JP2011020519A - 駆動プレート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】摺動ピンを案内する複数のガイド溝2を備え、予め配置された複数の摺動ピン3を予め設定された上記ガイド溝2の嵌合領域R1〜R4に嵌め合わせることによって配置される駆動プレート1であって、上記嵌合領域R1〜R4に隣接するガイド溝2の形状は、上記嵌合領域R1〜R4を有するガイド溝2に嵌め合わせる摺動ピン3が嵌まらない形状である。
【選択図】図1
Description
そして、各吹出口には回動可能なダンパが設けられており、当該ダンパを回動させることにより吹出口の開閉あるいは開口面積を調節している。
より詳細には、各ダンパに対してリンク部材が設けられており、各リンク部材に対して摺動ピンが固定されている。一方、駆動プレートには、当該駆動プレートの回動範囲に応じて摺動ピンの案内を行うガイド溝が複数設けられている。そして、各リンク部材に固定された摺動ピンが予め定められたいずれかのガイド溝に嵌め合わされた状態で駆動プレートが回動されることによって、駆動プレートの回動範囲に応じて摺動ピンがガイド溝内を摺動して案内され、この結果、各ダンパに選択的に動力が伝達される。
ところが、上述のように駆動プレートを嵌め込む際には、作業者は、ガイド溝を自らと反対側にした状態で行う必要がある。このため、作業者は摺動ピンが予め定められた正しいガイド溝に嵌め込まれているか否かを目視で確認することができなかった。
さらに、貫通孔を介して目視にて確認された摺動ピンが、本来そのガイド溝に嵌まり込むものであるか否かの確認を行うことは困難である。このため、特許文献1の方法では、摺動ピンを本来嵌め込むべきでないガイド溝に嵌め込んでしまう誤組を確実に防止することは困難である。
第1の発明は、摺動ピンを案内する複数のガイド溝を備え、予め配置された複数の摺動ピンを予め設定された上記ガイド溝の嵌合領域に嵌め合わせることによって配置される駆動プレートであって、上記嵌合領域に隣接するガイド溝の形状が、上記嵌合領域を有するガイド溝に嵌め合わせる摺動ピンが嵌まらない形状であるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記嵌合領域に隣接するガイド溝の幅が、上記嵌合領域を有するガイド溝に嵌め合わせる摺動ピンの径よりも小さいという構成を採用する。
また、本発明によれば、従来のより行われているガイド溝の形成工程及び摺動ピンの形成工程においてガイド溝の形状や摺動ピンの形状に合わせて変化させるのみで、駆動プレートの誤組を防止することができ、別に貫通孔を形成する工程を設ける必要がない。このため、駆動プレートの製造工程を複雑化させる必要がない。
したがって、本発明によれば、製造工程を複雑化することなく駆動プレートの誤組をより確実に防止することが可能となる。
なお、以下の説明においては、本発明の駆動プレートを備えるリンク装置の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のリンク装置S1の概略構成を模式的に示す図である。この図に示すように、リンク装置S1は、駆動プレート1と、ガイド溝2と、摺動ピン3と、リンク部材4とを備えている。
そして、駆動プレート1は、ガイド溝2として、第1摺動ピン3a及び第4摺動ピン3dが摺動可能に嵌め込まれる第1ガイド溝2aと、第2摺動ピン3bが摺動可能に嵌め込まれる第2ガイド溝2bと、第3摺動ピン3cが摺動可能に嵌め込まれる第3ガイド溝2cとを備えている。これらの第1〜第3ガイド溝2a〜2cは、図1に示すように、駆動プレート1において交わることなく、独立して形成されている。
さらに、本実施形態のリンク装置S1においては、第2ガイド溝2bにおける第2摺動ピン3bの嵌合領域R2に第3ガイド溝2cが隣接しており、第3ガイド溝2cの幅が第2ガイド溝2bの幅よりも狭く設定されている。より詳細には、第3ガイド溝2cの幅は、第2ガイド溝2bの幅と略同一の径を有する第2摺動ピン3bが嵌まらないように設定されている。
このように、本実施形態のリンク装置S1では、嵌合領域R1〜R4に隣接するガイド溝2が存在する場合に、隣接するガイド溝2の形状(本実施形態においてはガイド溝2の幅)が、隣接される嵌合領域を有するガイド溝2に嵌め合わせる摺動ピン3が嵌まらない形状とされている。
より詳細に説明すると、駆動ピン3は、駆動プレート1を取り付ける前においては、駆動プレート1によって移動が規制されないため、ある範囲で移動することができる。このような可動の駆動ピン3を正しい範囲に配置し、かつ、駆動プレート1を正しい姿勢として駆動プレート1を取り付けた場合には、駆動ピン3は、ガイド溝2の嵌合領域R1〜R4に嵌め合わせられる。
つまり、嵌合領域R1〜R4は、駆動プレート1にしてみれば、駆動ピン3が嵌め込まれる領域である。
そして、本実施形態のリンク装置S1では、嵌合領域R1が第1摺動ピン3aの嵌め込まれる領域であり、嵌合領域R2が第2摺動ピン3bの嵌め込まれる領域であり、嵌合領域R3が第3摺動ピン3cの嵌め込まれる領域置であり、嵌合領域R4が第4摺動ピン3dの嵌め込まれる領域である。
この摺動ピン3は、リンク部材4に固定されており、リンク部材4から駆動プレート1側に突出して設けられている。
