JPH11119531A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH11119531A
JPH11119531A JP9276229A JP27622997A JPH11119531A JP H11119531 A JPH11119531 A JP H11119531A JP 9276229 A JP9276229 A JP 9276229A JP 27622997 A JP27622997 A JP 27622997A JP H11119531 A JPH11119531 A JP H11119531A
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JP
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developing device
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JP9276229A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Kono
裕久 河野
Shintaro Kaneko
伸太郎 金子
Shigemi Murata
重美 村田
Ryuji Hattori
龍治 服部
Tetsuji Okamoto
哲二 岡本
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】劣化した現像剤を徐々に回収容器に排出しなが
ら新旧現像剤の交換を自動的に行う現像装置において、
回収容器が劣化現像剤で略満杯となるまで回収容器の交
換を行う必要がなく、しかも低コストでこれを実現する
ことが可能な現像装置を提供する。 【解決手段】現像器本体2に対して現像剤6を補給する
現像剤供給手段3と、現像器本体2から劣化した現像剤
を排出すると共に、かかる劣化現像剤を回収容器5内に
収容する現像剤回収手段4とを備えた現像装置を前提と
し、回収容器5内に収容された劣化現像剤が所定量に達
したことを検知する回収量検知手段51を設ける一方、
かかる回収量検知手段51による劣化現像剤の検知後、
現像剤供給手段3から現像器本体2に補給された現像剤
が所定量に達したと判断された時点で、現像器本体2の
動作を停止する回収制御手段52を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機等
の画像形成装置において、トナー及びキャリアが所定の
割合で混合攪拌された二成分現像剤を用いて感光体ドラ
ム上の静電潜像を現像する現像装置に係り、特に、時経
過等に伴って劣化した現像剤を現像器本体から徐々に回
収しながら現像器本体内の現像剤の入替えを行う現像装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】トナー及びキャリアからなる二成分現像
剤を用いて静電潜像の現像を行う現像装置では、これら
トナーとキャリアとを現像器本体内で混合攪拌すること
によって該トナーを所定の電位に摩擦帯電しているが、
かかる攪拌動作を繰り返すと上記キャリアの表面には次
第にトナーが付着し、該キャリアは時経過に伴って徐々
に劣化していく。このため、長期にわたって現像剤(主
としてキャリア)を交換することなく使用した場合、ト
ナーを所望の電位に摩擦帯電させることが困難となり、
静電潜像を現像して得られた記録画像にカブリ等の画像
欠陥が生じてしまう。
【0003】従って、二成分現像剤を用いる現像装置で
は劣化キャリアを含む全ての現像剤を定期的に現像器本
体から排出し、かかる現像剤の交換作業を行うことが必
要とされる。しかし、かかる交換作業に当たってはトナ
ーが周辺雰囲気に飛散し易いことから、この交換作業を
一般ユーザに行わせるのは困難であり、また、この交換
作業を専門のサービスエンジニアに頼っていたのでは保
守管理に手間が掛かり過ぎる。
【0004】そこで、特公平2−21591号公報や特
開平4−118675号公報には、静電潜像によって消
費されたトナーのみを現像器本体に逐次補給するのでは
なく、かかるトナーの補給と併せてキャリアの補給をも
行い、キャリアの補給によって増量した分の現像剤を現
像器本体外に設けられた回収容器に徐々に排出し、これ
によって現像器本体内の現像剤の入れ換えを人手を煩わ
すことなく自動的に行う現像装置が提案されている。
【0005】この現像装置では新たなトナー、新たなキ
ャリアが現像器本体に補給されると、これら補給トナー
及び補給キャリアと混合攪拌された現像剤のうち、劣化
