JPH0821153A - 窓 枠 - Google Patents

窓 枠

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JPH0821153A
JPH0821153A JP18088394A JP18088394A JPH0821153A JP H0821153 A JPH0821153 A JP H0821153A JP 18088394 A JP18088394 A JP 18088394A JP 18088394 A JP18088394 A JP 18088394A JP H0821153 A JPH0821153 A JP H0821153A
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Koichi Shinohara
耕一 篠原
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SHINOHARA DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キュービクルの正面板などに取り付ける計器
類のぞき窓を構成するガラス入りの窓枠において、締結
用ボルトが簡単かつ確実に取り付けられるようにする。 【構成】 一対の主枠体4と副枠体5とが、壁板1の窓
口2の口縁部をはさんで複数個のボルト12で締結され
る。この両枠体4・5間にパッキン6を介してガラス板
3が挟持される。主枠体4に内広がりの係止溝10を設
ける。ボルト12は基端に頭部12aを有する。係止溝
10にボルト12の頭部12aが係止溝10に沿って摺
動自在に嵌合する。係止溝10内において該ボルト12
は回り止めが図られ、かつ外方への抜け止めが図られて
いる。副枠体5に通孔15を設ける。各ボルト12の軸
部12bを副枠体5の通孔15に通し、副枠体5の外側
から該軸部12bにナット13を螺合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】キュービクルなど正面板、各種機
械のカバー(ボックス)、電気室の入口扉などには、内
部の計器類などをのぞき見るために、ガラス入りのぞき
窓が形成される。オイルタンクなどでは内部の液面を見
るために縦長ののぞき窓が形成される。本発明はかかる
のぞき窓用の窓枠、即ち壁板に設けた窓口に透明のガラ
ス板を取り付けるための窓枠に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の窓枠の従来技術に特公平1−4
033号公報があり、これの内容は添付の図面を借りて
説明すると、壁板1に設けた窓口2に透明のガラス板3
を取り付けるための窓枠において、まず壁板1の窓口2
の内外に配置される一対の主枠体4と副枠体5とを有
し、これら主枠体4と副枠体5とは、それぞれが金属製
であって、外周枠部7・8が所定の幅員を有する環状に
形成されている。
【0003】主枠体4と副枠体5との外周枠部7・8間
に環状のパッキン6が介装されている。主枠体4の外周
枠部7の内面に、複数のボルト12を周方向にわたって
適当間隔置きに配設してあり、副枠体5には、各ボルト
12の軸部12bを通す通孔15がそれぞれ設けられて
いる。
【0004】かくして、副枠体5の外側から各ボルト1
2の軸部12bの先端にナット13を螺合することによ
り、主枠体4と副枠体5との外周枠部7・8が壁板1の
窓口2の口縁部をパッキン6を介して内外方向から挟持
するとともに、両外周枠部7・8間でガラス板3の外周
縁をパッキン6を介して挟持している。このように、主
枠体4にボルト12が予め取り付けてあると、所在を見
失うことがなく現場での施工がより容易になる。そのた
め従来は主枠体4にボルト12を溶接して一体に植設す
る形態を採っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、主枠体4や副
枠体5は耐食性を確保するうえからも一般にアルミニウ
