JP2000006492A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2000006492A
JP2000006492A JP17550798A JP17550798A JP2000006492A JP 2000006492 A JP2000006492 A JP 2000006492A JP 17550798 A JP17550798 A JP 17550798A JP 17550798 A JP17550798 A JP 17550798A JP 2000006492 A JP2000006492 A JP 2000006492A
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JP
Japan
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carriage
print head
thermal
transfer ribbon
printing
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JP17550798A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Mizushina
智幸 水品
Yasushi Takada
靖史 高田
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MAKII ENGINEERING KK
Oacs KK
Original Assignee
MAKII ENGINEERING KK
Oacs KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルプリントヘッドの移動と上下動と
を、各別に制御できるようにし、かつサーマルプリント
ヘッドを手動でも動かすことができるようにする。 【解決手段】 ケース本体2に、ガイド孔28,31に
そって移動できるように台車23を設ける。この台車2
3を、戻しスプリング32により印字開始点P1 方向に
付勢する。台車23の移動を、駆動モータ38で駆動さ
れる回転カム35で行なう。台車23に、支点軸42を
介して上下に揺動可能に上下動部材41を取付ける。上
下動部材41を、下降スプリング44で下方に押圧す
る。上下動部材41の下面に、サーマルプリントヘッド
3を取付ける。上下動部材41と一体の駆動部材45
を、連動板47を介してカム部材48で押圧し、サーマ
ルプリントヘッド3を上下動させる。カム部材48を、
駆動モータ38と別体の兼用モータ13で駆動する。台
車23は、作業員が指先で押圧すれば、印字終了点P2
方向に手動で動かすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば製造ライン
中の包装工程において、各種包装材料等の被印字体上に
任意の印字を施すサーマルプリンタに係り、特に印字時
間の短縮を図ることができるサーマルプリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】産業流通社会における流通商品包装シス
テムや情報処理の多様化に伴ない、各種包装システムに
よって包装された包装商品に対し、リアルタイムで印字
を施す伝達情報印字システムの開発が要求されている。
【0003】例えば、製造ライン中の包装工程におい
て、多様化する各種包装材料(紙,プラスチックフィル
ム,ラベルシート等)の被印字体に対し、製造年月日,
製造管理番号またはバーコード,さらには食品にあって
はその賞味期限等を表示するような場合、包装システム
の完全自動化に伴ない、前述の表示内容をコンピュータ
処理によりリアルタイムに変更する必要がある。そして
このような場合に、被印字体に対して即効的に印字処理
することができ、当該状況に適確に対応し得るプリンタ
が要望されている。
【0004】従来、この種のサーマルプリンタとして
は、例えば特開平8−216478号公報に示されてい
るように、サーマルプリントヘッドと,サーマルプリン
トヘッドスライド往復動機構と、サーマルプリントヘッ
ドアップダウン移動機構と、これらの駆動源とを有する
サーマルプリントヘッド駆動手段を備えたものが知られ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のサーマルプ
リンタにおいては、スライド往復移動機構とアップダウ
ン移動機構とが単一の駆動源で駆動され、サーマルプリ
