JPH08219739A - 画像認識装置及び部品実装判定装置 - Google Patents

画像認識装置及び部品実装判定装置

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JPH08219739A
JPH08219739A JP7028323A JP2832395A JPH08219739A JP H08219739 A JPH08219739 A JP H08219739A JP 7028323 A JP7028323 A JP 7028323A JP 2832395 A JP2832395 A JP 2832395A JP H08219739 A JPH08219739 A JP H08219739A
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image
window
component
predetermined
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Application number
JP7028323A
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Inventor
Mitsuji Inoue
三津二 井上
Kikuyo Koike
菊代 小池
Tetsushi Imi
哲志 伊美
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、チップ部品を実装したときの画像か
ら実装状態の良品、不良品を正確に判定する。 【構成】チップ部品14の実装の良否を判定する場合、
チップ部品14の両電極部分を撮像して得られる画像デ
ータに対してウィンドウを設定し、このウィンドウの枠
から輝点の外端までの間隔を間隔検出手段20−14に
より4か所で求め、これら間隔が等しい場合に、認識手
段20−2によりチップ部品14が実装されていない画
像と認識して判定手段20−3によりチップ部品14の
実装の不良品と判定し、各間隔が等しくない場合にチッ
プ部品14の良品と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、電極が両端に
形成された電子チップ部品(以下、チップ部品と省略す
る)をプリント基板に実装したときの外観検査に適用さ
れるもので、プリント基板を撮像して得られる画像デー
タからチップ部品の実装の良、不良時の各画像を認識す
る画像認識装置、及びこの画像認識装置を適用してチッ
プ部品実装の良否を判定する部品実装判定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図22はかかる外観検査装置の構成図で
ある。XYテーブル1上には、チップ部品の実装作業が
終了したプリント基板2が載置されている。
【0003】このXYテーブル1の情報には、ドーム状
の照明枠3が配置されている。この照明枠3の内側に
は、複数、約100個の発光ダイオード(LED)4が
配置されている。
【0004】又、この照明枠3の頂上部には、撮像用穴
が形成され、この撮像用穴を望むようにCCD(固体撮
像素子)カメラ5が配置されている。なお、これら照明
枠3及びCCDカメラ5は、支持柱6に設けられた各ア
ーム6a、6Bによって支持されている。
【0005】画像処理装置7は、CCDカメラ5から出
力される画像信号を入力し、2値化処理、ラベリングを
行い、この後にプリント基板2に対するチップ部品の実
装状態について良品か不良品かを判定する。
【0006】又、照明制御装置8は、各LED4に流れ
る電流量を制御してプリント基板2に対する照度を変え
ている。この照明制御装置8は、図23に示すようにC
PU(中央処理装置)10に対して複数のスイッチング
回路11−1〜11−n及び電流制御回路12が接続さ
れ、CPU10から各スイッチング回路11−1〜11
−nに対して各LED4の選択信号を送出し、かつ電流
制御回路12に対して照度設定信号を送出するようにな
っている。
【0007】一方、直流電源13には、電流制御回路1
2を介して各スイッチング回路11−1〜11−nが並
列接続され、さらにこれらスイッチング回路11−1〜
11−nに各電流制限抵抗R1〜Rnを介して各LED
4(4−1〜4−n)が接続され、これらLED4−1
〜4−nが共通接続されて直流電源13に接続されてい
る。
【0008】このような構成の照明制御装置8であれ
ば、CPU10から各LED4−1〜4−nの選択信号
が送出されるとともに照度設定信号が送出されると、L
ED点灯の指定を受けたスイッチング回路11−1〜1
1−nはスイッチオンとしてLED4−1〜4−nに電
流を供給し、このとき電流制御回路12は照度設定信号
により指定された照度となるように各LED4−1〜4
−nに供給する電流量を制御する。
【0009】この場合、100個の各LED4−1〜4
−nを点灯するときの照度を変えるには、100個のL
ED4−1〜4−nに流れるトータルの大電流を制御す
ることになり、又、1個のLED4−1を点灯するとき
の照度を変えるには、微小な電流を制御することにな
る。
【0010】次にプリント基板2に対するチップ部品の
実装状態の判定について説明する。照明制御装置8の照
度制御により各LED4−1〜4−nが点灯し、プリン
ト基板2上のチップ部品が所定の照度により照明されて
いる状態に、CCDカメラ5はプリント基板2上のチッ
プ部品を撮像してその画像信号を出力する。
【0011】画像処理装置7は、CCDカメラ5から出
力される画像信号を入力し、画像データとして記憶す
る。ここで、以下の説明において、図中の黒い面を相対
的な明、白い面を相対的な暗とする。よって、白黒を反
転させた場合には、例えば黒い面を基準としていた場合
では白い面を基準にしていたときと明暗逆の認識を行う
ことになる。
【0012】ところで、プリント基板2上へのチップ部
品の実装は次のように行われる。図24に示すようにチ
ップ部品14は、両端側にそれぞれ電極14a、14b
が形成されている。
【0013】一方、プリント基板2上には、このチップ
部品14の各電極14a、14bを接続する各領域つま
り各電極15a、15bが形成され、これら電極15
a、15bにはペースト状のはんだ16a、16bが塗
布されている。
【0014】そこで、チップ部品14の実装は、各電極
15a、15bのはんだ16a、16bに対して加熱が
行われ、これら溶解してはんだ16a、16bに対して
チップ部品14を位置決めして載置し、はんだ16a、
16bの固着により実装している。
【0015】このようなチップ部品14の実装状態が良
であれば、チップ部品14の各電極14a、14bが各
電極15a、15b上に配置され、かつ各はんだ16
a、16bが図25に示すように各電極14a、14b
から傾斜して固着する。
【0016】従って、チップ部品14の上方から照明を
行ってその画像を撮像すると、照明光は各電極14a、
14bにおいて反射率が高くCCDカメラ5に対して正
反射し、各はんだ16a、16bの傾斜部分(フィレッ
ト)ではCCDカメラ5の方向に対して他の方向に反射
する。
【0017】これにより、画像処理装置7において得ら
れる画像データは、各電極14a、14bにおいて他の
部分よりも光量が多く、各はんだ16a、16bの傾斜
部分において光量が少ない。
【0018】この画像処理装置7は、画像データに対し
2値化処理を行って光量の多い部分と少ない部分とを区
別し、光量の多い部分を強調する。ここで、2値化によ
り強調された画像を輝点と称する。
【0019】次に画像処理装置7は、2値化した画像デ
ータに対してラベリングを行い、図26に示すように各
輝点に対して輝点「1」、輝点「2」等の番号を付す。
次に画像処理装置7は、画像データに対して図26に示
すようにウィンドウWを設定し、電極14a又は14b
の選出を行う。なお、ウィンドウWの設定位置は、プリ
ント基板2に対する各チップ部品14の実装位置データ
から得られる。
【0020】例えば、電極14aの選出は、図26に示
すようにウィンドウWの設定された画像データに対し、
このウィンドウWのx方向を4等分する各位置に、この
ウィンドウWの内側から外側に向かって各走査ラインを
設定し、これら走査ラインの通過する輝点に点数を付け
る。
【0021】例えば、中央の走査ラインで説明すると、
1番目に通過する輝点に対して点数aを付け、2番目に
通過する輝点に対して点数a−2を付ける。又、両サイ
ドの各走査ラインについても同様に点数を付けるが、1
番目に通過する輝点の点数b、cはa−2の点数から付
ける。
【0022】次に各輝点ごとに点数の合計(a+b+
c)、(a−2)+(c−2)を求めてこれらを評価点
とし、このうち評価点の高い輝点「1」を電極14aと
して認識する。
【0023】次に画像処理装置7は、この電極14aと
ウィンドウWとの位置関係からチップ部品14の位置ず
れ、電極14aに隣接する暗い部分(はんだフィレッ
ト)の面積等からはんだ不足や未はんだ等の不良を判断
する。
【0024】チップ部品14の実装の良品であれば、画
像データは図27に示すように輝点がウィンドウWの枠
の内側近くに現れることが多い。ところが、実装の不良
品の場合は、例えばチップ部品14が各電極15a、1
5b上に配置されず、図29に示すように各はんだ16
a、16bが加熱により溶解し、これに表面張力により
流れ出すことなく半球状を形成して常温で固体化する。
【0025】このため、実装の不良品の画像データは、
図28に示すように半球状のはんだ16aの頂上部の正
反射による輝点がウィンドウWの中央部に現れることが
多い。
【0026】従って、このように輝点が中央に現れる場
合、ウィンドウWの枠内側の近くに輝点が存在しないこ
とが多いので、画像処理装置7は、図28に示すように
輝点とウィンドウWとの各間隔A、Bを求め、これら間
隔A、Bの差の絶対値が判定値Jよりも小さい場合、す
なわち |A−B|<J …(1) ならば輝点が中央にあるとして不良品と判定している。
【0027】しかしながら、この判定方法は、ウィンド
ウWの内側枠に近い輝点を検出することを前提としてい
るために、輝点が図30に示すようにウィンドウWの内
