JPH08212613A - 光磁気ピックアップ - Google Patents
光磁気ピックアップInfo
- Publication number
- JPH08212613A JPH08212613A JP7278686A JP27868695A JPH08212613A JP H08212613 A JPH08212613 A JP H08212613A JP 7278686 A JP7278686 A JP 7278686A JP 27868695 A JP27868695 A JP 27868695A JP H08212613 A JPH08212613 A JP H08212613A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hologram
- magneto
- light
- light beam
- photodetectors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 検光子と光検出器との間にホログラムレンズ
を配置した光磁気ピックアップを提供することを目的と
する。 【解決手段】検光子１３とホログラム１２を透明基板１
５上の画面に設けたことを特徴とする光磁気ピックアッ
プ。
を配置した光磁気ピックアップを提供することを目的と
する。 【解決手段】検光子１３とホログラム１２を透明基板１
５上の画面に設けたことを特徴とする光磁気ピックアッ
プ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光学系にホログラム
〔本発明でいう「ホログラム」とは光束を収束させたり
発散させたりするレンズ作用としての機能の他に例え
ば、１つの光束を複数の光束に分割する偏光ビームスプ
リッの光学的機能が組み合わさった複合光学素子をい
う〕を用いた光磁気ピックアップ装置である。
〔本発明でいう「ホログラム」とは光束を収束させたり
発散させたりするレンズ作用としての機能の他に例え
ば、１つの光束を複数の光束に分割する偏光ビームスプ
リッの光学的機能が組み合わさった複合光学素子をい
う〕を用いた光磁気ピックアップ装置である。
【０００２】
【従来の技術】近年、書き換え可能な記録再生装置とし
て、記録媒体の磁化の向き〔垂直と面内〕によって情報
を記録し、カー効果等の磁気光学効果を利用して情報を
再生する光磁気方式が注目されている。この光磁気方式
を採用した光磁気ピックアップにおいて小型化、低価格
化を実現するために、ホログラムを組み込んだ光磁気ピ
ックアップが提案されている。
て、記録媒体の磁化の向き〔垂直と面内〕によって情報
を記録し、カー効果等の磁気光学効果を利用して情報を
再生する光磁気方式が注目されている。この光磁気方式
を採用した光磁気ピックアップにおいて小型化、低価格
化を実現するために、ホログラムを組み込んだ光磁気ピ
ックアップが提案されている。
【０００３】例えば、特開昭６３−７４１４９の第４図
に、ホログラムを組み込んだ光磁気ピックアップが説明
されている。この公報に開示されている光磁気ピックア
ップはカー効果等の磁気光学効果を利用して情報を再生
することは開示されているが、当該装置はフォーカシン
グエラー信号やトラッキングエラー信号をどの様に検出
するのかの説明がない。又、特開昭６３−１８７４４１
の第１図に示す光学ヘッドの構成は記録媒体５から光検
出器１１反射光への光路に配置された集光レンズ６とシ
リンドリカルレンズ７の働きにより、フォーカスエラー
検出系を構成している。又、シリンドリカルレンズ７と
光検出器１１との間にウォラストンプリズム１０を配置
し、前記ウォラストンプリズム１０により出てくる３つ
のビームはその進行方向は異なるが、ほぼ同一画上に集
光させ、各ビームを受ける光検出素子によって磁気光学
的情報の読み出しを行い、１つの光検出器１１内の同一
面上に配置されているが、集光レンズ６とシリンドリカ
ルレンズ７等が別々に配置されたいる構成のため、光学
ヘッドの小型化を妨げる。又、ウォラストンプリズム１
０を光軸上で位置合わせをするために、調整に時間を費
やし、低価格化が困難であるという欠点がある。本発明
は、上記欠点を解決した光磁気ピックアップを提供する
ことを目的とする。
に、ホログラムを組み込んだ光磁気ピックアップが説明
されている。この公報に開示されている光磁気ピックア
ップはカー効果等の磁気光学効果を利用して情報を再生
することは開示されているが、当該装置はフォーカシン
グエラー信号やトラッキングエラー信号をどの様に検出
するのかの説明がない。又、特開昭６３−１８７４４１
の第１図に示す光学ヘッドの構成は記録媒体５から光検
出器１１反射光への光路に配置された集光レンズ６とシ
リンドリカルレンズ７の働きにより、フォーカスエラー
検出系を構成している。又、シリンドリカルレンズ７と
