JPH08217808A - 多段階樹脂水性エマルジョン及びそれからなるポリマーセ メント組成物 - Google Patents
多段階樹脂水性エマルジョン及びそれからなるポリマーセ メント組成物Info
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- JPH08217808A JPH08217808A JP2203695A JP2203695A JPH08217808A JP H08217808 A JPH08217808 A JP H08217808A JP 2203695 A JP2203695 A JP 2203695A JP 2203695 A JP2203695 A JP 2203695A JP H08217808 A JPH08217808 A JP H08217808A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 顔料分散性、特にセメント混和性及び耐水性
に優れた塗膜を与えうる多段階樹脂水性エマルジョン及
びそれからなるポリマーセメント組成物の提供を目的と
する。 【構成】 少なくとも2段階以上の乳化重合によって重
合されてなる多段階樹脂の水性エマルジョンであって、
最外層の樹脂が少なくとも1種のエチレンオキシド基を
有する不飽和単量体と少なくとも1種のエチレン性不飽
和単量体の共重合体であることを特徴とする多段階樹脂
水性エマルジョン。また、請求項1記載の多段階樹脂水
性エマルジョンの樹脂固形分100重量部及びセメント
25〜250重量部とからなるポリマーセメント組成
物。
に優れた塗膜を与えうる多段階樹脂水性エマルジョン及
びそれからなるポリマーセメント組成物の提供を目的と
する。 【構成】 少なくとも2段階以上の乳化重合によって重
合されてなる多段階樹脂の水性エマルジョンであって、
最外層の樹脂が少なくとも1種のエチレンオキシド基を
有する不飽和単量体と少なくとも1種のエチレン性不飽
和単量体の共重合体であることを特徴とする多段階樹脂
水性エマルジョン。また、請求項1記載の多段階樹脂水
性エマルジョンの樹脂固形分100重量部及びセメント
25〜250重量部とからなるポリマーセメント組成
物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多段階樹脂水性エマル
ジョンに関するものであり、顔料分散性、特にセメント
混和性及び耐水性に優れた塗膜を与えうる多段階樹脂水
性エマルジョン及びそれからなるポリマーセメント組成
物に関する。
ジョンに関するものであり、顔料分散性、特にセメント
混和性及び耐水性に優れた塗膜を与えうる多段階樹脂水
性エマルジョン及びそれからなるポリマーセメント組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
樹脂水性エマルジョンは、顔料等と混合して塗料等のコ
ーティング剤、接着剤、繊維加工剤、粘着剤や、セメン
トや骨材と混合して(いわゆるポリマーセメント組成
物)建造物、水槽その他の防水材、仕上げ材、下地調整
材等として広く利用されており、特に溶剤型のものと異
なり、無公害性、省資源性であり、作業性にも優れてお
り、また容易にシームレス状の塗膜が得られ、小面積部
分や入り組んだ複雑な個所及び立面部への施工が簡単で
あることから、溶剤型から積極的にかかる樹脂水性エマ
ルジョン型に転換されてきている。
樹脂水性エマルジョンは、顔料等と混合して塗料等のコ
ーティング剤、接着剤、繊維加工剤、粘着剤や、セメン
トや骨材と混合して(いわゆるポリマーセメント組成
物)建造物、水槽その他の防水材、仕上げ材、下地調整
材等として広く利用されており、特に溶剤型のものと異
なり、無公害性、省資源性であり、作業性にも優れてお
り、また容易にシームレス状の塗膜が得られ、小面積部
分や入り組んだ複雑な個所及び立面部への施工が簡単で
あることから、溶剤型から積極的にかかる樹脂水性エマ
ルジョン型に転換されてきている。
【0003】しかし、従来の樹脂水性エマルジョンは、
顔料、セメント、骨材等の他の粉体と混合して使用しよ
うとした際に、充分に分散させることが難しく、いわゆ
る「ダマ」や「ままこ」が発生しやすい等の問題が起こ
り易く、特にセメントとの混合の際にはこの傾向は顕著
であり、その上セメント混和後の経時による粘度変化が
大きいため、使用可能時間が短かいという問題があっ
た。
顔料、セメント、骨材等の他の粉体と混合して使用しよ
うとした際に、充分に分散させることが難しく、いわゆ
る「ダマ」や「ままこ」が発生しやすい等の問題が起こ
り易く、特にセメントとの混合の際にはこの傾向は顕著
であり、その上セメント混和後の経時による粘度変化が
大きいため、使用可能時間が短かいという問題があっ
た。
【0004】一方、上記問題を解決せんとして多量の分
散剤を用いた場合、分散性は向上するものの、そうして
得られた樹脂水性エマルジョンから得られる塗膜の強度
や伸び及び耐水性が著しく低下するという問題が生じ
た。本発明は、上記のような前記の課題を解決し、各種
添加剤との混和性、特にはセメントとの混和性に優れた
多段階樹脂水性エマルジョン、及びセメント混和後の粘
度変化の少ない、かつ耐水性に優れたポリマーセメント
組成物を提供しようとするものである。
散剤を用いた場合、分散性は向上するものの、そうして
得られた樹脂水性エマルジョンから得られる塗膜の強度
や伸び及び耐水性が著しく低下するという問題が生じ
た。本発明は、上記のような前記の課題を解決し、各種
添加剤との混和性、特にはセメントとの混和性に優れた
多段階樹脂水性エマルジョン、及びセメント混和後の粘
度変化の少ない、かつ耐水性に優れたポリマーセメント
組成物を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために種々研究を重ねた結果、以下の構成
を採ることにより本発明の目的を達成できることを見出
し、本発明を完成した。すなわち、本発明の多段階樹脂
水性エマルジョンは、少なくとも2段階以上の乳化重合
によって重合されてなる多段階樹脂の水性エマルジョン
であって、最外層の樹脂が少なくとも1種のエチレンオ
キシド基を有する不飽和単量体と少なくとも1種のエチ
レン性不飽和単量体の共重合体であることを特徴とし、
また、本発明は、そのような多段階樹脂水性エマルジョ
ン及びセメントからなるポリマーセメント組成物にあ
る。
題を解決するために種々研究を重ねた結果、以下の構成
を採ることにより本発明の目的を達成できることを見出
し、本発明を完成した。すなわち、本発明の多段階樹脂
水性エマルジョンは、少なくとも2段階以上の乳化重合
によって重合されてなる多段階樹脂の水性エマルジョン
であって、最外層の樹脂が少なくとも1種のエチレンオ
キシド基を有する不飽和単量体と少なくとも1種のエチ
レン性不飽和単量体の共重合体であることを特徴とし、
また、本発明は、そのような多段階樹脂水性エマルジョ
ン及びセメントからなるポリマーセメント組成物にあ
る。
【0006】本発明における多段階樹脂水性エマルジョ
ンの樹脂は少なくとも2層構造であり、その最外層の樹
