JPH08220862A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08220862A
JPH08220862A JP7053468A JP5346895A JPH08220862A JP H08220862 A JPH08220862 A JP H08220862A JP 7053468 A JP7053468 A JP 7053468A JP 5346895 A JP5346895 A JP 5346895A JP H08220862 A JPH08220862 A JP H08220862A
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JP
Japan
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toner
replenishing
container
time
image forming
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7053468A
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English (en)
Inventor
Kazunori Karasawa
和典 唐沢
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08220862A publication Critical patent/JPH08220862A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来のトナー撹拌手段を有するものに比して
小型であり、且つ、トナーボトルからトナーホッパへの
トナー供給量が変動した場合でもトナーの滞留しすぎに
よるトナー搬送スクリューのロック状態の発生、及びト
ナー不足によるトナー補給ムラの発生を防止することが
できるトナー補給装置を備えた画像形成装置を提供す
る。 【構成】 トナーホッパ7を、感光体軸方向に延在する
ケース71と、トナーボトル9からのトナーを受け入れ
るようにケース71の感光体軸方向の一方の端部に形成
されたトナー受け口72と、トナーを他方の端部に向け
て搬送するトナー搬送スクリュー73と、トナー搬送ス
クリュー73のトナー搬送路のトナーの有無を検知する
トナーセンサ74とにより構成し、トナー補給時にトナ
ーセンサ74によるトナーの有無の検知を行い、トナー
センサ74の検知結果に基づいて、トナーボトル9の回
転駆動時間の設定を変更する制御部を設けたことを特徴
とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは現像
器に補給するトナーを一時的に貯溜するトナー貯溜部
と、該トナー貯溜部から現像器にトナーを補給するトナ
ー補給手段と、着脱自在のトナー容器と、装着されたト
ナー容器から該トナー貯溜部にトナーを供給するトナー
供給手段とを有するトナー補給装置を備えた画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置において現
像器にトナーを補給する場合、補給用トナーが充填され
たトナーボトルやトナーカートリッジ等のトナー容器を
装置にセットし、このトナー容器内のトナーをトナー貯
溜部に供給して一時的に貯溜し、このトナー貯溜部内の
トナーを現像器内に補給することが一般的に行われてい
る。そして、このようなトナー補給を行う画像形成装置
のトナー貯溜部は、トナーを一時的に貯溜するととも
に、像担持体表面移動方向と直交する方向にトナーを均
一に分布させるトナー撹拌手段を設けるための容積を有
するスペースを有していた。
【0003】近年、画像形成装置の小型化が要求される
につれて、上記トナー貯溜部の容積を極力小さくするこ
とが求められるようになってきた。そこで、本出願人
は、上記トナー貯溜部に小型化に対応すべく、トナー容
器からトナーを受けるためのトナー受け口を像担持体表
面移動方向と直交する方向の一方の端部に有するケー
ス、及び該トナー受け口で受けたトナーを該ケース内の
他方の端部に搬送するトナー搬送手段という最小限の構
成要素でトナー貯溜部を構成した画像形成装置のトナー
補給装置を提案した(特願平6−121836号参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記提案の
画像形成装置のトナー補給装置においては、トナー貯溜
部のケース内のトナーが上記他方の端部に向けて一方向
にのみ搬送されるので、トナー容器からのトナー供給量
が多すぎた場合、トナー補給手段で現像器内に補給しき
れなかったトナーがトナー搬送終端部で累積し、ついに
は溜まり過ぎてしまいトナー搬送手段の動きがロックし
てしまう状態(以下「ロック状態」という)が発生して
しまう。このロック状態が発生しているときは、トナー
搬送手段に駆動力が伝達されているにもかかわらず、そ
のトナー搬送手段が動きが停止しているため、トナー搬
送手段やその駆動系の破損の原因となる恐れがある。
【0005】上記ロック状態の発生を防止するために、
本出願人は、トナー滞留部から現像器内へのトナー補給
後、一定時間経過後にトナー容器からトナー滞留部への
トナー供給動作を行うものを提案した(特願平6−12
1836号参照)。しかしながら、この構成の場合に
は、トナー容器からのトナー供給量が減少すると著しい
補給ムラがでてしまう恐れがあることがわかった。すな
わち、上記ロック状態の発生をさけるためには、トナー
容器からトナー滞留部に供給されたトナーが最大のとき
でもトナー滞留部から現像器内へ補給しきれるように、
トナー滞留部へのトナー供給条件を設定している。とこ
ろが、トナー容器からトナ滞留部へのトナー供給動作1
回当たりのトナー供給量は一定ではなく、同じトナー供
給動作を行ったとしても、トナー容器内部のトナー量に
