してボ
ンディングされている複数本のインナリード15と、ペ
レット11の各電極パッド11aと各インナリード15
との間にその両端部をそれぞれボンディングされて橋絡
されているワイヤ16と、各インナリード15にそれぞ
れ一体的に連結されているアウタリード17と、ペレッ
ト11、放熱板13の一部、インナリード15群および
ワイヤ16群を樹脂封止している樹脂封止体18とを備
えている。樹脂封止体18は絶縁性を有する樹脂が使用
されてペレット11よりも十分に大きい正方形の平盤形
状に樹脂成形されており、樹脂封止体18の各側面から
アウタリード17群が突出されてガル・ウイング形状に
屈曲成形されている。
【0019】前記放熱板13は熱伝導性の良好なAl材
料(Alまたはその合金)とSiC材料との複合材料が
使用されて、樹脂封止体18よりも小さくペレット11
よりも大きい正方形の平板形状に形成されており、放熱
板13の底面は樹脂封止体18の底面から露出され、他
の面は樹脂封止体18の内部に植え込まれている。
【0020】放熱板13を形成している複合材料はAl
材料中にSiC材料が分散されており、成分比率を変更
調整することによって熱膨張係数や熱伝導率を所望に設
定されている。表1に複合材料の成分比率と、それに対
応する熱膨張係数や熱伝導率の大きさのいくつかの例を
示す。
【0021】
【0022】また、比較例として、AlやSi等の熱膨
張係数や熱伝導率の大きさを表2に示す。
【0023】
【0024】放熱板13は例えば次のような製造方法に
よって製造される。第1の製造方法は、SiC材料の粉
末が使用されて比較的目の荒いセラミック基板が焼成さ
れ、このセラミック基板にAl材料が溶融状態で含浸さ
れることにより、放熱板が製造される方法である。第2
の製造方法は、SiC材料の粉末が成形型のキャビティ
ー内に予め封入され、このキャビティー内にAl材料が
溶融状態で充填されることにより、放熱板が成形される
方法である。第3の製造方法は、SiC材料の粒が成形
型のキャビティー内に予め封入され、このキャビティー
内にAl材料が溶融状態で充填されることにより、放熱
板が成形される方法である。放熱板13はこれら製造方
法のうち、放熱板13のAl材料とSiC材料との比率
等の構成条件によって最適な製造方法が選定されて製造
されている。
【0025】上記低熱抵抗形QFP・IC10はプリン
ト配線基板に表面実装されて使用される。この実装状態
での稼働中、ペレット11が発熱すると、ペレット11
は放熱板13に直接ボンディングされているため、その
熱は放熱板13に熱伝導によって伝達される。放熱板1
3はリードフレームの厚さに比較して遙に厚く、かつ、
面積が大きいため、熱容量がきわめて大きい。また、放
熱板13を形成している複合材料の熱伝導率がAl材料
と同程度に高いために、放熱板13の放熱性がきわめて
優れている。したがって、ペレット11の発熱はきわめ
て高い効率をもって放熱板13に汲み上げられ、相対的
に、ペレット11はきわめて効果的に冷却され、放熱板
13に直接伝達された熱は、放熱板13からプリント配
線基板や空気中に効率的に放熱される。
【0026】そして、ペレット11および放熱板13は
ペレット11の発熱により熱膨張し、冷却により収縮す
る。しかしながら、放熱板13の構成材料である複合材
料の熱膨張率がペレット11の構成材料であるシリコン
と同程度に設定されているため、ペレット11に熱応力
によるクラックが発生するのが防止される。
【0027】前記実施例によれば次の効果が得られる。 (1) ペレット11が放熱板13に直接的にボンディ
ングされていることにより、ペレット11の発熱は放熱
板13に熱伝導によって伝達されるため、相対的にペレ
ット11をきわめて効果的に冷却することができる。
【0028】(2) 上記(1)において、放熱板13
の構成材料である複合材料の熱伝導率がきめて高いため
に、放熱板13は放熱性が優れており、ペレット11を
きわめて効果的に冷却することができる。
【0029】(3) 上記(1)において、ペレット1
1と放熱板13が熱膨張および収縮するが、放熱板13
の構成材料である複合材料の熱膨張係数がペレット11
の構成材料であるシリコンと同程度に設定されているた
め、ペレット11に熱応力によるクラックが発生するの
を防止することができる。
【0030】図2は本発明の別の実施例である低熱抵抗
形QFP・ICを示しており、(a)は一部切断平面
図、(b)は一部切断正面図である。
【0031】本実施例2における低熱抵抗形QFP・I
C10Aが上記実施例1における低熱抵抗形QFP・I
C10と相違する点は、放熱板13におけるペレット1
1側の表面にアルマイト層19が形成されており、イン
ナリード15が放熱板13のアルマイト層19上に直接
配され、各インナリード15の側面間の隙間に供給され
た絶縁性の接着材料からなる接着剤層14によってイン
ナリード15が放熱板13にボンディングされている点
である。
【0032】本実施例2によれば、放熱板13の表面に
アルマイト層19が形成されているため、インナリード
15やワイヤ16およびペレット11が放熱板13に対
して電気的に絶縁されることになる。その結果、放熱板
