JPH08216439A - カラー感熱プリンタの定着装置 - Google Patents

カラー感熱プリンタの定着装置

Info

Publication number
JPH08216439A
JPH08216439A JP7022024A JP2202495A JPH08216439A JP H08216439 A JPH08216439 A JP H08216439A JP 7022024 A JP7022024 A JP 7022024A JP 2202495 A JP2202495 A JP 2202495A JP H08216439 A JPH08216439 A JP H08216439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
ultraviolet
ultraviolet lamp
light guide
thermal head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7022024A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Imai
今井  亮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7022024A priority Critical patent/JPH08216439A/ja
Publication of JPH08216439A publication Critical patent/JPH08216439A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Printing Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 イエロー用紫外線ランプ16又マゼンタ用紫
外線ランプ17から放出された紫外線は、集光レンズ2
6又は27を経て、可撓性のライトガイド30の入射端
30aに入射する。このライトガイド30を通った紫外
線は、細長な矩形状をした射出端30bから射出され
る。この射出端30bは、サーマルヘッド14の下流側
端部に固定されており、記録済みのカラー感熱記録シー
ト10をライン状に照明して光定着する。 【効果】 紫外線ランプをカラー感熱記録シートの移動
域から離して配置できるので、紫外線ランプの配置の自
由度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱記録された感熱発色
層に紫外線を照射して定着するカラー感熱プリンタの定
着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー感熱記録シートにフルカラー画像
を記録するカラー感熱プリンタが知られている。このカ
ラー感熱記録シートは、ベース上に、シアン感熱発色
層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層が順次層
設されており、最上層となるイエロー感熱発色層ほど発
色感度が高く、小さな熱エネルギーで発色する。マゼン
タ感熱発色層を記録する際に、記録済みのイエロー感熱
発色層が再度発色されないようにするために、イエロー
感熱発色層には420nmの紫外線で光定着される性質
が与えられている。同様に、マゼンタ感熱発色層には3
65nmの紫外線による光定着性が与えられている。
【0003】カラー感熱プリンタには、1個のサーマル
ヘッドを使用した1ヘッドタイプと、3個のサーマルヘ
ッドを用いた3ヘッドタイプとがある。1ヘッドタイプ
は、構造が簡単であるが、サーマルヘッドにカラー感熱
記録シートを3回通すことが必要である。3ヘッドタイ
プは、構造が複雑であるが、カラー感熱記録シートを1
回通せばよいので、高速プリントを行なうことができ
る。
【0004】1ヘッドタイプのカラー感熱プリンタで
は、サーマルヘッドの下流で、カラー感熱記録シートに
近接した位置に、イエロー感熱発色層を定着するための
イエロー用定着装置と、マゼンタ感熱発色層を定着する
ためのマゼンタ用定着装置とが配置されている。3ヘッ
ドタイプのカラー感熱プリンタでは、イエロー感熱発色
層を記録するためのイエロー用サーマルヘッドの下流
に、イエロー用定着装置が配置されて、そしてマゼンタ
用サーマルヘッドの下流にマゼンタ用定着装置が配置さ