側枠近くと中央との両方に現れた場合には、上記電極1
4aの選出方法によりウィンドウWの内側枠近く輝点が
優先して検出されるので、不良品であるにもかかわら
ず、良品として判定されてしまう。
【0028】又、プリント基板2に対するチップ部品1
4の実装状態を判定する場合、はんだクリーム16a、
16bは塗布されたが、チップ部品14が実装されない
と、その画像データは、上記図29に示すように各はん
だ16a、16bの頂上部の正反射による輝点が現れ
る。
【0029】このため、これら輝点を各電極14a、1
4bとして誤認識し、不良品を良品として判定してしま
う。又、たとえ良品でも、チップ部品14の仮実装の位
置がずれたり、はんだ付けプロセス条件が正しくない等
の場合、電極14aが電極15aの真中に配置されてし
まい、不良品と類似した画像パターンになって不良品と
して判定されることがある。
【0030】一方、チップ部品14に対する照度を制御
する場合、例えば100個の各LED4−1〜4−nを
点灯するときの照度を変えるにはこれらLED4−1〜
4−nに流れるトータルの大電流を制御し、又、1個の
LED4−1を点灯するときの照度を変えるには微小な
電流を制御することになる。
【0031】このため、点灯するLED4−1〜4−n
の個数が1個から数百個に及ぶ為、LEDの点灯する個
数によって制御する電流値の幅が広くなり、このような
大電流制御により使用する部品や回路が大型化し、かつ
アナログ制御となるためにドリフトの影響を受け、さら
に照度に対する精度高い制御ができない。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにウィンド
ウWの内側枠に近い輝点を検出することを前提としてい
るために、輝点が図30に示すようにウィンドウWの内
側枠近くと中央との両方に現れた場合には、不良品であ
るにもかかわらず良品として判定してしまう。
【0033】又、チップ部品14に対する照度の制御を
精度高くできない。そこで本発明は、チップ部品を実装
したときの良品、不良品の各画像を認識できる画像認識
装置を提供することを目的とする。
【0034】又、本発明は、高精度な照度制御を行って
チップ部品を実装したときの良品、不良品の各画像を認
識できる画像認識装置を提供することを目的とする。
又、本発明は、チップ部品を実装したときの画像から実
装状態の良品、不良品を正確に判定できる部品実装判定
装置を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、被検
査対象を撮像して得られる画像データに対してウィンド
ウを設定し、このウィンドウ内の画像データから被検査
対象が所定形状であるかを認識する画像認識装置におい
て、ウィンドウの枠から所定濃淡レベルを有する画像デ
ータ部分の最外端までの間隔を複数箇所で求める間隔検
出手段と、この間隔検出手段により求められた各間隔か
ら被検査対象が所定の形状であるかを認識する認識手段
とを備えて上記目的を達成しようとする画像認識装置で
ある。
【0036】請求項2によれば、間隔検出手段は、四辺
形のウィンドウの枠の各辺から所定濃淡レベルを有する
画像データ部分の最外端までの4か所の各間隔を求める
画像認識装置である。
【0037】請求項3によれば、認識手段は、四辺形の
ウィンドウの枠の各辺から所定濃淡レベルを有する画像
データ部分の最外端までの4か所の各間隔が等しい場合
に被検査対象を半球体に形成されたはんだとして認識
し、かつ各間隔が等しくない場合に被検査対象を電極と
して認識する画像認識装置である。
【0038】請求項4によれば、被検査対象を撮像して
得られる画像データに対してラベリングを行ってウィン
ドウを設定し、このウィンドウの枠の一辺側に存在する
所定濃淡レベル以上の画像データの外端とウィンドウの
枠の一辺に対向する辺との間隔から被検査対象が所定の
形状であるかを認識する画像認識装置において、ラベリ
ングにより所定濃淡レベル以上の領域が1か所の場合、
ウィンドウ内における画像データの中央部を走査し、こ
の走査ライン上で所定濃淡レベル以下となる部分の長さ
を求める走査ライン検出手段と、この走査ライン検出手
段により検出された長さに基づいて被検査対象が所定の
形状であるかを認識する認識手段とを備えて上記目的を
達成しようとする画像認識装置である。
【0039】請求項5によれば、被検査対象を撮像して
得られる画像データに対してラベリングを行って第1の
ウィンドウを設定し、この第1のウィンドウの枠の一辺
側に存在する所定濃淡レベルを有する画像データの最外
端と第1のウィンドウの枠一辺に対向する辺との間隔か
ら被検査対象の形状を認識する画像認識装置において、
ラベリングにより所定濃淡レベル以上の領域が2か所以
上ある場合、所定形状の被検査対象と略同一幅を有する
第2のウィンドウを設定するウィンドウ設定手段と、第
2のウィンドウ内における所定濃淡レベル以上の領域の
面積を求め、この面積の大きさに基づいて被検査対象が
所定の形状であるかを認識する認識手段とを備えて上記
目的を達成しようとする画像認識装置である。
【0040】請求項6によれば、被検査対象を撮像して
得られる画像データに対してウィンドウを設定し、この
ウィンドウ内の画像データの濃淡レベルに基づいて被検
査対象の形状を認識する画像認識装置において、ウィン
ドウ内の画像データに対して複数レベルのしきい値によ
りそれぞれ2値化処理する2値化手段と、この2値化手
段により得られる各2値化画像データにおける所定濃淡
レベル以上の面積変化から被検査対象が所定の形状であ
るかを認識する認識手段とを備えて上記目的を達成しよ
うとする画像認識装置である。
【0041】請求項7によれば、被検査対象を撮像して
得られる画像データに対してウィンドウを設定し、この
ウィンドウ内の画像データの濃淡レベルに基づいて被検
査対象の形状を認識する画像認識装置において、被検査
対象に対して光を照射する光源と、この光源の輝度を制
御して被検査対象に対する照度を複数段階に可変する照
度可変手段と、この照度可変手段により照度可変したと
きに得られる各画像データにおける所定濃淡レベル以上
の面積変化から被検査対象が所定の形状であるかを認識
する認識手段とを備えて上記目的を達成しようとする画
像認識装置である。
【0042】請求項8によれば、照度可変手段は、被検
査対象を撮像する撮像装置の垂直同期信号に同期して光
源を点灯開始し、かつこの点灯期間を照明強度データに
応じて次の垂直同期信号までに任意に可変する画像認識
装置である。
【0043】請求項9によれば、照度可変手段は、被検
査対象を撮像する撮像装置の垂直同期信号に同期して一
定周期のパルス信号のカウントアップを開始し、このカ
ウント値が照明強度データに応じた値に達したときにカ
ウントアップの信号を発生するパルス幅設定回路と、被
検査対象を撮像する撮像装置の垂直同期信号に同期して
光源を点灯開始し、かつ次の垂直同期信号までにパルス
幅設定回路からカウントアップ信号を受けたときに光源
を消灯する点灯消灯回路とを有する画像認識装置であ
る。
【0044】請求項10によれば、認識手段は、所定濃
淡レベル以上の面積変化が所定値よりも小さければ被検
査対象を電極として認識し、かつ面積変化が予定値より
も大きれば被検査対象をはんだとして認識する画像認識
装置である。
【0045】請求項11によれば、加熱により半球状に
形成される部材の塗布された2つの領域に対し両端に電
極の形成された部品の実装状態を認識する画像認識装置
において、2つの領域を撮像して各画像データを得る撮
像手段と、この撮像手段により得られた2つの領域ごと
の各画像データにおける所定濃淡レベル以上部分の各重
心位置を求める重心演算手段と、この重心演算手段によ
り求められた2つの領域の各重心位置の間隔に基づいて
2つの領域での部品の実装状態を認識する認識手段とを
備えて上記目的を達成しようとする画像認識装置であ
る。
【0046】請求項12によれば、認識手段は、2つの
領域における各重心位置の間隔が部品の両端間の間隔と
略同一であれば、2つの領域での部品の実装状態が良で
あると認識し、かつ各重心位置の間隔が部品の両端間の
間隔よりも所定長さ以上長ければ2つの領域での部品の
実装状態が不良であると認識する画像認識装置である。
【0047】請求項13によれば、加熱により半球体に
形成されるはんだの塗布された2つの領域に対し、両端
に電極の形成された部品の実装の良否を判定する部品実
装判定装置において、領域を撮像して画像データを得る
撮像手段と、画像データに対して四辺形のウィンドウを
設定し、このウィンドウの枠の各辺から所定濃淡レベル
を有する画像データの最外端までの4か所の各間隔を求
める間隔検出手段と、この間隔検出手段により求められ
る各間隔が等しい場合に半球体のはんだと認識して部品
が実装されていないと判定し、かつ各間隔が等しくない
場合に電極と認識して部品の実装と判定する判定手段と
を備えて上記目的を達成しようとする部品実装判定装置
である。
【0048】請求項14によれば、はんだの塗布された
2つの領域に対し、両端に電極の形成された部品の実装
の良否を判定する部品実装判定装置において、領域を撮
像して画像データを得る撮像手段と、画像データに対し
てラベリングを行ってウィンドウを設定し、このラベリ
ングによる所定濃淡レベル以上の領域が1か所の場合、
ウィンドウ内における画像データの中央部を走査し、こ
の走査ライン上で所定濃淡レベル以下となる部分の長さ
を求める走査ライン検出手段と、この走査ライン検出手
段により検出された長さが所定長さよりも長ければ部品
の実装状態が不良であると判定する判定手段とを備えて
上記目的を達成しようとする部品実装判定装置である。
【0049】請求項15によれば、はんだの塗布された
2つの領域に対し、両端に電極の形成された部品の実装
の良否を判定する部品実装判定装置において、領域を撮
像して画像データを得る撮像手段と、この撮像手段の撮
像により得られる画像データに対してラベリングを行
い、このラベリングにより所定濃淡レベル以上の領域が
2か所以上ある場合、電極部分の画像データと同一幅を
有するウィンドウを設定するウィンドウ設定手段と、こ
のウィンドウ内における所定濃淡レベル以上の領域の面
