JPH08222556A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JPH08222556A
JPH08222556A JP7049096A JP4909695A JPH08222556A JP H08222556 A JPH08222556 A JP H08222556A JP 7049096 A JP7049096 A JP 7049096A JP 4909695 A JP4909695 A JP 4909695A JP H08222556 A JPH08222556 A JP H08222556A
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JP
Japan
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substrate
purge gas
processed
gas supply
reaction container
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JP7049096A
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Wataru Okase
亘 大加瀬
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Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Tohoku Ltd
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Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Tohoku Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱処理雰囲気と移載室との間でウエハを昇降
させる熱処理装置において、ウエハの裏面側における生
成物の付着を防止することのできる熱処理装置を提供す
ること。 【構成】 ウエハ保持具4の本体52の中央部に凹部5
1を形成すると共にウエハ保持具4の回転軸5の中にパ
ージガス供給管6を回転自在に挿入し、パージガス供給
管6の上端部に、前記凹部51内に収まる羽根車7を取
り付ける。パージガス供給管6よりのパージガスは羽根
車7を通り、羽根車7は自力であるいは回転機構により
回転するので、パージガスはここで撹拌され、ウエハの
裏面側に沿って外方側に流出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造プロセスの中に、
高温下においてシリコンの表面部を酸化しこれにより酸
化膜(絶縁膜)を得る酸化処理や、不純物層を表面に形
成したシリコン層を加熱し、これにより不純物をシリコ
ン層内に熱拡散する拡散処理などがある。
【0003】この種の酸化、拡散を行う熱処理装置とし
てバッチ式である縦型熱処理装置が知られているが、例
えばキャパシタ絶縁膜の酸化膜やゲート酸化膜の形成あ
るいは不純物イオンの拡散処理では、極めて薄い膜や浅
い接合を得る場合、膜質、膜厚や拡散深さがサーマルバ
ジェット(熱履歴)の影響を大きく受け、バッチ式の熱
処理装置では、先に反応管内に搬入されたウエハと最後
の方に搬入されたウエハとではサーマルバジェットに大
きな差が生じてしまう。
【0004】そこで上述の熱処理炉を改良し、反応管内
の設定位置に1枚づつウエハを保持具に載せて搬入した
後急加熱する枚葉式の熱処理装置についても検討が進め
られている。このような枚葉式の熱処理装置について図
6に示す概略図を参照しながら説明すると、1は反応容
器であり、熱処理領域を含む部分が断熱体10で囲まれ
ている。この反応容器1には、上から下へ向って処理ガ
スが流れるように処理ガス供給管11及び排気管12が
設けられている。
【0005】反応容器1の中には、ウエハ保持具13が
昇降自在に設けられており、このウエハ保持具13には
反応容器1の下方側の移載室14にて図示しない搬送手
段により1枚のウエハWが載置され、ウエハWが所定位
置まで上昇した後抵抗発熱体15a及び均熱体15bよ
りなる加熱部15により所定の熱処理温度まで加熱され
ると共に処理ガス供給管11より処理ガスが供給されて
例えば常圧雰囲気で酸化処理される。
【0006】そして移載室14に移載された処理前のウ
エハWが加熱部15よりの輻射熱を直接受けることによ
る熱履歴の影響を軽減し、また処理済みのウエハについ
ても冷却させるために反応容器1と移載室14との間に
光遮断バルブであるシャッタ16が左右両側にて進退自
