JPH08216478A - サーマルスタンパ - Google Patents

サーマルスタンパ

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JPH08216478A
JPH08216478A JP5340695A JP5340695A JPH08216478A JP H08216478 A JPH08216478 A JP H08216478A JP 5340695 A JP5340695 A JP 5340695A JP 5340695 A JP5340695 A JP 5340695A JP H08216478 A JPH08216478 A JP H08216478A
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坂本洋之
Katsuichi Hirayama
平山勝一
Takeo Nakai
中井健雄
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動化する包装工程において各種の包装材料上
に製造年月日、製造管理番号、賞味期限、バーコード、
グラフィックパターンなどを、リアルタイムで印字変更
可能になして、印字するサーマルスタンパを供するこ
と。 【構成】サーマルプリンタヘッド8、サーマルプリンタ
ヘッド駆動手段9及び転写リボン送り手段10を備え、
サーマルプリンタヘッド駆動手段が、一つの駆動源11
と、サーマルプリンタヘッド発熱体7の並びに直交する
方向にサーマルプリンタヘッドをスライド往復移動させ
るためのサーマルプリンタヘッドスライド往復移動機構
12と、スライド移動期間中に、サーマルプリンタヘッ
ドを一定圧力で被印字体に押圧し、印字処理後、被印字
体から離遠させるためのサーマルプリンタヘッドアップ
ダウン移動機構13とを備えたものからなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、製造ライン
中における包装工程において、その各種包装材料により
供される被印字体に対して、多様化した伝達情報を選択
的に印字処理可能になした、所謂スタンパによる印字シ
ステムに対するサーマルプリントヘッドの適用にかかる
サーマルスタンパに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】周知のように、産業流通社
会における流通商品包装システムの多様化、並びに情報
処理の多様化にともない、各種包装システムによって包
装された包装商品に対するリアルタイムでの伝達情報印
字システムの開発が要求されている。例えば、製造ライ
ン中における包装工程において、その多様化する各種包
装材料(プラスチックフィルム、紙、ラベルシート等)
の被印字体に対して、製造年月日、製造管理番号または
バーコード、さらには食品類にあってはその賞味期限等
を表示するような場合、包装システムの完全自動化にと
もない、上記するような表示内容をコンピュータ処理に
よりリアルタイムで変更しなければならない。このよう
な場合に、上記する被印字体に対して即効的に印字処理
することができ、当該状況に的確に応答し得るスタンパ
装置が要望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一例になる従来のスタ
ンパ装置は、スタンパに所望の活字を予めセットしてお
き、当該活字を空気圧あるいは電動にて被印字体に押し
つけて、被印字体上に印字処理を行う方式が知られてい
る。この方式は、任意の文字に印字内容を変更すること
ができず、さらには、グラフィックパターンあるいはバ
ーコード等の印字内容を都度変更することができないも
のであって、多様化する伝達情報の印字処理に対して適
合し得ないものであった。
【0004】一方、従来の他のスタンパ装置にあって、
インクジェット方式のものでは、インクの吸着性の点に
おいて、被印字体の材質に制約があるなどの大きな問題
点を有していた。
【0005】そこで、この発明は、上記する従来の各種
スタンパ装置にみられる欠点並びに問題点を解消しよう
