JPH08209862A - セメント屋根板材の施工方法 - Google Patents

セメント屋根板材の施工方法

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JPH08209862A
JPH08209862A JP7018899A JP1889995A JPH08209862A JP H08209862 A JPH08209862 A JP H08209862A JP 7018899 A JP7018899 A JP 7018899A JP 1889995 A JP1889995 A JP 1889995A JP H08209862 A JPH08209862 A JP H08209862A
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JP
Japan
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roof
cement
auxiliary material
roof surface
dimension
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JP7018899A
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English (en)
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Kazuhiko Hirose
和彦 広瀬
Yasuhiro Watanabe
安裕 渡辺
Mitsuhiko Hashimoto
光比古 橋本
Koyo Kobayashi
幸洋 小林
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切断して、屋根面における隅棟部と前記主材
との間を補助材で葺く場合に廃材の発生しにくいセメン
ト屋根板材の施工方法を提供する。 【構成】 屋根面の主要部をセメント屋根板主材1で葺
き、前記屋根面における隅棟部Dと前記セメント屋根板
主材1との間にセメント屋根板補助材2を葺く場合に、
建物の全体的な寸法割合の基準となる設定寸法をKと
し、n,mを自然数、cを正の実数としたときに、軒側
辺11の寸法をK/nに設定し、横側辺12の寸法を
(K/m)×2+cに設定してあるセメント屋根板主材
1と、横側辺22の寸法を(K/m)×2+cに設定
し、かつ、対角線24と軒側辺21とで形成される基準
角(θ)を、前記屋根面の軒側辺21と、前記屋根面の
隅棟部Dとで形成される屋根傾斜角(φ)以下に設定し
てある方形のセメント屋根板補助材2とを用いて前記屋
根面を葺く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根面の主要部をセメ
ント屋根板主材(以下単に、主材と称する)で葺き、前
記屋根面における隅棟部と前記主材との間にセメント屋
根板補助材(以下単に、補助材と称する)を葺くセメン
ト屋根板材の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根面における隅棟部と前記主材との間
に補助材を葺く場合には、通常主材を前記補助材として
用い、前記補助材を適した大きさ形状に切断し、その切
断された補助材を前記屋根面を葺くことが行われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
施工方法を行った場合には、前記切断された補助材の残
部は、再利用が困難なため廃材となり、有効利用され
ず、資源の無駄遣いになる。
【0004】従って、本発明の目的は、上記欠点に鑑
み、切断して、屋根面における隅棟部と前記主材との間
を補助材で葺く場合に廃材の発生しにくいセメント屋根
板材の施工方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】屋根面の主要部をセメン
ト屋根板主材で葺き、前記屋根面における隅棟部と前記
セメント屋根板主材との間にセメント屋根板補助材を葺
くセメント屋根板材の施工方法において、上記目的を達
成するための本発明の特徴手段は、建物の全体的な寸法
割合の基準となる設定寸法をKとし、n,mを自然数、
cを正の実数としたときに、軒側辺の寸法をK/nに設
定し、横側辺の寸法を(K/m)×2+cに設定してあ
るセメント屋根板主材と、横側辺の寸法を(K/m)×
2+cに設定し、かつ、対角線と軒側辺とで形成される
基準角を、前記屋根面の軒側辺と、前記屋根面の隅棟辺
とで形成される屋根傾斜角以下に設定してある方形のセ
メント屋根板補助材とを用いて前記屋根面を葺くことに
