JPH08220211A - 船舶監視装置 - Google Patents

船舶監視装置

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JPH08220211A
JPH08220211A JP2000595A JP2000595A JPH08220211A JP H08220211 A JPH08220211 A JP H08220211A JP 2000595 A JP2000595 A JP 2000595A JP 2000595 A JP2000595 A JP 2000595A JP H08220211 A JPH08220211 A JP H08220211A
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signal
magnetic
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acoustic
magnetic signal
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Shunichi Kohama
俊一 小浜
Toshio Chiba
敏夫 千葉
Yoshiaki Aramaki
義昭 荒巻
Hiroshi Ishihara
寛 石原
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Japan Steel Works Ltd
Oki Electric Industry Co Ltd
Technical Research and Development Institute of Japan Defence Agency
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Oki Electric Industry Co Ltd
Technical Research and Development Institute of Japan Defence Agency
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音響センサ装置と磁気センサ装置の欠点をそ
れぞれの利点で補うことにより、通過船舶の確実な検知
と高い識別確度を可能とする船舶監視装置を提供する。 【構成】 船舶監視装置において、海底に設置した複数
の音響磁気複合センサからなる音響磁気複合センサ群1
0と、この音響磁気複合センサ群10からの磁気信号と
音響信号を同時に伝送する伝送装置20と、前記磁気信
号と音響信号を処理する信号処理装置30と、信号処理
した結果を出力する出力装置40とを具備し、前記磁気
信号で船舶の通過を検知し、音響信号で船舶の種類を識
別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、港湾又は航路を通過す
る船舶の監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、港湾又は航路を通過する船舶の監
視装置としては、電磁波を利用したレーダー装置、船舶
の航走音を検知する音響センサ装置及び船舶が帯びてい
る磁気を検知する磁気センサ装置などが用いられてい
る。通常の船舶監視装置としては、レーダー装置が一般
的であるが、潜水艇などの水中航走体の検知は不可能で
あり、この場合は、音響センサ装置と磁気センサ装置が
使用される。
【0003】音響センサ装置では、船舶の機関、推進機
等により発生する水中音響放射信号を、海底に設置した
複数の受波器(音響センサ)により受信し、受信信号を
ケーブルで陸上まで伝送し、周波数分析処理した結果を
時間とともに濃淡表示することにより、航行船舶の検
知、識別を行うことができる。磁気センサ装置では、船
舶の船体、搭載機器の永久磁気及び地球磁気による誘導
磁気、電力機器、配線等による漏洩磁気によって発生す
る磁気歪を、海底に設置した複数個の磁気検出器で検出
し、磁気信号としてケーブルで陸上まで伝送し、磁界の
変化を検出することにより、通過船舶の検知を行うこと
ができる。また、磁気信号を周波数分析し、その結果に
より、船舶の速力等をある程度推定することが可能であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、音
響センサ装置では、受信信号の周波数分析結果より、機
関、推進機の諸元を知ることができるため、船舶の種類
等の識別が可能な利点があるが、複数の船舶が輻輳する
海域においては、複数の船舶の音響信号が同時に受信さ
れるため、信号を船舶毎に分類する操作が必要となり、
識別が複雑となる欠点がある。
【0005】一方、磁気センサ装置では、直上付近の磁
界の変化のみを検出するため、磁気検出器の直上付近を
通過する船舶を、確実に検知できる利点があるが、磁気
信号のみでは、船舶の種類の識別は困難であるといった
欠点がある。本発明は、以上述べた、音響センサ装置と
磁気センサ装置の欠点を、それぞれの利点で補うことに
より、通過船舶の確実な検知と、高い識別確度を可能と
する船舶監視装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、船舶監視装置において、海底に設置した
複数の音響磁気複合センサからなる音響磁気複合センサ
群と、この音響磁気複合センサ群からの磁気信号と音響
信号を同時に伝送する伝送装置と、前記磁気信号と音響
信号を処理する信号処理装置と、信号処理した結果を出
力する出力装置とを具備し、前記磁気信号で船舶の通過
を検知し、前記音響信号で船舶の種類を識別するように
したものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、上記したように、港湾又は航