よって変化してしまう場合がある。したがって、トナー
容器からのトナー供給量が減少した場合には、そのトナ
ーが像担持体表面移動方向と直交する方向におけるトナ
ー補給手段の全域に行き渡らず、ケース内のトナー搬送
手段の途中でなくなり、補給ムラの原因になってしまう
のである。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、従来のトナー撹拌手
段を有するものに比して小型であり、且つ、トナー容器
からトナー滞留部へのトナー供給量が変動した場合でも
トナーの滞留しすぎによるトナー搬送手段のロック状態
の発生、及びトナー不足によるトナー補給ムラの発生を
防止することができるトナー補給装置を備えた画像形成
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、現像器に補給するトナーを一時
的に貯溜するトナー貯溜部と、該トナー貯溜部から現像
器にトナーを補給するトナー補給手段と、着脱自在のト
ナー容器と、装着されたトナー容器から該トナー貯溜部
にトナーを供給するトナー供給手段とを有するトナー補
給装置を備えた画像形成装置において、該トナー貯溜部
を、像担持体表面の移動方向と直交する方向に延在する
ケースと、該トナー容器から排出されるトナーを受け入
れるように該ケースの該直交する方向の一方の端部に形
成されたトナー受け口と、該トナー受け口から受け入れ
たトナーを該直交する方向の他方の端部に向けて搬送す
るトナー搬送手段と、該トナー搬送手段のトナー搬送路
におけるトナーの有無を検知するトナー検知手段とによ
り構成し、該トナー補給手段によるトナー補給時に該ト
ナー検知手段によるトナーの有無の検知を行い、該トナ
ー検知手段の検知結果に基づいて、該トナー供給手段の
動作時間の設定を変更する制御手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0008】請求項2の発明は、現像器に補給するトナ
ーを一時的に貯溜するトナー貯溜部と、該トナー貯溜部
から現像器にトナーを補給するトナー補給手段と、着脱
自在のトナー容器と、装着されたトナー容器から該トナ
ー貯溜部にトナーを供給するトナー供給手段とを有する
トナー補給装置を備えた画像形成装置において、該トナ
ー貯溜部を、像担持体表面移動方向と直交する方向に延
在するケースと、該トナー容器から排出されるトナーを
受け入れるように該ケースの該直交する方向の一方の端
部に形成されたトナー受け口と、該トナー受け口から受
け入れたトナーを該直交する方向の他方の端部に向けて
搬送するトナー搬送手段とにより構成し、新しいトナー
容器の装着後の該トナー供給手段の動作時間の積算値に
基づいて、該トナー供給手段の動作時間の設定を変更す
る制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0009】請求項3の発明は、現像器に補給するトナ
ーを一時的に貯溜するトナー貯溜部と、該トナー貯溜部
から現像器にトナーを補給するトナー補給手段と、着脱
自在のトナー容器と、装着されたトナー容器から該トナ
ー貯溜部にトナーを供給するトナー供給手段とを有する
トナー補給装置を備えた画像形成装置において、該トナ
ー貯溜部を、像担持体表面移動方向と直交する方向に延
在するケースと、該トナー容器から排出されるトナーを
受け入れるように該ケースの該直交する方向の一方の端
部に形成されたトナー受け口と、該トナー受け口から受
け入れたトナーを該直交する方向の他方の端部に向けて
搬送するトナー搬送手段と、該トナー搬送手段のトナー
搬送路におけるトナーの有無を検知するトナー検知手段
とにより構成し、該トナー補給手段によるトナー補給時
に該トナー検知手段によるトナーの有無の検知を行い、
該トナー検知手段の検知結果に基づいて、該トナー供給
手段の動作間隔の設定を変更する制御手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0010】請求項4の発明は、現像器に補給するトナ
ーを一時的に貯溜するトナー貯溜部と、該トナー貯溜部
から現像器にトナーを補給するトナー補給手段と、着脱
自在のトナー容器と、装着されたトナー容器から該トナ
ー貯溜部にトナーを供給するトナー供給手段とを有する
トナー補給装置を備えた画像形成装置において、該トナ
ー貯溜部を、像担持体表面移動方向と直交する方向に延
在するケースと、該トナー容器から排出されるトナーを
受け入れるように該ケースの該直交する方向の一方の端
部に形成されたトナー受け口と、該トナー受け口から受
け入れたトナーを該直交する方向の他方の端部に向けて
搬送するトナー搬送手段とにより構成し、新しいトナー
容器の装着後の該トナー供給手段の動作時間の積算値に
基づいて、該トナー供給手段の動作間隔の設定を変更す
る制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1乃至4の画像形成装置においては、ト
ナー供給手段によってトナー容器からトナー受け口を通
してトナー滞留部のケースの一方の端部にトナーが供給
される。このケースの一方の端部のトナーは、像担持体
表面移動方向と直交する方向のトナ補給手段の全域にわ
たって分布するように、トナー搬送手段によって他の端
部に向けて搬送される。そして、トナー滞留部のケース
内のトナーは、トナー補給手段によって現像器内に補給
される。
【0012】特に、請求項1の画像形成装置において
は、上記現像器へのトナー補給が行われている間、トナ
ー検知手段によって上記トナー搬送手段のトナー搬送路
におけるトナーの有無が検知される。そして、このトナ
ー検知手段によるトナーあり検知時間は前回のトナー滞
留部へのトナー供給時からトナーなしが検知されるまで
積算することができる。
【0013】上記トナーあり検知時間の積算値は、前回
のトナー滞留部へのトナー供給量に応じて変化する。例
