JPH08221604A - 媒体発行装置および媒体送出モジュール - Google Patents

媒体発行装置および媒体送出モジュール

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JPH08221604A
JPH08221604A JP2560195A JP2560195A JPH08221604A JP H08221604 A JPH08221604 A JP H08221604A JP 2560195 A JP2560195 A JP 2560195A JP 2560195 A JP2560195 A JP 2560195A JP H08221604 A JPH08221604 A JP H08221604A
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JP
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medium
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door
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JP2560195A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Koshida
嘉範 越田
Masao Goto
雅男 後藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 未記入の有価証券を一般作業員に触れさせな
いようにし、かつ、ジャムの除去を顧客に迷惑をかけな
いで行うことができる媒体発行装置を提供することを目
的とする。 【構成】 媒体を収納する少なくとも1つの収納部29
と、収納部29から1枚づつ媒体を繰り出す繰り出し分
離部32と、繰り出し分離部32で分離された媒体を印
字する印字部43とを有する媒体搬送経路と、この媒体
搬送経路を格納し、媒体を送出する送出口48を有する
筐体とからなる媒体送出モジュール22,23,24
と、媒体送出モジュール22,23,24のそれぞれの
送出口48から送出される媒体を搬送する搬送手段1
9,20,21と、この搬送手段19,20,21によ
り搬送される媒体を顧客に発行する発行口6とを有し、
前記媒体送出モジュール22,23,24を前記搬送手
段19,20,21に着脱自在に設置するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金融機関の店舗や各種店
舗等に設置される媒体発行装置に関し、さらに詳しく
は、手形,入場券,小切手,商品券,ビール券等の有価
証券や取引履歴のレシート等の媒体を発行することがで
きる媒体発行装置、および、その媒体発行装置に媒体を
収納し印字するための媒体送出モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、金融機関の店舗や各種店舗に設
置される媒体発行装置の外観斜視図である。この媒体発
行装置1は、その筐体前面側に顧客パネル2を設けてあ
る。顧客パネル2は、顧客に指示を与えたり、種々の操
作を行わせるためのものである。顧客パネル2には、キ
ャッシュカードやクレジットカード等を挿入するための
カード挿入口3、および、顧客が操作するための操作部
4、および、操作案内等を表示する表示部5、および、
有価証券や紙幣等を排出するための発行口6をそれぞれ
配置してある。また、その筐体後面側には保守扉7が設
けられている。この保守扉7には鍵などによる図示せぬ
施錠手段が設けられており、係員により装置内部の保守
が可能となっている。なお、保守扉7は、その筐体前面
側に顧客パネル2が保守扉7を兼ねるようにしても、そ
の筐体側面側に設けるようにしてもよい。
【0003】図8は、図7のA−A線断面を示す媒体発
行装置の断面図である。媒体発行装置1は、その筐体内
部にカードリーダプリンタユニット8とメインユニット
9とをそれぞれ引き出し可能に収納してある。前記カー
ドリーダプリンタユニット8は、キャッシュカード等の
磁気ストライプに読み書きを行ったり、取引履歴をレシ
ートに印字するためのものである。
【0004】前記メインユニット9は、各種紙幣を収納
する金庫10や有価証券等を印字する印字部11等を設
けてある。金庫10から送出される紙幣や印字部11か