ム合金の押出し形材からなり、これを定尺切断したのち
両切断端どうしを溶接して環状に仕上げている。かかる
材質の主枠体にボルトを溶接する作業は、もともと困難
で熟練を要するうえに手間がかかる。それでもなお、主
枠体に対するボルトの溶接強度に問題がある。そのた
め、苦情の多くは該ボルトにナットを強く締め付け過ぎ
ることにより、ボルトが主枠体から外れることにあっ
た。そこで本発明の目的は、主枠体にボルトを誰でも確
実かつ簡単に取り付けることができ、使用時にボルト外
れを生じることのない窓枠を得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の基本形
態からなる窓枠において、図1に示すごとく基端に頭部
12aを有するボルト12を用い、主枠体4の外周枠部
7の内面に係止溝10を設け、この係止溝10に該頭部
12aを回り止め状に、かつ外方へは抜け止め状に嵌合
するにある。具体的には、主枠体4が一定長さのアルミ
ニウム合金の押出し形材を環状に曲げて両端どうしを溶
接してなり、主枠体4の外周枠部7に、各ボルト12の
頭部12aが周方向へ摺動自在に嵌合する内拡がりの係
止溝10を全周にわたって連続状に形成する。かくし
て、係止溝10の少なくとも一箇所に、図4に示すごと
く該係止溝10内に各ボルト12の頭部12aを案内嵌
合するための導入部11を設ける。更に、係止溝10内
に各ボルト12を仮止めする仮止め手段を設ける。具体
的には、パッキン6にボルト12の軸部12bを通すボ
ルト挿通孔19を設けることにより仮止めを図る。又は
係止溝10内の所定位置に、ボルト12の頭部12aを
接着剤を介して接着してもよい。
【0007】
【作用】主枠体4がアルミニウム合金の押出し形材から
なるとき、これに内拡がりの係止溝10を全周にわたっ
て形材の成形時に同時に形成する。この係止溝10に導
入部11を後加工するだけで、該導入部11を介して1
条の係止溝10内に各ボルト12の頭部12aを所望数
だけ案内嵌合できる。係止溝10を内拡がりの蟻溝状に
形成するのは、ボルト12の頭部12aが係止溝10に
沿って摺動自在でありながら、ボルト12がその頭部1
2aを介して回り止め状に、かつ係止溝10の開口から
外側へは抜け外れないようにするためである。この限り
においてボルト12の頭部12aは、該ボルト12を回
転操作するためのものではなく、形状的にも回り止めと
抜け止めの機能を発揮するものであれば足りる。
【0008】係止溝10にボルト12の頭部12aを嵌
合したのち、該係止溝10に沿って各ボルト12を所定
位置に移動し、各ボルト12を該当位置で仮止めする。
この仮止めにより、各ボルト12の軸部12bを相手側
の副枠体5の各通孔15に挿通しやすくなる。その後
は、従来と同じ要領で副枠体5の外側からボルト軸部1
2bの先端にナット13を螺合することになる。
【0009】窓枠Aを壁板1の窓口2に取り付けるに際
しては、該ボルト12からナット13を外して主枠体4
と副枠体5とを分離する。多くの場合、ガラス板3の外
周縁にパッキン6を嵌合装着した状態で該ガラス板3が
主枠体4側に仮止めされており、主枠体4の外周枠部7
にボルト12が立てられている。この主枠体4の外周枠
部7の内面を壁板1の窓口2の口縁部に表側から当て付
ける。このとき壁板1にはボルト挿通孔を設けず、好ま
しくは窓口2内の口縁近くでボルト12が壁板1の裏側
に突出するようにする。
【0010】次に、図2に示すごとく壁板1の窓口2の
口縁部に裏側から副枠体5の外周枠部8を当て付け、各
ボルト12の軸部12bを相手側の通孔15に通し、該
軸部12bの突出先端に副枠体5の外周枠部8の外側か
らナット13を螺合して締め付ける。これで両枠体4・
5の両外周枠部7・8がパッキン6を介して窓口2の口
縁部を内外から挟持し、同時に両外周枠部7・8間でパ
ッキン6を介してガラス板3の外周縁部も挟持される。
基端の頭部12aが係止溝10内にある各ボルト12
は、係止溝10の開口縁に変形を生じない限り、いかに