えば、上記トナー供給量が多かった場合はトナーあり検
知時間の積算値が大きくなり、逆に少なかった場合はト
ナーあり検知時間の積算値が小さくなる。従って、上記
トナー検知手段の検知結果すなわち上記トナーあり検知
時間の積算値と、あらかじめ実験などで求めたトナーあ
り検知時間の積算値とトナー滞留部へのトナー供給量と
の間の関係を示すデータとを用いて、前回のトナー供給
手段によって実際に供給されたトナー供給量を算出する
ことができる。また、このトナー供給量の算出値と前回
のトナー供給手段の動作時間のデータから、前回のトナ
ー供給時におけるトナー供給手段の単位動作時間当りの
トナー供給量も算出することができる。
【0014】上記前回のトナー供給量及びトナー供給手
段の単位動作時間当りのトナー供給量の算出値と、次の
トナー供給時のトナー滞留部への狙いのトナー供給量と
により、次にトナー滞留部へ供給すべきトナー供給量及
びそのためのトナー供給手段の動作時間を算出すること
ができる。そして、次のトナー供給手段の動作時間の設
定を該算出値に変更する。ここで、上記ねらいのトナー
供給量は、トナーの溜まりすぎによるロック状態の発生
及びトナー不足によるトナー補給ムラの発生がないよう
に設定する。
【0015】そして、上記トナー検知手段でトナーなし
を検知した後に、上記算出したトナー供給量をトナー滞
留部に供給するように、上記設定が変更された動作時間
だけトナー供給手段を動作させる。このトナー供給によ
り、トナー滞留部内のトナー量がほぼねらいのトナー量
になり、トナーの溜まりすぎによるロック状態の発生及
びトナー不足によるトナー補給ムラの発生を未然に防止
することができる。
【0016】また特に、請求項2の画像形成装置におい
ては、新しいトナー容器の装着後のトナー供給手段の動
作時間の積算値に応じてトナー滞留部に一定量のトナー
を供給するための該トナー供給手段の動作時間が変化す
ることに着目し、新しいトナー容器の装着後のトナー供
給手段の動作時間の積算値に基づいて、該トナー供給手
段の動作時間の設定を変更している。すなわち、上記ト
ナー供給手段の動作時間の積算値と、あらかじめ実験な
どで求めたトナー供給手段の動作時間の積算値とトナー
滞留部へのトナー供給量との間の関係を示すデータとを
用いて、現時点におけるトナー滞留部に一定量のトナー
を供給するためのトナー供給手段の動作時間を算出する
ことができる。そして、次のトナー供給手段の動作時間
の設定を該算出値に変更する。
【0017】そして、上記一定量のトナーがトナー滞留
部から現像器内に補給されたとき、すなわち上記一定量
だけトナー滞留部内のトナーが減少したとき、上記設定
が変更された動作時間だけトナー供給手段を動作させ
る。このトナー供給により、トナー滞留部内のトナー量
がほぼねらいのトナー量になり、トナーの溜まりすぎに
よるロック状態の発生及びトナー不足によるトナー補給
ムラの発生を未然に防止することができる。
【0018】また特に、請求項3の画像形成装置におい
ては、上記請求項1の画像形成装置とは異なり、トナー
容器からトナー滞留部への各トナー供給動作時のトナー
供給手段の動作時間を一定時間に設定し、一定のトナー
供給量が供給されるようにしている。そして、トナー検
知手段の検知結果に基づいて上記トナー供給手段の動作
間隔の設定を変更している。すなわち、上記トナー検知
手段のトナーあり検知時間の積算値と、あらかじめ実験
などで求めたトナーあり検知時間の積算値とトナー滞留
部へのトナー供給量との間の関係を示すデータとを用い
て、上記一定時間のトナー供給手段の動作によってトナ
ー滞留部に実際に供給されたトナー供給量を算出するこ
とができる。そして、上記前回のトナー供給量の算出値
と、単位時間当りの現像器へのトナー補給量のデータと
により、前回のトナー供給動作からトナー滞留部内のト
ナーが減少してトナー供給を必要とする次のトナー供給
動作まで動作間隔を算出して新たに設定することができ
る。ここで、上記トナー供給を必要とするまでの時間と
は、トナー滞留部内のトナー量がトナーの溜まりすぎに
よるロック状態の発生及びトナー不足によるトナー補給
ムラの発生の恐れがある程度のトナー量まで減少する時
間をいい、トナー滞留部内のトナーが上記トナー供給手
段の1回のトナー供給動作で供給される一定のトナー供
給量だけ減少するまでの時間に相当する。
【0019】そして、上記新たに設定した動作間隔に基
づいた動作タイミングで、上記一定のトナー供給量のト
ナー供給を行うようにトナー供給手段を動作させる。こ
のトナー供給により、トナー滞留部内のトナー量がほぼ
ねらいのトナー量になり、トナーの溜まりすぎによるロ
ック状態の発生及びトナー不足によるトナー補給ムラの
発生を未然に防止することができる。
【0020】また特に、請求項4の画像形成装置におい
ては、上記請求項3の画像形成装置とは異なり、新しい
トナー容器の装着後のトナー供給手段の動作時間の積算
値に応じてトナー滞留部に一定量のトナーを供給するた
めの該トナー供給手段の動作時間が変化することに着目
し、新しいトナー容器の装着後のトナー供給手段の動作
時間の積算値に基づいて、該トナー供給手段の動作間隔
の設定を変更している。すなわち、上記トナー供給手段
の動作時間の積算値と、あらかじめ実験などで求めたト
ナー供給手段の動作時間の積算値とトナー滞留部へのト
ナー供給量との間の関係を示すデータとを用いて、現時
点における上記一定時間のトナー供給手段の動作によっ
てトナー滞留部に実際に供給されるトナー供給量を算出
することができる。そして、上記前回のトナー供給量の
算出値と、単位時間当りの現像器へのトナー補給量のデ
ータとにより、前回のトナー供給動作からトナー滞留部
内のトナーが減少してトナー供給を必要とする次のトナ
ー供給動作まで動作間隔を算出して新たに設定すること
ができる。
【0021】そして、上記新たに設定した動作間隔に基
づいた動作タイミングで、上記一定のトナー供給量のト
