JPH0821515A - 溝カム使用の動作伝達機構 - Google Patents
溝カム使用の動作伝達機構Info
- Publication number
- JPH0821515A JPH0821515A JP6155693A JP15569394A JPH0821515A JP H0821515 A JPH0821515 A JP H0821515A JP 6155693 A JP6155693 A JP 6155693A JP 15569394 A JP15569394 A JP 15569394A JP H0821515 A JPH0821515 A JP H0821515A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- groove
- arm
- gear
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gears, Cams (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、溝カムをもつ樹脂性のギヤと、カム
溝と係合するシャフトを有するアームをもち、カムギヤ
の回転によってアームが揺動する機構に関し、その目的
は、アームのシャフトの肉盗み溝への誤挿入を防ぐこと
にある。 【構成】カムギヤに設けるヒケ逃げ溝の太さをピン径よ
りも狭くし、特にヒケ逃げのために大きく肉盗みの必要
な部分には、肉盗み溝を複数本設けた。 【効果】本発明によれば、組込時にアームとカムギヤは
係合できず浮き上がるため、誤作業の早期検出ができる
効果がある。
溝と係合するシャフトを有するアームをもち、カムギヤ
の回転によってアームが揺動する機構に関し、その目的
は、アームのシャフトの肉盗み溝への誤挿入を防ぐこと
にある。 【構成】カムギヤに設けるヒケ逃げ溝の太さをピン径よ
りも狭くし、特にヒケ逃げのために大きく肉盗みの必要
な部分には、肉盗み溝を複数本設けた。 【効果】本発明によれば、組込時にアームとカムギヤは
係合できず浮き上がるため、誤作業の早期検出ができる
効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溝カムを利用した動作
伝達機構に関し、特に樹脂にて成形された溝カムの肉盗
み形状に関する。
伝達機構に関し、特に樹脂にて成形された溝カムの肉盗
み形状に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の方式では、1985年4月3日に
ポリプラスチック株式会社発行のジュラコンカタログの
写真に見るように成形の際の樹脂の冷却速度の差をなく
すために溝カムの部分以外は、大きく肉盗みをいれてい
る。(図2)
ポリプラスチック株式会社発行のジュラコンカタログの
写真に見るように成形の際の樹脂の冷却速度の差をなく
すために溝カムの部分以外は、大きく肉盗みをいれてい
る。(図2)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式では、図3
にしめすように、本来カム溝に入るべきアーム2のピン
3がヒケ逃げ用溝1bに入っても、メカ組込後の動作さ
せるまで組込不良を発見できず、不良検出が遅れてしま
うという欠点があった。
にしめすように、本来カム溝に入るべきアーム2のピン
3がヒケ逃げ用溝1bに入っても、メカ組込後の動作さ
せるまで組込不良を発見できず、不良検出が遅れてしま
うという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1に示すように、カム
ギヤ1のヒケ逃げにために設ける肉盗み溝1bの1本当
たりの太さdをアーム2のカムギヤ係合ピン3の径Dよ
り狭くし、特にヒケ逃げのため大きく肉盗みが必要な部
分には、肉逃げ溝を複数本設けることにより解決する。
ギヤ1のヒケ逃げにために設ける肉盗み溝1bの1本当
たりの太さdをアーム2のカムギヤ係合ピン3の径Dよ
り狭くし、特にヒケ逃げのため大きく肉盗みが必要な部
分には、肉逃げ溝を複数本設けることにより解決する。
【0005】
【作用】本発明の実施により、組込時にカム溝と係合す
るシャフトが正規の溝以外の位置では係合しないように
した。
るシャフトが正規の溝以外の位置では係合しないように
した。
【0006】
【実施例】まず図4,5を用いて、本発明が使用されて
いる装置の動作を以下図を用いて説明する。
いる装置の動作を以下図を用いて説明する。
【0007】モータ4は減速ギヤ5を介してカムギヤ1
と連動している、又カムギヤ1は樹脂でできておりカム
溝1aを持っている、アーム2はシャーシ9に対しカム
ギヤ1の外に軸を持ち揺動可能であり、カム溝1aと係
合するピン3を持っている。又アーム2はシャーシ9の
垂直面に軸を持ち揺動可能な引込み部材6と係合してい
る。
と連動している、又カムギヤ1は樹脂でできておりカム
溝1aを持っている、アーム2はシャーシ9に対しカム
ギヤ1の外に軸を持ち揺動可能であり、カム溝1aと係
合するピン3を持っている。又アーム2はシャーシ9の
垂直面に軸を持ち揺動可能な引込み部材6と係合してい
る。
【0008】モータ4が回転すると、減速ギヤ5を介し
て動力が伝達され、反時計回りにカムギヤ1が回転す
る。カムギヤ1が回転するとカムギヤ1とカム溝1aに
より連動したアーム2が時計回りに回転する。さらにア
ーム2の回転運動を受けて、連動した引込み部材6は時
計回りに回動する。
