JPH08206964A - ベルト式研磨具及びそれを使用したパイプ研磨装置 - Google Patents

ベルト式研磨具及びそれを使用したパイプ研磨装置

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JPH08206964A
JPH08206964A JP4238195A JP4238195A JPH08206964A JP H08206964 A JPH08206964 A JP H08206964A JP 4238195 A JP4238195 A JP 4238195A JP 4238195 A JP4238195 A JP 4238195A JP H08206964 A JPH08206964 A JP H08206964A
Authority
JP
Japan
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polishing
belt
pipe
polishing tool
pulleys
Prior art date
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Pending
Application number
JP4238195A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Nakada
中田周一
Kunihiro Miyao
宮尾訓弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUROITSU KK
SHIYOUKEN KK
Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
KUROITSU KK
SHIYOUKEN KK
Sanshin Kogyo KK
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Filing date
Publication date
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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 目詰まりなく、均一な研磨処理が可能である
ベルト式研磨具及びそれを使用したパイプ表面の鏡面処
理に適した研磨装置を提供する。 【構成】 このベルト式研磨具は、エンドレスのタイミ
ングベルト1の表面に、ゴム砥石2が、均等な間隙をも
って、上記表面の実質的に30〜80%を覆うように設
けられているものである。駆動プーリー4aと2個以上
のプーリー4bを連係させた装置で、これらのプーリー
4a及び4bの外周に、上記タイミングベルト1を掛け
渡し、上記プーリー4a及び4bの隣接する2個の間
で、上記ベルト式研磨具が、実質的に100〜150度
の接触角度でパイプ5の外周に接するようにすることに
よって、パイプ表面の均一な研磨が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト式研磨具及びそ
れを使用したパイプ研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベルト式研磨具として、エンドレ
スベルトの表面に全体に研磨材を設けたものが使用され
ているが、これでは、研磨工程中にベルトに滑りが生
じ、均一な研磨が得難く、また、研磨により生じた粉末
により研磨材表面が目詰まりして、被研磨材を汚した
り、傷つけたりする危険性があった。特に、パイプ表面
の研磨による鏡面処理は、安定して、均一な研磨処理が
必要であるが、従来のベルト式研磨具では、所望の効果
が得られないため、新たな研磨装置の開発が望まれてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、常に、目詰
まりなく、均一な研磨処理が可能であるベルト式研磨具
の提供、及びパイプ表面の鏡面処理に適した研磨装置の
提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンドレスの
タイミングベルト(歯付きベルト)表面に、研磨材を、
均等な間隙をもって上記表面の実質的に30〜80%を
覆うように設けることによって、ベルト式研磨具を、目
詰まりなく、安定して均一な研磨処理が可能なものとし
た。
【0005】本発明における研磨材としては、ゴム砥
石、サンドペーパー、フェルト等の通常研磨に使用され
る素材がいずれも使用できる。なお、ゴム砥石として
は、例えば特開昭62−99082号公報、特開平3−
55166号公報及び特開平6−31637号公報等に
開示されるような材質のものが、目的に応じて使用でき
る。一般に、研磨材は、予め形成されたタイミングベル
ト上に貼着されるが、ゴム砥石の場合には、タイミング
ベルトと一体成形されてもよい。
【0006】タイミングベルトは、それに適合するプー
リーを介して駆動することにより、滑りのない確実な速
度での移動が可能であるので、本発明では、研磨材で、
常に、均一な研磨・研削が可能となる。
【0007】なお、本発明では、研磨材を、タイミング
ベルト上に、均等な間隙をもって配置するることが大切
である。例えば、縞状又は小片状に研磨材を配するのが
好ましい。この間隙は、研磨により生じた粉末等が研磨
材や被研磨材の表面を汚すことなく速やかに脱落するよ
うに設けるものである。
【0008】研磨材は、間隙を有するように配置すると
はいえ、使用中に研磨材がタイミングベルトから脱落し
ないように、ジグザグ状に配置して形成するのが好まし
い。特に径5〜20mm、高さ2〜10mm程度、好ましく
は径7〜15mm、高さ4〜7mm程度の研磨材をジグザグ
状に配置するのがよい。
【0009】研磨材は線状、円形、楕円形、角に丸みを
帯びた多角形等に形成されればよいが、実質的に円形又
は角に丸みを帯びた三角形等の小片状に形成するのが好
ましい。なお、後者の場合、ベルトの回転方向に該三角
