JPH08221942A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH08221942A
JPH08221942A JP5035495A JP5035495A JPH08221942A JP H08221942 A JPH08221942 A JP H08221942A JP 5035495 A JP5035495 A JP 5035495A JP 5035495 A JP5035495 A JP 5035495A JP H08221942 A JPH08221942 A JP H08221942A
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lid
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case
tape cassette
lock
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Kenji Hashizume
健二 橋爪
Masatoshi Okamura
昌寿 岡村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、生産面及びコスト面での問
題を改善し、機能上に於ても信頼性の高い製品を提供す
ることである。 【構成】 本発明のロック機構は、リッド側板4の係止
突起6と、爪31を備えたロック部32と弾性変形部3
5から成る連結部37と固定部36とをプラスチックか
ら一体成形してなるリッドロック部材30と、このリッ
ドロック部材30のロック部32を図面左方へ常時付勢
するバネ20と、下ハーフ1bに一体成形されていてリ
ッドロック部材30の左方向への移動及びリッド4の開
放方向への回動を制限するリッドロックストッパー40
とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセットに関し、
特に磁気テープが引き出される前部を覆うリッドをロッ
クするロック機構を備えたテープカセットに関する。
【0002】
【従来技術と解決課題】ケース前部を覆う開閉自在のリ
ッドを有する型のテープカセットは、従来図1及び2に
示すように、ケース本体1と、前記ケース本体内の磁気
テープを引き出す前部を開閉するリッド2を有する。リ
ッド2は、本体の両側面に軸5で枢着された側板4を有
しバネにより常に閉鎖方向に付勢されている。図2に示
すように、側板4の一方の内面には係止突起6が突設さ
れ、一方、ケース本体1側には例えばバネ7により前方
に向けて常時付勢されているリッドロック部材3が軸8
により取り付けられている。リッドロック部材3の爪9
はリッドの係止部6に係合して矢印aの方向のリッドの
回動が起きないようにロックしている。
【0003】しかし、上述のような構成においては、記
録再生装置に装着しない状態でリッド2を開く方向へこ
の係合力に勝る外力(矢印aの方向の回転力)がリッド
2に加わった場合に、係止突起6がバネ7の付勢力に抗
してリッドロック部材3を回動させて突起6と爪9との
係合が外れることがあった。
【0004】一方、図3(図1及び2に図示される個々
の部材と同様の機能を持つ部材は同一指示番号である)
に開示されるようなリッドロックストッパー11(特開
平4−214277号)をケース本体1に設けて、爪9
を係止突起6に係合させるという機構が知られている。
この構成では、係止突起6が爪9を押圧しても、図3
(b)のように、爪9の下部をリッドロックストッパー
11で受け止めてリッドロック部材3のそれ以上の変形
を制限し、係止突起6とリッドロック部材の爪9との係
合が外れるのを防止する。
【0005】図3(a)及び(b)を参照して、さらに
この特開平4−214277号のロック機構について触
れると、リッドロック部材3は、ケース本体1に嵌め込
み式で固定される固定部3aと、側板4の係止突起6と
係合する爪9をもつロック部3cと、を金属製の板バネ
(弾性部)3bを介して連結して構成される。爪9は、
板バネ3bの形で定まる位置を有するので、爪9と係止
突起6の関係もこれによって定まり、他に位置規制手段
を必要としない。
【0006】しかし、この構成のテープカセットを実際
に生産しようとすると、もともと別個の部品でありこれ
らロック部、弾性部、固定部を連結する作業が別に必要
になるために、成形工程において、生産性が悪く、コス
ト高になるという欠点があった。従って、本発明は、生
産面及びコスト面での問題を改善し、機能上に於ても信
頼性の高い製品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、これらの目的を
達成するために、別々の部品であったリッドロック部材
のロック部、連結部、固定部をプラスチックにより一体
成形する。
【0008】しかし、プラスチックにより一体成形した
ものを使用しようすると、いくつかの障害が生じること
がわかった。プラスチック製のリッドロック部材はその
弾性力を補助する必要があるため、バネにより係合方向
の付勢力がロック部に加えられる。その結果、今度は使
用する個々のバネによってはロック部の爪を必要以上に
係止方向へ押し込むこともあるため、この不都合な押込