脂が少なくとも1種のエチレンオキシド基含有不飽和単
量体を含有するものであればよい。本発明におけるエチ
レンオキシド基を含有する不飽和単量体としては、下記
一般式にて示される化合物である。
ンの樹脂は少なくとも2層構造であり、その最外層の樹
脂が少なくとも1種のエチレンオキシド基含有不飽和単
量体を含有するものであればよい。本発明におけるエチ
レンオキシド基を含有する不飽和単量体としては、下記
一般式にて示される化合物である。
【0007】
【化1】
【0008】(式中Rは水素原子又はメチル基を示し、
R’は水素原子、炭素数1〜18のアルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基、又はアラルキル基を示し、n
は1〜50の整数を示す。)
R’は水素原子、炭素数1〜18のアルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基、又はアラルキル基を示し、n
は1〜50の整数を示す。)
【0009】かかるエチレンオキシド基を有する不飽和
単量体としては、例えば、エチレングリコール(メタ)
アクリレート、ジエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、トリエチレングリコール(メタ)アクリレート等
のポリエチレングリコール(メタ)アクリレート類;メ
トキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート等のメトキシポリエ
チレングリコール(メタ)アクリレート類;エトキシエ
チル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート等のエトキシポリエチレング
リコール(メタ)アクリレート類;ブトキシエチル(メ
タ)アクリレート、ブトキシジエチレングリコール(メ
タ)アクリレート等のブトキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート類等のアルコキシポリエチレング
リコール(メタ)アクリレート類;フェノキシエチル
(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート等のフェノキシポリエチレング
リコール(メタ)アクリレート類;ノニルフェノキシポ
リエチレングリコール(メタ)アクリレート等のアルキ
ルフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート類等が挙げられる。これらのものは通常の市販品が
使用できるほか、必要に応じて適当なアルコキシポリエ
チレングリコールと(メタ)アクリリルクロライドとを
アセトニトリル等の不活性溶媒中で、トリエチルアミン
等の触媒を用いて反応させること等によって製造するこ
ともできる(特公昭34−4292号公報参照)。
単量体としては、例えば、エチレングリコール(メタ)
アクリレート、ジエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、トリエチレングリコール(メタ)アクリレート等
のポリエチレングリコール(メタ)アクリレート類;メ
トキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート等のメトキシポリエ
チレングリコール(メタ)アクリレート類;エトキシエ
チル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート等のエトキシポリエチレング
リコール(メタ)アクリレート類;ブトキシエチル(メ
タ)アクリレート、ブトキシジエチレングリコール(メ
タ)アクリレート等のブトキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート類等のアルコキシポリエチレング
リコール(メタ)アクリレート類;フェノキシエチル
(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート等のフェノキシポリエチレング
リコール(メタ)アクリレート類;ノニルフェノキシポ
リエチレングリコール(メタ)アクリレート等のアルキ
ルフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート類等が挙げられる。これらのものは通常の市販品が
使用できるほか、必要に応じて適当なアルコキシポリエ
チレングリコールと(メタ)アクリリルクロライドとを
アセトニトリル等の不活性溶媒中で、トリエチルアミン
等の触媒を用いて反応させること等によって製造するこ
ともできる(特公昭34−4292号公報参照)。
【0010】また、本発明における、前記のエチレンオ
キシド基を有する不飽和単量体以外の最外層樹脂を構成
し得るエチレン性不飽和単量体及び内層を構成し得るエ
チレン性不飽和単量体としては、特に単量体の種類及び
使用量に制限はないが、得られる塗膜の強度や伸び等の
点から、下記(a)〜(d)の単量体の組み合わせが好
ましい。
キシド基を有する不飽和単量体以外の最外層樹脂を構成
し得るエチレン性不飽和単量体及び内層を構成し得るエ
チレン性不飽和単量体としては、特に単量体の種類及び
使用量に制限はないが、得られる塗膜の強度や伸び等の
点から、下記(a)〜(d)の単量体の組み合わせが好
ましい。
【0011】(a)単独重合体のガラス転移温度が0℃
以下のソフト系単量体:アクリル酸エチル、アクリル酸
nープロピル、アクリル酸nーブチル、アクリル酸イソ
ブチル、アクリル酸2ーエチルヘキシル、アクリル酸オ
クチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸トリデシル、
アクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプ
ロピル等の、単独重合体のガラス転移温度が0℃以下の
アクリル酸アルキルエステル;メタクリル酸ラウリル、
メタクリル酸トリデシル等の、単独重合体のガラス転移
温度が0℃以下のメタクリル酸アルキルエステル;エチ
レン、イソブチレン、塩化ビニリデン、ブタジエン等
の、単独重合体のガラス転移温度が0℃以下のその他の
単量体
以下のソフト系単量体:アクリル酸エチル、アクリル酸
nープロピル、アクリル酸nーブチル、アクリル酸イソ
ブチル、アクリル酸2ーエチルヘキシル、アクリル酸オ
クチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸トリデシル、
アクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプ
ロピル等の、単独重合体のガラス転移温度が0℃以下の
アクリル酸アルキルエステル;メタクリル酸ラウリル、
メタクリル酸トリデシル等の、単独重合体のガラス転移
温度が0℃以下のメタクリル酸アルキルエステル;エチ
レン、イソブチレン、塩化ビニリデン、ブタジエン等
の、単独重合体のガラス転移温度が0℃以下のその他の
単量体
【0012】(b)単独重合体のガラス転移温度点が0
