JPH082109B2 - 映像特殊効果装置 - Google Patents

映像特殊効果装置

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JPH082109B2
JPH082109B2 JP29529286A JP29529286A JPH082109B2 JP H082109 B2 JPH082109 B2 JP H082109B2 JP 29529286 A JP29529286 A JP 29529286A JP 29529286 A JP29529286 A JP 29529286A JP H082109 B2 JPH082109 B2 JP H082109B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テレビジョン映像に特殊効果を与える装置
に関する。
〔発明の概要〕
音声信号レベルに応じて、ディジタル映像信号を処理
し、画像の輝度又は色相が原画に対して変化するように
して、音のイメージを視覚でとらえることができるよう
にした映像特殊効果装置である。
〔従来の技術〕
音のイメージを視覚化する手段が種々提案されてい
る。例えば音の周波数やレベルに関連させてカラー表示
パネルの色相を変化させ、七色に変化するカラー表示に
より音のイメージを認識し得るようにしたものが知られ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
音のイメージを色で表現するのは有効な手立てである
が、色のみでは表現の幅が乏しく、微妙な表現が困難で
あった。
本発明はこの問題にかんがみ、音と関連した映像表現
により音のイメージを視覚化することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による映像特殊効果装置は、入力映像信号をデ
ィジタル化するA/D変換器と、入力音声信号のレベルに
対応したレベル信号を得る回路と、上記A/D変換器の出
力に対して映像の輝度又は色相に関し上記レベル信号に
応じた特殊効果処理を行う処理回路と、この処理回路の
出力をアナログ化するD/A変換器とを具備する。
なお上記特殊効果処理とは、画素間の輝度差又は色相
差が原画よりも減少するようなディジタル画像処理であ
ってよい。
〔作用〕
入力音声レベルによって映像信号を処理するので、原
画とは異なる映像となるが、原画の情報は認識でき、映
像と音との関連を保ったまま音のイメージが映像変化と
して視覚化される。
〔実施例〕
第1図に第1実施例の映像特殊効果装置のブロック回
路図を示す。この装置はソラリゼーションと称される映
像特殊効果を利用している。入力のコンポジットビデオ
信号は輝度/クロマ分離回路1にて輝度信号Y及びクロ
マ信号Cに分離される。クロマ信号は処理されずに加算
器5で輝度信号と加算される。
輝度/クロマ分離回路1からの輝度信号はA/D変換器
2でディジタル信号に変換され、そのLSBからMSBまでの
各ビットはアンドゲート群3を介してD/A変換器4に導
出される。アンドゲート群3は輝度信号の階調操作を行
うために所定ビットの削除を行うものである。D/A変換
出力は、加算器5においてクロマ信号と加算され、特殊
効果の付いた処理出力として導出される。
一方、ビデオ信号に対応した左右2チャンネルの音声
信号が加算器6で互いに加えられ、検波器7及びローパ
スフィルタ8を通って100〜200Hz以下の音声振幅に対応
した音声レベル信号として抽出される。この音声レベル
信号はA/D変換器9でディジタル信号に変換され、そのM
SB〜LSBの各ビット出力がインバータ群10を介して対応
するビットのアンドゲート群3に供給される。
従ってA/D変換器9の各ビットのうち音声レベルに対
応して“1"となっているビット出力により、対応のアン
ドゲート群3が閉じられ、その出力が“0"に固定され
る。即ち、音声レベルが大きくなるに伴って、ディジタ
ル輝度信号のビットがLSBの側から音声レベルに応じて
落とされ、映像の階調が粗くなる。例えばフルスケール
の64階調の輝度信号が入力されているとき、音声レベル
信号のLSB、2LSB、3LSBが“1"となっていると、輝度信
号の下位3ビットがアンドゲート群3で落とされ、8階
調に解像度が低下した映像となる。
この結果、入力の音声レベルに応じて階調(解像度)
が変化する映像が得られる。従って画面を見ながら音の
イメージを映像解像度の変化としてとられることができ
る。
第2図は第2実施例を示す。この実施例の特殊効果装
置はモザイク処理と称される映像特殊効果を利用してい
る。この特殊効果は、第3図の映像画面に示すように画
面を多数のマトリックス状セグメントSに分け、各セグ
メントの輝度及びクロマをその中の一点Pのみで代表さ
せて、モザイク様に抽象した画面を作る手法である。
第2図において入力の音声信号L、Rは第1図と同じ
ように加算器6、検波器7、ローパスフィルタ8及びA/
D変換器9を通って低周波成分の振幅レベルに対応した
ディジタルの音声レベル信号に変換される。このレベル
信号はVカウンタ11及びHカウンタ12にプリセット信号
として供給される。
Vカウンタ11は水平走査周波数fHのパルスをダウン計
数してプリセット値が零となるごとにリップルキャリー
出力C1を出力する。このリップルキャリー出力Cはイン
バータI1を介してカウンタ11のプリロード端子Lに与え
られるので、キャリー出力が出るごとに、再プリセット
が行われる。従ってカウンタ11の出力C1は第3図の波形
C1に示すように音声レベルに対応した周期VWのパルスと
なる。この周期VWは画面上のセグメントSの垂直幅を示
し、この間に複数の走査線が含まれる。
Hカウンタ12は画素サンプリング周波数fSのパルスを
ダウン計数してプリセット値が零となるごとにリップル
キャリー出力C2を出力する。このリップルキャリー出力
はインバータI2を介してカウンタ12のプリロード端子L