とするものであって、自動化する包装工程において、当
該各種の包装材料で供される包装物を被印字体として、
これらに、製造年月日、製造管理番号、バーコード、種
々のグラフィックパターン、さらには食品類に対する賞
味期限などの伝達情報をコンピュータとオンラインし、
リアルタイムで印字内容の変更を可能になし、多様的な
伝達情報を選択的に印字処理可能になしたサーマルスタ
ンパを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記する目
的を達成するにあたって、具体的には、直線状の発熱ド
ット素子列からなる発熱体をもつサーマルプリントヘッ
ドと、前記サーマルプリントヘッドを駆動させるための
サーマルプリントヘッド駆動手段と、転写リボンを送る
ための転写テープ送り手段とを備えてなり、前記サーマ
ルプリントヘッド駆動手段が、一つの駆動源と、前記サ
ーマルプリントヘッドの発熱体の並びに直交する方向に
前記サーマルプリントヘッドをスライド往復移動させる
ためのサーマルプリントヘッドスライド往復移動機構
と、前記サーマルプリントヘッドのスライド往復移動期
間中に、前記サーマルプリントヘッドを被印字体に対し
て一定圧力をかけて押圧して、前記サーマルプリントヘ
ッドによって前記被印字体上に印字処理し、印字処理終
了後、前記サーマルプリントヘッドを前記被印字体から
離遠させるべく動作するサーマルプリントヘッドアップ
ダウン移動機構とからなり、前記サーマルプリントヘッ
ドの移動に対し、一定間隔で、前記サーマルプリントヘ
ッドの発熱体にエネルギーを印加するための制御手段を
備えてなるサーマルスタンパを構成するものである。
【0007】
【実施例の説明】以下、この発明になるサーマルスタン
パについて、図面に示す具体的な実施例にもとづいて詳
細に説明する。まず、この発明になるサーマルスタンパ
の具体的な実施例にあって、その全体的構成について、
図1〜図3にもとづいて説明する。図1は、この発明に
なるサーマルスタンパの全体構成を概略的な正面図で示
すものであり、図2は、図1に示すサーマルスタンパの
右側面方向からみた一部断面で示す部分断面側面図であ
り、図3は、図1に示すサーマルスタンパの平面方向か
らみた一部断面で示す部分断面平面図である。
【0008】この発明になるサーマルスタンパ1は、基
本的には、コンパクトな機体枠2によって構成される。
前記機体枠2は、第1の基板3と、前記第1の基板3に
対して複数の組み立てポール5、5を介して所定の間隔
を隔てて平行に組み立てた第2の基板4とを含むものか
らなっている。さらに、前記機体枠2は、前記第1の基
板3と第2の基板4との間に、前記第1および第2の基
板3、4に平行に配した中間基板6(この中間基板6
は、スペーサを含むボルトなどの手段によって前記第1
の基板3上に組み立ててある)を含むものからなってい
る。
【0009】この発明になるサーマルスタンパ1は、直
線状の発熱ドット素子列からなる発熱体7をもつサーマ
ルプリントヘッド8およびこのサーマルプリントヘッド
8を駆動させるためのサーマルプリントヘッド駆動手段
9および転写リボンTRを送るための転写リボン送り手
段10とを備えてたものからなっている。
【0010】この発明になるサーマルスタンパ1におい
て、前記サーマルプリントヘッド駆動手段9は、サーマ
ルプリントヘッド駆動源11と、サーマルプリントヘッ
ド8の発熱体7の並び方向に直交する方向に前記サーマ
ルプリントヘッド8をスライド往復移動させるためのサ
ーマルプリントヘッドスライド往復移動機構12と、前
記サーマルプリントヘッドのスライド往復移動期間中
に、前記サーマルプリントヘッド8を被印字体Hに対し
て一定圧力をかけて押圧して、前記サーマルプリントヘ
ッド8によって前記被印字体H上に印字処理し、印字処
理終了後、前記サーマルプリントヘッド8を前記被印字
体Hから離遠させるべく動作するサーマルプリントヘッ
ドアップダウン移動機構13とを有するものからなって
いる。
【0011】より具体的には、前記サーマルプリントヘ
ッド駆動源11は、例えば、ステッピングモータにより
構成されており、前記中間基板6に取り付けてある。前
記サーマルプリントヘッド駆動手段9における前記サー
マルプリントヘッドスライド往復移動機構12およびサ
ーマルプリントヘッドアップダウン移動機構13は、前
記一つのサーマルプリントヘッド駆動源11によって作
動するように機械的に組み立てられている。
【0012】前記サーマルプリントヘッド駆動手段9に
おける前記サーマルプリントヘッドスライド往復移動機
構12およびサーマルプリントヘッドアップダウン移動
機構13の具体的機構について説明する。まず、前記サ
ーマルプリントヘッド駆動源11の回転軸14に対し、
所定の間隔をおいて平行にのびる当該装置における主回
転軸15が設けてある。前記主回転軸15は、前記中間
基板6に設けた一対の軸受部16、17によって回転可
能に軸支されており、前記サーマルプリントヘッド駆動
源11の回転軸14側プーリ18、主回転軸15側プー
リ19、および前記プーリ18および19間に架けわた
されたベルト20とによって前記サーマルプリントヘッ
ド駆動源11の回転駆動時に回転するようになってい
る。
【0013】前記主回転軸15の両端15aおよび15
bに左右一対のスライダリンク機構21、21は、全く
左右対称のものであるので、以下、その一方について説
明する。前記スライダリンク機構21は、前記主回転軸
15に固着してある回転ディスク22と、回転ディスク
22の中心から距離rを隔てた位置に植設してある支軸
ピン23と、一端が前記支軸ピン23に回転可能に枢支
連結されていて、他端側にスライダベアリング25を備
えた連結バー部材24とを含むものからなっている。
【0014】前記連結バー部材24に設けたスライダベ
アリング25は、図2中、その右側にあっては、前記機
体枠2における第1の基板3に設けてある長溝26に、
図2中、その左側にあっては、前記機体枠2における第
2の基板4に設けてある長溝27にスライド移動可能な
ように係合支持されている。
【0015】一方、前記サーマルプリントヘッド駆動手
段9は、サーマルプリントヘッド搭載台車28を含むも
のからなっている。前記サーマルプリントヘッド搭載台
車28は、台車フレーム29と、この台車フレーム29
に取り付けてある第1および第2の台車軸30、31を
有しており、前記第1の台車軸30は、前記左右一対の
連結バー部材24、24における各スライダベアリング
取付け端側を互にに連結するものからなっている。した
がって、前記左右一対の連結バー部材24、24にける
端部に設けた一対のスライダベアリング25、25が、
前記サーマルプリントヘッド搭載台車28における後輪
を形成する。前記サーマルプリントヘッド搭載台車28
における前記第2の台車軸31の両端部にスライダベア
リング32、33を設けておき、これを、前記第1及び
第2の基板3、4に設けた別の長溝34、35に係合さ
せて前輪を形成する。
【0016】上記構成において、前記サーマルプリント
ヘッド駆動源11を反時計方向に回転駆動させると、前
記スライダリンク機構21、21を介して、前記サーマ
ルプリントヘッド搭載台車28を前記第1及び第2の基
板3、4に設けてある長溝に沿わせてスライド往復駆動
させることができる。
【0017】一方、前記サーマルプリントヘッドアップ
ダウン移動機構13は、次のような構成のものからなっ
ている。当該装置において、前記サーマルプリントヘッ
ドアップダウン移動機構13は、前記主回転軸15に設
けたサーマルプリントヘッドアップダウン用カム部材3
6と、前記サーマルプリントヘッド搭載台車28に組み
立てられたサーマルプリントヘッド組立体37とを含む
ものによって構成される。前記サーマルプリントヘッド
組立体37は、前記サーマルプリントヘッド8と、サー
マルプリントヘッド支持体38と、押圧バネ部材39と
の組み合わせによって構成される。
【0018】前記サーマルプリントヘッド組立体37
は、その中間部分において枢軸部40により前記サーマ
ルプリントヘッド搭載台車28に対し回動自在に連結さ
れている。前記サーマルプリントヘッド支持体38は、
前記枢軸部40の部分から一方の方向にのびるサーマル
プリントヘッド取付け部41と、他方の方向にのびるカ
ム当接プレート部42とを有している。
【0019】上記構成において、前記サーマルプリント
ヘッド駆動源11を反時計方向に回転駆動させると、前
記主回転軸15に固着してあるサーマルプリントヘッド
アップダウン用カム部材36が回動し、サーマルプリン
トヘッドアップダウン用カム部材36の突出部36aが
前記サーマルプリントヘッド組立体37におけるカム当
接プレート部42に当接している期間中、サーマルプリ
ントヘッド8を上昇状態に維持し、当接が解除されると
押圧バネ部材39の拡張方向の付勢力によって、サーマ
ルプリントヘッド8を下降位置に押圧する。前記サーマ
ルプリントヘッドスライド往復移動機構12の制御並び
に前記サーマルプリントヘッドスライド往復移動機構1
2およびサーマルプリントヘッドアップダウン移動機構
13の駆動タイミング制御については後述する。
【0020】一方、この発明になるサーマルスタンパ1
において、転写リボンTRを送るための転写リボン送り
手段10は、転写リボン送り用駆動源43、この駆動源
43の回転軸44に対して、ベルト45により伝動連結
されていて、前記転写リボン送り用駆動源43の回転に
よって回転する転写リボン巻取り軸46、および転写リ
ボン巻き出し軸47を含むものからなっている。
【0021】新しい転写リボンTRは、転写リボン巻き
出し軸47側にセットされ、転写リボン送り用駆動源4
3の回転に応じて矢印方向に移動し、ガイドローラ4
8、49、50および駆動ローラ51を介して、前記転
写リボン巻取り軸46側に巻き取られる。前記ガイドロ
ーラの内、ガイドローラ50は、前記サーマルプリント
ヘッド搭載台車28に設けられていて、前記サーマルプ
リントヘッド搭載台車28のスライド往復移動にともな
って移動するものであって、その際、サーマルプリント
ヘッドの移動ラインと平行なリボン移動ライン部分52
が形成され、サーマルプリントヘッドのスライド移動に
かかわりなく、転写リボンの弛みを防止し得るようにな
っている。
【0022】前記転写リボンTRは、サーマルプリント
ヘッドが上昇中に、矢印方向に移動して新しいリボン部
分をサーマルプリントヘッド8の部分にもたらす。その
移動量は、印字に使用された量となるよう転写リボン送
り用駆動源43側において制御し得るようになってい
る。
【0023】図7A中、参照符号53は、スタート位置
検知手段を示すものであって、例えば、サーマルプリン
トヘッド搭載台車28側に設けた光路遮蔽体と機体枠2
側に設けた光電センサでなり、前記サーマルプリントヘ
ッド搭載台車28のスタート位置を検知して、前記サー
マルプリントヘッド駆動源11の駆動を制御する。一
方、図2中、参照符号54は、サーマルプリントヘッド
アップ検知手段を示すものであって、例えば、主回転軸
15に設けた光路遮蔽体と機体枠2側に設けた光電セン
サでなり、前記サーマルプリントヘッドの上昇を検知し
て、前記サーマルプリントヘッド駆動源11の回転速度
を制御する。
【0024】次いで、この発明になるサーマルスタンパ
1におけるサーマルプリントヘッドスライド往復移動機
構12の制御、並びに前記サーマルプリントヘッドスラ
イド往復移動機構12およびサーマルプリントヘッドア
ップダウン移動機構13の駆動タイミング制御について
図7〜図11にもとづいて説明する。
【0025】この発明になるサーマルスタンパ1の制御
において重要な点は、一つの駆動源11における円運動
−直線運動の変換に生じる不等速な直線運動を、少なく
ともサーマルプリントヘッドの印字処理期間中、等速直
線運動になすべく該駆動源11の回転系側を制御しよう
とする点にある。図7A〜図7Dは、サーマルプリント
ヘッド駆動手段によるサーマルプリントヘッドの駆動態
様を概略的正面図であらわしたものであり、一つの駆動
源11の反時計方向の回転に対し、図7Aは、図9にお
けるポイントAの態様を具体的に示したものであって、
当該装置におけるスタート位置を明示するものである。
【0026】図7Bは、図9におけるポイントBの態様
を具体的に示したものであって、図7Aに示す状態から
主回転軸15がさらに反時計方向に回転した状態を示
