JPH08208759A - α、ω−ポリメタクリレートジカルボン酸、該化合物の製造法、およびポリエポキシド、ポリエステル、ポリアミド、アルキド樹脂またはポリウレタンを製造または変性するための該化合物からなる成分 - Google Patents
α、ω−ポリメタクリレートジカルボン酸、該化合物の製造法、およびポリエポキシド、ポリエステル、ポリアミド、アルキド樹脂またはポリウレタンを製造または変性するための該化合物からなる成分Info
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- JPH08208759A JPH08208759A JP7271011A JP27101195A JPH08208759A JP H08208759 A JPH08208759 A JP H08208759A JP 7271011 A JP7271011 A JP 7271011A JP 27101195 A JP27101195 A JP 27101195A JP H08208759 A JPH08208759 A JP H08208759A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一般式:
【化1】
のα,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸。
【解決手段】 −COOR4 基を末端に有する連鎖調節
剤の存在下にメタクリル酸エステルをラジカル重合し、
得られたポリマーをアルカリ金属水酸化物を用いて鹸化
し、酸を用いて中和することによってα,ω−ポリメタ
クリレートジカルボン酸に変換する。
剤の存在下にメタクリル酸エステルをラジカル重合し、
得られたポリマーをアルカリ金属水酸化物を用いて鹸化
し、酸を用いて中和することによってα,ω−ポリメタ
クリレートジカルボン酸に変換する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、末端のカルボキシ
ル基に基づいて、ABAまたは(AB)m A(但し、m
は≧1の整数である)の型のプラスチックを製造するた
めの反応性成分であるようなα,ω−ポリメタクリレー
トジカルボン酸に関する。
ル基に基づいて、ABAまたは(AB)m A(但し、m
は≧1の整数である)の型のプラスチックを製造するた
めの反応性成分であるようなα,ω−ポリメタクリレー
トジカルボン酸に関する。
【0002】更に本発明は、このα,ω−ポリメタクリ
レートジカルボン酸の製造に関する。
レートジカルボン酸の製造に関する。
【0003】最後に、本発明はこのα,ω−ポリメタク
リレートジカルボン酸を単一成分または成分の含分とし
て使用する、ポリエポキシド、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリウレタンまたはアルキド樹脂を製造する成分に
関する。
リレートジカルボン酸を単一成分または成分の含分とし
て使用する、ポリエポキシド、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリウレタンまたはアルキド樹脂を製造する成分に
関する。
【0004】
【従来の技術】末端に官能性基を有するポリメタクリレ
ートの製造は、近年種々の方法で試みられてきた。この
種の化合物には特別な要求が課されており、それという
のも末端に官能性基を有するポリメタクリレートが、末
端官能性ポリメタクリレートと他の構造の末端官能性ポ
リマーとを反応させる特殊な方法で、ブロックコポリマ
ーを製造するために適当であるためである。即ち、例え
ば末端に官能性カルボン酸を有するポリメタクリレート
と、末端に例えばヒドロキシル基を有するポリマーとを
反応させてよい。その性質および構造的な形成が、ポリ
メタクリレートおよびジオールの選択によって、ならび
に反応比によって影響をもたらされうるようなポリエス
テルが得られる。
ートの製造は、近年種々の方法で試みられてきた。この
種の化合物には特別な要求が課されており、それという
のも末端に官能性基を有するポリメタクリレートが、末
端官能性ポリメタクリレートと他の構造の末端官能性ポ
リマーとを反応させる特殊な方法で、ブロックコポリマ
ーを製造するために適当であるためである。即ち、例え
ば末端に官能性カルボン酸を有するポリメタクリレート
と、末端に例えばヒドロキシル基を有するポリマーとを
反応させてよい。その性質および構造的な形成が、ポリ
メタクリレートおよびジオールの選択によって、ならび
に反応比によって影響をもたらされうるようなポリエス
テルが得られる。
【0005】この場合、殊に、この種のポリメタクリレ
ート、例えばポリメタクリレートジオールをグループ・
トランスファー重合(Group-Transfer-Polymerisation
)によって獲得しようとする試みが行なわれた。グル
ープ・トランスファー重合の実施の前提は、いずれにせ
よ使用される試薬が極度に高純度であること、および空
気湿分が注意深く排除されていることである。しかし、
専ら極めて高い費用を用いて製造できる、保護された官
能性基を有する開始剤(Houben-Weyl, Methodender org
anischen Chemie, 第E 20巻/第1部、第18表、158 頁
以降、参照)を使用することによってもたらされるの
は、狭い分子量分布を有するモノ官能性ポリマーだけで
ある。しかしα,ω−二官能性ポリマーの合成はこの従
来唯一であった方法によっては不可能であるか、または
専ら高い費用を用いて不十分な方法で可能である(D.Y.
Sogah und O.W.Webster, J.Polym. Sci., Polym. Lett.
第21版、927 (1983))。
ート、例えばポリメタクリレートジオールをグループ・
トランスファー重合(Group-Transfer-Polymerisation
)によって獲得しようとする試みが行なわれた。グル
ープ・トランスファー重合の実施の前提は、いずれにせ
よ使用される試薬が極度に高純度であること、および空
気湿分が注意深く排除されていることである。しかし、
専ら極めて高い費用を用いて製造できる、保護された官
能性基を有する開始剤(Houben-Weyl, Methodender org
anischen Chemie, 第E 20巻/第1部、第18表、158 頁
以降、参照)を使用することによってもたらされるの
は、狭い分子量分布を有するモノ官能性ポリマーだけで
ある。しかしα,ω−二官能性ポリマーの合成はこの従
来唯一であった方法によっては不可能であるか、または
専ら高い費用を用いて不十分な方法で可能である(D.Y.
Sogah und O.W.Webster, J.Polym. Sci., Polym. Lett.