れている。これらの定着装置は、紫外線を放出する棒状
の紫外線ランプと、紫外線ランプの背後に配置したリフ
レクタとから構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラー感熱プリ
ンタでは、紫外線ランプはサーマルヘッドの下流側で、
カラー感熱記録シートに近接した特定位置に設置しなけ
ればならないため、カラー感熱プリンタの設計や大きさ
の自由度を制約していた。
【0006】本発明は、紫外線ランプを任意の位置に設
置可能にすることにより、カラー感熱プリンタの設計上
の自由度を高め、かつ小型化することができるカラー感
熱プリンタの定着装置を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の定着装置では、入射端と射出端とを
備えたライトガイドを用い、この入射端を第1及び第2
の紫外線ランプからの紫外線を入射可能に配置し、そし
て射出端をサーマルヘッドに近接した位置でカラー感熱
記録シートに対面して配置することにより、カラー感熱
記録シートを紫外線でライン状に照明するとともに、切
換え手段によって2個の紫外線ランプの一方から放出さ
れた紫外線を入射端に選択的に入射させるようにしたも
のである。
【0008】請求項2記載の発明では、集光レンズを設
けて紫外線を入射端に集光させるようにし、またライト
ガイドの射出端をサーマルヘッドの下流側端部に固定す
るようにしたものである。
【0009】請求項3記載の定着装置では、入射端と射
出端とを備えた第1,第2ライトガイドを用い、第1,
第2ライトガイドの入射端を第1及び第2の紫外線ラン
プからの紫外線を入射可能に配置し、そして射出端をサ
ーマルヘッドに近接した位置でカラー感熱記録シートに
対面して配置することにより、カラー感熱記録シートを
紫外線でライン状に照明するとともに、切換え手段によ
って、第1,第2の紫外線ランプの一方を点灯させ、第
1,第2ライトガイドの一方を通った紫外線でカラー感
熱記録シートをライン状に照明するようにしたものであ
る。
【0010】請求項4記載の定着装置では、各紫外線ラ
ンプは同時に点灯しており、これらの紫外線ランプから
の紫外線が各ライトガイドを通ってカラー感熱記録シー
トに導かれ、カラー感熱記録シートをライン状に照明す
るようにしたものである。
【0011】請求項5記載の定着装置では、各ライトガ
イドの入射端と各紫外線ランプとの間に、紫外線ランプ
からの紫外線を入射端に集光するための集光レンズが配
置されている。
【0012】請求項1記載の定着装置は、1ヘッド3パ
スタイプのカラー感熱プリンタに用いられるものであ
り、切換え手段によって、2つの紫外線ランプの一方が
選択される。この選択された紫外線ランプからの紫外線
は、ライトガイドを通ってサーマルヘッドの下流に導か
れる。ライトガイドの射出端は、カラー感熱記録シート
の幅方向(主走査方向)に延びた偏平な形状をしてお
り、これから射出された紫外線でカラー感熱記録シート
がライン状に照明される。請求項3記載の定着装置で
は、各紫外線ランプ毎にライトガイドが設けられてお
り、切換手段によって一方の紫外線ランプが点灯され
る。
【0013】請求項4記載の定着装置は、3ヘッド1パ
スタイプのカラー感熱プリンタに用いられる。各紫外線
ランプからの紫外線は、対応するライトガイドを通って
カラー感熱記録シートに導かれる。
【0014】集光レンズは、紫外線ランプからの紫外線
をライトガイドの入射端に効率良く集光する。また、ラ
イトガイドの射出端をサーマルヘッドの下流側端部に固
定することで、ライトガイドの射出端を支持するための
特別な部材が不要となる。
【0015】
【実施例】カラー感熱記録シートの層構造の一例を示す
図5において、カラー感熱記録シート10はシアン感熱
発色層5,マゼンタ感熱発色層6,イエロー感熱発色層
7,保護層8が支持体9の上に順次層設されている。こ
れらの各感熱発色層5〜7は、熱記録される順番に層設
されているが、例えばマゼンタ,イエロー,シアンの順
番に熱記録する場合には、イエロー感熱発色層7とマゼ
ンタ感熱発色層6とが入れ換えられる。これらの各感熱
発色層5〜7は、深層ほど発色感度が低いため、サーマ
ルヘッドにより加えられる熱エネルギーを変えることに
より、3色の感熱発色層を選択的に発色させることがで
きる。
【0016】1パス3ヘッドタイプのカラー感熱プリン
タを示す図1において、プラテンドラム15は、その回
