JPH08217253A - 粉体微量供給装置 - Google Patents

粉体微量供給装置

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JPH08217253A
JPH08217253A JP2291995A JP2291995A JPH08217253A JP H08217253 A JPH08217253 A JP H08217253A JP 2291995 A JP2291995 A JP 2291995A JP 2291995 A JP2291995 A JP 2291995A JP H08217253 A JPH08217253 A JP H08217253A
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rod
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tank
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Takao Inoue
隆男 井上
Yoshiaki Kono
良晃 河野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば流動性が悪く且つ凝縮性が比較的高い
性状の粉体であっても、粉体を確実に微量供給し得るよ
うにするとともに、高密度に脱気した状態の粉体を供給
し得るようにする。 【構成】 粉体Pを貯留するタンク1の底部1aに下向
き筒状に連続する排出通路筒10を形成し、タンク1内
の底部1aと排出通路筒10内に跨がって、空気の通過
を許容し粉体Pの通過を阻止し得る多孔質材で中空に形
成した棒状体2を挿通し、棒状体2の外周面に粉体通路
となる螺溝23を形成し、棒状体2を回転せしめる回転
駆動手段4とを備えるとともに、棒状体2の中空部21
に真空吸引装置6と圧縮空気供給装置7とを選択的に連
通せしめることにより、螺溝23内への粉体の充填を容
易にするとともに粉体を確実に微量づつ下方に送り出し
得るようにし、さらに供給される粉体の脱気を行えるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、粉体を微量づつ計量
装置側に供給するための粉体微量供給装置に関し、特に
流動性が悪く、あるいは凝縮性のあるような性状を有す
る粉体の微量供給に適した粉体微量供給装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、染料や顔料のように色の異なる
各種の粉体を定量づつ配合する場合には、各色粉をそれ
ぞれ正確に一定量づつ計量装置側に供給する必要があ
り、従来では、例えば図6に示すような粉体微量供給装
置を使用して粉体の定量供給を行っていた。この図6に
示す従来の粉体微量供給装置は、ベースプレート11の
下面側に取付けたタンク1の底部1aに排出通路筒10
を形成し、該排出通路筒10内に外周面に螺条22及び
螺溝23を形成したスクリュー棒状の棒状体2を挿通さ
せている。タンク1内にはシュート12から粉体Pが補
充される。棒状体2の螺条22は、その外周面が排出通
路筒10の内周面にほぼ摺接する状態で設置されてい
る。そして、棒状体2と排出通路筒10との間には、螺
溝23による螺旋状の粉体通路が形成されている。又、
該棒状体2は、回転駆動手段4によって螺溝23内に充
填される粉体を順次下方に送り出す方向に回転せしめら
れる。尚、回転駆動手段4にはサーボモータ41が使用
されており、該サーボモータ41からの動力をギヤ4
2,43を介して棒状体2に伝達するようになってい
る。
【0003】そして、この従来の粉体微量供給装置で
は、サーボモータ41を作動させると、タンク底部1a
において棒状体2の螺溝23内に粉体が流入・充填され
るとともに、その螺溝23内に充填された粉体が螺条2
2により順次排出通路筒10内を下方に送られて、該排
出通路筒10の下端開口から計量装置9上に落下・供給
されるようになっている。尚、排出通路筒10の下端開
口からの粉体供給量は、サーボモータ41により棒状体
2の回転速度を調整することによって変化せしめ得るよ
うになっており、計量当初はサーボモータ41の回転速
