JPH08219492A - 空気調和機の室外機 - Google Patents
空気調和機の室外機Info
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- JPH08219492A JPH08219492A JP2006095A JP2006095A JPH08219492A JP H08219492 A JPH08219492 A JP H08219492A JP 2006095 A JP2006095 A JP 2006095A JP 2006095 A JP2006095 A JP 2006095A JP H08219492 A JPH08219492 A JP H08219492A
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- front cover
- hole
- screw
- air conditioner
- cover
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 合成樹脂製のカバーを二分割した鋼板製の補
強板にねじで螺着して強固に固定すると共に、前記カバ
ーの熱変形を吸収できる空気調和機の室外機を提供す
る。 【構成】 合成樹脂製のフロントカバー5の両側に取付
孔5bを設け、同取付孔5bに対応して合成樹脂製のリヤカ
バー4に挿通孔4cおよび係止孔4bを設ける一方、前記係
止孔4bに二分割した鋼板製の両補強板6の一端に係止爪
6aを設けて係止し、前記取付孔5bおよび前記挿通孔4cに
対応して前記両補強板6の一端にねじ孔6bを設け、同両
補強板6の他端を少許離間して仕切板3上部のフランジ
に重架する。前記構成で、前記取付孔5bと前記挿通孔4c
とを挿通したねじ7で前記ねじ孔6bに螺着して、前記両
カバー4,5を前記両補強板6に固定する。
強板にねじで螺着して強固に固定すると共に、前記カバ
ーの熱変形を吸収できる空気調和機の室外機を提供す
る。 【構成】 合成樹脂製のフロントカバー5の両側に取付
孔5bを設け、同取付孔5bに対応して合成樹脂製のリヤカ
バー4に挿通孔4cおよび係止孔4bを設ける一方、前記係
止孔4bに二分割した鋼板製の両補強板6の一端に係止爪
6aを設けて係止し、前記取付孔5bおよび前記挿通孔4cに
対応して前記両補強板6の一端にねじ孔6bを設け、同両
補強板6の他端を少許離間して仕切板3上部のフランジ
に重架する。前記構成で、前記取付孔5bと前記挿通孔4c
とを挿通したねじ7で前記ねじ孔6bに螺着して、前記両
カバー4,5を前記両補強板6に固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の室外機に
係わり、より詳細には、合成樹脂製のカバーをねじによ
り固定する固定強度を向上させるための構造に関する。
係わり、より詳細には、合成樹脂製のカバーをねじによ
り固定する固定強度を向上させるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の室外機は、例えば図
5,図6(A)(B)で示すように、圧縮機(図示せ
ず)と熱交換器(図示せず)とを、上端に係止部3aを備
えた仕切板3により区画して載置するねじ孔2aを備えた
底板2と、少なくとも一側上端に係止孔4bと、ボスを備
えたねじ孔4cとを備えた両側面と、吸込口を備えた背面
と、上面後端部とを連続的に形成すると共に、開口端部
に接合部を連続的に備え、前記背面下部に前記ねじ孔2a
に対応する透孔4dを備えた合成樹脂製のリヤカバー4
と、同リヤカバー4の一側に備えた電装品箱の開口部を
カバーする電装カバー4aと、前記係止孔4bに対応する係
止爪6aを一側に設けて係止すると共に前記ねじ孔4cに対
応する取付孔5bを備え、他側に前記係止部3aに対応する
係止爪6aを設けて係止する補強板6と、前記ねじ孔4cに
対応する取付孔5bを備え、前記接合部に接合し、前記上
面後端部に接続する上面と吹出口を備えた前面とを連続
的に形成し、前記前面下部に前記ねじ孔2aに対応する透
孔5cを備えた合成樹脂製のフロントカバー5と、同フロ
ントカバー5の背面側に備えた送風ファン用のファンリ
ング5aとからなり、前記取付孔5bを挿通したねじ7によ
り前記ねじ孔4cに螺着すると共に、前記透孔4dおよび5c
を挿通したねじ(図示せず)により前記ねじ孔2aに螺着
