JPH08215352A - 金属板の曲げ成形型 - Google Patents
金属板の曲げ成形型Info
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- JPH08215352A JPH08215352A JP7028436A JP2843695A JPH08215352A JP H08215352 A JPH08215352 A JP H08215352A JP 7028436 A JP7028436 A JP 7028436A JP 2843695 A JP2843695 A JP 2843695A JP H08215352 A JPH08215352 A JP H08215352A
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- JP
- Japan
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- metal plate
- metal
- bending
- die
- resin
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘッド本体の開口部分に金属板からなるソー
ルプレートを固定したゴルフクラブのドライバーヘッド
において、ソールプレートの曲げ加工による成形を高精
度でしかも容易に行う。 【構成】 金属板14に曲げ加工を行ってゴルフクラブ
のドライバーヘッドを構成するソールプレートに成形す
る金属板の曲げ成形型11において、ポンチ12を金属
からなるものにすると共に、ダイ13を金属と樹脂との
組み合わせからなるものにし、ダイ13の曲げ加工部1
3aを金属ブロック131の部分で形成して金属板14
の曲げ部14aを加工すると共に曲げ部14aから離れ
かつスプリングバックによる影響を受けやすい金属板1
4の外側を樹脂ブロック132で所望形状に成形する。
ルプレートを固定したゴルフクラブのドライバーヘッド
において、ソールプレートの曲げ加工による成形を高精
度でしかも容易に行う。 【構成】 金属板14に曲げ加工を行ってゴルフクラブ
のドライバーヘッドを構成するソールプレートに成形す
る金属板の曲げ成形型11において、ポンチ12を金属
からなるものにすると共に、ダイ13を金属と樹脂との
組み合わせからなるものにし、ダイ13の曲げ加工部1
3aを金属ブロック131の部分で形成して金属板14
の曲げ部14aを加工すると共に曲げ部14aから離れ
かつスプリングバックによる影響を受けやすい金属板1
4の外側を樹脂ブロック132で所望形状に成形する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板の曲げ加工を行
うに際して、所望の曲げ加工形状を高精度でしかも簡便
に得るのに利用され、例えば、ドライバーヘッドをヘッ
ド本体とヘッド本体底部のソールプレートとから形成し
たゴルフクラブにおいて前記ソールプレートを曲げ加工
によって所望の形状に高精度で成形するのに利用される
金属板の曲げ成形型に関するものである。
うに際して、所望の曲げ加工形状を高精度でしかも簡便
に得るのに利用され、例えば、ドライバーヘッドをヘッ
ド本体とヘッド本体底部のソールプレートとから形成し
たゴルフクラブにおいて前記ソールプレートを曲げ加工
によって所望の形状に高精度で成形するのに利用される
金属板の曲げ成形型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属板の曲げ加工を行うに際して
は、例えば、図4および図5に示すような金属板の曲げ
加工用金型を使用していた。
は、例えば、図4および図5に示すような金属板の曲げ
加工用金型を使用していた。
【0003】図4および図5に示す金属板の曲げ加工用
金型51は、図8に示したソールプレート1bのそれぞ
れA−A部位およびB−B部位における曲げ加工用金型
の形状を示すものであって、金属製ポンチ52と金属製
ダイ53とをそなえ、金属製ポンチ52は金属板54の
曲げ内側表面の形状に対応させかつ金属板54のスプリ
ングバック量をも考慮した曲げ加工部52aを有するよ
うに成形してあると共に、金属製ダイ53は金属板54
の曲げ外側表面の形状に対応させかつ金属板54のスプ
リングバック量をも考慮した曲げ加工部53aを有する
ように成形してある。
金型51は、図8に示したソールプレート1bのそれぞ
れA−A部位およびB−B部位における曲げ加工用金型
の形状を示すものであって、金属製ポンチ52と金属製
ダイ53とをそなえ、金属製ポンチ52は金属板54の
曲げ内側表面の形状に対応させかつ金属板54のスプリ
ングバック量をも考慮した曲げ加工部52aを有するよ
