JPH08210616A - 固形物焼却炉 - Google Patents
固形物焼却炉Info
- Publication number
- JPH08210616A JPH08210616A JP7017798A JP1779895A JPH08210616A JP H08210616 A JPH08210616 A JP H08210616A JP 7017798 A JP7017798 A JP 7017798A JP 1779895 A JP1779895 A JP 1779895A JP H08210616 A JPH08210616 A JP H08210616A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- rotary hearth
- sealing material
- rotary
- sand
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Incineration Of Waste (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 焼却炉の回転炉床と焼却炉本体間のシールを
確実に実施する。 【構成】 回転炉床底部の円周方向に下方に垂れ下がる
仕切り板２０を設け、同仕切り板２０の下端が没入する
ように風箱２の外周部に砂２４等のシール材を充填した
ガイド箱２３を設ける。
確実に実施する。 【構成】 回転炉床底部の円周方向に下方に垂れ下がる
仕切り板２０を設け、同仕切り板２０の下端が没入する
ように風箱２の外周部に砂２４等のシール材を充填した
ガイド箱２３を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、廃タイヤ等を焼却する
回転炉床を有する固形物焼却炉に関する。
回転炉床を有する固形物焼却炉に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の回転炉床を持つ固形物焼却炉は、
図４および図５に示すような構造を有していた。図４お
よび図５において、燃焼用空気は、矢印に示すように回
転炉床１の下部の風箱２の空気取り入れ口３より送気さ
れ、回転炉床底部に装備されたパンチングプレート４の
穴を通過し焼却炉本体５内に送り出される。一方、回転
炉床１と焼却炉本体５の外周部６には燃焼用空気が吹き
抜けないようにシールプレート７が装備されている。焼
却される固形物１１は、投入口１３より炉内へ投入さ
れ、回転炉床１上において図示しない燃焼バーナにて燃
焼される。このとき回転炉床１の下方から空気が送気さ
れるため、固形物は高温となって燃焼する。
図４および図５に示すような構造を有していた。図４お
よび図５において、燃焼用空気は、矢印に示すように回
転炉床１の下部の風箱２の空気取り入れ口３より送気さ
れ、回転炉床底部に装備されたパンチングプレート４の
穴を通過し焼却炉本体５内に送り出される。一方、回転
炉床１と焼却炉本体５の外周部６には燃焼用空気が吹き
抜けないようにシールプレート７が装備されている。焼
却される固形物１１は、投入口１３より炉内へ投入さ
れ、回転炉床１上において図示しない燃焼バーナにて燃
焼される。このとき回転炉床１の下方から空気が送気さ
れるため、固形物は高温となって燃焼する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の固形物焼
却炉では、焼却炉が高温で運転されている場合には、回
転炉床１の外周部が熱による伸びによって下方に変形
し、回転炉床１とシールプレート７の間に間隙ができる
ため、燃焼用空気が多量に外周部６より吹き抜けること
なりパンチングプレート４の穴を通過する燃焼用空気が
減少して燃焼が悪化するという欠点があった。
却炉では、焼却炉が高温で運転されている場合には、回
転炉床１の外周部が熱による伸びによって下方に変形
し、回転炉床１とシールプレート７の間に間隙ができる
ため、燃焼用空気が多量に外周部６より吹き抜けること
なりパンチングプレート４の穴を通過する燃焼用空気が
減少して燃焼が悪化するという欠点があった。
【０００４】本発明は、前記欠点を解消することができ
る固形物焼却炉を提供しようとするものである。
る固形物焼却炉を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の固形物の焼却炉
は、次の手段を講じた。 （１）底板を網目状にした回転炉床と、前記回転炉床の
上方に設けられた燃焼物の投入口および燃焼バーナと、
前記回転炉床の下部に設けられた空気を吹き込む送気手
段とを有する固形物焼却炉において、前記回転炉床の外
周部に設けられ下方に垂れ下がった仕切り板と、前記仕
切り板の下端部を没入させるようにシール材を充填した
ガイド箱を備えたことを特徴とする。 （２）前記（１）の固形物焼却炉において、前記シール
材が砂であることを特徴とする。 （３）前記（１）の固形物焼却炉において、前記シール
材が砂状スラグであることを特徴とする。
は、次の手段を講じた。 （１）底板を網目状にした回転炉床と、前記回転炉床の