し、前記フロントカバー5と前記リヤカバー4とを前記
ねじ7で固定すると共に同フロントカバー5と同リヤカ
バー4とを前記底板2に固定して本体を構成し、前記圧
縮機,熱交換器等を保護してなる構成であった。前記構
成で、前記圧縮機,熱交換器等を保護する前記リヤカバ
ー4と前記フロントカバー5とを合成樹脂製としたこと
により、前記背面と両側面および前記上面と前面とが一
体的に形成され、コスト的に有利な空気調和機の室外機
となっていた。しかしながら、前記ねじ7を前記ねじ孔
4cに螺着した際、同ねじ孔4cが合成樹脂製であることか
ら、ねじ山が崩れてねじバカとなってしまい、前記ねじ
7が空転して前記リヤカバー4と前記フロントカバー5
とを固定できないという問題を有していた。また、合成
樹脂製の前記フロントカバー5と、両側部が固定された
鋼板製の前記補強板6とは熱膨張率が異なることから、
同フロントカバー5の熱変形量と同補強板6の熱変形量
とが不均等になって、同フロントカバー5に応力が発生
し同フロントカバー5を損傷してしまうという問題を有
していた。
5,図6(A)(B)で示すように、圧縮機(図示せ
ず)と熱交換器(図示せず)とを、上端に係止部3aを備
えた仕切板3により区画して載置するねじ孔2aを備えた
底板2と、少なくとも一側上端に係止孔4bと、ボスを備
えたねじ孔4cとを備えた両側面と、吸込口を備えた背面
と、上面後端部とを連続的に形成すると共に、開口端部
に接合部を連続的に備え、前記背面下部に前記ねじ孔2a
に対応する透孔4dを備えた合成樹脂製のリヤカバー4
と、同リヤカバー4の一側に備えた電装品箱の開口部を
カバーする電装カバー4aと、前記係止孔4bに対応する係
止爪6aを一側に設けて係止すると共に前記ねじ孔4cに対
応する取付孔5bを備え、他側に前記係止部3aに対応する
係止爪6aを設けて係止する補強板6と、前記ねじ孔4cに
対応する取付孔5bを備え、前記接合部に接合し、前記上
面後端部に接続する上面と吹出口を備えた前面とを連続
的に形成し、前記前面下部に前記ねじ孔2aに対応する透
孔5cを備えた合成樹脂製のフロントカバー5と、同フロ
ントカバー5の背面側に備えた送風ファン用のファンリ
ング5aとからなり、前記取付孔5bを挿通したねじ7によ
り前記ねじ孔4cに螺着すると共に、前記透孔4dおよび5c
を挿通したねじ(図示せず)により前記ねじ孔2aに螺着
し、前記フロントカバー5と前記リヤカバー4とを前記
ねじ7で固定すると共に同フロントカバー5と同リヤカ
バー4とを前記底板2に固定して本体を構成し、前記圧
縮機,熱交換器等を保護してなる構成であった。前記構
成で、前記圧縮機,熱交換器等を保護する前記リヤカバ
ー4と前記フロントカバー5とを合成樹脂製としたこと
により、前記背面と両側面および前記上面と前面とが一
体的に形成され、コスト的に有利な空気調和機の室外機
となっていた。しかしながら、前記ねじ7を前記ねじ孔
4cに螺着した際、同ねじ孔4cが合成樹脂製であることか
ら、ねじ山が崩れてねじバカとなってしまい、前記ねじ
7が空転して前記リヤカバー4と前記フロントカバー5
とを固定できないという問題を有していた。また、合成
樹脂製の前記フロントカバー5と、両側部が固定された
鋼板製の前記補強板6とは熱膨張率が異なることから、
同フロントカバー5の熱変形量と同補強板6の熱変形量
とが不均等になって、同フロントカバー5に応力が発生
し同フロントカバー5を損傷してしまうという問題を有
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、圧
縮機,熱交換器等を保護する合成樹脂製のカバーを、ね
じにより鋼板製の補強板に螺着して確実に固定すると共
に、前記カバーと前記補強板との熱変形量の差異を吸収
して同カバーの損傷を防止できるようにした空気調和機
の室外機を提供することを目的とする。
縮機,熱交換器等を保護する合成樹脂製のカバーを、ね
じにより鋼板製の補強板に螺着して確実に固定すると共
に、前記カバーと前記補強板との熱変形量の差異を吸収
して同カバーの損傷を防止できるようにした空気調和機
の室外機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、底板上に立設して同
底板上を圧縮機室と熱交換器室とに区画し上端に略L字
状のフランジを備えた仕切板と、両側上端に係止孔と挿
通孔とを備えた側面と、吸込口を備えた背面と、上面後
