JP2001173939A - カ−トリッジ式給油タンク - Google Patents

カ−トリッジ式給油タンク

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JP2001173939A
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oil
lubrication port
cartridge
filling port
cap
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JP35339999A
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Yoshitoshi Nagumo
佐敏 南雲
Masahiro Tamura
正廣 田村
Kazunori Suda
和則 須田
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Corona Corp
Original Assignee
Corona Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数及び組み付け工数を少なくし手間がか
からず、製造コストを低減した手を汚さないガートリッ
ジ式給油タンクを提供する。 【解決手段】油受皿42上に倒立させて載置し燃油を供
給するタンク本体1の注油口6に、軸支部28を支点と
して注油口キャップ9を起伏自在にさせるもので、この
注油口6と、注油口キャップ9を備えた蓋体10を軸支
する固定板7とを一体成形したので、部品点数及び組み
付け工数が少なく、製造コストを低減出来るものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は石油スト−ブ・石
油ファンヒ−タ−等の石油燃焼器具に用いるカ−トリッ
ジ式給油タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種のものに於いては、例え
ば実公平5−18585号公報に開示されている如く、
注油口キャップを軸を支点に起伏自在とすることで、手
を汚すことなくワンタッチで注油口を開閉出来るように
したカ−トリッジ式給油タンクがあった。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】ところでこの従来のも
のでは、注油口キャップを備えた蓋体を軸支する固定板
を、注油口側に固定する為に、接着剤で固定した後、更
に略ラッパ状の押さえ環を注油口に螺合して固定するも
のであったので、部品点数が多くなると共に、組み付け
工数も多くなって手間がかかり、製造コストもアップす
るものであった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この発明はこの点に着
目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、油受皿上
に倒立させて載置し燃油を供給するタンク本体の注油口
に、軸支部を支点として注油口キャップを起伏自在にさ
せるカ−トリッジ式給油タンクに於いて、前記注油口
と、注油口キャップを備えた蓋体を軸支する固定板とを
一体成形したものである。
【0005】
【実施の形態】タンク本体1一壁面に開口部4を設け、
ここに固定板7にプレス加工で注油口6を一体成形した
ものを載置し、両者をレーザー溶接して固着し、そして
固定板7一端の軸支部28に注油口キャップ9が設けら
れた蓋体10を軸支すれば、注油口キャップ9が起伏自
在としたカートリッジ式給油タンクが構成されるもので
ある。
【0006】従って、固定板7の接着剤による固定や押
さえ環による固定が不用で、部品点数及び組み付け工数
も少なくて済み、手間がかからず製造コスト的にも安価
に提供出来、しかも一体成形によって注油口6及び固定
板7の組み付け精度も向上し、強度的にも強固とするこ
とが出来るものであり、手を汚すことなく注油キャップ
9の開閉が行えるカートリッジタンクを容易に提供出来
るものであ。
【0007】
【実施例】次にこの発明に係るカ−トリッジ式給油タン
クを図面に示された一実施例で説明する。1は縦長状で
周知の石油スト−ブや石油ファンヒ−タ−等の石油燃焼
器具2に用いるカ−トリッジ式のタンク本体で、一壁面
には小さな立上げ部3を有した開口部5が形成し、この
立上げ部3外周には小間隔の平坦部5が形成されてい
る。
【0008】6はプレス加工によって固定板7と一体成
形された注油口で、前記立上げ部3を注油口6の内方に
嵌合した状態で、外周の平坦な載置部8と平坦部5とを
重合させ、この部分をレーザー溶接で固着して、注油口
6と固定板7とがタンク本体1に固定されるものであ
る。
【0009】9は固定板7に支持される蓋部10のほぼ
中央より突設した逆凹状の注油口キャップで、該注油口
キャップ9の外径は注油口6の外径より大と成し、且つ
その高さは注油口6より低くしている。
【0010】11は燃油を落差で供給する給油装置で、
注油口キャップ9内中央にカシメられて取り付けられ、
開閉弁12と心棒13と該開閉弁12を常に弾設するス
プリング14と連通口15を有した弁ケ−ス16とから
構成されている。
【0011】17は注油口キャップ9の内面に取り付け