上方に設けられた燃焼物の投入口および燃焼バーナと、
前記回転炉床の下部に設けられた空気を吹き込む送気手
段とを有する固形物焼却炉において、前記回転炉床の外
周部に設けられ下方に垂れ下がった仕切り板と、前記仕
切り板の下端部を没入させるようにシール材を充填した
ガイド箱を備えたことを特徴とする。 （２）前記（１）の固形物焼却炉において、前記シール
材が砂であることを特徴とする。 （３）前記（１）の固形物焼却炉において、前記シール
材が砂状スラグであることを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明では、回転炉床の外周部に下方に垂れ下
がった仕切り板を設け、この仕切り板の下端部を没入さ
せるように砂、砂状スラグ等のシール材を充填したガイ
ド箱を備えているので、焼却炉が高温で運転されて回転
炉床の外周部が熱による伸びによって下方に変形して
も、仕切り板はガイド箱のシール材に没入されていて回
転炉床の外周部のシールが保たれる。従って、燃焼用空
気が回転炉床の外周部より吹き抜けることがなく回転炉
床の網目状の底部を通って流れ、燃焼用空気が減少して
燃焼が悪化することが防止される。
がった仕切り板を設け、この仕切り板の下端部を没入さ
せるように砂、砂状スラグ等のシール材を充填したガイ
ド箱を備えているので、焼却炉が高温で運転されて回転
炉床の外周部が熱による伸びによって下方に変形して
も、仕切り板はガイド箱のシール材に没入されていて回
転炉床の外周部のシールが保たれる。従って、燃焼用空
気が回転炉床の外周部より吹き抜けることがなく回転炉
床の網目状の底部を通って流れ、燃焼用空気が減少して
燃焼が悪化することが防止される。
【０００７】
【実施例】本発明の一実施例を、図１ないし図３によっ
て説明する。図１及び図２に示すように、固形物１１は
焼却炉本体５の投入口１３より投入され回転炉床１の上
面に落下する。回転炉床１は、電動機１５と同電動機１
５の上方に直結して接続された減速機１６とを備え回転
軸１７を中心に持つ回転盤１８とで構成されており、一
周を約１時間にてゆっくり回転できるようになってい
る。回転盤１８の底部は適当な穴を持つパンチングプレ
ート４で構成され、かつ、図３に示すように、パンチン
グプレート４の外周部には円周方向に連続して仕切り板
２０がスカート状に下方に垂れ下がって装備されてい
る。
て説明する。図１及び図２に示すように、固形物１１は
焼却炉本体５の投入口１３より投入され回転炉床１の上
面に落下する。回転炉床１は、電動機１５と同電動機１
５の上方に直結して接続された減速機１６とを備え回転
軸１７を中心に持つ回転盤１８とで構成されており、一
周を約１時間にてゆっくり回転できるようになってい
る。回転盤１８の底部は適当な穴を持つパンチングプレ
ート４で構成され、かつ、図３に示すように、パンチン
グプレート４の外周部には円周方向に連続して仕切り板
２０がスカート状に下方に垂れ下がって装備されてい
る。
【０００８】一方、回転炉床１の下部の約３／４を取り
囲むように風箱２が設けられており、燃焼用空気は、風
箱２に設けられたある空気取り入れ口３より送気され、
前記パンチングプレート４の穴を通過して焼却炉本体５
内に送り出されるようになっている。風箱２には、前記
仕切り板２０の下方に円周方向に連続してガイド箱２３
が設けられ、同ガイド箱２３は、上方から見て仕切り板
２０の外方部分から内方の部分に至る半径方向の幅を有
しており、かつ、その内方の端部は上方に曲げられてい
て、同ガイド箱２３内にはシール材としての砂２４が充
填され、砂２４に仕切り板２０の下端が没入している。
囲むように風箱２が設けられており、燃焼用空気は、風
箱２に設けられたある空気取り入れ口３より送気され、
前記パンチングプレート４の穴を通過して焼却炉本体５
内に送り出されるようになっている。風箱２には、前記
仕切り板２０の下方に円周方向に連続してガイド箱２３
が設けられ、同ガイド箱２３は、上方から見て仕切り板
２０の外方部分から内方の部分に至る半径方向の幅を有
しており、かつ、その内方の端部は上方に曲げられてい
て、同ガイド箱２３内にはシール材としての砂２４が充
填され、砂２４に仕切り板２０の下端が没入している。
【０００９】なお、図２中６は、焼却炉本体５の外周部
に設けられた灰取出し口である。
に設けられた灰取出し口である。
【００１０】本実施例では、燃焼用空気は、風箱２から
パンチングプレート４の穴を通って焼却炉本体５内に送
り出され、図示しない燃焼バーナによって回転炉床１上
に投入口１３より投入された固形物１７が燃焼される。
パンチングプレート４の穴を通って焼却炉本体５内に送
り出され、図示しない燃焼バーナによって回転炉床１上
に投入口１３より投入された固形物１７が燃焼される。
【００１１】焼却炉が高温で運転されて回転炉床１の外
周部が熱による伸びによって下方に変形しても、パンチ
ングプレート４の外周部に垂れ下がって装備された仕切
り板２０はガイド箱２３の砂２４に没入しているので、
パンチングプレート４の外周部のまわりにおけるシール
が保持され、燃焼用空気がパンチングプレート４の穴を
通過せずに吹き抜けることが確実に防止され、燃焼の悪
化を来すことを防止することができる。