ら送出される有価証券は、搬送路12を通り、図示しな
い鑑別部等で鑑別等を行って発行可能な紙幣や有価証券
のみを集積機構13に集積されるようにしてある。集積
機構13に集積された紙幣や有価証券は、シャッタ14
を開閉することにより、発行口6から発行されるように
してある。
【0005】また、印字部11は、搬送路15を介して
ロック機構16を接続してある。このロック機構16
は、例えば、実公平5−46137号公報等に掲載され
ているように、未記入の有価証券を収納するホッパ17
を接続した時に、ホッパ17に収納してある有価証券を
抜き取らせないようにしたロックを解除して印字部11
に有価証券を送出可能にするためのものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の媒体発行装置で
は、例えば、有価証券が印字部11の前後でジャムをお
こした場合には、保守扉7を開けて印字部11の前後の
ジャムを除去するようにしている。ところで、有価証券
は額面に記入することにより1枚ごとの価値が定まるも
のであるため、未記入の有価証券が印字部11に残って
いる場合には、その未記入の有価証券を一般作業員等に
持ち去られて悪用されるおそれがあった。
【0007】特に、印字部11とホッパ17の間の搬送
路15でジャムが起きた場合には、未記入の有価証券で
あるので、その可能性が高かった。また、印字部11の
前後はジャムを取り除く間は媒体発行装置を停止しなけ
ればならないため、媒体発行装置の運用に支障をきた
し、顧客に迷惑をかける問題があった。この印字部11
の前後はジャムが発生し易いため、その問題が深刻にな
っていた。
【0008】そこで、本発明の目的は、未記入の有価証
券を一般作業員に触れさせないようにし、かつ、ジャム
の除去を顧客に迷惑をかけないで行うことができる媒体
発行装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の媒体発行装置は、媒体を収納する少なくとも
1つの収納部と、収納部から1枚づつ媒体を繰り出す繰
り出し分離部と、繰り出し分離部で分離された媒体を印
字する印字部とを有する媒体搬送経路と、この媒体搬送
経路を格納し、媒体を送出する送出口を有する筐体とか
らなる少なくとも1つの媒体送出モジュールと、媒体送
出モジュールの送出口から送出される媒体を搬送する搬
送手段と、この搬送手段により搬送される媒体を顧客に
発行する発行口とを有し、前記媒体送出モジュールを前
記搬送手段に着脱自在に設置することを特徴とする。
【0010】
【作用】上記のように構成された媒体発行装置では、媒
体送出モジュールを着脱自在に設け、この媒体送出モジ
ュールの筐体内部で、有価証券等の媒体を収納部から繰
り出して所定事項を印字して筐体の外部に送出するよう
にしたので、有価証券等の媒体は、常に、印字された状
態で媒体送出モジュールの外部に送出される。
【0011】このため、その筐体の内部の印字手段でジ
ャムが発生した場合には、この媒体送出モジュールと予
備の媒体送出モジュールとを交換することにより、媒体
発行装置のジャムの復旧をすみやかに行うことができる
ようになる。一方、ジャムの発生している媒体送出モジ
ュールについては、媒体発行装置の復旧後に、一般管理
者等が、未記入の有価証券等の媒体の管理者(以下、上
位管理者という)の管理の下にジャム除去作業を行うこ
とができるようになる。また、一般管理者が行わなくて
も、上位管理者のみがジャムの除去作業を行うことによ
り、不正を防ぐことができるようになる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照しながら
説明する。尚、各図面に共通な要素には同一符号を付
す。また、媒体発行装置の外観は、従来と同様のものと
してその説明を省略し同一符号を付して説明するが、外
観自体はこれに限らない。 第1実施例 図1は、メインユニットの断面図である。
【0013】このメインユニット18は、集積機構13
と、搬送モジュール19,20,21と、媒体送出モジ
ュール22,23,24とを主な構成要素とし、それぞ
れを着脱自在に設けてある。また、メインユニット18
には、タイミング信号を出力して各モジュール等の個別
制御部を制御するメイン制御部25が設けてある。集積
機構13及び搬送モジュール19,20,21は、図示
しない駆動源及び伝動手段により駆動されるようにして
ある。また、媒体送出モジュール22,23,24は、