度を適宜に速くして大量供給するが、計量最終段階で
は、サーボモータ41の回転速度を遅くして粉体を微量
供給し得るようになっている。そして、計量装置9が所
定量の粉体を計量すると、回転駆動手段4(サーボモー
タ41)を停止させて排出通路筒10からの粉体供給を
停止させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば染料
や顔料のような粉体は、流動性が悪く且つ凝縮性が比較
的高いために、図6に示す従来の粉体微量供給装置で
は、棒状体2を回転させただけでは、タンク1内の粉体
が十分に螺溝23内に流入・充填されなかったり、ある
いは螺溝23内に充填されたものの粉体が該螺溝23内
面に付着(又は凝縮)してしまう場合がある。このよう
に、粉体が螺溝23内にうまく充填されない場合には螺
溝23内が空のままで回転するようになり、又螺溝23
内面に粉体が付着(又は凝縮)してしまうと該粉体の流
動性が悪くなってその粉体が螺溝23とともにその高さ
位置で共回りするようになり、何れの場合も供給不良と
なる。特に、螺溝23内のスペースは、上下間隔が3〜
5mm、溝深さが2〜3mm程度と非常に小さくなってお
り、該螺溝23内への粉体の流入移動や該螺溝23内で
の粉体の降下移動がスムーズに行えないという問題があ
った。
【0005】又、図6に示す従来の粉体微量供給装置で
は、排出通路筒10内を通過する粉体中の空気を脱気す
る機能はなく、該排出通路筒10の下端開口から落下・
供給される粉体は空気が多量に混入した低密度のままと
なる。
【0006】本願発明は、上記した従来の粉体微量供給
装置の問題点に鑑み、流動性が悪く且つ凝縮性が比較的
高い性状の粉体であっても、粉体を確実に微量供給し得
るようにするとともに、高密度に脱気した状態の粉体を
供給し得るようにした粉体微量供給装置を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明の粉体微量供給
装置は、上記課題を解決するための手段として、次の構
成を有している。
【0008】まず本願請求項1の発明の粉体微量供給装
置は、粉体を貯留するタンクと、該タンクの底部に下向
き筒状に連続する排出通路筒と、タンク内の底部と排出
通路筒内に跨がって挿通され且つ外周面に粉体通路とな
る螺溝を形成した棒状体と、該棒状体を回転せしめる回
転駆動手段とを備えるとともに、棒状体は、空気の通過
を許容し粉体の通過を阻止し得る多孔質材で中空に形成
し、棒状体の中空部に、真空吸引装置と圧縮空気供給装
置とを切換手段を介して選択的に連通せしめたことを特
徴としている。
【0009】棒状体と排出通路筒との間には、螺溝によ
る螺旋状の粉体通路が形成されている。この螺溝を形成
する螺条は、その外周面が排出通路筒の内周面にほぼ摺
接する状態で設置されており、粉体が螺溝内のみを下動
するようになっている。又、粉体通路となる螺溝は、例
えば上下間隔が3〜5mm、溝深さが2〜3mm程度と非常
に小さくなっており、粉体を微量づつ流通せしめ得るよ
うになっている。回転駆動手段は、例えばサーボモータ
のように棒状体に対して回転速度を可変にし得るように
したものが好ましい。そして、この本願請求項1では、
回転駆動手段を作動させると、排出通路筒内で螺溝つき
の棒状体を回転せしめ得るようになっている。
【0010】真空吸引装置は、棒状体の中空部内の空気
を吸引することにより棒状体壁面を通して螺溝内の空気
を吸引するものであり、他方、圧縮空気供給装置は、該
中空部内に圧縮空気を供給することにより棒状体壁体を
通して螺溝内に空気を吹き出させるものである。この真
空吸引装置と圧縮空気供給装置とは、切換手段によって
選択的に切換えられるが、その切換え間隔は、例えば0.
5秒〜数秒程度の等間隔でもよいし、あるいは吸引時間
が長く且つ吐出時間が短くなるような時間差をもたせる
ようにしてもよい。
【0011】次に、本願請求項2の発明の粉体微量供給
装置は、粉体を貯留するタンクと、該タンクの底部に下
向き筒状に連続する排出通路筒と、タンク内の底部と排
出通路筒内に跨がって挿通された棒状体と、該棒状体の
外周面と排出通路筒の内周面間に回転自在に介設された
螺状体と、該螺状体を棒状体に対して相対回転せしめる
回転駆動手段とを備えるとともに、棒状体は、空気の通
