JPH082090Y2 - 包装材切開除去装置 - Google Patents

包装材切開除去装置

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JPH082090Y2
JPH082090Y2 JP10435190U JP10435190U JPH082090Y2 JP H082090 Y2 JPH082090 Y2 JP H082090Y2 JP 10435190 U JP10435190 U JP 10435190U JP 10435190 U JP10435190 U JP 10435190U JP H082090 Y2 JPH082090 Y2 JP H082090Y2
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moving unit
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は包装材切開除去装置に係り、特に円柱状の包
装体から包装材を切開して除去し、次工程に搬送する包
装材切開除去装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、ビールや清涼飲料などの食料品を充填する食
品用缶等の缶蓋は、製缶工程で円柱状に重ねられ、包装
紙で包装された後、缶詰工程へ送られる。
ここで、包装された缶蓋は、包装紙が取除かれ、内容
物を充填して巻締工程に位置する缶本体に1個ずつ供給
され、缶本体の口部に被せられて巻締が行われる。
このような工程において、上述のような缶蓋等の集合
体である円柱状の内容物を包装紙で包んだ包装体から包
装紙を取除くために、例えば、特開昭58−41030号公
報、特公昭56−41498号公報等に記載の包装材切開除去
装置が提案されている。
しかしながら、これらの装置は、生産性、切開の確実
性、装置コスト等に問題があり、本出願人はこれらの問
題点を解決するために、すでに特願昭第63−322608号に
記載の包装材切開除去装置を提案をしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この装置のワーク対象である前記包装
体は、例えば、直径で、200〜300mm、長さで、420〜720
mm程度の多種多用の品種があり、本出願人がすでに提案
している装置においても、一つの装置でこれらの例えば
すべてに対応できるとは言えない。
このような実情のもと、装置の稼働率の向上、生産性
の向上等の観点から、多品種の包装体に対応でき、しか
も工程途中で包装体である缶蓋が、ばらばらになること
なく確実に搬出できる包装材切開除去装置の開発が要望
されている。
〔課題を解決するための手段〕
上述した課題を解決するための本考案は、シート状の
包装材で被覆された柱状の包装体から包装材を切開除去
する装置において、包装体の一部を切開する包装材切開
ユニットと、前記包装体と包装材切開ユニットとの包装
体の長手方向に沿って相対的に移動させる移動ユニット
と、切開された包装材を包装体から除去し、包装体を搬
送する包装材除去・移動ユニットとを備えた包装材切開
除去装置であって、前記包装材切開ユニットは、前記包
装体の上面を吸引して包装材に弛み寄せを行なわせ、袋
状の弛み部を形成する真空ダクトの吸引開放口と、この
真空ダクトの吸引開放口近傍内に設けられ前記包装材に
形成された弛み部を切開するカッタと、このカッタの高
さ位置を調整できる調整機構を備え、前記包装材除去・
移動ユニットは、切開された包装体を載置し、包装材を
剥取る回転ローラを有する剥離機構と、この回転ローラ
に載置された包装体を払い出す払い出し機構を備えるよ
うに構成した。
また、前記包装材除去・移動ユニットは、切開された
包装体を載置し、包装材を剥取る回転ローラを有する剥
離機構と、この回転ローラに載置された包装体を払い出
す払い出し機構と、この払い出された包装体を回動移動
させるための回動移動機構と、この回動移動機構により
移載された包装材を搬出するための搬出機構を備えるよ
うに構成した。
また、前記包装材除去・移動ユニットの払い出し機構
および/または回動移動機構には、包装体の品種に対応
した包装体の載置位置変更スペーサが着脱可能に設けら
れるように構成した。
また、前記包装材除去・移動ユニットの払い出し機構
