JPH0821999B2 - 電子黒板における画像作成方法 - Google Patents

電子黒板における画像作成方法

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JPH0821999B2
JPH0821999B2 JP61233027A JP23302786A JPH0821999B2 JP H0821999 B2 JPH0821999 B2 JP H0821999B2 JP 61233027 A JP61233027 A JP 61233027A JP 23302786 A JP23302786 A JP 23302786A JP H0821999 B2 JPH0821999 B2 JP H0821999B2
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満 馬見塚
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は電子黒板における画像作成方法に関する。
従来技術 例えば白色の被書込体に所望する画像を書き込み、こ
れを記録媒体上に記録して複写物を得る所謂電子黒板は
従来より周知である。従来の電子黒板は、被書込体に記
入された画像を例えばCCD等の読取装置を用いて光学的
に読み込む。読み込んだ情報は通常のファクシミリやテ
レビ等の画情報と同様の所謂ラスタ型情報として保持さ
れ、この形態の情報のまま記録媒体上に記録され、複写
物が得られる。したがって完成した複写物の記録画像は
ファクシミリ等と同様に微小なドットの集合体から構成
されているが、電子黒板の被書込体には通常手書きによ
って画像が記入されるので、斜めの線が多いのが普通で
ある。ところがこのような斜めの線をドットから成る線
として記録すると、その再現性が低下し、階段状の線と
して表われることになる。
目的 本発明の目的は上記従来の欠点を除去し、斜めの線も
階段状ではなく美しい線として記録できる、電子黒板に
おける画像形成方法を提供することである。
構成 本発明は上記目的を達成するため、被書込体に記入さ
れた画像を光学的に走査して読み込み、読み込んだラス
タ型情報をベクタ型情報に変換し、ベクトル化した線分
の集合から成る画像を記録媒体上に記録する構成を提案
する。この構成によれば完成した記録画像がドットの集
合体から成るものではなく、線分から構成されるため、
斜めの線も美しく再現することができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
第1図は電子黒板の外観斜視図、第2図はこの電子黒
板による画像作成プロセスを明らかにする説明図であ
る。第1図及び第2図において、一対のローラ1,2には
白色のスクリーン3から成る被書込体が巻き掛けられ、
その表面3aに文字等の画像が適宜記入される。ロールか
ら解かれたスクリーン又はシートによって被書込体を構
成することもできる。
スクリーン3に記入された文字等の画像を複写すると
きは、メイン制御部4により制御されるステッピングモ
ータ5によってローラ1が回転され、これによりスクリ
ーン3が矢印A方向に駆動される。このとき例えば蛍光
灯から成る光源6によってスクリーン3の面が照明され
る。その反射光はミラー7及びレンズ8を通り、例えば
CCD9から成る画像読取装置に至り、ここにスクリーン3
上の画像が結像される。CCD9は画像読取処理装置10の一
構成要素をなし、CCD9にて読み込まれた画信号は読取処
理装置10にて被形成形、レベル修正等の処理を施され、
ディジタル信号としてメイン制御部4に転送され、この
制御部4の第1のRAM(ランダムアクセスメモリ)11
(第3図)上に保存される。このようにスクリーン3に
記入された画像は、光学的な走査により読み込まれ、読
み込まれた情報がRAM11に保持されるが、この情報はCCD
9によりライン毎に読み込まれたものであって、スクリ
ーン上の画像を例えば白黒(濃淡)のドットとして読み
込んだデータである。即ち、この情報はファクシミリ等
におけると同様にパターン情報ないしはラスタ型の情報
である。この場合従来は、先にも説明したようにラスタ
型の情報をそのままラスタ型の画像として記録してい
た。記録手段としては、電子写真法、レーザ、LED、静
電記録針を採用し複写物を得ていた。したがって完成し
た複写物の記録画像は第4図に模式的に示すように多数
のドットから構成されることになるが、このため斜めに
線が階段状に再現される恐れを免れなかった。
そこで本発明に係る構成では第1のRAM11に保持した
ラスタ型情報を、それ自体公知なラスタ・ベクタ変換に
よりベクトル化した線分としてのベクタ型情報に変換
し、これを第2のRAM12(第3図)に保持し、これに基
いてプロッタ13から成る作像装置によって画像を再現す
る。このため完成した複写物の画像は、第5図(c)に
示す如くベクトル化された線分から構成され、斜めの線
も美しく再現される。即ち、第5図(a)はスクリーン
3から読み取ったドットイメージ(ラスタ型情報)を模
式的に示すものであり、この情報は第5図(b)に模式
的に示す如く、直線の集合としてのベクタ型情報に変換
される。即ち、図の例における情報「A」は3本の直線
の集まりとして、また「B」の曲線部分は短い直線の集
まりとしての情報に変換され、これらの各線分は、ベク
トルを特定する例えば始点、方向、終点の情報を有して
いる。次にこのベクタ型情報を元に、プロッタ13(第2
図)のペン14の移動に合せた情報に変換しながら、例え