それぞれの内部に独自に持つ駆動源及び伝動手段により
駆動されるようにしてあるが、これに限らない。
【0014】前記集積機構13は、前記操作部4からの
顧客の操作に応じて、搬送モジュール21から搬送され
る有価証券等の媒体を集積部26に集積し、その集積完
了後にメインユニット18の筐体部分に設置されるシャ
ッタ14を開けて、前記発行口6から媒体を発行する機
構である。また、発行を取り消す媒体を集積する取消リ
ジェクト部27が設けられ、ブレード28の動作により
集積部26側と取消リジェクト部27側とに媒体を振り
分けるようにしてある。
【0015】前記搬送モジュール19,20,21は、
それぞれ複数の搬送ローラと搬送ローラに巻き掛けられ
媒体を挟んで搬送するベルトとからなり、媒体送出モジ
ュール22,23,24から送出される媒体を集積機構
13に搬送するためのもので、媒体送出モジュール2
2,23,24の設置数に応じてその設置数を変えるこ
とができるようにした。
【0016】前記媒体送出モジュール22,23,24
は、収納してある媒体を鑑別した後に、送出可能な媒体
に対して一枚づつ印字処理を施して送出するものであ
り、保守扉7側から見て前側に配置し、搬送モジュール
19,20,21を後側に配置するようにしたが、これ
に限らず、例えば、その前後を反対にした場合でもよ
い。
【0017】また、収納する媒体は、有価証券等だけで
なく、その他印字を行う媒体であればどのようなもので
もよい。例えば、レシートであってもよく、この場合、
前記カードリーダプリンタユニット8でレシートを印字
する機構を設けなくてもよくなる。次に、図2を参照し
て、媒体送出モジュール22,23,24の内部を説明
する。なお、各媒体送出モジュール22,23,24に
は、有価証券等の媒体やレシート等の印字媒体の種類別
に各々収納するようにした点が異なるだけで、その他の
機構等の構成は同一である。また、金種毎に紙幣等を収
納して印字しないように制御してもよい。
【0018】媒体送出モジュール22,23,24は、
収納部29と、ピックアップローラ30や分離ローラ3
1等からなる繰り出し分離部32と、複数個の搬送ロー
ラ33やベルト34,35等からなる第1搬送路36
と、この第1搬送路36の途中に配置される鑑別部37
と、リジェクトボックス38と、プラテン39及び印字
ヘッド40及びモータ41及び位置決めローラ42等を
有する印字部43と、ブレード44と、第2搬送路45
と、この第2搬送路45の途中に配置される送出検知セ
ンサ46と、送出ローラ47と、筐体に設けられた送出
口48とを主な構成要素として媒体の搬送経路を形成し
ている。なお、接続部49が設けてあり、後述するよう
に他の制御部同士を接続するようにしてある。
【0019】前記収納部29は、有価証券等の媒体を収
納するためのものである。前記繰り出し分離部32は、
ピックアップローラ30及び分離ローラ31により、収
納部29から一枚づつ媒体を分離して繰り出すためのも
のである。前記第1搬送路36は、繰り出し分離部32
で繰り出された媒体を複数個の搬送ローラ33に巻きか
けられたベルト34,35により、媒体を挟んで印字部
43等に搬送するためのものである。
【0020】前記鑑別部37は、搬送されている媒体が
送出印字対象の媒体か否か及びその真偽を鑑別するとと
もに、2枚以上の媒体が重なって搬送されていないかを
判別し、さらにその搬送された媒体の枚数を計数する。
前記リジェクトボックス38は、搬送された媒体が、前
記鑑別部37で送出対象外または、偽券であると鑑別さ
れた場合や、媒体が2枚以上重なって搬送された場合
に、媒体を収納するために設けられている。
【0021】前記印字部43は、搬送された媒体を位置
決めローラ42で位置決めして、モータ41を駆動して
印字ヘッド40を図中垂直方向に移動させて、印字ヘッ
ド40とプラテン39との間の媒体に印字するためのも
のである。前記ブレード44は、前記鑑別部37の判断
によりB−C方向に回転するようにしたもので、B方向
に回転したときは媒体を前記印字部43に搬送し、C方
向に回転したときは媒体を前記リジェクトボックス38
に搬送するようにしてある。なお、その回転は、図示せ
ぬ電磁ソレノイド等により駆動されるようにしてある。
【0022】前記第2搬送路45は、印字部43からの
媒体を排出ローラ47により送出口48から送出するも
のである。前記送出検知センサ46は、第2搬送路45
