JPH08219536A - 風量調節機能を持つ二重床構造 - Google Patents

風量調節機能を持つ二重床構造

Info

Publication number
JPH08219536A
JPH08219536A JP2548795A JP2548795A JPH08219536A JP H08219536 A JPH08219536 A JP H08219536A JP 2548795 A JP2548795 A JP 2548795A JP 2548795 A JP2548795 A JP 2548795A JP H08219536 A JPH08219536 A JP H08219536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
air
openings
finishing material
double floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2548795A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Kinoshita
学 木下
Masaki Nakao
正喜 中尾
Hirofumi Hayama
広文 羽山
Hideaki Nakazato
秀明 中里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T T FACILITIES KK
NTT Facilities Inc
Original Assignee
N T T FACILITIES KK
NTT Facilities Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by N T T FACILITIES KK, NTT Facilities Inc filed Critical N T T FACILITIES KK
Priority to JP2548795A priority Critical patent/JPH08219536A/ja
Publication of JPH08219536A publication Critical patent/JPH08219536A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストの上昇および二重床の重量増加を招く
ことなく、室内への吹出風量を容易に調節可能な風量調
節機能を持つ二重床構造を提供する。 【構成】 半分の面積の領域に通風用の開口21aを形
成したパネル21を複数枚用意し、これらパネルの配列
によって二重床2を形成する。また、略半分の面積の領
域に通風用の開口3aを形成した床仕上げ材3を複数枚
用意し、これら床仕上げ材3を二重床2に置き換え自在
に載置する。これら床仕上げ材3の置き方によって各パ
ネル21の開口21aと各床仕上げ材3の開口3aとの
相対位置を変えることができ、その相対位置に応じた通
風率により被空調室6内への吹出し風量が決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二重床の内部空間を
通して室内に空調用空気を供給する空調システムに用い
る、風量調節機能を持つ二重床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】OA機器の普及に伴い、二重床を設ける
ところが増えている。二重床の内側には空間があり、そ
の空間に機器の配線を通すことにより、床面上から配線
が消えて室内が整然となる。
【0003】一方、OA機器の設置に当たっては、機器
の発熱に対処するべく、空調設備を設ける必要がある。
この空調設備の例として、二重床の内部空間に空調用空
気を供給し、その空調用空気を二重床を通して室内に吹
出すシステムがある。
【0004】二重床はパネルの配列によって構成されて
おり、各パネルにはそれぞれ通風用の多数の開口が形成
されている。また、二重床にはカーペットやビニルタイ
ル等の床仕上げ材が置かれるため、その床仕上げ材にも
通風用の多数の開口が形成されている。
【0005】通風用の開口を持たない床仕上げ材も用意
されており、壁際など空調用空気が不要な箇所について
は、開口のない床仕上げ材が置かれ、パネルの開口が閉
塞される。吹出し風量の調節が必要な場合には、各パネ
ルの内側に開閉自在なシャッタが取付けられ、これらシ
ャッタの開き具合が作業員によって調整される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】吹出し風量をシャッタ
で調節する場合、シャッタを設ける分、さらにシャッタ
の取付け構造を各パネルに設ける分、コストが高くな
る。しかも、二重床の重量が増加して施工時の作業性が
悪化するという問題がある。
【0007】この発明は上記の事情を考慮したもので、
コストの上昇および二重床の重量増加を招くことなく、
室内への吹出風量を容易に調節可能な風量調節機能を持
つ二重床構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の風量調節機能
を持つ二重床構造は、二重床の内部空間を通して室内に
空調用空気を供給するものにおいて、所定領域に通風用