ナット13を強力に締め込んでも、主枠体4から抜け外
れることはない。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、主枠体4の外周枠部7
の内面にボルト12を立てるについて、その外周枠部7
に係止溝10を設け、この係止溝10にボルト12の頭
部12aを抜け止め状に嵌合する仕様としたので、ボル
ト立て作業が頭部12aを係止溝10内に案内嵌合する
だけでよく、従来の溶接作業に比べて誰にでも行え作業
性が良い。
【0012】アルミニウム合金の押出し形材からなる主
枠体4は該形材の成形時に、前記係止溝10を同時に内
拡がり形状に形成でき、該形材を環状に曲げ加工したと
き主枠体4の外周枠部7に係止溝10が全周にわたって
連続する状態となる。従って、係止溝10を形成するの
に特別の加工を必要としない。しかも、係止溝10の適
所に設けた導入部11を介して各ボルト12の頭部12
aを係止溝10に案内嵌合しさえすれば、該頭部12a
が係止溝10内をこれの周方向に沿って所定位置まで自
在に摺動変位し、係止溝10へのボルト頭部12aの案
内嵌合が容易で、係止溝10からのボルト頭部12aの
抜け止めを確実に防止できる。その結果、屋外のキュー
ビクルの正面板に窓枠Aを取り付ける際にも、雨水が侵
入しないよう主枠体4と副枠体5とをボルト12とナッ
ト13とで強力に締め付けることができる。更に、係止
溝10が連続する環状に形成されているので、これに設
けるべき導入部11の数も少なく済み、この点でも加工
が容易で安価に提供できることになる。
【0013】にもかかわらず、前記係止溝10に嵌合し
たボルト12は、仮止め手段で仮止めしておけるので、
壁板1の窓口2に窓枠Aを取り付けるに際し、各ボルト
12の軸部12bを副枠体5側の通孔15に容易に挿通
することができ、窓枠Aの取り付け作業も従来と同様に
円滑に行える。
【0014】
【実施例】
(第1実施例)図1ないし図4は本発明に係る窓枠の第
1実施例を示す。図3において、対象の窓枠Aは、屋外
に設置されるキュービクルのボックス正面の壁板1に窓
口2を設け、この窓口2に内部の計器類をのぞき見るた
めにとりつけられる。この窓枠Aは、図1に示すごとく
補強網入りの透明のガラス板3と、主枠体4と、副枠体
5と、両枠体4・5間に介装されるパッキン6とを主要
構成部材としている。
【0015】一対の主枠体4と副枠体5とは、アルミニ
ウム合金の押出し形材からなり、これを一定長さに切断
したのち各コーナー部を丸く折り曲げ加工し、両切断端
どうしを溶接して四角形の環状に形成してある。両枠体
4・5の外周枠部7・8は実質的に同一幅に形成されて
おり、この両外周枠部7・8間に環状のパッキン6が介
装されている。
【0016】図1および図4において、主枠体4の外周
枠部7の内面には、幅方向の中央部位に、内拡がりの係
止溝10を全周にわたって連続状に形成し、この係止溝
10の途中1箇所に、これの内部に通じる導入部11を
切り欠き状に設けてある。すなわち、主枠体4はアルミ
ニウム合金の押出し形材からなるので、この形材を板状
に押出成形する際にこれの長手方向にわたって係止溝1
0を同時に一体成形する。これにより、係止溝10は内
拡がりの蟻溝状にして、主枠体4を環状に形成したのち
は周回状となるよう容易に形成できる。導入部11は該
係止溝10の適所に後加工で形成することになる。
【0017】図1ないし図3において、主枠体4と副枠
体5とは、複数本(図では8本)のボルト12とこれに
螺合するナット13とで締結される。その各ボルト12
の頭部12aが導入部11を介して係止溝10内に案内
嵌合できる。ボルト12の頭部12aは係止溝10内を
これの周方向の全周にわたって摺動自在である。但し、
該頭部12aは係止溝10の開口幅よりも大きくして外
方への抜け止めが図られている一方、頭部12aを係止
溝10の溝幅方向が短い長方形に形成してあり、これで
係止溝10内におけるボルト12の回り止めが図られて
いる。
【0018】副枠体5には、図1に示すごとく主枠体4
側に設けた各ボルト12と対応して同数の通孔15をそ
れぞれ形成してある。また、ボルト12の頭部12aは
係止溝10よりも一定寸法小さく形成して、該頭部12
aが係止溝10内において一定範囲内で前後左右に遊動
できるようにした。こうすると、ボルト12は係止溝1
0に沿ってそのコーナー部、つまり主枠体4の角部にお
いても円滑に移動できる。また、係止溝10内で頭部1
2aの遊動を許容することにより、軸部12bを副枠体
4の通孔15に挿通する際に多少の位置ずれがあって
も、該軸部12bを前後左右に揺動させつつ、容易に位
置合わせが行えるようにしてある。
【0019】図1においてパッキン6は、分割された4
個のパッキン部材6a〜6dからなる。このうち第1パ
ッキン部材6aは、一定長さに切断したのち両端どうし
を突き合わせて適宜接着することにより環状に形成し、
内周側に周溝16を持つ断面コ字形に形成され、柔軟性
(圧縮性)に優れた軟質ゴム材からなる。第1パッキン
部材6aは、一端側からガラス板3の外周縁に嵌合して
行き、この第1パッキン部材6aは、ガラス板3に前述
の要領で嵌装したのち主枠体4の外周枠部7の裏面側内
面で前記係止溝10よりも内周側寄り部位に接着剤17
で仮止め接着する。
【0020】第2パッキン部材6bは、曲げ変形可能で
はあるが第1パッキン部材6aよりも硬い硬質ゴム製で
あって、ボルト挿通孔19を前記ボルト12の配設ピッ
チに合わせて内外貫通状に形成してある。一定長さに切
断した帯状の第2パッキン部材6bは、主枠体4の外周
枠部7の裏面側内面の幅方向中央部位に前記係止溝10
を跨ぐ状態で一端側から接着剤20で接着して行き、両
端どうしを突き合わせた状態で最終的に環状となるよう
にして仮止めする。この第2パッキン部材6bの突出高
さ(厚さ)は、第1パッキン部材6aよりも低い。
【0021】第3パッキン部材6cは、第1パッキン部
材6aと同様の柔軟性(圧縮性)に富んだ軟質ゴム製で
あり、一定長さに切断したのち両端どうしを接着して環
状に形成する。かくして、主枠体4の外周枠部7の裏面
側内面で第2パッキン部材6bの外周部位に、環状に形
成した第3パッキン部材6cを嵌めて接着剤21で仮止
め接着する。この第3パッキン部材6cの突出高さ(厚
み)は、第1パッキン部材6aよりも僅かに低くて第2
パッキン部材6bよりも高く設定する。かくして主枠体
4の外周枠部7の内面には、第1〜第3パッキン部材6
a・6b・6cをそれぞれが幅方向において密着する状
態で仮止めする。
【0022】第4パッキン部材6dは、第2パッキン部
材6bと同材質で曲げ変形可能ではあるが第1パッキン
部材6aよりも硬い硬質ゴム製であって,比較的厚みの
薄い帯板状に形成されている。一定長さに切断した第4
パッキン部材6dは、副枠体5の正面側内面で前記通孔
15よりも外周側部位に一端側から接着剤22で接着し
て行き、両端どうしを突き合わせた状態で最終的に環状
となるようにして仮止めしてある。
【0023】8個の各ボルト12は、図4の矢印に示す
ごとくこれの頭部12aを導入部11を介して1条の係
止溝10内に案内嵌合し、各ボルト12を係止溝10に
沿って所定の配設位置にそれぞれ摺動案内する。その後
に主枠体4の外周枠部7に第2パッキン部材6bを仮止
め接着して行く。その際に、各ボルト12の突出する軸
部12bを第2パッキン部材6bのボルト挿通孔19に
それぞれ貫通状に挿通し、これで各ボルト12の軸部1
2bを規定位置からずれ動かないよう仮止めする。第2
パッキン部材6bは硬質ゴム製なので、ボルト12をこ
れが位置ずれや揺動しないよう直立姿勢に位置決めする
のに有効である。
【0024】窓枠Aの搬送や保管時には、主枠体4に副
枠体5を重ね、各ボルト12を通孔15に挿通し、副枠
体5の外周枠部8の外側に突出するボルト軸部12bの
先端にワッシャ23を介してナット13を螺合して軽く
締め付けることによって、全ての構成部材を分離しない