転軸11にパルスモータ(図示せず)が連結されてお
り、クランプ部材12で先端が固定されたカラー感熱記
録シート10を巻き付けた状態で、矢線方向に連続又は
間欠回転する。プリント位置にはサーマルヘッド14が
配置されている。サーマルヘッド14には、周知のよう
に、多数の発熱素子を主走査方向にライン状に配列した
発熱素子アレイ14aが形成されており、各発熱素子は
画素の濃度に応じた熱エネルギーを発生する。
【0017】定着装置18は、紫外線ランプ16,17
と、リフレクター16a,17aと、集光レンズ26,
27と、ライトガイド30とから構成されている。イエ
ロー用紫外線ランプ16はほぼ420nmの紫外線を照
射し、マゼンタ用紫外線ランプ17はほぼ365nmの
紫外線を照射する。ランプドライバ20は、サーマルヘ
ッド14によるイエロー感熱発色層7の熱記録直後とマ
ゼンタ感熱発色層6の熱記録直後とで、紫外線ランプ1
6,17を選択的に点灯させる。この実施例では、ラン
プドライバ20は切換手段を構成している。
【0018】リフレクター16a,17aは、紫外線ラ
ンプ16,17の後方に放射された照射光を前方へ反射
する。集光レンズ26,27としては、各紫外線ランプ
16,17とほぼ同じ長さを有するシリンドリカルレン
ズが用いられ、入射した紫外線をライトガイド30の入
射端30aに集光する。
【0019】ライトガイド30は、柔軟性のある紫外線
透過性光ファイバを多数束ねて構成されており、この光
ファイバとしては、グラスファイバ,プラスチックファ
イバ等が用いられる。ライトガイド30の入射端30a
は、紫外線ランプに合わせて紫外線透過性光ファイバの
端を細長に配列して接着剤で固定されている。ライトガ
イド30の射出端30bは、カラー感熱記録シート10
の全幅を均一な照度でライン状に照明するために細長な
矩形状になっている。
【0020】ライトガイド30の入射端30aと、射出
端30bは、各ファイバーの端を接着剤で固定してある
が、これらを保護するために保護枠31,32が嵌めて
ある。また、ライトガイド30の途中は、チューブ33
に挿入されている。射出端30bの幅は、均一な照明を
行うために全長に亘って一定であり、また長さはカラー
感熱記録シート10の幅とほぼ同じである。入射端30
aの形状は紫外線ランプ16,17に対応していれば、
四角,丸等でもよく、また長さも任意でよい。
【0021】保護枠31は、取付金具34によってサー
マルヘッド14の先端に固定されている。この状態で
は、ライトガイド30の射出端30bがカラー感熱記録
シート10に対面し、紫外線でライン状に照明する。
【0022】次に、上記構成の作用について説明する。
プリントが開始されると、プラテンドラム15がカラー
感熱記録シート10を巻きつけた状態で回転する。ま
ず、サーマルヘッド14でイエロー感熱発色層7にイエ
ロー画像を1ラインずつ熱記録する。このイエロー画像
の熱記録直後に、ランプドライバ20によってイエロー
用紫外線ランプ16が点灯される。
【0023】イエロー用紫外線ランプ16はほぼ420
nmの紫外線を放出する。この紫外線は、集光レンズ2
6によって入射端30aからライトガイド30内に入
り、射出端30bから射出する。イエロー画像を熱記録
した部分は、記録直後に射出端30bの下を通過して、
ここから射出された紫外線によってライン状に照明さ
れ、イエロー感熱発色層7が光定着される。
【0024】プラテンドラム15が第2回転目に入る
と、サーマルヘッド14でマゼンタ感熱発色層6にマゼ
ンタ画像を1ラインずつ熱記録する。このマゼンタ画像
の記録直後に、ランプドライバ20がイエロー用紫外線
ランプ16に代わってマゼンタ用紫外線ランプ17を点
灯する。マゼンタ紫外線ランプ17から照射された紫外
線は、集光レンズ27によってライトガイド30の入射
端30aに集光されて、ライトガイド30を通って射出
端30bから射出される。そして、マゼンタ画像を記録
した部分が射出端30bの下を通過する際に、マゼンタ
用紫外線ランプ17から放出された365nmの紫外線
によって光定着される。プラテンドラム15が第3回転
目に入ると、サーマルヘッド14でシアン感熱発色層5
にシアン画像を1ラインずつ熱記録して、フルカラー画
像を形成する。
【0025】なお、上記したライトガイドの射出端に、
この射出端から照射する紫外線を線状に集光する集光レ
ンズを配置してもよい。また、紫外線透過性光ファイバ
の照射端側をレンズ形状にしてもよい。この実施例で