うに成形してあると共に、金属製ダイ53は金属板54
の曲げ外側表面の形状に対応させかつ金属板54のスプ
リングバック量をも考慮した曲げ加工部53aを有する
ように成形してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな金属板の曲げ加工用金型51を用いて金属製ポンチ
52の曲げ加工部52aと金属製ダイ53の曲げ加工部
53aとによって金属板54の曲げ加工を行った場合
に、曲げ加工は深絞り加工と異なり塑性変形量が少ない
ためスプリングバックが大きいものとなりやすいことか
ら、金属板54の曲げ加工部54aの曲げ角度が一定に
なりがたいものとなり、曲げ加工の精度は一般的に良く
ないものとなっている。
うな金属板の曲げ加工用金型51を用いて金属製ポンチ
52の曲げ加工部52aと金属製ダイ53の曲げ加工部
53aとによって金属板54の曲げ加工を行った場合
に、曲げ加工は深絞り加工と異なり塑性変形量が少ない
ためスプリングバックが大きいものとなりやすいことか
ら、金属板54の曲げ加工部54aの曲げ角度が一定に
なりがたいものとなり、曲げ加工の精度は一般的に良く
ないものとなっている。
【0005】したがって、金属板54の曲げ加工部54
aでのスプリングバック量の変化に伴って、図6に示す
ように、曲げ加工後の金属板54の幅寸法(L1〜
L2)にばらつきを生じやすく、このような幅寸法(L
1〜L2)のばらつきを生じた場合に、この金属板54
が図7および図8に示すようなゴルフクラブのドライバ
ーヘッド1を構成するヘッド本体1aとソールプレート
1bのうちソールプレート1bとして使用されるとき
に、このソールプレート1bは外縁部まで到達する2つ
の稜線1b1,1b1と途中でなくなる1つの稜線1b
2とがY字形となった複雑な凸形状を有するものとなっ
ているため、所望の幅寸法Lに対して、スプリングバッ
クにより幅寸法がL1〜L2等のばらつきを生じたとき
には、鋳造により製作されたヘッド本体1aの複雑形状
をなす開口部に精度よく組み付けて溶接等により滑らか
な面をもって固定することができないという問題点があ
った。
aでのスプリングバック量の変化に伴って、図6に示す
ように、曲げ加工後の金属板54の幅寸法(L1〜
L2)にばらつきを生じやすく、このような幅寸法(L
1〜L2)のばらつきを生じた場合に、この金属板54
が図7および図8に示すようなゴルフクラブのドライバ
ーヘッド1を構成するヘッド本体1aとソールプレート
1bのうちソールプレート1bとして使用されるとき
に、このソールプレート1bは外縁部まで到達する2つ
の稜線1b1,1b1と途中でなくなる1つの稜線1b
2とがY字形となった複雑な凸形状を有するものとなっ
ているため、所望の幅寸法Lに対して、スプリングバッ
クにより幅寸法がL1〜L2等のばらつきを生じたとき
には、鋳造により製作されたヘッド本体1aの複雑形状
をなす開口部に精度よく組み付けて溶接等により滑らか
な面をもって固定することができないという問題点があ
った。
【0006】また、ばらつきが小さいとしても、1回の
曲げ加工により所望形状の金属板54(ソールプレート
1b)に成形することはなかなか困難であり、金属製ポ
ンチ52および金属製ダイス53の修正が多数回必要と
なることが多いため、金型の製作に多大の時間と費用と
を要するという問題点があることから、このような問題
点を解決することが課題としてあった。
曲げ加工により所望形状の金属板54(ソールプレート
1b)に成形することはなかなか困難であり、金属製ポ
ンチ52および金属製ダイス53の修正が多数回必要と
なることが多いため、金型の製作に多大の時間と費用と
を要するという問題点があることから、このような問題
点を解決することが課題としてあった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題にかん
がみてなされたものであって、曲げ加工された金属板が
ゴルフクラブのドライバーヘッドのソールプレートであ
る場合のような複雑な形状を有するときでも、曲げ型の
修正回数をできるだけ少なくして、短い時間でかつ少な
い費用で所望形状に高い精度で曲げ加工された金属板を
得ることができるようにすることを目的としている。
がみてなされたものであって、曲げ加工された金属板が
ゴルフクラブのドライバーヘッドのソールプレートであ
る場合のような複雑な形状を有するときでも、曲げ型の
修正回数をできるだけ少なくして、短い時間でかつ少な
い費用で所望形状に高い精度で曲げ加工された金属板を
得ることができるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる金属板の
曲げ成形型は、請求項1に記載しているように、金属板