を通って送出口48から送出される媒体の枚数をカウン
トするために、通過した枚数を検知するためのものであ
る。
【0023】前記媒体送出モジュール22,23,24
の外観は、図3に示すように、送出口48と、収納部2
9を作業可能に開閉する収納扉50と、その収納扉50
にロック機構を設けてそのロック機構の施錠/解除を行
うようにした施錠手段51と、第1搬送路36から送出
口48までの間の媒体の搬送経路の全体を作業可能と
し、その間に起きたジャムを除去することができるよう
にしたジャム除去用扉52と、そのジャム除去用扉52
の開閉の施錠手段53と、把手54とを主に備えたもの
とした。
【0024】上記構成においては、媒体搬送モジュール
の印字部や搬送路でジャムが発生した場合には、施錠手
段53を解除してジャム除去用扉52を開放することに
より搬送路上の媒体を除去し、また、収納庫の媒体の補
充、回収を行いたい場合には、施錠手段51を解除して
収納扉50を開放することにより作業が行える。また、
施錠手段51と施錠手段53とを別に設けたので、施錠
手段51を解除できる管理者を施錠手段53を解除でき
る管理者より上位の管理者とすることにより、さらに媒
体の管理を厳格に行うことが可能となる。
【0025】また、前記施錠手段51,53を前述の保
守扉7を開閉するための施錠手段と別のものとすること
により、有価証券の取り扱いを許されていない一般管理
者がその保守扉7用の施錠手段の施錠/解除を行うよう
にし、有価証券の取扱者である上位管理者のみが前記施
錠手段51の施錠/解除を行うようにすることができ
る。このため、媒体送出モジュール22,23,24の
ジャム発生時における有価証券の防犯を図ることができ
る効果が得られる。
【0026】なお、具体的な施錠手段は、図3に示すロ
ック機構のカギ穴にカギを差し込むようにした形式や、
ロック機構に暗証番号等を入力したり、暗証番号を記憶
したカードの内容を読み込ませて施錠/解除するように
した形式等どのような形式であってもよい。どの形式で
あっても、例えば、一般管理者が保守扉7用の施錠手段
のカギのみを所持し、上位管理者が保守扉7用の施錠手
段のカギと施錠手段51のカギの両方を持たせるように
ランク付けを行い、有価証券の防犯を図ることができる
からである。
【0027】また、上記媒体送出モジュールの筐体の形
状は、図3に示すように、偏平長尺形状であることが好
ましい。この偏平長尺形状は、収納スペースの活用効率
がよいからである。図4は、メイン制御部と個別制御部
とを示す制御ブロック図である。なお、説明上、搬送モ
ジュールと媒体送出モジュールとの対応関係を1対1に
して説明するが、これに限らず、例えば、いずれかの搬
送モジュールには2つの媒体送出モジュールを接続可能
にして構成してもよい。
【0028】集積機構13、搬送モジュール19,2
0,21、媒体送出モジュール22,23,24には、
個別制御部55〜61と接続部62〜75とがそれぞれ
設けてあり、メイン制御部25には接続部76が設けて
ある。メイン制御部25は、集積機構13の個別制御部
55と接続部62、63を介して接続してある。また、
搬送モジュール19,20,21の個別制御部59,6
0,61は、集積機構13の個別制御部55及び媒体送
出モジュール22,23,24の個別制御部56,5
7,58とそれぞれ接続部64〜66(前記接続部49
と同様)を介して接続してある。
【0029】また、集積機構13の個別制御部55は、
各種ローラ等を回動する駆動源77に接続されており、
駆動源77を制御するようにしてある。個別制御部55
〜61は、それぞれ、メイン制御部25からの情報によ
り各モジュールの動作を制御し、各制御部間にて動作命
令や、センサ情報等の情報通信を行う。
【0030】さらに、媒体送出モジュール22,23,
24の個別制御部56〜58には、それぞれ記憶部78
〜80が設けてある。各記憶部78〜80には、媒体送
出モジュール22,23,24から送出された各種の媒
体を種類別にカウントされた送出枚数を記憶するように
してある。そのカウントは、前記送出検知センサ46に
より検知された媒体の送出枚数を、個別制御部56〜5
8がカウントすることにより行う。このように、送出枚
数を記憶しておくことで、有価証券等の媒体の不正発見
を関知することができるようになる。なお、前記記憶部
78〜80から送出枚数を読みだすには、例えば、媒体
送出モジュールに表示部を設けて表示するようにしても
よいし、媒体送出モジュールを読み出し用の装置と接続
して読みだすようにする等どのように読みだしてもよ
い。
【0031】なお、本実施例では媒体送出モジュールを
3個設けているが、媒体送出モジュール、搬送モジュー
ルを増設したい場合には保守扉7を開き、メインユニッ
ト18を引き出して、媒体送出モジュールと搬送モジュ
ールとを取り付け位置に取り付ける。取り付け位置に
は、媒体送出モジュール、搬送モジュールの図示せぬ突
き当て部材及び固着手段が設けてあり、媒体送出モジュ
ール、搬送モジュールの位置関係が簡単に決められるよ
うになっている。
【0032】突き当て部材としては、例えば、ノックピ
ンを用い、固着手段としては、例えば、ねじを用いる。
次に、媒体発行装置の動作について説明する。なお、媒
体送出モジュール22から媒体を送出する場合を例にし
て説明する。また、媒体送出モジュール22には、有価
証券等の媒体が収納部29に収納されているものとす
る。
【0033】媒体発行装置の内部に媒体送出モジュール
22を装着し、図示せぬ操作ボタンが押下されると、メ
イン制御部25のタイミング信号に基づき媒体送出モジ
ュール22の個別制御部56は、収納部29から数枚の
媒体を繰り出し、鑑別部37を介して媒体がどのような
種類かを判別し、媒体をリジェクトボックス38に排出
する。
【0034】個別制御部56は、メイン制御部25に媒
体種別を送信し、メイン制御部25は媒体送出モジュー
ル22に有価証券が装填されていることを記憶し、取引
取引状態に入る。顧客が、カード挿入口3にカードを挿
入し、表示部5に表示される案内手順に従って暗証番
号、引き出し金額等を操作部から入力して取引条件を満
たすと、メイン制御部25は媒体送出モジュール22の
個別制御部56等に動作命令を送信する。同時に、メイ
ン制御部25は、モータ67に動作命令を送信して集積
機構13及び搬送モジュール19等のローラを回転駆動
する。
【0035】個別制御部56等は、メイン制御部25か
ら取引情報を受信すると、顧客の操作に応じた媒体分を
媒体送出モジュール22の収納部29から所定枚数繰り
出し、印字部43で金額等の所定事項を媒体に記入し、
この媒体を媒体送出モジュール22から搬送モジュール
19を介して集積部26に集積させる。このとき、個別
制御部56は、鑑別部37を介して媒体の真偽を鑑別
し、取引可能な媒体か否かを上述したように判別して印
字部43とリジェクトボックス38とに割り振るように
している。
【0036】個別制御部56は、顧客の操作に応じた媒
体分を繰り出すと、メイン制御部25に媒体種別、枚数
の情報を送信する。また、メイン制御部25は、この間
にカードリーダプリンタユニット8を介してレシートを
印刷させる。次に、メイン制御部25は、集積機構13
の個別制御部55に動作命令を送信する。個別制御部5
5は、モータ74を駆動してローラ等を駆動して、シャ
ッタ14を開き、媒体を発行口6から発行する。また、
このとき、カードリーダプリンタユニット8は、カード
をレシートともにカード挿入口3に返却する。
【0037】顧客が媒体を受けとったことを図示せぬセ
ンサで検出すると、個別制御部55は、シャッタ14を
閉じ、処理を終了する。もしも、媒体が所定時間経過し
ても発行口6に存在すると、個別制御部55は、媒体を
取消リジェクト部27に取り込み、処理を終了する。上
記のように構成された媒体発行装置では、媒体送出モジ
ュールを着脱自在に設け、この媒体送出モジュールの筐
体内部で、有価証券等の媒体を収納部から繰り出して所
定事項を印字して筐体の外部に送出するようにしたの
で、有価証券等の媒体は、常に、印字された状態で媒体
送出モジュールの外部に送出される。
【0038】このため、その筐体の内部の印字手段でジ
ャムが発生した場合には、この媒体送出モジュールと予
備の媒体送出モジュールとを交換することにより、媒体
発行装置のジャムの復旧をすみやかに行うことができる
ようになる。一方、ジャムの発生している媒体送出モジ
ュールについては、媒体発行装置の復旧後に、一般管理
者等が、未記入の有価証券等の媒体の管理者(以下、上
位管理者という)の管理の下にジャム除去作業を行うこ
とができるようになる効果が得られる。また、一般管理
者が行わなくても、上位管理者のみがジャムの除去作業
を行うことにより、不正を防ぐことができるようにな
る。
【0039】また、上記実施例の媒体発行装置による
と、媒体送出モジュールや搬送モジュールの設置状況に
