JPH08208745A - オキサジアゾール重合体 - Google Patents
オキサジアゾール重合体Info
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- JPH08208745A JPH08208745A JP7035947A JP3594795A JPH08208745A JP H08208745 A JPH08208745 A JP H08208745A JP 7035947 A JP7035947 A JP 7035947A JP 3594795 A JP3594795 A JP 3594795A JP H08208745 A JPH08208745 A JP H08208745A
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Abstract
よび該素子の有効成分としての特定のオキサジアゾール
重合体の提供。 【構成】 一般式化1の重合体であって分子量5,00
0〜500,000のものおよびこのものを有効成分と
する電界発光素子。 【化1】 【効果】 電子輸送性に優れ、Tgが高く、結着性の強
い樹脂が得られ、薄膜として安定成形可能で高い輝度を
長時間保持できる素子が得られた。
Description
ルミネッセンス(以下ELと略す)素子等の発光材料あ
るいはEL素子、電子写真等の電荷輸送材料に関するも
ので、詳しくは新規なオキサジアゾールよりなる重合体
に関するものである。
れまでにない高輝度な平面ディスプレイへの応用が示さ
れ研究開発が活発化している。有機EL素子は、有機膜
を陽極と陰極で挟んだ構造をしており、この有機膜に用
いられる材料に、低分子材料と高分子材料がある。高分
子材料は低分子材料に比べ物理的な耐熱性に優れるた
め、長寿命のEL素子ができると考えられている。高分
子を用いた有機EL素子には2つのタイプがある。1つ
は、ブロウゲス(J.H.Burroughes)らに
よって発表されたπ共役系高分子を利用したもの(Na
ture,347,539(1990))、もう1つは
EL素子に用いられる正孔輸送材料あるいは電子輸送材
料に高分子材料を用いたものである(特開平4−212
286)。後者の場合、EL発光は同時に混合された他
の発光材料から見られ、高分子自身が発光するのではな
い。
件を備えていない。例えば、前者では駆動電圧が高く輝
度も低い、後者では用いた材料の正孔輸送能あるいは電
子輸送能が低く、実用上充分な発光効率がないなどの問
題点があった。
カルバゾール(以下PVCZ と略す)が知られている。
このPVCZ を正孔輸送層として用いた例として特開平
3−137186がある。PVCZ は高分子であるため
にTgが高く、熱的な耐久性に優れている。しかし、こ
のものは紫外線で劣化するうえに、トリアリールアミン
系低分子化合物に比べ電荷移動度が低く素子にしたとき
抵抗が高く効率が悪くなる欠点も有している。一方、高
い電荷輸送能を持つ低分子化合物としてN,N’−ジフ
ェニル−N,N’−ジ(3−メチルフェニル)−4,
4’−ジアミノビフェニル(以下TPDと略す)が報告
されている(M.Stolka,J.F.Yanus
andD.M.Pai,J.Phys.Chem.,8
8,4707(1984))。TPDはEL素子の正孔
輸送材料として良い性能を持っているが、低分子である
ため物理的な熱安定性に乏しく実用上満足のいくもので
はなかった。さらに、PVCZ に比べて電子輸送材料と
相互作用を持ちやすく、同時に用いられる電子輸送材料
の使用範囲が限定されてしまう欠点を有している。TP
Dを代表とするアリールアミン系の化合物と相互作用を
持ちにくい電子輸送性化合物として、2−(4−ビフェ
ニルイル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾール(以下PBDと略す)が
報告されているが、これもまた実用上薄膜にしたときの
安定性に不足していた(C.Adachi,T.Tsu
tsui,S.Saito,Appl.Phys.Le
tt.,55,15,1489(1989))。
れる電子輸送材料の特性としては、同時に用いられる正
孔輸送材料あるいは/および発光材料とエキサイプレッ
クスや電荷移動錯体等のコンプレックスを形成しないこ
とが望まれる。加えて、薄膜状態での物理的、化学的安
定性が高い必要がある。有機EL素子の電荷輸送層ある
いは発光層に用いられる薄膜はアモルファス状態にある
ものが多く、この薄膜のTgが低いとアモルファス状態
から徐々に結晶化が進み、均一な状態を保つことができ
なくなる。結果として、電流が流れにくくなり最後には
絶縁破壊を引き起こし素子が崩壊する。さらに、フルカ
ラーディスプレイとする場合、可視領域全般の発光を取
り出す必要があるので、電子輸送材料自身の発光が短波
長(450nm以下)にある必要がある。そこで、これ
らの問題を解決し、耐久性が高く、高発光効率な有機E
L素子を見いだすべく鋭意検討した結果、側鎖にオキサ
ジアゾール環を持つ高分子を用いた有機EL素子が上記
問題点を解決することを見いだし本発明を完成した。
(2)および(3)の各構成を有する。 (1)一般式
ルキル基、ビニル基、アルコキシ基、ジアルキルアミノ
基、アルカノイルオキシ基、アルキルオキシカルボニル
基、アリール基、シアノ基、アルカノイル基またはトリ
フルオロメチル基を示す。]で表されるオキサジアゾー
ル誘導体からなる重合体であって分子量が5000から
1000000の範囲にあることを特徴とする該重合
体。 (2)一般式
ルキル基、アルコキシ基、ジアルキルアミノ基、アリー
ル基、シアノ基またはトリフルオロメチル基を示す。]
で表されるオキサジアゾール誘導体からなる重合体であ
って、分子量が5000から500000の範囲にある
ことを特徴とする該重合体。 (3)前記第1項記載の高分子を有効成分とする薄膜を
もちいてなる電界発光素子。
する。上述した本発明の新規な重合体は、以下のように
して製造できる。すなわち、一般式
ルキル基、ビニル基、アルコキシ基、ジアルキルアミノ
基、アルカノイルオキシ基、アルキルオキシカルボニル
基、アリール基、シアノ基、アルカノイル基またはトリ
フルオロメチル基を示す。]で表されるビニルオキサジ
アゾールモノマーを重合開始剤または触媒の存在下に重
合させることによって得られる。
あるいはアニオン重合などがあげられる。ラジカル重合
に用いられる触媒としては、アゾイソブチロニトリル
(AIBN)のようなアゾ系、過酸化ベンゾイルのよう
な過酸化物系、テトラエチルチウラムジスルフィドのよ
うなジチオカルバメート系などがあげられる。アニオン
重合に用いられる触媒としては、ブチルリチウムあるい
はナフタリンナトリウムのようは有機系、KNH2 のよ
うな無機系などがあげられる。
られるアリール基としては、フェニル基、ナフチル基、
アントラセニル基、ピレニル基、ペリレニル基などの多
環芳香族基、ピリジニル基、キノリル基、アクリジニル
基、インドリル基、カルバゾリル基、キノキサリニル
基、トリアジニル基、イミダゾリル基、チアジアゾリル
基などの複素芳香族基があげられる。本発明の高分子合
成に用いられるオキサジアゾールモノマーの具体例とし
ては、下記の化合物を挙げる事ができる。
ンゼン環であるものが特に好ましい。本発明の共重合体
の分子量は、特に制限はないが5000から10000
00の範囲にあり、好ましくは5000から50000
0の範囲である。下限より小さい場合は薄膜状態での安
定性に欠け、上限より大きい場合は溶媒に対する溶解度
が低くなり取扱い難くなる。
を変化させることによって、蛍光の色を紫色から青緑色
に変化させることができる。例えば[化6]で示される
モノマーより得られた共重合体は紫色に発光し、[化1
3]で示されるモノマーより得られた共重合体は青緑色
に発光する。すなわち本発明の重合体は、蛍光性がある
のでディスプレイの発光材料の1成分としても好適であ
る。
は、各種の態様があるが、基本的には一対の電極(陽極
と陰極)間に、前記高分子を挟持した構成とし、これに
必要に応じて、発光層、正孔輸送層および電子輸送層を
介在させればよい。
基板に支持されていることが好ましく、該基板に付いて
は特に制限はなく、従来EL素子に慣用されているも
の、例えばガラス、透明プラスチック、石英などから成
るものを用いることができる。
輸送層として有用である。この電子輸送層は、例えば蒸
着法、塗布法等の公知の方法によって薄膜化する事によ
り形成することができる。好ましくはスピンコート、浸
漬塗工などの塗布法が用いられる。また、該電子輸送層
は、特に樹脂などの結着剤を必要とせず、溶剤に溶かし
て溶液とした後、これをスピンコート法などにより薄膜
化し形成することができるので工業的に有利である。
膜の厚みについては特に制限はなく、適宜状況に応じて
選ぶことができるが、通常2nmないし5000nmの
範囲で選定される。下限以下であると膜に欠陥が生じや
すく、上限以上であると効率が低下する。
関数の大きい(4eV以上)金属、合金、電気伝導性化
合物及びこれらの混合物を電極物質とするものが好まし
く用いられる。このような電極物質の具体例としてはA
uなどの金属、CuI、ITO、SnO2 、ZnOなど
の誘電性透明材料が挙げられる。該陽極は、これらの電
極物質を蒸着やスパッタリングなどの方法により、薄膜
を形成させることにより作製することができる。この電
極より発光を取り出す場合には、透過率を10%より大
きくすることが望ましく、また、電極としてのシート抵
抗は数百Ω/mm以下が好ましい。さらに膜厚は材料に
もよるが、通常10nmないし1μm、好ましくは10
〜200nmの範囲で選ばれる。
(4eV以下)金属、合金、電気伝導性化合物及びこれ
らの混合物を電極物質とするものが用いられる。このよ
うな電極物質の具体例としては、カルシウム、マグネシ
ウム、リチウム、アルミニウム、マグネシウム合金、リ
チウム合金、アルミニウム合金、アルミニウム/リチウ
ム混合物、マグネシウム/銀混合物、インジウムなどが
挙げられる。該陰極は、これらの電極物質を蒸着やスパ
ッタリングなどの方法により、薄膜を形成させることに
より、作製することができる。また、電極としてのシー
ト抵抗は数百Ω/mm以下が好ましく、膜厚は通常10
nmないし1μm、好ましくは50〜200nmの範囲
で選ばれる。
に各種の態様があるが、正孔輸送層を設けると発光効率
が向上する。
ては、電界を与えられた2個の電極間に配置されて陽極
から正孔が注入された場合、該正孔を適切に発光層へ伝
達しうる化合物であって、例えば、104 〜106 V/
cmの電界印加時に、少なくとも10-6cm2 /V・秒
以上の正孔移動度をもつものが好適である。このような
正孔輸送材料については、前記の好ましい性質を有する
物であれば特に制限はなく、従来、光導電材料におい
て、正孔の電荷輸送材として慣用されているものやEL
素子の正孔輸送層に使用される公知のものの中から任意
のものを選択して用いることができる。
ール誘導体(N−フェニルカルバゾール、ポリビニルカ
ルバゾールなど)、トリアリールアミン誘導体(N,
N’−ジフェニル−N,N’−ジ(3−メチルフェニ
ル)−4,4’−ジアミノビフェニル(TPD)、芳香
族第3級アミンを主鎖あるいは側鎖に持つポリマー、
1,1−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)シ
クロヘキサン、N,N’−ジフェニル−N,N’−ジナ
フチル−4,4’−ジアミノビフェニルなど)、フタロ
シアニン誘導体(無金属、銅フタロシアニンなど)、ポ
リシランなどがあげられる。
は、本発明の高分子自身が電子輸送能を有するために特
に電子輸送層を設ける必要がなく工業的に有利となる。
しかしながら、必要ならば電子輸送層を陽極と高分子層
の間に設けてもよいし、他の電子輸送材料を高分子層に
混合させても良い。このような電子輸送材料について特
に制限はなく、従来公知の化合物の中から任意のものを
選択して用いる事ができる。該電子輸送材料の好ましい
例としては、
学会誌、30,3(1991)などに記載のもの)、あ
るいは
s.,27,269(1988)などに記載のもの)
や、オキサジアゾール誘導体(前記文献、Jpn.J.
Appl.Phys.,27,L713(1988),
Appl.Phys.Lett.,55,1489(1
989)などに記載のもの)、チオフェン誘導体(特開
平4−212286号公報などに記載のもの)、トリア
ゾール誘導体(Jpn.J.Appl.Phys.,3
2,L917(1993)などに記載のもの)、チアジ
アゾール誘導体(第43回高分子学会予稿集、III Pl
a007などに記載のもの)、オキシン誘導体の金属錯
体(電子情報通信学会技術研究報告、92(311),
43(1992)などに記載のもの)、キノキサリン誘
導体のポリマー(Jpn.J.Appl.Phys.,
33,L250(1994)などに記載のもの)、フェ
ナントロリン誘導体(第43回高分子討論会予稿集、1
4J07などに記載のもの)などを挙げることができ
る。
子学会編、高分子機能材料シリーズ”光機能材料”、共
立出版(1991)、P236に記載されているような
昼光蛍光材料、蛍光増白剤、レーザー色素、有機シンチ
レータ、各種の蛍光分析試薬などの公知の発光材料を用
いることができるが、具体的には、アントラセン、フェ
ナントレン、ピレン、クリセン、ペリレン、コロネン、
ルブレン、キナクリドンなどの多環縮合化合物、クオー
ターフェニルなどのオリゴフェニレン系化合物、1,4
−ビス(2−メチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス
(4−メチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(4−
メチル−5−フェニル−2−オキザゾリル)ベンゼン、
1,4−ビス(5−フェニル−2−オキサゾリル)ベン
ゼン、2,5−ビス(5−タシャリー−ブチル−2−ベ
ンズオキサゾリル)チオフェン、1,4−ジフェニル−
1,3−ブタジエン、1,6−ジフェニル−1,3,5
−ヘキサトリエン、1,1,4,4−テトラフェニル−
1,3,−ブタジエンなどの液体シンチレーション用シ
ンチレータ、特開昭63−264692号公報記載のオ
キシン誘導体の金属錯体、クマリン染料、ジシアノメチ
レンピラン染料、ジシアノメチレンチオピラン染料、ポ
リメチン染料、オキソベンズアントラセン染料、キサン
テン染料、カルボスチリル染料およびペリレン染料、独
国特許2534713公報に記載のオキサジン系化合
物、第40回応用物理学関係連合講演会講演予稿集、1
146(1993)に記載のスチルベン誘導体および特
開平4−363891号公報記載のオキサジアゾール系
化合物が好ましい。
作製する好適な方法の例を次の素子について説明する。
陽極/(本発明の高分子+正孔輸送材料+発光材料)層
/陰極からなるEL素子の作製法について説明すると、
まず適当な基板上に、所望の電極物質、例えば陽極用物
質からなる薄膜を、1μm以下、好ましくは10〜20
0nmの範囲の膜厚になるように、蒸着やスパッタリン
グなどの方法により形成させ、陽極を作製したのち、こ
の上に本発明の高分子、正孔輸送材料および発光材料か
らなる薄膜をスピンコートにより形成させ発光層を設け
る。
用する場合、この高分子を溶解する溶媒(例えば、TH
F、DMF、NMP、DMSO、トルエン、ベンゼン、
クロロフォルム等)に溶かし、スピンナーを用いて基板
を回転させながらその基板上に塗布する。次にこの高分
子層の形成後、その上に陰極用物質からなる薄膜を、1
μm以下、例えば蒸着やスパッタリング等の方法により
形成させ、陰極を設けることにより、所望のEL素子が
得られる。なお、このEL素子の作製においては、作製
順序を逆にして、陰極、発光層、陽極の順に作製するこ
とも可能である。
電圧を印加する場合には、電圧3〜40V程度を印加す
ると、発光が透明または半透明の電極側より観測でき
る。さらに、交流電圧を印加することによっても発光す
る。なお印加する交流の波形は任意でよい。
明する。 実施例1(オキサジアゾールポリマーの合成) 2−フェニル−5−(4−スチリル)−1,3,4−オ
キサジアゾール1gをTHFに溶かし、−50℃まで冷
却する。n−ブチルリチウムの1.6Mヘキサン溶液
0.4mlを加え3時間撹拌した。少量のメタノールを
加えた後、この溶液を室温まで戻しメタノール500m
l中に滴下した。析出した固体をろ取し、10mlのT
HFに溶解後、再びメタノール500ml中に滴下し
た。この操作を3回繰り返した後に得られた固体を減圧
下にて乾燥し、本発明の重合体470mgを得た。この
ものは、紫外線の照射で紫色の蛍光を発した。また、重
量平均分子量はポリスチレン換算のGPCより15,0
00と見積もられた。1 H=NMR(CHCl3 ) δ=4.33(t,2H),4.57(t,2H),
5.89(q,1H),6.18(q,1H),6.4
8(q,1H),6.91(d,1H),6.96
(q,1H),7.39(m,2H),7.58(d,
1H),7.62(m,1H),7.85(m,1
H),8.73(s,1H)
成) 実施例1で用いた2−フェニル−5−(4−スチリル)
−1,3,4−オキサジアゾールを2−ナフチル−5−
{4’−(P−スチリル)フェニル}−1,3,4−オ
キサジアゾールに置き換えた以外は同様の方法で合成し
た。このものは、紫外線の照射で青色の蛍光を発した。
また、重量平均分子量はポリスチレン換算のGPCより
20,000と見積もられた。
Oを蒸着法にて50nmの厚さで製膜したもの(東京三
容真空(株)製)を透明支持基板とした。この透明支持
基板を市販のスピンナー(協栄セミコンダクター(株)
製)に固定し、実施例1で得られた重合体5重量部、ク
マリン6(Kodak社製)0.1重量部とTPD5重
量部をトルエンに溶解したものを6000rpmで塗布
した。その後、この基板を10-1Paの減圧下50℃に
て乾燥後、市販の蒸着装置(真空機工(株)製)の基板
ホルダーに固定し、真空槽を2×10-4Paまで減圧し
てから、グラファイト性のるつぼから、マグネシウムを
1.2〜2.4nm/秒の蒸着速度で、同時にもう一方
のるつぼから銀を0.1〜0.2nm/秒の蒸着速度で
蒸着した。上記条件でマグネシウムと銀の混合金属電極
を発光層の上に200nm積層蒸着して対向電極とし、
素子を形成した。ITO電極を陽極、マグネシウムと銀
の混合電極を陰極として、得られた素子に、直流電圧を
印加すると電流が流れ、緑色の発光を得た。電圧を10
V印加すると、50mA/cm2 の電流が流れ、200
cd/m2 の輝度が得られた。
の基板ホルダーに固定し、真空槽を2×10-4Paまで
減圧してから、Alqを0.2nm/秒の蒸着速度で2
0nmの厚さに蒸着した。さらに、実施例3と同条件で
マグネシウムと銀の混合金属電極を発光層の上に200
nm積層蒸着して対向電極とし、素子を形成した。IT
O電極を陽極、マグネシウムと銀の混合電極を陰極とし
て、得られた素子に、直流電圧を印加すると電流が流
れ、緑色の発光を得た。電圧を9.5V印加すると、8
0mA/cm2 の電流が流れ、900cd/m2 の輝度
が得られた。
代えた以外は同様にして素子を形成した。ITO電極を
陽極、マグネシウムと銀の混合電極を陰極として、得ら
れた素子に、直流電圧を印加すると電流が流れ、緑色の
発光を得た。電圧を11V印加すると、100mA/c
m2 の電流が流れ、100cd/m2 の輝度が得られ
た。
Oを蒸着法にて50nmの厚さで製膜したものを透明支
持基板とした。この透明支持基板を市販のスピンナーに
固定し、PVCzのトルエン溶液を6000rpmで塗
布した。この上に、実施例1で得られた重合体10重量
部とクマリン6の0.1重量部をジクロロエタンに溶解
したものを6000rpmで塗布した。その後、この基
板を10-1Paの減圧下50℃にて乾燥後、蒸着装置の
基板ホルダーに固定し、真空槽を2×10-4Paまで減
圧してから、グラファイト性のるつぼから、マグネシウ
ムを1.2〜2.4nm/秒の蒸着速度で、同時にもう
一方のるつぼから銀を0.1〜0.2nm/秒の蒸着速
度で蒸着した。上記条件でマグネシウムと銀の混合金属
電極を発光層の上に200nm積層蒸着して対向電極と
し、素子を形成した。ITO電極を陽極、マグネシウム
と銀の混合電極を陰極として、得られた素子に、直流電
圧を印加すると電流が流れ、緑色の発光を得た。電圧を
8V印加すると、40mA/cm2 の電流が流れ、60
0cd/m2 の輝度が得られた。
で得られたポリマーに代えた以外は同様にして素子を形
成した。ITO電極を陽極、マグネシウムと銀の混合電
極を陰極として、得られた素子に、直流電圧を印加する
と電流が流れ、緑色の発光を得た。電圧を10V印加す
ると、100mA/cm2 の電流が流れ、280cd/
m2 の輝度が得られた。
50cd/m2 の輝度が得られた。この状態で定電流駆
動を続けると、100時間後の輝度は35cd/m2 で
あった。
Oを蒸着法にて50nmの厚さで製膜したものを透明支
持基板とした。この透明支持基板を蒸着装置の基板ホル
ダーに固定し、真空槽を2×10-4Paまで減圧してか
ら、TPD、PBDおよびクマリン6を同時に5:5:
0.1の混合比になるように蒸着した。さらに、実施例
3と同条件でマグネシウムと銀の混合金属電極を発光層
の上に200nm積層蒸着して対向電極とし、素子を形
成した。ITO電極を陽極、マグネシウムと銀の混合電
極を陰極として、得られた素子に、直流電圧を印加する
と電流が流れ、緑色の発光を得た。この素子に、11V
の電圧を印加すると50cd/m2 の輝度が得られた。
この状態で定電流駆動を続けると、7時間後の輝度は
0.5cd/m2 であった。また、100時間後には発
光が認められなかった。
オキサジアゾール部を有しているのでEL素子の電子輸
送材料として適している。さらに、Tgが高く、それ自
身結着性が強いため、特に樹脂を必要とせず基板に対し
て強固に付着し、安定に薄膜状態を維持することができ
る。これらを用いることにより、フルカラーディスプレ
ー等の高効率で耐久性の高い本発明の発光素子が作成で
きる。
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 [式中、R1 〜R9 はそれぞれ独立に水素、フッ素、ア
ルキル基、ビニル基、アルコキシ基、ジアルキルアミノ
基、アルカノイルオキシ基、アルキルオキシカルボニル
基、アリール基、シアノ基、アルカノイル基またはトリ
フルオロメチル基を示すか、あるいは/およびRが隣接
する場合において芳香環が縮合していても良い。]で表
されるオキサジアゾール誘導体からなる重合体であって
分子量が5000〜1000000の範囲にあることを
特徴とする該重合体。 - 【請求項2】 一般式 【化2】 [式中、R1 〜R9 はそれぞれ独立に水素、フッ素、ア
ルキル基、アルコキシ基、ジアルキルアミノ基、アリー
ル基、シアノ基またはトリフルオロメチル基を示す。]
で表されるオキサジアゾール誘導体からなる重合体であ
って分子量が5000〜500000の範囲にあること
を特徴とする該重合体。 - 【請求項3】 請求項第1項記載の高分子を有効成分と
する薄膜をもちいてなる電界発光素子。
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---|---|---|---|
JP03594795A JP3569993B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | オキサジアゾール重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03594795A JP3569993B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | オキサジアゾール重合体 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3569993B2 JP3569993B2 (ja) | 2004-09-29 |
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JP03594795A Expired - Lifetime JP3569993B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | オキサジアゾール重合体 |
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JP (1) | JP3569993B2 (ja) |
Cited By (7)
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