JPH08212338A - 多色画像の減色表示装置 - Google Patents

多色画像の減色表示装置

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JPH08212338A
JPH08212338A JP1672795A JP1672795A JPH08212338A JP H08212338 A JPH08212338 A JP H08212338A JP 1672795 A JP1672795 A JP 1672795A JP 1672795 A JP1672795 A JP 1672795A JP H08212338 A JPH08212338 A JP H08212338A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はカラー画像の減色に関し、多色のカ
ラー画像をより自然な彩色で容易に減色できる装置を提
供する。 【構成】 画素毎に三原色(赤,緑,青)それぞれを組
み合わせて発色表示した多色画像データ1と、この多色
画像データ1で使用されている色種を減色して登録した
減色種録テーブル41および前記減色種登録テーブル4
1への登録から溢れた色種を前記減色種登録テーブル4
1に登録されている色種に関連付けて格納する予備色種
の退避テーブル42を含む色種テーブル4を生成する減
色テーブル作成手段2と、前記多色画像データ1を前記
色種テーブル4に登録された減色種対応に減色し、前記
減色種登録テーブル41に基づく色種情報付多色画像デ
ータ5に変換する多色画像データ変換手段3、とを備え
て構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像表示時の減色
方法であって、特にフルカラーの画像を指定色数の例え
ば256色に減色し、この減色した色種を同時発色させ
る画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、多色表示可能な表示装置によっ
て、カラー画像を表示することが一般に行なわれてきて
いる。この場合でも、表示時の色種/色数は多々あり、
簡易な表示装置では「8色」または「16色」の同時発
色程度である。或いは、1677万色の自然色(フルカ
ラーと称し、光の三原色「赤(R),緑(G),青
(B)」のそれぞれを8ビットの輝度範囲から選択した
ディジタル値で表示する)を表示できる表示装置も製品
化されているが、これは高解像度を必要とするために製
品価格が高価となり、一般ユーザ向きでない。
【0003】ー方、同時発色が256色程度の表示装置
は、画面サイズと解像度のバランスが採られ、手頃な価
格で販売されている。256色同時発色の表示装置を使
用する場合、例えば原画像の表示色数が3万2千色の場
合であっても、この色数から「256色種」を選び出し
て同時発色させる時、選択できる色種の組み合わせは種
々あり、ユーザが希望する色が必ずしも表色されないこ
とになる。
【0004】近年、フルカラー画像として「PHOTO
画像」等の写真画像が容易に入力できるようになってき
ているが、このような画像は上述した1677万色の同
時発色であり、表示装置側が三原色(R,G,B)表示
とする方式では、ハードウェア側で1画素毎に24ビッ
ト「R(赤),G(緑),B(青)の各8ビット」の発
色機能を持つ必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に、フルカラーの1677万色をそのまま表示できる装
置は高価であり、そのため、このような自然色の画像を
表示させる場合は、減色して表示させる方式が一般に採
用されている。
【0006】ソフトウェアで減色する従来の方式では、
ユーザはメーカ提供の予め用意した256色種のパター
ンを使用するか、または、(R,G,B)を個別に0〜
255までの範囲の値に指定する方式のものがあった。
【0007】この場合、前者によるフルカラー画像はメ
ーカ提供のパターン内の256色に限定して発色するた
め、例えば、「春,夏,秋,冬」の、各シーズンが見せ
る風景画等を個別にこの方式で減色したのでは、例えば
「夏の陽射し」に適正な256に設定したカラーマップ
を一律に使用すると、「春の暖かさ」,「秋の紅葉」,
「冬の寒々しさ」等のシーズンでは、特徴を生かした風
景画像に変換出来ない不具合があった。
【0008】また、上記の後者による彩色選択の方式で
は、彩色に不慣れなユーザは自己が好む色合いの微妙な
調合が困難であり、意図したものがなかなか得られない
という問題があった。
【0009】本発明は、多色のカラー画像をより自然な