周部が熱による伸びによって下方に変形しても、パンチ
ングプレート４の外周部に垂れ下がって装備された仕切
り板２０はガイド箱２３の砂２４に没入しているので、
パンチングプレート４の外周部のまわりにおけるシール
が保持され、燃焼用空気がパンチングプレート４の穴を
通過せずに吹き抜けることが確実に防止され、燃焼の悪
化を来すことを防止することができる。
【００１２】なお、前記実施例では、ガイド箱にシール
材として砂を充填しているが、シール材として砂状スラ
グ等を充填するようにしてもよい。
材として砂を充填しているが、シール材として砂状スラ
グ等を充填するようにしてもよい。
【００１３】
【発明の効果】本発明に係る固形物焼却炉は前記のよう
に構成されており、燃焼用空気は確実に回転炉床底部の
パンチングプレートを通過するので、常時良好な燃焼状
態を維持することができる。また、従来回転炉床に装備
していたシールプレートが不要となるので、高温により
焼損するおそれがない。また、更に、回転炉床と焼却炉
本体のシールのために充填する砂、砂状スラグ等のシー
ル材は廉価であり、焼却炉の運転コストを低減させるこ
とができる。
に構成されており、燃焼用空気は確実に回転炉床底部の
パンチングプレートを通過するので、常時良好な燃焼状
態を維持することができる。また、従来回転炉床に装備
していたシールプレートが不要となるので、高温により
焼損するおそれがない。また、更に、回転炉床と焼却炉
本体のシールのために充填する砂、砂状スラグ等のシー
ル材は廉価であり、焼却炉の運転コストを低減させるこ
とができる。
【図１】図１は本発明の一実施例に係る固形物焼却炉の
正面図である。
正面図である。
【図２】図２は図１のＡ−Ａ矢視断面図である。
【図３】図３は図１のＢ部の拡大図である。
【図４】図４は従来の固形物焼却炉の正面図である。
【図５】図５は図４のＣ−Ｃ矢視断面図である。
１ 回転炉床 ２ 風箱 ３ 空気取り入れ口 ４ パンチングプレート ５ 焼却炉本体 １１ 固形物 １３ 投入口 １５ 電動機 １６ 減速機 １７ 回転軸 １８ 回転盤 ２０ 仕切り板 ２３ ガイド箱 ２４ 砂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２３Ｇ 7/12 ＺＡＢ Ａ
Claims (3)
- 【請求項１】 底板を網目状にした回転炉床と、前記回
転炉床の上方に設けられた燃焼物の投入口および燃焼バ
ーナと、前記回転炉床の下部に設けられた空気を吹き込
む送気手段とを有する固形物焼却炉において、前記回転
炉床の外周部に設けられ下方に垂れ下がった仕切り板
と、前記仕切り板の下端部を没入させるようにシール材
を充填したガイド箱を備えたことを特徴とする固形物焼
却炉。 - 【請求項２】 前記シール材が砂であることを特徴とす
る請求項１に記載の固形物焼却炉。 - 【請求項３】 前記シール材が砂状スラグであることを
特徴とする請求項１に記載の固形物焼却炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7017798A JPH08210616A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 固形物焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7017798A JPH08210616A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 固形物焼却炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08210616A true JPH08210616A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=11953739
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7017798A Withdrawn JPH08210616A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 固形物焼却炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08210616A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101318649B1 (ko) * | 2011-12-29 | 2013-10-15 | 주식회사 원진 | 다목적 고체연료용 보일러 |
-
1995
- 1995-02-06 JP JP7017798A patent/JPH08210616A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101318649B1 (ko) * | 2011-12-29 | 2013-10-15 | 주식회사 원진 | 다목적 고체연료용 보일러 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |