JPH08217055A - 液体包装容器 - Google Patents

液体包装容器

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Publication number
JPH08217055A
JPH08217055A JP7046347A JP4634795A JPH08217055A JP H08217055 A JPH08217055 A JP H08217055A JP 7046347 A JP7046347 A JP 7046347A JP 4634795 A JP4634795 A JP 4634795A JP H08217055 A JPH08217055 A JP H08217055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
paper material
paper
packaging container
folding
Prior art date
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Pending
Application number
JP7046347A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Matsui
昭治 松井
Masayuki Taniguchi
将幸 谷口
Yuzo Otsuka
雄三 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON TETRAPACK KK
Original Assignee
NIPPON TETRAPACK KK
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Publication date
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Publication of JPH08217055A publication Critical patent/JPH08217055A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体包装容器の底部の折り曲げられて頂部と
なった部分から紙材内部に内部充填液が侵入することの
ない液体包装容器を提供すること。 【構成】 板状の紙材の表面に合成樹脂層を形成した容
器用紙1を具備する。該容器用紙1には底部を形成する
ために、側壁形成用折り目51,53,55,57と、
底部形成用折り目61と、折畳み用折り目63,64と
を設ける。折畳み用折り目63,64を設けた2つの底
面31,35の下端辺の頂部A,Aについては、少なく
ともその内面側に合成樹脂層を残した状態でその紙材を
除去する。2つの底面31,35は底部形成用折り目6
1と折畳み用折り目63,64を折り曲げることによっ
て内側に畳み込まれ、他方の対向する2つの底面29,
33は底部形成用折り目61をもってそのまま折り曲げ
られ、折り曲げられた4つの底面29,31,33,3
5同士は熱圧着シールされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、牛乳やジュースなどを
収納する液体包装容器に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、板状の紙材の表面に合成樹脂層を設
けた容器用紙(ブランク)を組み立ててその内部に飲料
などを収納する液体包装容器が開発され、使用されてい
る。
【0003】図5はこの種の液体包装容器80の底部を
組み立てる方法を示す要部斜視図である。同図に示すよ
うに液体包装容器80の底部は、紙材の両面にポリエチ
レン層を設けてなる容器用紙81を四角筒状に形成し、
次に該容器用紙81の下端近傍に周方向に向かって形成
した底部形成用折り目83の下側の4つの底面85,8
7,89,91の内の一方の対向する2つの底面85,
89をそれぞれその下端辺中央を頂部93,95とする
折畳み用折り目97,97,99,99をもって内側に
向けて折り曲げ、さらに他方の対向する2つの底面8
7,91を前記底部形成用折り目83をもってそのまま
折り曲げ、これら折り曲げた4つの底面85,87,8
9,91の表面のポリエチレン層同士を熱圧着せしめて
シールすることによって製造されていた。
【0004】図6はこのようにして製造された液体包装
容器80の底部の部分を示す要部切欠き斜視図である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで図6に示すよ
うに、液体包装容器80の底部はその構造上、折り曲げ
られた面85,89の頂部93,95において、容器用
紙81の外周端面が容器内部に露出してしまう。
【0006】しかしながらこの容器用紙81の外周端面
は切断した端面であり、ポリエチレン層は被覆されてお
らず紙材が露出しているため、該頂部93,95に露出
した切断端面から液体包装容器80の内部充填液が紙材
の内部に侵入していく恐れがあった。
【0007】この問題を解決するためには、例えば該頂
部93,95の部分に別に樹脂材を塗布すればよい(実
公昭43−23891号公報)。
【0008】しかしながらこの方法にあっては、液体包