第21版、927 (1983))。
【0006】ごく最近になって、α,ωを末端基とした
ポリメタクリレートを製造するもう1つの合成法が、チ
ウラムジスルフィドの使用下にいわゆる“イニファータ
ー(Iniferter )”−技術(Initiator (開始剤)、Tr
ansferagens(トランスファー剤)、Terminator(停止
剤))によって行なわれた。確かに得られた生成物は望
まれる官能価2に近接する官能価を有するが、しかしこ
の生成物は加水分解の負荷および熱による酸化の負荷に
対する高度の過敏性によって制限され、専ら狭義に使用
可能である(C.P. Reghunadham 他、J.Polym. Sci.,
A部:Pol.Chem.27、1975 (1989) )。
ポリメタクリレートを製造するもう1つの合成法が、チ
ウラムジスルフィドの使用下にいわゆる“イニファータ
ー(Iniferter )”−技術(Initiator (開始剤)、Tr
ansferagens(トランスファー剤)、Terminator(停止
剤))によって行なわれた。確かに得られた生成物は望
まれる官能価2に近接する官能価を有するが、しかしこ
の生成物は加水分解の負荷および熱による酸化の負荷に
対する高度の過敏性によって制限され、専ら狭義に使用
可能である(C.P. Reghunadham 他、J.Polym. Sci.,
A部:Pol.Chem.27、1975 (1989) )。
【0007】
【発明を達成するための手段】驚くべきことに、本発明
が得られる作業の際に、簡単な方法でα,ω−ポリメタ
クリレートジカルボン酸を製造する工業的な問題を解決
する処理方法が見い出され、この場合、α,ω−ポリメ
タクリレートジカルボン酸は本質的に、2を上回るか、
または2未満の官能価を有する化合物を含有しない。
が得られる作業の際に、簡単な方法でα,ω−ポリメタ
クリレートジカルボン酸を製造する工業的な問題を解決
する処理方法が見い出され、この場合、α,ω−ポリメ
タクリレートジカルボン酸は本質的に、2を上回るか、
または2未満の官能価を有する化合物を含有しない。
【0008】従って、本発明の第一の対象は一般式:
【0009】
【化5】
【0010】[式中、R1 は場合によってはハロゲン化
された炭素原子1〜22個を有するアルキル基を表わ
し、この場合R1 はポリマー分子中で異なった意味を表
わしてよく、R2 は末端に−COOH基を有する自体公
知の連鎖調節剤の基を表わし、aは≧4の数値である]
で示されるα,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸で
ある。
された炭素原子1〜22個を有するアルキル基を表わ
し、この場合R1 はポリマー分子中で異なった意味を表
わしてよく、R2 は末端に−COOH基を有する自体公
知の連鎖調節剤の基を表わし、aは≧4の数値である]
で示されるα,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸で
ある。
【0011】R1 はアルコール R1 OHから誘導され
たアルキル基であり、このアルキル基を用いてモノマー
性メタクリル酸は重合前にエステル化されている。重合
体を製造するために種々のエステル成分のモノマー性メ
タクリル酸エステルが使用されてよいので、基R1 はポ
リマー分子中で異なった意味を表わしてよい。有利には
基R1 は炭素原子1〜8個を有するアルキル基、例えば
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基またはオク
チル基である。アルキル基は場合によっては分枝鎖状で
あるか、および/またはハロゲン化されていてよい。基
R1 の選択によって本発明によるα,ω−ポリメタクリ
レートジカルボン酸の性質は、望まれる方法でおよび意
図的に変化されてよい。即ち、例えば多数の炭素原子を
有する基R1 を選択することによって、非極性化合物と
の相溶性を高めることが可能である。実際、僅かな事例
だけではあるが、専ら炭素原子22個を有する基R1 が
使用されることがある。しかし、例えば基R1 の90%
が炭素原子1〜4個を有するアルキル基を表わし、およ
び基R1 の10%が例えば炭素原子18〜22個を有す
るアルキル基を表わすような本発明による化合物が準備
されることが可能である。
たアルキル基であり、このアルキル基を用いてモノマー
性メタクリル酸は重合前にエステル化されている。重合
体を製造するために種々のエステル成分のモノマー性メ
タクリル酸エステルが使用されてよいので、基R1 はポ
リマー分子中で異なった意味を表わしてよい。有利には
基R1 は炭素原子1〜8個を有するアルキル基、例えば
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基またはオク
チル基である。アルキル基は場合によっては分枝鎖状で
あるか、および/またはハロゲン化されていてよい。基
R1 の選択によって本発明によるα,ω−ポリメタクリ
レートジカルボン酸の性質は、望まれる方法でおよび意
図的に変化されてよい。即ち、例えば多数の炭素原子を
有する基R1 を選択することによって、非極性化合物と
の相溶性を高めることが可能である。実際、僅かな事例
だけではあるが、専ら炭素原子22個を有する基R1 が
使用されることがある。しかし、例えば基R1 の90%
が炭素原子1〜4個を有するアルキル基を表わし、およ
び基R1 の10%が例えば炭素原子18〜22個を有す
るアルキル基を表わすような本発明による化合物が準備
されることが可能である。
【0012】R2 は末端に−COOH基を有する自体公
知の連鎖調節剤である。この場合、特に有利には、基R
2 は(I)一般式:−S−R3 COOH(但し、R3 は
場合によっては分枝鎖状の炭素原子1〜8個を有する2
価のアルキレン基を表わす)の基であるか、または(I
I)一般式:
知の連鎖調節剤である。この場合、特に有利には、基R
2 は(I)一般式:−S−R3 COOH(但し、R3 は
場合によっては分枝鎖状の炭素原子1〜8個を有する2
価のアルキレン基を表わす)の基であるか、または(I
I)一般式:
【0013】
【化6】
【0014】の基である。
【0015】(I)を表わす基R2 の例は
【0016】
【化7】
【0017】である。
【0018】指数aは≧4の数値である。有利にaは4
〜100の数値であり、特に有利に4〜20の数値であ
る。
〜100の数値であり、特に有利に4〜20の数値であ
る。
【0019】本発明によるα,ω−ポリメタクリレート
ジカルボン酸の例は
ジカルボン酸の例は
【0020】
【化8】
【0021】である。
【0022】さらに本発明の対象は、本発明によるα,
ω−ポリメタクリレートジカルボン酸の製造によって生
じる。本発明による方法は、−COOR4 基(但し、R
4 は水素基を表わすか、または炭素原子1〜4個を有す
るアルキル基を表わす)を末端に有する連鎖調節剤の存
在下に、一般式:
ω−ポリメタクリレートジカルボン酸の製造によって生
じる。本発明による方法は、−COOR4 基(但し、R
4 は水素基を表わすか、または炭素原子1〜4個を有す
るアルキル基を表わす)を末端に有する連鎖調節剤の存
在下に、一般式:
【0023】
【化9】
【0024】で示されるメタクリル酸エステルをラジカ
ル重合し、かつ得られた、単純化した一般式:
ル重合し、かつ得られた、単純化した一般式:
【0025】
【化10】
【0026】で示されるポリマーを温和な条件下に、R
4 =アルキル基およびR1 =アルキル基に関し、それぞ
れ1〜2モル量のアルカリ金属水酸化物を用いて鹸化
し、および酸を用いて中和することによって所望のα,
ω−ポリメタクリレートジカルボン酸へと変換すること
によって特徴付けられる。しかし鹸化は無機酸または有
機酸によっても生じ、この場合、所望のα,ω−ポリメ
タクリレートジカルボン酸は直接得られる。
4 =アルキル基およびR1 =アルキル基に関し、それぞ
れ1〜2モル量のアルカリ金属水酸化物を用いて鹸化
し、および酸を用いて中和することによって所望のα,
ω−ポリメタクリレートジカルボン酸へと変換すること
によって特徴付けられる。しかし鹸化は無機酸または有
機酸によっても生じ、この場合、所望のα,ω−ポリメ
タクリレートジカルボン酸は直接得られる。
【0027】式:
【0028】
【化11】
【0029】のモノマー性メタクリル酸エステルのラジ
カル重合は、自体公知の方法によって行なわれ;即ち、
反応は一般に適当な溶剤、例えばトルオールの存在下に
実施される。溶剤は好ましくは純粋窒素の使用下に脱ガ
スされ、かつ反応温度に加温される。この反応温度は約
100℃である。さて、この溶剤にモノマー性メタクリ
ル酸エステル、連鎖調節剤および適当な開始剤、例えば
アゾジイソ酪酸ニトリルが約2〜5時間に亙って配分さ
れ添加される。相応する、1〜2時間に亙り得る後反応
の後、重合反応は終了し、生成物から溶剤が除去され
る。一般にポリマー物質は高粘度で透明の淡い黄色の液
体である。
カル重合は、自体公知の方法によって行なわれ;即ち、
反応は一般に適当な溶剤、例えばトルオールの存在下に
実施される。溶剤は好ましくは純粋窒素の使用下に脱ガ
スされ、かつ反応温度に加温される。この反応温度は約
100℃である。さて、この溶剤にモノマー性メタクリ
ル酸エステル、連鎖調節剤および適当な開始剤、例えば
アゾジイソ酪酸ニトリルが約2〜5時間に亙って配分さ
れ添加される。相応する、1〜2時間に亙り得る後反応
の後、重合反応は終了し、生成物から溶剤が除去され
る。一般にポリマー物質は高粘度で透明の淡い黄色の液
体である。
【0030】使用される連鎖調節剤は式:R2 −Hを有
するが、しかしこの場合、連鎖調節剤のカルボキシル基
はエステル化した形で存在していてよい。従ってこの場
合、連鎖調節剤は次の単純化した式を有する:
するが、しかしこの場合、連鎖調節剤のカルボキシル基
はエステル化した形で存在していてよい。従ってこの場
合、連鎖調節剤は次の単純化した式を有する:
【0031】
【化12】
【0032】
【化13】
【0033】したがってR4 は水素基を表わしてよい
か、または炭素原子1〜4個を有するアルキル基を表わ
してよい。
か、または炭素原子1〜4個を有するアルキル基を表わ
してよい。
【0034】まず、中間生成物として単純化した式:
【0035】
【化14】
【0036】のポリマーが得られる。
【0037】次にこの中間生成物は緩和な条件下にアル
カリ金属水酸化物または無機酸または有機酸を用いて鹸
化される。この場合、基R1 および基R4 に関して、基
R4が炭素原子1〜4個を有するアルキル基であること
を前提にして、それぞれ1〜2モル量が使用される。こ
の条件下にエステル基はポリメタクリレート鎖中に維持
される。
カリ金属水酸化物または無機酸または有機酸を用いて鹸
化される。この場合、基R1 および基R4 に関して、基
R4が炭素原子1〜4個を有するアルキル基であること
を前提にして、それぞれ1〜2モル量が使用される。こ
の条件下にエステル基はポリメタクリレート鎖中に維持
される。
【0038】緩和な条件下での鹸化の概念とは、約80
〜100℃の温度範囲で常圧から5バールまでに加圧さ
れた圧力で行なわれる鹸化をいう。アルカリ金属水酸化
物としては殊に水酸化ナトリウムが適当である。
〜100℃の温度範囲で常圧から5バールまでに加圧さ
れた圧力で行なわれる鹸化をいう。アルカリ金属水酸化
物としては殊に水酸化ナトリウムが適当である。
【0039】さて、ポリマーはα,ω位に見られるCO
O- アルカリ金属イオン+ 塩の形で存在し、および場合
によっては中和される。強酸、例えば鉱酸、殊にリン酸
または塩酸と反応させることによって、本発明による所
望のα,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸が引続き
得られる。中和後に形成される塩は、塩がその中で不溶
解性であるような相応する溶剤中でポリマーを溶解する
ことによって分離されることができる。
O- アルカリ金属イオン+ 塩の形で存在し、および場合
によっては中和される。強酸、例えば鉱酸、殊にリン酸
または塩酸と反応させることによって、本発明による所
望のα,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸が引続き
得られる。中和後に形成される塩は、塩がその中で不溶
解性であるような相応する溶剤中でポリマーを溶解する
ことによって分離されることができる。
【0040】本発明のもう1つの対象は、反応性基が本
発明による化合物カルボキシル基と反応することが可能
であるような、異なった官能価のその他の反応性ポリマ
ーと反応させるための反応性ポリマーとしての本発明に
よるα,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸の使用で
ある。有利には反応性成分として単官能性または二官能
性ポリマー化合物が使用され、その結果、式:ABAま
たは(AB)m Aのブロック共重合体が得られる。
発明による化合物カルボキシル基と反応することが可能
であるような、異なった官能価のその他の反応性ポリマ
ーと反応させるための反応性ポリマーとしての本発明に
よるα,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸の使用で
ある。有利には反応性成分として単官能性または二官能
性ポリマー化合物が使用され、その結果、式:ABAま
たは(AB)m Aのブロック共重合体が得られる。
【0041】本発明による化合物の使用の例は、次のと
おりである: 1.α,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸とジエポ
キシドまたはポリエポキシドとの反応 2.ポリエステルを製造するためのα,ω−ポリメタク
リレートジカルボン酸とアルキレンジオールまたはポリ
オキシアルキレンジールとの反応 3.ポリアミドのためのα,ω−ポリメタクリレートジ
カルボン酸とアルキレンジアミンとの反応 4.アルキド樹脂との反応 5.ポリウレタンとの反応 6.ジイソシアネートとの反応 前述の反応は専ら一般的な反応の型として理解され、そ
れというのも本発明による化合物が単一の反応成分とし
て、または反応性成分の含分として他のジカルボン酸と
ともに使用されてよいからである。例えば、ポリエステ
ルの製造の際に常法により使用されるジカルボン酸の一
部を、本発明によるα,ω−ポリメタクリレートジカル
ボン酸によって代替させることができる。ジカルボン酸
の全量に対する本発明によるα,ω−ポリメタクリレー
トジカルボン酸の含分の量に応じて、最終生成物の性質
の変性が可能である。
おりである: 1.α,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸とジエポ
キシドまたはポリエポキシドとの反応 2.ポリエステルを製造するためのα,ω−ポリメタク
リレートジカルボン酸とアルキレンジオールまたはポリ
オキシアルキレンジールとの反応 3.ポリアミドのためのα,ω−ポリメタクリレートジ
カルボン酸とアルキレンジアミンとの反応 4.アルキド樹脂との反応 5.ポリウレタンとの反応 6.ジイソシアネートとの反応 前述の反応は専ら一般的な反応の型として理解され、そ
れというのも本発明による化合物が単一の反応成分とし
て、または反応性成分の含分として他のジカルボン酸と
ともに使用されてよいからである。例えば、ポリエステ
ルの製造の際に常法により使用されるジカルボン酸の一
部を、本発明によるα,ω−ポリメタクリレートジカル
ボン酸によって代替させることができる。ジカルボン酸
の全量に対する本発明によるα,ω−ポリメタクリレー
トジカルボン酸の含分の量に応じて、最終生成物の性質
の変性が可能である。
【0042】エポキシド樹脂としては、原理的に当業者
に公知のエポキシド樹脂が使用されてよい。特に有利に
はビスフェノールAまたはビスフェノールFとエピクロ
ルヒドリンとからの反応生成物を基礎とするエポキシド
樹脂である。エポキシド樹脂のその他の例は、多価の脂
肪族アルコール、例えばブタンジオール−1,4、また
はポリアルキレングリコール、例えばプロピレングリコ
ールのジグリシジルエーテルもしくはポリグリシジルエ
ーテル;脂環式ポリオール、例えば2,2−ビス(p−
ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパンのジグリシジル
エーテルまたはポリグリシジルエーテル;多価のフェノ
ール、例えばレソルシン、2,2−ビス(4’−ヒドロ
キシ−3’,5’−ジブロムフェニル)−プロパンのジ
グリシジルエーテルまたはポリグリシジルエーテル、ま
たは酸性条件下に得られる、フェノールとホルムアルデ
ヒドの縮合生成物、例えばフェノール−ノボラックおよ
びクレゾール−ノボラックのジグリシジルエーテルまた
はポリグリシジルエーテル;多価のカルボン酸、例えば
フタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル酸および
ヘキサヒドロフタル酸のポリグリシジルエーテル;アミ
ン、アミドおよび複素環式窒素塩基のN−グリシジル誘
導体、例えば:N,N−ジグリシジルアニリン、N,N
−ジグリシジルトルイジン、N,N,N’,N’−テト
ラグリシジル−ビス−(p−アミノフェニル)−メタ
ン、トリグリシジルイソシアヌレート、N,N’−ジグ
リシジルエチレン尿素、N,N’−ジグリシジル−5,
5−ジメチル−ヒダントイン、N,N’−ジグリシジル
−5,5−ジメチル−6−イソプロピル−5,6−ジヒ
ドロウラシル、および他のエポキシド樹脂、例えばこれ
らのエポキシド樹脂は H.Jahn “Epoxidharze ”, VEB
Deutscher Verlag fuer Grundstoffindustrie, ライプ
チッヒ(Leipzig )、1969、または H.Batzer und F.Lo
hse “Ullmanns Enzyklopaedie der technischen Chemi
e ”、第10巻、563 頁以降、第4 版、ヘミー社(Verlag
Chemie )、ワインハイム(Weinheim )、1975、に記載
されている。
に公知のエポキシド樹脂が使用されてよい。特に有利に
はビスフェノールAまたはビスフェノールFとエピクロ
ルヒドリンとからの反応生成物を基礎とするエポキシド
樹脂である。エポキシド樹脂のその他の例は、多価の脂
肪族アルコール、例えばブタンジオール−1,4、また
はポリアルキレングリコール、例えばプロピレングリコ
ールのジグリシジルエーテルもしくはポリグリシジルエ
ーテル;脂環式ポリオール、例えば2,2−ビス(p−
ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパンのジグリシジル
エーテルまたはポリグリシジルエーテル;多価のフェノ
ール、例えばレソルシン、2,2−ビス(4’−ヒドロ
キシ−3’,5’−ジブロムフェニル)−プロパンのジ
グリシジルエーテルまたはポリグリシジルエーテル、ま
たは酸性条件下に得られる、フェノールとホルムアルデ
ヒドの縮合生成物、例えばフェノール−ノボラックおよ
びクレゾール−ノボラックのジグリシジルエーテルまた
はポリグリシジルエーテル;多価のカルボン酸、例えば
フタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル酸および
ヘキサヒドロフタル酸のポリグリシジルエーテル;アミ
ン、アミドおよび複素環式窒素塩基のN−グリシジル誘