ナー供給を行うようにトナー供給手段を動作させる。こ
のトナー供給により、トナー滞留部内のトナー量がほぼ
ねらいのトナー量になり、トナーの溜まりすぎによるロ
ック状態の発生及びトナー不足によるトナー補給ムラの
発生を未然に防止することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下「複写機」という)に適用した一実施例に
ついて説明する。まず、実施例に係る複写機全体の概略
構成及び動作について説明する。図1は同複写機の概略
構成図である。図1において、静電潜像が形成される像
担持体としてのドラム状の感光体1が回転可能に取り付
けられており、その周囲にはコロナ帯電器2、現像器
3、転写装置(転写チャージャ)4、クリーニング装置
5、除電装置(除電ランプ)6等が配設されている。
【0023】上記現像器3はトナーとキャリアからなる
いわゆる2成分現像剤を用いる乾式現像方式を採用した
現像器であり、この現像器3の内部には、現像ローラ3
1、現像用羽根車32、混合ローラ33、セパレータ3
4、横撹拌スクリュウ35、混合ローラ33の直下に位
置する現像器3内部のトナー濃度を検出するためのトナ
ー濃度センサ(以下「Tセンサ」という)36等が設け
られている。 (以下、余白)
【0024】上記構成の複写機において、感光体1がコ
ロナ帯電器2により一様に帯電された後、像露光される
ことにより、感光体1上には現像の画像に対応した静電
潜像が形成される。現像器3内では、現像剤が撹拌され
ることにより、トナーがキャリアとの摩擦帯電で静電潜
像に付着するような極性に帯電する。この帯電した現像
剤は現像ローラ31によって汲み上げられ、感光体1の
表面と接触する。この接触の際に、感光体1上の静電潜
像の現像が行われる。この現像によって感光体1上に形
成されたトナー像は、転写装置4によって転写紙上に転
写され、図示しない定着装置によって転写紙上に溶着さ
れ、転写紙が機外に排出される。転写後の感光体1の表
面はクリーニング装置5によってクリーニングされ、除
電ランプ6によって除電された後、再び帯電されて作像
が繰り返される。
【0025】このような作像動作により現像器3内の現
像剤のトナーは消費されていくが、Tセンサ36で検知
した現像器3内のトナー濃度が所定値からずれたら、そ
のずれ量に応じて後述するトナー補給装置により現像器
3内にトナーが補給されるので画像濃度が一定に保たれ
る。
【0026】次に、現像器3にトナーを補給するトナー
補給装置の構成について説明する。このトナー補給装置
は現像器3の混合ローラ33の上方に取り付けられ、現
像器3に補給するトナーを一時的に貯溜するトナー貯溜
部としてのトナーホッパ7と、該トナーホッパ7から現
像器3にトナーを補給するトナー補給手段としてのトナ
ー補給ローラ8及びその駆動装置と、着脱自在のトナー
容器としてのトナーボトル9と、装着されたトナーボト
ル9からトナーホッパ7にトナーを供給するトナー供給
手段としてのトナーボトル駆動装置(図1では不図示)
とにより構成されている。
【0027】図2はトナーホッパ7の斜視図であり、図
3(a),(b)は同トナーホッパ7の右側面透視図及
び正面断面図である。このトナーホッパ7は、感光体表
面移動方向と直交する方向(以下「感光体軸方向」とい
う)に延在するケース71と、トナーボトル9から排出
されるトナーを受け入れるように該ケース71の感光体
軸方向の一方の端部(図1の手前側端部)に形成された
トナー受け口72と、該トナー受け口72から受け入れ
たトナーを感光体軸方向の他方の端部(図1の奥側端
部)に向けて搬送するトナー搬送手段としてのトナー搬
送スクリュー73及びその駆動装置と、トナー受け口7
2近傍のケース71内のトナー搬送路におけるトナーの
有無を検知するトナー検知手段としてのトナーセンサ7
4とにより構成されている。
【0028】上記ケース71の現像器3の混合ローラ3
3に対向する位置には、現像器3へ連通するトナー補給
用の開口71aが形成され、この開口71aにトナー補
給ローラ8が回動自在に取り付けられている。また、ケ
ース71には、トナー搬送スクリュー73からケース7
1の一部で形成した樋部71bを乗り越えてトナー補給
ローラ8上に落下したトナーをトナー補給ローラ8に設
けられた溝に挿入するための例えばモルトプレンからな
る挿入部材75aと、上記溝に挿入されたトナーをかき
とることで現像器3へトナーを落下させる例えばモルト
プレンからなる掻き取り部材75bが取り付けられてい
る。
【0029】また、トナー搬送スクリュー73のスクリ
ュー羽根は手前から奥側にトナーを搬送するように形成
され、トナー補給ローラ8による補給位置からはみ出し
た奥側部分73bのスクリュー羽根は、螺旋方向が手前
側と逆方向になるように形成され、奥側端部のトナーを
手前側に搬送してトナーを溜りにくくしている。また、
トナー搬送スクリュー73の回転軸の奥側端部にはスク
リュウギア73aが、トナー補給ローラ8の回転軸の奥
側端部には補給ローラギア8aが固設されており、スク
リュウギア73aと補給ローラギア8aは互いにかみあ
っている。さらに、補給ローラギア8aは、複写機本体
の駆動系の駆動モータ81からの駆動力がクラッチ81
b(図3(a)では不図示)を介して伝達される本体ギ
ア81aにかみあっている。
【0030】また、上記トナーセンサ74は圧電振動子
を用いたものであり、トナー搬送路に面する検知面が圧
電振動子により振動し、その振動がトナー付着により妨
げられてトナーの有無を検知する。本実施例では、TD
K製のTSP15Dタイプのトナーセンサを用いた。
【0031】また、トナーボトル駆動装置10は、トナ
ーボトル9を図示しないコロを介して保持するボトル保
持部101、トナーボトル9に回転駆動力を与えるトナ
ー容器駆動源としてのモータ102、トナーボトル9の
開口部を図示しない軸受を介して保持し、トナーホッパ