端部とを連続的に形成すると共に、開口端部に接合部を
連続的に備えた合成樹脂製のリヤカバーと、一端に前記
係止孔に対応する係止爪を設けて係止すると共に前記挿
通孔に対応するねじ孔を備え、他端を前記フランジ上面
に重架した一側補強板と、一端に前記係止孔に対応する
係止爪を設けて係止すると共に前記挿通孔に対応するね
じ孔を備え、他端を前記フランジ上面に重架した他側補
強板と、前記両補強板の両側を摺動自在に挟持した一対
の略L字状の保持部を備えて前記上面後端部に接続する
上面と吹出口を備えた前面とを連続的に形成し、前記両
挿通孔に対応する取付孔を備えて前記接合部に接合した
合成樹脂製のフロントカバーとからなり、ねじにより前
記フロントカバーの両取付孔と前記リヤカバーの両挿通
孔とを挿通し前記両補強板のねじ孔に螺着することによ
り、前記フロントカバーと前記リヤカバーとを前記両補
強板に固定したことを特徴とする。また、前記一側補強
板の他端と、前記他側補強板の他端とを少許離間したこ
とを特徴とする。また、前記保持部を、複数設けたこと
を特徴とする。また、前記保持部を、前記フロントカバ
ーと一体的に形成したことを特徴とする。更に、前記ね
じ孔に、内側に突出する突出部を連続的に形成したこと
を特徴とする。
決するためになされたものであり、底板上に立設して同
底板上を圧縮機室と熱交換器室とに区画し上端に略L字
状のフランジを備えた仕切板と、両側上端に係止孔と挿
通孔とを備えた側面と、吸込口を備えた背面と、上面後
端部とを連続的に形成すると共に、開口端部に接合部を
連続的に備えた合成樹脂製のリヤカバーと、一端に前記
係止孔に対応する係止爪を設けて係止すると共に前記挿
通孔に対応するねじ孔を備え、他端を前記フランジ上面
に重架した一側補強板と、一端に前記係止孔に対応する
係止爪を設けて係止すると共に前記挿通孔に対応するね
じ孔を備え、他端を前記フランジ上面に重架した他側補
強板と、前記両補強板の両側を摺動自在に挟持した一対
の略L字状の保持部を備えて前記上面後端部に接続する
上面と吹出口を備えた前面とを連続的に形成し、前記両
挿通孔に対応する取付孔を備えて前記接合部に接合した
合成樹脂製のフロントカバーとからなり、ねじにより前
記フロントカバーの両取付孔と前記リヤカバーの両挿通
孔とを挿通し前記両補強板のねじ孔に螺着することによ
り、前記フロントカバーと前記リヤカバーとを前記両補
強板に固定したことを特徴とする。また、前記一側補強
板の他端と、前記他側補強板の他端とを少許離間したこ
とを特徴とする。また、前記保持部を、複数設けたこと
を特徴とする。また、前記保持部を、前記フロントカバ
ーと一体的に形成したことを特徴とする。更に、前記ね
じ孔に、内側に突出する突出部を連続的に形成したこと
を特徴とする。
【0005】
【作用】上記構成であるならば、ねじ孔がねじバカにな
ることがなく、合成樹脂製のフロントカバーとリヤカバ
ーとを確実に固定できると共に、前記フロントカバーの
熱変形を吸収して損傷を防止できる空気調和機の室外機
となる。
ることがなく、合成樹脂製のフロントカバーとリヤカバ
ーとを確実に固定できると共に、前記フロントカバーの
熱変形を吸収して損傷を防止できる空気調和機の室外機
となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明における実施例を添付図面に基
づいて説明する。図1,図2,図3(A)(B),図4
(A)(B)において、1は空気調和機の室外機本体,
2は圧縮機,熱交換器(図示せず)等を仕切板3により
区画して載置した底板2,2aは同底板2に連続的に立設
させた前後辺に設けた複数のねじ孔,3aは前記仕切板3
の上端に連続的に形成した略L字状のフランジである。
前記ねじ孔2aは、後述するフロントカバーとリヤカバー
とを、ねじにより同ねじ孔2aに螺着して前記底板2に固
定する構成となっている。前記フランジ3aは、その上面
に後述するフロントカバーに付設した後述する両補強板
の他端を少許離間して重架することにより、同離間部a
で同フロントカバーの熱変形を吸収できる構成となって
いる。4は両側面と、吸込口を備えた背面と、上面後端
部とを連続的に形成すると共に、開口端部に接合部を連
続的に備えた合成樹脂製のリヤカバーである。4aは前記
リヤカバー4の一側に備えた電装品箱の開口部をカバー
する電装カバーである。4bは前記リヤカバー4の両側上