は、サーマルヘッド14と射出端30bとを取付金具3
4で一体化しているが、この射出端30bはサーマルヘ
ッド14の下流側ならば、サーマルヘッド14とは別に
配置してもよい。
【0026】図2〜図4に示す実施例は、切換手段によ
って2個の紫外線ランプの一方がライトガイドの入射端
に対面するようにしたものである。図2では、イエロー
用紫外線ランプ50とマゼンタ用紫外線ランプ51と
が、モータ56によって回転されるランプホルダー53
に取付けられている。イエロー感熱発色層の定着では、
イエロー用紫外線ランプ51がライトガイド55の入射
端55aに対面する。このイエロー用紫外線ランプ50
から放出された紫外線は、集光レンズを通って入射端5
5aに入射するイエロー感熱発色層の定着が終了する
と、紫外線ランプが消灯すると同時にモータ56が回転
してランプホルダー53を180度回転させる。このマ
ゼンタ用紫外線ランプ51が点灯すると、放出された紫
外線は、集光レンズ52を通って入射端55aに入射す
る。
【0027】図3に示す実施例では、ライトガイド61
の入射端61aが、モータ65によって回動自在なライ
トガイドホルダー60に取り付けられている。このライ
トガイドホルダー60は、イエロー記録時には、集光レ
ンズ62に対面している。イエロー記録が終了すると、
モータ65によってライトガイドホルダー60が回動さ
れ、ライトガイド61の入射端61aが集光レンズ63
に対面するようにセットする。
【0028】図4に示す実施例では、ライトガイドホル
ダー74に、ライトガイド70の入射端70aと、集光
レンズ71とが取り付けられている。この実施例ではモ
ータ72によって、入射端70aと集光レンズ71とが
一緒に回動するので、集光レンズ71が1個でよい。
【0029】図6は、カラー感熱記録シートの1回の通
過でフルカラー画像を得ることができる1パス3ヘッド
方式のカラー感熱プリンタの例を示すものである。カラ
ー感熱記録シート80の搬送路に沿って、イエロー用サ
ーマルヘッド81,マゼンタ用サーマルヘッド82,シ
アン用サーマルヘッド83が配置されている。イエロー
用サーマルヘッド81とマゼンタ用サーマルヘッド82
との間には、ライトガイド85の射出端85bが配置さ
れている。マゼンタ用サーマルヘッド82とシアン用サ
ーマルヘッド83との間には、ライトガイド86の射出
端86bが配置されている。
【0030】ライトガイド85の入射端85aは、集光
レンズ89を介してイエロー用紫外線ランプ87に対面
している。ライトガイド86の入射端86aも集光レン
ズ90を介してマゼンタ用紫外線ランプ88に対面して
いる。これらの紫外線ランプはプリント中は同時に点灯
している。
【0031】各サーマルヘッド81〜83に対向して、
プラテンローラ91,92,93が設けられている。こ
れらプラテンローラ91〜93は、その回転軸に取り付
けられたパルスモータによって矢線方向に一定速度で連
続又は間欠回転して、カラー感熱記録シート80を矢線
方向に搬送する。
【0032】カラー感熱記録シート80の記録エリアの
先端がイエロー用サーマルヘッド81の下を通過する際
に、イエロー用サーマルヘッド81によってイエロー感
熱発色層にイエロー画像が熱記録される。プリント時に
はイエロー用紫外線ランプ87が点灯しているから、こ
れから放出された紫外線は集光レンズ89によって、ラ
イトガイド91の入射端91aに集光される。この紫外
線は、ライトガイド85の射出端85bから射出され、
カラー感熱記録シート80をライン状に照明してイエロ
ー感熱発色層の光定着を行う。
【0033】カラー感熱記録シート80の記録エリアの
先端がマゼンタ用サーマルヘッド82の下を通過する際
に、マゼンタ用サーマルヘッド82によってマゼンタ感
熱発色層にマゼンタ画像が記録される。マゼンタ用紫外
線ランプ88からの紫外線は、集光レンズ90によって
ライトガイド86の入射端86aに集光され、そして、
ライトガイド86の射出端86bから射出されて、マゼ
ンタ感熱発色層の光定着を行う。次に、シアン用サーマ
ルヘッド83によってシアン画像の熱記録がシアン感熱
発色層に行われ、フルカラー画像の記録が終了する。
【0034】前記ライトガイド85,86の射出端85
b,86bは、対応するサーマルヘッド81,82の側
面に固定してもよい。更には、3個のサーマルヘッド8
1〜83と、ライトガイド85,86の射出端85b,