に曲げ部を形成する金属板の曲げ成形型において、ポン
チを金属からなるものにすると共に、ダイを金属と樹脂
との組み合わせからなるものにした構成としたことを特
徴としている。
曲げ成形型は、請求項1に記載しているように、金属板
に曲げ部を形成する金属板の曲げ成形型において、ポン
チを金属からなるものにすると共に、ダイを金属と樹脂
との組み合わせからなるものにした構成としたことを特
徴としている。
【0009】そして、本発明に係わる金属板の曲げ成形
型の実施態様においては、請求項2に記載しているよう
に、ダイのうち曲げの強い部分を金属からなるものにす
ると共に曲げの弱い部分を樹脂からなるものになすこと
ができる。
型の実施態様においては、請求項2に記載しているよう
に、ダイのうち曲げの強い部分を金属からなるものにす
ると共に曲げの弱い部分を樹脂からなるものになすこと
ができる。
【0010】
【発明の作用】本発明に係わる金属板の曲げ成形型は、
請求項1に記載しているように、金属板に曲げ部を形成
する金属板の曲げ成形型において、ポンチを金属からな
るものにすると共に、ダイを金属と樹脂との組み合わせ
からなるものにしたから、曲げ加工された金属板が所望
形状に対して誤差を生じている場合には、金属と樹脂と
の組み合わせからなるダイのうち樹脂の部分のみを形状
修正すればよく、ダイのうち金属の部分は修正する必要
性がないから、形状修正が極く短い時間でかつ少ない費
用で行えることとなる。
請求項1に記載しているように、金属板に曲げ部を形成
する金属板の曲げ成形型において、ポンチを金属からな
るものにすると共に、ダイを金属と樹脂との組み合わせ
からなるものにしたから、曲げ加工された金属板が所望
形状に対して誤差を生じている場合には、金属と樹脂と
の組み合わせからなるダイのうち樹脂の部分のみを形状
修正すればよく、ダイのうち金属の部分は修正する必要
性がないから、形状修正が極く短い時間でかつ少ない費
用で行えることとなる。
【0011】また、本発明に係わる金属板の曲げ成形型
の実施態様においては、請求項2に記載しているよう
に、ダイのうち曲げの強い部分を金属からなるものにす
ると共に曲げの弱い部分を樹脂からなるものとすること
によって、曲げが強くスプリングバックの少ない部分が
金属からなっているものとすることにより形状修正を行
わなくても済むようにし、曲げが弱くスプリングバック
の影響を受けやすい部分が樹脂からなっているものとす
ることによりこの樹脂の部分で形状修正を行うようにす
ることとなり、成形性の容易な樹脂の部分で形状修正す
ることによって、形状修正の際の作業性が良好なものに
なると共に、樹脂そのものの交換によっても新たな形状
修正が行えるようになる。
の実施態様においては、請求項2に記載しているよう
に、ダイのうち曲げの強い部分を金属からなるものにす
ると共に曲げの弱い部分を樹脂からなるものとすること
によって、曲げが強くスプリングバックの少ない部分が
金属からなっているものとすることにより形状修正を行
わなくても済むようにし、曲げが弱くスプリングバック
の影響を受けやすい部分が樹脂からなっているものとす
ることによりこの樹脂の部分で形状修正を行うようにす
ることとなり、成形性の容易な樹脂の部分で形状修正す
ることによって、形状修正の際の作業性が良好なものに
なると共に、樹脂そのものの交換によっても新たな形状
修正が行えるようになる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明に係わる金属板の曲げ成形型
の一実施例を示すものであって、この金属板の曲げ成形
型11は、金属からなるポンチ12と、金属と樹脂との
組み合わせからなるダイ13とをそなえており、金属す
なわちこの実施例においてはダイス鋼を素材として製作
したポンチ12は金属板14の曲げ内側表面の形状に対
応させかつスプリングバック量をも考慮した曲げ加工部
12aを有するように形成してある。
の一実施例を示すものであって、この金属板の曲げ成形
型11は、金属からなるポンチ12と、金属と樹脂との
組み合わせからなるダイ13とをそなえており、金属す
なわちこの実施例においてはダイス鋼を素材として製作
したポンチ12は金属板14の曲げ内側表面の形状に対
応させかつスプリングバック量をも考慮した曲げ加工部
12aを有するように形成してある。
【0013】また、金属と樹脂との組み合わせからなる
ダイ13は曲げの強い部分がダイス鋼等の金属からなる
金属ブロック131により形成してあると共に曲げの弱
い部分がポリウレタン等の硬質樹脂からなる樹脂ブロッ
ク132により形成してあり、この金属ブロック131
と樹脂ブロック132とを組み合わせたダイ13は底板
15および側板16内に設置してあり、このような金属
