JPH08206176A - 獣医学インプラント用のパッケージ - Google Patents
獣医学インプラント用のパッケージInfo
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- JPH08206176A JPH08206176A JP7275894A JP27589495A JPH08206176A JP H08206176 A JPH08206176 A JP H08206176A JP 7275894 A JP7275894 A JP 7275894A JP 27589495 A JP27589495 A JP 27589495A JP H08206176 A JPH08206176 A JP H08206176A
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- JP
- Japan
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- trenbolone
- implant
- container
- package
- inert gas
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D81/00—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
- B65D81/18—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents providing specific environment for contents, e.g. temperature above or below ambient
- B65D81/20—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents providing specific environment for contents, e.g. temperature above or below ambient under vacuum or superatmospheric pressure, or in a special atmosphere, e.g. of inert gas
- B65D81/2069—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents providing specific environment for contents, e.g. temperature above or below ambient under vacuum or superatmospheric pressure, or in a special atmosphere, e.g. of inert gas in a special atmosphere
- B65D81/2084—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents providing specific environment for contents, e.g. temperature above or below ambient under vacuum or superatmospheric pressure, or in a special atmosphere, e.g. of inert gas in a special atmosphere in a flexible container
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61J—CONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
- A61J1/00—Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D2565/00—Wrappers or flexible covers; Packaging materials of special type or form
- B65D2565/38—Packaging materials of special type or form
- B65D2565/381—Details of packaging materials of special type or form
- B65D2565/387—Materials used as gas barriers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/80—Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トレンボロン含有獣医学インプラントを冷蔵
することなく長期間にわたって安定に保存することが可
能なパッケージを提供すること。 【解決手段】 トレンボロン含有獣医学インプラントを
入れて不活性ガスを充填したシール遮蔽容器からなるパ
ッケージ。
することなく長期間にわたって安定に保存することが可
能なパッケージを提供すること。 【解決手段】 トレンボロン含有獣医学インプラントを
入れて不活性ガスを充填したシール遮蔽容器からなるパ
ッケージ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、獣医学インプラン
ト用のパッケージに関する。
ト用のパッケージに関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ステ
ロイドを含有する獣医学インプラントは、肉牛の体重増
加促進用として公知である。それらは、典型的には、ス
テロイド活性成分を結合剤、滑沢剤、着色剤などと共に
圧縮することによって製造される数多く（例えば、３〜
１２個）の（通常は）円筒形のペレットである。インプ
ラントは、皮下または筋肉内へ埋め込むことによって、
通常はこの目的のために特別に設計されたインプランタ
ーを用いて耳の皮下へ埋め込むことによって投与され
る。埋め込みに便利なように、インプランターに適合す
るように設計されたインプラントマガジンには、典型的
に数個のインプラントが保持される。典型的なマガジン
のデザインは、クリップ、トレイまたはベルト（各々は
数多くのインプラントを一列に保持している）、および
シリンダー（数多くのインプラントを周囲に保持してい
る）である。インプランターおよび関連する円筒形のイ
ンプラントマガジンは米国特許第４,４００,１７０号お
よび第４,４７４,５７２号（マックノートン（McNaught
on）ら）に記載されており、他のインプランター、イン
プラントマガジン、およびインプラントは、獣医薬学の
分野で公知である。これらの文献および本明細書で引用
する他の文献の開示内容は、出典を示すことによって本
明細書の一部をなす。
ロイドを含有する獣医学インプラントは、肉牛の体重増
加促進用として公知である。それらは、典型的には、ス
テロイド活性成分を結合剤、滑沢剤、着色剤などと共に
圧縮することによって製造される数多く（例えば、３〜
１２個）の（通常は）円筒形のペレットである。インプ
ラントは、皮下または筋肉内へ埋め込むことによって、
通常はこの目的のために特別に設計されたインプランタ
ーを用いて耳の皮下へ埋め込むことによって投与され
る。埋め込みに便利なように、インプランターに適合す
るように設計されたインプラントマガジンには、典型的
に数個のインプラントが保持される。典型的なマガジン
のデザインは、クリップ、トレイまたはベルト（各々は
数多くのインプラントを一列に保持している）、および
シリンダー（数多くのインプラントを周囲に保持してい
る）である。インプランターおよび関連する円筒形のイ
ンプラントマガジンは米国特許第４,４００,１７０号お
よび第４,４７４,５７２号（マックノートン（McNaught
on）ら）に記載されており、他のインプランター、イン
プラントマガジン、およびインプラントは、獣医薬学の
分野で公知である。これらの文献および本明細書で引用
する他の文献の開示内容は、出典を示すことによって本
明細書の一部をなす。
【０００３】トレンボロン、すなわち１７β-ヒドロキ
シエストラ-４,９,１１-トリエン-３-オンは、時として
トリエンボロンまたはトリエノロンとも呼ばれ、米国特
許第３,２４８,１９４号（ノマイン（Nomine）ら）に記
載されているアナボリックステロイドである。トレンボ
ロンまたはトレンボロン誘導体をエストラジオールまた
はエストラジオール誘導体と組み合わせて含有する獣医
学インプラントは、米国特許第３,９３９,２６５号（グ
ランダダム（Grandadam））に記載されており、トレン
ボロンまたはトレンボロン誘導体をゼラノールと組み合
わせて含有する類似のインプラント調製物は、米国特許
第４,９１２,８７０号（グランダダム（Grandadam）
ら）に記載されている。
シエストラ-４,９,１１-トリエン-３-オンは、時として
トリエンボロンまたはトリエノロンとも呼ばれ、米国特
許第３,２４８,１９４号（ノマイン（Nomine）ら）に記
載されているアナボリックステロイドである。トレンボ
ロンまたはトレンボロン誘導体をエストラジオールまた
はエストラジオール誘導体と組み合わせて含有する獣医
学インプラントは、米国特許第３,９３９,２６５号（グ
ランダダム（Grandadam））に記載されており、トレン
ボロンまたはトレンボロン誘導体をゼラノールと組み合
わせて含有する類似のインプラント調製物は、米国特許
第４,９１２,８７０号（グランダダム（Grandadam）
ら）に記載されている。
【０００４】アメリカ合衆国では、酢酸トレンボロン、
すなわち１７β-アセトキシエストラ-４,９,１１-トリ
エン-３-オンを含有する獣医学インプラントは、フィナ
プリックス（FinaplixR）として市販されており、ま
た、酢酸トレンボロンおよび１７β-エストラジオール
を含有する獣医学インプラントは、レヴァロール（Reva
lorR）として市販されている（いずれも、ヘキスト-ル
セル・アグリ-ヴェット・カンパニー（Hoechst-Roussel
Agri-Vet Company）製）。これらのインプラントは、
冷蔵温度（２〜８℃）で保存するように表記されてお
り、そのような条件下における見かけの保存期限は１.