導体、例えば:N,N−ジグリシジルアニリン、N,N
−ジグリシジルトルイジン、N,N,N’,N’−テト
ラグリシジル−ビス−(p−アミノフェニル)−メタ
ン、トリグリシジルイソシアヌレート、N,N’−ジグ
リシジルエチレン尿素、N,N’−ジグリシジル−5,
5−ジメチル−ヒダントイン、N,N’−ジグリシジル
−5,5−ジメチル−6−イソプロピル−5,6−ジヒ
ドロウラシル、および他のエポキシド樹脂、例えばこれ
らのエポキシド樹脂は H.Jahn “Epoxidharze ”, VEB
Deutscher Verlag fuer Grundstoffindustrie, ライプ
チッヒ(Leipzig )、1969、または H.Batzer und F.Lo
hse “Ullmanns Enzyklopaedie der technischen Chemi
e ”、第10巻、563 頁以降、第4 版、ヘミー社(Verlag
Chemie )、ワインハイム(Weinheim )、1975、に記載
されている。
【0043】エポキシド樹脂の変性は種々の方法で行な
われてよい。即ち、準備された量の変性剤がエポキシド
樹脂の全量に添加されることが可能である。しかし変性
剤のカルボキシル基とエポキシド樹脂のエポキシド基と
の反応が既に室温で開始されるとしても、混合物は10
0〜150℃の温度に高められるのが有利である。この
場合、反応は30分〜4時間で行なわれる。しかし、準
備された量の変性剤は専らエポキシド樹脂の全量の一部
に添加されてよい。専ら注意されるべきであるのは、こ
の変性されたエポキシド樹脂の部分量がなお十分にエポ
キシド基を有し、この量と残りのエポキシド樹脂とを混
合する場合、および次に硬化させる場合にこの変性され
た部分量を反応性に導入することが保証されていること
である。変性された部分の量がなお元来存在するエポキ
シド基の約40モル%を有する場合は十分である。この
方法の利点は、変性が既に製造者の下で実施されてよい
ことである。更に、組成が残量のエポキシド樹脂の組成
と相違するようなエポキシド樹脂を用いた部分変性を実
施することが可能である。殊に低粘度のエポキシド樹脂
を用いた部分変性が実施されてよい。これには、特に脂
肪族ジオール、例えばブタンジオール−1,4、ヘキサ
ンジオール−1,6またはネオペンチルグリコールのジ
グリシジルエーテルが適当である。
われてよい。即ち、準備された量の変性剤がエポキシド
樹脂の全量に添加されることが可能である。しかし変性
剤のカルボキシル基とエポキシド樹脂のエポキシド基と
の反応が既に室温で開始されるとしても、混合物は10
0〜150℃の温度に高められるのが有利である。この
場合、反応は30分〜4時間で行なわれる。しかし、準
備された量の変性剤は専らエポキシド樹脂の全量の一部
に添加されてよい。専ら注意されるべきであるのは、こ
の変性されたエポキシド樹脂の部分量がなお十分にエポ
キシド基を有し、この量と残りのエポキシド樹脂とを混
合する場合、および次に硬化させる場合にこの変性され
た部分量を反応性に導入することが保証されていること
である。変性された部分の量がなお元来存在するエポキ
シド基の約40モル%を有する場合は十分である。この
方法の利点は、変性が既に製造者の下で実施されてよい
ことである。更に、組成が残量のエポキシド樹脂の組成
と相違するようなエポキシド樹脂を用いた部分変性を実
施することが可能である。殊に低粘度のエポキシド樹脂
を用いた部分変性が実施されてよい。これには、特に脂
肪族ジオール、例えばブタンジオール−1,4、ヘキサ
ンジオール−1,6またはネオペンチルグリコールのジ
グリシジルエーテルが適当である。
【0044】エポキシド樹脂と変性剤とからなる混合物
に触媒が有効量で添加される場合に有利であり得るの
は、触媒が変性反応を促進することである。特に有利に
触媒としては、第4アンモニウム化合物または第4ホス
ホニウム化合物、例えばテトラメチルアンモニウムクロ
リド、テトラブチルホスホニウムクロリドまたはテトラ
ブチルホスホニウムアセテートである。
に触媒が有効量で添加される場合に有利であり得るの
は、触媒が変性反応を促進することである。特に有利に
触媒としては、第4アンモニウム化合物または第4ホス
ホニウム化合物、例えばテトラメチルアンモニウムクロ
リド、テトラブチルホスホニウムクロリドまたはテトラ
ブチルホスホニウムアセテートである。
【0045】変性されたエポキシド樹脂の硬化には、公
知技術水準による硬化剤が使用されてよい。次の硬化剤
は殊に熱硬化、即ち130℃を上回る温度から約220
℃の温度での硬化に使用可能である:ジシアンジアミド
およびその誘導体;無水ポリカルボン酸、例えば無水フ
タル酸;メチルヘキサヒドロフタル酸無水物;ピロメリ
ト酸ジ無水物。約100℃の温度での熱硬化には芳香族
ポリアミン、例えばm−フェニレンジアミン、脂環式ポ
リアミンが適当である。室温での硬化はポリアミノアミ
ド、ポリアミノイミダゾリン、変性された脂肪族ポリア
ミンまたはポリエーテルポリアミンを用いて実施されて
よい。室温での硬化には特にポリアミノアミドもしくは
ポリアミノイミダゾリンが適当である。これらの化合物
を用いて本発明による変性剤を使用した場合、特に高い
抵抗値の上昇が得られる。
知技術水準による硬化剤が使用されてよい。次の硬化剤
は殊に熱硬化、即ち130℃を上回る温度から約220
℃の温度での硬化に使用可能である:ジシアンジアミド
およびその誘導体;無水ポリカルボン酸、例えば無水フ
タル酸;メチルヘキサヒドロフタル酸無水物;ピロメリ
ト酸ジ無水物。約100℃の温度での熱硬化には芳香族
ポリアミン、例えばm−フェニレンジアミン、脂環式ポ
リアミンが適当である。室温での硬化はポリアミノアミ
ド、ポリアミノイミダゾリン、変性された脂肪族ポリア
ミンまたはポリエーテルポリアミンを用いて実施されて
よい。室温での硬化には特にポリアミノアミドもしくは
ポリアミノイミダゾリンが適当である。これらの化合物
を用いて本発明による変性剤を使用した場合、特に高い
抵抗値の上昇が得られる。
【0046】それぞれの硬化温度および/または硬化時
間は、公知の促進剤を使用することによって低下される
か、もしくは短縮されることができる。このような促進
剤は例えば第3アミンである。
間は、公知の促進剤を使用することによって低下される
か、もしくは短縮されることができる。このような促進
剤は例えば第3アミンである。
【0047】本発明により変性されたエポキシド樹脂は
特別な場合に接着剤として使用され、それというのもこ
のエポキシド樹脂が結合すべき光沢表面に良好に密着
し、かつ弾性の接着面を形成するからである。しかしま
た、変性されているが、しかしまだ硬化されていないエ
ポキシド樹脂を用いて支持体路、例えばガラス繊維フリ
ースまたは織物を含浸し、かつ積層物に硬化することも
できる。これらの積層物は例えば電気工業で印刷された
スイッチの製造に使用されることができる。これらの所
謂プレプレグの他の使用可能性は、成形部材を製造する
場合、例えばボート建造の場合、ならびに修理目的、例
えば車体建造の場合である。さらに、ラッカーの原料と
して、または鋳造用樹脂としての変性されたエポキシド
樹脂の使用は有利である。
特別な場合に接着剤として使用され、それというのもこ
のエポキシド樹脂が結合すべき光沢表面に良好に密着
し、かつ弾性の接着面を形成するからである。しかしま
た、変性されているが、しかしまだ硬化されていないエ
ポキシド樹脂を用いて支持体路、例えばガラス繊維フリ
ースまたは織物を含浸し、かつ積層物に硬化することも
できる。これらの積層物は例えば電気工業で印刷された
スイッチの製造に使用されることができる。これらの所
謂プレプレグの他の使用可能性は、成形部材を製造する
場合、例えばボート建造の場合、ならびに修理目的、例
えば車体建造の場合である。さらに、ラッカーの原料と
して、または鋳造用樹脂としての変性されたエポキシド
樹脂の使用は有利である。
【0048】次の例中では、まず本発明によるα,ω−
ポリメタクリレートジカルボン酸の製造を示す。例の次
の段階で、エポキシド樹脂を製造または変性するための
単一成分または成分の含分としての、本発明によるこれ
らの化合物の使用を詳説する。
ポリメタクリレートジカルボン酸の製造を示す。例の次
の段階で、エポキシド樹脂を製造または変性するための
単一成分または成分の含分としての、本発明によるこれ
らの化合物の使用を詳説する。
【0049】
例1 α,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸の製造 a)メルカプト酢酸メチルエステルを用いて調節したポ
リメチルメタクリレートモノメチルエステルの製造 合成の第1段階でω−ポリメチルメタクリレートモノメ
チルエステルを製造する。そのため、反応器中でキシロ
ール100gを純粋窒素下に100℃に加熱する。この
装入物に、キシロール100g中に溶解されたメチルメ
タクリレート894g(約8.9モル)、メルカプト酢
酸メチルエステル106g(約1モル)およびアゾジイ
ソ酪酸ジニトリル3gからなる溶液を一定した速度で1
80分間で滴加する。100℃で60分間に亙る後反応
の後、反応が終了する。
リメチルメタクリレートモノメチルエステルの製造 合成の第1段階でω−ポリメチルメタクリレートモノメ
チルエステルを製造する。そのため、反応器中でキシロ
ール100gを純粋窒素下に100℃に加熱する。この
装入物に、キシロール100g中に溶解されたメチルメ
タクリレート894g(約8.9モル)、メルカプト酢
酸メチルエステル106g(約1モル)およびアゾジイ
ソ酪酸ジニトリル3gからなる溶液を一定した速度で1
80分間で滴加する。100℃で60分間に亙る後反応
の後、反応が終了する。
【0050】引続き、生じた生成物から、150℃およ
び1トルで蒸留することによって溶剤、残留モノマーお
よび反応されていない連鎖調節剤を除去する;高粘度
で、透明の淡く黄色に着色された液体が残留する。良好
に取り扱うため、生成物をメタノールを用いて80%溶
液に希釈する。
び1トルで蒸留することによって溶剤、残留モノマーお
よび反応されていない連鎖調節剤を除去する;高粘度
で、透明の淡く黄色に着色された液体が残留する。良好
に取り扱うため、生成物をメタノールを用いて80%溶
液に希釈する。
【0051】ゲルクロマトグラフィーによる試験から、
得られた前駆生成物(Precursor)に関して数による分子
量MnGPC(P) 1070、および量平均分子量MwGPC(P)
2030が判明し;したがって不均一係数Mw /Mn(P)
は1.9である。蒸気圧浸透圧法によって測定した分子
量MnOsm(P) は1060である。残留モノマーの含分は
<0.1%である。
得られた前駆生成物(Precursor)に関して数による分子
量MnGPC(P) 1070、および量平均分子量MwGPC(P)
2030が判明し;したがって不均一係数Mw /Mn(P)
は1.9である。蒸気圧浸透圧法によって測定した分子
量MnOsm(P) は1060である。残留モノマーの含分は
<0.1%である。
【0052】b)α,ω−ポリメチルメタクリレートジ
カルボン酸の選択的末端基鹸化による製造 メタノール24.4g中に溶解された、例1aにより得
られた生成物97.4g(約0.1モル)を60℃、2
時間で20%の荷性ソーダ溶液42g(0.21モル)
と反応器中で純粋窒素下に反応させる。アルカリ金属値
が≦0.5の数値に達した場合、反応は終了するが;こ
れは一般に2時間後である。
カルボン酸の選択的末端基鹸化による製造 メタノール24.4g中に溶解された、例1aにより得
られた生成物97.4g(約0.1モル)を60℃、2
時間で20%の荷性ソーダ溶液42g(0.21モル)
と反応器中で純粋窒素下に反応させる。アルカリ金属値
が≦0.5の数値に達した場合、反応は終了するが;こ
れは一般に2時間後である。
【0053】引続きアルカリ金属塩を変換するため、遊
離酸57.1g(0.175モル)中に30%のリン酸
を添加する。120℃および1トルで蒸留によって揮発
性の全成分を除去することによって、リン酸ナトリウム
もしくはナトリウムヒドロゲンホスフェートを晶出させ
るが、この化合物はトルオール60gおよび濾過助剤を
添加することによって濾過され、この場合澄んだ溶液が
得られる。
離酸57.1g(0.175モル)中に30%のリン酸
を添加する。120℃および1トルで蒸留によって揮発
性の全成分を除去することによって、リン酸ナトリウム
もしくはナトリウムヒドロゲンホスフェートを晶出させ
るが、この化合物はトルオール60gおよび濾過助剤を
添加することによって濾過され、この場合澄んだ溶液が
得られる。
【0054】ゲルクロマトグラフィーによる試験から、
得られたポリマーに関して数による分子量MnGPC99
0、および量平均分子量MwGPC1880が判明し;した
がって不均一係数MwGPC/MnGPCは官能価2の推測下で
1.9である。蒸気圧浸透圧法によって測定した分子量
MnOsmは990である。官能価2の推測下で酸価から分