℃以上のハード系単量体:アクリル酸メチル、アクリル
酸tーブチル等の、単独重合体のガラス転移温度が0℃
以上のアクリル酸アルキルエステル;メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル等の、
単独重合体のガラス転移温度が0℃以上のメタクリル酸
アルキルエステル;スチレン、αーメチルスチレン、塩
化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、分岐脂肪
酸ビニル(バーサチック酸ビニル)、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリル
アミド等の、単独重合体のガラス転移温度点が0℃以上
のその他の単量体
℃以上のハード系単量体:アクリル酸メチル、アクリル
酸tーブチル等の、単独重合体のガラス転移温度が0℃
以上のアクリル酸アルキルエステル;メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル等の、
単独重合体のガラス転移温度が0℃以上のメタクリル酸
アルキルエステル;スチレン、αーメチルスチレン、塩
化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、分岐脂肪
酸ビニル(バーサチック酸ビニル)、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリル
アミド等の、単独重合体のガラス転移温度点が0℃以上
のその他の単量体
【0013】(c)特殊な官能基を有する単量体:アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸のごと
き不飽和カルボン酸、無水マレイン酸のごとき不飽和カ
ルボン酸の無水物、Nーメチロールアクリルアミド、N
ーメチロールメタクリルアミド、Nーフェニルマレイミ
ド、Nー(メチル)フェニルマレイミド、Nー(ヒドロ
キシ)フェニルマレイミド、Nー(メトキシ)フェニル
マレイミド、Nー安息香酸マレイミド、Nーメチルマレ
イミド、Nーエチルマレイミド、Nーnープロピルマレ
イミド、Nーイソプロピルマレイミド、Nーnーブチル
マレイミド、Nーイソブチルマレイミド、Nーtーブチ
ルマレイミドのごとき特殊な官能基を有するその他の単
量体
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸のごと
き不飽和カルボン酸、無水マレイン酸のごとき不飽和カ
ルボン酸の無水物、Nーメチロールアクリルアミド、N
ーメチロールメタクリルアミド、Nーフェニルマレイミ
ド、Nー(メチル)フェニルマレイミド、Nー(ヒドロ
キシ)フェニルマレイミド、Nー(メトキシ)フェニル
マレイミド、Nー安息香酸マレイミド、Nーメチルマレ
イミド、Nーエチルマレイミド、Nーnープロピルマレ
イミド、Nーイソプロピルマレイミド、Nーnーブチル
マレイミド、Nーイソブチルマレイミド、Nーtーブチ
ルマレイミドのごとき特殊な官能基を有するその他の単
量体
【0014】(d)架橋性単量体:エチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1、3ーブチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1、4ーブチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールエタントリアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート、ジビニルベンゼン、
共役ジエン化合物等の2個以上の不飽和基を有する多官
能性単量体、ブロモトリクロロメタン、ブロモホルム、
四塩化炭素、四臭化炭素等の2個以上の引き抜き可能な
原子を有する反応性単量体、及び、アリルメルカプタ
ン、メタリルメルカプタン、クロチルメルカプタン、ア
リル(メタ)アクリレート、メタリル(メタ)アクリレ
ート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、N−
アリル(メタ)アクリレート、N,Nージアリル(メ
タ)アクリレート、N−メタリル(メタ)アクリレー
ト、N,Nージメタリル(メタ)アクリレート、N−ク
ロチル(メタ)アクリレート、N,Nージクロチル(メ
タ)アクリレート等の1個以上の不飽和基と1個以上の
引き抜き可能な原子を有する多官能性単量体等の架橋性
単量体 本願発明における多段階樹脂水性エマルジョンの樹脂
は、樹脂全体としてエチレンオキシド基を有する不飽和
単量体を好ましくは0.01〜20重量%、より好まし
くは0.05〜10重量%、最も好ましくは0.1〜5
重量%、前記(a)単量体を好ましくは10〜95重量
%、より好ましくは30〜90重量%、最も好ましくは
50〜80重量%、前記(b)単量体を好ましくは0〜
90重量%、より好ましくは0〜70重量%、最も好ま
しくは0〜50重量%、前記(c)単量体を好ましくは
0〜20重量%より好ましくは0〜10重量%、最も好
ましくは0〜5重量%、前記(d)単量体を好ましくは
0〜15重量%より好ましくは0〜10重量%、最も好
ましくは0〜5重量%の割合で共重合させるのが好まし
い。
ジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1、3ーブチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1、4ーブチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールエタントリアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート、ジビニルベンゼン、
共役ジエン化合物等の2個以上の不飽和基を有する多官
能性単量体、ブロモトリクロロメタン、ブロモホルム、
四塩化炭素、四臭化炭素等の2個以上の引き抜き可能な
原子を有する反応性単量体、及び、アリルメルカプタ
ン、メタリルメルカプタン、クロチルメルカプタン、ア
リル(メタ)アクリレート、メタリル(メタ)アクリレ
ート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、N−
アリル(メタ)アクリレート、N,Nージアリル(メ
タ)アクリレート、N−メタリル(メタ)アクリレー
ト、N,Nージメタリル(メタ)アクリレート、N−ク
ロチル(メタ)アクリレート、N,Nージクロチル(メ
タ)アクリレート等の1個以上の不飽和基と1個以上の
引き抜き可能な原子を有する多官能性単量体等の架橋性
単量体 本願発明における多段階樹脂水性エマルジョンの樹脂
は、樹脂全体としてエチレンオキシド基を有する不飽和
単量体を好ましくは0.01〜20重量%、より好まし
くは0.05〜10重量%、最も好ましくは0.1〜5
重量%、前記(a)単量体を好ましくは10〜95重量
%、より好ましくは30〜90重量%、最も好ましくは
50〜80重量%、前記(b)単量体を好ましくは0〜