86bを一体的に結合してもよい。こうすると、全体が
コンパクトとなり、また組み立ても簡単となる。
【0035】図7は、カラー感熱記録シートを横に往復
搬送して3回の通過でカラー画像を記録する3パス1ヘ
ッド方式のカラー感熱プリンタの例を示すものである。
カラー感熱記録シート100は、搬送ローラ対101に
ニップされており、この搬送ローラ対101の回転軸に
取り付けられたパルスモータ(図示なし)によって正逆
方向に一定速度で連続又は間欠回転する。カラー感熱記
録シート100を往復搬送して、プラテンドラム102
上に支持されたサーマルヘッド103を3回通過させ、
サーマルヘッド103で三色面順次によってフルカラー
画像を記録する。
【0036】ライトガイド105の入射端105aは、
集光レンズ106を介してイエロー用紫外線ランプ10
7に対面している。ライトガイド108の入射端108
aも集光レンズ109を介してマゼンタ用紫外線ランプ
110に対面している。
【0037】ライトガイド105の射出端105bとラ
イトガイド108の射出端108bは、図8に示すよう
に細長な矩形状をしており、カラー感熱記録シート10
0の搬送方向に直交方向でこれに対面している。なお、
ライトガイド105,108自体の構成は図1に示すも
のと同じである。
【0038】図1に示す実施例と同様に、イエロー用紫
外線ランプは、ランプドライバによってイエロー記録時
に点灯される。これから放出された紫外線は集光レンズ
106によってライトガイド105の入射端105aに
集光される。この紫外線は、ライトガイド105の射出
端105bから射出され、カラー感熱記録シート100
をライン状に照明してイエロー感熱発色層の光定着を行
う。
【0039】また、マゼンタ用紫外線ランプは、マゼン
タ記録時にランプドライバによって点灯される。これか
ら放出された紫外線は集光レンズ107によってライト
ガイド108の入射端108aに集光される。この紫外
線は、ライトガイド108の射出端108bから射出さ
れ、カラー感熱記録シート100をライン状に照明して
マゼンタ感熱発色層の光定着を行う。
【0040】前記ライトガイド105,108の射出端
105b,108bは、一体的に結合しているが、これ
らをサーマルヘッド103の側面に固定してもよい。
【0041】なお、上記実施例は、プラテンドラム式の
3パス1ヘッド方式のカラー感熱プリンタと横搬送式の
1パス3ヘッド方式及び3パス1ヘッド方式のカラー感
熱プリンタであるが、プラテンドラム式の1パス3ヘッ
ド方式のカラー感熱プリンタにも本発明を用いることが
できる。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、紫外線ランプからの紫外線をライトガイドでカラー
感熱記録シートに導くようにしたから、従来のように紫
外線ランプをサーマルヘッドの下流でカラー感熱記録シ
ートに近接して配置することが不要となる。したがっ
て、紫外線ランプの設置場所が制約されることなく、任
意の位置に配置することができるので、設計の自由度が
大きくなる。また、紫外線はライン状に集中して照明す
ることができる。
【0043】波長域が異なった2種類の紫外線ランプの
一方とライトガイドの入射端とを対面させるための切換
手段を設けたから、紫外線の波長の切換を任意に行うこ
とができ、しかも1本のライトガイドでよいから、更に
スペースの節約を図ることができる。
【0044】また、紫外線の照射範囲は、ライトガイド
の射出端の形状で決めることができるから、紫外線ラン
プは所定の光量が確保できればよく、その長さは任意で
ある。したがって、短い紫外線ランプを使用することが
でき、かつ設置場所も自由であるから、プリンタ本体を
小型化することができる。また、サーマルヘッドの周辺
がスッキリするので、メンテナンス性も向上する。
【0045】サーマルヘッドにライトガイドの射出端を
固定したから、組み立てが簡単となるとともに、ライト
ガイドの保持部材を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した3パス1ヘッド方式のカラー
感熱プリンタを示す斜視図である。
【図2】2種類の紫外線ランプを反転可能にした実施例
を示す要部の側面図である。
【図3】ライトガイドの入射端を反転自在にした実施例
を示す要部の側面図である。
【図4】ライトガイドと集光レンズとを反転自在にした
実施例を示す要部の側面図である。