端に備えた略矩形状の係止孔で、同係止孔4bに、後述す
る両補強板の一端に連続的に形成した係止爪を係止する
構成となっている。4cは前記リヤカバー4の両側上端
に、後述する両補強板の一端に設けた挿通孔および後述
するフロントカバーに設けた取付孔に対応して、後述す
るねじを挿通するための挿通孔である。4dは前記ねじ孔
2aに対応して前記リヤカバー4の下部に設けた透孔で、
同透孔4dを挿通したねじ(図示せず)で前記ねじ孔2aに
螺着することにより、前記リヤカバー4を前記底板2に
固定する構成となっている。5は後述する両補強板の両
側を摺動自在に挟持する一対の略L字状の保持部5dを備
えて前記リヤカバー4の上面後端部に接続する上面と、
吹出口を備えた前面とを連続的に形成し、前記両挿通孔
4cに対応し後述する取付孔を備えて前記接合部に接合す
る合成樹脂製のフロントカバーである。前記保持部5d
は、図3(A)で示すように、前記フロントカバー5の
上面下部に一体的に複数形成したことにより、寸法形状
が精度よく仕上げられて後述する両補強板の両側を正確
に摺動自在保持できる構成となっている。5aは前記フロ
ントカバー5の背面に設けたファンリングで、同ファン
リング5aにより前記フロントカバー5の背面に配設した
送風ファン(図示せず)の送風効率を向上させる構成と
なっている。5bは前記挿通孔4cと後述するねじ孔とに対
応して前記フロントカバー5に設けた取付孔で、同取付
孔5bと前記挿通孔4cとを挿通したねじ(図示せず)で後
述するねじ孔に螺着することにより、前記フロントカバ
ー5と前記リヤカバー4とを固定する構成となってい
る。5cは前記透孔2aに対応して前記フロントカバー5の
下部に設けた透孔で、同透孔5cを挿通したねじ(図示せ
ず)で前記ねじ孔2aに螺着することにより、前記フロン
トカバー5を前記底板2に固定する構成となっている。
6は合成樹脂製の前記フロントカバー5と前記リヤカバ
ー4とを補強するために、図2で示すように、同リヤカ
バー4の一側と前記フランジ3aとの間に設けた鋼板製の
一側補強板、および同リヤカバー4の他側と前記フラン
ジ3aとの間に設けた鋼板製の他側補強板である。6aは前
記係止孔4bに対応して前記両補強板6の一端に連続的に
形成した係止爪である。前記係止爪6aは、前記両補強板
6の一端に連続的な凸状で形成し、前記係止孔4bに係止
することにより、合成樹脂製の前記フロントカバー5と
前記リヤカバー4とを補強する構成となっている。6bは
前記取付孔5bおよび前記挿通孔4cに対応して前記両補強
板6の一端に設けたねじ孔である。7は前記取付孔5bお
よび前記挿通孔4cを挿通して前記ねじ孔6bに螺着するこ
とにより、前記リヤカバー4と、前記フロントカバー5
と、前記両補強板6とを固定するねじである。前記ねじ
孔6bは、図4(A)で示すように、前記取付孔5bおよび
前記挿通孔4cを挿通した前記ねじ7を螺着することによ
り、前記フロントカバー5と前記リヤカバー4とを前記
両補強板6に固定する構成となっており、ねじ孔が合成
樹脂製である場合に比して同ねじ孔6bを鋼板製の前記両
補強板6に穿設したことにより、ねじ山を崩すことなく
より強固に固定できる構成となっている。また、前記ね
じ孔6bは、他の実施例として図4(B)で示すように、
内方に突出する突出部6cを設けて形成することによって
ねじ山の数を多く形成し、前記取付孔5bおよび前記挿通
孔4cに挿通した前記ねじ7を螺着した際、同ねじ孔6bを
ねじバカにすることなく、前記フロントカバー5と前記
リヤカバー4とを、前記両補強板6により強固に固定で
きる構成となっている。aは、前記説明のとおり、図4
(A)(B)で示すように、前記フランジ3a上で前記両
補強板6の他端を少許離間した離間部で、同離間部aに
より、前記フロントカバー5の熱変形を吸収して前記両
補強板6を前記保持部5dに沿って摺動させ、同フロント
カバー5に応力が発生せず損傷しないよう防止できる構
成となっている。
づいて説明する。図1,図2,図3(A)(B),図4
(A)(B)において、1は空気調和機の室外機本体,
2は圧縮機,熱交換器(図示せず)等を仕切板3により
区画して載置した底板2,2aは同底板2に連続的に立設
させた前後辺に設けた複数のねじ孔,3aは前記仕切板3
の上端に連続的に形成した略L字状のフランジである。
前記ねじ孔2aは、後述するフロントカバーとリヤカバー
とを、ねじにより同ねじ孔2aに螺着して前記底板2に固