積を求め、この面積の大きさが所定面積よりも大きけれ
ば部品の実装状態が不良であると判定する判定手段とを
備えて上記目的を達成しようとする部品実装判定装置で
ある。
【0050】請求項16によれば、加熱により半球体に
形成されるはんだの塗布された2つの領域に対し、両端
に電極の形成された部品の実装の良否を判定する部品実
装判定装置において、領域を撮像して画像データを得る
撮像手段と、この撮像手段の撮像により得られる画像デ
ータに対して複数レベルのしきい値によりそれぞれ2値
化処理する2値化手段と、この2値化手段により得られ
る各2値化画像データにおける所定濃淡レベル以上の各
面積の比が所定値以上に変化した場合に部品が実装され
ていないと判定する判定手段とを備えて上記目的を達成
しようとする部品実装判定装置である。
【0051】請求項17によれば、加熱により半球体に
形成されるはんだの塗布された2つの領域に対し、両端
に電極の形成された部品の実装の良否を判定する部品実
装判定装置において、被検査対象に対して光を照射する
光源と、この光源の輝度を制御して被検査対象に対する
照度を複数段階に可変する照度可変手段と、領域を撮像
して画像データを得る撮像手段と、照度可変手段により
照度可変したときに得られる各画像データにおける所定
濃淡レベル以上の面積が所定値よりも大きく変化した場
合に部品が実装されていないと判定する判定手段とを備
えて上記目的を達成しようとする部品実装判定装置であ
る。
【0052】請求項18によれば、加熱により半球体に
形成されるはんだの塗布された2つの領域に対し、両端
に電極の形成された部品の実装の良否を判定する部品実
装判定装置において、2つの領域を撮像して各画像デー
タを得る撮像手段と、この撮像手段により得られた2つ
の領域ごとの各画像データにおける所定濃淡レベル以上
部分の各重心位置を求める重心演算手段と、この重心演
算手段により求められた2つの領域の各重心位置の間隔
が部品の両端間の間隔と略同一であれば部品の実装状態
が良であると判定し、かつ各重心位置の間隔が部品の両
端間の間隔よりも所定長さ以上長ければ部品の実装状態
が不良であると判定する判定手段とを備えて上記目的を
達成しようとする部品実装判定装置である。
【0053】
【作用】請求項1によれば、被検査対象を撮像して得ら
れる画像データに対してウィンドウを設定し、このウィ
ンドウの枠から所定濃淡レベルを有する画像データ部分
の最外端までの間隔を複数箇所で求め、これら間隔から
被検査対象が所定の形状であるかを認識する。
【0054】請求項2によれば、画像データに対して四
辺形のウィンドウを設定し、このウィンドウの枠の各辺
から所定濃淡レベルを有する画像データ部分の最外端ま
での4か所の各間隔を求める。
【0055】請求項3によれば、四辺形のウィンドウの
枠の各辺から被検査対象の画像データ外端までの4か所
の各間隔が等しい場合に被検査対象を半球体により形成
されたはんだとして認識し、かつ各間隔が等しくない場
合に被検査対象を電極として認識する。
【0056】請求項4によれば、ラベリングによる所定
濃淡レベル以上の領域が1か所の場合、ウィンドウ内に
おける画像データの中央部を走査し、この走査上で所定
濃淡レベル以下となる部分の長さを求め、この長さに基
づいて被検査対象が所定の形状であるかを認識する。
【0057】請求項5によれば、ラベリングにより第1
のウィンドウ内に所定濃淡レベル以上の領域が2か所以
上ある場合、所定形状の被検査対象と同一幅を有する第
2のウィンドウを設定し、この第2のウィンドウ内にお
ける所定濃淡レベル以上の領域の面積を求め、この面積
の大きさに基づいて被検査対象が所定の形状であるかを
認識する。
【0058】請求項6によれば、被検査対象を撮像して
得られたる画像データに対してウィンドウを設定し、こ
のウィンドウ内の画像データに対して複数レベルのしき
い値によりそれぞれ2値化処理し、これら2値化画像デ
ータにおける所定濃淡レベル以上の面積変化から被検査
対象が所定の形状であるかを認識する。
【0059】請求項7によれば、被検査対象に対して光
を照射する光源の輝度を制御して被検査対象に対する照
度を複数段階に可変し、これら照度のときに得られる各
画像データにおける所定濃淡レベル以上の面積変化から
被検査対象が所定の形状であるかを認識する。
【0060】請求項8によれば、被検査対象に対する照
度の可変は、撮像する撮像装置の垂直同期信号に同期し
て光源を点灯開始し、この点灯期間を照明強度データに
応じて次の垂直同期信号までに任意に可変して行う。
【0061】請求項9によれば、撮像装置の垂直同期信
号に同期して光源を点灯開始し、このときから一定周期
のパルス信号のカウントアップを開始し、このカウント
値が照明強度データに応じた値に達したときにカウント
アップの信号を発生して光源を消灯する。
【0062】請求項10によれば、上記請求項6のよう
に2値化処理した場合、所定濃淡レベル以上の面積に変
化が所定値よりも小さければ被検査対象を電極として認
識し、その面積変化が所定値よりも大きく変化すれば被
検査対象をはんだとして認識する。
【0063】請求項11によれば、部品が載置される2
つの領域を撮像して得られる各画像データにおける所定
濃淡レベル以上部分の各重心位置を求め、これら重心位
置の間隔に基づいて2つの領域での部品の実装状態を認
識する。
【0064】請求項12によれば、請求項11において
各重心位置の間隔が部品の両端間の間隔と略同一であれ
ば、2つの領域での部品の実装状態が良であると認識
し、各重心位置の間隔が部品の両端間の間隔よりも所定
長さ以上長ければ2つの領域での部品の実装状態が不良
であると認識する。
【0065】請求項13によれば、2つの領域に対する
部品の実装の良否を判定する場合、2つの領域を撮像し
て得られる画像データに対して四辺形のウィンドウを設
定し、このウィンドウの枠から所定濃淡レベルを有する
画像データ部分の最外端までの間隔を4か所で求め、こ
れら間隔が等しい場合に部品が実装されていないと判定
し、各間隔が等しくない場合に部品の実装と判定する。
【0066】請求項14によれば、2つの領域に対する
部品の実装の良否を判定する場合、2つの領域を撮像し
て得られる画像データに対してウィンドウを設定し、こ
のウィンドウ内における画像データの中央部を走査し、
この走査上で所定濃淡レベル以下となる部分の長さを求
め、この長さが所定長さよりも長ければ部品の実装状態
が不良であると判定する。
【0067】請求項15によれば、2つの領域に対する
部品の実装の良否を判定する場合、2つの領域を撮像し
て得られた画像データに対してラベリングを行い、この
ラベリングにより所定濃淡レベル以上の領域が2か所以
上ある場合、電極部分の画像データと同一幅を有するウ
ィンドウを設定し、このウィンドウ内における所定濃淡
レベル以上の領域の面積を求め、この面積の大きさが所
定面積よりも大きければ部品の実装状態が不良であると
判定するる。
【0068】請求項16によれば、2つの領域に対する
部品の実装の良否を判定する場合、2つの領域を撮像し
て得られる画像データに対して複数レベルのしきい値に
より2値化処理を行い、これら2値化画像データにおけ
る所定濃淡レベル以上の各面積の比が所定値以上に変化
した場合に部品が実装されていないと判定する。
【0069】請求項17によれば、2つの領域に対する
部品の実装の良否を判定する場合、光源の輝度を制御し
て被検査対象に対する照度を複数段階に可変し、これら
照度可変したときに得られる各画像データにおける所定
濃淡レベル以上の面積が所定値よりも大きく変化した場
合に部品が実装されていないと判定する。
【0070】請求項18によれば、2つの領域に対する
部品の実装の良否を判定する場合、2つの領域を撮像し
て得られる各画像データにおける所定濃淡レベル以上の
部分の各重心位置を求め、これら重心位置の間隔が部品
の両端間の間隔と略同一であれば部品の実装状態が良で
あると判定し、これら重心位置の間隔が部品の両端間の
間隔よりも所定長さ以上長ければ部品の実装状態が不良
であると判定する。
【0071】
【実施例】
(1) 以下、本発明の第1の実施例について図面を参照し
て説明する。なお、図22と同一部分には同一符号を付
してその詳しい説明は省略する。図1はチップ部品をプ
リント基板に実装したときの外観検査に適用した部品実
装判定装置の構成図である。
【0072】画像処理装置20は、CCDカメラ5から
出力される画像信号を入力し、このCCDカメラ5によ
り撮像された被検査対象の画像が所定形状であるかを認
識する、すなわちチップ部品14の実装状態の良品、不
良品を判定する機能を有している。
【0073】この画像処理装置20は、具体的に間隔検
出手段20−1、認識手段20−2及び判定手段20−
3の各機能を有している。間隔検出手段20−1は、画
像データに対して設定した四辺形のウィンドウWの各辺
から所定濃淡レベル以上の画像データ部分、すなわち輝
点の外端までの間隔を複数箇所、例えば4か所において
求める機能を有している。
【0074】認識手段20−2は、ウィンドウW枠の各
辺から輝点の外端までの4か所の各間隔が等しい場合に
輝点を半球体のはんだ16a、16bとして認識し、か
つ4か所の各間隔が等しくない場合に輝点を電極14
a、14bとして認識する機能を有している。
【0075】判定手段20−3は、4か所の各間隔が等
しい場合に半球体のはんだ16a、16bと認識してチ
ップ部品14が実装されていないと不良品として判定
し、かつ4か所の各間隔が等しくない場合に電極14
a、14bと認識してチップ部品14の実装の良品とし
て判定する機能を有している。
【0076】照明制御装置21は、各LED4−1〜4
−nの輝度を制御してチップ部品14に対する実装作業
の終了したプリント基板2に対する照度を複数段階に可
変する照度可変手段としての機能を有している。
【0077】この照明制御装置21は、CCDカメラ5
の垂直同期信号に同期して各LED4−1〜4−nを点
灯開始し、かつこの点灯期間を照明強度データに応じて
次の垂直同期信号までに任意に可変する機能を有してい
る。
【0078】図2はかかる照明制御装置21の具体的な
構成図である。点灯LED選択回路30は、画像処理装