ように一体化する。施工現場で壁板1の窓口2に窓枠A
を取り付けるに先立って、前記ボルト12からナット1
3を外して主枠体4と副枠体5とを再び分離する。分離
した主枠体4には、前述の要領でボルト12および第1
〜第3パッキン部材6a・6b・6cが仮止めされてお
り、副枠体5にも第4パッキン部材6dが仮止めされて
いるので、外したナット13を除き構成部材がバラバラ
になることはなく取り扱いに便利である。
【0025】壁板1の窓口2に窓枠Aを取り付けるに際
しては、先ず壁板1の表側から主枠体4の外周枠部7の
裏面側内面を窓口2の口縁部に当て付ける。このとき各
ボルト12は窓口2内においてこれの口縁近くを通り抜
け、各ボルト12の軸部12bが壁板1の裏側に突き出
る。次に、壁板1の裏側から副枠体5の外周枠部8の正
面側内面を窓口2の口縁部に当て付け、位置合わせをし
て主枠体4側の各ボルト12の軸部12bを副枠体5側
の対応する通孔15にそれぞれ挿通し、副枠体5の外周
枠部8の外側に突出する該ボルト12の軸部12bの先
端に前記ナット13を螺合して順に締め付ける。
【0026】特に屋外に設置されるキュービクルなどに
おいては、窓枠Aの外れ止めだけでなく雨水の侵入防止
を図る点からもボルト12とナット13とで主枠体4と
副枠体5とは強力に締結する必要がある。しかるにボル
ト12とナット13で両枠体4・5を締結して行くと、
硬質の第4パッキン部材6dが軟質の第3パッキン部材
6cを圧縮変形させたのち硬質の第2パッキン部材6b
に接合する。第4パッキン部材6dが第2パッキン部材
6bに接合すると、これがナット13の螺合時に手ごた
えで判るので、この段階で締結具合が調整され、両枠体
4・5の締結箇所に変形が及ぶに到る程強く締め過ぎる
ことが回避され、端正な取り付け状態が得られる。その
際に副枠体5の正面側内面で第1パッキン部材6aも圧
縮を受け、この第1パッキン部材6aを介して両枠体4
・5の両外周枠部7・8間でガラス板3も本固定され
る。
【0027】窓枠Aを取り付けたとき、主枠体4および
副枠体5の両外周枠部7・8は、第3パッキン部材6c
と第4パッキン部材6dとを介して窓口2の口縁部を挟
持した状態となる。とくに外側の主枠体4の外周枠部7
は、軟質の第3パッキン部材6cを介して窓口2の口縁
部の外側に密着接合するので、該当部位から雨水が内部
に侵入することをよく防止できる。しかも、係止溝10
は主枠体4の外周枠部7の内面に形成されて、これが内
外貫通状に形成されていないので、ボルト12を該外周
枠部7の外側から挿通する形式とは異なり、この点でも
ボルト頭が外部から見えず端正な外観に仕上がるととも
に、雨水の侵入防止にも有利である。更に、ボルト12
が窓口2内においてこれの口縁近くを通る形式であるか
ら、窓口2の口縁部にボルト挿通孔を明ける加工手間を
省略できて、現場での施工性が良い。
【0028】(第2実施例)図5は本発明に係る窓枠A
の第2実施例を示しており、この場合のパッキン6は、
第1実施例を基準にしてみると、第1パッキン部材6
a、第3パッキン部材6cおよび第4パッキン部材6d
に三分割されていて、第2パッキン部材6bが省略され
た形態になっている。ここでの各パッキン部材6a・6
c・6dはいずれも軟質ゴム製であることを想定してい
るが、第3・第4パッキン部材6c・6dは硬質ゴム製
でもよい。各ボルト12の仮止め手段としては、第1パ
ッキン部材6aと第3パッキン部材6cとの間にボルト
挿通孔19を形成する形式となっているが、第3パッキ
ン部材6cに半円形のボルト挿通孔19を切り欠き形成
してもよいし、係止溝10の溝底面にボルト12の頭部
12aを接着剤で仮止め接着しておくこともできる。そ
の他の構成は第1実施例は実質的に同一であり、同一符
号を付して説明を省略した。
【0029】その他、パッキン6は単一部材で構成し、
これの内周面にはガラス板3の外周縁に嵌合する周溝1
6を設けるとともに、外周面には壁板1の窓口2に嵌合
する溝を形成したものでもよい。前述の第4パッキン部