子量MnAN 960が判明する。酸価およびMnOsmから測
定した官能価は2.06である。MALDI分析(Matr
ix Assisted Laser Desorption Ionisation Spectrosco
py)、絶対分子量を測定する方法を用いて、状態が系中
にあるアルカリ金属イオンを考慮しながら、測定された
2官能性ポリマーに正確に相応する同族列が確認される
ことができる。
得られたポリマーに関して数による分子量MnGPC99
0、および量平均分子量MwGPC1880が判明し;した
がって不均一係数MwGPC/MnGPCは官能価2の推測下で
1.9である。蒸気圧浸透圧法によって測定した分子量
MnOsmは990である。官能価2の推測下で酸価から分
子量MnAN 960が判明する。酸価およびMnOsmから測
定した官能価は2.06である。MALDI分析(Matr
ix Assisted Laser Desorption Ionisation Spectrosco
py)、絶対分子量を測定する方法を用いて、状態が系中
にあるアルカリ金属イオンを考慮しながら、測定された
2官能性ポリマーに正確に相応する同族列が確認される
ことができる。
【0055】例2ないし6 異なった分子量のα,ω−ポリ−n−ブチルメタクリレ
ートジカルボン酸もしくはα,ω−ポリ−2−エチルヘ
キシルメタクリレートジカルボン酸の製造 基本的に例1に記載されたように処理するが、メチルメ
タクリレートに代わってn−ブチルメタクリレートもし
くは2−エチルヘキシルメタクリレートを異なった量で
添加し、第1表からわかるように、連鎖移動剤、開始剤
およびキシロールの量を変化させる点で異なる。
ートジカルボン酸もしくはα,ω−ポリ−2−エチルヘ
キシルメタクリレートジカルボン酸の製造 基本的に例1に記載されたように処理するが、メチルメ
タクリレートに代わってn−ブチルメタクリレートもし
くは2−エチルヘキシルメタクリレートを異なった量で
添加し、第1表からわかるように、連鎖移動剤、開始剤
およびキシロールの量を変化させる点で異なる。
【0056】その上第1表には、前駆生成物のゲルクロ
マトグラフィーによる試験によって測定された数平均分
子量および量平均分子量MnGPC(P) もしくはMwGPC(P)
および相応する不均一係数MwGPC(P) /MnGPC(P) なら
びに蒸気圧浸透圧法による測定によって得られた分子量
MnOsm(P) 、ならびにα,ω−ポリメタクリレートジカ
ルボン酸の分子量MnGPCおよびMwGPC、相応する不均一
係数MwGPC/MnGPC、分子量MnOsmおよび官能価2の推
測下で酸価から測定した分子量MnAN が判明する。最後
にMnOsmおよび酸価を用いて計算された最終生成物の官
能価Fを示す。
マトグラフィーによる試験によって測定された数平均分
子量および量平均分子量MnGPC(P) もしくはMwGPC(P)
および相応する不均一係数MwGPC(P) /MnGPC(P) なら
びに蒸気圧浸透圧法による測定によって得られた分子量
MnOsm(P) 、ならびにα,ω−ポリメタクリレートジカ
ルボン酸の分子量MnGPCおよびMwGPC、相応する不均一
係数MwGPC/MnGPC、分子量MnOsmおよび官能価2の推
測下で酸価から測定した分子量MnAN が判明する。最後
にMnOsmおよび酸価を用いて計算された最終生成物の官
能価Fを示す。
【0057】例7 α,ω−メチルメタクリレート−2−エチルヘキシルメ
タクリレート−共重合体ジカルボン酸 基本的に例1に記載されたように処理するが、メチルメ
タクリレートとともに2−エチルヘキシルメタクリレー
トを使用する点で異なる。
タクリレート−共重合体ジカルボン酸 基本的に例1に記載されたように処理するが、メチルメ
タクリレートとともに2−エチルヘキシルメタクリレー
トを使用する点で異なる。
【0058】第1表からは2つのモノマーの使用された
量および割合、連鎖移動剤の量、開始剤およびキシロー
ルの量が明らかである。その上第1表には、前駆生成物
(Precursor )のゲルクロマトグラフィーによる試験に
よって測定された数平均分子量および量平均分子量M
nGPC(P) もしくはMwGPC(P) および相応する不均一係数
MwGPC(P) /MnGPC(P) ならびに蒸気圧浸透圧法による
測定によって得られた分子量MnOsm(P) 、ならびにα,
ω−ポリメタクリレートジカルボン酸の分子量MnGPCも
しくはMwGPCおよび相応する不均一係数MwGPC/MnGPC
が判明する。最後にMnOsmおよび酸価MnAN を用いて計
算された最終生成物の官能価Fを示す。
量および割合、連鎖移動剤の量、開始剤およびキシロー
ルの量が明らかである。その上第1表には、前駆生成物
(Precursor )のゲルクロマトグラフィーによる試験に
よって測定された数平均分子量および量平均分子量M
nGPC(P) もしくはMwGPC(P) および相応する不均一係数
MwGPC(P) /MnGPC(P) ならびに蒸気圧浸透圧法による
測定によって得られた分子量MnOsm(P) 、ならびにα,
ω−ポリメタクリレートジカルボン酸の分子量MnGPCも
しくはMwGPCおよび相応する不均一係数MwGPC/MnGPC
が判明する。最後にMnOsmおよび酸価MnAN を用いて計
算された最終生成物の官能価Fを示す。
【0059】例1Aないし5A(使用技術例) α,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸を用いて変性
されたエポキシド樹脂の製造 変性されたエポキシド樹脂を製造するため、ビスフェノ
ールA/エピクロルヒドリンからなるエポキシド樹脂
と、α,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸の変動す
る量を有する185g/モルのエポキシド当量とからな
るエポキシド樹脂を、テトラメチルアンモニウムクロリ
ド0.03重量%の添加後に撹拌下および窒素の輸送下
に2時間で120℃に加熱する。冷却後、室温で変性さ
れていないエポキシド樹脂の粘度と本質的に相違しない
粘度の液体エポキシド樹脂が得られる。第2表には使用
したα,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸の種類な
らびにそれらのエポキシド樹脂に対する量比をまとめ
た。
されたエポキシド樹脂の製造 変性されたエポキシド樹脂を製造するため、ビスフェノ
ールA/エピクロルヒドリンからなるエポキシド樹脂