置20からのLEDアドレスデータ、LEDアドレスデ
ータ(ストローブ信号)STBを受けて点灯するLED
4−1〜4−nを選択し、かつ各スイッチング回路11
−1〜11−nに対して点灯イネーブル信号(点灯ENAB
LE)Eを出力して点灯するLED4−1〜4−nの各ス
イッチング回路11−1〜11−nをのスイッチングを
セットする機能を有している。
【0079】パルス幅設定回路31は、一定周期のパル
ス信号を出力する発振回路32が接続され、かつ画像処
理装置20から照度を示す照明強度データ、この照明強
度データSTB、点灯スタート、及びCCDカメラの垂
直同期信号を入力している。
【0080】このパルス幅設定回路31は、CCDカメ
ラ5の垂直同期信号に同期して発振回路32からのパル
ス信号をカウントアップ開始し、このカウント値が照明
強度データに応じた値に達したときにカウントアップ信
号Uを発生して点灯消灯回路33に送出する機能を有し
ている。
【0081】この点灯消灯回路33は、CCDカメラ5
の垂直同期信号に同期してLEDオン信号を各スイッチ
ング回路11−1〜11−nに送出して該当する各LE
D4−1〜4−nを点灯開始し、かつ次の垂直同期信号
までにパルス幅設定回路31からカウントアップ信号U
を受けたときにLEDオフ信号を各スイッチング回路1
1−1〜11−nに送出して各LED4−1〜4−nを
消灯する機能を有している。
【0082】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。チップ部品14の実装状態を判定する場
合、プリント基板2上のチップ部品14が所定の照度に
より照明される。
【0083】画像処理装置20は、パルス幅設定回路3
1に対して図3に示すように照明強度データを送出し、
この後に照明強度データSTBを与える。これにより、
パルス幅設定回路31には、照明強度データが記憶され
る。
【0084】次に画像処理装置20は、点灯LED選択
回路30に対して点灯するLED4−1のLEDアドレ
スデータを送出し、この後にLEDアドレスデータST
Bを与える。これにより、点灯LED選択回路30は、
LEDアドレスデータに従って点灯イネーブル信号Eを
出力し、点灯するLED4−1のスイッチング回路11
−1のスイッチングをセットする。
【0085】ここで、点灯するLED4−1〜4−nが
複数個あれば、上記同様に点灯する各LED4−1〜4
−nの各LEDアドレスデータを順次送出し、この後に
LEDアドレスデータSTBを与えて、点灯する各LE
D4−1〜4−nの各スイッチング回路11−1〜11
−nのスイッチングを順次セットする。
【0086】この状態に、画像処理装置20は、図4に
示すようにCCDカメラ5の同期信号の立ち下がりを検
出し、次の垂直同期信号の立ち下がりを検出するまでの
間のt秒後に点灯スタート信号をオンし、この点灯スタ
ート信号をパルス幅設定回路31及び点灯消灯回路33
に与える。
【0087】このうち点灯消灯回路33は、点灯スター
ト信号を受けて最初に検出した垂直同期信号の立ち下が
りから2つ目の垂直同期信号の立ち下がりに同期してL
EDオン信号を各スイッチング回路11−1〜11−n
に与える。
【0088】これらスイッチング回路11−1〜11−
nは、既に点灯するLEDのスイッチング回路11−1
〜11−nがスイッチングセットされているので、該当
する各スイッチング回路11−1〜11−nが各LED
4−1〜4−nに電流を供給する。これにより、各LE
D4−1〜4−nは、点灯開始する。
【0089】一方、パルス幅設定回路31は、各LED
4−1〜4−nの点灯開始と同時に、発振回路32から
のパルス信号をカウント開始し、このカウント値が照明
強度データに対応するカウント値に達するとカウントア
ップ信号Uを点灯消灯回路33に出力する。
【0090】このカウントアップ信号Uを受けた点灯消
灯回路33は、LEDオフ信号を各スイッチング回路1
1−1〜11−nに与え、各LED4−1〜4−nを消
灯する。
【0091】従って、照明強度データを変更してパルス
幅設定回路31のカウントアップのタイミングを変える
ことにより、各LED4−1〜4−nの点灯期間tw が
変化する。
【0092】従って、このLED4−1〜4−nの点灯
期間tw がCCDカメラ5の露光時間となり、この露光
時間を変えることによりCCDカメラ5の撮像画素の明
るさが変化する。
【0093】ここで、チップ部品14に対する照明強度
調整の分解能は、発振回路32の発振周波数により決ま
り、これは外観検査装置の性能に合わせて設定する。な
お、点灯スタート信号は、2つ目の垂直同期信号の立ち
下がりからt秒後にオフする。
【0094】そして、画像処理装置20は、3つ目の垂
直同期信号の立ち下がりに同期してCCDカメラ5から
出力される画像データを入力して内部メモリに記憶す
る。この画像処理装置20は、CCDカメラ5からの画
像データを入力すると、この画像データに対し2値化処
理を行って光量の多い部分を強調し、次にラベリングを
行って各輝点に対して番号を付す。
【0095】次に画像処理装置7は、各チップ部品14
の実装位置データに基づいて画像データの電極14aの
部分にウィンドウWを設定する。図5及び図6はこのウ
ィンドウW内の画像データの模式図である。
【0096】画像処理装置20は、これらウィンドウW
内の各画像データに対し、ラベリングによる輝点がそれ
ぞれ1つであることを認識している。この場合、画像処
理装置20の間隔検出手段20−1は、画像データに対
して設定したウィンドウWの各辺から輝点の外端までの
各間隔F1〜F4を求める。
【0097】次に認識手段20−2は、これら間隔F1
〜F4を比較し、これら間隔F1〜F4が等しくない場
合に輝点を電極14aとして認識する。すなわち、電極
14aの形状は長方形でありかつウィンドウWの枠に近
接して現れるので、各間隔F1〜F4は互いに等しくな
らない。
【0098】従って、判定手段20−3は、これら間隔
F1〜F4が等しくない場合、チップ部品14の実装に
対して良品として判定する。これに対し各間隔F1〜F
4が等しい場合、認識手段20−2は、輝点を半球状の
はんだ16aと認識する。すなわち、チップ部品14が
実装されていなければ、はんだ16a、16bはその表
面張力により図29に示すように半球状に固着するの
で、各間隔F1〜F4の間には、 F1=F2=F3=F4 …(2) が成立する。
【0099】従って、判定手段20−3は、これら間隔
F1〜F4が等しい場合、チップ部品14が実装されて
いない不良品として判定する。このように上記第1の実
施例によれば、ウィンドウW内の輝点までの各間隔F1
〜F4を検出することで、チップ部品14が実装された
画像か、又はチップ部品14が実装されずに球状のはん
だ16aによる画像かを明確に認識することができ、さ
らにこの画像認識の結果からチップ部品14が確実に実
装された良品か、又はチップ部品14が実装されない不
良品かを正確に区別して判定できる。
【0100】又、照明制御装置21により各LED4−
1〜4−nの点灯時間を変えるので、チップ部品14に
対する照度を、チップ部品の実装状態に対する判定に最
適な照度に制御できる。
【0101】そのうえ、この照度制御では、1個のLE
D4−1を点灯する場合や複数のLED4−1〜4−n
を一括して点灯する場合でも、大電流を制御することな
くチップ部品14に対する照度を変化できる。
【0102】さらに、LED4−1〜4−nの点灯時間
は、照明強度データを用いるディジタル回路で設定する
のでその再現性もよく、かつ発振回路32の発振周波数
の設定により照度制御の分解能を高くできる。
【0103】なお、この第1の実施例では、プリント基
板2に対するチップ部品14の実装状態の判定に適用し
たが、これに限らずはんだ16aのように一定温度で溶
け、表面張力により半球状に自然形成されるような被検
査対象に対して有効である。
【0104】又、被検査対象が長方形、円形であれば、
これらの画像を認識して区別するものに適用できる。 (2) 次に本発明の第2の実施例について説明する。な
お、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説
明は省略する。
【0105】図7はチップ部品をプリント基板に実装し
たときの外観検査に適用した部品実装判定装置の構成図
である。画像処理装置30は、CCDカメラ5から出力
される画像データに対してウィンドウWを設定し、図2
7に示すようにウィンドウW枠の一辺側に存在する輝点
の外端とウィンドウW枠の一辺に対向する辺との間隔L
を求め、この間隔Lと判定値Hとを比較し、 L≧H …(3) であれば輝点がチップ部品14の電極14aであるとし
て良品と判定し、かつ上記式(3) が成立しなければチッ
プ部品14が実装不良となっている不良品であると認識
することを基本検出方法として備えている。
【0106】又、この画像処理装置30は、走査ライン
検出手段30−1、認識手段30−2及び判定手段30
−3の各機能を有している。走査ライン検出手段30−
1は、ラベリングにより輝点が1か所の場合、ウィンド
ウW内における画像データの中央ラインを走査し、この
走査ライン上で輝点以下となる部分(空洞)の長さDN
を求める機能を有している。
【0107】認識手段30−2は、走査ライン検出手段
30−1により検出された長さDNと判定値Tとを比較
し、長さDNが判定値T以下であればノイズとし、チッ
プ部品14の電極14aの画像であると認識し、かつ長
さDNが判定値T以上であればチップ部品14の実装不
良を起こしているはんだ16aの画像であるかを認識す
る機能を有している。
【0108】判定手段30−3は、長さDNが判定値T
以下であればチップ部品14の電極14aであるとして
チップ部品14の実装の良品であると判定し、長さDN
が判定値T以上であればチップ部品14の実装良品で半
田付け異常の不良品であると判定する機能を有してい
る。
【0109】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。チップ部品14の実装状態を判定する場
合、上記の如く照明制御装置21によりプリント基板2
上のチップ部品14が所定の照度により照明される。