光検出器１１との間にウォラストンプリズム１０を配置
し、前記ウォラストンプリズム１０により出てくる３つ
のビームはその進行方向は異なるが、ほぼ同一画上に集
光させ、各ビームを受ける光検出素子によって磁気光学
的情報の読み出しを行い、１つの光検出器１１内の同一
面上に配置されているが、集光レンズ６とシリンドリカ
ルレンズ７等が別々に配置されたいる構成のため、光学
ヘッドの小型化を妨げる。又、ウォラストンプリズム１
０を光軸上で位置合わせをするために、調整に時間を費
やし、低価格化が困難であるという欠点がある。本発明
は、上記欠点を解決した光磁気ピックアップを提供する
ことを目的とする。
【０００４】
【問題を解決するための手段及び作用】本願発明の光磁
気ピックアップは、光磁気記録媒体からの戻り光を検光
子に通過させ、第１の光束と第２の光束とに分離すると
共に第１の光束と第２の光束との差信号を受光する光検
出器によって情報信号を得る光磁気ピックアップにおい
て前記検光子とホログラムレンズを透明基板上の両面に
設け、検光子と光検出器との間に前記ホログラムにレン
ズを配置したことを特徴とするものである。
気ピックアップは、光磁気記録媒体からの戻り光を検光
子に通過させ、第１の光束と第２の光束とに分離すると
共に第１の光束と第２の光束との差信号を受光する光検
出器によって情報信号を得る光磁気ピックアップにおい
て前記検光子とホログラムレンズを透明基板上の両面に
設け、検光子と光検出器との間に前記ホログラムにレン
ズを配置したことを特徴とするものである。
【０００５】
【実施例】図１は本発明の第１実施例の光磁気ピックア
ップの構成を示す説明図である。本実施例は、波長の異
なる２つの半導体レーザを用い、記録，再生及び消去が
可能な光磁気ピックアップの例である。消去用半導体レ
ーザ５１から出射された光ビームは、コリメータレンズ
５２により平行光となり、ハーフプリズム５３を透過
し、ダイクロックミラー５４で反射され、再びハーフプ
リズム５３に戻り、一部が反射され、対物レンズ６によ
って、光磁気記録媒体３面上に集束されるようになって
いる。この記録媒体３からの戻り光は、対物レンズ６を
通過し、ハーフプリズム５３を通過し、ダイクロクミラ
ー５６でカットされ、光検出器に入射しないようになっ
ている。
ップの構成を示す説明図である。本実施例は、波長の異
なる２つの半導体レーザを用い、記録，再生及び消去が
可能な光磁気ピックアップの例である。消去用半導体レ
ーザ５１から出射された光ビームは、コリメータレンズ
５２により平行光となり、ハーフプリズム５３を透過
し、ダイクロックミラー５４で反射され、再びハーフプ
リズム５３に戻り、一部が反射され、対物レンズ６によ
って、光磁気記録媒体３面上に集束されるようになって
いる。この記録媒体３からの戻り光は、対物レンズ６を
通過し、ハーフプリズム５３を通過し、ダイクロクミラ
ー５６でカットされ、光検出器に入射しないようになっ
ている。
【０００６】一方、記録／再生用半導体レーザ５７から
出射された光ビームは、コリメータレンズ５８によって
平行光となり、整形プリズム５９によって円形ビームに
され、ダイクロックミラー５４を通過し、ハーフプリズ
ム５３で一部が反射され、この反射された光は、対物レ
ンズ６により記録媒体３面上に集束されるようになって
いる。この記録媒体３からの戻り光は、対物レンズ６，
ハーフプリズム５３，ダイクロックミラー５６を通過
し、複合ホログラムレンズ１０に入射するようになって
いる。そして、複合ホログラムレンズ１０によって分割
された各光束が、光検出器群２０で受光され、この光検
出器群２０の出力は、検出回路３０に入力され、この検
出回路３０によって情報信号及びフォーカス，トラッキ
ングエラー信号が生成されるようになっている。
出射された光ビームは、コリメータレンズ５８によって
平行光となり、整形プリズム５９によって円形ビームに
され、ダイクロックミラー５４を通過し、ハーフプリズ
ム５３で一部が反射され、この反射された光は、対物レ
ンズ６により記録媒体３面上に集束されるようになって
いる。この記録媒体３からの戻り光は、対物レンズ６，
ハーフプリズム５３，ダイクロックミラー５６を通過
し、複合ホログラムレンズ１０に入射するようになって
いる。そして、複合ホログラムレンズ１０によって分割
された各光束が、光検出器群２０で受光され、この光検
出器群２０の出力は、検出回路３０に入力され、この検
出回路３０によって情報信号及びフォーカス，トラッキ
ングエラー信号が生成されるようになっている。
【０００７】尚、前記ハーフプリズム５３の代わりに、
Ｐ偏光とＳ偏光の透過，反射率を適当に設定できるビー
ムスプリッタを用いても良い。この複合ホログラムレン
ズ１０は、第１ホログラム１１，第２ホログラム１２，
ガラスまたはプラスチック等からなる透明基板１５，及