し、サーマルプリントヘッド搭載台車28が前進(右向
き移動)を始め、サーマルプリントヘッド組立体37
は、押圧バネ部材39によって拡張方向の付勢力を受け
下降する。図7Bから図7Cへの移動が当該装置におけ
る印字処理期間であって、図7Cは、図9におけるポイ
ントCの態様を具体的に示したものであって、最終状態
を示す。図7Dは、図9におけるポイントDをあらわす
ものであり、サーマルプリントヘッド搭載台車28が退
動(左向き移動)中であって、サーマルプリントヘッド
組立体37は、サーマルプリントヘッドアップダウン用
カム部材36の働きによって上昇し、非印字状態に移行
している。
【0027】図8、図9および図10は、当該サーマル
スタンパの印字制御に関してサーマルプリントヘッドの
水平方向(x軸方向)のスライド移動を解析しようとす
るものであり、図8において、T点移動による水平方向
のx座標は、 Tx=r・cosθ+√(q2 −(h+y)2 )…… 式1 で求められる。回転ディスク22の回転期間中、図9に
おいてポイントAは、当該装置のスタート位置であり、
スタート位置検知手段53にて検出され、停止(待機)
状態に制御される。ポイントAからポイントBは、加速
領域として制御しておくことができる。ポイントBから
ポイントCは、T点が等速となるようにステッピングモ
ータ11に対し一定時間毎にパルスを与える。この場
合、マイクロプロセッサにより、1ステップ歩進に要す
る時間を式1によって算出し、ステッピングモータ11
を回転させればよい。ポイントCからポイントDは、ポ
イントCの速度と同一速度またはさらに加速し、ポイン
トDに到達させる。ポイントDからポイントAは、減速
しつつポイントAで停止させる。
【0028】図9に示すような回転ディスク22の回転
に対応してサーマルプリントヘッドは、図10Aに示す
ような移動軌跡を描く。この場合、実際には印字期間
中、サーマルプリントヘッドには、押圧バネ部材39の
付勢力に抗した圧力がかかるため、実際のサーマルプリ
ントヘッドの移動軌跡は図10Bのようになる。
【0029】一方、転写リボンTRの送り制御は、次の
ように設定される。サーマルプリントヘッドのアップを
サーマルプリントヘッドアップ検知手段54で検出した
後、ポイントAに戻るまでの間に、転写リボンTRを送
る。その送り量は、送り量=印字により消費された転写
リボンの長さ≦ポイントBとポイントCとの間の距離で
ある。転写リボン送り用モータ43をサーマルプリント
ヘッド移動用のモータと別に設けてある。印字した長さ
を印字データから計算により求めた値、または外部から
指令した値だけ転写リボンを送るので、転写リボンの無
駄をなくすことができる。
【0030】
【発明の効果】以上の構成になるこの発明のサーマルス
タンパ1は、自動化する包装工程において、当該各種の
包装材料で供される包装物を被印字体として、これら
に、製造年月日、製造管理番号、バーコード、種々のグ
ラフィックパターン、さらには食品類に対する賞味期限
などの伝達情報をコンピュータとオンラインし、リアル
タイムで印字内容の変更を可能になした点においてきわ
めて有効に作用するものであり、さらに、多様的な伝達
情報を選択的に印字処理可能であり、被印字体上に正確
にかつ美しく印字し得る点においてきわめて実効性の高
いものであるといえる。
【0031】さらに、この発明のサーマルスタンパ1
は、被印字体Hの静止中に印字処理が可能なため、自動
化システムのタイミング制御が容易に行うことができる
点、同じく被印字体Hの静止中に印字処理が可能なた
め、印字方向を任意に設定することができる点、さらに
は、シンプルな構造のものとして設計が可能であり、所
要スペースも少なく省資源化が計れる点など多くの点に
おいてきわめて有効に作用するものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明になるサーマルスタンパの全
体構造についての具体的な実施例を示す概略的な正面図
である。
【図2】図2は、図1に示すサーマルスタンパの右側面
方向からみた図であって、部分的に断面であらわした概
略的な部分断面側面図である。