【図5】カラー感熱記録シートの層構造の一例を示す断
面図である。
【図6】本発明を実施した1パス3ヘッド方式のカラー
感熱プリンタを示す平面図である。
【図7】本発明を実施した横搬送式の3パス1ヘッド方
式のカラー感熱プリンタを示す平面図である。
【図8】図7に示すライトガイドの射出端を示す説明図
である。
【符号の説明】
10 カラー感熱記録シート 14 サーマルヘッド 16 イエロー用紫外線ランプ 17 マゼンタ用紫外線ランプ 18 定着装置 26,27 集光レンズ 30 ライトガイド 30a 入射端 30b 射出端 55,61,70,85,86,105,108 ライ
トガイド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発色する色及び発色感度が異なった第1
    ないし第3の感熱発色層を層設したカラー感熱記録シー
    トと、主走査方向に延びたサーマルヘッドとを用い、カ
    ラー感熱記録シートをサーマルヘッドに対して3回通し
    て、最上層となる第1の感熱発色層から順番に記録し、
    そして第1の感熱発色層に対しては記録直後に第1の紫
    外線ランプからの紫外線を照射して定着し、第2の感熱
    発色層に対しては記録直後に第2の紫外線ランプからの
    紫外線を照射して定着するカラー感熱プリンタにおい
    て、 射出端がサーマルヘッドに近接して配置され、入射端か
    ら入射した紫外線を射出端に導き、この射出端から出た
    紫外線でカラー感熱記録シートをライン状に照明するラ
    イトガイドと、 ライトガイドの入射端に、2個の紫外線ランプのいずれ
    か一方の紫外線を入射させる切換え手段とを設けたこと
    を特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記紫外線ランプからの紫外線を入射端
    に集光するための集光レンズを設け、またライトガイド
    の射出端をサーマルヘッドの下流側端部に固定したこと
    を特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 発色する色及び発色感度が異なった第1
    ないし第3の感熱発色層を層設したカラー感熱記録シー
    トと、主走査方向に延びたサーマルヘッドとを用い、カ
    ラー感熱記録シートをサーマルヘッドに対して3回通し
    て、最上層となる第1の感熱発色層から順番に記録し、
    そして第1の感熱発色層に対しては記録直後に第1の紫
    外線ランプからの紫外線を照射して定着し、第2の感熱
    発色層に対しては記録直後に第2の紫外線ランプからの
    紫外線を照射して定着するカラー感熱プリンタにおい
    て、 射出端がサーマルヘッドに近接して配置され、入射端か
    ら入射した第1の紫外線ランプからの紫外線を射出端に
    導き、この射出端から出た第1の紫外線ランプからの紫
    外線でカラー感熱記録シートをライン状に照明する第1
    ライトガイドと、 射出端がサーマルヘッドに近接して配置され、入射端か
    ら入射した第2の紫外線ランプからの紫外線を射出端に
    導き、この射出端から出た第2の紫外線ランプからの紫
    外線でカラー感熱記録シートをライン状に照明する第2
    ライトガイドと、 第1,第2の紫外線ランプのいづれかを点灯させ、第
    1,第2ライトガイドの入射端のいずれかに、第1,第
    2の紫外線ランプのいずれか一方の紫外線を入射させる
    切換え手段とを設けたことを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 発色する色及び発色感度が異なった第1
    ないし第3の感熱発色層を層設したカラー感熱記録シー
    トと、主走査方向に延びた第1ないし第3のサーマルヘ
    ッドとを用い、カラー感熱記録シートを第1のサーマル
    ヘッドに通して、最上層となる第1の感熱発色層を記録
    してから、第1の紫外線ランプからの紫外線を照射して
    第1の感熱発色層を定着し、次に第2のサーマルヘッド
    に通して第2の感熱発色層を記録してから、第2の紫外
    線ランプからの紫外線を照射して第2の感熱発色層を定
    着し、最後に第3のサーマルヘッドで深層となる第3の
    感熱発色層を記録するカラー感熱プリンタにおいて、 各紫外線ランプの紫外線をカラー感熱記録シートへ導く