び第３ホログラム１３を有し、前記透明基板１５のハー
フミラー５側の面に、第２ホログラム１２が接合され、
他方の面に、第３ホログラム１３が接合されている。
Ｐ偏光とＳ偏光の透過，反射率を適当に設定できるビー
ムスプリッタを用いても良い。この複合ホログラムレン
ズ１０は、第１ホログラム１１，第２ホログラム１２，
ガラスまたはプラスチック等からなる透明基板１５，及
び第３ホログラム１３を有し、前記透明基板１５のハー
フミラー５側の面に、第２ホログラム１２が接合され、
他方の面に、第３ホログラム１３が接合されている。
【０００８】前記第１ホログラム１１は、平行光で入射
した光を、第２ホログラム１２に対して最適な偏光回析
効率になるように偏向方向を変換するように回析するよ
うになっている。図２及び図３は本発明の第１実施例に
係り、図２は複合ホログラムレンズ及び光検出器を示す
側面図、図３は情報信号及びフォーカス，トラッキング
エラー信号検出用の回路を示す回路図である。
した光を、第２ホログラム１２に対して最適な偏光回析
効率になるように偏向方向を変換するように回析するよ
うになっている。図２及び図３は本発明の第１実施例に
係り、図２は複合ホログラムレンズ及び光検出器を示す
側面図、図３は情報信号及びフォーカス，トラッキング
エラー信号検出用の回路を示す回路図である。
【０００９】前記第２ホログラム１２は、偏光特性を有
する例えば表面レリーフ型ホログラムを用い、前記第１
ホログラム１１からの光を、透過光と回析光とに分離す
るようになっている。尚、この第２ホログラム１２は、
例えば、Ｓ偏光に対しては、回析効率を８５〜８０％と
し、透過率を１５〜２０％とし、Ｐ偏光に対しては１０
０％回析するようになっている。
する例えば表面レリーフ型ホログラムを用い、前記第１
ホログラム１１からの光を、透過光と回析光とに分離す
るようになっている。尚、この第２ホログラム１２は、
例えば、Ｓ偏光に対しては、回析効率を８５〜８０％と
し、透過率を１５〜２０％とし、Ｐ偏光に対しては１０
０％回析するようになっている。
【００１０】第２ホログラム１２は、Ｐ偏光とＳ偏光と
を、透過光と回析光によって分離するようになってい
る。前記第２ホログラム１２の透過光は、第３ホログラ
ム１３によって半円ビームと、２つの１／４円ビームに
分離されるようになっている。半円ビームは２分割の光
検出器Ｓ31，Ｓ32に入射し、各１／４円ビームは、それ
ぞれ、光検出器Ｓ33，Ｓ34に入射するようになってい
る。
を、透過光と回析光によって分離するようになってい
る。前記第２ホログラム１２の透過光は、第３ホログラ
ム１３によって半円ビームと、２つの１／４円ビームに
分離されるようになっている。半円ビームは２分割の光
検出器Ｓ31，Ｓ32に入射し、各１／４円ビームは、それ
ぞれ、光検出器Ｓ33，Ｓ34に入射するようになってい
る。
【００１１】フォーカスエラー信号検出は、ナイフエッ
ジ法を用いており、合焦時には、前記半円ビームは前記
光検出器Ｓ31，Ｓ32の間に焦点を結び、記録媒体３面が
対物レンズの焦点より近いデフォーカス時は、光検出器
Ｓ32上に半円形の像が投影され、逆に記録媒体３面が対
物レンズの焦点より遠いデフォーカス時は、光検出器Ｓ
31上に半円形の像が投影される。従って、減算器６２に
よって、光検出器Ｓ31，Ｓ32の出力差を演算することに
より、フォーカスエラー信号が得られる。
ジ法を用いており、合焦時には、前記半円ビームは前記
光検出器Ｓ31，Ｓ32の間に焦点を結び、記録媒体３面が
対物レンズの焦点より近いデフォーカス時は、光検出器
Ｓ32上に半円形の像が投影され、逆に記録媒体３面が対
物レンズの焦点より遠いデフォーカス時は、光検出器Ｓ
31上に半円形の像が投影される。従って、減算器６２に
よって、光検出器Ｓ31，Ｓ32の出力差を演算することに
より、フォーカスエラー信号が得られる。
【００１２】また、トラッキングエラー信号検出は、プ
ッシュプル法を用いており、トラックオフセットが発生
すると、光検出器Ｓ33，Ｓ34面上での１／４円の像の大
きさが非対称になる。従って、減算器６１によって、光
検出器Ｓ33，Ｓ34の出力差を演算することにより得られ
る。また、前記第２ホログラム１２の回析光は、第３ホ
ログラム１３で回析され、光検出器Ｓ35に入射するよう
になっている。そして、データ部の情報信号は、減算器
６３で、光検出器Ｓ31，Ｓ32，Ｓ33，Ｓ34の出力の和
と、光検出器Ｓ35の出力の差を演算することにより得ら
れ、プレピット部の情報信号は、加算器６４で、光検出
器Ｓ31，Ｓ32，Ｓ33，Ｓｃ及びＳ34の出力の和を演算す
ることにより得られる。
ッシュプル法を用いており、トラックオフセットが発生
すると、光検出器Ｓ33，Ｓ34面上での１／４円の像の大
きさが非対称になる。従って、減算器６１によって、光
検出器Ｓ33，Ｓ34の出力差を演算することにより得られ