みを常に制限して適正な係止位置に止める制限手段が必
要となった。そのため、ケース本体にこれと一体成形で
きる小突起状あるいは一部肉厚の制限手段を設けてこの
障害を解決する。これら制限手段は、ケース本体と一体
成形できるため、生産面及びコスト面にほとんど影響は
ない。こうして、ロック部の必要以上の押込みから生じ
得る問題を解決して、本来の目的を達成できる。
【0009】従って、上記目的を達成するための本発明
のテープカセットは、テープリールを内蔵するケース
と、該ケースに回動可能に取り付けられたリッドと、該
リッドを閉じた状態でロックするリッドロック部材とを
備えており、前記リッドロック部材は前記ケースに固定
される固定部と前記リッドをロックするための係合爪を
含むロック部と前記固定部及び前記ロック部をつなぐ連
結部とからなり、前記リッドには前記係合爪と係合して
前記リッドの閉鎖を維持するための被係合部があり、前
記リッドロック部材はバネで係合方向へ付勢され、さら
に前記ケースには前記リッドのロック解除前に前記リッ
ドに開方向の力が作用した際に前記リッドロック部材の
所定以上の偏倚を禁止するためのストッパーが設けられ
ているテープカセットにおいて、前記リッドロック部材
が所定以上の係合方向への偏倚を防止する規制部を前記
ケースに設けたことを特徴とする構成とする。
【0010】また、本発明のテープカセットの第二の態
様として、前記規制部を前記ストッパーに兼備させた構
成にする。
【0011】
【作用】リッドロック部材を一体成形することで、ロッ
ク部、弾性部を含む連結部、固定部を結合する工程の必
要もなく、結合する際の不良品の心配もなくなる。ま
た、一体成形品であることから生じる障害も成形品と共
に一体成形できる規制部を設けることで解消する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。本発明のテープカセットの構造は、ロック機構の部
分以外は、従来と変わらないので前記説明を引用し、従
来例と共通の部分は同一の参照符号により指示して説明
する。
【0013】図4は、本発明のロック機構の第一実施例
を図示したものである。本発明のロック機構は、リッド
側板4の係止突起6と、爪31を備えたロック部32と
肉薄の弾性変形部35(円内の部分)及び肉厚の剛性部
34から成る連結部37と固定部36とをプラスチック
等から一体成形してなるリッドロック部材30と、この
リッドロック部材30のロック部32を図面左方へ常時
付勢するバネ20と、下ハーフ1bに一体成形されてい
てリッドロック部材30の左方向への移動及びリッド4
の開放方向への回動を制限するリッドロックストッパー
40とから成り、閉鎖時は、この図のように、係止突起
6がリッドロック部材30の爪31と係合して、リッド
2の回動による不要な開放を防止している。また、ロッ
ク部32と固定部36との連結部37において、この連
結部37は弾性変形部35と剛性部34とからなるが、
剛性部34は弾性変形部35よりも肉厚にして剛性をも
たせる構成にされている。これは、撓む部分を弾性変形
部35の一か所に限定するためである。この構成にすれ
ば、爪31の先端と弾性変形部35との距離が一定に維
持できるので、不要な外力による爪31と係止突起6と
の係合外れの問題、上記従来例で完全に解決できなかっ
た問題を完全に解決できる。
【0014】バネ20は、一端21をケース本体1に固
定され、他端22でロック部32の背部33を図面左方
(爪31と係止突起6との係合方向)へ押圧するように
機能する。このバネ20は、プラスチック製の弾性変形
部35の弾性を補助するものである。
【0015】リッドロック部材30は、爪31を含むロ
ック部32と剛性部34と弾性変形部35と固定部36
とをプラスチックから一体成形したもので、図4のよう
な態様で、固定部36で上ハーフ1aの所定の位置に固
定され、ロック部32の背部33をバネ20により押圧
されてリッド側板4の係止突起6と係合する方向に常に
付勢されている。従って、録画再生装置のロック解除部
材(図示なし)がこのロック部32に作用すると、リッ
ドロック部材30に対してバネ20の付勢力に抗する力
を及ぼして弾性変形部35を撓ませ、これを支点にリッ
ドロック部材30のロック部32を揺動変位させる。そ
の結果、係止突起6と爪31の係合が外れて、リッド2
の開放が可能になる。
【0016】本発明の特徴は、以上の説明から明らかな
ように、従来例で、もともと別個の部品の基台部とロッ
ク部とを金属製の板バネで連結する工程を必要とした構
成であったものを、本発明ではこれら全てを一体成形品
にしたことで連結工程を省けるというものである。
【0017】しかし、上述したように従来例では、バネ
20によるような付勢力が存在してないから問題ないの
だが、本発明のようにバネ20による付勢力を使用する
場合、個々のバネ20によってはリッドロック部材30
の爪31が所望位置以上に図面左方へ押し込まれること
もあり、この押込みを常に制限する必要が生じた。
【0018】そこで、特開平4−213277号で開示
されたリッドロックストッパー40を、爪31のA方向
の移動を制限する他に、ロック部32のB方向への移動
をも制限する機能をもつように構成した。つまり、図4