【0110】画像処理装置20は、CCDカメラ5から
出力される画像データを入力して内部メモリに記憶す
る。この画像処理装置20は、CCDカメラ5からの画
像データを入力すると、この画像データに対し2値化処
理を行って光量の多い部分を強調し、次にラベリングを
行って各輝点に対して番号を付す。
【0111】次に画像処理装置7は、各チップ部品14
の実装位置データに基づいて画像データの電極14aの
部分にウィンドウWを設定する。この画像処理装置30
は、ウィンドウWを設定した画像データに対し、図27
に示すようにウィンドウW枠の一辺側に存在する輝点の
外端とウィンドウW枠の一辺に対向する辺との間隔Lを
求め、この間隔Lと判定値Hとを比較する。
【0112】この比較結果が上記式(3) に示すように間
隔Lが判定値Hよりも大きい関係にあれば、画像処理装
置30は、輝点がチップ部品14の電極14aであると
して良品と判定する。
【0113】これに対して間隔Lと判定値Hとが上記式
(3) の関係でなければ、画像処理装置30はチップ部品
14が実装不良である不良品であると認識する。ところ
が、画像データが、図8に示すように電極14aの輝点
とはんだ16aの輝点とが連続して形成された場合、画
像処理装置30はラベリングにより輝点番号「1」を付
すのみとなる。
【0114】このような画像データの場合、画像処理装
置30は輝点番号「1」のみを付すので、上記基本検出
方法では本来の電極14aを検出できない。そのうえ、
L<Hと判定すれば不良品として判定するので誤判定は
防止できるが、誤ってL≧Hと判定すれば、不良品を良
品として判定してしまう。
【0115】従って、このようなラベリングによる輝点
が1か所の画像データの場合、画像処理装置30の走査
ライン検出手段30−1は、図9に示すようにウィンド
ウW内における画像データに走査ラインを設定し、この
走査ライン上で輝点以下となる部分、つまり電極14a
とはんだ16aとの間に形成された空洞の長さDNを求
める。
【0116】次に認識手段30−2は、走査ライン検出
手段30−1により求められた空洞の長さDNと判定値
Tとを比較し、空洞の長さDNが判定値T以下であれば
ノイズとし、チップ部品14の電極14aの画像である
と認識し、かつ空洞の長さDNが判定値T以上であれば
チップ部品14の実装不良の画像であると認識する。
【0117】そして、判定手段30−3は、空洞の長さ
DNが判定値T以下であればチップ部品14の電極14
aであるとしてチップ部品14が不良なく実装されてい
る良品であると判定する。
【0118】ところが、空洞の長さDNが判定値T以上
であれば、判定手段30−3はチップ部品14が実装不
良であるはんだ付け異常の不良品であると判定する。こ
のように上記第2の実施例によれば、画像データが電極
14aの輝点とはんだ16a部の輝点とが連続して形成
され、ラベリングにより1つの輝点として検出する場合
であっても、走査ライン上の空洞の長さDNと判定値T
とを比較することにより、基本検出方法では検出できな
かった電極14aを検出でき、かつチップ部品14が不
良なく実装されている良品であるか、又はチップ部品1
4に実装不良のあるはんだ16a付け異常の不良品であ
ると判定できる。
【0119】又、照明制御装置21により各LED4−
1〜4−nの点灯時間を変えるので、チップ部品14に
対する照度を、チップ部品の実装状態に対する判定に最
適な照度に制御できる。 (3) 次に本発明の第3の実施例について説明する。な
お、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説
明は省略する。
【0120】図10はチップ部品をプリント基板に実装
したときの外観検査に適用した部品実装判定装置の構成
図である。画像処理装置40は、CCDカメラ5から出
力される画像信号を入力し、その画像データに対してラ
ベリングを行ってウィンドウWを設定し、このウィンド
ウW枠の一辺側に存在する輝度の外端とウィンドウW枠
一辺に対向する辺との間隔からチップ部品14の電極1
4aの画像であるか、又ははんだ16aの画像であるか
を認識する機能を有している。
【0121】この画像処理装置40は、具体的にウィン
ドウ設定手段40−1、認識手段40−2及び判定手段
40−3の各機能を有している。ウィンドウ設定手段4
0−1は、ラベリングにより輝度番号が2か所以上ある
場合、電極14aの部分の幅と同一幅を有する検出ウィ
ンドウWpを設定する機能を有している。
【0122】認識手段40−2は、この検出ウィンドウ
Wp内における輝度の領域の面積Sを求め、この面積S
の大きさと判定値Mとを比較し、 S<M …(4) であれば、チップ部品14の電極14aの画像であると
認識し、かつ S≧M …(5) であれば、はんだ付け異常の画像であるかと認識する機
能を有している。
【0123】判定手段40−3は、S<Mの場合にチッ
プ部品14の電極14aの画像であるとしてチップ部品
14の実装状態が良好である良品であると判定し、かつ
S≧Mの場合にチップ部品14の実装状態が不良である
と認識し、はんだ付け異常の不良品であると判定する機
能を有している。
【0124】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。チップ部品14の実装状態を判定する場
合、上記の如く照明制御装置21によりプリント基板2
上のチップ部品14が所定の照度により照明される。
【0125】画像処理装置20は、CCDカメラ5から
出力される画像データを入力して内部メモリに記憶す
る。この画像処理装置20は、CCDカメラ5からの画
像データを入力すると、この画像データに対し2値化処
理を行って光量の多い部分を強調し、次にラベリングを
行って各輝点に対して番号を付す。
【0126】次に画像処理装置7は、図27に示すよう
に各チップ部品14の実装位置データに基づいて画像デ
ータの電極14aの部分にウィンドウWを設定し、この
ウィンドウWを設定した画像データに対し、ウィンドウ
W枠から輝点の外端までの間隔Lを求め、この間隔Lと
判定値Hとを比較する。
【0127】この比較結果が上記式(3) に示すように間
隔Lが判定値Hよりも大きい関係にあれば、画像処理装
置30は、輝点がチップ部品14の電極14aであると
して良品と判定し、又間隔Lと判定値Hとが上記式(3)
の関係でなければ、チップ部品14がはんだ付け異常を
起こしている不良品であると認識する。
【0128】ところが、画像データが、図11に示すよ
うに電極14aの輝点とはんだ部の輝点と分離して存在
する場合、画像処理装置30は、長さLを計測すると
き、この長さLを計る経路上に輝点が存在することか
ら、その輝点分の長さだけ計測しないものとなる。
【0129】このため、はんだ16aによる輝点が大き
ければ、長さLはその分だけ短くなり、チップ部品14
がはんだ付け異常の不良品であると認識されるが、はん
だ16aによる輝点が小さくなると、不良品であるにも
拘らず良品として誤判定されてしまう。
【0130】従って、ラベリングにより2か所以上の輝
点番号が付された場合、画像処理装置40のウィンドウ
設定手段40−1は、図12に示すように電極14aの
部分の幅と同一幅を有する検出ウィンドウWpを設定す
る。
【0131】この検出ウィンドウWpは、電極14aの
部分の輝度の幅と同一幅を有し、かつウィンドウWの長
さYsの4分の1を、ウィンドウWの外側から設定した
四辺形状となっている。
【0132】このように検出ウィンドウWpの形状をウ
ィンドウWの外側から長さYsの4分の1のところに設
定したのは、はんだ16aの裾部が輝点として検出され
る場合があり、この輝点を誤ってはんだ付け異常として
誤判定するのを防止するためである。
【0133】次に認識手段40−2は、検出ウィンドウ
Wp内における輝度の領域の面積Sを求め、この面積S
の大きさと判定値Mとを比較する。この比較の結果、S
<Mであれば、認識手段40−2はチップ部品14の電
極14aの画像であると認識する。
【0134】又、面積Sの大きさと判定値Mとの比較の
結果、S≧Mであれば、認識手段40−2ははんだ付け
異常の画像であるかと認識する。そして、判定手段40
−3は、S<Mの場合にチップ部品14の電極14aの
画像であるとしてチップ部品14の実装状態の良品であ
ると判定し、かつS≧Mの場合にチップ部品14の実装
状態が不良であると認識し、はんだ付け異常の不良品で
あると判定する。
【0135】このように上記第3の実施例によれば、電
極14aの輝点とはんだ部の輝点とが分離して存在し、
ラベリングにより2か所以上の番号が付された場合、検
出ウィンドウWp内の輝度の面積Sの大きさと判定値M
とを比較するようにしたので、電極14aの輝点とはん
だ部の輝点とが分離して存在したとしても、電極14a
の画像とはんだ付け異常の画像とを認識でき、かつチッ
プ部品14の実装の良品であるか、又はチップ部品14
の実装不良であるはんだ付け異常の不良品であると判定
できる。 (4) 次に本発明の第4の実施例について説明する。
【0136】図13はチップ部品をプリント基板に実装
したときの外観検査に適用した部品実装判定装置の構成
図である。チップ部品14の実装されたプリント基板2
の上方には、CCDカメラ5が配置されている。このC
CDカメラ5の両サイド側には、各照明装置50、51
が配置されている。これら照明装置50、51は、それ
ぞれ照明の方向をCCDカメラ5の撮像視野に一致する
ように配置されている。
【0137】画像処理装置52は、CCDカメラ5の撮
像により得られる画像データに対してウィンドウWを設
定し、このウィンドウW内の画像データの輝度に基づい
てチップ部品14の電極14aであるか、又ははんだ1
6aであるかを認識する機能を有している。
【0138】この画像処理装置52は、具体的に2値化
手段52−1、第1の認識手段52−2、第2の認識手
段52−3及び判定手段52−4の各機能を有してい
る。2値化手段52−1は、ウィンドウW内の画像デー
タに対して複数レベル、例えば図14に示すように第1
のしきい値、この第1のしきい値よりも低い第2のしき
い値によりそれぞれ2値化処理する機能を有している。
【0139】第1の認識手段52−2は、各照明装置5