彩色で容易に減色できる装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理説
明図であり、上記の課題は下記の如くに構成された本発
明によって解決される。
【0011】請求項1の発明では、画素毎に三原色
(赤,緑,青)それぞれを組み合わせて発色表示した多
色画像データ1と、この多色画像データ1で使用されて
いる色種を減色して登録した減色種登録テーブル41お
よび前記減色種登録テーブル41への登録から溢れた色
種を前記減色種登録テーブル41に登録されている色種
に関連付けて格納する予備色種の退避テーブル42を含
む色種テーブル4を生成する減色テーブル作成手段2
と、前記多色画像データ1を前記色種テーブル4に登録
された減色種対応に減色し、前記減色種登録テーブル4
1に基づく色種情報付多色画像データ5に変換する多色
画像データ変換手段3、とを備えて構成する。
【0012】更に請求項2の発明では、前記減色種登録
テーブル41を生成する際に、前記多色画像データ1に
使用された色種の使用頻度によって色種の頻度テーブル
403を生成し、前記頻度テーブル403へ登録した色
種間の距離を算出して当該頻度テーブル403への登録
色数を減じる登録制御を行なうように構成する。
【0013】更に本発明の請求項3の発明では、色種間
の距離算出に、前記三原色同士で、少なくとも差の2乗
和を用いるように構成する。また、請求項4の発明で
は、色種の頻度テーブル403を生成する際に、頻度が
一致する色種の優先登録順については前記三原色から算
出した「輝度」を用いるように構成する。
【0014】
【作用】請求項1の構成によれば、1677万色のフル
カラー画像1の発色に使用されている色種(R,G,
B)から256色を選んで減色種登録テーブル41に登
録し、且つこの減色種登録テーブル41に登録出来なか
った色種を予備色種退避テーブル42に登録する際に、
減色種登録テーブル41に登録済の色種内から選んだ色
種で代替えするように対応付けて登録する。
【0015】フルカラー画像1から読出した画素(R,
G,B)毎にこの両テーブル41,42の登録結果を参
照し、テーブル41による色種に付与したインデックス
で表示画像の色種を決定する。
【0016】また、請求項2の構成によれば、多色画像
データに使用している各画素における色種(R,G,
B)の使用頻度による頻度テーブル403を生成し、こ
の頻度テーブル403への登録色種が256色を越える
際には、各登録色種間の距離を算出し、最短距離を有す
る二色を一色に減色して登録することで、登録色種を2
56色までに減色する。
【0017】また、請求項4の構成によれば、各出現画
素は出現回数を計数すると共に、三原色(R,G,B)
からの輝度・色相データ(y,u,v)変換による輝度
(y)を算出しておき、出現頻度の一致した場合は輝度
で優先順を決定する。
【0018】
【実施例】以下に図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。本発明で対象となる画像データのフォーマット
を図6,図7で説明する。図6は三原色(R,G,B)
それぞれ8ビットによる発色を、カラーマップ(或い
は,カラーパレット)を用いない時の画像ファイル11
0の模式図である。図6(A)はファイルフォーマット
を示し、ファイル情報を記述したヘッダ部と終了情報を
記載したトレーラ部の間に、RGB値の組で示されるp
ixel部101が配置されている。また、102は各
RGB値を組として格納した具体例である。また、図6
(B)は画素における三原色(R=赤,G=緑,B=
青)の8ビットの組み合わせによる時の発色の呼称図で
あり、例えば、「R=7,G=0,B=0」の時は「真
紅」を発色し、「R=0,G=7,B=0」の時は「鮮
やかな緑」を発色し、「R=0,G=0,B=7」の時
は「真っ青な青」を発色し、「R=7,G=7,B=
7」の時は「純白」となり、「R=0,G=0,B=
0」の時は「純黒」となる。
【0019】また、図6(C)は表示装置であって、画
面上の画素位置座標を説明する図である。図6(C)で
画面90は左上隅を原点とするX−Y直角座標で定義さ
れ、垂直(下)方向をY軸とするラインと、このライン
内で水平(右)方向をX軸とする位置で1つの画素点が
指示される。そして、図6(A)に示すようにpixe
l部101は画面90におけるライン毎に区切られ、か
つライン内でX方向順に各三原色(R,G,B)の値が
「組」として格納されている。従って、図6(A)おけ
る具体例102は「ライン0」上の「第0位置画素」乃
至「第2位置画素」の値を示すものである。