したキャリアを含む余剰な現像剤が少量ずつ回収容器に
排出されていくことから、特に現像剤の交換作業を行う
ことなく、現像器本体内のキャリアを徐々に新たなキャ
リアと入れ換えることができ、現像器本体内における劣
化キャリアの発生を抑えつつ静電潜像の現像を継続的に
行うことができるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の現像装置にあっては前述の如く回収容器に劣化し
た現像剤が排出されていくことから、回収容器が満杯に
なった時点で該回収容器を新たなものと交換しなければ
ならないが、かかる容器の交換作業を専門のサービスエ
ンジニアに行わせたのでは、やはり保守管理にコストや
手間が掛かり過ぎ、せっかく現像剤の交換を自動的に行
わせている意義が没却されてしまう。
【0007】従って、かかる観点からすれば、上記回収
容器の交換作業は複写機等を使用するユーザ自らに行わ
せるのが望ましいと言えるが、そのためには回収容器の
交換時期をユーザに対して自動的に明示するシステムが
必要となる。
【0008】回収容器の交換が必要か否かをユーザに明
示するもっとも簡易な方法としては、回収容器内の劣化
現像剤の量が所定量に達したことを検知する検知センサ
を設け、かかる検知センサの出力信号に基づいて回収容
器内の劣化現像剤の量を判断する手法がある。しかし、
回収容器が劣化現像剤で満杯になった時点で上記検知セ
ンサが作動するように設定したのでは、ユーザの手元に
新たな回収容器が準備されていない場合に、劣化現像剤
が回収容器から溢れるのを防止するため、新たな回収容
器を入手する迄の間は現像装置の駆動を停止しなければ
ならず、その間、ユーザは複写作業を行うことが不可能
となってしまう。
【0009】一方、ユーザが新たな回収容器を入手する
迄の期間を考慮し、回収容器が満杯になる以前の段階で
該回収容器の交換をユーザに対して促すように上記検知
センサの設定を調整することも可能ではあるが、余りに
早く回収容器の交換を促したのでは、劣化現像剤が該回
収容器の容量に全く満たない時点で交換が行われてしま
う場合が多くなり、ユーザにしてみれば交換コスト及び
交換頻度が増加して不便である。
【0010】かかる観点からすれば、回収容器が劣化現
像剤で満杯になる僅かに手前の段階でユーザに対して新
たな回収容器の準備を促すのすが良いと考えられるが、
そのためには劣化現像剤が回収容器から溢れ出る事故を
防止すべく、回収容器が満杯になったことを正確に把握
する手段が必要であった。
【0011】かかる手段としては第2の検知センサを設
けて、この検知センサにより回収容器が満杯になったこ
とを把握すれば足りるのだが、検知センサの数を増やす
とその分だけ生産コストが嵩む他、該センサの出力信号
を処理するI/Oポートも余分に必要となり、この点か
らも生産コストが嵩むといった問題点があった。
【0012】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、劣化した現像剤
を徐々に回収容器に排出しながら新旧現像剤の交換を自
動的に行う現像装置において、上記回収容器の交換を促
されたユーザが新たな回収容器を準備する期間を確保し
つつ、かかる回収容器が劣化現像剤で略満杯となるまで
回収容器の交換を行う必要がなく、しかも低コストでこ
れを実現することが可能な現像装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の現像装置は、トナー及びキャリアを含む現
像剤を用いて像担持体上に形成された静電潜像を現像
し、該像担持体上にトナー像を形成するする現像器本体
と、この現像器本体に対して現像剤を補給する現像剤供
給手段と、上記現像器本体から劣化した現像剤を排出す
ると共に、かかる劣化現像剤を回収容器内に収容する現
像剤回収手段とを備えた現像装置を前提とし、上記回収
容器内に収容された劣化現像剤が所定量に達したことを
検知する回収量検知手段を設ける一方、かかる回収量検
知手段による劣化現像剤の検知後、上記現像剤供給手段
から現像器本体に補給された現像剤が所定量に達したと
判断された時点で、上記現像器本体の動作を停止する回
収制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0014】このような技術的手段によれば、現像器本
体から排出された劣化現像剤は現像剤回収手段によって
回収容器内へ収容されるが、かかる回収容器内の劣化現
像剤が所定量に到達すると、上記回収量検知手段がこれ
を検知することから、この回収量検知手段の出力信号に