0、51によりチップ部品14上の照度が一定な場合、
2値化手段52−1により得られる各2値化画像データ
における輝点の面積変化からチップ部品14の電極14
aであるか、又ははんだ16aであるかを認識する機能
を有している。
【0140】第2の認識手段52−3は、各照明装置5
0、51によりチップ部品14上の照度が複数段階に可
変、例えば第1の照度とこの第1の照度よりも低い第2
の照度に可変された場合、これらの各2値化画像データ
における輝点の面積変化からチップ部品14の電極14
aであるか、又ははんだ16aであるかを認識する機能
を有している。
【0141】これら第1及び第2の認識手段52−2、
52−3は、具体的に所定輝度以上の面積の変化が所定
値よりも小さければチップ部品14の電極14aとして
認識し、かつ所定輝度以上の面積の変化が所定値よりも
大きければはんだ16aとして認識する機能を有してい
る。
【0142】判定手段52−4は、所定輝度以上の面積
の変化が所定値よりも小さければチップ部品14の電極
14aとしてチップ部品が実装されている良品であると
判定し、かつ所定輝度以上の面積の変化が所定値より大
きければはんだ16aとしてチップ部品に未実装や欠落
が見られる不良品であると判定する機能を有している。
【0143】照明制御装置53は、各照明装置50、5
1の各輝度を制御してチップ部品14に対する照度を複
数段階に可変する照度可変手段としての機能を有してい
る。次に上記の如く構成された装置の作用について説明
する。
【0144】チップ部品14の実装状態を判定する場
合、上記の如く照明制御装置21によりプリント基板2
上のチップ部品14が一定の照度により照明される。画
像処理装置20は、CCDカメラ5から出力される画像
データを入力して内部メモリに記憶する。
【0145】この画像処理装置20は、CCDカメラ5
からの画像データを入力すると、この画像データにおけ
るチップ部品14の電極14の部分にウィンドウWを設
定する。
【0146】次に画像処理装置20の2値化手段52−
1は、図14に示すようにウィンドウW内の画像データ
に対して第1のしきい値及び第2のしきい値によりそれ
ぞれ2値化処理する。
【0147】ここで、チップ部品14の電極14aによ
り画像データのプロファイルは、図14に示すように急
激に明るくなる変化を示す。これにより、第1及び第2
のしきい値により2値化処理を行った場合、その各2値
化画像データは、図15(a)(b)に示すように各輝点の面
積に変化はない。
【0148】従って、第1の認識手段52−2は、これ
ら2値化画像データにおける輝点の面積に変化がないと
判断し、チップ部品14の電極14aとして認識する。
そして、判定手段52−4は、所定輝度以上の面積に変
化がないことからチップ部品14の電極14aとしてチ
ップ部品実装の良品であると判定する。
【0149】ところが、チップ部品14が実装されずに
はんだ16aに加熱が加わった状態であると、このはん
だ16aは溶解してその表面張力により半球状に固着す
る。このようなはんだ16aの画像データのプロファイ
ルは、図16に示すように緩やかに明るくなる変化を示
す。
【0150】これにより、第1及び第2のしきい値によ
り2値化処理を行った場合、その各2値化画像データ
は、図17(a)(b)に示すように各輝点の面積に変化が現
れる。従って、第1の認識手段52−2は、第1のしき
い値により輝点の面積よりも第2のしきい値の輝点の方
が大きいと判断し、これら輝点の面積変化からはんだ1
6aであることを認識する。
【0151】そして、判定手段52−4は、これら輝点
の面積変化からはんだ16aとしてチップ部品実装の不
良品であると判定する。一方、チップ部品14の実装状
態を判定する場合、照明制御装置21は、各照明装置5
0、51の各輝度を制御し、プリント基板2上のチップ
部品14が第1の照度、第2の照度の2段階の照度によ
り照明される。
【0152】このときCCDカメラ5は、2段階の照度
により照明されたときのチップ部品14をそれぞれ撮像
してその各画像信号を出力する。画像処理装置20は、
これら照度による各画像データを、第1又は第2のしき
い値により2値化処理して内部メモリに記憶する。
【0153】次に画像処理装置20は、これら2値化画
像データにおけるチップ部品14の電極14の部分にウ
ィンドウWを設定する。ここで、2段階の照度により照
明されたときの画像データは、チップ部品14の電極1
4aであれば図15(a)(b)に示す2値化画像データと同
等となり、はんだ16aであれば図17(a)(b)に示す2
値化画像データと同等となる。
【0154】従って、画像処理装置20の第2の認識手
段52−3は、各画像データにおける輝点の面積に変化
がないと判断し、チップ部品14の電極14aとして認
識し、かつ判定手段52−4は、所定輝度以上の面積に
変化がないことからチップ部品14の電極14aとして
チップ部品が実装されている良品であると判定する。
【0155】又、第2の認識手段52−3は、各画像デ
ータにおける輝点の面積に変化があるとしてはんだ16
aであることを認識し、かつ判定手段52−4は、これ
ら輝点の面積変化からはんだ16aとしてチップ部品に
未実装や欠落が見られる不良品であると判定する。
【0156】このように上記第4の実施例によれば、画
像データを第1及び第2のしきい値により2値化処理し
たときの各輝点の面積変化を判断するようにしたので、
チップ部品14の電極14aであるか判断であるかの画
像データの認識ができ、この認識の結果からチップ部品
14の電極14aとしてチップ部品が実装されている良
品であるか、又はチップ部品に未実装や欠落が見られる
不良品であるかを確実に判定できる。
【0157】又、これらチップ部品実装の良品又は不良
品の判定は、チップ部品14に対する照度を変えたとき
の各画像データからも同様にできる。なお、上記第4の
実施例では、各照明装置50、51の輝度を可変制御し
てチップ部品14に対する照度を変えているが、これに
限らず光源としては、図1に示すようにドーム状の照明
枠3に複数、例えば100個のLED4を配置したもの
を用い、かつこれらLED4の輝度を制御するものとし
て図1に示す照明制御装置21、すなわちCCDカメラ
5の垂直同期信号に同期して各LED4−1〜4−nを
点灯開始し、かつこの点灯期間を照明強度データに応じ
て次の垂直同期信号までに任意に可変する機能のものを
用いる。
【0158】このような照度制御を用いれば、チップ部
品14に対する第1の照度、第2の照度を精度高く設定
できる。又、この照度制御であれば、1個のLED4−
1を点灯する場合や複数のLED4−1〜4−nを一括
して点灯する場合でも、大電流を制御することなくチッ
プ部品14に対する照度を変化できる。
【0159】さらに、LED4−1〜4−nの点灯時間
は、照明強度データを用いるディジタル回路で設定する
のでその再現性もよく、かつ発振回路32の発振周波数
の設定により照度制御の分解能を高くできる。 (5) 次に本発明の第5の実施例について説明する。な
お、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説
明は省略する。
【0160】図18はチップ部品をプリント基板に実装
したときの外観検査に適用した部品実装判定装置の構成
図である。画像処理装置60は、CCDカメラ5から出
力される画像信号を入力し、その画像データを2値化処
理し、続いてチップ部品14の電極14a、14bの各
部分にウィンドウWを設定してラベリングを行い、この
ラベリングによる各輝点の間隔にチップ部品14が実装
されたか、又はチップ部品14が未実装となっているか
欠落しているか、さらにはんだ付け不良を認識する機能
を有している。
【0161】この画像処理装置60は、具体的に重心演
算手段60−1、認識手段60−2及び判定手段60−
3の各機能を有している。重心演算手段60−1は、C
CDカメラ5の撮像により得られた画像データからチッ
プ部品14の各電極14a、14bの各部分に相当する
各画像データにおける輝点部分の各重心位置を求める機
能を有している。
【0162】認識手段60−2は、重心演算手段60−
1により求められた各重心位置の間隔lに基づいてチッ
プ部品14が実装されたかを認識するもので、具体的に
は各重心位置の間隔lがチップ部品14の各電極14
a、14b間の間隔Ldと略同一であれば、チップ部品
14が実装されていると認識し、かつ各重心位置の間隔
lが各電極14a、14b間の間隔Ldよりも所定長さ
α以上長ければ、すなわち、 l>Ld+α …(5) であれば、チップ部品14が実装されていない、すなわ
ち未実装や欠落、はんだ付け不良と認識する機能を有し
ている。
【0163】ここで、αは各チップ部品14のサイズの
製品ばらつきを含めた補正値である。判定手段60−3
は、各重心位置の間隔がチップ部品14の各電極14
a、14b間の間隔と略同一であるときにチップ部品1
4の実装の良品と判定し、かつ各重心位置の間隔が各電
極14a、14b間の間隔よりも所定長さα以上長いと
きにチップ部品14が実装されていないチップ部品14
の実装の不良品と判定する機能を有している。
【0164】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。チップ部品14の実装状態を判定する場
合、上記の如くプリント基板2上のチップ部品14が照
明制御装置21により所定の照度により照明される。
【0165】画像処理装置20は、CCDカメラ5から
出力される画像データを入力して内部メモリに記憶す
る。この画像処理装置60は、CCDカメラ5からの画
像データを入力すると、この画像データに対して2値化
処理を行って光量の多い部分を強調し、続いてチップ部
品14の各電極14a、14bの部分にそれぞれウィン
ドウWを設定する。
【0166】次に画像処理装置60は、各ウィンドウW
内の各画像データに対してラベリングを行って各輝点に
対して番号を付し、その輝点の位置及び大きさから各電
極14a、14bに対応する各輝点を判別する。
【0167】ここで、チップ部品14の実装状態が良品
であれば、図19に示すように照明光は各電極14a、
14bにおいて反射率が高くCCDカメラ5に対して正