ントヘッドの往復動と上下動とが完全に連動する構造に
なっているため、サーマルプリントヘッドの有効印字長
さ(サーマルプリントヘッドの最大往復動長さ)に対
し、例えば半分の印字長さの場合であっても、サーマル
プリントヘッドを常に有効印字長さ分移動させる必要が
あり、ために印字時間が長くなるという問題がある。
【0006】また、例えばサーマルプリントヘッドの戻
り動作の際に、被印字体が転写リボンに貼り付いた場合
のジャム時に、駆動源を停止させてもサーマルプリント
ヘッドを手動で動作させることができないため、ジャム
解除が容易でなく、復旧に多くの時間を要するという問
題がある。
【0007】本発明はかかる現況に鑑みなされたもの
で、印字長さに応じてサーマルプリントヘッドの移動長
さを制御し、印字時間を短縮することができるサーマル
プリンタを提供することを目的とする。
【0008】本発明の他の目的は、ジャム時にサーマル
プリントヘッドを手動で動作させ、ジャムを容易に解除
して復旧時間を短縮することができるサーマルプリンタ
を提供するにある。
【0009】本発明の他の目的は、簡単な構造でサーマ
ルプリントヘッドの送りピッチを一定にし、印字品質を
向上させることができるサーマルプリンタを提供するに
ある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、台車移動機構
と上下動機構とを異なる駆動源で駆動するようにして
も、装置構成の複雑化,大型化およびコストアップを抑
えることができるサーマルプリンタを提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、サーマルプリントヘッドと、転写リボンを送
るための転写リボン送り手段と、サーマルプリントヘッ
ドを転写リボンの長手方向に往復動させる往復駆動手段
と、サーマルプリントヘッドを上下動させる昇降駆動手
段とを備え、前記転写リボンおよび被印字体を停止させ
た状態で、往復駆動手段によりサーマルプリントヘッド
を移動させ、被印字体上に印字を施すサーマルプリンタ
において、前記往復駆動手段を、転写リボンの長手方向
に往復動可能な台車と;この台車をサーマルプリントヘ
ッドの印字開始点方向に付勢する戻しスプリングと;台
車を戻しスプリングの付勢力に抗し押圧し、印字終了点
に向かって台車を移動させる台車移動機構と;この台車
移動機構を駆動する第1駆動源と;で構成し、かつ前記
昇降駆動手段を、中間部が前記台車に枢着されて揺動
し、先端側に取付けられたサーマルプリントヘッドを上
下動させる上下動部材と;この上下動部材をサーマルプ
リントへッドの下降方向に付勢する下降スプリングと;
上下動部材の基端側を下降スプリングの付勢力に抗し押
圧し、サーマルプリントへッドを上昇させる上動機構
と;この上動機構を駆動する第2駆動源と;で構成する
ようにしたことを特徴とする。そして、台車移動機構と
上動機構とを異なる駆動源で駆動するようにしているの
で、サーマルプリントへッドの上下動とは無関係に、サ
ーマルプリントヘッドの往復動を制御することができ、
結果としてサーマルプリントヘッドの往復動距離(移動
長さ)を印字長さに応じて制御し、印字時間の短縮を図
ることが可能となる。また、台車移動機構は、台車を押
圧して移動させる構造であるので、第1駆動源を停止さ
せた状態でも、台車を押圧すれば台車を手動で移動させ
ることが可能となり、ジャム解除が極めて容易となる。
【0012】本発明はまた、台車移動機構を、第1駆動
源により正逆回転駆動されカム面が台車に接触する回転
カムで構成するようにしたことを特徴とする。
【0013】ところで、前記特開平8−216478号
公報のサーマルプリンタの場合には、連結バー部材を介
して台車を移動させるようにしているので、サーマルプ
リントヘッドの送りピッチを一定にすることは、その構
造上不可能であるが、回転カムの場合には、カム面の調
整によりサーマルプリントヘッドの送りピッチを容易に
一定にすることが可能となる。このため、印字品質を向
上させることが可能となる。また、回転カムの形状を調
節することにより、印字終了点まで移動した台車を、ほ
ぼ戻しスプリングの付勢力のみにより、短時間で印字開
始点まで戻すことが可能となり、この点からも印字時間
の短縮を図ることが可能となる。
【0014】本発明はさらに、第2駆動源に、正逆回転
方向に対するクラッチ機構を設けて転写リボン送り手段
の駆動源も兼ねるようにし、正転時には、上動機構のみ
が駆動されるとともに、逆転時には、転写リボン送り手