90重量%、より好ましくは0〜70重量%、最も好ま
しくは0〜50重量%、前記(c)単量体を好ましくは
0〜20重量%より好ましくは0〜10重量%、最も好
ましくは0〜5重量%、前記(d)単量体を好ましくは
0〜15重量%より好ましくは0〜10重量%、最も好
ましくは0〜5重量%の割合で共重合させるのが好まし
い。
【0015】前記エチレンオキシド基を有する不飽和単
量体の使用割合が少なすぎると、分散性やセメント混和
性の改良効果が小さく、同単量体の使用割合が多くなり
すぎると、耐水性が低下する傾向があり好ましくない。
前記単量体(a)の使用割合が少なすぎると、造膜しに
くくなったり、得られる皮膜が脆くなる傾向があり、同
単量体の使用割合が多くなりすぎると、皮膜が汚れやす
くなったり、得られるポリマーセメントモルタルの伸び
が低下する傾向があり好ましくない。
量体の使用割合が少なすぎると、分散性やセメント混和
性の改良効果が小さく、同単量体の使用割合が多くなり
すぎると、耐水性が低下する傾向があり好ましくない。
前記単量体(a)の使用割合が少なすぎると、造膜しに
くくなったり、得られる皮膜が脆くなる傾向があり、同
単量体の使用割合が多くなりすぎると、皮膜が汚れやす
くなったり、得られるポリマーセメントモルタルの伸び
が低下する傾向があり好ましくない。
【0016】前記単量体(b)の使用割合が多くなりす
ぎると、造膜しにくくなったり、得られる皮膜が脆くな
ったり、得られるポリマーセメントモルタルの伸びが低
下する傾向があり好ましくない。前記単量体(c)の使
用割合が多くなりすぎると、皮膜の耐水性が低下した
り、得られるポリマーセメントモルタルの伸びが低下す
る傾向があり好ましくない。
ぎると、造膜しにくくなったり、得られる皮膜が脆くな
ったり、得られるポリマーセメントモルタルの伸びが低
下する傾向があり好ましくない。前記単量体(c)の使
用割合が多くなりすぎると、皮膜の耐水性が低下した
り、得られるポリマーセメントモルタルの伸びが低下す
る傾向があり好ましくない。
【0017】前記単量体(d)の使用割合が多くなりす
ぎると、造膜しにくくなったり、得られる皮膜が脆くな
ったり、得られるポリマーセメントモルタルの伸びが低
下する傾向があり好ましくない。
ぎると、造膜しにくくなったり、得られる皮膜が脆くな
ったり、得られるポリマーセメントモルタルの伸びが低
下する傾向があり好ましくない。
【0018】中でも、本願発明における多段階樹脂水性
エマルジョンの最外層の樹脂は、エチレンオキシド基を
有する不飽和単量体を好ましくは0.01〜70重量
%、より好ましくは0.05〜60重量%、最も好まし
くは0.1〜60重量%、前記(a)単量体を好ましく
は20〜99重量%、より好ましくは30〜90重量
%、最も好ましくは40〜90重量%、前記(b)単量
体を好ましくは0〜69重量%、より好ましくは0〜6
0重量%、最も好ましくは0〜50重量%、前記(c)
単量体を好ましくは0〜20重量%より好ましくは0〜
10重量%、最も好ましくは0〜5重量%、前記(d)
単量体を好ましくは0〜15重量%より好ましくは0〜
10重量%、最も好ましくは0〜5重量%の割合で共重
合させるのが好ましい。
エマルジョンの最外層の樹脂は、エチレンオキシド基を
有する不飽和単量体を好ましくは0.01〜70重量
%、より好ましくは0.05〜60重量%、最も好まし
くは0.1〜60重量%、前記(a)単量体を好ましく
は20〜99重量%、より好ましくは30〜90重量
%、最も好ましくは40〜90重量%、前記(b)単量
体を好ましくは0〜69重量%、より好ましくは0〜6
0重量%、最も好ましくは0〜50重量%、前記(c)
単量体を好ましくは0〜20重量%より好ましくは0〜
10重量%、最も好ましくは0〜5重量%、前記(d)
単量体を好ましくは0〜15重量%より好ましくは0〜
10重量%、最も好ましくは0〜5重量%の割合で共重
合させるのが好ましい。
【0019】また、内層を構成し得る不飽和単量体とし
ては、前記(a)単量体を好ましくは30〜100重量
%、より好ましくは40〜90重量%、最も好ましくは
50〜90重量%、前記(b)単量体を好ましくは0〜
70重量%、より好ましくは0〜60重量%、最も好ま
しくは5〜50重量%、前記(c)単量体を好ましくは
0〜20重量%より好ましくは0〜10重量%、最も好
ましくは0〜5重量%、前記(d)単量体を好ましくは
0〜15重量%より好ましくは0〜10重量%、最も好
ましくは0〜5重量%の割合で共重合させるのが好まし
い。
ては、前記(a)単量体を好ましくは30〜100重量
%、より好ましくは40〜90重量%、最も好ましくは
50〜90重量%、前記(b)単量体を好ましくは0〜
70重量%、より好ましくは0〜60重量%、最も好ま
しくは5〜50重量%、前記(c)単量体を好ましくは
0〜20重量%より好ましくは0〜10重量%、最も好
ましくは0〜5重量%、前記(d)単量体を好ましくは
0〜15重量%より好ましくは0〜10重量%、最も好
ましくは0〜5重量%の割合で共重合させるのが好まし
い。
【0020】最外層及び内層における単量体の使用割合
も、樹脂全体での各単量体の使用割合を決定したと同様
の理由から決められたものである。本発明においては、
上記した単量体を適宜組み合わせて、ガラス転移点を最
外層では好ましくは20〜−50℃、より好ましくは1
0〜−50℃、最も好ましくは0〜−50℃に調節し、
最外層を除く内層では好ましくは20〜−50℃、より
好ましくは10〜−50℃、最も好ましくは0〜−50
℃に調節するのが好ましい。最外層のガラス転移温度が
高過ぎると、塗膜の剛性は高くなるものの、柔軟性がな
くなりもろくなっていしまい、また、余りに低く過ぎて
も、柔軟性、伸展性は向上するものの塗膜強度が弱くな
る傾向があるので好ましくなく、内層のガラス転移温度
が高過ぎると、塗膜の剛性は高くなるものの、柔軟性が
なくなりもろくなっていしまい、また、余りに低く過ぎ
ても、柔軟性、伸展性は向上するものの塗膜強度が弱く
なる傾向があるので好ましくない。なお、本発明におい
て樹脂のガラス転移点はDSC(示差走査熱量計)によ
り求めた。
も、樹脂全体での各単量体の使用割合を決定したと同様
の理由から決められたものである。本発明においては、
上記した単量体を適宜組み合わせて、ガラス転移点を最
外層では好ましくは20〜−50℃、より好ましくは1
0〜−50℃、最も好ましくは0〜−50℃に調節し、
最外層を除く内層では好ましくは20〜−50℃、より
好ましくは10〜−50℃、最も好ましくは0〜−50
℃に調節するのが好ましい。最外層のガラス転移温度が
高過ぎると、塗膜の剛性は高くなるものの、柔軟性がな
くなりもろくなっていしまい、また、余りに低く過ぎて
も、柔軟性、伸展性は向上するものの塗膜強度が弱くな
る傾向があるので好ましくなく、内層のガラス転移温度
が高過ぎると、塗膜の剛性は高くなるものの、柔軟性が
なくなりもろくなっていしまい、また、余りに低く過ぎ
ても、柔軟性、伸展性は向上するものの塗膜強度が弱く
なる傾向があるので好ましくない。なお、本発明におい