在に設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら上述
の熱処理装置においては、処理ガスがウエハの裏面側に
回り込むことを避けることができず、このためウエハの
裏面特に周縁部が処理ガスにより酸化されて酸化膜が形
成されてしまう。またウエハの裏面側にパージガスを流
すことも考えられるが、ウエハには反りがあるためパー
ジガスが均一に流れず、パージガスの流れがないかある
いは弱い部分に処理ガスが回り込み、やはり酸化膜が形
成されてしまう。このようににウエハの裏面周縁部に不
要な酸化膜が付着すると、この付着物が剥がれてパーテ
ィクルの原因になるため、熱処理を終えた後、次の工程
に移る前に付着物の除去工程が必要となり、スループッ
トの低下の一因になっていた。
【0008】本発明は、このような事情のもとになされ
たものであり、その目的は熱処理雰囲気と移載室との間
で被処理基板を昇降させる熱処理装置において、被処理
基板の裏面側における生成物の付着を防止することので
きる熱処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、加熱
炉に囲まれた反応容器と、この反応容器の下方側に設け
られ、被処理基板の移載を行うための移載室と、前記反
応容器と移載室との間で昇降し、被処理基板を保持する
ための被処理基板保持部とを有し、前記反応容器内にて
被処理基板保持部に保持された被処理基板を処理ガスを
供給しながら熱処理する装置において、前記被処理基板
保持部には、被処理基板の裏面の少なくとも周縁部に対
向する位置にパージガスの通流面をなす面状部が形成さ
れ、前記被処理基板保持部と被処理基板の裏面との間に
おける前記面状部の内側にパージガスを供給するための
パージガス供給手段と、前記被処理基板保持部に設けら
れ、被処理基板の中心部に対向する位置を回転中心とし
て横方向に回転して、パージガス供給手段から供給され
たパージガスを撹拌するための撹拌手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、加熱炉に囲まれた反応
容器と、この反応容器の下方側に設けられ、被処理基板
の移載を行うための移載室と、前記反応容器と移載室と
の間で昇降し、被処理基板を保持するための被処理基板
保持部とを有し、前記反応容器内にて被処理基板保持部
に保持された被処理基板を処理ガスを供給しながら熱処
理する装置において、前記被処理基板保持部には、被処
理基板の裏面の少なくとも周縁部に対向する位置にパー
ジガスの通流面をなす面状部が形成され、前記被処理基
板保持部と被処理基板の裏面との間における前記被処理
基板の中心部またはその近傍に対向する位置にパージガ
スを供給するためのパージガス供給手段と、このパージ
ガス供給手段の供給口に設けられ、被処理基板の中心部
に対向する位置を回転中心として横方向に回転すると共
に、パージガス供給手段から供給されたパージガスを撹
拌しながら前記面状部と被処理基板との間に流出させる
ための撹拌手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の発明において、撹拌手段は、パージガスの通流により
自力で回転することを特徴とする。
【0012】
【作用】パージガス供給手段からパージガスが被処理基
板の裏面と被処理基板保持部との間に供給され、このパ
ージガスは羽根体などの横方向に回転する(鉛直軸また
はほぼ鉛直な軸のまわりに回転する)撹拌手段で撹拌さ
れて被処理基板保持部の面状部と被処理基板の裏面との
間を内から外に向って流れる。従って被処理基板の裏面
側にパージガスが均一に流れるので処理ガスの被処理基
板の裏面側への回り込みを避けることができ、この結果
裏面側への生成物の付着を防止でき、付着物の除去工程
が不要になる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る熱処理装置の全
体構成を示す断面図である。図1中2は、下端が開口
し、上端が閉塞している例えば石英よりなる外管2aと
この外管2aの中に設けられた例えば石英よりなる内管
2bとからなる二重管構造の反応容器をなす反応管であ
る。前記内管2bの頂部中央には処理ガス供給路の供給
口をなす開口部20が形成されている。
【0014】前記反応管2の周囲及び上面を間隙を介し
て覆うように例えば炭化ケイ素(SiC)よりなる均熱
部材21が配設され、更にその外側には断熱体22及
び、水冷ジャケット23aを備えた外装体23が設けら
れている。また均熱部材21の上面と断熱体22との間
には抵抗発熱体よりなる加熱源24が配置されている。