５〜２年である。しかし、インプラント製品を冷蔵下で
保存することは不便であり、しかも薬局や特に農夫にと
っては経費がかかるという問題点がある。それゆえ、室
温で長期間にわたって安定なインプラント製品を開発す
ることが望ましい。
すなわち１７β-アセトキシエストラ-４,９,１１-トリ
エン-３-オンを含有する獣医学インプラントは、フィナ
プリックス（FinaplixR）として市販されており、ま
た、酢酸トレンボロンおよび１７β-エストラジオール
を含有する獣医学インプラントは、レヴァロール（Reva
lorR）として市販されている（いずれも、ヘキスト-ル
セル・アグリ-ヴェット・カンパニー（Hoechst-Roussel
Agri-Vet Company）製）。これらのインプラントは、
冷蔵温度（２〜８℃）で保存するように表記されてお
り、そのような条件下における見かけの保存期限は１.
５〜２年である。しかし、インプラント製品を冷蔵下で
保存することは不便であり、しかも薬局や特に農夫にと
っては経費がかかるという問題点がある。それゆえ、室
温で長期間にわたって安定なインプラント製品を開発す
ることが望ましい。
【０００５】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
本発明者らは、トレンボロンおよびトレンボロンエステ
ル（例えば、酢酸トレンボロン）ならびにそれらを活性
成分として含有する獣医学インプラントが酸化分解や光
分解を起こし易いことと、これらのインプラントを不活
性ガス下でシール遮蔽容器にパッケージして保護するこ
とによってインプラントの安定性を大幅に増大させるこ
とができることを発見し、本発明に至った。
本発明者らは、トレンボロンおよびトレンボロンエステ
ル（例えば、酢酸トレンボロン）ならびにそれらを活性
成分として含有する獣医学インプラントが酸化分解や光
分解を起こし易いことと、これらのインプラントを不活
性ガス下でシール遮蔽容器にパッケージして保護するこ
とによってインプラントの安定性を大幅に増大させるこ
とができることを発見し、本発明に至った。
【０００６】すなわち、本発明は、（ａ）トレンボロン
含有獣医学インプラント、（ｂ）該インプラントを取り
囲むシール遮蔽容器、および（ｃ）該シール容器を満た
す不活性ガスからなるトレンボロン含有獣医学インプラ
ント用のパッケージを提供する。
含有獣医学インプラント、（ｂ）該インプラントを取り
囲むシール遮蔽容器、および（ｃ）該シール容器を満た
す不活性ガスからなるトレンボロン含有獣医学インプラ
ント用のパッケージを提供する。
【０００７】また、本発明は、トレンボロン含有獣医学
インプラントを遮蔽容器に入れ、該容器を不活性ガスで
満たし、そして該容器をシールすることからなる、トレ
ンボロン含有獣医学インプラントの安定性を増大させる
方法を提供する。
インプラントを遮蔽容器に入れ、該容器を不活性ガスで
満たし、そして該容器をシールすることからなる、トレ
ンボロン含有獣医学インプラントの安定性を増大させる
方法を提供する。
【０００８】本発明のパッケージは、以下に述べるいく
つかの利点を有する。まず、最も重要なのは、このパッ
ケージによって、インプラントの安定性が増大し、その
保存期限が延長され、冷蔵保存する必要性がなくなるこ
とである。さらに、このパッケージは、インプラントを
取り扱いの際や保存中の物理的な損傷から保護するよう
に作用する。しかも、このパッケージは、かかる包装技
術が容易に利用可能であり比較的安価であることから、
その製造が容易で経済的である。
つかの利点を有する。まず、最も重要なのは、このパッ
ケージによって、インプラントの安定性が増大し、その
保存期限が延長され、冷蔵保存する必要性がなくなるこ
とである。さらに、このパッケージは、インプラントを
取り扱いの際や保存中の物理的な損傷から保護するよう
に作用する。しかも、このパッケージは、かかる包装技
術が容易に利用可能であり比較的安価であることから、
その製造が容易で経済的である。
【０００９】以下、本発明を詳細に説明するが、まず、
本明細書で用いられる用語を以下のように定義する。
本明細書で用いられる用語を以下のように定義する。
【００１０】「トレンボロンエステル」とは、トレンボ
ロンと、炭素数１〜１０の脂肪族、脂環式、または芳香
族カルボン酸とのエステルである。好ましいトレンボロ
ンエステルは、酢酸トレンボロンである。
ロンと、炭素数１〜１０の脂肪族、脂環式、または芳香
族カルボン酸とのエステルである。好ましいトレンボロ
ンエステルは、酢酸トレンボロンである。
【００１１】「トレンボロン含有獣医学インプラント」
とは、トレンボロンまたはトレンボロンエステルを活性
成分として含有する埋め込み用の固形投与形態である。
インプラントには、他の活性成分、例えば、発情ステロ
イド、特に１７β-エストラジオール（「エストラジオ
ール」）またはそのエステル（例えば、１７β-エスト
ラジオール-３-ベンゾエート、「安息香酸エストラジオ
ール」）、あるいはゼラノール；および添加物（例え
ば、結合剤、滑沢剤、着色剤など）を含有させてもよ
い。好ましいインプラントは、活性成分としての酢酸ト
レンボロンを、単独、あるいは、エストラジオールまた
は安息香酸エストラジオールと組み合わせて含有する。
とは、トレンボロンまたはトレンボロンエステルを活性
成分として含有する埋め込み用の固形投与形態である。
インプラントには、他の活性成分、例えば、発情ステロ
イド、特に１７β-エストラジオール（「エストラジオ
ール」）またはそのエステル（例えば、１７β-エスト
ラジオール-３-ベンゾエート、「安息香酸エストラジオ
ール」）、あるいはゼラノール；および添加物（例え
ば、結合剤、滑沢剤、着色剤など）を含有させてもよ
い。好ましいインプラントは、活性成分としての酢酸ト
レンボロンを、単独、あるいは、エストラジオールまた
は安息香酸エストラジオールと組み合わせて含有する。