定する構成となっている。前記フランジ3aは、その上面
に後述するフロントカバーに付設した後述する両補強板
の他端を少許離間して重架することにより、同離間部a
で同フロントカバーの熱変形を吸収できる構成となって
いる。4は両側面と、吸込口を備えた背面と、上面後端
部とを連続的に形成すると共に、開口端部に接合部を連
続的に備えた合成樹脂製のリヤカバーである。4aは前記
リヤカバー4の一側に備えた電装品箱の開口部をカバー
する電装カバーである。4bは前記リヤカバー4の両側上
端に備えた略矩形状の係止孔で、同係止孔4bに、後述す
る両補強板の一端に連続的に形成した係止爪を係止する
構成となっている。4cは前記リヤカバー4の両側上端
に、後述する両補強板の一端に設けた挿通孔および後述
するフロントカバーに設けた取付孔に対応して、後述す
るねじを挿通するための挿通孔である。4dは前記ねじ孔
2aに対応して前記リヤカバー4の下部に設けた透孔で、
同透孔4dを挿通したねじ(図示せず)で前記ねじ孔2aに
螺着することにより、前記リヤカバー4を前記底板2に
固定する構成となっている。5は後述する両補強板の両
側を摺動自在に挟持する一対の略L字状の保持部5dを備
えて前記リヤカバー4の上面後端部に接続する上面と、
吹出口を備えた前面とを連続的に形成し、前記両挿通孔
4cに対応し後述する取付孔を備えて前記接合部に接合す
る合成樹脂製のフロントカバーである。前記保持部5d
は、図3(A)で示すように、前記フロントカバー5の
上面下部に一体的に複数形成したことにより、寸法形状
が精度よく仕上げられて後述する両補強板の両側を正確
に摺動自在保持できる構成となっている。5aは前記フロ
ントカバー5の背面に設けたファンリングで、同ファン
リング5aにより前記フロントカバー5の背面に配設した
送風ファン(図示せず)の送風効率を向上させる構成と
なっている。5bは前記挿通孔4cと後述するねじ孔とに対
応して前記フロントカバー5に設けた取付孔で、同取付
孔5bと前記挿通孔4cとを挿通したねじ(図示せず)で後
述するねじ孔に螺着することにより、前記フロントカバ
ー5と前記リヤカバー4とを固定する構成となってい
る。5cは前記透孔2aに対応して前記フロントカバー5の
下部に設けた透孔で、同透孔5cを挿通したねじ(図示せ
ず)で前記ねじ孔2aに螺着することにより、前記フロン
トカバー5を前記底板2に固定する構成となっている。
6は合成樹脂製の前記フロントカバー5と前記リヤカバ
ー4とを補強するために、図2で示すように、同リヤカ
バー4の一側と前記フランジ3aとの間に設けた鋼板製の
一側補強板、および同リヤカバー4の他側と前記フラン
ジ3aとの間に設けた鋼板製の他側補強板である。6aは前
記係止孔4bに対応して前記両補強板6の一端に連続的に
形成した係止爪である。前記係止爪6aは、前記両補強板
6の一端に連続的な凸状で形成し、前記係止孔4bに係止
することにより、合成樹脂製の前記フロントカバー5と
前記リヤカバー4とを補強する構成となっている。6bは
前記取付孔5bおよび前記挿通孔4cに対応して前記両補強
板6の一端に設けたねじ孔である。7は前記取付孔5bお
よび前記挿通孔4cを挿通して前記ねじ孔6bに螺着するこ
とにより、前記リヤカバー4と、前記フロントカバー5
と、前記両補強板6とを固定するねじである。前記ねじ
孔6bは、図4(A)で示すように、前記取付孔5bおよび
前記挿通孔4cを挿通した前記ねじ7を螺着することによ
り、前記フロントカバー5と前記リヤカバー4とを前記
両補強板6に固定する構成となっており、ねじ孔が合成
樹脂製である場合に比して同ねじ孔6bを鋼板製の前記両
補強板6に穿設したことにより、ねじ山を崩すことなく
より強固に固定できる構成となっている。また、前記ね
じ孔6bは、他の実施例として図4(B)で示すように、
内方に突出する突出部6cを設けて形成することによって
ねじ山の数を多く形成し、前記取付孔5bおよび前記挿通
孔4cに挿通した前記ねじ7を螺着した際、同ねじ孔6bを
ねじバカにすることなく、前記フロントカバー5と前記
リヤカバー4とを、前記両補強板6により強固に固定で
きる構成となっている。aは、前記説明のとおり、図4
(A)(B)で示すように、前記フランジ3a上で前記両
補強板6の他端を少許離間した離間部で、同離間部aに
より、前記フロントカバー5の熱変形を吸収して前記両
