JPH08222136A - プラズマ表示パネル - Google Patents
プラズマ表示パネルInfo
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- JPH08222136A JPH08222136A JP7304876A JP30487695A JPH08222136A JP H08222136 A JPH08222136 A JP H08222136A JP 7304876 A JP7304876 A JP 7304876A JP 30487695 A JP30487695 A JP 30487695A JP H08222136 A JPH08222136 A JP H08222136A
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- H01J11/00—Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
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- H01J11/20—Constructional details
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- Materials Engineering (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 放電セルの耐久性および輝度を向上させるた
めのＤＣ型プラズマ表示パネルの構造を提供する。 【解決手段】 凹状陰極の放電セルの輝度を高めるため
に放電セル内に陰極を少なくとも２個所以上露出させる
ことにより、陰極の凹状構造による輝度の低下を補償し
てより高い輝度を実現することができる。また、放電セ
ル内の陰極の露出部が１箇所の従来のものより、放電セ
ルのインピーダンスが相対的に上昇するので、パネル自
体の寿命を延ばすことができる。
めのＤＣ型プラズマ表示パネルの構造を提供する。 【解決手段】 凹状陰極の放電セルの輝度を高めるため
に放電セル内に陰極を少なくとも２個所以上露出させる
ことにより、陰極の凹状構造による輝度の低下を補償し
てより高い輝度を実現することができる。また、放電セ
ル内の陰極の露出部が１箇所の従来のものより、放電セ
ルのインピーダンスが相対的に上昇するので、パネル自
体の寿命を延ばすことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマ表示パネル
に係り、輝度を向上させるためのＤＣ型プラズマ表示パ
ネル（ＰＤＰ）の構造に関する。
に係り、輝度を向上させるためのＤＣ型プラズマ表示パ
ネル（ＰＤＰ）の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ＤＣ電極は耐久性に限度があ
り、特にカラープラズマ表示パネルのように高い駆動電
圧のため、陰極に衝突する正のイオンの質量及び運動エ
ネルギーが大きい場合にはさらに大きな耐久性を必要と
する。
り、特にカラープラズマ表示パネルのように高い駆動電
圧のため、陰極に衝突する正のイオンの質量及び運動エ
ネルギーが大きい場合にはさらに大きな耐久性を必要と
する。
【０００３】かかる問題を解消するために、スパッタリ
ングに耐えうる陰極物質の多くの研究がなされている
が、耐久性が高い物質であっても長期間のスパッタリン
グには耐えられないうえに、スパッタ原子が放電セル内
の不要な部分に付着し、駆動電圧を変動させたりして動
作の安定性を阻害するため、スパッタリングに耐えうる
物質を研究することよりも、スパッタリングに耐えうる
構造を設計する方が望ましいとされている。
ングに耐えうる陰極物質の多くの研究がなされている
が、耐久性が高い物質であっても長期間のスパッタリン
グには耐えられないうえに、スパッタ原子が放電セル内
の不要な部分に付着し、駆動電圧を変動させたりして動