【0020】次に、図7は三原色(R,G,B)それぞ
れ8ビットによる発色を、カラーマップを用いた時のカ
ラーマップ付画像ファイル510の模式図である。図7
(A)はファイルフォーマットを示し、ヘッダ部とトレ
ーラ部の間にカラーマップ番号とpixel部501が
配置されている。そして、pixel部501は図6
(C)の画面90におけるラインライン毎で区切られ、
かつライン内でX方向順に図7(B)で示す発色(RG
B)対応のインデックスが格納されている。ここで、5
02は具体例であって同図(B)におけるインデックス
番号503を記入したものであり、同図(B)の505
は各RGB値の具体例としての組合わせ値である。
【0021】従って、上記図6(A)に示すフォーマッ
トで格納されている画像ファイル110の具体例102
における第0ライン上の「第0画素=11,32,10
0/第1画素=62,123,45/第2画素=54,
23,55」を、図7(B)に示すカラーマップ505
で変換した時は、図7(A)における具体例502に示
すインデックス番号で「0,1,2」に置き代えられる
ことになる。
【0022】図2は本発明の実施例ブロック図である。
図で、100はファイル装置、110は図6に示す画像
ファイル、700は読出部、710は入力指示部、60
0は画像ファイル110をー時的に格納する画像データ
格納領域、200は減色処理部、400はテーブル、4
01は減色テーブル(図5)、402は予備色テーブル
(図5)、403は頻度テーブル(図3)、300は画
像変換処理部、500はカラーマップ付画像ファイル5
10(図7)を格納するカラーマップ付画像データ格納
領域、800はカラーマップ更新部、801はカラーマ
ップ、9は表示制御部をそれぞれ示す。
【0023】以下、上記構成による実施例の動作を説明
する。入力指示部710から読出部700へ表示すべき
画像ファイルの例えばファイル名等が入力される。
【0024】読出部700はファイル装置100をサー
チし、指定された画像ファイル110を読み出して画像
データ格納領域600へ書き込む。この書き込まれた画
像ファイルは図6(A)のフォーマットに示され、画面
90上の個々の画素発色を(R,G,B)の値の組で示
すことになる。
【0025】減色処理部200は画像データ格納領域6
00から画像ファイル110の画素(R,G,B)を逐
次読み出し、後述する図4のフローチャートに従って図
3で後述する頻度テーブル403を作成する。次に、頻
度テーブル403が完成すると、頻度テーブル403の
基本領域434を複写して減色テーブル401を得る。
次に再度、画像データ格納領域600内の画像ファイル
110から画素を逐次読み出し、図5(A)の減色テー
ブル401内に登録済の色種と比較し、図5(B)の予
備色テーブル402を生成する。
【0026】画像変換処理部300は画像データ格納領
域600から画像ファイル110の画素を逐次読み出
し、減色テーブル401及び予備色テーブル402を参
照して図7(A)のカラーマップ付画像ファイル510
のフォーマットに変換し、カラーマップ付画像データ格
納領域500に格納する。
【0027】次に、カラーマップ更新部800は作成さ
れた減色テーブル401をカラーマップ801に複写す
る。表示制御部9はカラーマップ付画像データ格納領域
500に格納されているカラーマップ付画像ファイル5
10を更新されたカラーマップ801を用いて表示装置
の画面90に表示する。
【0028】次に、図3,図4,図5を併用してテーブ
ル400に含まれる頻度テーブル403,減色テーブル
401および予備色テーブル402の生成を説明する。
図3は画像ファイル110の発色に使用されている色種
の出現頻度及び当該色の輝度(後述するy)を登録する
頻度テーブルフォーマット説明図である。図3は4欄で
上下2段から構成され、第1欄はテーブルの行番号を示
すインデックス430、第2欄は1画素の色種を定める
三原色(RGB)値、第3欄は後述する変換による輝度
y432、第4欄は出現回数である。また、上段の0〜
255行は基本領域434で下段の256〜n行は溢れ
領域435である。そして、この頻度テーブル403が
完成した時の、第1欄インデックス430と第2欄RG
B値431の基本領域434の部分が減色テーブル40
1(図5)に反映されることとなる。
【0029】ここで、各R,G,Bの値は8ビット表現
による「0〜255」の値をとるものであり、図8に示
すような「R,G,B」のそれぞれを直交軸とする三次
元空間内の同一点における出現回数をそれぞれにカウン
トするものである。
【0030】また、図8は三原色(RGB)とYCbC