には、包装体の品種に対応してスライド移動可能な押え
ローラ部およびシャッタ板部が設けられ、前記回動移動
機構には包装体の品種に対応してスライド移動可能な缶
蓋押えシリンダ部が設けられるように構成した。
〔作用〕
本考案は前記手段により、包装体の外面のシート状の
包装材は、真空源に連通された真空ダクトの吸引開放口
により吸引されて弛み寄せが行われ、この包装材には包
装体の長手方向に伸びる袋状の弛み部が形成される。そ
して、移動装置により包装体またはカッタを移動させ、
包装体をカッタに対して相対的に移動させている間に、
包装材はカッタにより連続的に切開されてゆき、この切
開された包装材は剥ぎ取りローラに載置され、このロー
ラの回転により包装体から除去される。
このように包装材が除去され包装体は、払い出し機構
により剥ぎ取りローラから払い出され、回動トレー内に
一旦受け止められる。
しかる後、包装体は回動トレーの回動によって搬出機
構装置に移載され、この搬出機構により包装体はエンド
レスベルトの回動に伴って次工程に搬出される。
〔実施例〕
以下、本考案に係る包装材切開除去装置の実施例を第
1図乃至第20図に参照して説明する。
第1図及び第2図は、本考案の包装材切開除去装置の
概略全体を示す正面図および平面図である。
これらの図において、ワークである柱状の包装体は、
左方から右方に移動され、本装置は、左方に包装体を移
動させる移動ユニットPを備え、ほぼ中央部に包装体の
一部を切開する包装材切開ユニットCを備え、右方に切
開された包装材を包装体から除去し、剥き出しになった
包装体を搬送する包装材除去・移動ユニットRとを備え
ている。
なお、対象ワークである包装体1は、本実施例の場
合、第3図に示されるように円盤状の缶蓋3を複数個積
層した所定長の円柱状をなし、その外面はシート状の包
装材2により被覆されている。
本装置に組み込まれる前記移動ユニットPは、ガイド
部材14,15の間に(第2図)載置された包装体1の後端
部を押し、包装体1を、包装材切開ユニットCを経由さ
せ包装材除去・移動ユニットRまで前進させる役目を担
っている。
この移動ユニットPとしては、例えば、第4図乃至第
6図に示されるようなプッシャ11が用いられる。
プッシャ11はエアーシリンダ12の移動ロッド12aに連
結されるとともに、フレームの長手方向に沿って配設さ
れた案内棒13に嵌装されており、エアーシリンダ12の作
動により前後動されるようになっている。そして、プッ
シャ11の上部にある押し棒11aが前進時にガイド部材14,
15上(第2図)に載置された包装体1の後端部を押し、
包装体1を前進させるようになっている。
次に、このようなプッシャ11によって強制移動させら
れる包装体1が通過する包装材切開ユニットCについて
説明する。
包装材切開ユニットCは、第7図乃至第10図に示され
るように、包装体1の上面を吸引して包装材の長手方向
に伸びる袋状の弛み部を形成する真空源に連通された真
空ダクト23の吸引開放口20と、この真空ダクト23の吸引
開放口20近傍内に設けられ、前記包装材に形成された弛
み部を切開するカッタ24と、このカッタ24の高さ位置を
調整できる調整機構を備えている。
すなわち、前記包装体1の移動系路上には、真空ポン
プ(図示しない)に連通され真空ダクト23の吸引開放口
20が包装体1の上面に隣接するように配設されており、
真空により移動する包装体1の外面に巻装された包装材
2を上方に吸引するようになっている。
そして、吸引開放口20の近傍内に円盤状のカッタ24が
設置されている。
このカッタ24は、モータ29の回転軸29aに連結されて
おり、モータ29の回転により回転刃を形成するようにな
っている。また、前記吸引開放口20の下端には、包装体
1の両側面を摺動案内するように吸引口より折曲された
案内部23aが形成されている。
モータ29(カッタ24)は、第7図に示されるように、
可動の取り付けベース32に固定されており、真空ダクト
23も同様に支持部材31,31を介してベース32に固定され
ている。
第8図に示されるように、可動の取り付けベース32の
右下には調節板36が突出して固着されており、この調整
板36には略同一高さに2つのクリアランスホール36a,36
aが穿設されている(第7図に一つのホール36aが示され
る)。
この調節板36の下方には重なるように固定板39が配置
され、この固定板39は図示しないメインフレームに固定