装容器の底部を組み立てた後に、樹脂材を塗布しなけれ
ばならず、その作業が煩雑であった。
【0009】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、液体包装容器の底部の折り曲げられて
頂部となった部分から紙材内部に内部充填液が侵入する
ことのない、組立て作業の容易な液体包装容器を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、板状の紙材の少なくとも一方の面に合成樹
脂層を設けた容器用紙を具備し、該容器用紙をその合成
樹脂層を設けた面を内側にして四角筒状に形成し、該容
器用紙の下端近傍に周方向に向かって形成した底部形成
用折り目の下側の4つの底面の内の一方の対向する2つ
の底面はそれぞれその下端辺中央を頂部として該頂部か
ら前記底部形成用折り目の両端に向かって形成された折
畳み用折り目をもって折り曲げられ、さらに他方の対向
する2つの底面は前記底部形成用折り目をもってそのま
ま折り曲げられ、これら折り曲げられた4つの底面同士
を熱圧着せしめてシールすることによってその底部を形
成する液体包装容器において、前記底面の下端辺の折り
曲げて頂部となる部分については少なくともその内面側
に合成樹脂層を設けた状態でその紙材を除去した。
【0011】
【作用】液体包装容器の底部内側の折り曲げられて頂部
となった部分は紙材が除去されているので、該頂部にお
いて紙材が液体収納容器内部に露出することはなくな
る。従って液体包装容器の内部充填液が、該頂部部分か
ら紙材の内部に侵入していくことはない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の1実施例にかかる液体収納
容器を製造するのに用いる容器用紙1を示す図である。
この容器用紙1は、平板状の紙材の両面にポリエチレン
層を形成したものである。なお場合によっては紙材とポ
リエチレン層の間にアルミニウム層を設けても良いし、
また別に印刷層を設けても良い。
【0013】そしてこの容器用紙1中には、縦方向に向
かう4本の側壁形成用折り目51,53,55,57を
形成することによって4つの側壁面11,13,15,
17と1つのオーバーラップ面19を設け、またその上
部と下部にそれぞれ横方向に向かう屋根部形成用折り目
59と底部形成用折り目61を形成することによって4
つの屋根面21,23,25,27と、4つの底面2
9,31,33,35とを設けている。
【0014】なお各屋根面21,23,25,27中と
その上部にはさらに各種の折り目が設けられており、こ
れによって液体収納容器1の上部の屋根型形状が組み立
てられるが、本発明の要旨ではないのでその説明は省略
する。
【0015】一方4つの底面29,31,33,35の
内の隣り合わない2つの底面31,35には、それぞれ
該底面31,35の下端辺中央(頂部A,A)から前記
底部形成用折り目61の両端に向かう折畳み用折り目6
3,63,64,64が設けられている。また底面33
の下端辺中央には突面37が設けられており、その先端
には折り目65を介して支持面39が設けられている。
【0016】ここで図2は図1のC−C線上断面拡大図
である(但し各部の厚みは実際の比率よりも大きく示し
ている)。
【0017】同図に示すように、頂部Aとなる部分付近
(図1に点線で示す部分)においては、その表裏面に設
けた内面ポリエチレン層5と外面ポリエチレン層7を残
した状態でその内部の紙材3のみが除去されている。
【0018】なお頂部Aの構造としては例えば図3
(a)に示すように、その表面に設けた内面ポリエチレ
ン層5のみを残した状態で外面ポリエチレン層7と紙材
3を除去しても良い。
【0019】また外面ポリエチレン層7を設けない構造
の場合は、図3(b)に示すように内面ポリエチレン層
5のみを残した状態で紙材3を除去しても良い。
【0020】また同図(c)に示すように、頂部Aとな
る部分付近において、一旦紙材3と内面ポリエチレン層
5と外面ポリエチレン層7を除去した後に、その孔を塞
ぐように内面側にポリエチレンフイルム5−2を貼り付
けても良い。
【0021】また図示はしないが実際には紙材3と内外
面のポリエチレン層5,7の他に、印刷層やアルミニウ
ム層を設けることがあるが、その場合も少なくとも紙材
を除去する構造であれば良い。
【0022】要は少なくともその内面側に合成樹脂層を
設けた状態で頂部周辺の紙材を除去せしめたものであれ
ば良い。
【0023】なお紙材を除去する方法としては、例えば
以下のような方法がある。 容器用紙1の形状に裁断する前であってポリエチレン
を積層する前の紙材単体の状態で、頂部A,Aに相当す
る部分に孔を開け、その後内面ポリエチレン層5や外面
ポリエチレン層等を積層する方法(例えば前記図2,3
(a),(b)に適用可)。
【0024】容器用紙1又は容器用紙1の形状に裁断
する前の連続したポリエチレン積層紙材から、内面ポリ
エチレン層を残した状態で、頂部A,Aに相当する部分
の紙材を除去する方法(例えば前記図3(a),(b)
に適用可)。除去する方法としては、カッターで機械的
に削り取ったり、レーザーカットしたりする。
【0025】容器用紙1又は容器用紙1の形状に裁断
する前の連続したポリエチレン積層紙材から、頂部A,