形の先端が位置するように配置することにより研磨の仕
上がりをよりシャープにすることができる。また、円
形、多角形等の研磨材は、隣接する研磨材と実質的に外
周の一部が接するようにジグザグ状に配置されるのが好
ましい。
【0010】本発明では、更に、パイプ表面の研磨に適
した装置を提供するものであるが、この装置は、1個の
駆動プーリーと2個以上の補助プーリーを連係させ、こ
れらのプーリーの外周に、前述のベルト式研磨具を掛け
渡したものであって、駆動プーリーと補助プーリーの間
隔がバネ力により調節可能に形成されており、隣接する
2個の補助プーリーの間で、上記ベルト式研磨具が、実
質的に100〜150度の接触角度でパイプの外周に接
するようになっているものである。
【0011】
【実施例】次に、本発明を図面に示す実施例に従って、
更に詳しく説明する。図1のベルト式研磨具Xは、25
mm幅、長さ835mmのタイミングベルト1の表面に、直
径14mm、高さ5mmの円形のスポンジタイプの研磨材2
を、隣接する研磨材2と、円周の一部が接した状態で、
ジグザグ状に貼着したものである。
【0012】このベルト式研磨具Xは、図2又は図3の
如き装置で使用されるが、例えば図2の装置では、駆動
プーリー4aと2個の補助プーリー4bが二等辺三角形
を形成するように配置されている、ハンディタイプのパ
イプ研磨装置であり、2個の補助プーリー4bは、バネ
6により、駆動プーリー4aに対する間隔を調節できる
ように、装置本体のアームに取り付けられている。
【0013】ベルト式研磨具Xを、これら3個のプーリ
ー4a、4bの外周に掛け、駆動プーリー4aの駆動に
より、走行させるものであるが、各プーリー4a及び4
bはタイミングベルト1の歯3に適合して回転するよう
に設計されているため、弱い張力でも、ベルト式研磨具
Xは、滑ることなく、均一な速度で確実に送られる(図
2のA参照)。
【0014】この装置では、二個の補助プーリー4bと
4bの間に、ステンレスパイプ5をベルト式研磨具Xに
当てることにより、駆動プーリー4aと補助プーリー4
bの間隔がバネ力により適度の緊張をもって狭まり、図
2のBの如く、ベルト式研磨具Xにより、接触角度12
0度で、パイプ5の表面を安定して確実に研磨できるよ
うになっている。
【0015】次に、図3の装置は、ロボットの手首によ
って操作できるようにしたものであって、モータ7で駆
動される駆動プーリー4aの先端部に3個のプーリー4
bが等間隔に配置されている。これら4個のプーリー4
a及び4bの外周に、ベルト式研磨具Xを掛け、図2の
例と同様に操作されるものであるが、図3の装置では、
プーリー4aとそれに隣接プーリー4bの間及び隣接す
る二個のプーリー4bの間のいずれでもパイプ5の表面
を研磨できるものとなる。
【0016】本発明においてタイミングベルト1表面の
研磨材2は、図4の如く、角が丸みを帯びた三角形に形
成されたり、また、波状に形成されても、前記実施例と
同様に効率のよい研磨が可能であるが、この場合、研磨
材2はベルトの進行方向(図面の矢印方向)に凸部が位
置するように配置されるのが好ましい。
【0017】
【発明の効果】本発明のベルト式研磨具は、タイミング
ベルトを使用するため、研磨材を均一な圧力及び速度
で、被研磨材に当てることが可能であり、しかも、研磨
材が適度の間隙をもって配置されているため、研磨によ
り生じた粉末等で研磨材や被研磨材表面を汚したり、傷
つけたりすることなく、安定して均一な研磨が可能とな
る。また、本発明の装置では、弾性あるベルト式研磨具
をその張力に関係なく、操作性よく作用させることがで
きるので、曲率が大であるパイプ表面の研磨を非常に効
率よく可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベルト式研磨具の一例を示すもので、
Aは斜視図、Bは要部端面図である。
【図2】本発明の研磨装置の一例の説明図で、Aは非使
用時を、Bはパイプ研磨時を示す。
【図3】本発明の研磨装置の一例の使用状態を示す説明
図である。
【図4】本発明のベルト式研磨具の異なる例を示す、平
面図である。
【符号の説明】
1 タイミングベルト 2 研磨材 3 歯 4a プーリー 4b プーリー 5 パイプ 6 バネ 7 モーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮尾訓弘 京都府宇治市宇治半白73−18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレスのタイミングベルト1の表面
    に、研磨材2が、均等な間隙をもって、上記表面の実質
    的に30〜80%を覆うように設けられていることを特
    徴とするベルト式研磨具。
  2. 【請求項2】 上記研磨材2がタイミングベルト1の表
    面にジグザグ状に配置されている請求項1のベルト式研
    磨具。
  3. 【請求項3】 上記研磨材2が実質的に小片状に形成さ
    れている請求項2のベルト式研磨具。
  4. 【請求項4】 上記研磨材2が隣接する研磨材2と実質
    的に外周の一部を接するようにジグザグ状に配置されて
    いる請求項3のベルト式研磨具。
  5. 【請求項5】 駆動プーリー4aと2個以上の補助プー
    リー4bを連係させ、これらのプーリー4a及び4bの
    外周に、請求項1〜4いずれか1項のベルト式研磨具を
    掛け渡したものであって、駆動プーリー4aと補助プー
    リー4bの間隔がバネ力により調節可能に形成されてお
    り、隣接する2個の補助プーリー4bの間で、上記ベル
    ト式研磨具が、実質的に100〜150度の接触角度で
    パイプの外周に接するようになっていることを特徴とす
    るパイプ研磨装置。
JP4238195A 1995-02-06 1995-02-06 ベルト式研磨具及びそれを使用したパイプ研磨装置 Pending JPH08206964A (ja)

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