この例では断熱体22、均熱部材21及び加熱源24な
どにより加熱炉が構成されている。なお加熱炉の熱源と
しては熱輻射ランプでもよい。
【0015】前記反応管2の下部には、例えば2本の処
理ガス供給管3a、3bの一端側が外管2a及び内管2
b間の間隙に開口するように接続されると共に他端側が
図示しない処理ガス供給源に接続されている。前記反応
管2の下方側には、上端部が反応管2の下端部に気密に
接続され、内部空間が反応管2内の空間に連続する、水
冷ジャケットを有する筒状体31が配設されている。
【0016】前記筒状体31の上部側面には、2本の排
気管30a、30bの一端が接続されており、これら排
気管30a、30bの他端側には図示しない排気ポンプ
が接続されている。
【0017】前記筒状体31における前記排気管30
a、30bの排気口よりも下方側には後述のウエハ保持
具と外部との間でウエハの移載を行うための移載室32
が形成されており、この移載室32の側壁部にはゲート
バルブにより開閉されるウエハWの搬入出口33が形成
されている。また移載室32の上部両側は、反応容器側
からの輻射熱を遮断するためのシャッタS1、S2が設
けられると共に、移載室32の下部両側にも、筒状体4
の底部側との間を遮断するように、シャッタS3、S4
が設けられており、シャッタS3、S4は閉じたときに
後述の昇降軸を囲む半円状の切り欠きが先端に形成され
ている。34、35、36、37はシャッタの待機室で
ある。前記シャッタの待機室34〜37及び筒状体31
の底部には、排気管30a、30bの排気口よりも下方
側の領域をパージガス例えばN2 ガスなどの不活性ガス
でパージするための不活性ガス供給管G1〜G5が接続
されている。
【0018】前記反応管2内には被処理基板保持部であ
るウエハ保持具4が設けられており、このウエハ保持具
4は昇降軸41の上方部(詳しくは昇降軸41より更に
上方に突出している回転軸の上部)に取り付けられ、昇
降軸41は筒状体31の下端部にてボールネジなどの昇
降機構42により昇降できるように構成されている。
【0019】このウエハ保持具4に関して図2及び図3
を参照しながら説明すると、昇降軸41内には鉛直軸の
まわりに回転する回転軸5が挿入されており更に回転軸
5内にはパージガス供給管6が鉛直軸のまわりに回転自
在に挿入されてる。図2中41a、6aは上部側の軸受
けであり、従ってウエハ保持具4を保持している軸体は
昇降軸41、回転軸5及びパージガス供給管6の三重構
造の管状体により構成されていることになる。
【0020】前記ウエハ保持具4は回転軸5の上部に設
けられ、中央に横断面が円形の凹部51が形成された円
柱状の本体52を備えている。本体52における凹部5
1のまわりのリング状の上面はパージガスの通流面をな
す平坦な面状部53として形成されており、この面状5
3の外縁部付近には、例えば上から見たときに正三角形
の各頂点に相当する位置に、ウエハWの裏面を支持する
ための棒状の突起部54が設けられている。
【0021】前記パージガス供給管6の頂部には、前記
凹部51内に収まる形状の撹拌手段をなす羽根車7が設
けられている。この羽根車7は、図2及び図3に示すよ
うに2つの羽根車7a、7bを上下に空間70を挟んで
互に対向させて構成され、各羽根車7a(7b)は、凹
部51内に突出するパージガス供給管6の外周面より、
リング状の外枠71a(71b)に向けて放射状に伸び
かつ鉛直面に対して傾斜している複数の羽根体72a
(72b)を備えている。
【0022】前記パージガス供給管6は頂端が閉塞して
いると共に、前記空間70に面している個所には周方向
に複数のガスの吹き出し孔73が形成される一方、前記
外枠71a、71bの間には前記空間70を囲むリング
状の外枠71Cが設けられており、従ってパージガス供
給管6内を流れてきたパージガスは吹き出し孔73から
空間70を介して上下の羽根体72a、72bの間に流
れていくことになる。
【0023】次いで前記昇降軸41の下方側の構造に関
して説明すると、昇降機構42の昇降台43上に取り付
けられている昇降軸41の下端部は筒状の外ケース44
として構成されており、この外ケース44内には、モー
タ、ベルト及びプーリなどからなる回転機構55により
回転するターンテーブル56が設けられている。一方回
転軸5の下端部は、ターンテーブル56に取り付けられ
た筒状の内ケース57として構成されており、この内ケ
ース57の中には、パージガス供給管6を回転させるた
めのモータ、ベルトプーリなどからなる回転機構61が
設けられている。
【0024】パージガス供給管6における回転軸5内の
第1の管状部62の下端部側には、互に回転できるよう
にジョイント部63を介して第2の管状部64が接続さ
れ、この第2の管状部64は例えばターンテーブル5
6、回転機構55のプーリ55a及び昇降台43を介し
て外部に引き出され、例えば図示しないフレキシブルな
パージガス供給管に接続されている。
【0025】次に上述実施例の作用について述べる。先
ずウエハ保持具4を鎖線の如く移載室32内に位置させ
ておき、搬入出口33より被処理基板であるウエハWを
搬入してウエハ保持具4上に載置する。一方加熱源24
よりの輻射熱が均熱体21を通じて反応管2内に入射
し、所定温度の均熱領域が形成されると共に、処理ガス
供給管3a、3bから処理ガス例えばO2 ガス及びHC
lガスの混合ガスが内管2bの頂部の開口部20を通じ
て反応管2内に供給される。開口部20を流れる処理ガ
スの流量の一例を挙げるとO2 ガス及びHClガスの流
量は、例えばそれぞれ6.0リットル/分、0.25リ
ットル/分とされる。このときシャッタS1、S2及び
S3、S4は閉じられており、反応管2からの輻射熱が
シャッタS1、S2で遮られている。
【0026】また筒状体4に接続された不活性ガス供給
管G1〜G5から例えばN2 ガスが筒状体4内に供給さ
れると共に、排気管30a、30bより処理ガス及び不
活性ガスが排気される。そしてシャッタ(S1、S
2)、(S3、S4)を開いた後ウエハ保持具4を所定
の位置まで上昇させ、ウエハWはこの位置(図1に示す
位置)で例えば1000℃まで加熱され、ウエハWの表
面に例えば膜厚50オングストロームの酸化膜が形成さ
れる。その後ウエハ保持具4が移載室32まで降下し、
シャッタS1、S2、S3、S4を閉じた後ウエハWの
移し替えを行う。
【0027】一方回転軸5によりウエハ保持具4は例え
ば3rpmの回転数で回転し、ウエハWの熱処理の面内
均一性を高めるようにしている。そして回転機構61に
よりパージガス供給管6(詳しくは第1の管状部62)
が例えば20rpmの回転数で回転しこれにより羽根車
7が回転すると共にパージガス供給管6内に下方側から
パージガス例えばN2 ガス、Arガス、Heガスなどの
不活性ガスが供給される。
【0028】この場合パージガスの温度は例えばパージ
ガス供給管6に設けられた図示しない加熱手段により例
えば1000℃に設定され、またその流量は、1.0リ
ットル/分に設定される。パージガスはパージガス供給
管6の頂部付近の吹き出し孔73を通って羽根車7の中
央の空間70に流れ込み、その一部は上部側の羽根車7
aの羽根体72aの間から、また他の一部は下部側の羽
根車7bの羽根体72bの間から、凹部51の中を通っ
て、ウエハWとウエハ保持具4との間の空間に流出す
る。ここで羽根車7(7a、7b)は回転しているた
め、パージガスは羽根車7により撹拌されながら、ウエ
ハ保持具4の面状部53及びウエハW間の空間に流れて
いく。このパージガスの供給は酸化膜がウエハWの裏面
周縁部に付着するのを防止するためであるが、パージガ
スの供給及び羽根車7の回転のタイミングは、例えばウ
エハ保持具4が排気管30a、30bの排気口より少し
上方に位置した時点とされ、またその停止のタイミング
は、例えば供給、回転を始めたときと同じ高さ位置とさ
れる。 このように上述実施例ではウエハWの裏面側に
パージガスを羽根体7で撹拌しながら供給しているた
め、ウエハWに反りなどがあってもパージガスがウエハ
Wの裏面に沿って外へ向って均一に流れ、従ってウエハ
Wの裏面側への処理ガスの回り込みを避けることがで
き、このためウエハWの裏面に例えば酸化膜が形成され
ることを防止できる。この結果ウエハWの裏面からの付
着物の剥がれによるパーティクルの発生が起こることが
ないので、裏面側の付着物を除去する工程が不要となり
スループットの向上も図ることができる。
【0029】以上において本発明では図4に示すように
パージガス供給管6の上端部に羽根車7を軸受け65、
66により回転できるように取り付け、羽根車7がパー
ジガスの通流により自力で回転するように構成してもよ
い。この場合パージガス供給管6を回転させるための回
転機構が不要になるので構造が簡単である。この実施例
によればパージガスが羽根車7内の空間70から羽根体
72a(72b)の間を流れるときに羽根体72a(7
2b)に回転力が作用して羽根体7が回転し、従ってパ
ージガスが撹拌されて外方へ向うので、先の実施例と同
様な効果が得られる。
【0030】更にまた本発明では、図5に示すようにウ
エハ保持具4の下部側に連続する回転軸5をパージガス
供給管6として併用すると共に、このパージガス供給管
6の中に回転軸8を挿入し、この回転軸8に、スクリュ
ーネジの途中を複数個所切り欠いた構造の螺旋羽根81
を周設して撹拌手段として構成してもよい。この場合螺
