JPH08215907A - 工具保持装置 - Google Patents
工具保持装置Info
- Publication number
- JPH08215907A JPH08215907A JP4793295A JP4793295A JPH08215907A JP H08215907 A JPH08215907 A JP H08215907A JP 4793295 A JP4793295 A JP 4793295A JP 4793295 A JP4793295 A JP 4793295A JP H08215907 A JPH08215907 A JP H08215907A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collet
- tool
- hollow
- holding device
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 切り屑がコレットの割り溝やホルダ本体の中
空内部に入ることを可及的に防止できる工具保持装置を
得ることを目的とする。 【構成】 中空状のホルダ本体１の先端部３に取り付け
られ、軸方向の一端側から切り込んだ割り溝８によって
分割された複数の舌片９を有するコレット６を備え、コ
レット６の中空内部に、舌片９によって工具を緊締保持
する工具保持装置において、コレット６の一端側に位置
して、工具の先端側に向かって凹状の湾曲面１８を有す
る切り屑処理部材１６を設けた。
空内部に入ることを可及的に防止できる工具保持装置を
得ることを目的とする。 【構成】 中空状のホルダ本体１の先端部３に取り付け
られ、軸方向の一端側から切り込んだ割り溝８によって
分割された複数の舌片９を有するコレット６を備え、コ
レット６の中空内部に、舌片９によって工具を緊締保持
する工具保持装置において、コレット６の一端側に位置
して、工具の先端側に向かって凹状の湾曲面１８を有す
る切り屑処理部材１６を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はドリル、エンドミル等
の工具の保持装置に関し、特に切り屑の処理が容易な工
具保持装置に関する。
の工具の保持装置に関し、特に切り屑の処理が容易な工
具保持装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】機械加工の使用目的に応じて工具の交換
が可能な工具保持装置として、コレットを用いた保持装
置が知られている。この種の工具保持装置は、全体とし
て中空の截頭円錐状を呈し、底面側から軸方向に切り込
んだ割り溝によって分割された複数の舌片を有する中空
状のコレットを、中空状のホルダ本体の先端部に取り付
け、前記コレットの中空内部に、前記舌片によって工具
を緊締保持するようになっている。
が可能な工具保持装置として、コレットを用いた保持装
置が知られている。この種の工具保持装置は、全体とし
て中空の截頭円錐状を呈し、底面側から軸方向に切り込
んだ割り溝によって分割された複数の舌片を有する中空
状のコレットを、中空状のホルダ本体の先端部に取り付
け、前記コレットの中空内部に、前記舌片によって工具
を緊締保持するようになっている。
【０００３】この工具の緊締保持は、ホルダ本体に取り
付けたコレットの底面側からこのコレットの中空孔内に
工具の基端部を挿入し、前記ホルダ本体の先端部分に取
り付けられる固定部材によって、コレットに対して軸方
向の力を与えることにより保持力を増すことで、至便に
実行される。そして、この工具保持装置は加工装置に取
り付けられて回転し、例えばドリルによる穿孔作業に供
される。なお、類似の保持装置は例えば特開平４−２７
５８０８号公報に示されている。
付けたコレットの底面側からこのコレットの中空孔内に
工具の基端部を挿入し、前記ホルダ本体の先端部分に取
り付けられる固定部材によって、コレットに対して軸方
向の力を与えることにより保持力を増すことで、至便に
実行される。そして、この工具保持装置は加工装置に取
り付けられて回転し、例えばドリルによる穿孔作業に供
される。なお、類似の保持装置は例えば特開平４−２７
５８０８号公報に示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】加工作業、例えばドリ
ルによる穿孔作業時は、その作業に伴なって当然のこと
ながら被加工物から切り屑が生じる。この切り屑は、被
加工物が快削性を有する材料の場合は破砕性がよく、こ
の切り屑の処理は比較的容易であるが、例えば流れ型の
切り屑が生じるような場合、前記従来の工具保持装置の
あっては、切り屑がコレットの割り溝やホルダ本体の中
空内部に入り込み、その除去作業が面倒であった。
ルによる穿孔作業時は、その作業に伴なって当然のこと
ながら被加工物から切り屑が生じる。この切り屑は、被