反射し、各はんだ16a、16bの傾斜部分(フィレッ
ト)ではCCDカメラ5の方向に対して他の方向に反射
する。
【0168】これにより、画像処理装置7において得ら
れる各電極14a、14bの各2値化画像データD1、
D2は、各電極14a、14bにおいて輝点となり、各
はんだ16a、16bの傾斜部分において光量の少ない
暗部となる。
【0169】一方、チップ部品14の実装の不良品の場
合は、図20に示すように各はんだ16a、16bが半
球状に形成されるので、その各画像データは半球状のは
んだ16aの頂上部の正反射による輝点がウィンドウW
の中央部に現れる。
【0170】ところで、一般的にプリント基板2にチッ
プ部品14を実装する各電極間の間隔Lpは、図21に
示すようにチップ部品14の各電極14a、14bの間
隔Ldよりも大きめに設計されている。
【0171】従って、画像処理装置60の重心演算手段
60−1は、各ウィンドウW内の各画像データにおける
輝点部分の各重心位置を求める。次に認識手段60−2
は、重心演算手段60−1により求められた各重心位置
の間隔lがチップ部品14の各電極14a、14b間の
間隔Ldと略同一であれば、チップ部品14が実装され
ていると認識する。
【0172】そして、判定手段60−3は、各重心位置
の間隔lがチップ部品14の各電極14a、14b間の
間隔と略同一であるときにチップ部品14の実装の良品
と判定する。
【0173】ところが、各重心位置の間隔lが大きく、
l>(Ld+α)の関係となれば、認識手段60−2
は、チップ部品14が実装されていないか若しくははん
だ付け不良を起こしていると認識する。
【0174】そして、判定手段60−3は、各重心位置
の間隔lが各電極14a、14b間の間隔Ldよりも所
定長さα以上長いときに、チップ部品14が実装されて
いないか若しくははんだ付け不良を起こしているチップ
部品14の実装の不良品と判定する。
【0175】このように上記第5の実施例によれば、各
輝点の重心位置の間隔lが各電極14a、14b間の間
隔Ldよりも所定長さα以上長いかを判断するので、チ
ップ部品14の電極14aであるか判断であるかの画像
データの認識ができ、この認識の結果からチップ部品1
4の電極14aとしてチップ部品実装の良品であるか、
又はチップ部品実装の不良品であるかを確実に判定でき
る。
【0176】このチップ部品実装の判定の場合、チップ
部品14の電極間サイズがそれぞれ異なっても、製品ば
らつきを含めた補正値αを変えることにより、各サイズ
のチップ部品14に対する信頼性の高いチップ部品実装
の判定ができる。
【0177】なお、本発明は、上記第1〜第5の実施例
に限定されるものでなく次の通り変形してもよい。例え
ば、上記第1〜第5の実施例のうち所望する実施例を組
み合わせてもよいし、これら第1〜第5の実施例を全て
組み合わせて構成してもよいが、順序としては通常未実
装欠落の検査(第1の実施例、第4の実施例、第5の実
施例)の後にはんだ付け検査(第2の実施例、第3の実
施例、第5の実施例)を行う。
【0178】又、プリント基板2に対するチップ部品1
4の実装状態の判定に適用したが、これに限らずはんだ
16aのように一定温度で溶け、表面張力により半球状
に自然形成されるような被検査対象に対して有効であ
る。又、被検査対象が長方形、円形であれば、これらの
画像を認識して区別するものに適用できる。
【0179】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、チ
ップ部品を実装したときの良品、不良品の各画像を認識
できる画像認識装置を提供できる。又、本発明によれ
ば、チップ部品の実装された良品の画像か又は球状のは
んだによる不良品の画像かを明確に認識できる画像認識
装置を提供できる。
【0180】又、本発明によれば、高精度な照度制御を
行ってチップ部品を実装したときの良品、不良品の各画
像を認識できる画像認識装置を提供できる。又、本発明
によれば、電極の輝点とはんだ部の輝点とが連続して形
成されてもチップ部品を実装したときの良品、不良品の
各画像を認識できる画像認識装置を提供できる。
【0181】又、本発明によれば、電極の輝点とはんだ
部の輝点とが分離して存在してもチップ部品を実装した
ときの良品、不良品の各画像を認識できる画像認識装置
を提供できる。
【0182】又、本発明によれば、チップ部品の電極間
サイズがそれぞれ異なってもチップ部品を実装したとき
の良品、不良品の各画像を認識できる画像認識装置を提
供できる。
【0183】さらに本発明によれば、チップ部品を実装
したときの画像から実装状態の良品、不良品を正確に判
定できる部品実装判定装置を提供できる。又、本発明に
よれば、チップ部品の実装された良品の画像か又は球状
のはんだによる不良品かを判定できる部品実装判定装置
を提供できる。
【0184】又、本発明によれば、高精度な照度制御を
行ってチップ部品を実装したときの良品、不良品が判定
できる部品実装判定装置を提供できる。又、本発明によ
れば、電極の輝点とはんだ部の輝点とが連続して形成さ
れてもチップ部品を実装したときの良品、不良品が判定
できる部品実装判定装置を提供できる。
【0185】又、本発明によれば、電極の輝点とはんだ
部の輝点とが分離して存在してもチップ部品を実装した
ときの良品、不良品が判定できる部品実装判定装置を提
供できる。
【0186】又、本発明によれば、チップ部品の電極間
サイズがそれぞれ異なってもチップ部品を実装したとき
の良品、不良品が判定できる部品実装判定装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる部品実装判定装置の第1の実施
例を示す構成図。
【図2】照明制御装置の具体的な構成図。
【図3】照明制御装置の照明強度及びLEDアドレスデ
ータの設定を示すタイミング図。
【図4】照明制御装置の点灯期間制御のタイミング図。
【図5】良品となるチップ部品電極の画像データを示す
模式図。
【図6】不良品となるはんだの画像データを示す模式
図。
【図7】本発明に係わる部品実装判定装置の第2の実施
例を示す構成図。
【図8】電極とはんだとが連続する画像データを示す模
式図。
【図9】電極とはんだとが連続する場合の判定作用を示
す模式図。
【図10】本発明に係わる部品実装判定装置の第3の実
施例を示す構成図。
【図11】電極とはんだとが分離する画像データを示す
模式図。
【図12】電極とはんだとが分離する場合の判定作用を
示す模式図。
【図13】本発明に係わる部品実装判定装置の第4の実
施例を示す構成図。
【図14】電極の画像データに対する第1及び第2のし
きい値を示す図。
【図15】第1及び第2のしきい値による電極の2値化
画像データを示す模式図。
【図16】はんだの画像データに対する第1及び第2の
しきい値を示す図。
【図17】第1及び第2のしきい値によりはんだの2値
化画像データを示す模式図。
【図18】本発明に係わる部品実装判定装置の第5の実
施例を示す構成図。
【図19】チップ部品の両電極に対する各2値化画像デ
ータを示す模式図。
【図20】はんだに対する各2値化画像データを示す模
式図。
【図21】プリント基板上の各電極とチップ部品の両電
極との位置関係を示す図。
【図22】従来装置の構成図。
【図23】同装置における照明制御装置の具体的な構成
図。
【図24】チップ部品実装の良品を示す図。
【図25】チップ部品における照明光の反射を示す図。
【図26】チップ部品の電極の検出作用を示す図。
【図27】チップ部品を実装したときの良品の電極位置
を示す画像データの模式図。
【図28】チップ部品の未実装である不良品のはんだを
示す画像データの模式図。
【図29】チップ部品の未実装である不良品のはんだの
輝点を示す画像データの模式図。
【図30】輝点がウィンドウの内側と中央との両方に現
れた画像データの模式図。
【符号の説明】
2…プリント基板、 4…発光ダイオード(LED)、 5…CCD(固体撮像素子)カメラ、 14…チップ部品、 14a,14b…電極、 20,30,40,52,60…画像処理装置、 20−1…間隔検出手段、 20−2,30−2,40−2,60−2…認識手段、 20−3,30−3,40−3,52−4,60−3…
判定手段、 21,52−4…照明制御装置、 30…点灯LED選択回路、 31…パルス幅設定回路、 33…点灯消灯回路、 30−1…走査ライン検出手段、 40−1…ウィンドウ設定回路、 52−2…第1の認識手段、 52−3…第2の認識手段、 60−1…重心演算手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/00 H01L 21/66 J H01L 21/66 7128−4E H05K 13/08 D H05K 13/08 G06F 15/62 405B

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査対象を撮像して得られる画像デー
    タに対してウィンドウを設定し、このウィンドウ内の画
    像データから前記被検査対象が所定形状であるかを認識
    する画像認識装置において、 前記ウィンドウの枠から所定濃淡レベルを有する画像デ
    ータ部分の最外端までの間隔を複数箇所で求める間隔検
    出手段と、 この間隔検出手段により求められた各間隔から前記被検
    査対象が所定の形状であるかを認識する認識手段と、を
    具備したことを特徴とする画像認識装置。
  2. 【請求項2】 間隔検出手段は、四辺形のウィンドウの
    枠の各辺から所定濃淡レベル以上の画像データ部分の外
    端までの4か所の各間隔を求めることを特徴とする請求
    項1記載の画像認識装置。
  3. 【請求項3】 認識手段は、四辺形のウィンドウの枠の
    各辺から所定濃淡レベルを有する画像データ部分の最外
    端までの4か所の各間隔が等しい場合に前記被検査対象
    を半球体に形成されるはんだとして認識し、かつ前記各
    間隔が等しくない場合に前記被検査対象を電極として認
    識することを特徴とする請求項1記載の画像認識装置。
  4. 【請求項4】 被検査対象を撮像して得られる画像デー