基づきユーザに対して新たな回収容器の準備を促すこと
ができる。また、回収量検知手段による劣化現像剤の検
知後、回収容器を交換することなく引き続いて劣化現像
剤が現像器本体から回収容器に排出される場合には、回
収量検知手段による劣化現像剤の検知後に上記現像剤供
給手段から現像器本体に補給された現像剤が所定量に達
したと判断された時点で、上記回収制御手段が現像器本
体の動作を停止し、それ以上劣化現像剤が回収容器に排
出されるのを防止する。
【0015】ここで、上記現像剤供給手段によって現像
剤が現像器本体に補給された場合、補給された量と同量
のキャリアを現像器本体から回収容器へ排出しなけれ
ば、現像器本体内における現像剤の量は徐々に増加して
しまい、最終的には現像剤が現像器本体から溢れ出でし
まう。従って、現像器本体から回収容器に排出される劣
化現像剤の量は現像剤供給手段によって現像器本体に供
給された補給キャリアの量と略同等に設定される必要が
あり、現像器本体に供給された補給現像剤の量を把握す
れば、回収容器に排出された劣化現像剤の量を略正確に
把握することができる。
【0016】従って、本発明の現像装置によれば、現像
剤供給手段による現像剤の供給量をパラメータとするこ
とで、劣化現像剤の検知手段を複数用いることなく、回
収容器が満杯になるタイミングを略正確に把握すること
ができ、劣化現像剤を回収容器の容量一杯まで回収する
ことができるものである。
【0017】一方、本発明においては、上記回収制御手
段が上記現像剤供給手段から現像器本体に供給された現
像剤の量を把握し、かかる把握に基づいて回収容器が劣
化現像剤で満杯になるタイミングを判断するが、通常、
現像器本体に供給される現像剤の量は静電潜像の現像に
よって消費されたトナーの量に基づいて決定され、かか
る消費トナー量は像担持体上に形成されるトナー像の画
素密度と関連している。従って、上記回収制御手段は像
担持体上に形成されるトナー像の画素密度の積算値を把
握することで、上記現像器本体に対する現像剤の供給量
を予測することができる。
【0018】もっとも、現像するトナー像の濃度設定、
原稿画像に対する色変換、温湿度等の環境の影響で、ト
ナー像の画素密度と現像器本体に対する現像剤の供給量
が完全に対応していない場合もあることから、トナー像
の画素密度に基づいて現像器本体に供給される現像剤の
量を予測したのでは、正確な供給量を把握することがで
きず、ひいては上記回収制御手段が回収容器の満杯を判
断する以前の時点で該回収容器が満杯になってしまう懸
念もある。従って、現像器本体へ供給される補給現像剤
の量を正確に把握するという観点からすれば、上記現像
剤供給手段の駆動時間の積算値、すなわち現像器本体に
対する現像剤の供給時間の積算値に基づいて現像剤の補
給量を把握するのが好ましい。このように構成すれば、
現像器本体に対する現像剤の補給量を直接的に把握する
ことができるので、回収容器に対する劣化現像剤の排出
量も正確に把握することができ、かかる回収容器が満杯
になるタイミングを正確に判断することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の現像装置を詳細に説明する。図1は本発明を適用した
電子写真複写機の現像装置の実施例を示すものである。
同図において、符号1は画情報に応じて静電潜像が形成
される感光体ドラム、符号2はこの感光体ドラム1上に
形成された静電潜像をトナー及びキャリアからなる二成
分現像剤で現像する現像器本体、符号3はこの現像器本
体2に対して新たな現像剤を供給する現像剤供給手段、
符号4は上記現像器本体2内から劣化した現像剤を排出
させる現像剤回収手段、符号5は排出された劣化現像剤
を収容する回収容器である。
【0020】上記現像器本体2のハウジング21には上
記感光体ドラム1との対向位置に現像剤の搬出口22が
開設される一方、この搬出口22には現像剤の磁気ブラ
シを形成する現像ロール23が配設されている。この現
像ロール23は複数の磁極が着磁されたマグネットロー
ルの周囲を矢線方向へ回動する円筒状スリーブで覆って
形成されており、かかるマグネットロールの磁力によっ
て磁性キャリアをスリーブの周面に鎖状に吸着して現像
剤の磁気ブラシを形成する一方、スリーブの回動に伴っ
て該磁気ブラシを上記搬出口22からハウジング21の
外部へ搬出し、磁気ブラシの穂立ちで感光体ドラム1を
摺擦するように構成されている。尚、上記ハウジング2
1には現像ロール23と所定の間隙を保ってトリマーブ
レード24が設けられており、現像ロール23の周面に
形成された磁気ブラシの穂立ちの長さを切り揃えるよう
に構成されている。