と樹脂とで形成されるダイ13は金属板14の曲げ外側
表面の形状に対応させかつスプリングバック量をも考慮
した曲げ加工部13aを金属ブロック131に有するよ
うに形成してある。
ダイ13は曲げの強い部分がダイス鋼等の金属からなる
金属ブロック131により形成してあると共に曲げの弱
い部分がポリウレタン等の硬質樹脂からなる樹脂ブロッ
ク132により形成してあり、この金属ブロック131
と樹脂ブロック132とを組み合わせたダイ13は底板
15および側板16内に設置してあり、このような金属
と樹脂とで形成されるダイ13は金属板14の曲げ外側
表面の形状に対応させかつスプリングバック量をも考慮
した曲げ加工部13aを金属ブロック131に有するよ
うに形成してある。
【0014】このような金属板の曲げ成形型11によっ
て金属板14の曲げ加工を行う場合には、金属ブロック
131と樹脂ブロック132とからなるダイ13の上に
金属板14を置いたのち、ポンチ12を降下させること
により行う。
て金属板14の曲げ加工を行う場合には、金属ブロック
131と樹脂ブロック132とからなるダイ13の上に
金属板14を置いたのち、ポンチ12を降下させること
により行う。
【0015】したがって、金属板14は、ポンチ12の
曲げ加工部12aとダイ13の曲げ加工部13aとの間
で加圧されるため、図2に示すような曲げ部14aを有
する金属板14に成形される。
曲げ加工部12aとダイ13の曲げ加工部13aとの間
で加圧されるため、図2に示すような曲げ部14aを有
する金属板14に成形される。
【0016】そして、曲げ加工された金属板14が図7
および図8に示したようなゴルフクラブのドライバーヘ
ッド1のソールプレート1bである場合のように、とく
に曲げ加工により形成されるY字形状の稜線1b1,1
b1,1b2のうち稜線1b2の一部がソールプレート
1bの途中でなくなって曲面ないしは平面近くになると
共に外形が真円形ではないような全体的に凸形となる複
雑形状をなすものであって、1回の成形では所望の曲げ
形状に対して誤差を生じており、例えば、所望の曲げ形
状に対して、大きな曲率半径をともなったテーパ面の角
度が小さいものとなっている場合には、図3に示すよう
に、樹脂ブロック132の下にかさ上げ部材17を装着
して樹脂ブロック132を仮想線で示すように金属ブロ
ック131よりも上面が段差をもって高くなるようにか
さ上げし、次いで樹脂ブロック132の上面を先の樹脂
ブロック132の上面よりもテーパ角度が大きくなる切
削加工を行って金属ブロック131の上面と連なるよう
にし、その後、再度、金属板14に対する曲げ加工を行
うようになすことによって、より大きな曲率半径をとも
なったテーパ面の角度が先の加工の場合よりも大きいも
のとなるようにする。
および図8に示したようなゴルフクラブのドライバーヘ
ッド1のソールプレート1bである場合のように、とく
に曲げ加工により形成されるY字形状の稜線1b1,1
b1,1b2のうち稜線1b2の一部がソールプレート
1bの途中でなくなって曲面ないしは平面近くになると
共に外形が真円形ではないような全体的に凸形となる複
雑形状をなすものであって、1回の成形では所望の曲げ
形状に対して誤差を生じており、例えば、所望の曲げ形
状に対して、大きな曲率半径をともなったテーパ面の角
度が小さいものとなっている場合には、図3に示すよう
に、樹脂ブロック132の下にかさ上げ部材17を装着
して樹脂ブロック132を仮想線で示すように金属ブロ
ック131よりも上面が段差をもって高くなるようにか
さ上げし、次いで樹脂ブロック132の上面を先の樹脂
ブロック132の上面よりもテーパ角度が大きくなる切
削加工を行って金属ブロック131の上面と連なるよう
にし、その後、再度、金属板14に対する曲げ加工を行
うようになすことによって、より大きな曲率半径をとも
なったテーパ面の角度が先の加工の場合よりも大きいも
のとなるようにする。
【0017】このように、本実施例では、スプリングバ
ックによる影響を受けやすい金属板14の外側部分を成
形する樹脂ブロック132の部分のみを修正すればよ
く、従来の場合には凹形状をなしていて修正が行いがた
いダイ13を金属ブロック131と樹脂ブロック132
とから形成しているものとすることによって、ダイ13
の修正が著しく容易に行えることとなるので、極く短時
間のうちにそして低費用で所望形状の曲げ加工された金
属板14を得ることができるようになり、実施の一例に
よるソールプレート1bの製作に際しては、ダイ13を
構成する樹脂ブロック132の部分を3回程度修正する
だけで、精密鋳造により成形されたヘッド本体1aの開
口部に一致する形状のソールプレート1bを製作するこ
とが可能であった。したがって、従来のように、曲げ加
工されたソールプレート1bに対してヘッド本体1aの
開口部に一致する形状に矯正を行う必要性がないものと
なった。
ックによる影響を受けやすい金属板14の外側部分を成
形する樹脂ブロック132の部分のみを修正すればよ
く、従来の場合には凹形状をなしていて修正が行いがた
いダイ13を金属ブロック131と樹脂ブロック132
とから形成しているものとすることによって、ダイ13
の修正が著しく容易に行えることとなるので、極く短時
間のうちにそして低費用で所望形状の曲げ加工された金
属板14を得ることができるようになり、実施の一例に
よるソールプレート1bの製作に際しては、ダイ13を
構成する樹脂ブロック132の部分を3回程度修正する
だけで、精密鋳造により成形されたヘッド本体1aの開
口部に一致する形状のソールプレート1bを製作するこ
とが可能であった。したがって、従来のように、曲げ加
工されたソールプレート1bに対してヘッド本体1aの
開口部に一致する形状に矯正を行う必要性がないものと
なった。
【0018】なお、各実施例における金属板は、それぞ
れの用途に応じて、チタンやその合金、ステンレス鋼あ
るいはその他の鋼板、アルミニウムやその合金などの種
々の材質のものを使用することができると共に、金属の
材質としてダイス鋼のほか炭素鋼や合金鋼などを使用す
ることができ、樹脂の材質としてポリウレタンのほかポ
リエチレン,ポリプロピレン,ポリカーボネート,硬質
塩化ビニル樹脂などを用いることができる。
れの用途に応じて、チタンやその合金、ステンレス鋼あ
るいはその他の鋼板、アルミニウムやその合金などの種
々の材質のものを使用することができると共に、金属の
材質としてダイス鋼のほか炭素鋼や合金鋼などを使用す
ることができ、樹脂の材質としてポリウレタンのほかポ
リエチレン,ポリプロピレン,ポリカーボネート,硬質
塩化ビニル樹脂などを用いることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係わ
る金属板の曲げ成形型によれば、請求項1に記載してい
るように、金属板に曲げ部を形成する金属板の曲げ成形
型において、ポンチを金属からなるものにすると共に、
ダイを金属と樹脂との組み合わせからなるものにしたか
ら、曲げ加工された金属板が所望の曲げ形状に対して誤
差を生じている場合には、金属と樹脂との組み合わせか
らなるダイのうち樹脂からなる部分のみを形状修正すれ
ば良く、ダイのうち金属の部分は修正する必要性がない
から、所望の曲げ加工形状を得るための曲げ成形型の形
状修正を極く短い時間でかつ少ない費用で行うことが可
能であり、とくに複雑形状を有するソールプレートを所
望形状に成形する際の型修正の作業を著しく軽減するこ
とが可能であるという優れた効果がもたらされる。
る金属板の曲げ成形型によれば、請求項1に記載してい
るように、金属板に曲げ部を形成する金属板の曲げ成形
型において、ポンチを金属からなるものにすると共に、
ダイを金属と樹脂との組み合わせからなるものにしたか
ら、曲げ加工された金属板が所望の曲げ形状に対して誤
差を生じている場合には、金属と樹脂との組み合わせか
らなるダイのうち樹脂からなる部分のみを形状修正すれ
ば良く、ダイのうち金属の部分は修正する必要性がない
から、所望の曲げ加工形状を得るための曲げ成形型の形
状修正を極く短い時間でかつ少ない費用で行うことが可
能であり、とくに複雑形状を有するソールプレートを所
望形状に成形する際の型修正の作業を著しく軽減するこ
とが可能であるという優れた効果がもたらされる。
【0020】そして、本発明に係わる金属板の曲げ成形
型の実施態様においては、請求項2に記載しているよう
に、ダイのうち曲げの強い部分を金属からなるものにす
ると共に曲げの弱い部分を樹脂からなるものとすること
によって、曲げが強くかつスプリングバックの少ない部
分が金属からなっているものとすることにより形状修正
を行わなくても済むようにできると共に、曲げが弱くス
プリングバックの影響を受けやすい部分が樹脂からなっ
ているものとすることによりこの樹脂の部分で形状修正
を行うことができるようになり、成形性の良好な樹脂の
部分で形状修正できるようにすることによって、形状修
正の際の作業性がかなり良好なものにできると共に、樹
脂そのものの交換によっても新たな形状修正を行うこと
が可能になるという著しく優れた効果がもたらされる。
型の実施態様においては、請求項2に記載しているよう
に、ダイのうち曲げの強い部分を金属からなるものにす
ると共に曲げの弱い部分を樹脂からなるものとすること
によって、曲げが強くかつスプリングバックの少ない部
分が金属からなっているものとすることにより形状修正
を行わなくても済むようにできると共に、曲げが弱くス
プリングバックの影響を受けやすい部分が樹脂からなっ