ここで、上述のように第2ガイド溝2bは、第1ガイド溝2aよりも幅が狭く設定されている。このため、第2ガイド溝2bに嵌め込まれる第2摺動ピン3bは、第1ガイド溝2aに嵌め込まれる第1摺動ピン3a及び第4摺動ピン3dよりも小径とされている。
また、第3ガイド溝2cは、第2ガイド溝2bよりも幅が狭く設定されている。このため、第3ガイド溝2cに嵌め込まれる第3摺動ピン3cは、第2ガイド溝2bに嵌め込まれる第2摺動ピン3bよりも小径とされている。
そして、本実施形態のリンク装置S1では、第1リンク部材4aと、第2リンク部材4bと、第3リンク部材4cと、第4リンク部材4dとの合計4つのリンク部材4が備えられている。
第2リンク部材4bは、一端部に第2摺動ピン3bが固定されると共に、他端部にバイパス口に設置される第2ダンパD2が接続されている。そして、第2リンク部材4bは、第2摺動ピン3bが固定される中間リンク4b1と第2ダンパD2が接続されるダンパレバー4b2とが軸連結されて構成されている。また、第2リンク部材4bは、中間リンク4b1に設けられた軸C2を介して車両用空気調和装置のケースに軸支されている。
第3リンク部材4cは、一端部に第3摺動ピン3cが固定されると共に、他端部にフェイス吹出口に設置される第3ダンパD3が接続されている。そして、第3リンク部材4cは、第3摺動ピン3cが固定される中間リンク4c1と第3ダンパD3が接続されるダンパレバー4c2とが軸連結されて構成されている。また、第3リンク部材4cは、中間リンク4c1に設けられた軸C3を介して車両用空気調和装置のケースに軸支されている。
第4リンク部材4dは、一端部に第4摺動ピン3dが固定されると共に、他端部にフット吹出口に設置される第4ダンパD4が接続されている。そして、第4リンク部材4dは、第4摺動ピン3dが固定される中間リンク4d1と第4ダンパD4が接続されるダンパレバー4d2とが軸連結されて構成されている。また、第4リンク部材4dは、中間リンク4d1に設けられた軸C4を介して車両用空気調和装置のケースに軸支されている。
ところが、例えば、ダンパ(第1〜第4ダンパD1〜D4)に設けられたシール部材の反発力等により軸C1〜C4を中心としてリンク部材4が僅かながら回動することで、図1の矢印で示すように摺動ピン3の位置が僅かに変位する場合がある。このような場合には、駆動プレート1の取り付けの際に、摺動ピン3が本来嵌め込まれるガイド溝2と異なるガイド溝2に嵌め込まれる虞がある。
このため、第1摺動ピン3aを嵌め込む嵌合領域R1に第2ガイド溝2bが隣接しているにも関わらず、本実施形態のリンク装置S1を組み立てる際に、第1摺動ピン3aが第2ガイド溝2bに誤って嵌まり込むことを確実に防止することができる。
このため、第2摺動ピン3bを嵌め込む嵌合領域R2に第3ガイド溝2cが隣接しているにも関わらず、本実施形態のリンク装置S1を組み立てる際に、第2摺動ピン3bが第3ガイド溝2cに誤って嵌まり込むことを確実に防止することができる。
また、本実施形態のリンク装置S1によれば、従来のより行われているガイド溝の形成工程及び摺動ピンの形成工程において、ガイド溝の幅や摺動ピンの径に合わせて変化させるのみで、駆動プレート1の誤組を防止することができ、従来技術のように別に貫通孔を形成する工程を設ける必要がない。このため、駆動プレート1の製造工程を複雑化させる必要がない。
したがって、本実施形態のリンク装置S1によれば、製造工程を複雑化することなく駆動プレート1の誤組をより確実に防止することが可能となる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ガイド溝の深さを変更することによって、嵌合領域に隣接するガイド溝の形状を、嵌合領域を有するガイド溝に嵌め合わせる摺動ピンが嵌まらない形状とすることもできる。
Claims (2)
- 摺動ピンを案内する複数のガイド溝を備え、予め配置された複数の摺動ピンを予め設定された前記ガイド溝の嵌合領域に嵌め合わせることによって配置される駆動プレートであって、
前記嵌合領域に隣接するガイド溝の形状は、前記嵌合領域を有するガイド溝に嵌め合わせる摺動ピンが嵌まらない形状であることを特徴とする駆動プレート。 - 前記嵌合領域に隣接するガイド溝の幅が、前記嵌合領域を有するガイド溝に嵌め合わせる摺動ピンの径よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の駆動プレート。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013010498A (ja) * | 2011-06-27 | 2013-01-17 | Valeo Climatizacion Sa | 自動車の暖房、換気、もしくは空気調節用器具などのカム装置 |
WO2023109518A1 (zh) * | 2021-12-17 | 2023-06-22 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器的出风结构及空调器 |
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