加工物が快削性を有する材料の場合は破砕性がよく、こ
の切り屑の処理は比較的容易であるが、例えば流れ型の
切り屑が生じるような場合、前記従来の工具保持装置の
あっては、切り屑がコレットの割り溝やホルダ本体の中
空内部に入り込み、その除去作業が面倒であった。
【０００５】本発明はかかる従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、切り屑がコレットの割り溝やホルダ本体の
中空内部に入ることを可及的に防止できる工具保持装置
を得ることを目的とする。
れたもので、切り屑がコレットの割り溝やホルダ本体の
中空内部に入ることを可及的に防止できる工具保持装置
を得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、中空状
のホルダ本体と、該ホルダ本体の先端部に取り付けら
れ、軸方向の一端側から切り込んだ割り溝によって分割
された複数の舌片を有する中空状のコレットとを備え、
該コレットの中空内部に、前記舌片によって工具を緊締
保持する工具保持装置において、前記コレットの前記一
端側に位置して、前記工具の先端側に向かって凹状の湾
曲面を有する切り屑処理部材を設けた構成にしてある。
また、前記切り屑処理部材は、前記コレットに軸方向の
力を与え、前記舌片による緊締保持力を増す固定部材に
付属させた構成にしてある。
のホルダ本体と、該ホルダ本体の先端部に取り付けら
れ、軸方向の一端側から切り込んだ割り溝によって分割
された複数の舌片を有する中空状のコレットとを備え、
該コレットの中空内部に、前記舌片によって工具を緊締
保持する工具保持装置において、前記コレットの前記一
端側に位置して、前記工具の先端側に向かって凹状の湾
曲面を有する切り屑処理部材を設けた構成にしてある。
また、前記切り屑処理部材は、前記コレットに軸方向の
力を与え、前記舌片による緊締保持力を増す固定部材に
付属させた構成にしてある。
【０００７】
【作用】加工作業にともなって被加工物から生じる切り
屑は、コレットの前記一端側に位置して設けられた切り
屑処理部材によって被加工部分から速やかに排出され、
この切り屑がコレットの割り溝やホルダ本体内部に入る
ことが可及的に防止される。
屑は、コレットの前記一端側に位置して設けられた切り
屑処理部材によって被加工部分から速やかに排出され、
この切り屑がコレットの割り溝やホルダ本体内部に入る
ことが可及的に防止される。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳述する。
詳述する。
【０００９】図１はこの発明の工具保持装置の一実施例
を示す図面で、図において１はホルダ本体で、このホル
ダ本体１の基部２は図外の加工機械本体への取り付けの
用に供するために、外周テ−パ面２ａが形成してある。
このホルダ本体１は図２に示すように中空状に形成さ
れ、軸方向一端側の先端部３には、中空孔１ａの内周面
に、先端に向かって拡径するテ−パ面４が形成され、外
周面に雄ねじ５ａが形成してある。６は全体として截頭
円錐状で中空のコレットで、このコレット６は、底面７
側から軸方向に切り込んだ割り溝８によって分割された
複数の舌片９を有しており、円錐面１０が前記ホルダ本
体１のテ−パ面４に適合して取り付けられる。また、コ
レット６の底面７側の外周には前記円錐面１０と逆向き
で底面７側に向かって収斂するテ−パ面１１が形成して
ある。１２は前記ホルダ本体１の雄ねじ５ａに螺合する
雌ねじ５ｂを有する固定部材としてのナットで、このナ
ット１２の内周面に形成したテ−パ面１３が前記コレッ
ト６のテ−パ面１１に接している。前記コレット６の中
空孔１４内には、工具１５の基端部１５ａがホルダ本体
１の先端部３側から挿入され、前記舌片９によって緊締
保持されている。
を示す図面で、図において１はホルダ本体で、このホル
ダ本体１の基部２は図外の加工機械本体への取り付けの
用に供するために、外周テ−パ面２ａが形成してある。
このホルダ本体１は図２に示すように中空状に形成さ
れ、軸方向一端側の先端部３には、中空孔１ａの内周面
に、先端に向かって拡径するテ−パ面４が形成され、外
周面に雄ねじ５ａが形成してある。６は全体として截頭
円錐状で中空のコレットで、このコレット６は、底面７
側から軸方向に切り込んだ割り溝８によって分割された
複数の舌片９を有しており、円錐面１０が前記ホルダ本
体１のテ−パ面４に適合して取り付けられる。また、コ
レット６の底面７側の外周には前記円錐面１０と逆向き
で底面７側に向かって収斂するテ−パ面１１が形成して
ある。１２は前記ホルダ本体１の雄ねじ５ａに螺合する
雌ねじ５ｂを有する固定部材としてのナットで、このナ
ット１２の内周面に形成したテ−パ面１３が前記コレッ
ト６のテ−パ面１１に接している。前記コレット６の中
空孔１４内には、工具１５の基端部１５ａがホルダ本体
１の先端部３側から挿入され、前記舌片９によって緊締
保持されている。
【００１０】１６は前記コレット６の前記一端側に位置
して、この実施例では前記ナット１２に取り付けられた
切り屑処理部材で、この切り屑処理部材１６は、前記工
具１５を挿通するためにこの工具１５の寸法よりも僅か
に大きい寸法を持った中心孔１７を有すると共に、前記
工具１５の先端側（図において下側）に向かって凹状の
湾曲面１８を備えている。
して、この実施例では前記ナット１２に取り付けられた
切り屑処理部材で、この切り屑処理部材１６は、前記工
具１５を挿通するためにこの工具１５の寸法よりも僅か
に大きい寸法を持った中心孔１７を有すると共に、前記
工具１５の先端側（図において下側）に向かって凹状の
湾曲面１８を備えている。
【００１１】この工具保持装置は、ホルダ本体１の基部
２が図外の加工機械本体へ取り付けられ、全体が回転駆
動される。また、工具１５の取り付けは、この工具１５
の基端部１５ａを、前記切り屑処理部材１６の中心孔１
７を挿通して、コレット６の底面７側からこのコレット
６の中空孔１４内に挿入し、その後、固定部材としての
ナット１２を捩込んでこのナット１２のテ−パ面１３で
コレット６のテ−パ面１１を軸方向に押すことで、コレ
ット６の舌片９を撓ませて中空孔１４の内径を縮径さ
せ、工具１５を緊締保持する。一方、工具１５の取り外
しは、ナット１２を緩めることにより舌片９が中空孔１
４の拡径位置に復帰することで可能となる。なお、コレ
ット６及び切り屑処理部材１６は工具１５の寸法に応じ
た寸法を持つものが複数個準備され、適宜選択して使用
される。
２が図外の加工機械本体へ取り付けられ、全体が回転駆
動される。また、工具１５の取り付けは、この工具１５
の基端部１５ａを、前記切り屑処理部材１６の中心孔１
７を挿通して、コレット６の底面７側からこのコレット
６の中空孔１４内に挿入し、その後、固定部材としての
ナット１２を捩込んでこのナット１２のテ−パ面１３で
コレット６のテ−パ面１１を軸方向に押すことで、コレ
ット６の舌片９を撓ませて中空孔１４の内径を縮径さ
せ、工具１５を緊締保持する。一方、工具１５の取り外
しは、ナット１２を緩めることにより舌片９が中空孔１
４の拡径位置に復帰することで可能となる。なお、コレ
ット６及び切り屑処理部材１６は工具１５の寸法に応じ
た寸法を持つものが複数個準備され、適宜選択して使用
される。
【００１２】切削作業時においては、例えばドリルによ
る穿孔作業時に生じる切り屑は、工具１５の先端側から
ホルダ本体１側に向かって生成される。本発明において
この切り屑は、切り屑処理部材１６の湾曲面１８に衝接
することによってその向きを変えられ、容易に排出処理
される。また、切り屑は向きを変えられるときに曲げら
れることで破砕され、処理が容易となる。
る穿孔作業時に生じる切り屑は、工具１５の先端側から
ホルダ本体１側に向かって生成される。本発明において
この切り屑は、切り屑処理部材１６の湾曲面１８に衝接
することによってその向きを変えられ、容易に排出処理
される。また、切り屑は向きを変えられるときに曲げら
れることで破砕され、処理が容易となる。
【００１３】したがって、切り屑がコレット６の割り溝
８やホルダ本体１の内部に入ることが可及的に防止され
る。また、前記切り屑処理部材１６は固定部材たるナッ
ト１２に付属させた構成にしてあるから、工具１５の寸
法に応じて容易に取換え可能である。
８やホルダ本体１の内部に入ることが可及的に防止され
る。また、前記切り屑処理部材１６は固定部材たるナッ
ト１２に付属させた構成にしてあるから、工具１５の寸
法に応じて容易に取換え可能である。
【００１４】なお、切り屑処理部材１６を固定部材たる
ナット１２に取り付けた実施例について述べたが、本発
明はこれに限ることなく、固定部材と一体にしてもよ
い。
ナット１２に取り付けた実施例について述べたが、本発
明はこれに限ることなく、固定部材と一体にしてもよ
い。
【００１５】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、中空状のホルダ本体と、該ホルダ本体の先端部に取
り付けられ、軸方向の一端側から切り込んだ割り溝によ
って分割された複数の舌片を有する中空状のコレットと
を備え、該コレットの中空内部に、前記舌片によって工
具を緊締保持する工具保持装置において、前記コレット
の前記一端側に位置して、前記工具の先端側に向かって
凹状の湾曲面を有する切り屑処理部材を設けたことによ
り、切り屑がコレットの割り溝やホルダ本体の内部に入
ることが可及的に防止される。また、前記切り屑処理部
材は、前記コレットに軸方向の力を与え、前記舌片によ
る緊締保持力を増す固定部材に付属させたことにより、
工具の寸法に応じて最適寸法のものに取り替えることが
至便に行える。
ば、中空状のホルダ本体と、該ホルダ本体の先端部に取
り付けられ、軸方向の一端側から切り込んだ割り溝によ
って分割された複数の舌片を有する中空状のコレットと
を備え、該コレットの中空内部に、前記舌片によって工
具を緊締保持する工具保持装置において、前記コレット
の前記一端側に位置して、前記工具の先端側に向かって
凹状の湾曲面を有する切り屑処理部材を設けたことによ
り、切り屑がコレットの割り溝やホルダ本体の内部に入
ることが可及的に防止される。また、前記切り屑処理部
材は、前記コレットに軸方向の力を与え、前記舌片によ
る緊締保持力を増す固定部材に付属させたことにより、
工具の寸法に応じて最適寸法のものに取り替えることが
至便に行える。
【図１】本発明の実施例を示す工具保持装置の一部断面
図である。
図である。
【図２】本発明の工具保持装置の要部拡大断面図で、図
３のＡ−Ａ線に沿って見た図面である。
３のＡ−Ａ線に沿って見た図面である。
【図３】図２のＢ−Ｂ線断面図である。
１ ホルダ本体 ３ 先端部 ６ コレット ８ 割り溝 ９ 舌片 １２ 固定部材（ナット） １６ 切り屑処理部材 １８ 湾曲面
Claims (2)
- 【請求項１】 中空状のホルダ本体と、該ホルダ本体の
先端部に取り付けられ、軸方向の一端側から切り込んだ
割り溝によって分割された複数の舌片を有する中空状の
コレットとを備え、該コレットの中空内部に、前記舌片
によって工具を緊締保持する工具保持装置において、前
記コレットの前記一端側に位置して、前記工具の先端側
に向かって凹状の湾曲面を有する切り屑処理部材を設け
たことを特徴とする工具保持装置。 - 【請求項２】 前記切り屑処理部材は、前記コレットに
軸方向の力を与え、前記舌片による緊締保持力を増す固
定部材に付属してなる、請求項１記載の工具保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4793295A JPH08215907A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 工具保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4793295A JPH08215907A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 工具保持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08215907A true JPH08215907A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12789153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4793295A Pending JPH08215907A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 工具保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08215907A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2798609A1 (fr) * | 1999-09-17 | 2001-03-23 | Amyot Ets Sa | Mandrin de perceuse pour le serrage d'un foret |
| WO2019202780A1 (ja) * | 2018-04-20 | 2019-10-24 | スター精密株式会社 | 旋盤 |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP4793295A patent/JPH08215907A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2798609A1 (fr) * | 1999-09-17 | 2001-03-23 | Amyot Ets Sa | Mandrin de perceuse pour le serrage d'un foret |
| WO2019202780A1 (ja) * | 2018-04-20 | 2019-10-24 | スター精密株式会社 | 旋盤 |
| JP2019188502A (ja) * | 2018-04-20 | 2019-10-31 | スター精密株式会社 | 旋盤 |
| CN111587159A (zh) * | 2018-04-20 | 2020-08-25 | 星精密株式会社 | 车床 |
| US11919095B2 (en) | 2018-04-20 | 2024-03-05 | Star Micronics Co., Ltd. | Lathe |
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