補強板6を前記保持部5dに沿って摺動させ、同フロント
カバー5に応力が発生せず損傷しないよう防止できる構
成となっている。
【0007】前記構成により、図3(A)で示すよう
に、前記両補強板6の両側を前記保持部5dで摺動自在に
保持し、前記接合部により前記リヤカバー4と前記フロ
ントカバー5とを接合し、図3(B),図4(A)
(B)で示すように、前記両補強板6の一端に設けた前
記係止爪6aを前記係止孔4bに係止し、前記取付孔5bおよ
び前記挿通孔4cを挿通した前記ねじ7で前記ねじ孔6bに
螺着すると共に、前記両補強板6の他端に前記離間部a
を設けて前記フランジ3aの上面に重架することにより、
前記リヤカバー4と前記フロントカバー5とを、前記両
補強板6に充分に補強した状態で固定する。以上の構成
により、前記説明のとおり、合成樹脂製の前記リヤカバ
ー4と前記フロントカバー5との取付構造が補強される
と共に、前記離間部aにより、同フロントカバー5の熱
変形を吸収して応力の発生と損傷を防止できる空気調和
機の室外機となる。
に、前記両補強板6の両側を前記保持部5dで摺動自在に
保持し、前記接合部により前記リヤカバー4と前記フロ
ントカバー5とを接合し、図3(B),図4(A)
(B)で示すように、前記両補強板6の一端に設けた前
記係止爪6aを前記係止孔4bに係止し、前記取付孔5bおよ
び前記挿通孔4cを挿通した前記ねじ7で前記ねじ孔6bに
螺着すると共に、前記両補強板6の他端に前記離間部a
を設けて前記フランジ3aの上面に重架することにより、
前記リヤカバー4と前記フロントカバー5とを、前記両
補強板6に充分に補強した状態で固定する。以上の構成
により、前記説明のとおり、合成樹脂製の前記リヤカバ
ー4と前記フロントカバー5との取付構造が補強される
と共に、前記離間部aにより、同フロントカバー5の熱
変形を吸収して応力の発生と損傷を防止できる空気調和
機の室外機となる。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来技術
のように、ねじ孔がねじバカになることがなく、圧縮
機,熱交換器等を保護する合成樹脂製のフロントカバー
とリヤカバーとを強固に固定できると共に、前記フロン
トカバーの熱変形を吸収して損傷を防止できる空気調和
機の室外機となる。
のように、ねじ孔がねじバカになることがなく、圧縮
機,熱交換器等を保護する合成樹脂製のフロントカバー
とリヤカバーとを強固に固定できると共に、前記フロン
トカバーの熱変形を吸収して損傷を防止できる空気調和
機の室外機となる。
【図1】本発明による空気調和機の室外機の斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明による空気調和機の室外機の分解斜視図
である。
である。
【図3】本発明による空気調和機の室外機の要部説明図
で、(A)は図1で示すAーA断面図であり、(B)は
要部斜視図である。
で、(A)は図1で示すAーA断面図であり、(B)は
要部斜視図である。
【図4】本発明による空気調和機の室外機の要部断面図
で、(A)は一実施例を示し、(B)は他の実施例を示
す。
で、(A)は一実施例を示し、(B)は他の実施例を示
す。
【図5】従来例による空気調和機の室外機の分解斜視図
である。
である。
【図6】従来例による空気調和機の室外機の要部説明図
であり、(A)は要部斜視図で、(B)は要部断面図で
ある。
であり、(A)は要部斜視図で、(B)は要部断面図で
ある。
1 空気調和機の室外機本体 2 底板 2a ねじ孔 3 仕切板 3a フランジ 4 リヤカバー 4a 電装カバー 4b 係止孔 4c 挿通孔 4d 透孔 5 フロントカバー 5a ファンリング 5b 取付孔 5c 透孔 6 一側補強板,他側補強板 6a 係止爪 6b ねじ孔 6c ねじ孔の突出部 7 ねじ
Claims (5)
- 【請求項1】 底板上に立設して同底板上を圧縮機室と
熱交換器室とに区画し上端に略L字状のフランジを備え
た仕切板と、両側上端に係止孔と挿通孔とを備えた側面
と、吸込口を備えた背面と、上面後端部とを連続的に形
成すると共に、開口端部に接合部を連続的に備えた合成
樹脂製のリヤカバーと、一端に前記係止孔に対応する係
止爪を設けて係止すると共に前記挿通孔に対応するねじ
孔を備え、他端を前記フランジ上面に重架した一側補強
板と、一端に前記係止孔に対応する係止爪を設けて係止