rとのベクトル関係を説明した図である。因みに、RG
B値を輝度・色相データ(y,u,v)に変換する公知
の式は、各R,G,Bが8ビットで0〜255迄の値を
とるとき、
【0031】
【数1】
【0032】を用いて「0.0〜1.0」に,R,G,
Bを正規化し、更に
【0033】
【数2】
【0034】なる行列積を施して得られた変数「Y,C
b,Cr」に対し、
【0035】
【数3】
【0036】上記定数を用いた計算を行ない、この得ら
れた「y」を輝度データとして用いるものである。次
に、図4によって、頻度テーブル403を利用して減色
テーブル401を得る作成手順を説明する。
【0037】最初に、頻度テーブル403(図3)の領
域を定義する。上段の基本領域434は0〜255の2
56行(256色への減色)であり、下段の溢れ領域4
35は一般にn行とする。この頻度テーブル403は降
順のキーソートを行ない、第1キーを出現回数(M)4
33とし、第2キーを輝度(y)432とする。
【0038】次に、「画像サイズ:」のステップを実行
する。画像ファイル110から逐次1画素づつのデータ
(RGB)を読み出し、画素数(p)をカウントすると
ともに画像データ格納領域600へ書き込んでいく。全
画素の読込が完了すると、次の「発色数:」のステップ
を実行する。
【0039】「発色数:」ステップでは、フルカラー
(R=0〜255,G=0〜255,B=0〜255)
の各組み合わせ値を1サイクル毎に逐次設定し、この設
定値が画像データ格納領域600に書き込んだ画像デー
タ中の画素に「使用されているか?」を確認する。使用
されている設定値については、頻度テーブル403内を
走査して同値を持つRGB値が登録済であれば、当該登
録行の出現回数Mに1加算し、未登録ならばその時のR
GB値による輝度(y;前出の式(3))を算出すると
ともに出現回数M=1をセットし、エントリ数(インデ
ックス欄)を次行にセットしてその行位置の「RGB,
y,M」欄内に書き込み登録する。
【0040】この操作が反復完了したら、次の「Sor
t:」のステップを実行する。「Sort:」のステッ
プでは、エントリ数nの範囲で、出現回数Mを第1キ
ー,輝度yを第2キー とする降順ソートを遂行する。
【0041】この時、エントリ数nが減色数の「256
色」以下であれば、「格納:」のステップを遂行して減
色テーブル401が生成される。一方、エントリ数nが
減色数の「256色」以上であれば、頻度テーブル40
3の溢れ領域435を抹消するために「逓減:」のステ
ップを遂行する。
【0042】「逓減:」のステップでは、エントリ数n
の範囲で、i=0〜nとし、この時のi値毎に、j=0
〜nをセットする。即ち、頻度テーブル403から第i
行目の「RGB,y,M」を読み出し、第j行目毎に、
【0043】
【数4】
【0044】を算出して、Sが最小値を持つ番号jを見
つける。この時のjについて、255以下であれば「基
本域:」のステップを実行し、256以上であれば「溢
れ域:」のステップを実行する。
【0045】このいずれかの操作を遂行して、エントリ
数nを−1する。この後に再度、「Sort:」のステ
ップを遂行する。エントリ数nが255以上の場合は再
度「逓減:」のステップを実行させることにより、頻度
テーブル403は溢れ領域435内の登録値がなくなり
基本領域434だけとなり、次に「格納」のステップを
遂行することで減色テーブル401が生成される。この
生成された減色テーブル401を用いて予備色テーブル
402を生成する。
【0046】図5は色種テーブルの模式図で、(A)は
減色テーブル401、(B)は予備色テーブル402で
ある。予備色テーブル402は左右二欄に別けられ、左
欄は画像ファイル110内に使用された色種であって且
つ減色テーブル401に登録されなかった色種を書き込
んだ欄である。
【0047】減色処理部200は、画像データ格納領域
600から画像の画素を逐次読み出し、当該画素の「R
GB」値が減色テーブル401に未登録な「RGB」値
で且つ予備色テーブル402にも未登録な「RGB」値
であれば、当該画素の「RGB」値を予備色テーブル4
02の未登録RGB欄へ書き込むとともに、減色テーブ
ル401に登録されている「RGB」値から類似のもの
を走査選択し、その時の選択したインデックス番号を予
備色テーブル402のPointer欄にエントリ数m
をカウントして登録する。
【0048】因みに、減色対象の画像が1677万色の
フルカラー画像の時、輪郭色部分でなければ近隣画素は
緩やかなグラデーションが掛かっている場合が多い。従
って、上記の操作におけるサーチ範囲は局所的に収斂す