7側に排出口を有するボトル受部105が設けられてい
る。
【0032】また、上記トナーボトル駆動装置10に回
転自在かつ着脱自在にユーザの手で装着されるトナーボ
トル9は、例えば樹脂材料で成形された円筒系のボトル
からなり、その一端にはトナーをトナー補給装置7に供
給するための開口部9bが設けられている。また、トナ
ーボトル9の内周面には、収納されているトナーを開口
部9bの方向へと導く螺旋状のリブ9aが形成されて
る。また、トナーボトル9の外周面には、モータ102
の駆動軸に固設されたギア103に噛み合って回転駆動
力が伝達される図示しないギアが設けられている。ま
た、ボトル受部105にはトナーボトル9の装着の有無
を検知するためのボトル検知スイッチ104が取り付け
られている。
【0033】上記構成のトナー補給装置において、複写
機での作像動作が繰り返されて現像器3内のトナー濃度
が低下すると、前述のようにTセンサ36の検知結果に
基づいてトナー補給信号が後述の制御部11から出力さ
れ、補給クラッチ81bがオンとなりトナー搬送スクリ
ュー73、トナー補給ローラ8が回転をはじめる。
【0034】また、後で詳述するように上記トナーセン
サ74の検知結果に基づいて制御部11から出力される
トナーボトル駆動ON信号により、モータ102が回転
を始めてギア103等を介してトナーボトル9を回転さ
せる。上述したように、トナーボトル9の内周面面には
螺旋状のリブ9aが設けられているため、この回転によ
り、トナーボトル9内に収納されていたトナーは徐々に
トナーボトル9の開口部9bの方向へと送り出され、ト
ナーホッパ7のトナー受け口72へと排出される。
【0035】上記トナー受け口72から供給されたトナ
ーは、トナー搬送スクリュー73によりトナーホッパー
7内を奥側に搬送される。トナーホッパ7内に搬送され
たトナーは、トナー搬送スクリュー73により、感光体
軸方向に均一に分布するべく、感光体回転軸方向に樋7
1bに沿って搬送され樋71bにほぼ均一に堆積する。
この後、堆積したトナーが一定量以上になると、トナー
が樋71bからトナー補給ローラ8へと落下する。
【0036】以上のように内部の撹拌機構を省いてトナ
ーホッパ7を構成することにより、従来より格段に小型
化したトナーホッパ7が得ることができた。ところが、
図5(a)に示すようにトナーボトル9の一定時間の駆
動によってトナーホッパ7に供給されるトナー供給量
は、トナーボトル9の新品の状態からの駆動時間の積算
値が大きくなってトナーボトル9内部のトナーが減少し
ていくと、大きく変化してしまうことがわかった。この
トナー供給量の変動によってトナーボトル9からのトナ
ー供給量とトナー補給ローラ8で現像器3内に補給する
トナー補給量がバランスしなくなると、トナー搬送スク
リュー73の奥側端部でトナーが累積してロック状態が
発生したり、著しいトナー補給ムラが発生したりする恐
れがあることがわかった。
【0037】そこで、本実施例では、トナーホッパ7へ
のトナー供給量とトナーホッパ7からのトナー補給量を
バランスさせて上記ロック状態やトナー補給ムラを回避
するために、次のようにトナー補給制御を行っている。
【0038】図6は本実施例の複写機の制御系の要部の
ブロック図である。図6において制御部11はCPU1
11,ROM112,RAM113及びI/Oインター
フェース114等で構成されている。この制御部11は
I/Oインターフェース114を介して、上記トナーセ
ンサ74、補給クラッチ81b、ボトル駆動モータ10
2、図示しない現像クラッチ等に接続されている。
【0039】図7は本実施例のトナー補給制御のフロー
チャートである。まず、作像動作に先立って現像器3を
駆動するための現像クラッチをONし、その1.1秒後
にTセンサ36で現像器3内のトナー濃度VTを検知す
る(ステップ1,2)。次に、Tセンサ36の出力値V
Tと制御基準値Vrefとに基づいてトナー補給時間す
なわちトナー補給ローラ8の駆動時間a=f(Vref
−VT)を算出する(ステップ3)。ここで、関数a=
f(Vref−VT)はあらかじめ実験等で求めてお
き、このaの値は例えば0〜1.2秒の範囲内で設定す
る。次に、トナー補給クラッチ81bをONして現像器
3へのトナー補給を開始するとともに、制御用のタイマ
ーTをリセットし、トナーセンサ74の検知タイミング
設定用のパラメータn(整数)をゼロにする(ステップ
4)。
【0040】次に、トナー補給動作が終了するまでΔt
(例えば0.02秒)ごとにトナーセンサ74でトナー
ホッパ7内のトナー搬送路のトナーの有無を検知する
(ステップ5〜10,ステップ12,13)。ステップ
7でトナーありと判断した場合は、トナーあり時間t1
を積算し、トナーなし時間t2をリセットし(ステップ
8、9)、上記所定のトナー補給時間aのトナー補給動
作が終了したら、通常の作像動作に入る(ステップ1
0,11)。
【0041】一方、ステップ7でトナーなしと判断した
場合はトナーなし時間t2を積算し、上記所定のトナー
補給時間aのトナー補給動作が終了したら、トナーセン
サ74のトナー検知のばらつき等を考慮してトナーなし
時間t2が5秒以上か否かを判断する(ステップ12〜
15)。ここで、トナーなし時間t2が5秒以上の場合
のみ、ボトル駆動時間bを次の数1で示す数式で算出
し、その算出した時間bだけトナーボトル9を回転駆動
してトナーホッパ7にトナーを補給する(ステップ1
6,17)。そして、トナーあり時間t1及びトナーな
し時間t2をリセットし、通常の作像動作に入る(ステ
ップ18)。
【0042】
【数1】b={(M−fa(t1))+M}/(fa
(t1)/b’)
【0043】上記数1で示す数式において、定数Mはト
ナーボトル9からトナーホッパ7への狙いのトナー供給
量であり、fa(t1)はトナーあり時間t1の積算値と
あらかじめ実験などで求めた図5(b)に示すデータと
により算出した前回のトナー供給動作でトナーホッパ7
