JPH08210623A - カートリッジ式給油タンク - Google Patents

カートリッジ式給油タンク

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JPH08210623A
JPH08210623A JP3627795A JP3627795A JPH08210623A JP H08210623 A JPH08210623 A JP H08210623A JP 3627795 A JP3627795 A JP 3627795A JP 3627795 A JP3627795 A JP 3627795A JP H08210623 A JPH08210623 A JP H08210623A
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oil
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hook
locking lot
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Tsutomu Uchida
力 内田
Kazuyoshi Kobayashi
一芳 小林
Yoshitoshi Nagumo
佐敏 南雲
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Corona Corp
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Corona Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手で基部を押して注油口を閉じる際に、フック
金具と係止ロットの位置がずれて係止状態が不十分にな
ることを防止するカ−トリッジ式給油タンクを提供す
る。 【構成】油受皿50上に倒立させて載置し燃油を供給す
るタンク本体1の注油口3に、軸25を支点として起伏
自在とした基部8に設けた注油口キャップ7を密接する
と共に、この密接状態を注油口3側の固定板4上に備え
られた摺動自在の係止ロット29と、基部8側に備えら
れたフック金具39との係合で保持し、この係合する際
に係止ロット29に対してフック金具39の位置がずれ
ている時、フック金具39と当接してそのずれを規制す
る規制部47を設けることで、確実に係止するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は石油スト−ブ・石油フ
ァンヒ−タ−等の石油燃焼器具に用いるカ−トリッジ式
給油タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種のものに於いては、例え
ば実公平5−12607号公報に開示されている如く、
注油口キャップを軸を支点に起伏自在とすることで、手
を汚すことなくワンタッチで注油口の開閉が行えるよう
にしたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの従来のも
のでは、注油口キャップを開いた状態から閉じた状態に
する時、注油口キャップの基部に設けられたフック金具
が注油口側の係止ロットに係止して注油口キャップを注
油口に密接した状態とするが、注油口キャップの基部は
注油口の固定板に対して遊びを持たせた状態で軸支され
ているため、固定板に対して基部が動いて、それにより
係止ロットに対してフック金具の位置がずれて、係止ロ
ットとフック金具の係合が不十分になる場合があった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この発明はこの点に着
目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、油受皿上
に倒立させて載置し燃油を供給するタンク本体の注油口
に、軸を支点として起伏自在とした基部に設けた注油口
キャップを密接すると共に、この密接状態を注油口側の
固定板上に備えられた摺動自在の係止ロットと、基部側
に備えられたフック金具との係合で保持するものに於い
て、前記係止ロットとフック金具が係合する時該フック
金具の位置を規制する規制部を設けたものである。
【0005】
【作用】注油口3を開口状態から密閉状態にするため、
注油口キャップ7を設けた基部8のフック金具39を注
油口3の固定板4の係止ロット29に係止させる際、フ
ック金具39の位置が係止ロット29に対してずれてい
ても、フック金具39が固定板4に設けた規制部47と
当接し、それによりたとえフック金具39の位置が係止
ロット29に対してずれていてもフック金具39が確実
に係止ロット29に係止する範囲内にずれを規制する。
【0006】
【実施例】次にこの発明に係るカ−トリッジ式給油タン
クを図面に示された一実施例で説明する。1は縦長状で