されており、この固定板39には4つのインデックスホー
ル39a,39b,39c,39dが穿設されている(第8図)。
これらのインデックスホールは、図示のごとく(第8
図)縦2列で、設定高さはそれぞれ異なるようになって
いる。
この縦2列の間隔1は、前記クリアランスホール36
a,36aの間隔に対応している。
従って、例えば、クリアランスホール36aの一つと、
インデックスホール39a,39b,39c,39dの一つとを重ねあ
わせて、位置決め用のインデックスプランジャ38を差し
込むことによってカッタ24の高さを調整できるようにな
っている。
本実施例の場合、包装体1の4品種の直径に合わせ
て、4段階の高さ調整ができ、高さ、h1からh2(第7
図)の間を可動できるようになっている。なお、高さ調
整された可動取り付けベース32は、長穴34内に設置され
たクランクレバー33によって、確実にロックされる。
この包装材切開ユニットCにおける動作について簡単
に説明しておくと、第10図に示されるように、包装体1
が矢印A方向に移動されて、吸引開放口20上に至ると、
真空により包装体1外面に巻装された包装材2には矢印
B方向に引張される力が作用して、包装材2の上端部に
弛み寄せが行われ、包装体1の上面に袋状の弛み部2aが
形成される。
そして、包装体1の移動により、包装材2には包装体
1の長手方向に伸びる袋状の弛み部2aが連続的に形成さ
れてゆく。したがって、第10図に示されるように包装体
1の袋状の弛み部2aのやや上方位置にあるカッタ24を回
転駆動することにより、包装体1を移動させながら包装
材2を軸方向に切開することができる。
このように切開された包装体1は、次の包装材除去・
移動ユニットR(以下、単に除去・移動ユニットRとい
う)に搬送される。
除去・移動ユニットRでは、切開された包装材を包装
体から除去し、包装体を搬送する作業が行われる。
このような除去・移載ユニットRは、本実施例の場
合、切開された包装材を載置し、包装材を剥取る回転ロ
ーラを有する剥離機構と、この回転ローラから包装体を
払い出す払い出し機構と、この払い出された包装体を回
転移動させるための回動移動機構と、この回動移動機構
により移載された包装材を搬出するための搬出機構を備
えている。
第11図は、除去・移載ユニットRの特に、払い出し機
構を示す正面図、第12図は、その平面図を示し、この図
では剥離機構の一部が現れている。
また、第13図、第14図および第15図は、それぞれ、第
11図のXIII−XIII、XIV−XIV、およびXV−XVの断面矢視
図である。
剥離機構は、第15図に示されるように切開された包装
材を一旦載置し、包装材を剥取るための、例えば、1対
の剥ぎ取りローラ46,47を備えている。これにより前記
カッタ24により切開された包装材2は、相逆転するこの
ローラ46,47上に載置されて包装材2とローラ46,47との
摩擦力によって剥ぎ取り除去される。また、剥ぎ取りロ
ーラ46,47の上方には、第13図に示されるように剥ぎ取
りローラ46,47上の包装体1の上面を押さえ剥ぎ取りミ
スを防止する抑えローラ48が配設されている。
押えローラ48を回転支承する回転軸49は揺動アーム50
によって支持されており、この揺動アーム50は本体フレ
ームFより立設された側板51に枢支端50aが支承されて
いる。そして、揺動アーム50は薄形シリンダ42の作動ロ
ッド42aに連結されていて、作動ロッド42aの進退により
矢印方向に揺動アーム50は枢支端50aを支点して揺動可
能になっている。
次いで、このような押えローラ48の周辺について第11
図および第12図をもとに説明する。
一定の間隔をおいてフレーム(図示しない)に固定さ
れた左右一対の固定板57,57には略湾曲状の支持板56,56
の一端が固定され、支持板56,56の他端はメインシャフ
ト55に連結され、このメインシャフト55は回動可能にな
っている。
このように支持されたメインシャフト55の左側上部に
は第14図に示されるようにブラケット60が固着され、こ
のブラケット60にはシリンダ59がピン59bを介して下向
に取り付けられ、シリンダヘッド59aにはピン59cを介し
てシャッタ板63の一端が取り付けられている。
シャッタ板63は支点ピン60aを支点として矢印方向に
回動可能になっており、シリンダ59の前後のストローク
によって包装体1が搬入される入口を開閉できるように