て樹脂のガラス転移点はDSC(示差走査熱量計)によ
り求めた。
【0021】以上の各単量体混合物を用いて少なくとも
2段階以上の乳化重合によって重合されてなる多段階樹
脂の水性エマルジョンを製造する方法としては、内層を
構成させる単量体混合物を予じめ水中で重合させてエマ
ルジョン状態にしておき、その後最外層を構成させる単
量体混合物を添加、乳化重合させる。
2段階以上の乳化重合によって重合されてなる多段階樹
脂の水性エマルジョンを製造する方法としては、内層を
構成させる単量体混合物を予じめ水中で重合させてエマ
ルジョン状態にしておき、その後最外層を構成させる単
量体混合物を添加、乳化重合させる。
【0022】即ち、乳化剤または保護コロイド剤を含む
水中にモノエチレン性不飽和単量体もしくは2種以上の
モノエチレン性不飽和単量体の混合物を加え、過硫酸カ
リウムなどの重合開始剤の存在下に50〜95℃に加熱
することにより(共)重合して、多層構造の最外層以外
の内層の樹脂(以下コア重合体という)を生成させ、最
終段階において、エチレンオキシド基を含有する不飽和
単量体とエチレン性不飽和単量体の混合物を生成し、重
合したコア重合体に不飽和単量体混合物を添加して重合
し、コア重合体の外側に最外層となる樹脂(以下シェル
重合体という)を生成させて、固形分30〜70重量%
の多段階樹脂水性エマルジョンとする。
水中にモノエチレン性不飽和単量体もしくは2種以上の
モノエチレン性不飽和単量体の混合物を加え、過硫酸カ
リウムなどの重合開始剤の存在下に50〜95℃に加熱
することにより(共)重合して、多層構造の最外層以外
の内層の樹脂(以下コア重合体という)を生成させ、最
終段階において、エチレンオキシド基を含有する不飽和
単量体とエチレン性不飽和単量体の混合物を生成し、重
合したコア重合体に不飽和単量体混合物を添加して重合
し、コア重合体の外側に最外層となる樹脂(以下シェル
重合体という)を生成させて、固形分30〜70重量%
の多段階樹脂水性エマルジョンとする。
【0023】コア重合体及びシェル重合体を生成させる
乳化重合における単量体の供給方法は、種々の方法を用
いることができる。たとえば一括仕込法、モノマー添加
法、エマルジョン添加法等の種々の方法を用いることが
できる。また、添加する単量体の組成を逐次および/ま
たは段階的に変化させるシード重合法、又はパワーフィ
ード重合法等も用いることができる。
乳化重合における単量体の供給方法は、種々の方法を用
いることができる。たとえば一括仕込法、モノマー添加
法、エマルジョン添加法等の種々の方法を用いることが
できる。また、添加する単量体の組成を逐次および/ま
たは段階的に変化させるシード重合法、又はパワーフィ
ード重合法等も用いることができる。
【0024】乳化剤としては、ジアルキルスルホコハク
酸ナトリウム、アルキルスルホン酸のアルカリ塩、オキ
シアルキル化されたアルコールまたはアルキルフェノー
ルのアルカリ金属塩、脂肪酸のアルカリ塩などアニオン
性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤の各種のものが単
独もしくは併用して使用できる。その使用量は、通常樹
脂分に対し0.1〜10重量%の割合である。又、目的
によっては、カチオン性界面活性剤を単独で、あるいは
ノニオン性界面活性剤と併用して使用することもでき
る。
酸ナトリウム、アルキルスルホン酸のアルカリ塩、オキ
シアルキル化されたアルコールまたはアルキルフェノー
ルのアルカリ金属塩、脂肪酸のアルカリ塩などアニオン
性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤の各種のものが単
独もしくは併用して使用できる。その使用量は、通常樹
脂分に対し0.1〜10重量%の割合である。又、目的
によっては、カチオン性界面活性剤を単独で、あるいは
ノニオン性界面活性剤と併用して使用することもでき
る。
【0025】また、前記した保護コロイドとしては、た
とえばヒドロキシエチルセルロースやポリエチレンオキ
サイドプロピレンオキサイドブロックポリマー、不飽和
カルボン酸共重合体のアルカリ可溶物等がある。
とえばヒドロキシエチルセルロースやポリエチレンオキ
サイドプロピレンオキサイドブロックポリマー、不飽和
カルボン酸共重合体のアルカリ可溶物等がある。
【0026】乳化重合において用いる重合開始剤は、過
硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウ
ム、過酸化水素などの無機過酸化物が好ましいが、その
他ベンゾビスイソブチロニトリル、アゾビスバレロニト
リルなどのアゾ系開始剤;ベンゾイルパーオキサイド、
ラウロイルパーオキサイド、tーブチルパーオキサイド
などの有機過酸化物系開始剤も使用できる。また、これ
らの開始剤に、ロンガリット、Lーアスコルビン酸、有
機アミン、金属塩などの還元剤を併用してレドックス開
始剤として用いてもよい。
硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウ
ム、過酸化水素などの無機過酸化物が好ましいが、その
他ベンゾビスイソブチロニトリル、アゾビスバレロニト
リルなどのアゾ系開始剤;ベンゾイルパーオキサイド、
ラウロイルパーオキサイド、tーブチルパーオキサイド
などの有機過酸化物系開始剤も使用できる。また、これ
らの開始剤に、ロンガリット、Lーアスコルビン酸、有
機アミン、金属塩などの還元剤を併用してレドックス開
始剤として用いてもよい。
【0027】尚、樹脂粒子が3層構造以上の場合、最も
外側の層を最外層と呼び、それ以外の内側の2層以上を
内層と呼ぶ。本発明における多段階樹脂水性エマルジョ
ンの樹脂において、コア重合体とシェル重合体の重量比
率は、30:70〜99:1が好ましく、より好ましく
は50:50〜98:2、最も好ましくは60:40〜
95:5である。
外側の層を最外層と呼び、それ以外の内側の2層以上を
内層と呼ぶ。本発明における多段階樹脂水性エマルジョ
ンの樹脂において、コア重合体とシェル重合体の重量比
率は、30:70〜99:1が好ましく、より好ましく
は50:50〜98:2、最も好ましくは60:40〜
95:5である。
【0028】本発明における多段階樹脂水性エマルジョ
ンは、得られる塗膜の性能を損なわない範囲で、その他
の樹脂水性エマルジョン、分散剤、減水剤、遅延剤、硬
化促進剤、湿潤剤、消泡剤、溶剤、可塑剤、造膜助剤、
凍結防止剤、増粘剤、着色顔料、染料等の各種添加剤を
配合することもできる。
ンは、得られる塗膜の性能を損なわない範囲で、その他
の樹脂水性エマルジョン、分散剤、減水剤、遅延剤、硬
化促進剤、湿潤剤、消泡剤、溶剤、可塑剤、造膜助剤、
凍結防止剤、増粘剤、着色顔料、染料等の各種添加剤を
配合することもできる。
【0029】本発明における多段階樹脂水性エマルジョ
ンは、それ単独で用いても従来の樹脂水性エマルジョン
と比較して、無機あるいは有機顔料との分散性や混和性
等に優れるが、更に、セメントと混合させてセメントポ
リマー組成物とした場合に特に顕著な効果が現れる。
ンは、それ単独で用いても従来の樹脂水性エマルジョン