周知の石油スト−ブや石油ファンヒ−タ−等の石油燃焼
器具2に用いるカ−トリッジ式のタンク本体で、一壁面
に螺子を形成した注油口3を突出開口している。前記注
油口3を設けた側の壁面で且つ注油口3の根元に板状の
固定板4を接着剤等の接着手段を介して接着した後、螺
子を形成し略ラッパ状の押さえ環5を注油口3に螺合
し、その先端の押圧部6で押圧し固定板4を固定し、更
にこの時押さえ環5の後端は注油口3の先端より高さを
低くしている。
【0007】7は固定板4に支持される基部8のほぼ中
央より突設した逆凹状の注油口キャップで、該注油口キ
ャップ7の外径は注油口3及び押さえ環5の外径より大
と成し、且つその高さは注油口3より低くしている。9
は燃油を落差で供給する給油装置で、注油口キャップ7
内中央にカシメられて取り付けられ、開閉弁10と心棒
11と該開閉弁10を常に弾設するスプリング12と連
通口13を有した弁ケ−ス14とから構成されている。
【0008】15は注油口キャップ7の内面に取り付け
られる耐油性で筒状のパッキンで、上下端には外方に延
びたテ−パ−部16・17が設けられ、更にこのテ−パ
−部16・17間にはパッキン15の伸縮をガイドする
金属製のガイド筒18と、パッキン15の抜けを複数の
ダボ19との係止で防止する合成樹脂製のパッキン支持
筒20とを間にコイル状のスプリング21を介在させて
備えている。前記パッキン15の両テ−パ−部16・1
7内端には、注油口キャツプ7内面と密接する上舌状部
22と、閉蓋時注油口3上端と密接する下舌状部23と
が設けられ、この上舌状部22は先端部をあまり突出さ
せず巻き込みを防止しながら受圧面積を広くする為に、
根元部を内方にく字状に切欠いて形成している。
【0009】又パッキン15のほぼ中央部には、パッキ
ン15の伸縮を吸収する内方に突出した伸縮吸収部24
が形成され、この突部の深さはパッキン15の肉厚の2
倍以内として、収縮力を抑え上・下舌状部22・23の
シ−ル性を良好としている。前記基部8はその周縁を下
方に屈曲させると共に、一方は軸25を支持するカ−リ
ング状の支持部26を設け、対応する固定板4の端部に
も軸25を支持するカ−リング状の支持部27を設け、
更に各支持部26・27のいずれか一方の内径は他の内
径より大径として遊びを持たせている。
【0010】又前記軸25には基部8をタンク本体1の
反対方向に持ち上げるように作用する弾性部材28が設
けられ、基部8全体が軸25を中心にして注油口キャッ
プ7が注油口3を覆い、パッキン15に密接するよう起
伏自在に成す。29は固定板4から切り起こされた一対
の支持片30及び支持片31に摺動自在に支持された係
止ロットで、該支持片30と係止ロット29の略中央に
固定されたEリング32の間に設けられ該係止ロット2
9が挿通されたスプリング33によって常に内側方向に
弾設され、一端にはこのスプリング33に反して係止ロ
ット29を摺動させる操作ボタン34が備えられてい
る。
【0011】上記支持片30及び支持片31には、丸孔
35及び該丸孔35より小径の丸孔36を形成すると共
に、該丸孔35に挿通する係止ロット29の先端には直
径を小さくして丸孔36を挿通する先端部37を設けて
支持片31と当接する段部38を形成して、スプリング
33により該段部38と支持片31が当接するように常
に係止ロット29が付勢されている。
【0012】39は基部8側で係止ロット29と対向す
る位置に備えられたフック金具で、切り起こされた軸支
片40に挿通する支軸41に回動自在に取り付けられ、
基部8を押して注油口3を閉じる際、係止ロット29と
フック金具39の当接片42が当接して、フック金具3
9が支軸41の先端側の軸支片40と支軸41の先端に
固定されたEリング43の間に設けられたバネ44に反
して回動し、先端の略U字状のカギ形部45で該係止ロ
ット29と係止するもので、更にこのフック金具39に
は係止状態を越えての回動を阻止すると共に、係止完了
を「パチン」という音で報知する為に基部8と当接する
当接部46が形成されている。
【0013】47は規制部で、係止ロット29が挿通す
るU字状の挿通部48を形成し、支持片31側の面が支
持片31に接着され、又その底面が固定板4に接着され
て固定されて該支持片31と一体化されている。
【0014】49は石油燃焼器具2の一側方に設けたタ
ンク室で、下方には油受皿50を位置させ、そのほぼ中
央より押上ピン51を立設し、タンク本体1を倒立して
載置させ、燃焼に必要な燃油を供給し燃焼筒52で燃焼
させる。
【0015】次にタンク本体1への燃油の注油が完了し
た後、注油口3に注油口キャップ7を密着させて閉じる
動作について説明する。注油が完了した後、手で軽く基
部8を係止ロット29側へ押圧すると係止ロット29の
先端部37とフック金具39の当接片42が当接し、更
に手で押していくと当接片42が傾斜しているので、係