られる耐油性で筒状のパッキンで、上下端には外方に延
びたテ−パ−部18・19が設けられ、更にこのテ−パ
−部18・19間にはパッキン17の伸縮をガイドする
金属製のガイド筒20と、パッキン17の抜けを複数の
ダボ21との係止で防止する合成樹脂製のパッキン支持
筒22とを間にコイル状のスプリング23を介在させて
備えている。
【0012】又パッキン17のほぼ中央部には、パッキ
ン17の伸縮を吸収する内方に突出した伸縮吸収部24
が形成され、この突部の深さはパッキン17の肉厚の2
倍以内として、収縮力を抑えパッキン17上下のシ−ル
性を良好としている。
【0013】前記蓋体10はその周縁を下方に屈曲させ
ると共に、一方は軸25を支持するカ−リング状の支持
部26を設け、対応する固定板7の端部にも軸25を支
持するカ−リング状の支持部27を設け軸支部28とし
ており、更に各支持部26・27のいずれか一方の内径
は他の内径より大径として遊びを持たせている。
【0014】又前記軸支部28には蓋体10をタンク本
体1の反対方向に持ち上げるように作用する弾性部材2
9が設けられ、蓋体10全体が軸支部28を中心にして
注油口キャップ9が注油口6を覆い、パッキン17に密
接するよう起伏自在に成す。
【0015】30は固定板7上で軸支部28とは反対側
の他端に備えられた係止手段で、引張ボタン31と係止
ロット32と該係止ロット32を常に内側方向に弾設す
るスプリング33とから構成され、固定板7から切り起
こされた支持片34に摺動自在に支持されている。
【0016】35は蓋体10側で係止手段30と対向す
る位置に備えられたフック手段で、係止ロット32に係
止するカギ型を一側に設けたフック金具36と、該フッ
ク金具36を回動自在に軸支する支軸37と、該支軸3
7を支持する蓋体10より切り起こされた軸支片38
と、フック金具36を常に係止ロット32との係止側に
作用させるバネ39とから構成され、更にフック金具3
6には係止状態を越えての回動を阻止すると共に、係止
完了を「パチン」と言う音で報知する為に蓋体10と当
接する当接部40が形成されている。
【0017】41は石油燃焼器具2の一側方に設けたタ
ンク室で、下方には油受皿42を位置させ、そのほぼ中
央より押上ピン43を立設し、タンク本体1を倒立して
載置させ、燃焼に必要な燃油を供給し燃焼筒44で燃焼
させる。
【0018】次にタンク本体1に燃油を補給する際に
は、フック手段35を係止手段30から離別させると、
弾性部材29の反発作用で蓋体10が軸支部28を支点
として起立させられ、注油口キャップ9は注油口6を開
口し、この時ホ−スポンプ等で注油口6より燃油を補給
すれば良い。
【0019】そして燃油の補給が終えたら、蓋体10を
下方側に弾性部材29の反発力に抗して回動させ、やや
強く押すことにより係止ロット32端部に当接したフッ
ク金具36がバネ39に抗してやや回動し、係止ロット
32を乗り越えた後、再びバネ39の作用で元に戻るこ
とで、「パチン」と言う音と共に係止ロット32にフッ
ク金具36が係止され、これと同時に注油口6と注油口
キャップ9とは、スプリング23の反発力を受けたパッ
キン17を介して確実に密接された状態となるものであ
り、これによって注油時には、注油口キャップ9を持つ
ことがなく、手を油で汚す心配がいらないものである。
【0020】更に従来別部材であった注油口6と固定板
7とを一体成形としたことで、部品点数及び組み付け工
数が少なくて済み手間がかからず、製造コストが低減さ
れ安価となると共に、寸法的な組み付け精度も向上して
組み付け易くなるものであり、しかも単品組み付けより
強度的にも強くなり強固なタンク本体1を提供出来るも
のである。
【0021】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、手を油
で汚すことなく簡単にしかも安全に給油することが出来
るカートリッジ式給油タンクを、部品点数及び組み付け
工数を少なくして手間がかからず、製造コストを低減し
て安価に提供出来ると共に、組み付け上の寸法精度も向
上出来、しかも強度的にも強固なタンク本体とすること
が出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明一実施例を付したタンク本体の開蓋状
態の斜視図。
【図2】同閉蓋状態で器具内にセットした状態の要部断
面図。
【図3】同要部分解状態の断面図。
【図4】同一部を切欠いた石油燃焼器具の正面図。
【符号の説明】
1 タンク本体 6 注油口 7 固定板 9 注油口キャップ 10 蓋体 28 軸支部 42 油受皿

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油受皿上に倒立させて載置し燃油を供給
    するタンク本体の注油口に、軸支部を支点として注油口
    キャップを起伏自在にさせるカ−トリッジ式給油タンク
    に於いて、前記注油口と、注油口キャップを備えた蓋体
    を軸支する固定板とを一体成形した事を特徴とするカ−
    トリッジ式給油タンク。
JP35339999A 1999-12-13 1999-12-13 カ−トリッジ式給油タンク Pending JP2001173939A (ja)

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