る。また、前記第２ホログラム１２の回析光は、第３ホ
ログラム１３で回析され、光検出器Ｓ35に入射するよう
になっている。そして、データ部の情報信号は、減算器
６３で、光検出器Ｓ31，Ｓ32，Ｓ33，Ｓ34の出力の和
と、光検出器Ｓ35の出力の差を演算することにより得ら
れ、プレピット部の情報信号は、加算器６４で、光検出
器Ｓ31，Ｓ32，Ｓ33，Ｓｃ及びＳ34の出力の和を演算す
ることにより得られる。
【００１３】尚、本実施例では、１／２波長板を用いて
いないが、入射光のＰ偏光に対して第２ホログラム１２
のレリーフ溝方向を４５°回転した位置に配置すること
により、同様の作用，効果が得られる。本実施例によれ
ば、光検出器の数が少なく、また、偏光プリズムがない
ことから、より構成が簡単で、小型化が可能になる。
いないが、入射光のＰ偏光に対して第２ホログラム１２
のレリーフ溝方向を４５°回転した位置に配置すること
により、同様の作用，効果が得られる。本実施例によれ
ば、光検出器の数が少なく、また、偏光プリズムがない
ことから、より構成が簡単で、小型化が可能になる。
【００１４】また、フォーカスエラー信号検出用の光ビ
ームと、トラッキングエラー信号検出用の光ビームとを
分離し、両光ビームを、別々の光検出器で受光して、フ
ォーカス，トラッキングの各エラー信号を互いに独立に
検出可能としたので、各エラー信号の相互の干渉がなく
なる。
ームと、トラッキングエラー信号検出用の光ビームとを
分離し、両光ビームを、別々の光検出器で受光して、フ
ォーカス，トラッキングの各エラー信号を互いに独立に
検出可能としたので、各エラー信号の相互の干渉がなく
なる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば検
光子と検出器との間にホログラムレンズを配置した簡単
な構成で光磁気記録媒体における情報の記録再生、又
は、再生を行うことが可能となる。
光子と検出器との間にホログラムレンズを配置した簡単
な構成で光磁気記録媒体における情報の記録再生、又
は、再生を行うことが可能となる。
【図１】本発明の第１実施例を示す図。
【図２】図１の部分詳細図である。
【図３】図１の部分詳細図である。
５ 対物レンズ １１ 第１ホログラム １２ 第２ホログラム １３ 第３ホログラム １５ 透明基板 ２０ 光検出群 ５１ 半導体レーザ ５３ ハーフプリズム
Claims (1)
- 【請求項１】光磁気記録媒体からの戻り光を検光子に通
過させ、第１の光束と第２の光束とに分離すると共に第
１の光束と第２の光束との差信号を受光する光検出器に
よって情報信号を得る光磁気ピックアップにおいて前記
検光子とホログラムレンズを透明基板上の両面に設け、
検光子と光検出器との間に前記ホログラムレンズを配置
したことを特徴とする光磁気ピックアップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7278686A JPH08212613A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 光磁気ピックアップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7278686A JPH08212613A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 光磁気ピックアップ |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63273829A Division JP2904419B2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 光磁気ピックアップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08212613A true JPH08212613A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=17600766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7278686A Withdrawn JPH08212613A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 光磁気ピックアップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08212613A (ja) |
-
1995
- 1995-10-26 JP JP7278686A patent/JPH08212613A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960711 |