の開口を有し上記二重床を形成する複数枚のパネルと、
所定領域に通風用の開口を有し上記二重床に置き換え自
在に置かれる複数枚の床仕上げ材とを備えた。
【0009】
【作用】この発明の風量調節機能を持つ二重床構造で
は、各床仕上げ材の置き方により、各パネルの開口と各
床仕上げ材の開口との相対位置を変えることができる。
この相対位置により、室内への吹出し風量が決定され
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1に示すように、床1a、壁1b、
および天井1cで囲まれた建物1がある。床1aから上
方に離間して二重床2が設けられ、その二重床2の上に
カーペットやビニルタイル等の床仕上げ材3が置かれ
る。天井1cから下方に離間して天井面4が設けられ、
さらに二重床2および天井面4と接するように仕切り壁
5が設けられている。これら二重床2、天井面4、およ
び仕切り壁5により、OA機器などが設置される被空調
室6が構成される。
【0011】二重床2の下には空間(以下、二重床2の
内部空間と称する)7が確保され、そこにOA機器の配
線8が収容される。被空調室6の隣は機械室9となって
おり、そこに空気調和機10が設けられる。空気調和機
10は、機械室9内の空気を吸い込んでそれを冷却(ま
たは暖房)し、その冷却(または暖房)後の空気を空調
用空気として吹き出す。
【0012】空気調和機10から吹き出される空調用空
気は、ダクト11を介して二重床2の内部空間7に供給
される。内部空間7に供給された空調用空気は二重床2
および床仕上げ材3の後述する開口を通って被空調室6
に流れ、被空調室6内を循環する。被空調室6内の空気
は天井面4の開口4aおよび仕切り壁5の開口5aを通
って機械室9へと流れ、空気調和機10に吸い込まれ
る。
【0013】二重床2は、図2に示すように、正方形の
多数枚のパネル21を配列することにより構成される。
各パネル21の四隅の裏側にはそれぞれ支持脚22の上
端面が当接しており、図1には示していないが、これら
支持脚22によって各パネル21が床1a上に支持され
る。なお、図2ではパネル21を 8枚だけ示している
が、パネル21の一辺の長さはたとえば50cmとなってお
り、実際には被空調室6の面積分に対応するもっと多く
の枚数のパネル21が配列される。
【0014】二重床2に置かれる床仕上げ材3は、図3
に示すように、パネル21と同じ形状および大きさの多
数枚のものに分かれており、二重床2に対して一枚ずつ
置き換え自在に載置される。作業員は、施工時、これら
床仕上げ材3のそれぞれ中心部が各パネル21の四枚合
せの中心部(支持脚23の当接部)に対応するよう、各
床仕上げ材3を二重床2に順次に置いていくことにな
る。なお、図3では床仕上げ材3を 2枚示しているが、
実際には二重床2の全体を覆うようにもっと多くの枚数
が置かれる。
【0015】図4に拡大して示すように、各パネル21
は、所定領域たとえば半分の面積の領域(中心線によっ
て区分される二つの矩形状領域の一方)に、多数の通風
用の開口21aを有している。これら開口21aは、た
とえば直径 8mmの円形で、それぞれの中心部の相互間隔
が等しくたとえば10mmとなるよう規則正しく配列されて
いる。
【0016】図5に拡大して示すように、各床仕上げ材
3は、所定領域たとえば略半分の面積の領域(中心線に
よって区分される二つの矩形状領域の一方)に、多数の
通風用の開口3aを有している。これら開口3aは、た
とえば直径 7mmの円形で、それぞれの中心部の相互間隔
が等しくたとえば10mmとなるよう規則正しく配列されて
いる。
【0017】なお、開口3aが形成される領域のうち、
端縁側と中心側にそれぞれ帯状の位置ずれ許容範囲dが
確保され、そこには開口3aが形成されない。この位置
ずれ許容範囲dは、施工時に各パネル21に対する各床
仕上げ材3の載置位置が上記基準(各パネル21の四枚
合せの中心部)からある程度ずれ場合でも、それによっ
て後述する通風率が変化するのを防ぐためのものであ
る。
【0018】つぎに、上記の構成の作用を説明する。ま
ず、図3に示す状態で各床仕上げ材3が各パネル21上
に置かれたとする。この場合、各パネル21の開口(2
1a)領域に対し、各床仕上げ材3の開口(3a)領域
が 100%の率で対応し、各開口21aと各開口3aとの
相対位置関係は図6のようになる。すなわち、両開口2
1a,3aは直径および配置が互いに異なるため、ぴっ
たりではなく適宜にずれた状態で重なり合い、その重な
り部分を通して内部空間7と被空調室6とが連通する。
このときの通風率を 100%としており、被空調室6内へ
の吹出し風量が最大となる。
【0019】各床仕上げ材3の向きを図3の状態から90
度回して図7のように置き換えると、各パネル21の開
口(21a)領域に対し、各床仕上げ材3の開口(3
a)領域が略50%の率で対応する。この場合、各開口2
1aと各開口3aとの相対位置関係は図6と略同じであ
るが、略半分の個数の開口21aが床仕上げ材3の非開
口領域で閉塞された状態となり、通風率は50%となる。
これにより、被空調室6内への吹出し風量は略半分に減
少する。
【0020】各床仕上げ材3の向きを図3の状態から 1
80度回して図8のように置き換えると、各パネル21の