過を許容し粉体の通過を阻止し得る多孔質材で中空に形
成し、棒状体の中空部に真空吸引装置を連通せしめたこ
とを特徴としている。
【0012】この本願請求項2では、棒状体と螺状体と
は別体となっており、該螺状体が棒状体と排出通路筒間
の空所内で回転駆動手段により回転せしめられるように
なっている。尚、この場合、棒状体を螺状体の回転方向
とは逆方向に回転させるようにしてもよい。螺状体は、
棒状体の外周面及び排出通路筒の内周面にそれぞれ摺接
させて、粉体が螺溝内のみを下動するようにするしてい
る。又、この本願請求項2では、棒状体の中空部内の空
気を吸引する真空吸引装置は必要であるが、該棒状体の
螺溝内面に付着する(目詰まりする)粉体を逆洗するた
めの圧縮空気供給装置は必要に応じて使用することがで
きる。尚、圧縮空気供給装置を使用したものでは、該圧
縮空気供給装置と真空吸引装置とを切換えるための切換
手段が必要である。
【0013】
【作用】本願請求項1の発明の粉体微量供給装置を使用
する場合には、タンク内に粉体を収容した状態で、真空
吸引装置と圧縮空気供給装置とを切換手段により小刻み
に切換えるとともに回転駆動手段により棒状体を回転さ
せる。すると、タンク内の底部において粉体が螺溝内に
充填されるとともに、螺溝つきの棒状体が所定スピード
で回転せしめられることにより、螺溝内に充填された粉
体が排出通路筒内を下方に送り出されるようになり、該
粉体が順次排出通路筒の下端開口から計量装置上に落下
・供給される。
【0014】又、真空吸引装置が棒状体の中空部に連通
している状態では、該中空部内の空気が吸引されること
により螺溝内の空気が棒状体の壁体を通して中空部内に
吸引されるようになる。すると、棒状体外面の近傍にあ
る粉体が螺溝内に吸い寄せられて、該粉体が螺溝内に強
制的に充填されるようになる。又、このとき、螺溝内に
充填された粉体は、空気が吸引排除されることにより、
高密度になる。他方、棒状体の中空部との連通が圧縮空
気供給装置側に切換わると、該中空部内から螺溝側に圧
縮空気が吹き出されて螺溝内面に吸着されていた粉体が
剥離せしめられる。即ち、真空吸引装置と圧縮空気供給
装置とが交互に切換えられることにより、螺溝内で粉体
が小刻みに吸着・剥離動作を繰り返すようになる。従っ
て、螺溝内への粉体の流入(充填)動作が確実になり、
且つ粉体が螺溝内面に付着したままで凝縮することがな
いので螺溝内での粉体の流動性が良好となり、該粉体が
螺溝に沿ってスムーズに送り出されるようになる。
【0015】本願請求項2の発明の粉体微量供給装置で
は、真空吸引装置で棒状体の中空部内を吸引するととも
に、回転駆動手段により螺状体を棒状体の外側で回転さ
せることができるようになっている。このように、棒状
体の中空部内を吸引すると、タンク内の粉体が棒状体の
外周面における螺状体の螺溝部分に吸着されるが、螺状
体が棒状体の外周面に摺接しながら回転しているので、
棒状体外周面に吸着された粉体が螺状体によって順次掻
き落とされながら該螺状体の螺溝内を通って下方に送り
出されるようになる。この請求項2の場合も、真空吸引
装置の吸引作用により、粉体を螺状体の螺溝内に強制的
に充填することができ、しかも棒状体外周面に付着させ
た粉体を螺状体の回転により確実に掻き落としながら螺
溝内を順次下方に送り出すことができる。又、この請求
項2の場合にも、真空吸引装置による吸引により粉体中
の脱気を行える。尚、この請求項2の粉体微量供給装置
では、所定時間間隔で中空部内に加圧空気を吹き込むこ
とにより、棒状体の壁体の目詰まりを除去するようにす
るとよい。
【0016】
【発明の効果】本願請求項1の発明では、棒状体を中空
の多孔質材で形成し、該中空部内を真空吸引装置で真空
引きするようにしているので、粉体を螺溝内に確実に充
填させることができ、又中空部に圧縮空気供給装置が連
通したときに螺溝内面に付着していた粉体が剥離せしめ
られるようになるので、該螺溝内での粉体の流動性が良
好となり、粉体を連続して且つ確実に微量供給し得ると
いう効果がある。
【0017】又、本願請求項2の発明では、中空多孔質
材からなる棒状体の中空部内を真空吸引装置で真空引き
するとともに、該棒状体の外側で螺状体を回転せしめる
ようにしているので、この場合も螺状体の螺溝内に確実
に粉体を充填させることができ、しかも棒状体外周面に