に供給されたトナー量であり、b’は前回のトナー供給
動作時のトナーボトル9の駆動時間である。ここで、数
1の分母は前回のトナー供給時の単位時間当たりのトナ
ー供給量を示し、分子は次のトナー供給動作におけるト
ナーホッパ7への狙いのトナー供給量を示している。
【0044】以上、本実施例によれば、トナー補給時に
検知したトナーセンサ74のトナーあり時間t1の積算
値に基づいて前回のトナー供給時のトナー供給量を算出
し、トナーホッパ7内のトナー量が狙いのトナー量とな
るように、次のトナーボトル9の駆動時間の設定を変更
しているので、トナー搬送スクリュー73以外の撹拌機
構を内部に持たない小型のトナーホッパ7においても、
ロック状態やトナー補給ムラを発生させることなく、常
に安定したトナー補給ができる。
【0045】なお、上記実施例では、トナー補給時に検
知したトナーセンサ74のトナーあり時間t1の積算値
に基づいて前回のトナー供給時のトナー供給量を算出し
ているが、これに代え、図8のフローチャートのステッ
プ5〜8に示すようにトナーボトル交換時から現時点ま
でのトナーボトル9の駆動時間の積算値に基づいて、一
定のトナー量を供給するためのトナーボトル駆動時間b
=f(B)を求め、該一定のトナー量を現像器3に補給
したときに、算出した時間bだけトナーボトル9を駆動
するようにしてもよい。この変形例のトナー補給制御に
よっても、トナーホッパ7内のトナー量が狙いのトナー
量となるように、次のトナーボトル9の駆動時間の設定
を変更しているので、トナー搬送スクリュー73以外の
撹拌機構を内部に持たない小型のトナーホッパ7におい
ても、ロック状態やトナー補給ムラを発生させることな
く、常に安定したトナー補給ができる。特に、本変形例
によれば、トナーセンサ74を設ける必要がないので、
上記実施例の構成に比較して低コスト化を図ることがで
きる。
【0046】本変形例に係る図8のフローチャートにお
いて、上記一定のトナー量はトナー補給ローラ8を5秒
間回転させたときに現像器3に補給されるトナー量に相
当する。また、上記し、一定のトナー量を供給するため
のトナーボトル駆動時間b=f(B)は、あらかじめ実
験などで求めた図5(c)のデータから求める。また、
このトナー補給制御では、図8のステップ9〜14に示
すようにトナー交換時期を上記トナーボトル交換時から
現時点までのトナーボトル9の駆動時間Bの積算値に基
づいて決定している。このトナーボトル9の駆動時間B
の積算値が制御基準値B0以上になったときに、トナー
ボトル9の交換を促す表示を行なっている。ここで、ス
テップ12のトナーボトル9の交換の有無の判断は、上
記ボトル検知スイッチ104のON/OFF出力に基づ
いて行なってもよく、トナーボトル9を交換するために
開け閉めする前カバーの開閉スイッチのON/OFF出
力に基づいて行なっても良い。トナーボトル9の交換が
終了したら、通常の作像動作にはいる。
【0047】また、上記実施例では、トナーホッパ7内
のトナー量が狙いのトナー量となるように、次のトナー
ボトル9の駆動時間の設定を変更しているが、これに代
え、図9のフローチャートのステップ15〜17に示す
ように、トナーボトル9の駆動間隔の設定を変更しても
良い。本変形例に係る図9のフローチャートにおいて、
トナー補給時に検知したトナーセンサ74のトナーあり
時間t1の積算値とあらかじめ実験などで求めた図5
(b)のデータとから求めた前回のトナー供給時のトナ
ー供給量fa(t1)を、次の数2に示す数式に代入し、
次のボトル駆動のタイミングを決めるパラメータCを算
出する。このパラメータCは、トナーセンサ74でトナ
ーなしが検知された時点から、トナーホッパ7内のトナ
ーが減少して次にトナーボトル9の駆動が必要となるま
での時間である。ここで、C1は単位時間当たりのトナ
ー補給量であり、C2はトナーホッパ7によりきまる定
数である。
【0048】
【数2】C=fa(t1)/C1+C2
【0049】そして、トナー補給時に検知したトナーセ
ンサ74のトナーなし時間t2の積算値が上記算出した
パラメータC以上になったときに、一定時間(例えば
1.1秒)だけトナーボトル9を回転駆動してトナーホ
ッパ7内が狙いのトナー量になるようにしている。この
ように変形例のトナー補給制御によれば、トナーホッパ
7内のトナー量が狙いのトナー量となるように、トナー
ボトル9の駆動間隔の設定を変更しているので、トナー
搬送スクリュー73以外の撹拌機構を内部に持たない小
型のトナーホッパ7においても、ロック状態やトナー補
給ムラを発生させることなく、常に安定したトナー補給
ができる。
【0050】また、図9のフローチャートに示すトナー
ボトル9の駆動間隔の設定を変更するトナー補給制御
も、図10に示すようにトナーセンサ74を用いずに行
なうことができる。図10のフローチャートにおいて、
トナーボトル交換時から現時点までのトナーボトル9の
回転回数の積算値mとあらかじめ実験などで求めた図5
(a)のデータとから次のボトル駆動のタイミングを決
めるパラメータDを算出する。このパラメータDは、前
回のトナーボトル9の回転駆動すなわちトナー供給時点
から、トナーホッパ7内のトナーが減少して次にトナー
ボトル9の駆動が必要となるまでの時間である。
【0051】この図10のフローチャートのトナー補給
制御においても、トナーホッパ7内のトナー量が狙いの
トナー量となるように、トナーボトル9の駆動間隔の設
定を変更しているので、トナー搬送スクリュー73以外
の撹拌機構を内部に持たない小型のトナーホッパ7にお
いても、ロック状態やトナー補給ムラを発生させること
なく、常に安定したトナー補給ができる。また、トナー
センサ74を設ける必要がないので、上記図9の変形例
の構成に比較して低コスト化を図ることができる。ま
た、このトナー補給制御では、図10のステップ9〜1
4に示すようにトナー交換時期を上記トナーボトル交換
時から現時点までのトナーボトル9の駆動回数mの積算