開口(21a)領域に対し、各床仕上げ材3の開口(3
a)領域がまったく対応しなくなる。この場合、全ての
開口21aが床仕上げ材3の非開口領域で閉塞された状
態となり、通風率は 0%となる。これにより、被空調室
6内への吹出し風量は零となる。
【0021】このように、各床仕上げ材3を置き換える
だけの簡単な作業で吹出し風量を調節することができ
る。すなわち、従来のような風量調節用のシャッタが不
要であり、コストの大幅な低減が図れる。また、シャッ
タがないので二重床2の重量が増加することもなく、よ
って施工時の作業性が悪化することもない。各床仕上げ
材3の置き換えだけであるから、悪化どころか、作業能
率が向上するという効果も得られる。
【0022】各床仕上げ材3の向きを一枚ずつ異ならせ
ることができるので、つまり吹出し風量を床仕上げ材3
ごとに個別に設定できるので、OA機器や人員の配置な
ど被空調室6内の状況に応じたきめ細かな空調を行なう
ことができる。
【0023】各床仕上げ材3には位置ずれ許容範囲dが
確保されているので、各パネル21に対する各床仕上げ
材3の載置位置が基準から少しぐらいずれても通風率に
変化はなく、よって安定した風量調節が可能である。こ
れは、施工時の作業能率の向上にもつながる。
【0024】なお、上記実施例では、パネル21に円形
の開口21aを形成したが、開口の形状に限定はなく、
たとえば図9に示すように矩形状の開口21bを形成し
てもよい。各開口21bは、たとえば幅 7mm、長さ50mm
の長方形で、それぞれの相互間隔が等しくなるよう規則
正しく配列されている。各開口21bと各開口3aとの
相対位置関係は図10のようになる。
【0025】また、上記実施例では、開口の形成領域を
パネル21および床仕上げ材3のそれぞれ半分の面積に
割り当てたが、その形成領域についても限定はなく、空
気調和機10の冷房能力や送風量に応じて、被空調室6
の大きさや形状に応じて、さらには開口の大きさや個数
に応じて、適宜に定めればよい。その他、この発明は上
記実施例に限定されるものではなく、要旨を変えない範
囲で種々変形実施可能である。
【0026】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、所
定領域に通風用の開口を有し二重床を形成する複数枚の
パネルと、所定領域に通風用の開口を有し二重床に置き
換え自在に置かれる複数枚の床仕上げ材とを備え、各パ
ネルの開口と各床仕上げ材の開口との相対位置により室
内への吹出し風量を調節する構成としたので、コストの
上昇を招くことなく、また二重床の重量増加を招くこと
なく、室内への吹出風量を容易に調節可能な風量調節機
能を持つ二重床構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体的な構成図。
【図2】同実施例のパネルの配列状態を示す図。
【図3】同実施例の床仕上げ材の配置状態を示す図。
【図4】同実施例のパネルの構成を拡大して示す図。
【図5】同実施例の床仕上げ材の構成を拡大して示す
図。
【図6】同実施例のパネルの開口と床仕上げ材の開口と
の相対位置関係を示す図。
【図7】同実施例の床仕上げ材の置き換え例を示す図。
【図8】同実施例の床仕上げ材の別の置き換え例を示す
図。
【図9】同実施例のパネルの構成の変形例を示す図。
【図10】図9の変形例におけるパネルの開口と床仕上
げ材の開口との相対位置関係を示す図。
【符号の説明】
1…建物、2…二重床、3…床仕上げ材、3a…開口、
4…天井面、5…仕切り壁、6…被空調室、7…内部空
間、8…配線、9…機械室、10…空気調和機、11…
ダクト、21…パネル、21a…開口、22…支持脚。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽山 広文 東京都港区六本木一丁目4番33号 株式会 社エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 (72)発明者 中里 秀明 東京都港区六本木一丁目4番33号 株式会 社エヌ・ティ・ティファシリティーズ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重床の内部空間を通して室内に空調用
    空気を供給するものにおいて、 所定領域に通風用の開口を有し前記二重床を形成する複
    数枚のパネルと、 所定領域に通風用の開口を有し前記二重床に置き換え自
    在に置かれる複数枚の床仕上げ材と、 を具備したことを特徴とする風量調節機能を持つ二重床
    構造。
JP2548795A 1995-02-14 1995-02-14 風量調節機能を持つ二重床構造 Pending JPH08219536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2548795A JPH08219536A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 風量調節機能を持つ二重床構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2548795A JPH08219536A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 風量調節機能を持つ二重床構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08219536A true JPH08219536A (ja) 1996-08-30