作の安定性を阻害するため、スパッタリングに耐えうる
物質を研究することよりも、スパッタリングに耐えうる
構造を設計する方が望ましいとされている。
【０００４】例えば、ＤＣ型ＰＤＰの耐久性を向上させ
るための、最近試みられた一例であるＮＨＫ方式では、
各放電セルに抵抗器を付加して放電電流を制限すること
によって耐久性を向上させている。ＰＤＰの耐久性の指
標の一つである寿命Ｌは、次のような実験式により示す
ことができる。
るための、最近試みられた一例であるＮＨＫ方式では、
各放電セルに抵抗器を付加して放電電流を制限すること
によって耐久性を向上させている。ＰＤＰの耐久性の指
標の一つである寿命Ｌは、次のような実験式により示す
ことができる。
【０００５】＜式１＞ Ｌ＝ｋ・Ｐａ・Ｉｂ・Ｘｅ（ｋ；比例定数、５≦ａ≦
６、−３≦ｂ≦−２） （ここで、Ｌは寿命［ｈｏｕｒ］、Ｐはガス圧［Ｔｏｒ
ｒ］、Ｉは放電電流［ｍＡ］、Ｘｅはベース気体Ｈｅ中
のＸｅ％比率）
６、−３≦ｂ≦−２） （ここで、Ｌは寿命［ｈｏｕｒ］、Ｐはガス圧［Ｔｏｒ
ｒ］、Ｉは放電電流［ｍＡ］、Ｘｅはベース気体Ｈｅ中
のＸｅ％比率）
【０００６】式１のおおよその意味するところは、ガス
圧が上昇すると、スパッタ原子のガス原子との衝突散乱
が発生して、スパッタ原子の表面拡散を阻害するため寿
命が増大するものであり、また、放電電流が増大する
と、陰極に衝突してスパッタ原子を発生させるイオン数
が増加するため寿命が低下するものであり、さらに、キ
セノン濃度が上昇すると、反跳Ｘｅが熱Ｘｅと衝突を続
けてエネルギーが低下し、スパッタ原子の表面拡散作用
を阻害するため寿命が上昇するものである。
圧が上昇すると、スパッタ原子のガス原子との衝突散乱
が発生して、スパッタ原子の表面拡散を阻害するため寿
命が増大するものであり、また、放電電流が増大する
と、陰極に衝突してスパッタ原子を発生させるイオン数
が増加するため寿命が低下するものであり、さらに、キ
セノン濃度が上昇すると、反跳Ｘｅが熱Ｘｅと衝突を続
けてエネルギーが低下し、スパッタ原子の表面拡散作用
を阻害するため寿命が上昇するものである。
【０００７】式１に鑑み、寿命を延長しようとするなら
ば、ガス圧とキセノン濃度Ｘｅを高めて電流を減少させ
ればよいが、ガス圧の上昇により放電電流の上昇が誘発
されるため、放電電流を増加せずにガス圧を高める必要
である。この問題に対する解決手段が、各放電セルに抵
抗を取り付ける方法であるが、各放電セルに抵抗を付加
する製造工程は、実際には多くの困難を伴う。
ば、ガス圧とキセノン濃度Ｘｅを高めて電流を減少させ
ればよいが、ガス圧の上昇により放電電流の上昇が誘発
されるため、放電電流を増加せずにガス圧を高める必要
である。この問題に対する解決手段が、各放電セルに抵
抗を取り付ける方法であるが、各放電セルに抵抗を付加
する製造工程は、実際には多くの困難を伴う。
【０００８】図１１及び図１２は韓国特許出願第93-249
06号に開示されている従来のプラズマ表示パネルの斜視
図及び垂直断面図である。これらの図面によると、プラ
ズマ表示パネルは前面基板１及び背面基板２、前記前面
基板１上に平行でストライプ状に形成された複数の陽極
３、前記背面基板２上に前記陽極３と直交して平行でス
トライプ状に形成された複数の陰極４、前記背面基板２
上で前記複数の陰極４間に平行でストライプ状に形成さ
れた複数の荷電粒子供給用電極５、前記複数の陰極４と
前記複数の荷電粒子供給用電極５との間及び上に絶縁の
ために置かれ、前記複数の陰極４の放電空間に露出され
る部分４ａを有する誘電体層６、前記誘電体層６上に格
子状の放電セルを形成するための隔壁７とより構成され
ている。
06号に開示されている従来のプラズマ表示パネルの斜視
図及び垂直断面図である。これらの図面によると、プラ
ズマ表示パネルは前面基板１及び背面基板２、前記前面
基板１上に平行でストライプ状に形成された複数の陽極
３、前記背面基板２上に前記陽極３と直交して平行でス
トライプ状に形成された複数の陰極４、前記背面基板２
上で前記複数の陰極４間に平行でストライプ状に形成さ
れた複数の荷電粒子供給用電極５、前記複数の陰極４と
前記複数の荷電粒子供給用電極５との間及び上に絶縁の
ために置かれ、前記複数の陰極４の放電空間に露出され
る部分４ａを有する誘電体層６、前記誘電体層６上に格
子状の放電セルを形成するための隔壁７とより構成され
ている。
【０００９】このようなプラズマ表示パネルの構造は、
図１２に示すように誘電体６が陰極４を取り囲んだ凹状
に形成されており、陰極物質がスパッタリングされても
隔壁７側には届かない構造である。以下、このような形
状を凹状構造と称する。
図１２に示すように誘電体６が陰極４を取り囲んだ凹状
に形成されており、陰極物質がスパッタリングされても
隔壁７側には届かない構造である。以下、このような形
状を凹状構造と称する。
【００１０】前記のような凹状構造のプラズマ表示パネ
ルは、凹状構造を有しないプラズマ表示パネルにおい
て、陰極物質が誘電体層６上以外、隔壁７にもスパッタ
リングされて隔壁７が電極として作用する場合が発生す
るので、当該問題点を改善したものである。即ち、陰極
を凹状にしてスパッタ原子の散乱方向を調節することに
よって、プラズマ表示パネルの寿命を向上させ、補助放
電の効果を上昇させる。この二つの効果は実際の実験に
より確かめられた事項であり、特に二番目の補助放電効
果はトリガー方式の補助放電では非常に有効な手段であ
ることが確かめられた。即ち、トリガー誘電体層上にス
パッタ原子が付着すると、トリガー放電が弱くなって補
助放電の効果が劣化するが、凹状陰極構造を採用するこ
とにより誘電体層の表面にスパッタ原子が付着すること
を防止していた。
ルは、凹状構造を有しないプラズマ表示パネルにおい
て、陰極物質が誘電体層６上以外、隔壁７にもスパッタ
リングされて隔壁７が電極として作用する場合が発生す
るので、当該問題点を改善したものである。即ち、陰極
を凹状にしてスパッタ原子の散乱方向を調節することに
よって、プラズマ表示パネルの寿命を向上させ、補助放
電の効果を上昇させる。この二つの効果は実際の実験に
より確かめられた事項であり、特に二番目の補助放電効
果はトリガー方式の補助放電では非常に有効な手段であ
ることが確かめられた。即ち、トリガー誘電体層上にス
パッタ原子が付着すると、トリガー放電が弱くなって補
助放電の効果が劣化するが、凹状陰極構造を採用するこ
とにより誘電体層の表面にスパッタ原子が付着すること
を防止していた。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
凹状陰極構造は陰極の露出面積の縮小により輝度を低下
させてしまうという問題を有していた。
凹状陰極構造は陰極の露出面積の縮小により輝度を低下
させてしまうという問題を有していた。
【００１２】本発明は前記のような問題を改善するため
に考案されたものであり、補助放電効果を上昇させるこ
とにより、輝度効率をさらに上昇させるプラズマ表示パ
ネルを提供することを目的とする。
に考案されたものであり、補助放電効果を上昇させるこ
とにより、輝度効率をさらに上昇させるプラズマ表示パ
ネルを提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】前記のような目的を達成
するために請求項１記載の発明では、プラズマ表示パネ
ルにおいて、前面基板及び背面基板と、前記前面基板上
において平行にストライプ状に形成された複数の陽極
と、前記背面基板上において前記陽極と直交して平行に
ストライプ状に形成された複数の陰極と、前記陰極間に
おいて陰極と平行にストライプ状に形成された複数の荷
電粒子供給用電極と、前記陰極と荷電粒子供給用電極と
の間及び上に置かれた誘電体層と、前記誘電体層上に放
電セルを形成するために格子状に置かれた隔壁とを備え
ることを特徴とする。
するために請求項１記載の発明では、プラズマ表示パネ