13にリードフレーム(図示せず)やペレット11を組
み付ける作業を簡単化することができる。
【0033】図3および図4は本発明のさらに別の実施
例である放熱性の良好な樹脂封止形スモール・アウトラ
イン・パッケージを備えているIC(以下、SOP・I
Cという。)を示しており、図3は平面図、図4は一部
切断正面図である。
【0034】本実施例3において、本発明に係る半導体
装置はSOP・ICとして構成されている。この低熱抵
抗形SOP・IC30は図3および図4に示されている
ように構成されている。すなわち、低熱抵抗形SOP・
IC30は、正方形の小板形状に形成されておりタブ2
0上にボンディング層21によって固着されているシリ
コン半導体ペレット(以下、ペレットという。)11
と、ペレット11の回路形成面に絶縁性の接着材料から
なる接着剤層12を介してボンディングされている放熱
板13と、ペレット11の周囲に配されている複数本の
インナリード15と、ペレット11の各電極パッド11
aと各インナリード15との間にその両端部をそれぞれ
ボンディングされて橋絡されているワイヤ16と、各イ
ンナリード15にそれぞれ一体的に連結されているアウ
タリード17と、ペレット11、放熱板13の一部、イ
ンナリード15群およびワイヤ16群を樹脂封止してい
る樹脂封止体18とを備えている。樹脂封止体18は絶
縁性を有する樹脂が使用されてペレット11よりも十分
に大きい長方形の平盤形状に樹脂成形されており、樹脂
封止体18の2つの側面からアウタリード17群が突出
されてガル・ウイング形状に屈曲成形されている。
【0035】放熱板13は前記実施例1と同様に熱伝導
性の良好なAl材料とSiC材料との複合材料によって
形成されている。放熱板13は樹脂封止体18よりも小
さくペレット11よりも大きい長方形の平板形状に形成
されており、放熱板13のペレット11との接合面には
接合部13aが一体的に突設されている。この接合部1
3aは、その平面形状がペレット11の電極パッド11
a群に取り囲まれた空スペースよりも小さめの大きさに
なるように、かつ、その高さがワイヤ16との干渉を回
避し得るように形成されている。
【0036】このように構成された放熱板13はその接
合部13aにおいてペレット11に絶縁性の接着材料か
らなる接着剤層12によって接合されており、かつ、放
熱板13の上面は樹脂封止体18の上面から露出され、
他の面は樹脂封止体18の内部に植え込まれた状態にな
っている。
【0037】放熱板13は前記実施例1における放熱板
と同じ複合材料によって形成されているため、ペレット
11のボンディングパッド側主面に放熱板13がボンデ
ィングされている本実施例3の場合も、前記実施例1と
同様にペレット11を効果的に冷却することができると
ともに、ペレット11に熱応力によるクラックが発生す
るのを防止することができる。
【0038】図5は本発明のさらに別の実施例である気
密封止パッケージを備えているICを示す縦断面図であ
る。
【0039】本実施例において、本発明に係る半導体装
置は、気密封止パッケージを備えているICとして構成
されている。このIC50は図5に示されているように
構成されている。すなわち、このIC50は気密封止体
51を備えており、気密封止体51はベース52および
リッド53から形成されている。ベース52とリッド5
3とは互いに最中合わせにされて、その合わせ面間に低
融点ガラスからなる封着部54を形成されることによ
り、互いに固着されている。ベース52とリッド53と
の内部にはキャビティー55が気密封止されて形成され
ており、キャビティー55内のベース52面には半導体
ペレット56が絶縁性の接着材料からなる接着剤層57
によってボンディングされている。また、キャビティー
55の内外には複数本のリード58が封着部54を径方
向にそれぞれ貫通されて配されており、キャビティー5
5内に配されているインナリード58aとペレット56
の各電極パッド56aとの間にはワイヤ59がそれぞれ
ボンディングされて橋絡されている。そしてリード58
におけるアウタリード58bは気密封止体51の外側に
突出されてガル・ウイング形状に屈曲成形されている。
【0040】本実施例4においては、ベース52とリッ
ド53とが上記実施例1で説明したAl材料とSiC材
料との複合材料を用いられて形成されている。したがっ
て、ベース52にペレット56がボンディングされてい
る本実施例4の場合も、ペレット56で発熱した熱はベ
ース52に効率的に伝熱されてベース52から空気中に
効率的に放熱されるとともに、ペレット56とベース5
2の熱膨張係数が同程度にされることによって、ペレッ
ト11に熱応力によるクラックが発生するのを防止する
ことができる。
【0041】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0042】例えば、前記実施例1および2において
は、インナリードと放熱板とのボンディングは接着剤に
よらずに、かしめ等の機械的結合手段を使用してもよ
い。
【0043】前記実施例3において、放熱板におけるペ
レット側の表面に絶縁性のあるアルマイト層を形成する
ようにしてもよく、また、実施例4において、ベースお