段のみが駆動されるようにしたことを特徴とする。そし
てこれにより、単一の駆動源で上動機構と転写リボン送
り手段との両方を駆動することが可能となり、装置構成
の複雑化,大型化およびコストアップを抑えることが可
能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の実施の一形態に係るサーマル
プリンタを示すもので、このサーマルプリンタ1は、ケ
ース本体2を備えており、このケース本体2内には、直
線状の発熱ドット素子列からなる発熱体4を有するサー
マルプリントヘッド3、転写リボンRを送るための転写
リボン送り手段5、サーマルプリントヘッド3を転写リ
ボンRの長手方向に往復動させる往復動手段6、および
サーマルプリントヘッド3を上下動させる昇降駆動手段
7がそれぞれ配設されている。
【0016】前記転写リボン送り手段5は、図2に示す
ように、ケース本体2の上部にそれぞれ配設された転写
リボン巻出しリール8および転写リボン巻取りリール9
を備えており、前記転写リボン巻出しリール8から送出
された転写リボンRは、上部ガイドローラ10,下端ガ
イドローラ11,および転写リボン送りローラ12を順
次介して前記転写リボン巻取りリール9に巻取られるよ
うになっている。そしてこの転写リボンRの巻取りは、
ケース本体2内に設置された兼用モータ13の駆動によ
り行なわれるようになっている。
【0017】すなわち、前記兼用モータ13は、例えば
ステッピングモータで構成されており、その出力軸13
aには、図示しない一方向クラッチ機構が組込まれ出力
軸13aの図2における時計廻りの回転時にのみ駆動さ
れる小プーリ14、および図示しない一方向クラッチ機
構が組込まれ出力軸13aの図2における反時計廻りの
回転時にのみ駆動される大プーリ15がそれぞれ取付け
られている。そして、前記小プーリ14には、転写リボ
ン送り手段5駆動用の無端状をなす駆動ベルト16が巻
掛けられ、また前記大プーリ15には、図1に示すよう
に、昇降駆動手段7駆動用の無端状をなす駆動ベルト1
7が巻掛けられている。
【0018】前記駆動ベルト16は、図2に示すよう
に、前記転写リボン巻取りリール9と一体の駆動プーリ
18、および前記転写リボン送りローラ12と一体の駆
動プーリ19にも巻掛けられており、駆動ベルト16の
各プーリ14,18,19中間位置は、ガイドローラ2
0,21,22で案内されるようになっている。
【0019】また、前記往復動手段6は、図3および図
4に示すように、一対の側板24と、これら両側板24
の上端間を連結する天板25とからなる台車23を備え
ており、この台車23の後方上端部には、両側板24に
貫通支持される後案内軸26が設けられ、後案内軸26
の両端部には、スライドベアリング27がそれぞれ取付
けられている。そして、これら両スライドベアリング2
7は、図3ないし図5に示すように、ケース本体2に設
けたガイド孔28にそれぞれ係合され、ガイド孔28を
ガイドとして転写リボンRの長手方向に往復動するよう
になっている。
【0020】また、前記台車23の前方上端部には、図
1および図3に示すように、両側板24に貫通支持され
る前案内軸29が設けられ、後案内軸29の両端近傍位
置には、スライドベアリング30がそれぞれ取付けられ
ている。そして、これら両スライドベアリング30は、
図3ないし図5に示すように、ケース本体2に設けたガ
イド孔31にそれぞれ係合され、ガイド孔31をガイド
として転写リボンRの長手方向に往復動するようになっ
ている。
【0021】しかして、両スライドベアリング27,3
0が各ガイド孔28,31に案内されて往復動すること
により、前記台車23が転写リボンRの長手方向に往復
動できるようになっており、この台車23の往復動によ
り、図1に示すように、サーマルプリントヘッド3が印
字開始点P1 から印字終了点P2 まで移動できるよう
になっている。そして、前記台車23は、図1および図
5に示すように、先端が前記後案内軸26に当接する戻
しスプリング32の付勢力により、常時印字開始点P
1 方向に付勢されるようになっている。
【0022】前記往復駆動手段6はまた、図5に示すよ
うに、台車23を戻しスプリング32の付勢力に抗し押
圧する台車移動機構33を備えており、この台車移動機
構33の駆動により、台車23は戻しスプリング32の
付勢力に抗し印字終了点P2 向かって移動するようにな
っている。
【0023】前記台車移動機構33は、図3および図5
に示すように、ケース本体2に取付けられた回転軸34