【００１２】「インプラント」としては、ペレット、い
くつかのペレットを含有する（従来から「インプラン
ト」と呼ばれている）単位投与形態、および、場合によ
っては、インプラントを装填または部分的に装填したイ
ンプラントマガジンが挙げられる。
くつかのペレットを含有する（従来から「インプラン
ト」と呼ばれている）単位投与形態、および、場合によ
っては、インプラントを装填または部分的に装填したイ
ンプラントマガジンが挙げられる。
【００１３】「インプラントマガジン」または「マガジ
ン」とは、典型的には、数多くのインプラントを保持
し、それからインプラントを動物に埋め込むことができ
る装置であり、クリップ、トレイ、ベルト、またはシリ
ンダーなどの形態を取る。
ン」とは、典型的には、数多くのインプラントを保持
し、それからインプラントを動物に埋め込むことができ
る装置であり、クリップ、トレイ、ベルト、またはシリ
ンダーなどの形態を取る。
【００１４】「遮蔽容器」とは、不活性ガスを満たして
シールした時、容器の内容物が大気中の酸素や光と接触
することを効果的に防止し、それによって内容物の酸化
分解や光分解を防止したり、最小限に抑えたりする材料
から構成される容器である。
シールした時、容器の内容物が大気中の酸素や光と接触
することを効果的に防止し、それによって内容物の酸化
分解や光分解を防止したり、最小限に抑えたりする材料
から構成される容器である。
【００１５】「不活性ガス」とは、パッケージに満たす
のに適した化学反応性の低いガスを意味し、例えば、窒
素および希ガス（特に、アルゴン）が挙げられる。好ま
しい不活性ガスは窒素である。遮蔽容器を不活性ガスで
「満たし」、それをシールするとは、シール容器が実質
的に酸素を含まないこと、すなわち容器から酸素が充分
に排気除去されているので、収容されているトレンボロ
ン含有獣医学インプラントの酸化分解が最小限に抑えら
れることを意味する。インプラントの酸化分解が、ある
程度までは、容器内のトレンボロン量に対する遮蔽容器
内に残存する酸素の割合に依存し、これが容器の容積お
よび収容されているインプラントの数量に依存するの
で、分解を最小限に抑えるのに一様に満足な特定の酸素
濃度限界を特定することは実際的ではない。しかし、当
業者は、そのような技術およびこの開示内容に関心を持
てば、任意の容器および内容物に対して適当な最大酸素
濃度を決定するのに何ら困難を伴わない。例えば、本発
明の実施例１および２のホイルパウチ内に包装されたイ
ンプラントの場合、シール容器内の最適な残存酸素濃度
は、１％未満、好ましくは０.５％未満、さらに好まし
くは０.２５％未満である。
のに適した化学反応性の低いガスを意味し、例えば、窒
素および希ガス（特に、アルゴン）が挙げられる。好ま
しい不活性ガスは窒素である。遮蔽容器を不活性ガスで
「満たし」、それをシールするとは、シール容器が実質
的に酸素を含まないこと、すなわち容器から酸素が充分
に排気除去されているので、収容されているトレンボロ
ン含有獣医学インプラントの酸化分解が最小限に抑えら
れることを意味する。インプラントの酸化分解が、ある
程度までは、容器内のトレンボロン量に対する遮蔽容器
内に残存する酸素の割合に依存し、これが容器の容積お
よび収容されているインプラントの数量に依存するの
で、分解を最小限に抑えるのに一様に満足な特定の酸素
濃度限界を特定することは実際的ではない。しかし、当
業者は、そのような技術およびこの開示内容に関心を持
てば、任意の容器および内容物に対して適当な最大酸素
濃度を決定するのに何ら困難を伴わない。例えば、本発
明の実施例１および２のホイルパウチ内に包装されたイ
ンプラントの場合、シール容器内の最適な残存酸素濃度
は、１％未満、好ましくは０.５％未満、さらに好まし
くは０.２５％未満である。
【００１６】遮蔽容器は、包装技術分野で公知であり、
例えば、食品供給産業において、酸化分解や光分解を受
け易い事前包装食品の保存に広く用いられている（例え
ば、挽いたコーヒーのパウチ、果汁／濃縮物の破風型ト
ップカートン（gable-top cartons）など）。このよう
な容器は、典型的には、１またはそれ以上のポリマー層
が「バリヤーポリマー」であるポリマー共押出物から製
造される。ここで、「バリヤーポリマー」は、２３℃に
おける酸素透過性が１０ｃｍ3・ミル／（１００ｉｎ2・
ｄ・ａｔｍ）［３８.９ｃｍ3・μｍ／（ｍ2・ｄ・ｋＰ
ａ）］であるポリマーとして習慣的に定義される。バリ
ヤーポリマーおよびそれらの用途は、例えば、ザ・ワイ
リー・エンサイクロペディア・オブ・パッケージング・
テクノロジー（The Wiley Encyclopedia of Packaging
Technology）、エム・ベイカー（M. Baker）編、ジョン
・ワイリー・アンド・サンズ（John Wiley and Son
s）、ニューヨーク、1986年における「バリヤーポリマ
ーズ（Barrier Polymers）」という表題の記事に記載さ
れている。これらの容器は、典型的には、ホイルラミネ
ート（１またはそれ以上の層が金属箔、特にアルミニウ
ムホイル、または蒸着ポリマー層であるポリマーラミネ
ート）からも製造され、板紙などの他の非ポリマー層を
含有していてもよい。
例えば、食品供給産業において、酸化分解や光分解を受
け易い事前包装食品の保存に広く用いられている（例え
ば、挽いたコーヒーのパウチ、果汁／濃縮物の破風型ト
ップカートン（gable-top cartons）など）。このよう
な容器は、典型的には、１またはそれ以上のポリマー層
が「バリヤーポリマー」であるポリマー共押出物から製
造される。ここで、「バリヤーポリマー」は、２３℃に
おける酸素透過性が１０ｃｍ3・ミル／（１００ｉｎ2・
ｄ・ａｔｍ）［３８.９ｃｍ3・μｍ／（ｍ2・ｄ・ｋＰ
ａ）］であるポリマーとして習慣的に定義される。バリ