応じて、顧客の要望により媒体発行装置の筐体を大型化
したり小型化しても、媒体送出モジュールをいずれの場
合にも使用することができるため、新たに媒体発行装置
を設置するのに比べて、安い費用で増設等を行うことが
できるようになる。また、媒体発行装置の製造工期も媒
体送出モジュールや搬送モジュール以外の部分を製造す
るだけで済むことになるので、製造工期も大幅に短縮で
きるようになる。
【0040】第2実施例 図5は、第2実施例に使用する媒体送出モジュールの断
面図である。なお、媒体発行装置自体は、第1実施例と
同様であるので、その説明を省略する。また、第1実施
例で使用した媒体送出モジュールと、以下に説明する媒
体送出モジュールとを適宜組み合わせて媒体発行装置に
装着するようにしてもよい。
【0041】この媒体送出モジュール81は、収納部8
2,83及びこれらに対応した繰り出し分離部をそれぞ
れ設けるようにした点が第1実施例で説明した媒体送出
モジュールと相違する。これ以外の点は、同様であり、
繰り出し分離部も同様であるので、その説明を省略す
る。また、媒体送出モジュールの収納部は、媒体の種類
に応じてその設置数を増やし、これに対応して繰り出し
分離部を設けるようにしてもよい。
【0042】以上のようにすると、一つの媒体送出モジ
ュールに対して複数の媒体を収納することができるの
で、狭いスペースであってもそのスペースに応じて媒体
発行装置を設置することができるようになる。収納する
媒体としては、少なくとも1種類の未記入の有価証券
や、少なくとも1種類の未記入のレシートや、少なくと
も1種類の紙幣を適宜に組み合わせて収納することで、
設置条件やユーザのニーズに合致した媒体発行装置を提
供することができるようになる。また、有価証券とレシ
ートの両方で搬送機構や印字部を共有するように構成し
たので、レシート専用の搬送機構や印字部を別に設ける
必要がない分、媒体発行装置を小型化することができる
効果が得られる。
【0043】第3実施例 図6は、第3実施例のメインユニットの断面図である。
このメインユニット84は、第1実施例で説明した媒体
送出モジュール85の他に紙幣送出モジュール86,8
7を設置するようにしたものである。他の搬送モジュー
ル等の構成は、第1実施例と同様であるので説明を省略
する。
【0044】前記紙幣送出モジュール86,87は、第
1実施例や第2実施例で説明した媒体送出モジュールと
比べて印字部をない構成である点で相違する。他の構成
及び動作は同様であるので説明を省略する。また、制御
系は、各紙幣送出モジュール86,87に媒体送出モジ
ュールと同様に制御部を設け、送出枚数を計数するよう
にしてもよい。
【0045】また、上記紙幣送出モジュールの筐体の形
状は、実施例1の媒体送出モジュールと同様に、同様の
理由により、偏平長尺形状であることが好ましい。上記
第3実施例によると、媒体発行装置に大量の紙幣を収納
することができるようになり、有価証券等の高額の媒体
の取引に対応することができるようになる。
【0046】なお、上記第1実施例から第3実施例で
は、媒体送出モジュール等を横にして上下方向に設置す
るようにしたが、これに限らず、例えば、媒体発行装置
の内部に媒体送出モジュールを立てて設置するようにし
てもよい。
【0047】
【発明の効果】上記のように構成された媒体発行装置で
は、媒体送出モジュールを着脱自在に設け、この媒体送
出モジュールの筐体内部で、有価証券等の媒体を収納部
から繰り出して所定事項を印字して筐体の外部に送出す
るようにしたので、有価証券等の媒体は、常に、印字さ
れた状態で媒体送出モジュールの外部に送出される。
【0048】このため、その筐体の内部の印字手段でジ
ャムが発生した場合には、この媒体送出モジュールと予
備の媒体送出モジュールとを交換することにより、媒体
発行装置のジャムの復旧をすみやかに行うことができる
ようになる効果が得られる。一方、ジャムの発生してい
る媒体送出モジュールについては、媒体発行装置の復旧
後に、一般管理者等が、未記入の有価証券等の媒体の管
理者(以下、上位管理者という)の管理の下にジャム除
去作業を行うことができるようになる効果が得られる。
また、一般管理者が行わなくても、上位管理者のみがジ
ャムの除去作業を行うことにより、不正を防ぐことがで
きるようになる効果が得られる。
【0049】さらに、媒体の収納部と印字部とを媒体送
出モジュール内に一体にしたので、従来のようにロック
機構が不要になり、媒体発行装置の部品点数が少なくな
り、組み立てが容易になる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のメインユニットの断面図
【図2】媒体送出モジュールの断面図
【図3】媒体送出モジュールの外観を示す斜視図
【図4】メイン制御部と個別制御部とを示す制御ブロッ
ク図
【図5】第2実施例に使用する媒体送出モジュールの断
面図
【図6】第3実施例のメインユニットの断面図
【図7】金融機関の店舗や各種店舗に設置される媒体発
行装置の外観斜視図
【図8】図7のA−A線断面を示す媒体発行装置の断面
【符号の説明】
1 媒体発行装置 2 顧客パネル 3 カード挿入口 4 操作部 5 表示部 6 発行口 7 保守扉 8 カードリーダプリンタユニット 13 集積機構 14 シャッタ 18 メインユニット 19,20,21 搬送モジュール 22,23,24 媒体送出モジュール 25 メイン制御部 26 集積部 27 取消リジェクト部 28 ブレード 29 収納部 30 ピックアップローラ 31 分離ローラ 32 繰り出し分離部 33 搬送ローラ 34,35 ベルト 36 第1搬送路 37 鑑別部 38 リジェクトボックス 39 プラテン 40 印字ヘッド 41 モータ 42 位置決めローラ 43 印字部 44 ブレード 45 第2搬送路 46 送出検知センサ 47 送出ローラ 48 送出口 49 接続部 50 収納扉 51 施錠手段 52 ジャム除去用扉 53 施錠手段 54 把手 55〜61 個別制御部 62〜75 接続部 76 接続部 77 駆動源 78〜80 記憶部 81 媒体送出モジュール 82,83 収納部 84 メインユニット 85 媒体送出モジュール 86,87 紙幣送出モジュール

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体を収納する少なくとも1つの収納部
    と、収納部から1枚づつ媒体を繰り出す繰り出し分離部
    と、繰り出し分離部で分離された媒体を印字する印字部
    とを有する媒体搬送経路と、この媒体搬送経路を格納
    し、媒体を送出する送出口を有する筐体とからなる少な
    くとも1つの媒体送出モジュールと、 媒体送出モジュールの送出口から送出される媒体を搬送
    する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される媒体を顧客に発行する発
    行口とを有し、 前記媒体送出モジュールを前記搬送手段に着脱自在に設
    置することを特徴とする媒体発行装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、搬送手段は、少なく
    とも1つの媒体送出モジュールを接続可能な搬送モジュ
    ールとし、複数台の搬送モジュールを接続可能にして媒
    体の搬送経路を形成するようにしたことを特徴とする媒
    体発行装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、少なくとも1種類の
    媒体には未記入の有価証券を含み、この有価証券を送出
    する媒体送出モジュールを少なくとも1つ有することを
    特徴とする媒体発行装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、少なくとも1種類の
    媒体にはレシートを含み、このレシートを送出する媒体
    送出モジュールを少なくとも1つ有することを特徴とす
    る媒体発行装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、少なくとも1種類の
    媒体には紙幣を含み、この紙幣の場合には、印字せずに
    送出口から送出する媒体送出モジュールを少なくとも1
    つ有することを特徴とする媒体発行装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、媒体送出モジュール
    が複数ある場合には、媒体送出モジュールを媒体発行装
    置の内部に上下方向に重ねて配置したことを特徴とする
    媒体発行装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、媒体送出モジュール
    が複数ある場合には、媒体送出モジュールを媒体発行装