【0021】また、上記ハウジング21の内部には現像
ロール23の軸方向と平行に隔壁25が立設されてお
り、この隔壁25によってハウジング21の内部は二つ
の現像剤室26a,26bに区分されている。上記現像
ロール23を含む第1現像剤室26aには現像ロール2
3と隣接してスクリューオーガ27aが配設されてお
り、このスクリューオーガ27aは矢線方向への回動に
伴って第1現像剤室26a内の現像剤を現像器2のフロ
ント側(紙面垂直方向手前側)に向けて搬送する。一
方、隔壁25を挟んで第1現像剤室26aに隣接する第
2現像剤室26bにもスクリューオーガ27bが配設さ
れており、このスクリューオーガ27bは矢線方向への
回動に伴って第2現像剤室26b内の現像剤を現像器2
のリヤ側(紙面垂直方向奥側)に向けて搬送する。
【0022】更に、上記隔壁25のフロント側及びリヤ
側の両端には第1現像剤室26aと第2現像剤室26b
とを連通連結する開口が形成されており、スクリューオ
ーガ27aの回転によって第1現像剤室26a内のフロ
ント側に搬送されてきた現像剤はフロント側開口を介し
て第2現像剤室26bへ移動する一方、スクリューオー
ガ27bの回転によって第2現像剤室26b内のリヤ側
に搬送されてきた現像剤はリヤ側開口を介して第1現像
剤室26aへ移動するように構成されている。すなわ
ち、この現像器2では一対のスクリューオーガ27a,
27bが回転すると、現像剤が上記隔壁25の周囲を一
定の方向へ循環し、かかる循環に伴って現像剤の攪拌が
なされ、トナーの摩擦帯電が促進されるようになってい
る。尚、スクリューオーガ27a,27bは上記現像ロ
ール23と共に駆動モータ28に接続されており、現像
ロール23が回動すると、スクリューオーガ27a,2
7bも回動して現像剤の循環・攪拌がなされるようにな
っている。
【0023】一方、このように構成された現像器本体2
に対して現像剤を供給する現像剤供給手段3は、トナー
及びキャリアの混合された補給現像剤6を収容する補給
容器31と、この補給容器31から上記現像器本体2の
第2現像剤室26bに補給現像剤6を落とし込むディス
ペンスロール32と、このディスペンスロール32を駆
動する現像剤補給モータ33とから構成されており、デ
ィスペンスロール32の回転数に比例した量の補給現像
剤6が現像器本体2の第二現像剤室26bに落とし込ま
れるようになっている。上記現像ロール23が駆動され
て感光体ドラム1上の静電潜像が現像されると、現像器
本体2内ではキャリアが消費されることくトナーのみが
消費されていくことから、現像器本体内におけるトナー
とキャリアの混合比率を適正な値に保持すべく、上記補
給現像剤6中にはトナーが過剰に含まれている。従っ
て、かかる補給現像剤6を現像器本体2内の現像剤と混
合攪拌すると、現像器本体2内におけるキャリアの総量
は増加するものの、トナーとキャリアの混合比率が適正
な値に維持され、感光体ドラム1上の静電潜像を一定の
濃度で現像することができる。
【0024】これに対して上記現像剤回収手段4は、現
像器本体2の第1現像剤室26aの底部に設けられた排
出ロール41と、この排出ロール41によって第1現像
剤室26aから排出された劣化現像剤を回収容器5に導
く回収通路42と、この回収通路42内に配設されて劣
化現像剤の搬送を行うスクリューオーガ43とから構成
されている。補給現像剤6にはキャリアが含まれている
ことから、上記現像剤供給手段3によって現像器本体2
に補給現像剤6を加えていくと、前述の如く現像器本体
2内におけるキャリアは増量の一途を辿り、最終的には
現像剤が第一及び第二現像剤室26a,26bから溢れ
出てしまうことになる。従って、上記排出ロール41は
現像剤供給手段3のディスペンスロール32と同期して
回転し、上記補給容器31から第二現像剤室26bに加
えられた現像剤の総量に対して所定割合の現像剤を第1
現像剤室から上記回収通路42へと排出する。
【0025】そして、以上のように構成された本実施例
の現像装置においては、感光体ドラム1上に静電潜像が
形成されると、駆動モータ28によって現像ロール23
及びオーガ27a,27bが駆動され、かかる静電潜像
がトナーによって現像される。また、静電潜像の現像が
開始されると、例えばこの静電潜像の画像密度等に基づ
いてトナーの消費量が算出され、ディスペンスローラ3
2が回動してトナー消費量に対応した量の現像剤が補給
容器31から現像器本体2に補給される。一方、上記デ
ィスペンスローラ32が回動すると、これに動悸した所
定のタイミングで排出ローラ41も回動し、現像器本体
2内の劣化現像剤が回収通路42を通して回収容器5へ
