JPH08209862A - セメント屋根板材の施工方法 - Google Patents
セメント屋根板材の施工方法Info
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- JPH08209862A JPH08209862A JP7018899A JP1889995A JPH08209862A JP H08209862 A JPH08209862 A JP H08209862A JP 7018899 A JP7018899 A JP 7018899A JP 1889995 A JP1889995 A JP 1889995A JP H08209862 A JPH08209862 A JP H08209862A
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Abstract
との間を補助材で葺く場合に廃材の発生しにくいセメン
ト屋根板材の施工方法を提供する。 【構成】 屋根面の主要部をセメント屋根板主材1で葺
き、前記屋根面における隅棟部Dと前記セメント屋根板
主材1との間にセメント屋根板補助材2を葺く場合に、
建物の全体的な寸法割合の基準となる設定寸法をKと
し、n,mを自然数、cを正の実数としたときに、軒側
辺11の寸法をK/nに設定し、横側辺12の寸法を
(K/m)×2+cに設定してあるセメント屋根板主材
1と、横側辺22の寸法を(K/m)×2+cに設定
し、かつ、対角線24と軒側辺21とで形成される基準
角(θ)を、前記屋根面の軒側辺21と、前記屋根面の
隅棟部Dとで形成される屋根傾斜角(φ)以下に設定し
てある方形のセメント屋根板補助材2とを用いて前記屋
根面を葺く。
Description
ント屋根板主材(以下単に、主材と称する)で葺き、前
記屋根面における隅棟部と前記主材との間にセメント屋
根板補助材(以下単に、補助材と称する)を葺くセメン
ト屋根板材の施工方法に関する。
に補助材を葺く場合には、通常主材を前記補助材として
用い、前記補助材を適した大きさ形状に切断し、その切
断された補助材を前記屋根面を葺くことが行われてい
た。
施工方法を行った場合には、前記切断された補助材の残
部は、再利用が困難なため廃材となり、有効利用され
ず、資源の無駄遣いになる。
み、切断して、屋根面における隅棟部と前記主材との間
を補助材で葺く場合に廃材の発生しにくいセメント屋根
板材の施工方法を提供することにある。
ト屋根板主材で葺き、前記屋根面における隅棟部と前記
セメント屋根板主材との間にセメント屋根板補助材を葺
くセメント屋根板材の施工方法において、上記目的を達
成するための本発明の特徴手段は、建物の全体的な寸法
割合の基準となる設定寸法をKとし、n,mを自然数、
cを正の実数としたときに、軒側辺の寸法をK/nに設
定し、横側辺の寸法を(K/m)×2+cに設定してあ
るセメント屋根板主材と、横側辺の寸法を(K/m)×
2+cに設定し、かつ、対角線と軒側辺とで形成される
基準角を、前記屋根面の軒側辺と、前記屋根面の隅棟辺
とで形成される屋根傾斜角以下に設定してある方形のセ
メント屋根板補助材とを用いて前記屋根面を葺くことに
あり、その作用効果は以下の通りである。
設定寸法をKとし、n,mを自然数、cを正の実数とし
たときに、軒側辺の寸法をK/nに設定し、横側辺の寸
法を(K/m)×2+cに設定してある主材を用いて屋
根面を葺けば、建物全体とのバランスを保ちながら屋根
面の幅方向に前記主材を敷きつめ、かつ、前記主材をも
って雨漏りしないように重ね合わせながら前記屋根面の
全面を覆いやすい。例えば、旧来の日本建築の仕様(尺
貫法)に基づいて建物を建築する場合には、一間を設定
寸法とし、(1/n)間=約(1.8/n)メートルの
幅寸法の主材を軒に沿って横方向に並列して第一行目を
敷設し、次に、側辺方向に(1/m)間=約(1.8/
m)メートルづつ位置ずれさせながら、かつ、軒側辺方
向にも位置ずれさせながら並列して重ね合わせて第二行
目を敷設し、順次第三行目、第四行目と屋根面に固定し
てゆけば、前記主材同士がcの寸法だけ3重に重なり、
横方向に並設した主材間から水が侵入しても、前記cの
寸法分水が逆流しないかぎり、雨漏りしないように屋根
を葺くことが出来る(図3,4参照、図中K=1間=約
1.8メートル)(逆に言えば毛細管現象で水分が逆流
する長さを基準に前記cの寸法を適宜設定しておけばよ
い)。
に設定し、かつ、対角線と軒側辺とで形成される基準角
を、前記屋根面の軒側辺と、前記屋根面の隅棟辺とで形
成される屋根傾斜角以下に設定してある補助材を用いて
前記屋根面における隅棟部と前記主材との間を葺くとき
には、前記補助材を、その頂点を通り軒側辺と前記基準
角で交差する切断線に沿って切断すれば、前記隅棟部と
前記主材との間に前記切断された補助材(以下切断補助
材と称する)を隙間なく敷きつめる事が出来る。また、
前記基準角は前記屋根傾斜角以下であることから、切断
された残部は、面に沿った方向に反転させれば、同形の
切断補助材を形成でき、再利用できる。
面の隅棟部との間を前記切断補助材で葺けば、前記補助
材から前記切断補助材を切り出した残部から、前記切断
補助材と同形の切断補助材を切り出し、第二行の主材と
屋根面の隅棟部との間を前記残部から切り出した切断補
助材をもって葺くことが出来る。
補助材を切り出すことが出来、しかも、前記θは前記φ
以下の小さな値に設定できるので、極めて少ない廃材し
か発生しないように補助材を利用することが出来る。
面全体を主材及び補助材で葺く事が出来るので、材料費
を低コストに出来、かつ、輸送等にかかるコストも低減
させることが出来る。また、前記θは前記φ以下の小さ
な値に設定するにしても、一般の建物の屋根の勾配は最
大でも、座標(1,0,0),(0,0,0),(1,1,
1)の成す角以上になる設計を行わないので、tanφ
=(2(1/2))となる角度以下としてあれば、一般建築
物全般に前記補助材を用いたとしても二枚の切断補助材
を切り出すことが出来る大きさ、形状に設定され、汎用
性を持たせながらも廃材の発生を少なく抑えることが出
来るようになった。
セメント屋根板材Xとして、建物の全体的な寸法割合の
基準となる設定寸法をKとし、n,mを自然数、cを正
の実数としたときに、軒側辺11の寸法をK/nに設定
し、横側辺12の寸法を(K/m)×2+cに設定して
あるセメント屋根板主材(主材)1と、横側辺22の寸
法を(K/m)×2+cに設定し、かつ、対角線24と
軒側辺21とで形成される基準角θを、前記屋根面の軒
側辺Eと、前記屋根面の隅棟部Fとで形成される屋根傾
斜角φ以下に設定してある方形のセメント屋根板補助材
(補助材)2とを用いる。
ト、パルプ、砂等を混合してなるセメント材料を層状に
供給して、水を添加し、プレス成型後切断して製造され
る、平面視で幅(軒側辺11の寸法)600mm(約1
/3間)、横側辺12の長さ440mm(約1/10間
+90mm)の略長方形型の板体に形成してある。ま
た、前記主材1の軒側辺11に約180mm幅で耐水処
理部1aを設け、前記軒側辺11を3等分する位置に長
さ約180mm、幅3mmのスリット部1Aを設けてあ
る。
主材1と同様に製造され、平面視で幅(軒側辺21の寸
法)440mm、横側辺22の長さ440mmの方形の
板体に形成してある。また、前記補助材2の軒側辺21
及び天側辺23に約180mm幅で耐水処理部2aを設
けてある。
た板体に、アクリル樹脂を主成分とするコーティング材
を塗布して設けてある。
主材1との間を葺く場合には、まず、屋根の軒側辺Eに
沿って第一行L1に主材1をほぼ敷きつめる。次に、補
助材2を前記主材1と隅棟部Fの間の三角形部分F1に
補助材2を切断して形成される切断補助材2Aを敷きつ
める。このとき、対角線24と軒側辺21とで形成され
る基準角(θ)は、通常の建物における前記屋根面の軒
側辺Eと、前記屋根面の隅棟部Fとで形成される屋根傾
斜角(φ)以下に設定してあるから、前記切断補助材の
残部から軒辺側角(α)=前記屋根傾斜角(φ)である
三角形の切断補助材2Aがもう一枚(つまり、補助材2
の一枚から切断補助材2Aが計二枚)切り出せる事にな
る(図3参照)。二枚目の切断補助材2Aは第二行L2
の三角形部分F1に敷きつめられ、以下同様に順次主材
1を敷設して屋根面全体をセメント屋根板材Xで葺く
(図4参照)。この時、前記主材1を、前記スリット部
1Aに沿って切断した切断主材1Bを用い、前記主材と
前記隅棟部Fとの間の長方形部分F2を敷きつめておい
てもよい。
と主材1との間を葺くのに用いていた場合に比べ、使用
されるセメント製屋根板材Xの枚数を大幅に減少させら
れるとともに、廃材2Bをほとんど無くせ、大幅に経費
削減が達成できた。
は、補助材2の軒側辺21の長さは最大でも約320m
mしか用いられないことになるので平面視で幅約440
mm、側辺長さ約320mmの方形の板体に形成してあ
ってもよいことになり、このようにした場合、セメント
屋根板材Xの廃材がほとんど全く発生しない状態にでき
る。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
Claims (2)
- 【請求項1】 屋根面の主要部をセメント屋根板主材1
で葺き、前記屋根面における隅棟部Dと前記セメント屋
根板主材1との間にセメント屋根板補助材2を葺くセメ
ント屋根板材の施工方法であって、 建物の全体的な寸法割合の基準となる設定寸法をKと
し、n,mを自然数、cを正の実数としたときに、 軒側辺11の寸法をK/nに設定し、 横側辺12の寸法を(K/m)×2+cに設定してある
セメント屋根板主材1と、 横側辺22の寸法を(K/m)×2+cに設定し、か
つ、 対角線24と軒側辺21とで形成される基準角(θ)
を、前記屋根面の軒側辺21と、前記屋根面の隅棟部F
とで形成される屋根傾斜角(φ)以下に設定してある方
形のセメント屋根板補助材2とを用いて前記屋根面を葺
くセメント屋根板材の施工方法。 - 【請求項2】 前記基準角(θ)を、tan-1(2
(1/2))に設定してある請求項1に記載のセメント屋根
板材の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7018899A JPH08209862A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | セメント屋根板材の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7018899A JPH08209862A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | セメント屋根板材の施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08209862A true JPH08209862A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=11984440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7018899A Pending JPH08209862A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | セメント屋根板材の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08209862A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018071328A (ja) * | 2016-11-05 | 2018-05-10 | 甍エンジニアリング株式会社 | 防災モジュール瓦の製造方法及び防災モジュール瓦用の成形金型 |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP7018899A patent/JPH08209862A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018071328A (ja) * | 2016-11-05 | 2018-05-10 | 甍エンジニアリング株式会社 | 防災モジュール瓦の製造方法及び防災モジュール瓦用の成形金型 |
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