    ためのライトガイドをそれぞれ設け、これらのライトガ
    イドによってカラー感熱記録シートをライン状に照明す
    ることを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 各ライトガイドの入射端と紫外線ランプ
    との間に、紫外線ランプからの紫外線を入射端に集光す
    るための集光レンズをそれぞれ配置したことを特徴とす
    る請求項3又は4記載の定着装置。
JP7022024A 1995-02-09 1995-02-09 カラー感熱プリンタの定着装置 Pending JPH08216439A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7022024A JPH08216439A (ja) 1995-02-09 1995-02-09 カラー感熱プリンタの定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7022024A JPH08216439A (ja) 1995-02-09 1995-02-09 カラー感熱プリンタの定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08216439A true JPH08216439A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12071427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7022024A Pending JPH08216439A (ja) 1995-02-09 1995-02-09 カラー感熱プリンタの定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08216439A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100470929B1 (ko) * 2002-04-16 2005-03-08 일리정공 주식회사 디지털 프린팅머신의 헤드구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100470929B1 (ko) * 2002-04-16 2005-03-08 일리정공 주식회사 디지털 프린팅머신의 헤드구조

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5629729A (en) Thermal printer and optical fixing device therefor
EP0845365A2 (en) Paper transport device for color thermal printer
JPH08216439A (ja) カラー感熱プリンタの定着装置
JP3369003B2 (ja) カラー感熱プリンタ
JP2667736B2 (ja) カラー感熱プリンタ
JPH07314805A (ja) カラー感熱プリンタ
JP2001277558A (ja) カラー感熱プリンタ用光定着装置
JP2766579B2 (ja) サーマルプリンタ
JPH0538823A (ja) サーマルプリンタ
JP2002283596A (ja) カラー感熱プリンタ
JP3073842B2 (ja) カラー感熱プリンタ
JP2899482B2 (ja) サーマルプリンタ
JPH06155777A (ja) サーマルプリンタ
JP2001246768A (ja) カラー感熱プリンタ用光定着装置
JP3179945B2 (ja) サーマルプリンタ
JP2000334988A (ja) カラー感熱プリンタ
JP2001010091A (ja) カラー感熱プリンタ及び定着方法
JP2719066B2 (ja) カラー感熱プリンタ
JP2003080743A (ja) 光定着装置
JP2001054957A (ja) カラー感熱プリンタ
JP2001171157A (ja) カラー感熱プリンタ
JP3278210B2 (ja) オーバーヘッドプロジェクタ用感熱記録材料
JPH05220991A (ja) サーマルプリンタの外装構造
JPH05212883A (ja) サーマルプリンタの外装構造
JPH08112921A (ja) カラー感熱プリンタ