と排出され、かかる回収容器5には徐々に劣化現像剤が
堆積していく。
【0026】次に、本実施例の現像装置において上記回
収容器5の満杯を検知するための構成について説明す
る。上記回収容器5には回収量を検知する検知センサ5
1が取り付けられており、かかる検知センサ51の出力
信号はマイクロコンピュータから構成される回収制御手
段52に入力されるようになっている。図2に示すよう
に、回収容器5に対する検知センサ51の取り付け位置
は該回収容器5の容量の略80%に対応する位置であ
り、かかる検知センサ51が劣化現像剤7を検知して
も、回収容器5には二点鎖線で囲んだ量だけ更に劣化現
像剤7を回収することが可能である。
【0027】従って、上記回収制御手段52は検知セン
サ51の出力信号から回収容器の略80%にまで劣化現
像剤7が堆積したか否かを判断し、堆積したと判断され
る場合には画像形成装置に備えられた表示画面53を制
御して、回収容器5の満杯が近いこと並びに交換に必要
な新たな回収容器5を準備すべきことをユーザに対して
警告する。
【0028】また、上記回収容器5の容量を目一杯利用
して回収容器5の交換の無駄及び交換コストの低減を図
るため、上記回収制御手段52は検知センサ51による
劣化現像剤の検知後は現像剤補給モータ33の駆動時間
を積算し、かかる積算値に基づいて回収容器5の残りの
容量(図2の二点鎖線で囲まれた容量)が劣化現像剤7
で満杯になったか否かをチェックする。
【0029】上記ディスペンスローラ32はその回転時
間に比例した量の補給現像剤6を補給容器31から現像
器本体2に落とし込むことから、かかるディスペンスモ
ータ32を駆動する現像剤補給モータ33の駆動時間の
積算値は現像器本体2に対する現像剤6の補給量を表し
ていると言える。また、上記排出ローラ41はディスペ
ンスローラ32に同期して回転しており、現像剤の補給
量から一義的に決定される量の劣化現像剤7を現像器本
体2から回収容器5へ排出している。ここで、ディスペ
ンスローラ32による単位時間当たりの現像剤供給速度
をV、現像剤補給モータ33の駆動時間の積算値をt、
検知センサ51のON後における回収容器5の残りの容
量をW、現像剤補給量と排出量との間に存在する比例定
数(実験により求める)をkとすれば、これらの数値が
Vt=kWの関係を満たした時に回収容器5が略満杯に
なると言える。
【0030】従って、検知センサ51が劣化現像剤7を
検出して以降、上記回収制御手段52は前述の如く現像
剤補給モータ33の駆動時間の積算値tをチェックし、
かかるtがVt=kWの関係を満たしたならば、回収容
器5の残りの容量が劣化現像剤7で満杯になったものと
判断し、現像装置の稼働を禁止すべく駆動モータ28の
駆動を禁止する。これにより、以降はディスペンスロー
ラ32が駆動することはないので、これに同期して回転
する排出ローラが駆動されることもなく、劣化現像剤7
が回収容器5へ排出されるのを防止し得ると共に、かか
る劣化現像剤7が回収容器5から溢れ出るを防止するこ
とが可能となる。
【0031】そして、かかる後に上記回収制御手段52
は表示画面53を制御して回収容器5が満杯になったこ
と、回収容器5を新たな容器に交換しなければならない
ことをユーザに知らせ、回収容器5が交換されことを検
知した場合には上記駆動モータ28の駆動禁止を解除す
る。
【0032】上記回収容器5が満杯になったか否かを判
断する手法としては、検知センサ51が劣化現像剤7を
検知した後に画像形成動作が行われた記録シート枚数を
カウントし、かかるシート枚数に基づいて回収容器5が
劣化現像剤7で満杯になったか否かを判断する手法が考
えられる。しかし、図3に示すように、記録シートに形
成された記録画像の画像密度が異なれば、かかる記録画
像の形成のために消費されたトナーの量も異なり、ひい
ては現像器本体2に対する補給現像剤6の供給量も異な
ることから、記録シート1ページ当たりの劣化現像剤7
の回収量も異なってしまう。従って、検知センサ51が
劣化現像剤7を検知した後、回収容器5が満杯になるま
でに画像形成を行うことが可能な記録シートの枚数は記
録画像の画像密度に応じて異なったものとなり、記録シ
ートの枚数のみをもって回収容器5の満杯を判別した場
合、まだ劣化現像剤7を収容する容量があるにもかかわ
らず、回収容器5が満杯と誤って判別してしまう懸念が
ある。
【0033】しかし、本実施例の現像装置では現像剤補
給モータ33の駆動時間の積算値、すなわち現像器本体
2に対する補給現像剤6の供給量に基づいて回収容器5
が満杯になるタイミングを検知しており、しかも現像器