のように、リッドロックストッパー40を爪31ばかり
でなくロック部32にも隣接するように構成した。この
構成により、爪31の下方への移動(あるいは、ロック
部の下方への移動でもある)の他に、ロック部32の左
方への所望位置以上の移動が防止できる。この構成であ
れば、バネ20の弾性の精度にそれ程気を配らなくても
よくなる。こうして、本発明の目的達成以前の障害を解
決して、本発明本来の目的を達成することができる。
【0019】また、第二の実施例を図5に図示する。こ
の第二の実施例は、第一実施例の一体成形品のリッドロ
ック部材30はそのまま採用するが、移動制限手段に関
して異なった構成を採用する。すなわち、リッドロック
ストッパー41の機能は爪31の下方への移動を制限す
るだけの特開平4−213277号のままで、ロック部
32の左方への移動を制限する手段として、図5のよう
に、上ハーフ1aの内壁に肉厚部15(図中の斜線部)
を新たに設け、この肉厚部15により、リッドロック部
材30の弾性変形部35付近の撓みを制限する。かくし
て、第一実施例のリッドロックストッパー40の左方向
への移動を制限効果と同様の効果が得られ、同様に本発
明の目的が達成できる。
【0020】以上二態様の制限手段を採用した実施例を
開示したけれども、ロック部32の左方への所望以上の
移動を制限できるのであれば、肉厚あるいは突起の制限
手段がこれら実施例とは異なる本体ケース1の適当な位
置に設けることができることは容易に推察できるだろ
う。
【0021】
【発明の効果】リッドロック部材のロック部を左方へ常
時付勢するバネの使用に際して生じる障害を解決するこ
とで、従来例で別々の部品であったリッドロック部材の
ロック部、連結部、固定部をプラスチックによる一体成
形の効果が十分に発揮できて本発明の目的、すなわち、
生産面及びコスト面での問題を改善するという目的を達
成することができる。さらに、本発明は一体成形品であ
るため、従来例のロック部、弾性部、固定部の連結時に
生じる不良品の問題もないし、従来例のリッドロック部
材の構成のように複雑でない。これにより、機能上にお
いてより信頼性の高い製品の提供が可能になる。
【0022】本発明の好ましい実施例と現在考えられる
ものを図示し説明してきたけれども、当業者であれば、
本発明の技術思想から逸脱することなく種々の変更及び
修正が可能であることは明白であろう。かかる変更及び
修正は全て本発明の技術思想に包含されるべきものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のテープカセットの斜視図である。
【図2】従来のロック機構を示す斜視図である。
【図3】(a)は従来のロック機構を示す斜視図であ
り、(b)は(a)のロック機構において、閉鎖時に不
要な外力が加わった状態を図示する。
【図4】本発明の第一の態様によるロック機構を示す一
部透視図である。
【図5】本発明の第二の態様によるロック機構を示す一
部透視図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 リッド 3 リッドロック部材 3a 従来のリッドロック部材の固定部 3b 従来のリッドロック部材の弾性部 3c 従来のリッドロック部材のロック部 4 リッド側板 5 リッドの開閉軸 6 係止突起 7 バネ 8 リッドロック部材の軸 9 爪 11 リッドロックストッパー 15 肉厚部 20 ロック部付勢用バネ 21 バネの固定端部 22 バネの付勢端部 31 リッドロック部材の係合爪 32 リッドロック部材のロック部 33 ロック部の背部 34 リッドロック部材の剛性部 35 リッドロック部材の弾性変形部 36 リッドロック部材の固定部 37 リッドロック部材の連結部 40、41 リッドロックストッパー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープリールを内蔵するケースと、該ケ
    ースに回動可能に取り付けられたリッドと、該リッドを
    閉じた状態でロックするリッドロック部材とを備えてお
    り、前記リッドロック部材は前記ケースに固定される固
    定部と前記リッドをロックするための係合爪を含むロッ
    ク部と前記固定部及び前記ロック部をつなぐ連結部とか
    らなり、前記リッドには前記係合爪と係合して前記リッ
    ドの閉鎖を維持するための被係合部があり、前記リッド
    ロック部材はバネで係合方向へ付勢され、さらに前記ケ
    ースには前記リッドのロック解除前に前記リッドに開方
    向の力が作用した際に前記リッドロック部材の所定以上
    の偏倚を禁止するためのストッパーが設けられているテ
    ープカセットにおいて、 前記リッドロック部材が所定以上の係合方向への偏倚を
    防止する規制部を前記ケースに設けたことを特徴とする
    前記テープカセット。
  2. 【請求項2】 前記規制部を前記ストッパーに兼備させ
    る構成とした請求項1に記載のテープカセット。
  3. 【請求項3】 前記規制部は、前記連結部に接する位置
    に設けられる請求項1に記載のテープカセット。
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