すると共に前記挿通孔に対応するねじ孔を備え、他端を
前記フランジ上面に重架した他側補強板と、前記両補強
板の両側を摺動自在に挟持した一対の略L字状の保持部
を備えて前記上面後端部に接続する上面と吹出口を備え
た前面とを連続的に形成し、前記両挿通孔に対応する取
付孔を備えて前記接合部に接合した合成樹脂製のフロン
トカバーとからなり、ねじにより前記フロントカバーの
両取付孔と前記リヤカバーの両挿通孔とを挿通し前記両
補強板のねじ孔に螺着することにより、前記フロントカ
バーと前記リヤカバーとを前記両補強板に固定したこと
を特徴とする空気調和機の室外機。 - 【請求項2】 前記一側補強板の他端と、前記他側補強
板の他端とを少許離間したことを特徴とする請求項1記
載の空気調和機の室外機。 - 【請求項3】 前記保持部を、複数設けたことを特徴と
する請求項1記載の空気調和機の室外機。 - 【請求項4】 前記保持部を、前記フロントカバーと一
体的に形成したことを特徴とする請求項1,3記載の空
気調和機の室外機。 - 【請求項5】 前記ねじ孔に、内側に突出する突出部を
連続的に形成したことを特徴とする請求項1記載の空気
調和機の室外機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006095A JPH08219492A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 空気調和機の室外機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006095A JPH08219492A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 空気調和機の室外機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08219492A true JPH08219492A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12016543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006095A Pending JPH08219492A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 空気調和機の室外機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08219492A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002267209A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Fujitsu General Ltd | スプリット型エアコンの室外機 |
JP2013104636A (ja) * | 2011-11-16 | 2013-05-30 | Fujitsu General Ltd | 空気調和機の室外機 |
JP2013213645A (ja) * | 2012-04-04 | 2013-10-17 | Panasonic Corp | 空気調和装置 |
-
1995
- 1995-02-08 JP JP2006095A patent/JPH08219492A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002267209A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Fujitsu General Ltd | スプリット型エアコンの室外機 |
JP4671007B2 (ja) * | 2001-03-09 | 2011-04-13 | 株式会社富士通ゼネラル | スプリット型エアコンの室外機 |
JP2013104636A (ja) * | 2011-11-16 | 2013-05-30 | Fujitsu General Ltd | 空気調和機の室外機 |
JP2013213645A (ja) * | 2012-04-04 | 2013-10-17 | Panasonic Corp | 空気調和装置 |
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