て動力が伝達され、反時計回りにカムギヤ1が回転す
る。カムギヤ1が回転するとカムギヤ1とカム溝1aに
より連動したアーム2が時計回りに回転する。さらにア
ーム2の回転運動を受けて、連動した引込み部材6は時
計回りに回動する。
【0009】その結果、カセット(図示せず)を保持し
たカセットホルダ7と一体に設けられた引込みピン8と
係合し、カセットをシャーシ9に対しカセットを一定の
位置に保持することができる。
たカセットホルダ7と一体に設けられた引込みピン8と
係合し、カセットをシャーシ9に対しカセットを一定の
位置に保持することができる。
【0010】以下、本発明による溝カムの肉盗み形状の
適用例を図1を用いて説明する。
適用例を図1を用いて説明する。
【0011】樹脂でできたカムギヤ1の成形の際の樹脂
の冷却速度の差によって生じるカム溝1aへの変形防止
(ヒケ逃げ)のために設ける肉盗み溝1bの1本当たり
の太さdをアーム2のカムギヤ係合ピン3の径Dより狭
く設定し、特にヒケ逃げのため大きく肉盗みが必要な部
分には、肉逃げ溝を複数本設けた。
の冷却速度の差によって生じるカム溝1aへの変形防止
(ヒケ逃げ)のために設ける肉盗み溝1bの1本当たり
の太さdをアーム2のカムギヤ係合ピン3の径Dより狭
く設定し、特にヒケ逃げのため大きく肉盗みが必要な部
分には、肉逃げ溝を複数本設けた。
【0012】
【発明の効果】本発明により組込時にアームとカムギヤ
は係合できないため、カムギヤまたはアームが浮き上が
り、誤作業の早期検出ができる。
は係合できないため、カムギヤまたはアームが浮き上が
り、誤作業の早期検出ができる。
【図1】本発明の溝カムの肉盗み形状の一実施例を表す
上面図である。
上面図である。
【図2】従来の溝カムの肉盗み形状を表す上面図であ
る。
る。
【図3】従来の方式での誤組込の一例を表す上面図であ
る。
る。
【図4】本発明が使用されている装置の上面図である。
【図5】本発明が使用されている装置の側面図である。
1…カムギヤ、 1a…カム溝、 1b…肉盗み溝、 2…アーム、 3…ピン、 4…モータ、 5…減速ギヤ、 6…引込み部材、 7…カセットホルダ、 8…引込みピン、 9…シャーシ。
Claims (1)
- 【請求項1】基台に立てられた軸を中心に回転するカム
溝を有する樹脂製のギヤと、前記カムギヤの軸と別に回
動軸を持ち、カム溝と係合するピンを有するアームをも
ち、駆動を受けた前記カムギヤの回転によって、カム溝
と係合したアームが位置を変える機構において、成形時
の収縮によるカム溝への影響をなくすための逃げ(ヒケ
ニゲ)をカム溝と係合するピンの太さより細くし、特に
複数本にすることを特徴とする溝カム使用の動作伝達機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6155693A JPH0821515A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 溝カム使用の動作伝達機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6155693A JPH0821515A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 溝カム使用の動作伝達機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0821515A true JPH0821515A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15611483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6155693A Pending JPH0821515A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 溝カム使用の動作伝達機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0821515A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011020519A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Keihin Corp | 駆動プレート |
JP2013010498A (ja) * | 2011-06-27 | 2013-01-17 | Valeo Climatizacion Sa | 自動車の暖房、換気、もしくは空気調節用器具などのカム装置 |
-
1994
- 1994-07-07 JP JP6155693A patent/JPH0821515A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011020519A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Keihin Corp | 駆動プレート |
JP2013010498A (ja) * | 2011-06-27 | 2013-01-17 | Valeo Climatizacion Sa | 自動車の暖房、換気、もしくは空気調節用器具などのカム装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |