JPH08207075A - 射出成形品 - Google Patents

射出成形品

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Publication number
JPH08207075A
JPH08207075A JP18513095A JP18513095A JPH08207075A JP H08207075 A JPH08207075 A JP H08207075A JP 18513095 A JP18513095 A JP 18513095A JP 18513095 A JP18513095 A JP 18513095A JP H08207075 A JPH08207075 A JP H08207075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thick
thickness
thin
injection
reinforcing
Prior art date
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Pending
Application number
JP18513095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Hirakuri
和美 平栗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH08207075A publication Critical patent/JPH08207075A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0025Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 肉厚変化部での引けを生じ難くして転写精度
を向上させ、成形不良を抑えることである。 【解決手段】 薄肉部と厚肉部による肉厚変化部を有す
る射出成形品において、該肉厚変化部に該厚肉部の凸部
から該薄肉部に向って肉厚を徐々に変化させる勾配を有
する補強部を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形品に係
り、詳しくは、リブやボス等の補強部を有し、成形品表
面にシボ加工を施した成形品に適用することができ、特
に、肉厚変化部での引けを生じ難くして転写精度を向上
させることができ、成形不良を抑えることができる射出
成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、事務機等のカバー等に用いられる
射出成形品においては、成形品となる構造体自身の強度
を向上させて、成形加工により生じる成形品の反り等を
抑制するために、成形品にリブを設けることが一般的に
行われている。また、従来の射出成形品では、位置合わ
せ等の目的とする機能を満足させるために、成形品にボ
ス等を設けて、一体成形することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の射出成形品では、図5に示す如く、薄肉
部と厚肉部で熱収縮が不均一に生じるため、肉厚変化部
Aの表面に引けが生じ易く、図6に示す如く、転写精度
が悪くなって成形不良が生じ易いという問題があった。
特に、外観を良くするために表面に凹凸を形成するシボ
加工が施してある成形品では、表面に凹凸を形成してい
るため、より顕著に前述の如く引けが生じて、転写精度
が悪くなる傾向があった。
【0004】そこで、本発明は、肉厚変化部での引けを
生じ難くして転写精度を向上させることができ、成形不
良を抑えることができる射出成形品を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
薄肉部と厚肉部による肉厚変化部を有する射出成形品に
おいて、該肉厚変化部に該厚肉部の凸部から該薄肉部に
向って肉厚を徐々に変化させる勾配を有する補強部を設
けてなることを特徴とするものである。請求項2記載の
発明は、上記請求項1記載の発明において、前記成形品
は、表面にシボ加工を施してなることを特徴とするもの
である。
【0006】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の発明において、前記シボ加工を施した前記成形品表面
の凹凸高さは、200μm以上300μm以下の範囲に
することを特徴とするものである。次に、請求項1,2
記載の発明の作用を比較例(従来例)と対比して説明す
る。
【0007】まず、比較例を説明する。図1に示す如
く、肉厚変化部に勾配を設けていない比較例の射出成形
品1においては、充填完了時の冷却過程において薄肉部
の冷却速度が厚肉部に比べて速く、この冷却過程で厚肉
部の樹脂が薄肉部の冷却固化に伴い、矢印Aの如く薄肉
部側に移動するため、厚肉部の表面に引け1aが生じ易
い。
【0008】このため、金型表面に十分密着することが
できないので、転写精度が悪くなって外観不良による成
形不良が生じることがよくあるという問題があった。こ
れは、特にシボ加工が施された射出成形品に良く生じる
傾向があった。そこで、本発明では、リブやボスと本体
との境界、即ち、薄肉部と厚肉部による肉厚変化部に、
図2に示すような厚肉部の凸部から薄肉部に向って肉厚
を徐々に変化させる勾配を有する補強部1bを設けて構
成することにより、図1の肉厚変化部に勾配を有する補
強部を設けていない比較例の射出成形品よりも、矢印B
の如く、冷却過程時に勾配を有する補強部1bを設けて
いる分、厚肉部の樹脂を薄肉側に移動され難くすること
ができるため、肉厚変化部での急激な肉厚変化を防ぐこ
とができる。
【0009】このため、冷却時における厚肉部と薄肉部
の冷却速度を均一にして、冷却過程での熱収縮を均一化
することができるので、厚肉部の表面に引け1aを生じ
難くすることができる。従って、金型表面に十分密着さ
せることができるため、転写精度を向上させて、成形不
良を抑えることができる。これは、特に、表面にシボ加
工を施した射出成形品に有効である。
【0010】次に、請求項3記載の発明の作用を説明す
る。シボ加工を施した成形品表面の凹凸高さは、200
μmよりも小さくすると、シボ面の転写精度が向上し難
くなり好ましくなく、また、300μmよりも大きくす
ると、外観が悪くなり好ましくない。これから、シボ面
の転写精度を向上させることと、外観を良くすることを
考慮すると、シボ加工による成形品表面の凹凸高さは、
200μm以上300μm以下の範囲にすることが好ま
しい。
【0011】次に、本発明においては、成形品の薄肉部
の肉厚が0.5mm以上3mm以下の範囲である時、薄
肉部と厚肉部との肉厚差を1.5倍よりも小さくする
と、シボ面の転写精度が向上し難くなり好ましくなく、
また、厚肉部との肉厚差を3倍よりも大きくすると、転
写精度が向上し難くなり好ましくない。これから、シボ
面の転写精度を向上させることを考慮すると、成形品の
薄肉部の肉厚が0.5mm以上3mm以下の範囲である
時、薄肉部と厚肉部との肉厚差は、1.5倍以上3倍以
下の範囲にすることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図3は本発明に係る一実施例の射出成
形品の構造を示す断面図である。図示例は、事務機等の
カバー等に用いられる射出成形品に適用する場合であ
る。図3において、図2と同一符号は同一又は相当部分
を示す。
【0013】本実施例では、リブやボス等の厚肉部と薄
肉部(本体)による肉厚変化部に厚肉部の凸部から薄肉
部に向って肉厚を徐々に変化させる勾配を有する補強部
1bを設けて構成する。これにより、前述した図1の肉
厚変化部に勾配を設けていない比較例の射出成形品より
も、矢印Bの如く、冷却過程時に勾配を有する補強部1
bを設けている分、厚肉部の樹脂を薄肉側に移動され難
くすることができるため、肉厚変化部での急激な肉厚変
化を防ぐことができる。
【0014】このため、冷却時における厚肉部と薄肉部
の冷却速度を均一にして、冷却過程での熱収縮を均一化
することができるので、厚肉部の表面に引け1aを生じ
難くすることができる。従って、金型表面に十分密着さ
せることができるため、シボ面の転写精度を向上させ
て、成形不良を抑えることができる。なお、本実施例に
おいては、シボ面の転写精度を向上させることと、外観
を良くすることを考慮すると、シボ加工による成形品表
面の凹凸は、200μm以上300μm以下の範囲にす
ることが好ましい。
【0015】また、本実施例においては、シボ面の転写
精度を向上させることを考慮すると、成形品の薄肉部の
肉厚が0.5mm以上3mm以下の範囲である時、薄肉
部と厚肉部との肉厚差は、1.5倍以上3倍以下の範囲
にすることが好ましい。次に、本発明の効果を有限要素
法を用いた計算事例を用いて比較例と対比して説明す
る。ここでは、金型温度が30℃と45℃の時の本発明
と比較例における厚肉部の収縮量を有限要素法により計
算を実施した。肉厚変化部に勾配を有する補強部を設け
ていない比較例の場合は、図4に示す如く、30℃で厚
肉部の樹脂が1.70μm収縮し、45℃で厚肉部の樹
脂が1.50μm収縮しており、何れの温度の場合も厚
肉部の樹脂が大きく収縮して、厚肉部の表面に引けが大
きく生じていた。
【0016】これに対し、肉厚変化部に勾配を有する補
強部を設けた本発明では、30℃で厚肉部の樹脂が0.
80μm収縮し、45℃で厚肉部の樹脂が0.78μm
収縮しており、何れの温度の場合も、比較例よりも、厚
肉部の樹脂の収縮が減少して、厚肉部の表面に引けがほ
とんど生じていなかった。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、肉厚変化部での引けを
生じ難くして転写精度を向上させることができ、成形不
良を抑えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の原理説明図である。
【図3】本発明に係る一実施例の射出成形品の構造を示
す断面図である。
【図4】本発明と比較例における厚肉部の収縮量を示す
図である。
【図5】成形品の肉厚変化部の構造を示す断面図であ
る。
【図6】図5に示す肉厚変化部Aにおける転写精度の結
果を示す図である。
【符号の説明】
1 射出成形品 1a 引け 1b 補強部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄肉部と厚肉部による肉厚変化部を有する
    射出成形品において、該肉厚変化部に該厚肉部の凸部か
    ら該薄肉部に向って肉厚を徐々に変化させる勾配を有す
    る補強部を設けてなることを特徴とする射出成形品。
  2. 【請求項2】前記成形品は、表面にシボ加工を施してな
    ることを特徴とする請求項1記載の射出成形品。
  3. 【請求項3】前記シボ加工を施した前記成形品表面の凹
    凸高さは、200μm以上300μm以下の範囲にする
    ことを特徴とする請求項2記載の射出成形品。
JP18513095A 1994-11-28 1995-07-21 射出成形品 Pending JPH08207075A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18513095A JPH08207075A (ja) 1994-11-28 1995-07-21 射出成形品

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29244894 1994-11-28
JP6-292448 1994-11-28
JP18513095A JPH08207075A (ja) 1994-11-28 1995-07-21 射出成形品

Publications (1)

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ID=26502930

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JP18513095A Pending JPH08207075A (ja) 1994-11-28 1995-07-21 射出成形品

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100846741B1 (ko) * 2007-11-28 2008-07-17 범진공업 (주) 살두께 조정을 통한 사출물 이색방지 금형
KR100846745B1 (ko) * 2007-11-28 2008-07-17 범진공업 (주) 게이트 조정을 통한 플로우마크 방지금형
JP2010090748A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Denso Corp 内燃機関の吸気装置
JP2018047583A (ja) * 2016-09-21 2018-03-29 日本精機株式会社 樹脂筐体
CN114477323A (zh) * 2022-01-10 2022-05-13 珠海格力电器股份有限公司 一种扣合结构及净水机

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