に与えられるので、キャリー出力が出るごとに再プリセ
ットが行われる。従ってカウンタ12の出力C1は第3図の
波形C2に示すように音声レベルに対応した周期HWのパル
スとなる。この周期HWは画面上のセグメントSの水平幅
を示し、この間に複数個の画素が含まれる。
一方、入力のコンポジットビデオ信号はA/D変換器2
でディジタル化され、1Hメモリ13(1ライン分)に供給
される。この1Hメモリ13のリード/ライント端子R/Wに
はVカウンタ11の出力C1(パルス幅1H)が与えられる。
従って、セグメントSの上辺に対応する1ライン分の画
像信号が1Hメモリ13に記憶される。そして次のカウンタ
出力C1が来るまでは、メモリ13は読出しモードになり、
幅VWに相当する区間は、同じラインの信号が1Hメモリ13
から出力される。
1Hメモリ13の出力はラッチ回路14に供給される。この
ラッチ回路14のラッチパルス入力にはHカウンタ12の出
力C2が与えられる。従ってセグメントSの左上端に対応
する点Pの画素データがラッチ回路14にラッチされる。
そして次のカウンタ出力C2が来るまではラッチ14の内容
が更新されないので、幅HWに相当する区間は点Pと同じ
画素データがラッチ回路14から出力される。
ラッチ回路14の出力はD/A変換器4を介してビデオ信
号としてモニタに導出される。画面上のセグメントSは
上述の処理により一点Pの画素データで抽象されている
ので、画面全体は多数のセグメントより成るモザイク状
になる。
セグメントSの面積、つまり画面内のモザイクの個数
は、音声レベルによって増減する。即ち、Vカウンタ11
及びHカウンタ12がA/D変換器9の出力の音声レベルデ
ータでもってプリセットされて、対応した幅VW、HWの出
力C1、C2を出力し、これらの幅(周期)は音声レベルで
変調される。従って画面を見ながら音のイメージをモザ
イク化された映像の粗密変化としてとらえることができ
る。なおこの例では空間的に映像の階調操作を行う手法
と考えることができる。
上述のように第1、第2実施例では、画素間での輝度
差を音声レベルに応じて例えば大レベルのとき輝度信号
が小さくなるように制御しているので、映像情報が或る
程度保存されながら音声レベルに対応した映像変化を付
与することができる。なお画素の色相に関しても同様の
処理をしてもよく、例えば音声レベルが高いとき色相差
が少なくなって色に関して映像変化が生じるようにして
もよい。
〔発明の効果〕
本発明は上述の如く、入力音声レベルによってディジ
タル映像信号を処理し、輝度又は色相差が変化された映
像を得るようにしたので、原画の情報を或る程度保存さ
せながら音声レベルに応じた変化を与えることができ、
よって音のイメージを映像の変化として視覚化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の映像特殊効果装置の第1実施例を示す
ブロック図、第2図は第2実施例のブロック回路図、第
3図はモザイク処理された映像画面の線図である。 なお図面に用いた符号において、 1……輝度/クロマ分離回路 2……A/D変換器 3……アンドゲート群 4……D/A変換器 5……加算器 6……加算器 7……検波器 8……ローパスフィルタ 9……A/D変換器 10……インバータ群 11……Vカウンタ 12……Hカウンタ 13……1Hメモリ 14……ラッチ回路 である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力映像信号をディジタル化するA/D変換
    器と、入力音声信号のレベルに対応したレベル信号を得
    る回路と、上記A/D変換器の出力に対して映像の輝度又
    は色相に関し上記レベル信号に応じた特殊効果処理を行
    う処理回路と、この処理回路の出力をアナログ化するD/
    A変換器とを具備する映像特殊効果装置。
JP29529286A 1986-12-11 1986-12-11 映像特殊効果装置 Expired - Lifetime JPH082109B2 (ja)

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JP29529286A JPH082109B2 (ja) 1986-12-11 1986-12-11 映像特殊効果装置

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JP29529286A JPH082109B2 (ja) 1986-12-11 1986-12-11 映像特殊効果装置

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Publication Number Publication Date
JPS63148775A JPS63148775A (ja) 1988-06-21
JPH082109B2 true JPH082109B2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=17818714

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JP29529286A Expired - Lifetime JPH082109B2 (ja) 1986-12-11 1986-12-11 映像特殊効果装置

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JPS63147092U (ja) * 1987-03-16 1988-09-28

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JPS63148775A (ja) 1988-06-21

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