ヤーポリマーおよびそれらの用途は、例えば、ザ・ワイ
リー・エンサイクロペディア・オブ・パッケージング・
テクノロジー（The Wiley Encyclopedia of Packaging
Technology）、エム・ベイカー（M. Baker）編、ジョン
・ワイリー・アンド・サンズ（John Wiley and Son
s）、ニューヨーク、1986年における「バリヤーポリマ
ーズ（Barrier Polymers）」という表題の記事に記載さ
れている。これらの容器は、典型的には、ホイルラミネ
ート（１またはそれ以上の層が金属箔、特にアルミニウ
ムホイル、または蒸着ポリマー層であるポリマーラミネ
ート）からも製造され、板紙などの他の非ポリマー層を
含有していてもよい。
【００１７】遮蔽容器は多くの形態に製作することがで
きるが、特に本発明に適用可能な形態は、予め成形され
たパウチまたは成形と同時に充填・シールした（form-f
ill-and-seal）パウチ（この場合、容器はフレキシブル
である）、蓋付きトレイ（この場合、トレイは硬質また
は半硬質であり、特にインプラント／インプラントマガ
ジンを保持するような形状にすればよい）、および破風
型トップカートンであり、いずれも不活性ガス充填およ
びシールに容易に適用可能である。
きるが、特に本発明に適用可能な形態は、予め成形され
たパウチまたは成形と同時に充填・シールした（form-f
ill-and-seal）パウチ（この場合、容器はフレキシブル
である）、蓋付きトレイ（この場合、トレイは硬質また
は半硬質であり、特にインプラント／インプラントマガ
ジンを保持するような形状にすればよい）、および破風
型トップカートンであり、いずれも不活性ガス充填およ
びシールに容易に適用可能である。
【００１８】トレンボロン含有インプラントは、遮蔽容
器に入れ、不活性ガスを充填した後（包装技術分野で
は、ある種のガス、特に空気などの周囲ガスを、不活性
ガスなどの別のガスで置き換えることを記述するのに、
「フラッシュする」という用語がよく用いられるが、こ
こで用いられる「満たす」または「充填する」は「フラ
ッシュする」を包含する）、シールする。これは、典型
的には、排気してすべての酸素を除去したチャンバーに
容器を入れ、次いで適当な圧力の選択されたガスで再び
満たすことによって実施される。チャンバー内にあるう
ちに、容器は適当な手段、典型的には熱シールで（すべ
ての材料に適用可能な直接的伝導による加熱か、あるい
は容器のシールすべき領域に金属箔またはホイルラミネ
ートが存在する場合に適用可能な誘導加熱によって）シ
ールされる。
器に入れ、不活性ガスを充填した後（包装技術分野で
は、ある種のガス、特に空気などの周囲ガスを、不活性
ガスなどの別のガスで置き換えることを記述するのに、
「フラッシュする」という用語がよく用いられるが、こ
こで用いられる「満たす」または「充填する」は「フラ
ッシュする」を包含する）、シールする。これは、典型
的には、排気してすべての酸素を除去したチャンバーに
容器を入れ、次いで適当な圧力の選択されたガスで再び
満たすことによって実施される。チャンバー内にあるう
ちに、容器は適当な手段、典型的には熱シールで（すべ
ての材料に適用可能な直接的伝導による加熱か、あるい
は容器のシールすべき領域に金属箔またはホイルラミネ
ートが存在する場合に適用可能な誘導加熱によって）シ
ールされる。
【００１９】本発明のパッケージ用として特に便利な遮
蔽容器は、ホイルラミネート（例えば、以下の実施例に
記載のマラフレックス（Maraflex）ホイルラミネートな
ど）から成形されたパウチである。これらの容器は、予
め成形されて市販されている（すでに三辺がシールされ
ている）ので、トレンボロン含有インプラントを入れ、
不活性ガスを充填し、半自動または自動の機械、例え
ば、以下の実施例に記載の包装機械を用いて、シールす
ると都合がよい。
蔽容器は、ホイルラミネート（例えば、以下の実施例に
記載のマラフレックス（Maraflex）ホイルラミネートな
ど）から成形されたパウチである。これらの容器は、予
め成形されて市販されている（すでに三辺がシールされ
ている）ので、トレンボロン含有インプラントを入れ、
不活性ガスを充填し、半自動または自動の機械、例え
ば、以下の実施例に記載の包装機械を用いて、シールす
ると都合がよい。
【００２０】シール遮蔽容器を満たす不活性ガスの圧力
は、本発明を実施する場合には重要でない。しかし、特
に遮蔽容器がパウチや蓋付きトレイのようにフレキシブ
ルまたは半硬質である場合には、圧力がほぼ大気圧程
度、典型的には０.８〜１.２気圧、好ましくは０.９〜
１.１気圧であると都合がよい。
は、本発明を実施する場合には重要でない。しかし、特
に遮蔽容器がパウチや蓋付きトレイのようにフレキシブ
ルまたは半硬質である場合には、圧力がほぼ大気圧程
度、典型的には０.８〜１.２気圧、好ましくは０.９〜
１.１気圧であると都合がよい。
【００２１】このような容器の適当な材料や、充填技術
およびシール技術は、包装技術分野で公知である。それ
らは、例えば、上で引用したザ・ワイリー・エンサイク
ロペディア・オブ・パッケージング・テクノロジー（Th
e Wiley Encyclopedia of Packaging Technology）に記
載されており、設備は広く市販されているので、当業者
は、そのような技術およびこの開示内容に関心を持て
ば、本発明を実施するために適当な材料および技術を決
定するのに何ら困難を伴わない。
およびシール技術は、包装技術分野で公知である。それ
らは、例えば、上で引用したザ・ワイリー・エンサイク
ロペディア・オブ・パッケージング・テクノロジー（Th
e Wiley Encyclopedia of Packaging Technology）に記
載されており、設備は広く市販されているので、当業者
は、そのような技術およびこの開示内容に関心を持て
ば、本発明を実施するために適当な材料および技術を決
定するのに何ら困難を伴わない。
【００２２】本発明のパッケージに包装されたトレンボ
ロン含有獣医学インプラントの安定性は、トレンボロン
またはトレンボロンエステルの含有量についてインプラ
ントを、適当には従来の分析技術で分析することによっ
て決定すればよい。
ロン含有獣医学インプラントの安定性は、トレンボロン
またはトレンボロンエステルの含有量についてインプラ
ントを、適当には従来の分析技術で分析することによっ
て決定すればよい。
【００２３】本発明のパッケージを用いることによっ
て、トレンボロン含有獣医学インプラントの安定性が増
大し、インプラントを、許容可能な効力を保持したま
ま、冷蔵することなく「室温」（例えば、２０〜２５
℃）で、あるいは４０℃までの温度でさえ、２年または
それ以上の期間にわたって保存することができる、すな
わち包装インプラントの保存期限が２年を越えるように
なる。
て、トレンボロン含有獣医学インプラントの安定性が増
大し、インプラントを、許容可能な効力を保持したま
ま、冷蔵することなく「室温」（例えば、２０〜２５
℃）で、あるいは４０℃までの温度でさえ、２年または
それ以上の期間にわたって保存することができる、すな
わち包装インプラントの保存期限が２年を越えるように
なる。
【００２４】本発明を以下の実施例によってさらに詳し
く説明するが、これら実施例は例示を目的とするもので
あって、本発明を限定するものではない。
く説明するが、これら実施例は例示を目的とするもので
あって、本発明を限定するものではない。
【００２５】実施例１ 単一マガジンパウチ 米国特許第４,４００,１７０号に記載のタイプである低
密度ポリエチレン製の円筒形マガジンに、１０個のイン
プラントを装填した。各インプラントは８個の円筒形ペ
レットから構成されており、各ペレットは直径３.１ｍ
ｍ、長さ３.８ｍｍであり、酢酸トレンボロン２５ｍｇ
および安息香酸エストラジオール３.５ｍｇを、ポリエ
チレングリコール８０００、ポビドン、ステアリン酸マ
グネシウムおよび赤色着色剤と共に含有していた。
密度ポリエチレン製の円筒形マガジンに、１０個のイン
プラントを装填した。各インプラントは８個の円筒形ペ
レットから構成されており、各ペレットは直径３.１ｍ
ｍ、長さ３.８ｍｍであり、酢酸トレンボロン２５ｍｇ
および安息香酸エストラジオール３.５ｍｇを、ポリエ
チレングリコール８０００、ポビドン、ステアリン酸マ
グネシウムおよび赤色着色剤と共に含有していた。
【００２６】長さ１３３ｍｍ、幅１１４ｍｍのパウチを
ホイルラミネート［マラフレックス（Maraflex）Ｍ-４
６３７、アメリカン・キャン・カンパニー（American C
an Company）：１２μｍのポリエチレンテレフタレート
外層、１７μｍの白色低密度ポリエチレン、１８μｍの
アルミニウムホイル、および３８μｍのデュポン・サー
リン（duPont Surlyn）１６５２（ナトリウム中和エチ
レン／メタクリル酸イオノマー）内側シール層］から成
形し、三辺を９.５ｍｍの奥行きでシールした。マガジ
ンをパウチに入れ、開口端がシールバーを横切るように
して、マガジンを含有するパウチをターボバック（Turb
ovac）モデルＳＢ-３２０Ｈ真空包装機のチャンバーに
入れた。シールチャンバーを排気し、それを１気圧の窒
素で満たし、パウチを熱シールするという自動化シール
サイクルを用いて、窒素ガスボンベを事前に取り付けた
包装機械を運転した。シール操作が完了すれば、シール
したパウチを冷却し、シールに漏れや他の欠陥が無いか
検査した。パッケージ内の空気を酸素含量について分析
したところ、酸素濃度が０.２％であることがわかっ
た。
ホイルラミネート［マラフレックス（Maraflex）Ｍ-４
６３７、アメリカン・キャン・カンパニー（American C
an Company）：１２μｍのポリエチレンテレフタレート
外層、１７μｍの白色低密度ポリエチレン、１８μｍの
アルミニウムホイル、および３８μｍのデュポン・サー
リン（duPont Surlyn）１６５２（ナトリウム中和エチ
レン／メタクリル酸イオノマー）内側シール層］から成
形し、三辺を９.５ｍｍの奥行きでシールした。マガジ
ンをパウチに入れ、開口端がシールバーを横切るように
して、マガジンを含有するパウチをターボバック（Turb
ovac）モデルＳＢ-３２０Ｈ真空包装機のチャンバーに
入れた。シールチャンバーを排気し、それを１気圧の窒
素で満たし、パウチを熱シールするという自動化シール
サイクルを用いて、窒素ガスボンベを事前に取り付けた
包装機械を運転した。シール操作が完了すれば、シール
したパウチを冷却し、シールに漏れや他の欠陥が無いか
検査した。パッケージ内の空気を酸素含量について分析
したところ、酸素濃度が０.２％であることがわかっ
た。
【００２７】比較例１ 円筒形のマガジンに装填したトレンボロン含有獣医学イ
ンプラントを包装して熱シールし、実施例１と同様のパ
ウチを得た。ただし、このパウチは、実施例１の窒素で
はなく空気で満たした。
ンプラントを包装して熱シールし、実施例１と同様のパ
ウチを得た。ただし、このパウチは、実施例１の窒素で
はなく空気で満たした。
【００２８】実験例１ 安定性試験 実施例１（窒素充填）および比較例１（空気充填）のよ
うに包装したトレンボロン含有獣医学インプラントを、
様々な保存条件下で安定性について調べた。各々の場
合、数多くのパウチを製造し、制御温度下で保存した。
適当な時間で、制御温度下での保存を止めてパウチを取
り出し、開封した後、インプラントを酢酸トレンボロン
の含量について分析した。分析測定では、インプラント
をテトラヒドロフランに溶解し、この溶液をアセトニト
リルで適当な濃度に希釈した後、５０％ｖ／ｖの水を含
有するように調製した。得られた溶液を、メタケム・イ
ナーシル（Metachem Inersil）ＯＤＳ-２５μカラムを
用いたＨＰＬＣによって分析し、水およびアセトニトリ
ルの段階勾配（当初の７５％水から最終的な１５％水ま
で）によって溶出し、トレンボロンおよび分解生成物を
２３１ｎｍのＵＶ吸収によって検出した。
うに包装したトレンボロン含有獣医学インプラントを、
様々な保存条件下で安定性について調べた。各々の場
合、数多くのパウチを製造し、制御温度下で保存した。
適当な時間で、制御温度下での保存を止めてパウチを取
り出し、開封した後、インプラントを酢酸トレンボロン
の含量について分析した。分析測定では、インプラント
をテトラヒドロフランに溶解し、この溶液をアセトニト
リルで適当な濃度に希釈した後、５０％ｖ／ｖの水を含
有するように調製した。得られた溶液を、メタケム・イ
ナーシル（Metachem Inersil）ＯＤＳ-２５μカラムを
用いたＨＰＬＣによって分析し、水およびアセトニトリ
ルの段階勾配（当初の７５％水から最終的な１５％水ま
で）によって溶出し、トレンボロンおよび分解生成物を
２３１ｎｍのＵＶ吸収によって検出した。
【００２９】図１および２は、それぞれ４０℃および２
５℃で実施した安定性試験の結果を示す。各々の図で、
横軸は選択された温度での包装インプラントの保存期間
を月単位で表し、縦軸はインプラント中の酢酸トレンボ
ロンのラベル強度の割合（％）、すなわちペレット１個
あたり２５ｍｇという表示された（ラベル）酢酸トレン
ボロン含量の百分率（％）として与えられる実際に測定
されたインプラント中の酢酸トレンボロン含量を表す。
実施例１（窒素充填）における包装インプラントの測定
値は実線で示し、サンプリングおよび分析点は正方形で
示すが、これらインプラントの安定性は２年間まで調べ
た。比較例１（空気充填）における包装インプラントの
測定値は破線で示し、サンプリングおよび分析点はひし
形で示すが、これらインプラントの安定性は１年間まで
調べた。
５℃で実施した安定性試験の結果を示す。各々の図で、
横軸は選択された温度での包装インプラントの保存期間
を月単位で表し、縦軸はインプラント中の酢酸トレンボ
ロンのラベル強度の割合（％）、すなわちペレット１個
あたり２５ｍｇという表示された（ラベル）酢酸トレン
ボロン含量の百分率（％）として与えられる実際に測定
されたインプラント中の酢酸トレンボロン含量を表す。
実施例１（窒素充填）における包装インプラントの測定
値は実線で示し、サンプリングおよび分析点は正方形で
示すが、これらインプラントの安定性は２年間まで調べ
た。比較例１（空気充填）における包装インプラントの
測定値は破線で示し、サンプリングおよび分析点はひし
形で示すが、これらインプラントの安定性は１年間まで
調べた。
【００３０】図１は、４０℃では、実施例１のインプラ
ント中の酢酸トレンボロンが２年間にわたって９５％以
上のラベル強度を維持したのに対し、比較例１のインプ
ラント中の酢酸トレンボロンは６カ月以内に２０％未満
のラベル強度まで急速に劣化したことを示している。
ント中の酢酸トレンボロンが２年間にわたって９５％以
上のラベル強度を維持したのに対し、比較例１のインプ
ラント中の酢酸トレンボロンは６カ月以内に２０％未満
のラベル強度まで急速に劣化したことを示している。
【００３１】図２は、２５℃では、実施例１のインプラ
ント中の酢酸トレンボロンが２年間にわたって９５％以
上のラベル強度を維持したのに対し、比較例１のインプ
ラント中の酢酸トレンボロンは１年以内に８０％未満の
ラベル強度まで劣化したことを示している。
ント中の酢酸トレンボロンが２年間にわたって９５％以
上のラベル強度を維持したのに対し、比較例１のインプ
ラント中の酢酸トレンボロンは１年以内に８０％未満の
ラベル強度まで劣化したことを示している。
【００３２】これらの結果は、明らかに、本発明に従っ
て包装されたトレンボロン含有獣医学インプラントの保
存安定性が優れていることを示している。
て包装されたトレンボロン含有獣医学インプラントの保
存安定性が優れていることを示している。
【００３３】実施例２ １０マガジンパウチ １０個の円筒形マガジンに、実施例１に記載のように、
酢酸トレンボロン／安息香酸エストラジオールインプラ
ントを装填した。長さ２２９ｍｍ、幅１７８ｍｍのパウ
チを、実施例１に記載のように、マラフレックス（Mara
flex）Ｍ-４６３７から成形し、マガジンをその中に入
れた。パウチを排気し、窒素を充填し、実施例１のよう
に、ターボバック（Turbovac）モデルＳＢ-３２０Ｈ真
空包装機を用いてシールした。シール操作が完了すれ
ば、シールしたパウチを冷却し、シールに漏れや他の欠
陥が無いか調べた。
酢酸トレンボロン／安息香酸エストラジオールインプラ
ントを装填した。長さ２２９ｍｍ、幅１７８ｍｍのパウ
チを、実施例１に記載のように、マラフレックス（Mara
flex）Ｍ-４６３７から成形し、マガジンをその中に入
れた。パウチを排気し、窒素を充填し、実施例１のよう
に、ターボバック（Turbovac）モデルＳＢ-３２０Ｈ真
空包装機を用いてシールした。シール操作が完了すれ
ば、シールしたパウチを冷却し、シールに漏れや他の欠
陥が無いか調べた。
【００３４】実施例２に記載のように包装されたトレン
ボロン含有獣医学インプラントは、室温で２年間を越え
る保存期限にわたって充分な安定性を示した。
ボロン含有獣医学インプラントは、室温で２年間を越え
る保存期限にわたって充分な安定性を示した。
【００３５】実施例３ 他のパッケージ トレンボロン含有獣医学インプラントは、不活性ガスを
充填した他のシール遮蔽容器で包装してもよい。
充填した他のシール遮蔽容器で包装してもよい。
【００３６】実施例１に記載のようにマガジンを保持す
る寸法を有する破風型トップのカートンを、６層ラミネ
ート（ポリエチレン外層、板紙、イオノマー、アルミニ
ウムホイル、イオノマー、低密度ポリエチレン内部シー
ル層）から成形する。このカートンに、（実施例１に記
載のように）マガジンに入れたトレンボロン含有獣医学
インプラントを装填し、排気し、窒素を充填し、シール
する。
る寸法を有する破風型トップのカートンを、６層ラミネ
ート（ポリエチレン外層、板紙、イオノマー、アルミニ
ウムホイル、イオノマー、低密度ポリエチレン内部シー
ル層）から成形する。このカートンに、（実施例１に記
載のように）マガジンに入れたトレンボロン含有獣医学
インプラントを装填し、排気し、窒素を充填し、シール
する。
【００３７】実施例１に記載のようにマガジンを保持す
る寸法を有する遮蔽トレイを、５層ポリマーラミネート
（不透明ポリプロピレン、接着剤、遮蔽層としてのエチ
レン／ビニルアルコールコポリマー、接着剤、ポリプロ
ピレン）から熱成形する。このトレイに、マガジンに入
れたトレンボロン含有獣医学インプラントを装填し、マ
ラフレックス（Maraflex）Ｍ-４６３７ホイルラミネー
トで蓋をし、排気し、窒素を充填し、シールする。
る寸法を有する遮蔽トレイを、５層ポリマーラミネート
（不透明ポリプロピレン、接着剤、遮蔽層としてのエチ
レン／ビニルアルコールコポリマー、接着剤、ポリプロ
ピレン）から熱成形する。このトレイに、マガジンに入
れたトレンボロン含有獣医学インプラントを装填し、マ
ラフレックス（Maraflex）Ｍ-４６３７ホイルラミネー
トで蓋をし、排気し、窒素を充填し、シールする。
【００３８】他のトレンボロン含有獣医学インプラント
およびインプラントマガジン、ならびに、不活性ガス下
でトレンボロン含有獣医学インプラントおよびインプラ
ントマガジンを包装するのに適した他の遮蔽容器を採用
してもよい。
およびインプラントマガジン、ならびに、不活性ガス下
でトレンボロン含有獣医学インプラントおよびインプラ
ントマガジンを包装するのに適した他の遮蔽容器を採用
してもよい。
【００３９】本発明は特定の具体例および実施例につい
て記載されているが、本発明から逸脱することなく様々
な変更を行ったり等価物を代用しうることは当業者の理
解するところであり、かかる変更および等価物はすべて
本発明の範囲内にあるものとする。
て記載されているが、本発明から逸脱することなく様々
な変更を行ったり等価物を代用しうることは当業者の理
解するところであり、かかる変更および等価物はすべて
本発明の範囲内にあるものとする。
【図１】 トレンボロン含有インプラントを窒素（実施
例１）または空気（比較例１）下で包装し、４０℃で保
存した場合の安定性について調べた結果を示すグラフで
ある。
例１）または空気（比較例１）下で包装し、４０℃で保
存した場合の安定性について調べた結果を示すグラフで
ある。
【図２】 ２５℃で保存すること以外は図１と同様の安
定性試験を行った結果を示すグラフである。
定性試験を行った結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドリュー・リチャード・ミクズタル アメリカ合衆国94025カリフォルニア州メ ンロ・パーク、チェスター・ストリート 227番 (72)発明者 ミン・ロン・リー アメリカ合衆国95070カリフォルニア州サ ラトガ、パセオ・フローレス12631番 (72)発明者 シャルダ・チャウドリー アメリカ合衆国94539カリフォルニア州フ レモント、ビュー・ポイント・サークル 4405番 (72)発明者 ロビン・タフィー・アシュ アメリカ合衆国95014カリフォルニア州ク ペルティノ、リフレディ・コート21810番
Claims (20)
- 【請求項１】 （ａ）トレンボロン含有獣医学インプラ
ント、（ｂ）該インプラントを取り囲むシール遮蔽容
器、および（ｃ）該シール容器に満たす不活性ガスから
なることを特徴とするトレンボロン含有獣医学インプラ
ント用のパッケージ。 - 【請求項２】 インプラントが酢酸トレンボロンを含有
する請求項１記載のパッケージ。 - 【請求項３】 インプラントが、酢酸トレンボロン、酢
酸トレンボロン／エストラジオール、および酢酸トレン
ボロン／安息香酸エストラジオールからなる群から選択
される請求項２記載のパッケージ。 - 【請求項４】 インプラントがマガジンに収容されてい
る請求項１記載のパッケージ。 - 【請求項５】 容器がパウチである請求項１記載のパッ
ケージ。 - 【請求項６】 パウチが、少なくとも１つの金属箔層お
よび少なくとも１つのポリマー層からなるホイルラミネ
ートから構成されている請求項５記載のパッケージ。 - 【請求項７】 金属箔がアルミニウムホイルである請求
項６記載のパッケージ。 - 【請求項８】 パッケージが熱シールされている請求項
５記載のパッケージ。 - 【請求項９】 不活性ガスが窒素である請求項１記載の
パッケージ。 - 【請求項１０】 容器を満たす不活性ガスの圧力が約１
気圧である請求項１記載のパッケージ。 - 【請求項１１】 （ａ）遮蔽容器にトレンボロン含有獣
医学インプラントを入れ、（ｂ）該容器を不活性ガスで
満たし、そして（ｃ）該容器をシールすることからなる
ことを特徴とするトレンボロン含有獣医学インプラント
の安定性を増大させる方法。 - 【請求項１２】 インプラントが酢酸トレンボロンを含
有する請求項１１記載の方法。 - 【請求項１３】 インプラントが、酢酸トレンボロン、
酢酸トレンボロン／エストラジオール、および酢酸トレ
ンボロン／安息香酸エストラジオールからなる群から選
択される請求項１２記載の方法。 - 【請求項１４】 インプラントがマガジンに収容されて
いる請求項１１記載の方法。 - 【請求項１５】 容器がパウチである請求項１１記載の
方法。 - 【請求項１６】 パウチが、少なくとも１つの金属箔層
および少なくとも１つのポリマー層からなるホイルラミ
ネートから構成されている請求項１５記載の方法。 - 【請求項１７】 金属箔がアルミニウムホイルである請
求項１６記載の方法。 - 【請求項１８】 パッケージが熱シールされている請求