を備えており、この回転軸34の両端近傍位置には、一
対の回転カム35および従動プーリ36がそれぞれ固設
されており、前記前案内軸29両端の各回転カム35に
対応する位置には、各回転カム35のカム面35aが接
触するスライドベアリング37がそれぞれ取付けられて
いる。そして、前記回転カム35の回転により、スライ
ドベアリング37を介して台車23が押圧され、台車2
3が戻しスプリング32の付勢力に抗し印字終了点P
2 に向かって移動するようになっている。
【0024】前記ケース本体2にはまた、図1および図
5に示すように、前記兼用モータ13とは別の駆動モー
タ38が設置されており、前記回転カム35は、この駆
動モータ38の駆動により正逆回転駆動されるようにな
っている。
【0025】すなわち、前記駆動モータ38は、例えば
ステッピングモータで構成されており、その出力軸38
aには、駆動プーリ39が固設され、この駆動プーリ3
9と前記従動プーリ36とは、無端状の駆動ベルト40
を介して連動連結されている。そして、前記回転カム3
5は、駆動モータ38の正逆回転により、正逆回転駆動
されるようになっている。
【0026】また、前記昇降駆動手段7は、図3および
図6に示すように、前記台車23の両側板24間に配さ
れる溝形の上下動部材41を備えており、この上下動部
材41は、支点軸42を介して台車23の両側板24に
枢着されている。そして、この上下動部材41は、支点
軸42を支点として図6における左端部が上下に揺動す
るようになっており、この上下動は、上動機構43によ
り制御されるようになっているとともに、下降スプリン
グ44の付勢力により、上下動部材41が常時下方に押
圧付勢されるようになっている。
【0027】すなわち、前記下降スプリング44は、図
3および図6に示すように、前記台車23の天板25と
上下動部材41との間に介装されており、この下降スプ
リング44は、上下動部材41の下面側に固設されたサ
ーマルプリントヘッド3を、常時下降方向に押圧付勢す
るようになっている。
【0028】また、前記上動機構43は、図3および図
6に示すように、上下動部材41の下面からL形状に立
上がる駆動部材45を備えており、駆動部材45の立上
がり上端部には、接触ローラ46が回転自在に取付けら
れている。そして、この接触ローラ46には、連動板4
7の下面が接触し、連動板47の上面には、上下動用の
カム部材48が接触するようになっている。
【0029】前記連動板47は、図6に示すように、長
手方向一端の支点ピン49を支点として上下に揺動可能
にケース本体2に取付けられており、また前記カム部材
48は、カム軸50を介しケース本体2に回転可能に取
付けられ、このカム軸50には、従動プーリ51がカム
部材48と一体に設けられている。そして、この従動プ
ーリ51には、図1に示すように、前記大プーリ15に
駆動ベルト17を介して連動連結され、カム部材48が
兼用モータ13で駆動されるようになっている。
【0030】前記カム部材48は、図6に示すように、
例えば偏心円カムで構成されており、このカム部材48
の回転により、連動板47を介して駆動部材45の接触
ローラ46側の端部が下方に押圧され、上下動部材41
が下降スプリング44の付勢力に抗し下方に揺動して、
サーマルプリントヘッド3が上動するようになってい
る。
【0031】なお、図1において、符号52は非印字体
53上に貼着されたラベルであり、サーマルプリントヘ
ッド3による印字は、このラベル52上に施されるよう
になっている。
【0032】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。図7は印字開始の状態を示すもので、この状態で
は、連動板47はカム部材48で押圧されておらず、し
たがって上下動部材41は、駆動部材45が前案内軸2
9に接触した下死点状態となっており、サーマルプリン
トヘッド3の発熱体4は、転写リボンRを介してラベル
52に接触している。
【0033】この状態で、駆動モータ38に起動信号が
入力されると、駆動モータ38は図5において時計廻り
に回転し始め、この回転力は両プーリ36,39および
駆動ベルト40を介して回転カム35に伝達され、回転
カム35が図5において時計廻りに回転し始める。する
と、回転カム35のカム面35aに接触しているスライ
ドベアリング37が回転カム35で押圧され、台車23
が戻しスプリング32の付勢力に抗し、印字終了点P
2 に向かって移動し始める。そして最終的には、図8
に示すように印字終了点P2 に到る。