旋羽根81は、パージガスの通流により自力で回転する
かあるいは図示しない回転機構により回転し、パージガ
スが撹拌されてウエハWの裏面側にて内から外へ流れ
る。
【0031】なお本発明では必ずしも上述実施例のよう
にウエハWを突起部54によりウエハ保持具4の面状部
53から積極的に浮かせる必要はなく、例えば図5の実
施例において回転軸8の先端を面状部53よりも低く位
置させ、ウエハWを面状部53の上に直接載せるように
してもよい。この場合にはパージガスはウエハWの裏面
と面状部との間のわずかな隙間を流れることになる。
【0032】以上において、酸化処理によるゲート酸化
膜やキャパシタ絶縁膜などの極薄酸化膜の形成や、不純
物イオンの拡散処理などについて、本発明は好適なもの
であるが、その他CVD処理などの熱処理を行う場合に
適用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、パージガ
スを撹拌しながら被処理基板の裏面側に供給しているた
め、パージガスを被処理基板の裏面の周縁部に均一に流
すことができ、従って被処理基板の裏面側への処理ガス
のまわり込みを防ぐことができ、裏面への生成物の付着
を防止できるので、付着物の除去工程が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の要部を示す断面図である。
【図3】図2の実施例の撹拌手段を示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の更に他の実施例の要部を示す断面図で
ある。
【図6】従来の熱処理装置を示す概略断面図である。
【符号の説明】
2 反応管 3a、3b 処理ガス供給管 30a、30b 排気管 32 移載室 4 ウエハ保持具 41 昇降軸 5 回転軸 51 凹部 53 面状部 6 パージガス供給管 7、撹拌手段である羽根車 72a、72b羽根体 8 回転軸 81 螺旋羽根

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱炉に囲まれた反応容器と、この反応
    容器の下方側に設けられ、被処理基板の移載を行うため
    の移載室と、前記反応容器と移載室との間で昇降し、被
    処理基板を保持するための被処理基板保持部とを有し、
    前記反応容器内にて被処理基板保持部に保持された被処
    理基板を処理ガスを供給しながら熱処理する装置におい
    て、 前記被処理基板保持部には、被処理基板の裏面の少なく
    とも周縁部に対向する位置にパージガスの通流面をなす
    面状部が形成され、 前記被処理基板保持部と被処理基板の裏面との間におけ
    る前記面状部の内側にパージガスを供給するためのパー
    ジガス供給手段と、 前記被処理基板保持部に設けられ、被処理基板の中心部
    に対向する位置を回転中心として横方向に回転して、パ
    ージガス供給手段から供給されたパージガスを撹拌する
    ための撹拌手段と、 を備えたことを特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 加熱炉に囲まれた反応容器と、この反応
    容器の下方側に設けられ、被処理基板の移載を行うため
    の移載室と、前記反応容器と移載室との間で昇降し、被
    処理基板を保持するための被処理基板保持部とを有し、
    前記反応容器内にて被処理基板保持部に保持された被処
    理基板を処理ガスを供給しながら熱処理する装置におい
    て、 前記被処理基板保持部には、被処理基板の裏面の少なく
    とも周縁部に対向する位置にパージガスの通流面をなす
    面状部が形成され、 前記被処理基板保持部と被処理基板の裏面との間におけ
    る前記被処理基板の中心部またはその近傍に対向する位
    置にパージガスを供給するためのパージガス供給手段
    と、 このパージガス供給手段の供給口に設けられ、被処理基
    板の中心部に対向する位置を回転中心として横方向に回
    転すると共に、パージガス供給手段から供給されたパー
    ジガスを撹拌しながら前記面状部と被処理基板との間に
    流出させるための撹拌手段と、 を備えたことを特徴とする熱処理装置。
  3. 【請求項3】 撹拌手段は、パージガスの通流により自
    力で回転することを特徴とする請求項1または2記載の
    熱処理装置。
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Cited By (3)

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