よびリッドの内表面に絶縁性のあるアルマイト層を形成
するようにしてもよい。
【0044】また、上記実施例においてアルマイト層を
形成する部分は、絶縁層を被覆するようにしてもよい。
【0045】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるICに
適用した場合について説明したが、それに限定されるも
のではなく、パワートランジスタや、その他の半導体装
置全般に適用することができる。特に、本発明は高い放
熱性が要求される半導体装置に適用して優れた効果が得
られる。
【0046】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0047】樹脂封止パッケージ内の半導体ペレットで
発熱した熱が放熱板を通じて外部へ放熱される構造の半
導体装置において、前記放熱板が、Al材料中にSiC
材料が分散されている複合材料から形成されていること
により、放熱板とボンディングされている半導体ペレッ
トをきわめて効果的に冷却することができるとともに、
半導体ペレットに熱応力によるクラックが発生するのを
防止することができる。
【0048】また、ベースとリッドとでキャビティーが
気密封止されて形成されており、前記キャビティー内の
ベース面に半導体ペレットがボンディングされている気
密封止パッケージを備えている半導体装置において、前
記ベースとリッドとが、Al材料中にSiC材料が分散
されている複合材料から形成されていることにより、ベ
ースにボンディングされている半導体ペレットをきわめ
て効果的に冷却することができるとともに、半導体ペレ
ットに熱応力によるクラックが発生するのを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である低熱抵抗形QFP・I
Cを示しており、(a)は一部切断平面図、(b)は一
部切断正面図である。
【図2】本発明の別の実施例である低熱抵抗形QFP・
ICを示しており、(a)は一部切断平面図、(b)は
一部切断正面図である。
【図3】本発明のさらに別の実施例である低熱抵抗形S
OP・ICを示す平面図である。
【図4】その一部切断正面図である。
【図5】本発明のさらに別の実施例である気密封止パッ
ケージを備えているICを示す縦断面図である。
【符号の説明】
10、10A…低熱抵抗形QFP・IC、11…半導体
ペレット、11a…電極パッド、12…接着剤層、13
…放熱板、13a…接合部、14…接着剤層、15…イ
ンナリード、16…ワイヤ、17…アウタリード、18
…樹脂封止体、19…アルマイト層、20…タブ、21
…ボンディング層、30…低熱抵抗形SOP・IC、5
0…気密封止形IC、51…気密封止体、52…ベー
ス、53…リッド、54…封着部、55…キャビティ
ー、56…半導体ペレット、57…接着剤層、58…リ
ード、58a…インナリード、58b…アウタリード、
59…ワイヤ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂封止パッケージ内の半導体ペレット
    で発熱した熱が放熱板を通じて外部へ放熱される構造の
    半導体装置において、 前記放熱板が、Al材料中にSiC材料が分散されてい
    る複合材料によって形成されていることを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体ペレットの回路形成面と反対側の
    面が放熱板にボンディングされていることを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体ペレットの回路形成面に放熱板が
    ボンディングされていることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置。
  4. 【請求項4】 放熱板の半導体ペレットがボンディング
    されている側の表面にアルマイト層または絶縁層が形成
    されていることを特徴とする請求項2または3記載の半
    導体装置。
  5. 【請求項5】 ベースとリッドとでキャビティーが気密
    封止されて形成されており、前記キャビティー内のベー
    ス面に半導体ペレットがボンディングされている気密封
    止パッケージを備えている半導体装置において、 前記ベースとリッドとが、Al材料中にSiC材料が分
    散されている複合材料によって形成されていることを特
    徴とする半導体装置。
JP7044888A 1995-02-09 1995-02-09 半導体装置 Pending JPH08222660A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6737168B1 (en) 1999-06-14 2004-05-18 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Composite material and semiconductor device using the same

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