路を通過する船舶の監視装置において、音響と磁気の複
合センサにより、音響信号を受信すると同時に、磁界の
変化を磁気信号として検出し、磁気信号により船舶の通
過を確実に検知し、磁気信号検知時の音響信号を、磁気
信号と同時に処理、表示することにより、船舶の通過
と、その通過船舶の種類を確実に識別することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示す船
舶監視装置の構成図、図2はその船舶監視装置の表示器
への出力表示例を示す図である。図1において、10は
複数(N個)の音響磁気複合センサ(11〜N)から成
る音響磁気複合センサ群、20は送信器21、伝送ケー
ブル22、受信器23及び信号分離器24から成る伝送
装置、30は磁気信号検知器31、磁気信号記憶器3
2、音響信号記憶器33及び周波数分析器34から成る
信号処理装置、40は表示器41等の出力装置である。
【0009】図1に示すように、音響磁気複合センサ群
10の各センサ(11〜N)は、海底にある間隔で設置
されており、直上付近を船舶が通過すると、水中音響信
号を受信するとともに、船舶の通過時に発生する磁気歪
を磁気信号として検出する。伝送装置20は、各センサ
の音響磁気複合信号を送信器21と伝送ケーブル22に
より陸上まで伝送し、陸上の受信器23で受信した後、
信号分離器24で磁気信号Aと音響信号Bに分離する。
【0010】信号処理装置30は、磁気信号Aと音響信
号Bを、現在からある一定の過去までたれ流しで、それ
ぞれの磁気信号記憶器32と音響信号記憶器33に記憶
するとともに、磁気信号検知器31で磁気信号Aを閾値
と比較することにより船舶の通過を検知する。磁気信号
Aが閾値を越えると、磁気信号検知器31は磁気信号記
憶器32と音響信号記憶器33に対し、検知されたセン
サに対応した磁気信号、音響信号の読出指示信号Cを出
す。読出指示信号Cにより、検知された該当センサの磁
気信号と音響信号が、磁気信号記憶器32と音響信号記
憶器33から読み出され、周波数分析器34で分析され
る。
【0011】また、出力装置40は検知されたセンサの
磁気信号時間変化a、磁気信号周波数分析結果c及び音
響信号周波数分析結果時間変化(濃淡表示)bを、表示
器41等に表示出力する。以下、本発明の実施例を示す
船舶監視装置の表示器への出力表示例について、図2を
用いて説明する。
【0012】図2において、磁気信号時間変化aから確
実に船舶の直上通過時刻(t0 )を知ることができ、音
響信号周波数分析結果時間変化b(濃淡表示)を、磁気
信号時間変化aと比較することにより、矢印(←)の4
本の信号が通過船舶の発生している音響信号であり、他
の信号は通過船舶以外からの音響信号であることが容易
に判別できる。
【0013】また、磁気信号周波数分析結果cより、通
過船舶の速力等がある程度推定でき、音響信号周波数分
析結果時間変化b(濃淡表示)から判定できる機関、推
進機諸元による船舶の種類の識別確度を高めることがで
きる。なお、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であ
り、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0014】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、音響磁気複合センサにより、磁気信号と音響信
号を同時に処理、表示することができ、磁気信号で船舶
の通過を検知して音響信号で船舶の種類を識別するよう
にしたので、通過船舶を確実に検知できるとともに、船
舶の種類の識別確度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す船舶監視装置の構成図で
ある。
【図2】本発明の実施例を示す船舶監視装置の表示器へ
の出力表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 音響磁気複合センサ群 20 伝送装置 21 送信器 22 伝送ケーブル 23 受信器 24 信号分離器 30 信号処理装置 31 磁気信号検知器 32 磁気信号記憶器 33 音響信号記憶器 34 周波数分析器 40 出力装置 41 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒巻 義昭 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 石原 寛 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)海底に設置した複数の音響磁気複合
    センサからなる音響磁気複合センサ群と、(b)該音響
    磁気複合センサ群からの磁気信号と音響信号を同時に伝
    送する伝送装置と、(c)前記磁気信号と音響信号を処
    理する信号処理装置と、(d)信号処理した結果を出力
    する出力装置とを具備し、(e)前記磁気信号で船舶の
    通過を検知し、前記音響信号で船舶の種類を識別するよ
    うにしたことを特徴とする船舶監視装置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理装置は磁気信号をある一定
    の閾値により検知する磁気信号検知器と、前記磁気信号
    と音響信号をそれぞれ計測時点からある一定の過去まで
    常時記憶し前記磁気信号検知器からの指示により該当す
    るセンサに対応した磁気信号と音響信号を読み出すこと
    のできる記憶手段と、該記憶手段から読み出された信号
    を周波数分析処理する周波数分析器からなる特許請求の
    範囲第1項記載の船舶監視装置。
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