    置の内部に平面方向に並べて配置したことを特徴とする
    媒体発行装置。
  8. 【請求項8】 媒体を収納する少なくとも1つの収納部
    と、収納部から1枚づつ媒体を繰り出す繰り出し分離部
    と、繰り出し分離部で分離された媒体を印字する印字部
    とを有する媒体搬送経路と、この媒体搬送経路を格納
    し、媒体を送出する送出口を有する筐体とからなる少な
    くとも1つの媒体送出モジュールと、 種類毎に紙幣を収納する少なくとも1つの収納部と、収
    納部から1枚づつ紙幣を繰り出す繰り出し分離部とを有
    する媒体搬送経路を格納する筐体と、前記搬送路から搬
    送される媒体を送出する送出口を筐体に設けた少なくと
    も1つの紙幣送出モジュールと、 媒体送出モジュール又は紙幣送出モジュールの送出口か
    ら送出される媒体又は紙幣を搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される媒体または紙幣を顧客に
    発行する発行口とを有し、 前記媒体送出モジュール及び前記紙幣送出モジュールを
    前記搬送手段に着脱自在に設置することを特徴とする媒
    体発行装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、搬送手段は、少なく
    とも1つの媒体送出モジュール又は少なくとも1つの紙
    幣送出モジュールを接続可能な搬送モジュールとし、複
    数台の搬送モジュールを接続可能にして媒体の搬送経路
    を形成するようにしたことを特徴とする媒体発行装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、媒体送出モジュー
    ル及び紙幣送出モジュールが複数ある場合には、媒体送
    出モジュール及び紙幣送出モジュールを媒体発行装置の
    内部に上下方向に重ねて配置したことを特徴とする媒体
    発行装置。
  11. 【請求項11】 請求項8において、媒体送出モジュー
    ル及び紙幣送出モジュールが複数ある場合には、媒体送
    出モジュール及び紙幣送出モジュールを媒体発行装置の
    内部に平面方向に並べて配置したことを特徴とする媒体
    発行装置。
  12. 【請求項12】 請求項1または請求項8において、前
    記各筐体を偏平長尺形状としたことを特徴とする媒体発
    行装置。
  13. 【請求項13】 請求項1または請求項8において、前
    記各筐体には、媒体を収納する収納部を開閉する扉と、
    その扉を施錠する施錠手段と、媒体の搬送路を開閉する
    扉と、その扉を施錠する施錠手段とを設け、 媒体発行装置の筐体には、この筐体を開閉する扉と、こ
    の扉の施錠手段とを設けたことを特徴とする媒体発行装
    置。
  14. 【請求項14】 媒体を収納する少なくとも1つの収納
    部と、収納部から1枚づつ媒体を繰り出す繰り出し分離
    部と、繰り出し分離部で分離された媒体を印字する印字
    部とを有する媒体搬送経路と、 この媒体搬送経路を格納し、媒体を送出する送出口を有
    する筐体とからなることを特徴とする媒体送出モジュー
    ル。
  15. 【請求項15】 請求項14において、筐体は、媒体搬
    送経路の全体を開閉させる扉と、この扉の施錠手段とを
    有することを特徴とする媒体送出モジュール。
  16. 【請求項16】 請求項14において、筐体は、媒体の
    収納部の部分を開閉させる扉と、この扉の施錠手段とを
    有することを特徴とする媒体送出モジュール。
  17. 【請求項17】 請求項14または請求項16におい
    て、筐体は、媒体の搬送経路の部分を開閉させる扉と、
    この扉の施錠手段とを有することを特徴とする媒体送出
    モジュール。
  18. 【請求項18】 請求項14において、筐体は、偏平長
    尺形状であることを特徴とする有価証券送出モジュー
    ル。
  19. 【請求項19】 請求項14において、未記入の有価証
    券に印字して送出口から送出した枚数をカウントするカ
    ウンタと、このカウンタがカウントした枚数を記憶する
    記憶部とを設けたことを特徴とする媒体送出モジュー
    ル。
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