値に基づいて決定している。このトナーボトル9の駆動
時間mの積算値が制御基準値m0以上になったときに、
トナーボトル9の交換を促す表示を行なっている。
【0052】なお、上記実施例は、トナーボトル9を回
転駆動させてトナーボトル9からトナーホッパ7にトナ
ー供給を行なっているが、本発明は、このトナーボトル
9に限定されることなく、他のトナーカートリッジ等の
トナー容器を用いるものや、トナー供給のためのトナー
容器の動作が異なるものにも適用できるものである。
【0053】
【発明の効果】請求項1乃至4の発明によれば、トナー
補給装置のトナー貯溜部のケースの内部には、トナーを
一方向に搬送するトナー搬送手段を有してだけであるの
で、内部に撹拌機構を設けたものに比較してトナー貯溜
部を小型にできるという効果がある。
【0054】特に、請求項1の発明によれば、トナー検
知手段の検知結果すなわち上記トナーあり検知時間の積
算値と、あらかじめ実験などで求めたトナーあり検知時
間の積算値とトナー滞留部へのトナー供給量との間の関
係を示すデータとを用いて、前回のトナー供給手段によ
って実際に供給されたトナー供給量、及び前回のトナー
供給時のトナー供給手段の単位動作時間当りのトナー供
給量を算出することができる。そして、この前回のトナ
ー供給量の総量及びトナー供給手段の単位動作時間当り
のトナー供給量の算出値と、トナー滞留部への狙いのト
ナー供給量とを用いて、次にトナー滞留部へ供給すべき
トナー供給量及びそのためのトナー供給手段の動作時間
を算出し、次のトナー供給手段の動作時間の設定を該算
出値に変更することにより、トナー供給手段による単位
時間当りのトナー供給量が変動する場合でも、トナー滞
留部のトナー量を安定して狙いのトナー量にすることが
でき、トナーの溜まりすぎによるロック状態の発生及び
トナー不足によるトナー補給ムラの発生を未然に防止す
ることができるという効果がある。
【0055】また特に、請求項2の発明によれば、トナ
ー供給手段の動作時間の積算値と、あらかじめ実験など
で求めたトナー供給手段の動作時間の積算値とトナー滞
留部へのトナー供給量との間の関係を示すデータとを用
いて、現時点におけるトナー滞留部に一定量のトナーを
供給するためのトナー供給手段の動作時間を算出し、次
のトナー供給手段の動作時間の設定を該算出値に変更す
ることにより、トナー供給手段による単位時間当りのト
ナー供給量が変動する場合でも、トナー滞留部のトナー
量を安定して狙いのトナー量にすることができ、トナー
の溜まりすぎによるロック状態の発生及びトナー不足に
よるトナー補給ムラの発生を未然に防止することができ
るという効果がある。また、トナー検知手段を設ける必
要がないので、低コスト化を図ることができるという効
果がある。
【0056】また特に、請求項3の発明によれば、トナ
ー検知手段のトナーあり検知時間の積算値と、あらかじ
め実験などで求めたトナーあり検知時間の積算値とトナ
ー滞留部へのトナー供給量との間の関係を示すデータと
を用いて、一定時間のトナー供給手段の動作によってト
ナー滞留部に実際に供給されたトナー供給量を算出する
ことができる。そして、上記前回のトナー供給量の算出
値と、単位時間当りの現像器へのトナー補給量のデータ
とにより、前回のトナー供給動作からトナー滞留部内の
トナーが減少してトナー供給を必要とする次のトナー供
給動作まで動作間隔を算出して新たに設定することがで
きるので、トナー供給手段による単位時間当りのトナー
供給量が変動する場合でも、トナー滞留部のトナー量を
安定して狙いのトナー量にすることができ、トナーの溜
まりすぎによるロック状態の発生及びトナー不足による
トナー補給ムラの発生を未然に防止することができると
いう効果がある。
【0057】また特に、請求項4の発明によれば、トナ
ー供給手段の動作時間の積算値と、あらかじめ実験など
で求めたトナー供給手段の動作時間の積算値とトナー滞
留部へのトナー供給量との間の関係を示すデータとを用
いて、現時点における上記一定時間のトナー供給手段の
動作によってトナー滞留部に実際に供給されるトナー供
給量を算出することができる。そして、上記前回のトナ
ー供給量の算出値と、単位時間当りの現像器へのトナー
補給量のデータとにより、前回のトナー供給動作からト
ナー滞留部内のトナーが減少してトナー供給を必要とす
る次のトナー供給動作まで動作間隔を算出して新たに設
定することができるので、トナー供給手段による単位時
間当りのトナー供給量が変動する場合でも、トナー滞留
部のトナー量を安定して狙いのトナー量にすることがで
き、トナーの溜まりすぎによるロック状態の発生及びト
ナー不足によるトナー補給ムラの発生を未然に防止する
ことができるという効果がある。また、トナー検知手段
を設ける必要がないので、低コスト化を図ることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る複写機の概略構成図。
【図2】同複写機のトナー補給装置のトナーホッパの斜
視図。
【図3】(a)は同トナーホッパの側面透視図。(b)
は同トナーホッパの正面断面図。
【図4】同複写機のトナー補給装置のトナーボトル及び
トナーボトル駆動装置の部分断面図。
【図5】(a)は同トナー補給装置におけるトナーボト
ル駆動回数とトナーボトル1回転当りのトナー供給量と
の関係を示す特性図。(b)は同トナー補給装置におけ
るトナーあり検知時間の積算値t1とトナーボトルから
のトナー供給量との関係を示す特性図。(c)は同トナ
ー補給装置におけるトナーボトルの駆動時間の積算値と
一定のトナー量を供給するためのトナーボトルの駆動時
間との関係を示す特性図。
【図6】同複写機の制御系の要部のブロック図。
【図7】同複写機のトナー補給制御のフローチャート。
【図8】変形例に係るトナー補給制御のフローチャー
ト。
【図9】他の変形例に係るトナー補給制御のフローチャ
ート。