材6dは、副枠体5の外周枠部8の正面側内面にこれの
ほぼ幅方向にわたる広幅に形成し、この第4パッキン部
材6dに前記ボルト12が通るボルト挿通孔を設けても
よく、この場合は第4パッキン部材6dが主枠体4側の
パッキン部材に全面的に接触することになる。また、第
1実施例において第2パッキン部材6bと第3パッキン
部材6cとは軟質ゴム材で一体に形成することができ
る。主枠体4および副枠体5は、金属製であれば、例え
ばステンレス製などにしてもよい。
【0030】主枠体4に形成すべき係止溝10は、必ず
しも図示するごとく周回状に連続することを要さず、ボ
ルト12の配設位置を限って形成されていてもよく、主
枠体4の外周枠部7の内周側に導入部11が開口する形
態でもよい。係止溝10を周回状に形成する場合にも、
前述の導入部11は例えば各辺つまり4箇所などに設け
てもよい。その場合、更に主枠体4および副枠体5が環
状であるとは、四角形、円形および楕円形などを全て含
む概念である。
【図面の簡単な説明】
【図1】窓枠の要部を示す分離状態での縦断側面図であ
る。
【図2】図3におけるB−B線断面図である。
【図3】窓枠の取り付け状態における正面図である。
【図4】主枠体の背面図である。
【図5】第2実施例の要部の縦断側面図である。
【符号の説明】
A 窓枠 1 壁板 2 窓口 3 ガラス板 4 主枠体 5 副枠体 6 パッキン 7 主枠体の外周枠部 8 副枠体の外周枠部 10 係止溝 11 導入部 12 ボルト 13 ナット 15 通孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁板1に設けた窓口2に透明のガラス板
    3を取り付けるための窓枠において、 壁板1の窓口2の内外に配置される一対の主枠体4と副
    枠体5とを有し、 主枠体4と副枠体5とは、それぞれが金属製であって、
    外周枠部7・8が所定の幅員を有する環状に形成されて
    おり、 主枠体4と副枠体5との外周枠部7・8間に環状のパッ
    キン6が介装されており、 主枠体4の外周枠部7の内面に、複数のボルト12を周
    方向にわたって適当間隔置きに配設してあり、 主枠体4の外周枠部7の内面に係止溝10を設け、この
    係止溝10に各ボルト12の基端の頭部12aが回り止
    め状に、かつ外方へは抜け止め状に嵌合しており、 副枠体5には、各ボルト12の軸部12bを通す通孔1
    5がそれぞれ設けられており、 副枠体5の外側から各ボルト12の軸部12bの先端に
    ナット13を螺合することにより、主枠体4と副枠体5
    との外周枠部7・8が壁板1の窓口2の口縁部をパッキ
    ン6を介して内外方向から挟持するとともに、両外周枠
    部7・8間でガラス板3の外周縁をパッキン6を介して
    挟持している窓枠。
  2. 【請求項2】 主枠体4は、一定長さのアルミニウム合
    金の押出し形材を環状に曲げて両端どうしを溶接してな
    り、 主枠体4の外周枠部7に、各ボルト12の頭部12aが
    周方向へ摺動自在に嵌合する内拡がりの係止溝10を全
    周にわたって連続状に形成してあり、 係止溝10の少なくとも一箇所に、該係止溝10内に各
    ボルト12の頭部12aを案内嵌合するための導入部1
    1を設けてある請求項1記載の窓枠。
  3. 【請求項3】 係止溝10内に各ボルト12を仮止めす
    る仮止め手段を備えている請求項1又は2記載の窓枠。
  4. 【請求項4】 ボルト12の仮止め手段として、パッキ
    ン6に、ボルト12の軸部12bを通すボルト挿通孔1
    9が設けられている請求項3記載の窓枠。
  5. 【請求項5】 ボルト12の仮止め手段として、係止溝
    10内の所定位置に、ボルト12の頭部12aが接着剤
    を介して接着されている請求項3記載の窓枠。
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