【0034】サーマルプリントヘッド3が印字終了点P
2 まで移動して、ラベル52への印字が終了すると、
兼用モータ13が図1において反時計廻りに回転駆動さ
れる。ところで、この方向の回転の際には、小プーリ1
4は駆動されずに大プーリ15のみが駆動され、この駆
動力は、駆動ベルト17および従動プーリ51を介して
カム部材48に伝達され、カム部材48が例えば180
度回転する。すると、カム部材48により連動板47が
下方に押圧されるとともに、下方に揺動した連動板47
により、駆動部材45の接触ローラ46が下方に押圧さ
れ、図9に示すように、上下動部材41が支点軸42を
支点として上方に揺動することになる。このため、上下
動部材41の下面に設けられているサーマルプリントヘ
ッド3が上動し、ラベル52と非接触となる。
【0035】この状態では、回転カム35がさらに回転
すると、回転カム35の形状に倣って、戻しスプリング
32の付勢力で台車23が印字開始点P1 方向に戻さ
れ、最終的には図10に示す状態となる。この状態で
は、未だカム部材48により連結板47が下方に押圧さ
れている状態が維持されているので、サーマルプリント
ヘッド3は、ラベル52と非接触の状態が維持される。
この状態がスタンバイ状態である。この状態で、カム部
材48が例えば180度回転すれば、図7に示す印字開
始の状態となる。
【0036】しかして、サーマルプリントヘッド3の移
動は、駆動モータ38の駆動力により行なわれるととも
に、サーマルプリントヘッド3の上下動は、兼用モータ
13の駆動力により行なわれるようになっているので、
図7に示す状態の回転カム35を、図8に示す状態にな
る前に逆転させることにより、印字長さを自由に調節す
ることができるとともに、印字時間を短縮することがで
きる。
【0037】なお、前記実施の一形態においては、台車
移動機構33として、回転カム35を用いる場合につい
て説明したが、回転カム35に限らず、例えば図11に
示すように、定位置で回転駆動する歯車64と、一側面
にこの歯車64に噛合する歯65aを有する楔形の押圧
部材65とからなる台車移動機構63等、他の台車移動
機構を用いるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、往復駆動
手段を、転写リボンの長手方向に往復動可能な台車と;
この台車をサーマルプリントヘッドの印字開始点方向に
付勢する戻しスプリングと;台車を戻しスプリングの付
勢力に抗し押圧し、印字終了点に向かって台車を移動さ
せる台車移動機構と;この台車移動機構を駆動する第1
駆動源と;で構成し、かつ昇降駆動手段を、中間部が前
記台車に枢着されて揺動し、先端側に取付けられたサー
マルプリントヘッドを上下動させる上下動部材と;この
上下動部材をサーマルプリントヘッドの下降方向に付勢
する下降スプリングと;上下動部材の基端側を下降スプ
リングの付勢力に抗し押圧し、サーマルプリントヘッド
を上昇させる上動機構と;この上動機構を駆動する第2
駆動源と;で構成するようにしているので、サーマルプ
リントヘッドの上下動とは無関係に、サーマルプリント
ヘッドの往復動を制御することができる。このため、サ
ーマルプリントヘッドの往復動距離(移動長さ)を印字
長さに応じて制御することができ、結果として印字時間
の短縮を図ることができる。また、台車移動機構は、台
車を押圧して移動させる構造であるので、第1駆動源を
停止させた状態でも、台車を押圧すれば台車を手動で移
動させることができ、ジャム解除が極めて容易である。
【0039】本発明はまた、台車移動機構を、第1駆動
源により正逆回転駆動されカム面が台車に接触する回転
カムで構成するようにしているので、カム面の調整によ
りサーマルプリントヘッドの送りピッチを容易に一定に
することができる。このため、印字品質を向上させるこ
とができる。また、回転カムの形状を調節することによ
り、印字終了点まで移動した台車を、ほぼ戻しスプリン
グの付勢力のみにより、短時間で印字開始点まで戻すこ
とができ、回転カムを逆転させずに1回転させる場合で
あっても、印字時間の短縮を図ることができる。
【0040】本発明はさらに、第2駆動源に、正逆両回
転方向に対するクラッチ機構を設けて転写リボン送り手
段の駆動源も兼ねるようにし、正転時には、上動機構の
みを駆動するとともに、逆転時には、転写リボン送り手
段のみを駆動するようにしているので、単一の駆動源で
上動機構と転写リボン送り手段との両方を、各機能を損
なうことなく駆動することができる。このため、装置構