と、α,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸の変動す
る量を有する185g/モルのエポキシド当量とからな
るエポキシド樹脂を、テトラメチルアンモニウムクロリ
ド0.03重量%の添加後に撹拌下および窒素の輸送下
に2時間で120℃に加熱する。冷却後、室温で変性さ
れていないエポキシド樹脂の粘度と本質的に相違しない
粘度の液体エポキシド樹脂が得られる。第2表には使用
したα,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸の種類な
らびにそれらのエポキシド樹脂に対する量比をまとめ
た。
【0060】硬化には2つの異なったポリアミン硬化剤
を使用する: a)市販のポリアミノアミド、H−当量165、75℃
での粘度800mPas; b)市販のポリアミノイミダゾリン、H−当量95、2
5℃での粘度2500mPas。
を使用する: a)市販のポリアミノアミド、H−当量165、75℃
での粘度800mPas; b)市販のポリアミノイミダゾリン、H−当量95、2
5℃での粘度2500mPas。
【0061】硬化剤を変性されたエポキシド樹脂に当量
で添加する。
で添加する。
【0062】エポキシド樹脂混合物/硬化剤混合物の使
用技術的試験をDIN53283による接着性(引張り
剪断強さ)の測定によって行なう。
用技術的試験をDIN53283による接着性(引張り
剪断強さ)の測定によって行なう。
【0063】付着性には、特性AlCuMg 2plの
1.6mm厚さのアルミニウム板を使用する。板を接着
の前に脱脂し、かつクロム酸塩−硫酸−媒染工程(酸洗
い−媒染)を受ける。
1.6mm厚さのアルミニウム板を使用する。板を接着
の前に脱脂し、かつクロム酸塩−硫酸−媒染工程(酸洗
い−媒染)を受ける。
【0064】接着剤を50g/m2 の量で試験板上に塗
布し、室温で3日間に亙って硬化させる。その後、試験
体をなお100℃で1時間置き、硬化を完了させる。室
温で得られた付着性値を第2表にまとめた。この表は、
本発明により変性されたエポキシド樹脂を使用する場
合、付着性が著しく上昇することを示している。
布し、室温で3日間に亙って硬化させる。その後、試験
体をなお100℃で1時間置き、硬化を完了させる。室
温で得られた付着性値を第2表にまとめた。この表は、
本発明により変性されたエポキシド樹脂を使用する場
合、付着性が著しく上昇することを示している。
【0065】更に、ポリアミノアミド硬化剤a)(H−
当量165)およびエポキシド樹脂を用いてDIN53
289によりローラー剥離抵抗性を測定し、この場合、
1.6mm厚さのアルミニウム板から0.5mm厚さの
アルミニウム板を剥離する。この場合、アルミニウム板
の特性、アルミニウム板の前処理および接着剤の硬化条
件は不変である。得られた剥離抵抗性値を表2の最後の
欄にまとめた。それ自体既に高い弾性をエポキシド樹脂
に与える硬化剤としてポリアミノアミドを使用する場合
でさえ、α,ωポリメタクリレートジカルボン酸を用い
て変性されたエポキシド樹脂を使用する場合に、付加的
に剥離抵抗性値の上昇が得られることが判明している。
当量165)およびエポキシド樹脂を用いてDIN53
289によりローラー剥離抵抗性を測定し、この場合、
1.6mm厚さのアルミニウム板から0.5mm厚さの
アルミニウム板を剥離する。この場合、アルミニウム板
の特性、アルミニウム板の前処理および接着剤の硬化条
件は不変である。得られた剥離抵抗性値を表2の最後の
欄にまとめた。それ自体既に高い弾性をエポキシド樹脂
に与える硬化剤としてポリアミノアミドを使用する場合
でさえ、α,ωポリメタクリレートジカルボン酸を用い
て変性されたエポキシド樹脂を使用する場合に、付加的
に剥離抵抗性値の上昇が得られることが判明している。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 α、ω−ポリメタクリレートジカルボン酸、該化合物の製造法、およびポリエポキシド、ポリエ ステル、ポリアミド、アルキド樹脂またはポリウレタンを製造または変性するための該化合物か らなる成分
Claims (6)
- 【請求項1】 α、ω−ポリメタクリレートジカルボン
酸において、一般式: 【化1】 [式中、R1 は場合によってはハロゲン化された炭素原
子1〜22個を有するアルキル基を表わし、この場合R
1 はポリマー分子中で異なった意味を表わしてよく、R
2 は末端に−COOH基を有する自体公知の連鎖調節剤
の基を表わし、aは≧4の数値である]で示されること
を特徴とする、α,ω−ポリメタクリレートジカルボン
酸。 - 【請求項2】 基R2 が(I)R3 が場合によっては分
枝鎖状の炭素原子1〜8個を有する2価のアルキレン基
を表わすような、一般式:−S−R3 −COOHの基を
表わすか、または(II)一般式: 【化2】 で示される基を表わす、請求項1記載のα,ω−ポリメ
タクリレートジカルボン酸。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のα,ω−ポリメ
タクリレートジカルボン酸を製造する方法において、R
4 が水素基、または炭素原子1〜4個を有するアルキル
基を表わすような−COOR4 基を末端に有する連鎖調
節剤の存在下に、一般式: 【化3】 で示されるメタクリル酸エステルをラジカル重合し、か
つ得られた、単純化した一般式: 【化4】 で示されるポリマーを、温和な条件下に、R4 =アルキ
ル基およびR1 =アルキル基に関して、それぞれ1〜2
モル量のアルカリ金属水酸化物を用いて鹸化し、かつ酸
を用いて中和することによって所望のα,ω−ポリメタ
クリレートジカルボン酸へと変換することを特徴とす
る、α,ω−ポリメタクリレートジカルボン酸の製造
法。 - 【請求項4】 80〜100℃の温度および常圧または
5バールまで高められた圧力で鹸化を実施する、請求項
3記載の方法。 - 【請求項5】 カルボン酸を遊離するため鉱酸、殊にリ
ン酸または塩酸を使用する、請求項3記載の方法。 - 【請求項6】 ポリエポキシド、ポリエステル、ポリア
ミド、アルキド樹脂またはポリウレタンを製造または変
性するための成分において、請求項1または2記載の化
合物を、単一成分または成分の含分として使用すること
を特徴とする、ポリエポキシド、ポリエステル、ポリア
ミド、アルキド樹脂またはポリウレタンを製造または変
性するための成分。
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