【図3】図3は、図1に示すサーマルスタンパの平面方
向からみた図であって、部分的に断面であらわした概略
的な部分断面平面図である。
【図4】図4は、この発明になるサーマルスタンパにつ
いて、特に、サーマルプリントヘッド駆動手段を説明す
るための具体的構成を示す概略的な正面図である。
【図5】図5は、図4に示すサーマルプリントヘッド駆
動手段の右側面方向からみた図であって、部分的に断面
であらわした概略的な部分断面側面図である。
【図6】図6は、図4に示すサーマルプリントヘッド駆
動手段の平面方向からみた図であって、部分的に断面で
あらわした概略的な部分断面平面図である。
【図7】図7A〜図7Dは、サーマルプリントヘッド駆
動手段によるサーマルプリントヘッドの駆動態様を示す
概略的な正面図である。
【図8】図8は、サーマルプリントヘッド駆動手段によ
るサーマルプリントヘッドの移動の状態を説明するため
のグラフである。
【図9】図9は、サーマルプリントヘッド駆動手段によ
るサーマルプリントヘッドの移動の主要な各段階を説明
するためのグラフである。
【図10】図10Aおよび図10Bは、サーマルプリン
トヘッド駆動手段によるサーマルプリントヘッドの移動
軌跡を示すグラフである。
【図11】図11は、サーマルプリントヘッドの発熱体
へのエネルギー印加タイミングを制御するための制御回
路ブロック図である。
【符号の説明】
1 サーマルスタンパ 2 機体枠 3 第1の基板 4 第2の基板 6 中間基板 7 発熱体 8 サーマルプリントヘッド 9 サーマルプリントヘッド駆動手段 10 転写リボン送り手段 TR 転写リボン 11 サーマルプリントヘッド駆動源 12 サーマルプリントヘッドスライド往復移動機構 13 サーマルプリントヘッドアップダウン移動機構 15 主回転軸 21 スライダリンク機構 22 回転ディスク 24 連結バー部材 25 スライダベアリング 28 サーマルプリントヘッド搭載台車 36 サーマルプリントヘッドアップダウン用カム部材 37 サーマルプリントヘッド組立体 39 押圧バネ部材 43 転写リボン送り用駆動源 53 スタート位置検知手段 54 サーマルプリントヘッドアップ検知手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状の発熱ドット素子列からなる発熱
    体をもつサーマルプリントヘッドと、前記サーマルプリ
    ントヘッドを駆動させるためのサーマルプリントヘッド
    駆動手段と、転写リボンを送るための転写テープ送り手
    段とを備えてなり、 前記サーマルプリントヘッド駆動手段が、一つの駆動源
    と、前記サーマルプリントヘッドの発熱体の並びに直交
    する方向に前記サーマルプリントヘッドをスライド往復
    移動させるためのサーマルプリントヘッドスライド往復
    移動機構と、前記サーマルプリントヘッドのスライド往
    復移動期間中に、前記サーマルプリントヘッドを被印字
    体に対して一定圧力をかけて押圧して、前記サーマルプ
    リントヘッドによって前記被印字体上に印字処理し、印
    字処理終了後、前記サーマルプリントヘッドを前記被印
    字体から離遠させるべく動作するサーマルプリントヘッ
    ドアップダウン移動機構とからなり、 前記サーマルプリントヘッドの移動に対し、一定間隔
    で、前記サーマルプリントヘッドの発熱体にエネルギー
    を印加するための制御手段を備えてなることを特徴とす
    るサーマルスタンパ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109132042A (zh) * 2018-10-26 2019-01-04 四川梦之兰文化传媒有限公司 一种自动包装机及其横封方法
JP2020131453A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 大日本印刷株式会社 加熱体保持装置、巻取装置、熱転写システム

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