Family

ID=12167419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2548795A Pending JPH08219536A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 風量調節機能を持つ二重床構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08219536A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010257431A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Fuji Furukawa Engineering & Construction Co Ltd 通信・情報処理用電子機器室等の冷却システム
JP2013064557A (ja) * 2011-09-19 2013-04-11 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 原子力発電所の中央制御室における換気空調設備
JP2017067378A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 三機工業株式会社 天井内消音換気ルーバー
CN114198885A (zh) * 2021-12-02 2022-03-18 珠海格力电器股份有限公司 一种窗式空调器的控制方法、控制装置及窗式空调器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010257431A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Fuji Furukawa Engineering & Construction Co Ltd 通信・情報処理用電子機器室等の冷却システム
JP2013064557A (ja) * 2011-09-19 2013-04-11 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 原子力発電所の中央制御室における換気空調設備
JP2017067378A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 三機工業株式会社 天井内消音換気ルーバー
CN114198885A (zh) * 2021-12-02 2022-03-18 珠海格力电器股份有限公司 一种窗式空调器的控制方法、控制装置及窗式空调器
CN114198885B (zh) * 2021-12-02 2023-02-17 珠海格力电器股份有限公司 一种窗式空调器的控制方法、控制装置及窗式空调器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6213867B1 (en) Venturi type air distribution system
EP1007888B1 (en) Modular integrated terminals and associated systems for heating and cooling
US5238452A (en) Personalized air conditioning system
US5135436A (en) Personalized air conditioning system
US6623353B1 (en) Venturi type air distribution system
JPH08219536A (ja) 風量調節機能を持つ二重床構造
JP7217596B2 (ja) 空調システム
JPH08100946A (ja) 吹出し空調用グリル
JP2979042B2 (ja) 床吹出し空調ユニット
JP2009127910A (ja) 吹出口装置
JPH06249462A (ja) 室内個別空調方法及びこれに用いる室内個別空調装置
JP2514244Y2 (ja) 空調用吹出し装置
JP5523865B2 (ja) 空調用吹出器
JP2603512Y2 (ja) 床吹出し空調ユニットの吹出し装置
JPH081393Y2 (ja) フリーアクセスフロア
JP3783320B2 (ja) 空調用天井吹出口
JP2839979B2 (ja) 室内の空調装置
JPH0436538A (ja) 床下空調装置
JPH04309740A (ja) 換気装置
JP2515470Y2 (ja) 吹出口付き床部材
JPH07214327A (ja) プッシュプル式換気装置
JP2805673B2 (ja) 床面吹出し装置及びこれを備えた二重床パネル
JPH04103951A (ja) 壁構造
JP2612199B2 (ja) 空気調和装置および空気清浄化装置
JP2022149545A (ja) パーテーション、及び構造体