吸着された粉体を螺状体で掻き落とすことができるの
で、粉体を螺溝内で順次下方に送り出すことができ、粉
体を連続して且つ確実に微量供給し得るという効果があ
る。
【0018】又、本願請求項1及び2の各発明では、棒
状体の中空部内を真空吸引装置で真空引きするようにし
ているので、粉体中の空気を排除させることができ、脱
気させた粉体を供給し得るという効果もある。
【0019】
【実施例】以下、図1〜図5を参照して本願発明の実施
例を説明すると、図1及び図2には本願第1実施例、図
3には同第2実施例、図4及び図5には同第3実施例の
粉体微量供給装置が示されている。
【0020】まず、図1及び図2の第1実施例について
説明すると、この第1実施例の粉体微量供給装置は、ベ
ースプレート11の下面側にタンク1を取付け、該タン
ク1の底部1aに下向き筒状に連続する排出通路筒10
を形成し、該排出通路筒10内にスクリュー棒状の棒状
体2を挿通させるとともに、ベースプレート11上に棒
状体2を回転せしめる回転駆動手段4を備え、さらに後
述するように棒状体2の中空部21内の空気を吸引する
真空吸引装置6と、該中空部21内に圧縮空気を供給す
る圧縮空気供給装置7とを切換手段(電磁切換弁)1
8,19により選択的に連通せしめるように構成してい
る。
【0021】排出通路筒10は、この実施例では内径が
12mm程度で上下長さが約40mm程度に形成されてい
る。棒状体2の上部には、中空軸13が連結されてい
る。該中空軸13は、上下各軸受26,26でベースプ
レート11に支持されている。ベースプレート11上に
は、シュート12が取付けられており、該シュート12
からタンク1内に粉体Pが補充される。
【0022】回転駆動手段4には、サーボモータ41が
使用されている。そして、サーボモータ41の軸に取付
けたギヤ42と前記中空軸13に取付けたギヤ43とを
噛合させることにより、サーボモータ41で中空軸13
及び棒状体2を回転せしめ得るようにしている。
【0023】棒状体2は、空気の通過を許容する一方で
粉体の通過を阻止し得る多孔質材で中空に形成されてい
る。棒状体2の中空部21は、中空軸13の穴と連続し
ている。棒状体2の下端開口は、底キャップ24で閉塞
されている。又、この第1実施例では、棒状体2の長さ
は70〜80mmで、該棒状体2の外周面のほぼ全長に亘
って所定ピッチの螺条22が一体形成されている。尚、
螺条22間の間隔内は螺溝23となっている。この螺条
22及び螺溝23は、タンク1の底部1aと排出通路筒
10に跨がる長さを有している。又、螺条22部分の外
径は、排出通路筒10の内径よりごく僅かに小さい程度
とされており、螺条22の外面が排出通路筒10の内周
面にほぼ摺接する状態で設置されている。そして、棒状
体2と排出通路筒10との間には、螺溝23による螺旋
状の粉体通路が形成されている。又、螺溝23部分は、
その上下間隔が3〜5mm程度で、溝深さが2〜3mm程度
とされている。尚、この実施例における各種寸法は、適
宜設計変更可能であることは勿論である。
【0024】中空軸13及び棒状体2は、回転駆動手段
4によって螺溝23内に充填される粉体を順次下方に送
り出す方向に回転せしめられる。即ち、回転駆動手段4
は、図1の状態において、棒状体2を上方から見て右回
転方向に回転させるように駆動される。
【0025】中空軸13の上部には、ロータリージョイ
ント14を介して空気管20が接続されている。ロータ
リージョイント14部分は支持板15によって支持され
ている。又、この空気管20からは、真空吸引装置6側
の空気管16と圧縮空気供給装置7側の空気管17とが
分岐されている。真空吸引装置6側の空気管16と圧縮
空気供給装置7側の空気管17には、それぞれ電磁切換
弁18,19が介設されている。この各電磁切換弁1
8,19は、棒状体2の中空部21に対して、真空吸引
装置6と圧縮空気供給装置7とを選択的に連通させるも
のであり、各電磁切換弁18,19が同時に開弁状態に
なることがないように制御される。尚、真空吸引装置6
と圧縮空気供給装置7との切換え間隔は、0.5〜数秒程
度に設定されていて、中空部21に対して真空引きと圧
縮空気の吹き込みとを小刻みに切換えるようにしてい
る。
【0026】図1及び図2に示す第1実施例の粉体微量
供給装置を使用する場合には、タンク1内に粉体Pを収
容した状態で、真空吸引装置6と圧縮空気供給装置7と
を各電磁切換弁18,19により小刻みに切換えるとと
もに回転駆動手段4により中空軸13及び棒状体2を回
転させる。すると、タンク1内の底部1aにおいて粉体
Pが螺溝23内に充填されるとともに、螺溝つきの棒状
体2が所定スピードで回転せしめられることにより、螺
溝23内に充填された粉体Paが螺条22部分により排
出通路筒10内を下方に押下げられるようになり、該粉
体Paが順次排出通路筒10の下端開口から計量装置9
上に微量づつ落下・供給される。
【0027】尚、排出通路筒10の下端開口からの粉体
供給量は、サーボモータ41により棒状体2の回転速度
を調整することによって変化せしめ得るようになってお
り、計量当初はサーボモータ41の回転速度を適宜に速
くして大量供給するが、計量最終段階では、サーボモー
タ41の回転速度を遅くして粉体を微量供給する。そし
て、計量装置9が所定量の粉体を計量すると、回転駆動
手段4(サーボモータ41)を停止させて排出通路筒1
0からの粉体供給を停止させる。
【0028】ところで、棒状体2の中空部21に対し
て、真空引き作用と圧縮空気吹き込み作用とが小刻みに
切換えられる。即ち、真空吸引装置6が棒状体2の中空
部21に連通している状態では、該中空部21内の空気
が吸引されることにより、図2に点線矢印で示すように
螺溝23内の空気が棒状体2の壁体を通して中空部21
内に吸引されるようになる。すると、棒状体2外面の近
傍にある粉体が螺溝23内に吸い寄せられて、該粉体P
aが螺溝23内に強制的に充填されるようになる。この
とき、該粉体Pa中の空気は中空部21側に吸引されて
高密度になる。他方、棒状体の中空部21との連通が圧
縮空気供給装置7側に切換わると、図2に実線矢印で示
すように該中空部21内から螺溝23側に圧縮空気が吹
き出されて螺溝23内面に吸着されていた粉体Paが剥
離せしめられる。このように、真空吸引装置6と圧縮空
気供給装置7とが交互に切換えられると、螺溝23内で
粉体Paが小刻みに吸着・剥離動作を繰り返すようにな
る。従って、螺溝23内への粉体の流入(充填)動作が
確実になり、且つ粉体が螺溝23内面に付着したままで
凝縮することがないので螺溝23内での粉体Paの流動
性が良好となり、粉体を確実に微量供給し得る。又、真
空吸引装置6による中空部21の吸引時には、粉体中の
混入空気を吸引・排除するようになり、粉体に対して脱
気作用が行われる。
【0029】図3に示す第2実施例の粉体微量供給装置
では、多孔質材からなる棒状体2を外周面に凹凸のない
中空の直筒状に形成し、該棒状体2の外周面にコイル状
の螺状体3を巻付けている。この螺状体3は、棒状体2
の外周面に固定されていて、棒状体2と螺状体3とが共
回りするようになっている。螺状体3の外周面は、排出
通路筒10の内面にほぼ摺接する状態で設置されてい
る。尚、この第2実施例の粉体微量供給装置におけるそ
の他の構成は第1実施例のものと同様に構成されてお
り、しかも該第2実施例の粉体微量供給装置も、第1実
施例のものと同様に作用する。
【0030】図4及び図5に示す第3実施例の粉体微量
供給装置では、多孔質材からなる中空直筒状の棒状体2
の外周面と排出通路筒10の内周面間に、コイル状の螺
状体3を回転自在に介設している。この螺状体3の螺条
間には上下に所定間隔を有し且つ所定溝深さの螺溝23
が形成されている。又、この第3実施例では、中空軸1
3及び棒状体2を支持板15により非回転状態で支持し
ている。中空軸13の外側には、回転筒31が設けられ
ており、該回転筒31を回転駆動手段4で回転せしめ得
るようにしている。上記螺状体3は、その上端部を回転
筒31の下端部32に固定して該回転筒31とともに回
転するようにしている。尚、螺状体3は、棒状体2の外
周面及び排出通路筒10の内周面に対してそれぞれほぼ
摺接状態で配置されている。又、棒状体2の中空部21
には、第1実施例と同様に真空吸引装置6と圧縮空気供
給装置7とを各電磁切換弁18,19を介して選択的に
連通せしめ得るようにしている。この第3実施例では、
圧縮空気供給装置7は、棒状体2の目詰まりを除去する
ために逆洗する作用をするもので、省略することも可能
である。尚、この第3実施例では、中空軸13及び棒状