ば用紙15(第2図)から成る記録媒体上に、該ペン14に
よって描画させれば、スクリーン3上の記入画像に忠実
な第5図(c)に示す如き記憶画像を得ることができ
る。
上述した構成の動作態様をまとめると、第6図の如く
なる。
ラスタ・ベクタ変換はそれ自体公知であるが、以下に
この変換及びこれに関連する構成をより具体的に説明す
る。
第3図は、第2図に示したメイン制御部4をより詳し
く示した図であって、図中MPU16はマイクロプロセッシ
ングユニット、ROM17はラスタ・ベクタ変換を行うため
のプログラムが書き込まれたリードオンリーメモリー、
I/O18はインプット・アウトプットポート、20はプロッ
タ13を制御する回路であり、これら回路はMPU16により
制御される。またCCD制御回路19はCCD9とMPU16とのタイ
ミングをとる回路である。
第7図は第1のRAM11に保持されたラスタ型情報を理
解しやすく模式化して示したものであり、スクリーン3
上に記入された「山」の字の情報に対応するものであ
る。第8図は第9図に示したラスタ型情報をベクタ型情
報に変換する際のそれ自体公知なフローチャートであ
り、第7図における◎は各線分(直線)の始点と終点
を、○は通過点をそれぞれ示している。
第8図において、先ず線分情報を始点を探す(a,
b)。例えば第7図にiを付した始点を探したならば、
その直線の方向を探し(c)、その直線の方向に進み
(d)、次にドット情報がある場合(e)、このドット
情報に対して既に1回通過した通過済みマークを付し、
認識した場所を特定して(f)、さらにその直線の方向
に進む。ドット情報がなくなれば、この線分は終りであ
るから、この線分のデータを保存し(g)、他の方向に
ドット情報があるか否かをチェックし(h)、前述の動
作と同じ動作により他の線分を順次線分データとして保
存する。他の方向にドット情報がなくなれば、最終アド
レスか否かのチェックが行われ、そうであれば全てのラ
スタ型情報をベクタ型情報に変換し終えたことになる。
このようにして第7図に示した如きビットパターンのラ
スタ型情報が、その各線分の始点、終点、角度(方向)
の線分データに変換される。その際の演算はMPU16にて
行われる。
上記ベクタ型情報に基いて、第3図に示すようにプロ
ッタ制御回路20を介して、プロッタ13のペン14が用紙15
(第2図)上に画像を作成する。図示したプロッタ13は
第2図に示すように、ペン14のX方向の動きを制御する
ステッピングモータ25が、ペン14を保持しかつプーリ40
に巻回されたワイヤ26をX方向に作動させる。プーリ40
は支持体41に支持されている。
一方、Y方向の動きを制御するステッピングモータ27が
プーリ42に掛けられたワイヤ28をY方向に作動させ、そ
の際ワイヤ28は支持体41に連結されているので、ワイヤ
28の作動によりペン14はY方向に作動する。プロッタ制
御回路20からの出力信号、即ち前述の線分データ(ベク
タ型情報)により、両モータ25,27が駆動され、線分の
始点と終点でペン14が上下ソレノイト30によって、第2
図の紙面に対して垂直な上下方向に昇降され、所望の画
像を用紙15上に形成する。その際、X,Yの座標値(始
点、終点の値)に各々に必要な倍率を乗じれば、形成さ
れた画像の倍率を自由に変換することができる。その演
算はMPU16で行われ、プロッタ制御回路20によってペン1
4の動きが制御される。なお、第2図における31は用紙1
5の給送を行うローラ32用のシートモータ、33は電源ス
イッチ、34はDC電源をそれぞれ示している。
効果 本発明によれば、それ自体公知なラスタ・ベクタ変換
を行うという極く簡単な構成によって電子黒板の被書込
体に記入された画像を忠実に再現することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子黒板の外観斜視図、第2図は電子黒板にお
ける画像形成プロセスを明らかにする説明図、第3図は
主としてメイン制御部の詳細を示すブロック図、第4図
は従来の電子黒板により再現された複写物の模式図、第
5図(a)乃至(c)は本発明に係る画像再現方法を模
式的に説明する説明図、第6図はそのフローチャート、
第7図はラスタ型情報をベクタ型情報に変換するときの
様子を示した模式図、第8図はそのフローチャートであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被書込体に記入された画像を光学的に走査
    して読み込み、読み込んだラスタ型情報をベクタ型情報
    に変換し、ベクトル化した線分の集合から成る画像を記
    録媒体上に記録する電子黒板における画像作成方法。
JP61233027A 1986-09-30 1986-09-30 電子黒板における画像作成方法 Expired - Fee Related JPH0821999B2 (ja)

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JPS6387857A JPS6387857A (ja) 1988-04-19
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JPS62160868A (ja) * 1986-01-09 1987-07-16 Ricoh Co Ltd 電子黒板による入力ステ−シヨン

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