ルにおいて、前面基板及び背面基板と、前記前面基板上
において平行にストライプ状に形成された複数の陽極
と、前記背面基板上において前記陽極と直交して平行に
ストライプ状に形成された複数の陰極と、前記陰極間に
おいて陰極と平行にストライプ状に形成された複数の荷
電粒子供給用電極と、前記陰極と荷電粒子供給用電極と
の間及び上に置かれた誘電体層と、前記誘電体層上に放
電セルを形成するために格子状に置かれた隔壁とを備え
ることを特徴とする。
【００１４】請求項２記載の発明では、請求項１記載の
プラズマ表示パネルにおいて、前記開放部の縁部を取り
囲むスパッタリング防止用隔壁を前記誘電体層上に備え
ることを特徴とする。
プラズマ表示パネルにおいて、前記開放部の縁部を取り
囲むスパッタリング防止用隔壁を前記誘電体層上に備え
ることを特徴とする。
【００１５】請求項３記載の発明では、請求項１記載の
プラズマ表示パネルにおいて、前記各放電セルごとの前
記開放部が２個所であることを特徴とする。
プラズマ表示パネルにおいて、前記各放電セルごとの前
記開放部が２個所であることを特徴とする。
【００１６】請求項４記載の発明では、請求項１記載の
プラズマ表示パネルにおいて、前記各放電セルごとの前
記開放部が３個所であることを特徴とする。
プラズマ表示パネルにおいて、前記各放電セルごとの前
記開放部が３個所であることを特徴とする。
【００１７】請求項５記載の発明では、請求項１記載の
プラズマ表示パネルにおいて、前記各放電セルごとの前
記開放部が４個所であることを特徴とする。
プラズマ表示パネルにおいて、前記各放電セルごとの前
記開放部が４個所であることを特徴とする。
【００１８】このため本発明では、前記開放部の縁部を
取り囲むスパッタ原子付着防止用隔壁を前記誘電層上に
備え、前記各放電セルごとに前記開放部が２個所、３個
所或いは４個所のうちいずれか一つとする。
取り囲むスパッタ原子付着防止用隔壁を前記誘電層上に
備え、前記各放電セルごとに前記開放部が２個所、３個
所或いは４個所のうちいずれか一つとする。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明を詳細に説明する。
明を詳細に説明する。
【００２０】本発明によるプラズマ表示パネルの第１実
施例は図１及び図２の分解斜視図及び垂直断面図に示さ
れたような構造を有する。
施例は図１及び図２の分解斜視図及び垂直断面図に示さ
れたような構造を有する。
【００２１】即ち、第１実施例のプラズマ表示パネルは
前面基板１１と背面基板１２が一定な間隔を置いて水平
に配置される。前面基板１１上には一方向にストライプ
状の複数の陽極１３が形成され、背面基板１２上には陽
極１３と直交するストライプ状の複数の陰極１４が形成
される。また、陰極１４の形成された背面基板１２上に
おいて、複数の陰極１４間に該陰極と平行なストライプ
状の複数の荷電粒子供給用電極１５が形成される。この
複数の陰極１４と複数の荷電粒子供給用電極１５の間及
び上部には絶縁のための誘電体層１６が配置されるが、
この誘電体層１６は複数の陰極１４が放電空間（セル）
ごとに放電のための少なくとも２個所以上の露出部１４
ａを有するように形成される。誘電体層１６上には放電
セル８を格子状に形成するための隔壁１７が形成され
る。
前面基板１１と背面基板１２が一定な間隔を置いて水平
に配置される。前面基板１１上には一方向にストライプ
状の複数の陽極１３が形成され、背面基板１２上には陽
極１３と直交するストライプ状の複数の陰極１４が形成
される。また、陰極１４の形成された背面基板１２上に
おいて、複数の陰極１４間に該陰極と平行なストライプ
状の複数の荷電粒子供給用電極１５が形成される。この
複数の陰極１４と複数の荷電粒子供給用電極１５の間及
び上部には絶縁のための誘電体層１６が配置されるが、
この誘電体層１６は複数の陰極１４が放電空間（セル）
ごとに放電のための少なくとも２個所以上の露出部１４
ａを有するように形成される。誘電体層１６上には放電