なっている。
包装体1が搬入される入口は、メインシャフト55に固
定された二又状のガイド板62によって案内されている。
一方、メインシャフト55の右側には第15図に示される
ように、略扇状の回動板72が固定されており、この回動
板72の下部両端と前記二又状のガイド板62は、2本の連
結シャフト73,74によって連結されている。また、前記
メインシャフト55の右側には、リンク部材71、シリンダ
ヘッド70bを介してシリンダ70に連結されており、この
シリンダ70のストロークによってメインシャフト55とと
もに、回動板72が矢印方向に回動されるようになってい
る。
この回動板72に取り付けられた前記連結シャフト74、
シリンダ70は剥ぎ取りローラ46,47に載置された包装体
1を払い出す払い出し機構の要部をなす。
すなわち、第15図に示されるようにシリンダ70のシリ
ンダ後退ストロークにより回動板72が矢印(イ)方向に
回動し、連結シャフト74も同様に包装体1と当接しつつ
回動し、剥ぎ取りローラ46,47に載置された包装体1の
払い出しが行われる。
また、前記回動板72の後面には、第11図および第15図
に示されるようにブラケット75が固着されており、この
ブラケット75には、ツインロッドリシンダ76が固着され
ている。
このシリンダ76のロッドは、回動板72に設けられた穴
を貫通しており、シリンダヘッド78には、包装体1の先
端を支持する支持板79が固着されている。
前記シリンダ76は、包装体1が剥ぎ取りローラ46,47
に載置され、包装材の剥ぎ取りが完了したとき、包装体
である缶蓋の集合体がばらばらにならないように軽く押
さえる役目を果たす。
さらに、第16図に示されるように支持板79およびシャ
ッタ板63には、それぞれ載置位置変更スペーサc1,c2が
着脱可能に設けられるようになっている。これにより、
包装体1の長さが異なる品種にも容易に対応できるよう
になっている。
前記払い出し機構により払い出された包装体1は、第
17図または第18図に示されるように一旦、回動トレー80
に移載される。この回動トレー80は、払い出された包装
体1を一旦、受け止め、次の搬出機構に渡す役目を果た
している。
すなわち、第18図に示されるように断面湾曲形状の回
動トレー80の略中央部には、トレー固定部材89、シリン
ダヘッド88aを介してリシンダ88が連結されており、一
方、回動トレー80の基部には回動ピン91が取り付けら
れ、前記シリンダ88の前進ストロークにより、回動トレ
ー80はピン91を中心として回動するようになっている。
これにより、一旦、回動トレー80に移載された包装体1
は図示のごとく次の搬出機構100に移載されるようにな
っている。
なお、第17図または第19図に示されるように回動トレ
ー80の左端(上流側)に固定された板81には、ブラケッ
ト81aを介してツインロッドシリンダ82が固定されてお
り、シリンダ82のシリンダヘッドには、スペーサ取り付
け板83が取り付けられている。この取り付け板83に種々
の長さの載置位置変更スペーサ84aが着脱可能になって
いる。また一方で、回動トレー80の右端(下流側)に
は、シリンダは設けられていないもの、同様に、スペー
サ取り付け板85を介して載置位置変更スペーサ84bが着
脱可能に取り付けられるようになっている。
またさらに、回動トレー80全体も曲率半径の異なるト
レーと適宜、交換できるようになっている。
このような構成により、直径や長さの異なる多品種の
包装体に容易に対応できるようになっている。
このような回動トレー80により包装体1は、次の搬出
機構100に移載される。
搬出機構100は、第18図に示されるように、搬送体1
を紙面の奥行きから手前に搬出できるようになってい
る。すなわち、ベース板101,102にそれぞれ立設された
ガイド板101a,102aの間には底板105が連結され、この底
板105の上に2本のエンドレスベルト103,104がそれぞれ
上下に懸架されている(ベルトの下方部は図示されてい
ない)。この懸架された2本のエンドレスベルト103,10
4は、プーリを介して駆動モータ110(第2図)によって
回動され、エンドレスベルト103,104の上に載置された
包装体1が搬出されるようになっている。
このエンドレスベルト103,104の上流側には、第2図
に示されるように、シリンダ120が固定されており、こ
のシリンダ120のシリンダヘッド120aには連結部材121,1
22を介して押圧板123連結している。
そして、シリンダ120がタイミング良く前進ストロー
クとなることにより、包装体1の後端面を押圧板123が
支え、前記移動トレー80から移された包装体1である缶
蓋の集合体がばらばらになるのを防ぐようになってい
る。
なお、包装体1の前端面は、通常、一つ先に搬出され
た包装体1の後端面と当接し、一列に繋がった包装体の
群を形成するので、缶蓋がばらばらになることはない。
また上述してきた搬出機構は、前記回動トレー80の取
り付け基準面から距離lだけ離れているが(第18図)、
この距離は搬出機構全体を移動させることにより容易に
変更できるようになっている。
これにより、前記回動トレー80を包装体1の品種(直
径の異なるもの)に対応させて曲率半径の異なるものに
交換した場合でも、通常、距離lの間隔を変更すること
により包装体1のスムースかつ確実な移載ができる。
次に、前述のように構成された本考案に係る包装材切
開除去装置の動作について第20図を参照して説明する。
包装体1は、第2図の矢印方向から包装材切開除去装
置のガイド部材14,15上に供給される。
すると、エアーシリンダ12が作動してプッシャ11が前
進し、第20図(a)に示されるように押し棒11aにより
包装体1の後端部が押されて包装体1が矢印方向に移動
する。
そして、包装体1の前端部が吸引開放口20の位置まで
送り込まれると、第20図(b)に示されるように包装体
1には、真空ポンプからの吸引力が上方へ作用し、包装
体1の外面に巻装された包装材2の弛み寄せが行われ、
包装体1の上面に袋状の弛み部2aが形成される。そし
て、包装体1の下流側への移動により、包装材2には包
装体1の長手方向に伸びる袋状の弛み部2aが連続的に形
成されてゆく。このとき、袋状の弛み部2aは、第20図
(c)に示されるようにカッタ24により長手方向に連続
的に切開されてゆく。
上述のような切開作業が終了した後も、包装体1はプ
ッシャ11によりひきつづき下流側に押され、包装材除去
・移載ユニットRを構成する一対の剥ぎ取りローラ46,4
7上に送り込まれる。
この時、第14図に示されるようにシャッタ板63は、シ
リンダ59の前進ストロークにより開き、包装体1が剥ぎ
取りローラ46,47上に載置された後、シャッタ板63は、
閉じる。そして第11図に示される回動板72に設けられた
シリンダ76の前進ストロークにより包装体を挟持する。
この後、薄形シリンダ42の作動により上方へ逃げた状態
にあった揺動アーム50が下方へ揺動し、第20図(d)に
示されるように押えローラ48が包装体1の上面を押さ
え、この状態で前記剥ぎ取りローラ46,47が回転して包
装材2の剥ぎ取り作業が開始され、包装材2は剥ぎ取り
ローラ46,47と包装材2との間に生ずる摩擦力による巻
き込み作用により包装体1から完全に除去される。な
お、包装材2の切開時に生じた切り屑等は吸引開放口20
より真空吸引されて除去される。
このように包装材2が除去された包装体1は、第15図
に示されるように払い出し機構により剥ぎ取りローラ4
6,47から払い出され、回動トレー80内に一旦受け止めら
れる。
この時、包装体1が回動トレー80内に収納されると同
時に、回動トレー80の左端(上流側)に設置されたツイ
ンロッドシリンダ82が前進ストロークになり、包装体1
は両端から支持される。
しかる後、包装体1は第18図に示されるように回動ト
レー80の回動によって搬出機構装置100に移載され、こ
の搬出機構により包装体1はエンドレスベルト103,104
の回動に伴って次工程に搬出される。
この場合、エンドレスベルト103,104の上流側に設け
られたシリンダ120がタイミング良く前進ストロークと
なることにより、包装体1の後端面を押圧板123が支
え、前記移動トレー80から移された包装体1である缶蓋
の集合体がばらばらになるのを防ぐ。押圧板123には、
通常、載置位置変更スペーサが着脱可能に取り付けられ
るようになっている。
なお、包装体1の前端面は、通常、一つ先に搬出され
た包装体1の後端面と当接し、一列に繋がった包装体の
群を形成する。
次に、包装材除去・移動ユニットの他の構成例を第21
図〜第26図に基づいて説明する。
上述してきた包装材除去・移動ユニットと第21図〜第