【図10】更に他の変形例に係るトナー補給制御のフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1 感光体 3 現像器 7 トナーホッパ 8 トナー補給ローラ 8a 補給ローラギア 9 トナーボトル 10 トナーボトル駆動装置 11 制御部 71 ケース 72 トナー受け口 73 トナー搬送スクリュー 73a スクリューギア 74 トナーセンサ 102 モータ 103 ギア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像器に補給するトナーを一時的に貯溜す
    るトナー貯溜部と、該トナー貯溜部から現像器にトナー
    を補給するトナー補給手段と、着脱自在のトナー容器
    と、装着されたトナー容器から該トナー貯溜部にトナー
    を供給するトナー供給手段とを有するトナー補給装置を
    備えた画像形成装置において、 該トナー貯溜部を、像担持体表面の移動方向と直交する
    方向に延在するケースと、該トナー容器から排出される
    トナーを受け入れるように該ケースの該直交する方向の
    一方の端部に形成されたトナー受け口と、該トナー受け
    口から受け入れたトナーを該直交する方向の他方の端部
    に向けて搬送するトナー搬送手段と、該トナー搬送手段
    のトナー搬送路におけるトナーの有無を検知するトナー
    検知手段とにより構成し、 該トナー補給手段によるトナー補給時に該トナー検知手
    段によるトナーの有無の検知を行い、該トナー検知手段
    の検知結果に基づいて、該トナー供給手段の動作時間の
    設定を変更する制御手段を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】現像器に補給するトナーを一時的に貯溜す
    るトナー貯溜部と、該トナー貯溜部から現像器にトナー
    を補給するトナー補給手段と、着脱自在のトナー容器
    と、装着されたトナー容器から該トナー貯溜部にトナー
    を供給するトナー供給手段とを有するトナー補給装置を
    備えた画像形成装置において、 該トナー貯溜部を、像担持体表面移動方向と直交する方
    向に延在するケースと、該トナー容器から排出されるト
    ナーを受け入れるように該ケースの該直交する方向の一
    方の端部に形成されたトナー受け口と、該トナー受け口
    から受け入れたトナーを該直交する方向の他方の端部に
    向けて搬送するトナー搬送手段とにより構成し、 新しいトナー容器の装着後の該トナー供給手段の動作時
    間の積算値に基づいて、該トナー供給手段の動作時間の
    設定を変更する制御手段を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】現像器に補給するトナーを一時的に貯溜す
    るトナー貯溜部と、該トナー貯溜部から現像器にトナー
    を補給するトナー補給手段と、着脱自在のトナー容器
    と、装着されたトナー容器から該トナー貯溜部にトナー
    を供給するトナー供給手段とを有するトナー補給装置を
    備えた画像形成装置において、 該トナー貯溜部を、像担持体表面移動方向と直交する方
    向に延在するケースと、該トナー容器から排出されるト
    ナーを受け入れるように該ケースの該直交する方向の一
    方の端部に形成されたトナー受け口と、該トナー受け口
    から受け入れたトナーを該直交する方向の他方の端部に
    向けて搬送するトナー搬送手段と、該トナー搬送手段の
    トナー搬送路におけるトナーの有無を検知するトナー検
    知手段とにより構成し、 該トナー補給手段によるトナー補給時に該トナー検知手
    段によるトナーの有無の検知を行い、該トナー検知手段
    の検知結果に基づいて、該トナー供給手段の動作間隔の
    設定を変更する制御手段を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】現像器に補給するトナーを一時的に貯溜す
    るトナー貯溜部と、該トナー貯溜部から現像器にトナー
    を補給するトナー補給手段と、着脱自在のトナー容器
    と、装着されたトナー容器から該トナー貯溜部にトナー
    を供給するトナー供給手段とを有するトナー補給装置を
    備えた画像形成装置において、 該トナー貯溜部を、像担持体表面移動方向と直交する方
    向に延在するケースと、該トナー容器から排出されるト
    ナーを受け入れるように該ケースの該直交する方向の一
    方の端部に形成されたトナー受け口と、該トナー受け口
    から受け入れたトナーを該直交する方向の他方の端部に
    向けて搬送するトナー搬送手段とにより構成し、 新しいトナー容器の装着後の該トナー供給手段の動作時
    間の積算値に基づいて、該トナー供給手段の動作間隔の
    設定を変更する制御手段を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10319705A (ja) * 1997-05-23 1998-12-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012230318A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
US9360798B2 (en) 2012-09-14 2016-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Developer replenishing apparatus and image forming apparatus with rotational velocity control

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