セル８を格子状に形成するための隔壁１７が形成され
る。
【００２２】一方、本発明によるプラズマ表示パネルの
第２実施例は、図５及び図６に示されたように、前記第
１実施例同様に、陰極が各セルの放電空間に少なくとも
２個以上の露出部１４ａを有するように形成された凹状
陰極構造で、陰極からのスパッタ原子が隔壁１７に付着
することを防止するためのスパッタ拡散防止用隔壁１８
をさらに形成した点にその特徴がある。
第２実施例は、図５及び図６に示されたように、前記第
１実施例同様に、陰極が各セルの放電空間に少なくとも
２個以上の露出部１４ａを有するように形成された凹状
陰極構造で、陰極からのスパッタ原子が隔壁１７に付着
することを防止するためのスパッタ拡散防止用隔壁１８
をさらに形成した点にその特徴がある。
【００２３】このように放電セル８における陰極を少な
くとも２部分以上露出する構造で形成することにより、
図１３に示されたように陰極が一つの部分のみ露出され
た従来のプラズマ表示パネルの紫外線の放射強度に比し
て、図５に示されたように紫外線の放射強度の強い部分
が拡大されて全体蛍光面にかけて輝度が高くなる。即
ち、従来のプラズマ表示パネルと本発明のプラズマ表示
パネルを作動させて発光部位を観察してみると、図１３
及び図５に示されたように縁部に行くほど暗くなる現象
が見いだされる。これは、縁部に行くほど紫外線の生じ
る陰極から遠くなるからであると考えられる。
くとも２部分以上露出する構造で形成することにより、
図１３に示されたように陰極が一つの部分のみ露出され
た従来のプラズマ表示パネルの紫外線の放射強度に比し
て、図５に示されたように紫外線の放射強度の強い部分
が拡大されて全体蛍光面にかけて輝度が高くなる。即
ち、従来のプラズマ表示パネルと本発明のプラズマ表示
パネルを作動させて発光部位を観察してみると、図１３
及び図５に示されたように縁部に行くほど暗くなる現象
が見いだされる。これは、縁部に行くほど紫外線の生じ
る陰極から遠くなるからであると考えられる。
【００２４】このような知見を実験で確かめるため、陰
極の露出部分を、従来のプラズマ表示パネルに対して図
１４Ａ乃至図１４Ｄに示されように、基本露出面積のタ
イプ１とこれを４個まで結合した形態としたタイプ２、
タイプ３及びタイプ４の露出陰極を有するプラズマ表示
パネルと、図１４Ａの前記タイプ１を、本発明のプラズ
マ表示パネルに対して図６Ａ乃至図６Ｃに示されたよう
に、２個から４個まで分散配置したタイプ５、タイプ６
及びタイプ７の露出陰極を有するプラズマ表示パネルを
作動させて電流に対するセル電圧及び電力に対する輝度
を調べると、次のグラフのとおりである。
極の露出部分を、従来のプラズマ表示パネルに対して図
１４Ａ乃至図１４Ｄに示されように、基本露出面積のタ
イプ１とこれを４個まで結合した形態としたタイプ２、
タイプ３及びタイプ４の露出陰極を有するプラズマ表示
パネルと、図１４Ａの前記タイプ１を、本発明のプラズ
マ表示パネルに対して図６Ａ乃至図６Ｃに示されたよう
に、２個から４個まで分散配置したタイプ５、タイプ６
及びタイプ７の露出陰極を有するプラズマ表示パネルを
作動させて電流に対するセル電圧及び電力に対する輝度
を調べると、次のグラフのとおりである。
【００２５】図７はプラズマ表示パネルのセルが２５０
torr−３％ Ｘｅ（Ｈｅベース）の場合、図１４Ａ乃至
図１４Ｄのタイプ１，２，３，４及び図６Ａ乃至図６Ｃ
のタイプ５，６，７におけるセル電圧に対する電流のグ
ラフであり、図８はプラズマ表示パネルのセルが２５０
torr−３％ Ｘｅ（Ｈｅベース）の場合、図１４Ａ乃至
図１４Ｄのタイプ１，２，３，４及び図６Ａ乃至図６Ｃ
のタイプ５，６，７における電力対明るさのグラフであ
り、図９はプラズマ表示パネルのセルが３００torr−３
％ Ｘｅ（Ｈｅベース）の場合、図１４Ａ乃至図１４Ｄ
のタイプ１，２，３，４及び図６Ａ乃至図６Ｃのタイプ
５，６，７における電力に対する輝度のグラフであり、