る確率が高く、高速に処理できる。
【0049】以上の処理で減色テーブル401と予備色
テーブル402が生成されると、画像変換処理部300
を実行する。画像変換処理部300は画像データ格納領
域600から画像ファイル110の画素を逐次読み出
し、減色テーブル401の「RGB」値を逆引きして該
当する「RGB」値があれば、その時のインデックス番
号をカラーマップ付画像データ格納領域500へ送出す
る。また、減色テーブル401内に該当する「RGB」
値がなければ、予備色テーブル402内の「未登録RG
B」欄をサーチし、該当する「RGB」値における当該
行のPointer欄に書き込まれているインデックス
番号を読みだしてカラーマップ付画像データ格納領域5
00へ送出する。
【0050】以上の実施例では、フルカラー画像を25
6色に減色する場合で説明したが、本発明はこれに限ら
れることなく、本発明の趣旨を変更しない範囲で多色の
画像を任意の色数に減色する際にも適用できるものであ
る。
【0051】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、1677
万色のフルカラー画像を減色(例えば、256色)する
際にも、当該フルカラー画像で発色させている色種が青
系色だとか赤色系等の特徴を損なうこと無く、減色した
ことによる違和感のない自然な色表示が容易かつ高速に
実施できる格別な効果を奏している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明実施例ブロック図である。
【図3】頻度テーブルフォーマット説明図である。
【図4】減色テーブルの作成手順図である。
【図5】色種テーブルの模式図である。
【図6】RGBによる多色イメージファイル構成模式図
である。
【図7】カラーマップ付RGBによる多色イメージファ
イル構成模式図である。
【図8】RGBとYCbCrのベクトル関係説明図であ
る。
【符号の説明】
1 多色画像データ 2 減色テーブル作成手段 3 多色画像データ変換手段 4 色種テーブル 5 色種情報付多色画像データ 9 表示制御部 41 減色種登録テーブル 42 予備色種退避テーブル 101 pixel部 110 画像ファイル 200 減色処理部 300 画像変換処理部 400 テーブル 401 減色テーブル 402 予備色テーブル 403 頻度テーブル 430 インデックス 431 RGB値 432 輝度 433 出現回数 434 基本領域 435 溢れ領域 500 カラーマップ付画像データ格納領域 501 pixel部 510 カラーマップ付画像ファイル 600 画像データ格納領域 700 読出部 710 入力指示部 800 カラーマップ更新部 801 カラーマップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素毎に三原色(赤,緑,青)の組み合
    わせで発色表示される多色画像に対し、前記多色の色種
    を減色して表示する表示装置であって、 多色画像データの発色に使用された色種を減色して登録
    する減色種登録テーブルおよび前記減色種登録テーブル
    への登録から溢れた色種を前記減色種登録テーブルに登
    録されている色種に関連付けて格納する予備色種退避テ
    ーブルを含む色種テーブルを生成する減色テーブル作成
    手段と、 前記多色画像データを前記色種テーブルに登録された減
    色種に基づいて減色し、前記減色種登録テーブルに基づ
    く色種情報付多色画像データに変換する多色画像データ
    変換手段と、を備える事を特徴とする多色画像の減色表
    示装置。
  2. 【請求項2】 前記減色種登録テーブルを生成する際
    に、前記多色画像データに使用された色種の使用頻度に
    よって色種の頻度テーブルを生成し、前記頻度テーブル
    へ登録した色種間の距離を算出して当該頻度テーブルへ
    の登録色数を減じる登録制御を行なうことを特徴とする
    請求項1記載の多色画像の減色表示装置。
  3. 【請求項3】 色種間の距離算出に、前記三原色同士
    で、少なくとも差の2乗和を用いたことを特徴とする請
    求項2記載の多色画像の減色表示装置。
  4. 【請求項4】 色種の頻度テーブルを生成する際に、頻
    度が一致する色種の優先登録順については前記三原色か
    ら算出した輝度を用いることを特徴とする請求項2記載
    の多色画像の減色表示装置。
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