成の複雑化,大型化およびコストアップを抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るサーマルプリンタ
を示す構成図である。
【図2】転写リボン送り手段の構成を示す図1相当図で
ある。
【図3】往復駆動手段および昇降駆動手段の要部の構造
を図1の上方から見た構成図である。
【図4】台車の構造を図3の下方から見た構成図であ
る。
【図5】台車移動機構の構成を示す図1相当図である。
【図6】昇降駆動手段の要部の構造を図3の下方から見
た構成図である。
【図7】印字開始時の状態を示す説明図である。
【図8】印字終了時の状態を示す説明図である。
【図9】ヘッド退壁時の状態を示す説明図である。
【図10】スタンバイ時の状態を示す説明図である。
【図11】異なる構造の台車移動機構を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 サーマルプリンタ 2 ケース本体 3 サーマルプリントヘッド 4 発熱体 5 転写リボン送り手段 6 往復駆動手段 7 昇降駆動手段 8 転写リボン巻出しリール 9 転写リボン巻取りリール 13 兼用モータ 13a,38a 出力軸 14 小プーリ 15 大プーリ 16,17,40 駆動ベルト 23 台車 24 側板 25 天板 26 後案内軸 27,30,37 スライドベアリング 28,31 ガイド孔 29 前案内軸 32 戻しスプリング 33,63 台車移動機構 35 回転カム 35a カム面 38 駆動モータ 41 上下動部材 42 支点軸 43 上動機構 44 下降スプリング 45 駆動部材 47 連動板 48 カム部材 52 ラベル 53 被印字体 R 転写リボン P1 印字開始点 P2 印字終了点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 靖史 東京都中央区日本橋富沢町6番5号 株式 会社オークス内 Fターム(参考) 2C064 CC04 CC07 CC11 EE01 EE05 EE15 FF03 FF07 2C065 AA02 AB03 DA02 DA03 DA04 DA05 DA06 DA12 DA37

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルプリントヘッドと、転写リボン
    を送るための転写リボン送り手段と、サーマルプリント
    ヘッドを転写リボンの長手方向に往復動させる往復駆動
    手段と、サーマルヘッドを上下動させる昇降駆動手段と
    を備え、前記転写リボンおよび被印字体を停止させた状
    態で、往復駆動手段によりサーマルプリントヘッドを移
    動させ、被印字体上に印字を施すサーマルプリンタにお
    いて、前記往復駆動手段は、転写リボンの長手方向に往
    復動可能な台車と;この台車をサーマルプリントヘッド
    の印字開始点方向に付勢する戻しスプリングと;台車を
    戻しスプリングの付勢力に抗し押圧し、印字終了点に向
    かって台車を移動させる台車移動機構と;この台車移動
    機構を駆動する第1駆動源と;を備え、かつ前記昇降駆
    動手段は、中間部が前記台車に枢着されて揺動し、先端
    側に取付けられたサーマルプリントヘッドを上下動させ
    る上下動部材と;この上下動部材をサーマルプリントヘ
    ッドの下降方向に付勢する下降スプリングと;上下動部
    材の基端側を下降スプリングの付勢力に抗し押圧し、サ
    ーマルプリントヘッドを上昇させる上動機構と;この上
    動機構を駆動する第2駆動源と;を備えていることを特
    徴とするサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 台車移動機構は、第1駆動源により正逆
    回転駆動されカム面が台車に接触する回転カムを有して
    いることを特徴とする請求項1記載のサーマルプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 第2駆動源は、正逆両回転方向に対する
    クラッチ機構を有して転写リボン送り手段の駆動源を兼
    ね、正転時には上動機構のみを駆動するとともに、逆転
    時には転写リボン送り手段のみを駆動することを特徴と
    する請求項1または2記載のサーマルプリンタ。
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