そして、図１０はプラズマ表示パネルのセルが３５０to
rr−３％Ｘｅ（Ｈｅベース）の場合、図１４Ａ乃至図１
４Ｄのタイプ１，２，３，４及び図６Ａ乃至図６Ｃのタ
イプ５，６，７における電力に対する輝度のグラフであ
る。
torr−３％ Ｘｅ（Ｈｅベース）の場合、図１４Ａ乃至
図１４Ｄのタイプ１，２，３，４及び図６Ａ乃至図６Ｃ
のタイプ５，６，７におけるセル電圧に対する電流のグ
ラフであり、図８はプラズマ表示パネルのセルが２５０
torr−３％ Ｘｅ（Ｈｅベース）の場合、図１４Ａ乃至
図１４Ｄのタイプ１，２，３，４及び図６Ａ乃至図６Ｃ
のタイプ５，６，７における電力対明るさのグラフであ
り、図９はプラズマ表示パネルのセルが３００torr−３
％ Ｘｅ（Ｈｅベース）の場合、図１４Ａ乃至図１４Ｄ
のタイプ１，２，３，４及び図６Ａ乃至図６Ｃのタイプ
５，６，７における電力に対する輝度のグラフであり、
そして、図１０はプラズマ表示パネルのセルが３５０to
rr−３％Ｘｅ（Ｈｅベース）の場合、図１４Ａ乃至図１
４Ｄのタイプ１，２，３，４及び図６Ａ乃至図６Ｃのタ
イプ５，６，７における電力に対する輝度のグラフであ
る。
【００２６】以上のグラフで分るように、実験結果は第
一に、電流対電圧特性から放電セルのインピーダンスは
陰極の露出部分が狭いほど、そしてその陰極の露出部分
が互いに分離されるほど高い。即ち、インピーダンスが
高いことは、電流が低下することを意味する。実験結果
によると、各タイプ別陰極のインピーダンス（Ｖ／Ｉ）
の大きさはタイプ１＞タイプ２＞タイプ３、タイプ５＞
タイプ２、タイプ６＞タイプ３、タイプ７＞タイプ４と
なっている。
一に、電流対電圧特性から放電セルのインピーダンスは
陰極の露出部分が狭いほど、そしてその陰極の露出部分
が互いに分離されるほど高い。即ち、インピーダンスが
高いことは、電流が低下することを意味する。実験結果
によると、各タイプ別陰極のインピーダンス（Ｖ／Ｉ）
の大きさはタイプ１＞タイプ２＞タイプ３、タイプ５＞
タイプ２、タイプ６＞タイプ３、タイプ７＞タイプ４と
なっている。
【００２７】第二に、輝度はタイプ１、タイプ２、タイ
プ３、タイプ４が殆ど同一であり、陰極の露出部をタイ
プ５、タイプ６及びタイプ７でのように互いに分離する
場合が高くなっている。
プ３、タイプ４が殆ど同一であり、陰極の露出部をタイ
プ５、タイプ６及びタイプ７でのように互いに分離する
場合が高くなっている。
【００２８】つまり、本実施形態によれば、陰極の露出
面積が同一でも、露出部分を分割することによって、輝
度効率（輝度／電力）を確実に上昇させ、インピーダン
スを相対的に低下させることができるので、電流が低下
し、プラズマ表示パネルの寿命を延長することができ
る。
面積が同一でも、露出部分を分割することによって、輝
度効率（輝度／電力）を確実に上昇させ、インピーダン
スを相対的に低下させることができるので、電流が低下
し、プラズマ表示パネルの寿命を延長することができ
る。
【００２９】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によるプ
ラズマ表示パネルは凹状陰極の輝度効率を向上させるた
め、放電セル内に陰極を少なくても２個所以上露出させ
ることにより、陰極の凹状構造による輝度の低下を補償
してより高い輝度を実現する。また、放電セル内の陰極
の露出部が１箇所の従来のものより、放電セルのインピ
ーダンスが相対的に上昇するので、パネル自体の寿命を
延ばすことができる。
ラズマ表示パネルは凹状陰極の輝度効率を向上させるた
め、放電セル内に陰極を少なくても２個所以上露出させ
ることにより、陰極の凹状構造による輝度の低下を補償
してより高い輝度を実現する。また、放電セル内の陰極
の露出部が１箇所の従来のものより、放電セルのインピ
ーダンスが相対的に上昇するので、パネル自体の寿命を
延ばすことができる。
【図１】本発明によるプラズマ表示パネルの一実施例の
分解斜視図。
分解斜視図。
【図２】図３の実施例のをＸ方向の断面図。
【図３】本発明によるプラズマ表示パネルの他の実施例
の分解斜視図。
の分解斜視図。
【図４】図５の実施例のＸ方向の断面図。
【図５】図１及び図３の実施例の陰極タイプによる紫外
線の放射強度を示す等高線。
線の放射強度を示す等高線。
【図６】（Ａ）乃至（Ｃ）は本発明のプラズマ表示パネ
ルの各種陰極タイプの例を示す平面図。
ルの各種陰極タイプの例を示す平面図。
【図７】図１４の（Ａ）乃至（Ｄ）及び図６の（Ａ）乃
至（Ｃ）に示されたような露出陰極を有するプラズマ表
示パネルのセルが２５０torr−３％ Ｘｅ（Ｈｅベー
ス）の場合の電流と電圧のグラフ。
至（Ｃ）に示されたような露出陰極を有するプラズマ表
示パネルのセルが２５０torr−３％ Ｘｅ（Ｈｅベー
ス）の場合の電流と電圧のグラフ。
【図８】図１４の（Ａ）乃至（Ｄ）及び図６の（Ａ）乃
至（Ｃ）に示されたような露出陰極を有するプラズマ表
示パネルのセルが２５０torr−３％ Ｘｅ（Ｈｅベー
ス）の場合の電力に対する輝度のグラフ。
至（Ｃ）に示されたような露出陰極を有するプラズマ表
示パネルのセルが２５０torr−３％ Ｘｅ（Ｈｅベー
ス）の場合の電力に対する輝度のグラフ。
【図９】図１４の（Ａ）乃至（Ｄ）及び図６の（Ａ）乃
至（Ｃ）に示されたような露出陰極を有するプラズマ表
示パネルのセルが３００torr−３％ Ｘｅ（Ｈｅベー
ス）の場合の電力に対する輝度のグラフ。
至（Ｃ）に示されたような露出陰極を有するプラズマ表
示パネルのセルが３００torr−３％ Ｘｅ（Ｈｅベー
ス）の場合の電力に対する輝度のグラフ。
【図１０】図１４の（Ａ）乃至（Ｄ）及び図６の（Ａ）
乃至（Ｃ）に示されたような露出陰極を有するプラズマ
表示パネルのセルが３５０torr−３％ Ｘｅ（Ｈｅベー
ス）の場合の電力に対する輝度のグラフ。
乃至（Ｃ）に示されたような露出陰極を有するプラズマ
表示パネルのセルが３５０torr−３％ Ｘｅ（Ｈｅベー
ス）の場合の電力に対する輝度のグラフ。
【図１１】従来のプラズマ表示パネルの斜視図。
【図１２】図１１のプラズマ表示パネルの断面図。
【図１３】図１１の実施例の陰極による紫外線の放射強
度を示す等高線。
度を示す等高線。
【図１４】（Ａ）乃至（Ｄ）は従来のプラズマ表示パネ
ルの各種陰極タイプの例を示す平面図。
ルの各種陰極タイプの例を示す平面図。
８ 放電セル １１ 前面基板 １２ 背面基板 １３ 陽極 １４ 陰極 １４ａ 露出部 １５ 荷電粒子供給用電極 １６ 誘電体層 １７ 隔壁 １８ スパッタ拡散防止用隔壁
Claims (5)
- 【請求項１】 前面基板及び背面基板と、 前記前面基板上において平行にストライプ状に形成され
た複数の陽極と、 前記背面基板上において前記陽極と直交して平行にスト
ライプ状に形成された複数の陰極と、 前記陰極間において陰極と平行にストライプ状に形成さ
れた複数の荷電粒子供給用電極と、 前記陰極と荷電粒子供給用電極との間及び上に置かれた
誘電体層と、 前記誘電体層上に放電セルを形成するために格子状に置
かれた隔壁とを備えたプラズマ表示パネルにおいて、 前記誘電体層には前記各放電セルごとに前記陰極が少な
くとも２個所以上で露出されるように開放部が形成され
たことを特徴とするプラズマ表示パネル。 - 【請求項２】 前記開放部の縁部を取り囲むスパッタリ
ング防止用隔壁を前記誘電体層上に備えることを特徴と
する請求項１記載のプラズマ表示パネル。 - 【請求項３】 前記各放電セルごとの前記開放部が２個
所であることを特徴とする請求項１記載のプラズマ表示
パネル。 - 【請求項４】 前記各放電セルごとの前記開放部が３個
所であることを特徴とする請求項１記載のプラズマ表示
パネル。 - 【請求項５】 前記各セルごとの前記開放部が４個所で
あることを特徴とする請求項１記載のプラズマ表示パネ
ル。
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