本体2に対する補給現像剤6の供給量と回収容器5に対
する劣化現像剤7の排出量との間には比例的な関係が存
在することから、回収容器5が満杯になるタイミングを
略正確に把握することができるものである。
【0034】従って、回収容器5の容量がまだ残ってい
るにもかかわらず現像装置の駆動を禁止してしまい、記
録画像の形成を行うことができなくなってしまうといっ
たトラブルを回避することができる他、回収容器5の無
駄な交換を防止して回収容器5の交換コストの低減化を
図ることもできる。
【0035】尚、本実施例では現像剤補給モータ33の
駆動時間の積算値に基づいて現像器本体2に対する補給
現像剤6の供給量を把握し、かかる供給量から回収容器
5に対する劣化現像剤7の排出量を予測したが、現像剤
補給モータ33の駆動時間は現像工程におけるトナーの
消費量に応じて決定され、しかもかかるトナー消費量は
感光体ドラム1上に現像されるトナー像の画像密度によ
って決定されることから、現像剤補給モータ33の駆動
時間の積算値を参照することなく、現像によって形成さ
れるトナー像の画像密度に基づいて回収容器5に対する
劣化現像剤7の排出量を予測し、回収容器の満杯のタイ
ミングを把握することも可能である。
【0036】また、現像器本体2から回収容器5に対す
る劣化現像剤7の排出は必ずしも排出ローラ41を用い
て行う必要はなく、現像剤供給手段3の動作により現像
器本体2内で増量した分の現像剤を回収容器5へ溢れこ
ぼすようにして行っても良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の現像
装置によれば、現像剤供給手段による現像剤の供給量を
パラメータとすることで、劣化現像剤の検知手段を複数
用いることなく、回収容器が満杯になるタイミングを略
正確に把握して、劣化現像剤を回収容器の容量一杯まで
回収することができるので、上記回収容器の交換を促さ
れたユーザが新たな回収容器を準備する期間を確保しつ
つ、かかる回収容器が劣化現像剤で略満杯となるまで回
収容器の交換を行う必要がなく、回収容器の交換頻度を
低く抑えることができる他、交換に要するコストの低減
化をも実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の現像装置の実施例を示す概略構成図
である。
【図2】 実施例に係る回収容器を示す断面図である。
【図3】 現像により形成する記録画像の画像密度に応
じて現像剤の回収量及びコピー可能な記録シートの枚数
が異なることを示すグラフである。
【符号の説明】
1…感光体ドラム(像担持体)、2…現像器本体、3…
現像剤供給手段、4…現像剤回収手段、5…回収容器、
51…検知センサ(回収量検知手段)
フロントページの続き (72)発明者 服部 龍治 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 岡本 哲二 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー及びキャリアを含む現像剤を用い
    て像担持体上に形成された静電潜像を現像し、該像担持
    体上にトナー像を形成するする現像器本体と、この現像
    器本体に対して現像剤を補給する現像剤供給手段と、上
    記現像器本体から劣化した現像剤を排出すると共に、か
    かる劣化現像剤を回収容器内に収容する現像剤回収手段
    とを備えた現像装置において、 上記回収容器内に収容された劣化現像剤が所定量に達し
    たことを検知する回収量検知手段を設ける一方、かかる
    回収量検知手段による劣化現像剤の検知後、上記現像剤
    供給手段から現像器本体に補給された現像剤が所定量に
    達したと判断された時点で、上記現像器本体の動作を停
    止する回収制御手段を設けたことを特徴とする現像装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の現像装置において、上記
    回収制御手段は上記像担持体上に形成されるトナー像の
    画像密度の積算値に基づいて上記現像器本体に対する現
    像剤の補給量を把握することを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の現像装置において、上記
    回収制御手段は現像剤供給手段の駆動時間の積算値に基
    づいて上記現像器本体に対する現像剤の補給量を把握す
    ることを特徴とする現像装置。
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