    タに対してラベリングを行ってウィンドウを設定し、こ
    のウィンドウの枠の一辺側に存在する所定濃淡レベルを
    有する画像データの最外端と前記ウィンドウの枠の一辺
    に対向する辺との間隔から前記被検査対象が所定の形状
    であるかを認識する画像認識装置において、 前記ラベリングにより所定濃淡レベル以上の領域が1か
    所の場合、前記ウィンドウ内における画像データの中央
    部を走査し、この走査ライン上で所定濃淡レベル以下と
    なる部分の長さを求める走査ライン検出手段と、 この走査ライン検出手段により検出された長さに基づい
    て前記被検査対象が所定の形状であるかを認識する認識
    手段と、を具備したことを特徴とする画像認識装置。
  5. 【請求項5】 被検査対象を撮像して得られる画像デー
    タに対してラベリングを行って第1のウィンドウを設定
    し、この第1のウィンドウの枠の一辺側に存在する所定
    濃淡レベルを有する画像データの最外端と前記第1のウ
    ィンドウの枠一辺に対向する辺との間隔から前記被検査
    対象の形状を認識する画像認識装置において、 前記ラベリングにより所定濃淡レベル以上の領域が2か
    所以上ある場合、所定形状の前記被検査対象と略同一幅
    を有する第2のウィンドウを設定するウィンドウ設定手
    段と、 前記第2のウィンドウ内における前記所定濃淡レベル以
    上の領域の面積を求め、この面積の大きさに基づいて前
    記被検査対象が所定の形状であるかを認識する認識手段
    と、を具備したことを特徴とする画像認識装置。
  6. 【請求項6】 被検査対象を撮像して得られる画像デー
    タに対してウィンドウを設定し、このウィンドウ内の画
    像データの濃淡レベルに基づいて前記被検査対象の形状
    を認識する画像認識装置において、 前記ウィンドウ内の画像データに対して複数レベルのし
    きい値によりそれぞれ2値化処理する2値化手段と、 この2値化手段により得られる各2値化画像データにお
    ける所定濃淡レベル以上の面積変化から前記被検査対象
    が所定の形状であるかを認識する認識手段と、を具備し
    たことを特徴とする画像認識装置。
  7. 【請求項7】 被検査対象を撮像して得られる画像デー
    タに対してウィンドウを設定し、このウィンドウ内の画
    像データの濃淡レベルに基づいて前記被検査対象の形状
    を認識する画像認識装置において、 前記被検査対象に対して光を照射する光源と、 この光源の輝度を制御して前記被検査対象に対する照度
    を複数段階に可変する照度可変手段と、 この照度可変手段により照度可変したときに得られる前
    記各画像データにおける所定濃淡レベル以上の面積変化
    から前記被検査対象が所定の形状であるかを認識する認
    識手段と、を具備したことを特徴とする画像認識装置。
  8. 【請求項8】 照度可変手段は、被検査対象を撮像する
    撮像装置の垂直同期信号に同期して光源を点灯開始し、
    かつこの点灯期間を照明強度データに応じて次の垂直同
    期信号までに任意に可変することを特徴とする請求項7
    記載の画像認識装置。
  9. 【請求項9】 照度可変手段は、被検査対象を撮像する
    撮像装置の垂直同期信号に同期して一定周期のパルス信
    号のカウントアップを開始し、このカウント値が照明強
    度データに応じた値に達したときにカウントアップの信
    号を発生するパルス幅設定回路と、 前記被検査対象を撮像する撮像装置の垂直同期信号に同
    期して光源を点灯開始し、かつ次の垂直同期信号までに
    前記パルス幅設定回路からカウントアップ信号を受けた
    ときに前記光源を消灯する点灯消灯回路と、を有するこ
    とを特徴とする請求項7記載の画像認識装置。
  10. 【請求項10】 認識手段は、所定濃淡レベル以上の面
    積変化が所定値よりも小されば被検査対象を電極として
    認識し、かつ前記面積変化が所定値よりも大きい場合前
    記被検査対象をはんだとして認識することを特徴とする
    請求項6又は7記載の画像認識装置。
  11. 【請求項11】 加熱により半球状に形成される部材の
    塗布された2つの領域に対し両端に電極の形成された前
    記部品の実装状態を認識する画像認識装置において、 前記2つの領域を撮像して各画像データを得る撮像手段
    と、 この撮像手段により得られた前記2つの領域ごとの各画
    像データにおける所定濃淡レベル以上部分の各重心位置
    を求める重心演算手段と、 この重心演算手段により求められた前記2つの領域の各
    重心位置の間隔に基づいて2つの領域での前記部品の実
    装状態を認識する認識手段と、を具備したことを特徴と
    する画像認識装置。
  12. 【請求項12】 認識手段は、2つの領域における各重
    心位置の間隔が前記部品の両端間の間隔と略同一であれ
    ば、前記2つの領域での前記部品の実装状態が良である
    と認識し、かつ前記各重心位置の間隔が前記部品の両端
    間の間隔よりも所定長さ以上長ければ前記2つの領域で
    の前記部品の実装状態が不良であると認識することを特
    徴とする請求項11記載の画像認識装置。
  13. 【請求項13】 加熱により半球体に形成されるはんだ
    の塗布された2つの領域に対し、両端に電極の形成され
    た部品の実装の良否を判定する部品実装判定装置におい
    て、 前記領域を撮像して画像データを得る撮像手段と、 前記画像データに対して四辺形のウィンドウを設定し、
    このウィンドウの枠の各辺から所定濃淡レベル以上の画
    像データ外端までの4か所の各間隔を求める間隔検出手
    段と、 この間隔検出手段により求められる各間隔が等しい場合
    に前記半球体のはんだと認識して前記部品が実装されて
    いないと判定し、かつ前記各間隔が等しくない場合に前
    記電極と認識して前記部品の実装と判定する判定手段
    と、を具備したことを特徴とする部品実装判定装置。
  14. 【請求項14】 はんだの塗布された2つの領域に対
    し、両端に電極の形成された部品の実装の良否を判定す
    る部品実装判定装置において、 前記領域を撮像して画像データを得る撮像手段と、 前記画像データに対してラベリングを行ってウィンドウ
    を設定し、このラベリングにより所定濃淡レベル以上の
    領域が1か所の場合、前記ウィンドウ内における画像デ
    ータの中央部を走査し、この走査ライン上で所定濃淡レ
    ベル以下となる部分の長さを求める走査ライン検出手段
    と、 この走査ライン検出手段により検出された長さが所定長
    さよりも長ければ前記部品の実装状態が不良であると判
    定する判定手段と、を具備したことを特徴とする部品実
    装判定装置。
  15. 【請求項15】 はんだの塗布された2つの領域に対
    し、両端に電極の形成された部品の実装の良否を判定す
    る部品実装判定装置において、 前記領域を撮像して画像データを得る撮像手段と、 この撮像手段の撮像により得られる画像データに対して
    ラベリングを行い、このラベリングにより所定濃淡レベ
    ル以上の領域が2か所以上ある場合、前記電極部分の画
    像データと同一幅を有するウィンドウを設定するウィン
    ドウ設定手段と、 このウィンドウ内における前記所定濃淡レベル以上の領
    域の面積を求め、この面積の大きさが所定面積よりも大
    きければ前記部品の実装状態が不良であると判定する判
    定手段と、を具備したことを特徴とする部品実装判定装
    置。
  16. 【請求項16】 加熱により半球体に形成されるはんだ
    の塗布された2つの領域に対し、両端に電極の形成され
    た部品の実装の良否を判定する部品実装判定装置におい
    て、 前記領域を撮像して画像データを得る撮像手段と、 この撮像手段の撮像により得られる画像データに対して
    複数レベルのしきい値によりそれぞれ2値化処理する2
    値化手段と、 この2値化手段により得られる各2値化画像データにお
    ける所定濃淡レベル以上の各面積の比が所定値以上に変
    化した場合に前記部品が実装されていないと判定する判
    定手段と、を具備したことを特徴とする部品実装判定装
    置。
  17. 【請求項17】 加熱により半球体に形成されるはんだ
    の塗布された2つの領域に対し、両端に電極の形成され
    た部品の実装の良否を判定する部品実装判定装置におい
    て、 前記被検査対象に対して光を照射する光源と、 この光源の輝度を制御して前記被検査対象に対する照度
    を複数段階に可変する照度可変手段と、 前記領域を撮像して画像データを得る撮像手段と、 前記照度可変手段により照度可変したときに得られる前
    記各画像データにおける所定濃淡レベル以上の面積が所
    定値よりも大きく変化した場合に前記部品が実装されて
    いないと判定する判定手段と、を具備したことを特徴と
    する部品実装判定装置。
  18. 【請求項18】 加熱により半球体に形成されるはんだ
    の塗布された2つの領域に対し、両端に電極の形成され
    た部品の実装の良否を判定する部品実装判定装置におい
    て、 前記2つの領域を撮像して各画像データを得る撮像手段
    と、 この撮像手段により得られた前記2つの領域ごとの各画
    像データにおける所定濃淡レベル以上部分の各重心位置
    を求める重心演算手段と、 この重心演算手段により求められた前記2つの領域の各
    重心位置の間隔が前記部品の両端間の間隔と略同一であ
    れば前記部品の実装状態が良であると判定し、かつ前記
    各重心位置の間隔が前記部品の両端間の間隔よりも所定
    長さ以上長ければ前記部品の実装状態が不良であると判
    定する判定手段と、を具備したことを特徴とする部品実
    装判定装置。
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