26図に示されるそれとの根本的な相違は、包装体(ワー
ク)が多品種となった時の対応の仕方である。
前者は、各包装体(ワーク)の長さに応じて専用スペ
ーサを交換する機構を採用しているのに対し、後者は、
ユニットの最奥部をワーク設置位置の基準とし、後述す
る押えローラ部250、シャッタ板部260、缶蓋押えシリン
ダ部280および搬出缶蓋押えシリンダ部220の各部を自由
可動方式に改良し、多品種のワークに対してより迅速な
型替作業を可能にしている。すなわち、第21図および第
22図に示されるように、押えローラ48,48、揺動アーム5
0,50を含む押えローラ部250が所定距離P1間で移動可能
になっている。これは、ユニットの最奥部の位置k(第
21図)をワークの停止基準位置しているため、ワーク長
さの異なる品種に対しても確実なローラ押えができるよ
うにするためである。前記押えローラ部250の移動は、
クランプレバー252(第22図)を回動し、一旦、固定を
ゆるめて手動にてローラ部250全体をスライド移動させ
ることにより行う。
同様にシャッタ板63、移動スリーブ262、シリンダ59
を含むシャッタ板部260も所定距離P2間で移動可能にな
っている。シャッタ板部260のスライド移動もまたクラ
ンプレバー261を回動し、一旦固定をゆるめて手動にて
行う。
第23図および第24図に示されるように次工程の回動ト
レー80の左端(上流側)には、所定距離P3間で移動可能
な缶蓋押えシリンダ部280が設けられる。缶蓋押えシリ
ンダ部280は、ベース285の上に固定されたシリンダ282
と、このシリンダ282のシリンダヘッドに固着された押
し板283とを備えている。この缶蓋押えシリンダ部280
は、クランプレバー289をゆるめて回動トレー80に設け
られた長穴290に沿って、手動にてスライド移動可能に
なっている。
また、第25図および第26図に示されるように次工程の
搬出缶蓋押えシリンダ220も所定距離P4間で移動可能に
なっている。搬出缶蓋押えシリンダ部220は、シリンダ2
21とこのシリンダ221のシリンダヘッドに固着されたブ
ラケット222とこのブラケット222の先端に固着された押
し板223を有し、クランプレバー225をゆるめることによ
りシリンダ部220全体がスライド移動できるようになっ
ている。
〔考案の効果〕
本考案は、包装材切開ユニットと、移動ユニットと、
包装材除去・移動ユニットとを備え、包装材切開ユニッ
トは、包装体の上面を吸引して包装材に弛み寄せを行な
わせ、袋状の弛み部を形成する真空ダクトの吸引開放口
と、この真空ダクトの吸引開放口近傍内に設けられ前記
包装材に形成された弛み部を切開するカッタと、このカ
ッタの高さ位置を調整できる調整機構を備え、包装材除
去・移動ユニットは、切開された包装体を載置し、包装
材を剥取る回転ローラを有する剥離機構と、この回転ロ
ーラに載置された包装体を払い出す払い出し機構と、払
い出された包装体を回動移動させるための回動移動機構
と、この回動移動機構により移載された包装材を搬出す
るための搬出機構を備え、さらに包装材除去・移動ユニ
ットの払い出し機構および/または回動移動機構には、
包装体の多品種に対応できる機構が設けられている。
このような構成により、本考案の包装材除去装置は、
多品種の包装体に極めて容易に対応でき、装置の稼働率
の向上、生産性の向上が図られる。
しかも、工程途中で包装体である缶蓋がばらばらにな
ることもなく、確実に包装体が搬出できるという効果を
も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の包装材切開除去装置の概略
全体を示す正面図および平面図、第3図は本装置の対象
ワークである包装体の概略断面図、第4図乃至第6図は
本装置の移動ユニットを示す図であり、第4図は平面
図、第5図は断面図、第6図は側面図、第7図乃至第10
図は包装材切開ユニットの吸引開放口及びカッタを示す
図であり、第7図は包装体の搬送方向から見た図、第8
図は第7図の左側面図、第9図は正面図、第10図は第9
図の断面図、第11図乃至第19図は包装材除去・移載ユニ
ットを示す図であり、第11図は除去・移載ユニットの特
に、払い出し機構を示す正面図、第12図はその平面図、
第13図、第14図および第15図はそれぞれ、第11図のXIII
−XIII、XIV−XIV、およびXV−XVの断面矢視図、第16図