体2を非回転状態で取付けているが、該中空軸13及び
棒状体2をサーボモータ41により回転筒31とは逆方
向に回転せしめるようにしてもよい。この場合、回転筒
31用のギヤ42,43の上側にもう1セットのギヤを
設置して、その上側のギヤで中空軸13を回転させるよ
うにするとよい。
【0031】そして、この第3実施例の粉体微量供給装
置では、真空吸引装置6で棒状体2の中空部21内を真
空引きしながら、回転駆動手段4(サーボモータ41)
を作動させると、回転筒31が回転せしめられることに
より、螺状体3が棒状体2と排出通路筒10間の空所内
で回転せしめられる。このように、棒状体2の中空部2
1内を吸引すると、タンク1内の粉体Pが棒状体2の外
周面における螺状体3の螺溝23内に吸着されるが、螺
状体3が棒状体2の外周面に摺接しながら回転している
ので、螺溝23内(棒状体2の外周面)に吸着された粉
体Paが螺状体3によって順次掻き落とされながら該螺
状体3の螺溝23内を通って下方に送り出されるように
なる。この第3実施例の場合も、真空吸引装置6の吸引
作用により、粉体を螺状体3の螺溝23内に強制的に充
填することができ、しかも棒状体2の外周面に付着させ
た粉体Paを螺状体3の回転により確実に掻き落としな
がら螺溝23内を順次下方に送り出すことができる。
又、この場合も真空吸引装置6による吸引により粉体中
の脱気を行える。尚、この第3実施例の粉体微量供給装
置では、所定時間間隔で圧縮空気供給装置7側に切換え
て、中空部21内に加圧空気を吹き込むことにより、棒
状体2の壁体の目詰まりを掃除するようにするとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施例にかかる粉体微量供給装
置の縦断面図である。
【図2】図1の一部拡大断面図である。
【図3】本願発明の第2実施例にかかる粉体微量供給装
置の図2相当図である。
【図4】本願発明の第3実施例にかかる粉体微量供給装
置の縦断面図である。
【図5】図4の一部拡大断面図である。
【図6】従来の粉体微量供給装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1はタンク、1aは底部、2は棒状体、3は螺状体、4
は回転駆動手段、6は真空吸引装置、7は圧縮空気供給
装置、10は排出通路筒、18,19は電磁切換弁(切
換手段)、21は中空部、22は螺条、23は螺溝、4
1はサーボモータ、P,Paは粉体である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体(P)を貯留するタンク(1)と、
    該タンク(1)の底部(1a)に下向き筒状に連続する
    排出通路筒(10)と、前記タンク(1)内の底部(1
    a)と前記排出通路筒(10)内に跨がって挿通され且
    つ外周面に粉体通路となる螺溝(23)を形成した棒状
    体(2)と、該棒状体(2)を回転せしめる回転駆動手
    段(4)とを備えるとともに、前記棒状体(2)は、空
    気の通過を許容し前記粉体(P)の通過を阻止し得る多
    孔質材で中空に形成し、前記棒状体(2)の中空部(2
    1)に、真空吸引装置(6)と圧縮空気供給装置(7)
    とを切換手段(18,19)を介して選択的に連通せし
    めたことを特徴とする粉体微量供給装置。
  2. 【請求項2】 粉体(P)を貯留するタンク(1)と、
    該タンク(1)の底部(1a)に下向き筒状に連続する
    排出通路筒(10)と、前記タンク(1)内の底部(1
    a)と前記排出通路筒(10)内に跨がって挿通された
    棒状体(2)と、該棒状体(2)の外周面と前記排出通
    路筒(10)の内周面間に回転自在に介設された螺状体
    (3)と、該螺状体(3)を前記棒状体(2)に対して
    相対回転せしめる回転駆動手段(4)とを備えるととも
    に、前記棒状体(2)は、空気の通過を許容し前記粉体
    (P)の通過を阻止し得る多孔質材で中空に形成し、前
    記棒状体(2)の中空部(21)に真空吸引装置(6)
    を連通せしめたことを特徴とする粉体微量供給装置。
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