あり、その作用効果は以下の通りである。
【0006】
【作用】つまり、建物の全体的な寸法割合の基準となる
設定寸法をKとし、n,mを自然数、cを正の実数とし
たときに、軒側辺の寸法をK/nに設定し、横側辺の寸
法を(K/m)×2+cに設定してある主材を用いて屋
根面を葺けば、建物全体とのバランスを保ちながら屋根
面の幅方向に前記主材を敷きつめ、かつ、前記主材をも
って雨漏りしないように重ね合わせながら前記屋根面の
全面を覆いやすい。例えば、旧来の日本建築の仕様(尺
貫法)に基づいて建物を建築する場合には、一間を設定
寸法とし、(1/n)間=約(1.8/n)メートルの
幅寸法の主材を軒に沿って横方向に並列して第一行目を
敷設し、次に、側辺方向に(1/m)間=約(1.8/
m)メートルづつ位置ずれさせながら、かつ、軒側辺方
向にも位置ずれさせながら並列して重ね合わせて第二行
目を敷設し、順次第三行目、第四行目と屋根面に固定し
てゆけば、前記主材同士がcの寸法だけ3重に重なり、
横方向に並設した主材間から水が侵入しても、前記cの
寸法分水が逆流しないかぎり、雨漏りしないように屋根
を葺くことが出来る(図3,4参照、図中K=1間=約
1.8メートル)(逆に言えば毛細管現象で水分が逆流
する長さを基準に前記cの寸法を適宜設定しておけばよ
い)。
【0007】次に、横側辺の寸法を(K/m)×2+c
に設定し、かつ、対角線と軒側辺とで形成される基準角
を、前記屋根面の軒側辺と、前記屋根面の隅棟辺とで形
成される屋根傾斜角以下に設定してある補助材を用いて
前記屋根面における隅棟部と前記主材との間を葺くとき
には、前記補助材を、その頂点を通り軒側辺と前記基準
角で交差する切断線に沿って切断すれば、前記隅棟部と
前記主材との間に前記切断された補助材(以下切断補助
材と称する)を隙間なく敷きつめる事が出来る。また、
前記基準角は前記屋根傾斜角以下であることから、切断
された残部は、面に沿った方向に反転させれば、同形の
切断補助材を形成でき、再利用できる。
【0008】例えば、上述における第一行の主材と屋根
面の隅棟部との間を前記切断補助材で葺けば、前記補助
材から前記切断補助材を切り出した残部から、前記切断
補助材と同形の切断補助材を切り出し、第二行の主材と
屋根面の隅棟部との間を前記残部から切り出した切断補
助材をもって葺くことが出来る。
【0009】そのため、一枚の補助材から、二枚の切断
補助材を切り出すことが出来、しかも、前記θは前記φ
以下の小さな値に設定できるので、極めて少ない廃材し
か発生しないように補助材を利用することが出来る。
【0010】
【発明の効果】従って、資源を有効利用しながら、屋根
面全体を主材及び補助材で葺く事が出来るので、材料費
を低コストに出来、かつ、輸送等にかかるコストも低減
させることが出来る。また、前記θは前記φ以下の小さ
な値に設定するにしても、一般の建物の屋根の勾配は最
大でも、座標(1,0,0),(0,0,0),(1,1,
1)の成す角以上になる設計を行わないので、tanφ
=(2(1/2))となる角度以下としてあれば、一般建築
物全般に前記補助材を用いたとしても二枚の切断補助材
を切り出すことが出来る大きさ、形状に設定され、汎用
性を持たせながらも廃材の発生を少なく抑えることが出
来るようになった。
【0011】
【実施例】本発明のセメント屋根板材の施工方法には、
セメント屋根板材Xとして、建物の全体的な寸法割合の
基準となる設定寸法をKとし、n,mを自然数、cを正
の実数としたときに、軒側辺11の寸法をK/nに設定
し、横側辺12の寸法を(K/m)×2+cに設定して
あるセメント屋根板主材(主材)1と、横側辺22の寸
法を(K/m)×2+cに設定し、かつ、対角線24と
軒側辺21とで形成される基準角θを、前記屋根面の軒
側辺Eと、前記屋根面の隅棟部Fとで形成される屋根傾
斜角φ以下に設定してある方形のセメント屋根板補助材
(補助材)2とを用いる。
【0012】図1に示すように、前記主材1は、セメン
ト、パルプ、砂等を混合してなるセメント材料を層状に
供給して、水を添加し、プレス成型後切断して製造され
る、平面視で幅(軒側辺11の寸法)600mm(約1
/3間)、横側辺12の長さ440mm(約1/10間
+90mm)の略長方形型の板体に形成してある。ま
た、前記主材1の軒側辺11に約180mm幅で耐水処
理部1aを設け、前記軒側辺11を3等分する位置に長
さ約180mm、幅3mmのスリット部1Aを設けてあ
る。
【0013】図2に示すように、前記補助材2は、前記
主材1と同様に製造され、平面視で幅(軒側辺21の寸
法)440mm、横側辺22の長さ440mmの方形の
板体に形成してある。また、前記補助材2の軒側辺21
及び天側辺23に約180mm幅で耐水処理部2aを設
けてある。