と比較して、無機あるいは有機顔料との分散性や混和性
等に優れるが、更に、セメントと混合させてセメントポ
リマー組成物とした場合に特に顕著な効果が現れる。
【0030】本発明における多段階樹脂水性エマルジョ
ンに配合され得るセメントとしては、水硬性セメント又
は気硬性セメントのどちらでもよく、例えば、水硬性石
灰;ローマンセメント;天然セメント;普通ポルトラン
ドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルト
ランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、白色ポ
ルトランドセメント等のポルトランドセメント;アルミ
ナセメント;高炉セメント;シリカセメント;ポゾラン
セメント;フライアッシュセメント;特殊セメント等の
水硬性セメント、及び、消石灰;ドロマイトプラスタ
ー;焼き石膏;無水石膏;半水石膏;マグネシアセメン
ト等の気硬性セメントが挙げられる。これらのセメント
は単独で、もしくは2種以上を混合して用いることがで
きる。
ンに配合され得るセメントとしては、水硬性セメント又
は気硬性セメントのどちらでもよく、例えば、水硬性石
灰;ローマンセメント;天然セメント;普通ポルトラン
ドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルト
ランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、白色ポ
ルトランドセメント等のポルトランドセメント;アルミ
ナセメント;高炉セメント;シリカセメント;ポゾラン
セメント;フライアッシュセメント;特殊セメント等の
水硬性セメント、及び、消石灰;ドロマイトプラスタ
ー;焼き石膏;無水石膏;半水石膏;マグネシアセメン
ト等の気硬性セメントが挙げられる。これらのセメント
は単独で、もしくは2種以上を混合して用いることがで
きる。
【0031】また、本発明における多段階樹脂水性エマ
ルジョンには、収縮防止や補強の目的のために通常セメ
ントに配合させる骨材を配合させてもよく、その配合さ
れ得る骨材としては、珪砂、珪石粉、砕石、シラスバル
ーン、軽量骨材、タルク、マイカ、ケイ藻土、カオリ
ン、石英、鉄粉、フライアッシュ、ウルトラホワイト、
酸化チタン、炭酸カルシウム、石綿粉、ホワイトカーボ
ン、ジルコニア、カーボンブラック、パーライト、酸化
亜鉛、発砲樹脂粒子、パーライト粒子、ガラス球粒子な
どが挙げられる。
ルジョンには、収縮防止や補強の目的のために通常セメ
ントに配合させる骨材を配合させてもよく、その配合さ
れ得る骨材としては、珪砂、珪石粉、砕石、シラスバル
ーン、軽量骨材、タルク、マイカ、ケイ藻土、カオリ
ン、石英、鉄粉、フライアッシュ、ウルトラホワイト、
酸化チタン、炭酸カルシウム、石綿粉、ホワイトカーボ
ン、ジルコニア、カーボンブラック、パーライト、酸化
亜鉛、発砲樹脂粒子、パーライト粒子、ガラス球粒子な
どが挙げられる。
【0032】本発明のポリマーセメント組成物は、前記
多段階樹脂水性エマルジョン及びセメントからなるが、
その配合割合は、多段階樹脂水性エマルジョンを樹脂固
形分100重量部に対して、セメント25〜250重量
部、好ましくは35〜200重量部であるのが好まし
い。配合するセメントの割合が少な過ぎると塗膜の耐水
性が低下する傾向があり、また配合するセメントの割合
が多過ぎると多段階樹脂水性エマルジョンの添加による
セメントの改質の効果が小さくなるだけでなく、塗膜が
固くもろくなる傾向がある。なお塗膜の耐水性の指標で
ある水浸漬後の強度、伸びは、常態時の70%以上が好
ましい。
多段階樹脂水性エマルジョン及びセメントからなるが、
その配合割合は、多段階樹脂水性エマルジョンを樹脂固
形分100重量部に対して、セメント25〜250重量
部、好ましくは35〜200重量部であるのが好まし
い。配合するセメントの割合が少な過ぎると塗膜の耐水
性が低下する傾向があり、また配合するセメントの割合
が多過ぎると多段階樹脂水性エマルジョンの添加による
セメントの改質の効果が小さくなるだけでなく、塗膜が
固くもろくなる傾向がある。なお塗膜の耐水性の指標で
ある水浸漬後の強度、伸びは、常態時の70%以上が好
ましい。
【0033】前記骨材の使用量は、セメント100重量
部に対し0〜400重量部、好ましくは0〜300重量
部の割合で配合されるものであり、400重量部を越え
ると伸びや柔軟性が低くなるだけでなく強度も低下す
る。また、セメントと骨材を合わせた使用量は、樹脂固
形分100重量部に対し700重量部以下、好ましくは
500重量部以下である。
部に対し0〜400重量部、好ましくは0〜300重量
部の割合で配合されるものであり、400重量部を越え
ると伸びや柔軟性が低くなるだけでなく強度も低下す
る。また、セメントと骨材を合わせた使用量は、樹脂固
形分100重量部に対し700重量部以下、好ましくは
500重量部以下である。
【0034】本発明のポリマーセメント組成物は、基本
的には樹脂水性エマルジョン及びセメントよりなるが、
得られる塗膜の性能を損なわない範囲で、分散剤、減水
剤、遅延剤、硬化促進剤、湿潤剤、消泡剤、溶剤、可塑
剤、造膜助剤、凍結防止剤、増粘剤、着色顔料、染料等
の各種添加剤を配合することもできる。本発明のポリマ
ーセメント組成物は、コンクリート、モルタル、スレー
ト、アスファルト、鉄、アルミ、ファイバー、ガラス、
木、布および塩化ビニル、ポリエチレンなどのプラスチ
ック類にコテ塗り、ハケ塗り、ローラー塗装、スプレー
ガン吹付け、押出し、抄造などの方法で、数十ミクロン
オーダーから数cm厚の硬化物を形成することができ
る。
的には樹脂水性エマルジョン及びセメントよりなるが、
得られる塗膜の性能を損なわない範囲で、分散剤、減水
剤、遅延剤、硬化促進剤、湿潤剤、消泡剤、溶剤、可塑
剤、造膜助剤、凍結防止剤、増粘剤、着色顔料、染料等
の各種添加剤を配合することもできる。本発明のポリマ
ーセメント組成物は、コンクリート、モルタル、スレー
ト、アスファルト、鉄、アルミ、ファイバー、ガラス、
木、布および塩化ビニル、ポリエチレンなどのプラスチ
ック類にコテ塗り、ハケ塗り、ローラー塗装、スプレー
ガン吹付け、押出し、抄造などの方法で、数十ミクロン
オーダーから数cm厚の硬化物を形成することができ
る。
【0035】
【実施例】次に本発明を実施例および比較例を挙げて詳
細に説明する。例中の部および%は特に記載しない限り
重量部および重量%である。
細に説明する。例中の部および%は特に記載しない限り
重量部および重量%である。
【0036】実施例1 いかり型撹拌機、温度計および還流冷却機を装着した3
リットルの4つ口丸底フラスコに水225部を投入して
90℃に加熱し、アクリル酸ブチル621部、スチレン
261部、アクリルアミド9部、アクリル酸4.5部、
水360部、乳化剤としてドデシルベンセンスルホン酸
ナトリウム9部及びポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル4.5部を3.5時間かけて添加した後0.5
時間そのまま放置し(コア重合体)、その後第2段目の
樹脂を構成し得る単量体であるアクリル酸ブチル69
部、スチレン29部、アクリルアミド1部、アクリル酸
0.5部、ポリエチレングリコールモノメタクリレート
5部、水40部、乳化剤としてドデシルベンセンスルホ
ン酸ナトリウム1部及びポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル0.5部を0.5時間かけて添加した(シ
ェル重合体)。またコア重合体の単量体組成物の添加開
始から、過硫酸カリウム10部をイオン交換水400部
に溶解した水溶液を4.5時間かけて添加し、固形分濃
度が50%、平均粒径0.3ミクロンの樹脂水性エマル
ジョンを得た。尚、ガラス転移点はDSC(装置名:デ
ュポン910)より求めた。
リットルの4つ口丸底フラスコに水225部を投入して
90℃に加熱し、アクリル酸ブチル621部、スチレン
261部、アクリルアミド9部、アクリル酸4.5部、
水360部、乳化剤としてドデシルベンセンスルホン酸
ナトリウム9部及びポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル4.5部を3.5時間かけて添加した後0.5
時間そのまま放置し(コア重合体)、その後第2段目の
樹脂を構成し得る単量体であるアクリル酸ブチル69
部、スチレン29部、アクリルアミド1部、アクリル酸
0.5部、ポリエチレングリコールモノメタクリレート
5部、水40部、乳化剤としてドデシルベンセンスルホ
ン酸ナトリウム1部及びポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル0.5部を0.5時間かけて添加した(シ
ェル重合体)。またコア重合体の単量体組成物の添加開
始から、過硫酸カリウム10部をイオン交換水400部
に溶解した水溶液を4.5時間かけて添加し、固形分濃
度が50%、平均粒径0.3ミクロンの樹脂水性エマル
ジョンを得た。尚、ガラス転移点はDSC(装置名:デ
ュポン910)より求めた。
【0037】実施例2及び3 添加する水及び単量体組成等を表1に示す通りに変更し
た以外は実施例1と同様に製造した。
た以外は実施例1と同様に製造した。
【0038】比較例1 いかり型撹拌機、温度計および還流冷却機を装着した3
リットルの4つ口丸底フラスコに水225部を投入して
90℃に加熱し、アクリル酸ブチル690部、スチレン
290部、アクリルアミド10部、アクリル酸5部及び
ポリエチレングリコールモノメタクリレート5部、水4
00部、乳化剤としてドデシルベンセンスルホン酸ナト
リウム10部及びポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル5部を添加すると共に、単量体の添加開始時から
同時に、過硫酸カリウム10部をイオン交換水400部
に溶解した水溶液を4.5時間かけて添加し、固形分濃
度が50%、平均粒径約0.3ミクロンの樹脂水性エマ
ルジョンを得た。
リットルの4つ口丸底フラスコに水225部を投入して
90℃に加熱し、アクリル酸ブチル690部、スチレン
290部、アクリルアミド10部、アクリル酸5部及び
ポリエチレングリコールモノメタクリレート5部、水4
00部、乳化剤としてドデシルベンセンスルホン酸ナト
リウム10部及びポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル5部を添加すると共に、単量体の添加開始時から
同時に、過硫酸カリウム10部をイオン交換水400部
に溶解した水溶液を4.5時間かけて添加し、固形分濃
度が50%、平均粒径約0.3ミクロンの樹脂水性エマ
ルジョンを得た。
【0039】比較例2〜4 添加する水及び単量体組成等を表1に示す通りに変更し
た以外は比較例1と同様に製造した。
た以外は比較例1と同様に製造した。
【0040】
【表1】
【0041】注:*1 日本油脂(株)製 商品名ブレ
ンマーPE350 *2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム *3 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 前記実施例・比較例で得られた樹脂水性エマルジョン1
00部に炭酸カルシウム(日東粉化工業(株)社製 商
品名NS−800)135部、消泡剤(サンノプコ
(株)社製 商品名ノプコ8034)0.5部、更に水
270部を配合して塗料組成物を調製した。
ンマーPE350 *2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム *3 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 前記実施例・比較例で得られた樹脂水性エマルジョン1
00部に炭酸カルシウム(日東粉化工業(株)社製 商
品名NS−800)135部、消泡剤(サンノプコ
(株)社製 商品名ノプコ8034)0.5部、更に水
270部を配合して塗料組成物を調製した。
【0042】得られた組成物の配合直後の粘度をB型粘
度計(ローター回転数:6回転/分、及び、60回転/
分)を用いて測定し、顔料の分散性を確認した。結果を
表1に併せて示す。 実施例4〜6及び比較例5〜8 前記実施例・比較例で得られた樹脂水性エマルジョン樹
脂固形分100部にポルトランドセメント200部、珪
砂8号400部及び更に水65部を配合してポリマーセ
メント組成物を調製した。
度計(ローター回転数:6回転/分、及び、60回転/
分)を用いて測定し、顔料の分散性を確認した。結果を
表1に併せて示す。 実施例4〜6及び比較例5〜8 前記実施例・比較例で得られた樹脂水性エマルジョン樹
脂固形分100部にポルトランドセメント200部、珪
砂8号400部及び更に水65部を配合してポリマーセ
メント組成物を調製した。
【0043】得られた組成物の配合直後の粘度と1時間
経過後の粘度をB型粘度計(ローター回転数:6回転/
分)を用いて測定し、セメントに対する分散性および粘
度変化(1時間後の粘度÷配合直後の粘度)を確認し
た。結果を表2に示す。
経過後の粘度をB型粘度計(ローター回転数:6回転/
分)を用いて測定し、セメントに対する分散性および粘
度変化(1時間後の粘度÷配合直後の粘度)を確認し
た。結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】実施例7 前記実施例1で得られた前記樹脂水性エマルジョン樹脂
固形分100部にポルトランドセメント200部、珪砂
8号100部及び消泡剤1部を配合してポリマーセメン
ト組成物を調製した。得られた組成物をテフロン板に乾
燥厚み約1mmになるように塗布し、14日間乾燥後の
塗膜の引張り強さ及び伸び(JIS K6301、ダン
ベル状試験片2号形)、及び14日間乾燥後水中に7日
間浸漬し、取り出し直後の塗膜の引張り強さ、伸びを同
様に測定した。
固形分100部にポルトランドセメント200部、珪砂
8号100部及び消泡剤1部を配合してポリマーセメン
ト組成物を調製した。得られた組成物をテフロン板に乾