止ロット29に押されてバネ44に反して支軸41を中
心にフック金具39が回動する。
【0016】そしてフック金具39のカギ形部45が係
止ロット29の先端部37の位置にくるまでフック金具
39が回動すると、フック金具39がバネ44の付勢に
より逆方向に回動してカギ形部45に係止ロット29の
先端部37が係合して注油口3と注油口キャップ7が密
接する。この時、フック金具39の当接部46が基部8
と当接して「パチン」という音を発して図3及び図4の
ように係止が完了した状態であることを報知する。
【0017】又この時、フック金具39の位置が係止ロ
ット29に対してずれた状態で基部8を押した場合、図
5のように断面略コの字状のフック金具39の一方の端
部の内側が規制部47と当接して、それ以上ずれが大き
くならない状態を保持したまま係止ロット29の先端部
37とフック金具39のカギ形部45を係合させる。こ
れにより、カギ形部45は先端部37と十分に係合する
ため、注油口3と注油口キャップ7が密着して完全に閉
じて係止した状態になる。
【0018】図6は他の実施例を示すもので、規制部4
7が固定板4から切り起こされて、それが係止ロット2
9の先端部37の先に位置するように設けられているも
のである。この規制部47は先端が傾斜して開いている
ような形状をしているため、基部8を手で係止ロット2
9側へ押圧すると、フック金具39の位置が係止ロット
29に対してずれていても、フック金具39の当接片4
2がまず規制部47の先端部分に当接して、フック金具
39の位置を係止ロット29側に案内してずれを小さく
し、その状態で係止ロット29の先端部37とフック金
具39の当接片42が当接して、フック金具39のカギ
形部45に係止ロット29の先端部37が係合して注油
口3と注油口キャップ7が密接するものである。
【0019】
【発明の効果】要するにこの発明は、油受皿50上に倒
立させて載置し燃油を供給するタンク本体1の注油口3
に、軸25を支点として起伏自在とした基部8に設けた
注油口キャップ7を密接すると共に、この密接状態を注
油口3側の固定板4上に備えられた摺動自在の係止ロッ
ト29と、基部8側に備えられたフック金具39との係
合で保持するものに於いて、前記係止ロット29とフッ
ク金具39が係合する時該フック金具39の位置を規制
する規制部47を設けたものであるから、フック金具3
9の位置が係止ロット29に対してずれていても、フッ
ク金具39が規制部47に当接することにより、フック
金具39が確実に係止ロット29に係止する範囲内にず
れを規制し、注油口3の密閉が確実に行われ、係止ロッ
ト29とフック金具39との不十分な係止状態の発生を
防止するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明一実施例を付したタンク本体の開蓋状
態の要部斜視図。
【図2】同器具内にセットした状態の要部断面図。
【図3】同係止ロットとフック金具が正常に係止した状
態の平面図。
【図4】同正面図。
【図5】同係止ロットにフック金具がずれて係止した状
態の正面図。
【図6】他の実施例を示す係止ロットとフック金具が正
常に係止した状態の正面図。
【図7】同一部を切欠いた石油燃焼器具の正面図。
【符号の説明】
1 タンク本体 3 注油口 4 固定板 7 注油口キャップ 8 基部 25 軸 29 係止ロット 39 フック金具 47 規制部 50 油受皿

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油受皿50上に倒立させて載置し燃油を
    供給するタンク本体1の注油口3に、軸25を支点とし
    て起伏自在とした基部8に設けた注油口キャップ7を密
    接すると共に、この密接状態を注油口3側の固定板4上
    に備えられた摺動自在の係止ロット29と、基部8側に
    備えられたフック金具39との係合で保持するものに於
    いて、前記係止ロット29とフック金具39が係合する
    時該フック金具39の位置を規制する規制部47を設け
    たことを特徴とするカ−トリッジ式給油タンク。
  2. 【請求項2】 規制部47は、固定板4上の係止ロット
    29の先端部37側に立設した支持片31の操作ボタン
    34側に該支持片31と一体に設けたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のカ−トリッジ式給油タン
    ク。
  3. 【請求項3】 規制部47は、係止ロット29の先端部
    37の先の固定板4上に立設して設けたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のカ−トリッジ式給油タン
    ク。
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