【0014】上述の耐水処理部1a,2aは、成形され
た板体に、アクリル樹脂を主成分とするコーティング材
を塗布して設けてある。
【0015】図2〜3に示すように、屋根の隅棟部Fと
主材1との間を葺く場合には、まず、屋根の軒側辺Eに
沿って第一行L1に主材1をほぼ敷きつめる。次に、補
助材2を前記主材1と隅棟部Fの間の三角形部分F1に
補助材2を切断して形成される切断補助材2Aを敷きつ
める。このとき、対角線24と軒側辺21とで形成され
る基準角(θ)は、通常の建物における前記屋根面の軒
側辺Eと、前記屋根面の隅棟部Fとで形成される屋根傾
斜角(φ)以下に設定してあるから、前記切断補助材の
残部から軒辺側角(α)=前記屋根傾斜角(φ)である
三角形の切断補助材2Aがもう一枚(つまり、補助材2
の一枚から切断補助材2Aが計二枚)切り出せる事にな
る(図3参照)。二枚目の切断補助材2Aは第二行L2
の三角形部分F1に敷きつめられ、以下同様に順次主材
1を敷設して屋根面全体をセメント屋根板材Xで葺く
(図4参照)。この時、前記主材1を、前記スリット部
1Aに沿って切断した切断主材1Bを用い、前記主材と
前記隅棟部Fとの間の長方形部分F2を敷きつめておい
てもよい。
【0016】その結果、前記主材1を切断して隅棟部F
と主材1との間を葺くのに用いていた場合に比べ、使用
されるセメント製屋根板材Xの枚数を大幅に減少させら
れるとともに、廃材2Bをほとんど無くせ、大幅に経費
削減が達成できた。
【0017】以下に別実施例を説明する。先の実施例で
は、補助材2の軒側辺21の長さは最大でも約320m
mしか用いられないことになるので平面視で幅約440
mm、側辺長さ約320mmの方形の板体に形成してあ
ってもよいことになり、このようにした場合、セメント
屋根板材Xの廃材がほとんど全く発生しない状態にでき
る。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】セメント屋根板主材の平面図
【図2】屋根面へセメント屋根板材を施工する工程図
【図3】屋根面へセメント屋根板材を施工する工程図
【図4】セメント夜宴板材の施工状態での全体斜視図
【符号の説明】
11 セメント屋根板主材の軒側辺 12 セメント屋根板主材の横側辺 21 セメント屋根板補助材の軒側辺 22 セメント屋根板補助材の横側辺 24 セメント屋根板補助材の体格線 θ 基準角 φ 屋根傾斜角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 幸洋 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地の1 株式 会社クボタ滋賀工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根面の主要部をセメント屋根板主材1
    で葺き、前記屋根面における隅棟部Dと前記セメント屋
    根板主材1との間にセメント屋根板補助材2を葺くセメ
    ント屋根板材の施工方法であって、 建物の全体的な寸法割合の基準となる設定寸法をKと
    し、n,mを自然数、cを正の実数としたときに、 軒側辺11の寸法をK/nに設定し、 横側辺12の寸法を(K/m)×2+cに設定してある
    セメント屋根板主材1と、 横側辺22の寸法を(K/m)×2+cに設定し、か
    つ、 対角線24と軒側辺21とで形成される基準角(θ)
    を、前記屋根面の軒側辺21と、前記屋根面の隅棟部F
    とで形成される屋根傾斜角(φ)以下に設定してある方
    形のセメント屋根板補助材2とを用いて前記屋根面を葺
    くセメント屋根板材の施工方法。
  2. 【請求項2】 前記基準角(θ)を、tan-1(2
    (1/2))に設定してある請求項1に記載のセメント屋根
    板材の施工方法。
JP7018899A 1995-02-07 1995-02-07 セメント屋根板材の施工方法 Pending JPH08209862A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018071328A (ja) * 2016-11-05 2018-05-10 甍エンジニアリング株式会社 防災モジュール瓦の製造方法及び防災モジュール瓦用の成形金型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018071328A (ja) * 2016-11-05 2018-05-10 甍エンジニアリング株式会社 防災モジュール瓦の製造方法及び防災モジュール瓦用の成形金型

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