Aに相当する部分に孔を開け、この部分を内面側から覆
うようにポリエチレンフイルムを貼り付ける方法(例え
ば前記図3(c)に適用可)。
【0026】そしてこの容器用紙1から液体包装容器の
底面を組み立てるには、まず図1に示す4本の側壁形成
用折り目51,53,55,57を折り曲げてオーバー
ラップ面19を側壁面11に接続し、両者のポリエチレ
ン層をヒートシールし、四角筒状とする。このとき支持
面39は折り目65で折り返して突面37上に重ね合わ
せておく。
【0027】次に底部形成用折り目61と折畳み用折り
目63,63,64,64を折り込むことによって、前
記図5に示す場合と同様に、対向する2つの底面31,
35を内側に向けて折り曲げ、同時に他方の対向する2
つの底面29,33をその下側にそのまま折り曲げ、こ
れら折り曲げた4つの底面29,31,33,35のポ
リエチレン層同士を熱圧着してシールする。
【0028】図4は組み立てた底部を上側から、即ち液
体収納容器の内部から見た図である。同図に示すよう
に、液体包装容器の折り曲げて三角形状となった底面3
1,35の頂部A,Aにおいては、紙材3が除去されて
いるので、紙材3が頂部A,Aにおいて液体収納容器内
部に露出することはない。従って液体包装容器の内部充
填液が、該頂部A,A部分から紙材3の内部に侵入して
いくことはない。
【0029】なお頂部A,Aにおいては紙材3が除去さ
れているのでその厚みが薄くなっているが、その下側に
は前記折り曲げて2重の厚みとなった支持面39が位置
しているので、該薄くなった頂部A,A部分が押し上げ
られ、ヒートシールする際に頂部A,A部分の熱圧着、
シールが確実に行なえる。
【0030】なお液体包装容器の上部の形状は、屋根型
以外の他の形状であっても良いことは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、以下のような優れた効果を有する。 液体包装容器の底部内側の折り曲げられて頂部となっ
た容器用紙の切断端面部分から内部充填液が紙材内部に
侵入する恐れが無くなる。
【0032】容器用紙を組み立てている途中に樹脂材
を塗布するなどの工程をする必要がなく、従ってその組
立て作業が煩雑になることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例にかかる液体収納容器を製造
するのに用いる容器用紙1を示す図である。
【図2】図1のC−C線上断面拡大図である。
【図3】頂部A,A部分の他の構造を示す断面拡大図で
ある。
【図4】組み立てた底部を液体収納容器の内部から見た
図である。
【図5】液体包装容器80の底部を組み立てる方法を示
す要部斜視図である。
【図6】液体包装容器80の底部の部分を示す要部斜視
図である。
【符号の説明】 1 容器用紙 29,31,33,35 底面 3 紙材 5 内面ポリエチレン層 7 外面ポリエチレン層 61 底部形成用折り目 63 折畳み用折り目 A,A 頂部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の紙材の少なくとも一方の面に合成
    樹脂層を設けた容器用紙を具備し、該容器用紙をその合
    成樹脂層を設けた面を内側にして四角筒状に形成し、該
    容器用紙の下端近傍に周方向に向かって形成した底部形
    成用折り目の下側の4つの底面の内の一方の対向する2
    つの底面はそれぞれその下端辺中央を頂部として該頂部
    から前記底部形成用折り目の両端に向かって形成された
    折畳み用折り目をもって折り曲げられ、さらに他方の対
    向する2つの底面は前記底部形成用折り目をもってその
    まま折り曲げられ、これら折り曲げられた4つの底面同
    士を熱圧着せしめてシールすることによってその底部を
    形成する液体包装容器において、 前記底面の下端辺の折り曲げて頂部となる部分は、少な
    くともその内面側に合成樹脂層を設けた状態でその紙材
    が除去されていることを特徴とする液体包装容器。
JP7046347A 1995-02-09 1995-02-09 液体包装容器 Pending JPH08217055A (ja)

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JP7046347A JPH08217055A (ja) 1995-02-09 1995-02-09 液体包装容器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002000509A1 (en) * 2000-06-26 2002-01-03 Allied Balfour Limited Carton with a leak-proof base portion
JP2008522923A (ja) * 2004-12-14 2008-07-03 テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム 折り込まれたガセット先端部を有するカートン
KR200445109Y1 (ko) * 2009-01-09 2009-06-30 안상태 분리수거가 용이한 종이팩

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