ているものとすることによりこの樹脂の部分で形状修正
を行うことができるようになり、成形性の良好な樹脂の
部分で形状修正できるようにすることによって、形状修
正の際の作業性がかなり良好なものにできると共に、樹
脂そのものの交換によっても新たな形状修正を行うこと
が可能になるという著しく優れた効果がもたらされる。
【図1】本発明に係わる金属板の曲げ成形型の一実施例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】図1の曲げ成形型によって曲げ加工された金属
板の説明図である。
板の説明図である。
【図3】テーパ面の傾斜角度が強くなるようにダイの樹
脂部分を修正する要領を示す説明図である。
脂部分を修正する要領を示す説明図である。
【図4】従来例による金属板の曲げ加工用金型であって
図8のA−A位置に相当する曲げ加工部位を示す説明図
である。
図8のA−A位置に相当する曲げ加工部位を示す説明図
である。
【図5】従来例による金属板の曲げ加工用金型であって
図8のB−B位置に相当する曲げ加工部位を示す説明図
である。
図8のB−B位置に相当する曲げ加工部位を示す説明図
である。
【図6】図4に示す金属板の曲げ加工用金型によって曲
げ加工された金属板の説明図である。
げ加工された金属板の説明図である。
【図7】ゴルフクラブのドライバーヘッド部分の構造を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図8】図7のドライバーヘッドを構成するソールプレ
ートの底面説明図である。
ートの底面説明図である。
1 ゴルフクラブのドライバーヘッド 1a ヘッド本体 1b ソールプレート(金属板) 11 金属板の曲げ成形型 12 金属からなるポンチ 12a ポンチの曲げ加工部 13 金属と樹脂との組み合わせからなるダイ 13a ダイの曲げ加工部 14 金属板 14a 金属板の曲げ部 17 かさ上げ部材 131 ダイの金属ブロック 132 ダイの樹脂ブロック
Claims (2)
- 【請求項1】 金属板に曲げ部を形成する金属板の曲げ
成形型において、ポンチを金属からなるものにすると共
に、ダイを金属と樹脂との組み合わせからなるものにし
たことを特徴とする金属板の曲げ成形型。 - 【請求項2】 ダイのうち曲げの強い部分を金属からな
るものにすると共に曲げの弱い部分を樹脂からなるもの
にしたことを特徴とする請求項1に記載の金属板の曲げ
成形型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7028436A JPH08215352A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 金属板の曲げ成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7028436A JPH08215352A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 金属板の曲げ成形型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08215352A true JPH08215352A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12248624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7028436A Pending JPH08215352A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 金属板の曲げ成形型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08215352A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100339243B1 (ko) * | 1999-11-30 | 2002-05-31 | 박호군 | 탄성계수 구배를 가지는, 성형재 탄성지지용 고분자탄성구조물 |
-
1995
- 1995-02-16 JP JP7028436A patent/JPH08215352A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100339243B1 (ko) * | 1999-11-30 | 2002-05-31 | 박호군 | 탄성계수 구배를 가지는, 성형재 탄성지지용 고분자탄성구조물 |
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