は除去・移載ユニットを部分的に切り欠いた正面図、第
17図は特に回動トレーを表す平面図、第18図は特に回動
トレーと搬出機構を表す断面図、第19図は特に回動トレ
ーの左右端を示す正面図、第20図(a)〜(d)は本装
置の動作を説明する図、第21図乃至第26図は本発明の他
の包装材除去・移動ユニットを示す図であり、第21図は
除去・移載ユニットの特に払い出し機構を示す正面図、
第22図はその平面図、第23図は特に回動トレーを表す平
面図、第24図はその正面図、第25図は搬出機構の平面
図、第26図はその一部を示す正面図である。 1…包装体、2…包装材、11…プッシャ、12…エアーシ
リンダ、13…案内棒、14,15…ガイド部材、20…吸引開
放口、23…真空ダクト、24…カッタ、29…モータ、33…
クランクレバー、38…インデックスプランジャ、42…薄
形シリンダ、46,47…剥ぎ取りローラ、48…押えロー
ラ、50…揺動アーム、55…メインシャフト、59…シリン
ダ、62…ガイド板、70…シリンダ、72…回動板、76…ツ
インロッドシリンダ、80…回動トレー、82…ツインロッ
ドシリンダ、84a,84b…載置位置変更スペーサ、88…シ
リンダ、100…搬出機構、c1,c2…載置位置変更スペー
サ、P…移載ユニット、C…包装材切開ユニット、R…
包装材除去・移載ユニット。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の包装材で被覆された柱状の包装
    体から包装材を切開除去する装置において、 包装体の一部を切開する包装材切開ユニットと、 前記包装体と包装材切開ユニットとを包装体の長手方向
    に沿って相対的に移動させる移動ユニットと、 切開された包装材を包装体から除去し、包装体を搬送す
    る包装材除去・移動ユニットとを備えた包装材切開除去
    装置であって、 前記包装材切開ユニットは、前記包装体の上面を吸引し
    て包装材に弛み寄せを行なわせ、袋状の弛み部を形成す
    る真空ダクトの吸引開放口と、この真空ダクトの吸引開
    放口近傍内に設けられ前記包装材に形成された弛み部を
    切開するカッタと、このカッタの高さ位置を調整できる
    調整機構を備え、 前記包装材除去・移動ユニットは、切開された包装体を
    載置し、包装材を剥取る回転ローラを有する剥離機構
    と、この回転ローラに載置された包装体を払い出す払い
    出し機構を備えることを特徴とする包装材切開除去装
    置。
  2. 【請求項2】前記包装材除去・移動ユニットは、切開さ
    れた包装体を載置し、包装材を剥取る回転ローラを有す
    る剥離機構と、この回転ローラに載置された包装体を払
    い出す払い出し機構と、この払い出された包装体を回動
    移動させるための回動移動機構と、この回動移動機構に
    より移載された包装材を搬出するための搬出機構を備え
    ることを特徴とする請求項1記載の包装材切開除去装
    置。
  3. 【請求項3】前記包装材除去・移動ユニットの払い出し
    機構および/または回動移動機構には、包装体の品種に
    対応した包装体の載置位置変更スペーサが着脱可能に設
    けられることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の包装材切開除去装置。
  4. 【請求項4】前記包装材除去・移動ユニットの払い出し
    機構には、包装体の品種に対応してスライド移動可能な
    押えローラ部およびシャッタ板部が設けられ、前記回動
    移動機構には包装体の品種に対応してスライド移動可能
    な缶蓋押えシリンダ部が設けられることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の包装材切開除去装置。
JP10435190U 1989-10-06 1990-10-03 包装材切開除去装置 Expired - Lifetime JPH082090Y2 (ja)

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JPH03100105U JPH03100105U (ja) 1991-10-18
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