項１５記載の方法。 - 【請求項１９】 不活性ガスが窒素である請求項１１記
載の方法。 - 【請求項２０】 容器を満たす不活性ガスの圧力が約１
気圧である請求項１１記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US32956294A | 1994-10-26 | 1994-10-26 | |
| US329562 | 1994-10-26 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08206176A true JPH08206176A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=23285987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7275894A Pending JPH08206176A (ja) | 1994-10-26 | 1995-10-24 | 獣医学インプラント用のパッケージ |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0709304A1 (ja) |
| JP (1) | JPH08206176A (ja) |
| AU (1) | AU3441395A (ja) |
| BR (1) | BR9504552A (ja) |
| CA (1) | CA2161399A1 (ja) |
| ZA (1) | ZA959050B (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6468516B1 (en) * | 1999-03-19 | 2002-10-22 | Warner-Lambert Company | Composition and manufacture of topical pharmaceutical and cosmetic semi-solid post-foaming dosage forms in a pouch |
| GB9911560D0 (en) * | 1999-05-18 | 1999-07-21 | Bp Chem Int Ltd | Packaging |
| AU1756001A (en) * | 1999-12-16 | 2001-06-25 | Pharmacia & Upjohn Company | Implant composition containing melengestrol acetate and trenbolone acetate |
| ES2301627T3 (es) * | 2001-02-06 | 2008-07-01 | Novo Nordisk A/S | Envase con bajo contenido de oxigeno que contiene ff-mas. |
| CN102614081A (zh) * | 2012-04-20 | 2012-08-01 | 四川科伦药业股份有限公司 | 用于盛装碳酸氢钠注射液的输液袋及其生产方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1499852A (en) * | 1975-03-04 | 1978-02-01 | Smith & Nephew Pharma | Packaging |
| PT69652A (fr) * | 1979-05-22 | 1979-06-01 | Quatrum Empresa Nacional De Qu | Procede pour la sterilization de produits non stables a hautes temperatures nommement steroides sous la forme de poudre contenus dans une emballage fermee |
| FR2691440B3 (fr) * | 1992-05-20 | 1996-06-21 | Citterio Salumificio Spa Giuse | Conditionnement de produits en tranches, en particulier de tranches de jambon. |
-
1995
- 1995-10-20 EP EP19950307500 patent/EP0709304A1/en not_active Withdrawn
- 1995-10-24 AU AU34413/95A patent/AU3441395A/en not_active Abandoned
- 1995-10-24 JP JP7275894A patent/JPH08206176A/ja active Pending
- 1995-10-25 BR BR9504552A patent/BR9504552A/pt not_active Application Discontinuation
- 1995-10-25 ZA ZA959050A patent/ZA959050B/xx unknown
- 1995-10-25 CA CA 2161399 patent/CA2161399A1/en not_active Abandoned
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ZA959050B (en) | 1997-04-25 |
| BR9504552A (pt) | 1997-09-02 |
| AU3441395A (en) | 1996-05-09 |
| EP0709304A1 (en) | 1996-05-01 |
| CA2161399A1 (en) | 1996-04-27 |
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