燥厚み約1mmになるように塗布し、14日間乾燥後の
塗膜の引張り強さ及び伸び(JIS K6301、ダン
ベル状試験片2号形)、及び14日間乾燥後水中に7日
間浸漬し、取り出し直後の塗膜の引張り強さ、伸びを同
様に測定した。
【0046】実施例8〜13及び比較例9〜16 樹脂水性エマルジョンの種類、セメントの量及び骨材の
量を表3及び4に示される通りに変更してポリマーセメ
ント組成物を調製し、実施例4と同様に評価した。結果
を表3及び表4に示す。
量を表3及び4に示される通りに変更してポリマーセメ
ント組成物を調製し、実施例4と同様に評価した。結果
を表3及び表4に示す。
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】
【発明の効果】本発明の多段階樹脂水性エマルジョン
は、各種添加剤との混和性、特にはセメントとの混和性
に優れ、その多段階樹脂水性エマルジョンを用いて調製
したポリマーセメント組成物は、セメント混和時の分散
性や安定性に極めて優れており粘度変化が少ないため、
作業性に優れ、かつ形成される塗膜の強度が優れ、また
伸びが大きくクラック追従性に優れると共に、水浸漬後
の強度、伸びの低下の度合いが小さく耐水性に優れる。
は、各種添加剤との混和性、特にはセメントとの混和性
に優れ、その多段階樹脂水性エマルジョンを用いて調製
したポリマーセメント組成物は、セメント混和時の分散
性や安定性に極めて優れており粘度変化が少ないため、
作業性に優れ、かつ形成される塗膜の強度が優れ、また
伸びが大きくクラック追従性に優れると共に、水浸漬後
の強度、伸びの低下の度合いが小さく耐水性に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 3/24 KAF C08K 3/24 KAF C08L 101/00 C08L 101/00 C09D 4/00 PDQ C09D 4/00 PDQ 5/02 PPU 5/02 PPU
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも2段階以上の乳化重合によっ
て重合されてなる多段階樹脂の水性エマルジョンであっ
て、最外層の樹脂が少なくとも1種のエチレンオキシド
基を有する不飽和単量体と少なくとも1種のエチレン性
不飽和単量体の共重合体であることを特徴とする多段階
樹脂水性エマルジョン。 - 【請求項2】 請求項1記載の多段階樹脂水性エマルジ
ョンの樹脂固形分100重量部及びセメント25〜25
0重量部とからなるポリマーセメント組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2203695A JPH08217808A (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 多段階樹脂水性エマルジョン及びそれからなるポリマーセ メント組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2203695A JPH08217808A (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 多段階樹脂水性エマルジョン及びそれからなるポリマーセ メント組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08217808A true JPH08217808A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12071735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2203695A Pending JPH08217808A (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 多段階樹脂水性エマルジョン及びそれからなるポリマーセ メント組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08217808A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11189451A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Taiheiyo Cement Corp | 高強度セメント系組成物 |
US6489381B1 (en) | 1999-09-04 | 2002-12-03 | Basf Aktiengesellschaft | Cement compositions comprising redispersible polymer powders |
JP2003192412A (ja) * | 2001-12-25 | 2003-07-09 | Asahi Kasei Corp | 石灰系プラスターの改質剤及び組成物 |
JP2011111492A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Nippon Shokubai Co Ltd | シーラー用塗料組成物 |
JP2012148936A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | ポリマーセメント組成物およびそれを用いてなる塗膜防水材、ポリマーセメント用エマルジョン組成物 |
-
1995
- 1995-02-09 JP JP2203695A patent/JPH08217808A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11189451A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Taiheiyo Cement Corp | 高強度セメント系組成物 |
US6489381B1 (en) | 1999-09-04 | 2002-12-03 | Basf Aktiengesellschaft | Cement compositions comprising redispersible polymer powders |
JP2003192412A (ja) * | 2001-12-25 | 2003-07-09 | Asahi Kasei Corp | 石灰系プラスターの改質剤及び組成物 |
JP2011111492A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Nippon Shokubai Co Ltd | シーラー用塗料組成物 |
JP2012148936A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | ポリマーセメント組成物およびそれを用いてなる塗膜防水材、ポリマーセメント用エマルジョン組成物 |
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