JPH08206008A - 幅広パン用受皿を備えた自動パン製造装置 - Google Patents

幅広パン用受皿を備えた自動パン製造装置

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Publication number
JPH08206008A
JPH08206008A JP27796595A JP27796595A JPH08206008A JP H08206008 A JPH08206008 A JP H08206008A JP 27796595 A JP27796595 A JP 27796595A JP 27796595 A JP27796595 A JP 27796595A JP H08206008 A JPH08206008 A JP H08206008A
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JP
Japan
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bread
floor
length
pan
width
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Pending
Application number
JP27796595A
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English (en)
Inventor
David C Belongia
シー ベロンギア ディヴィッド
Annette T Kruepke
ティー クループク アネット
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
West Bend Co
Original Assignee
West Bend Co
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Publication date
Application filed by West Bend Co filed Critical West Bend Co
Publication of JPH08206008A publication Critical patent/JPH08206008A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21BBAKERS' OVENS; MACHINES OR EQUIPMENT FOR BAKING
    • A21B7/00Baking plants
    • A21B7/005Baking plants in combination with mixing or kneading devices

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パン屋の通常のパンの形状に似た形状を有す
るパンを製造する改良パン製造装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 自動パン製造装置(10)は駆動機構
(119)と、オーブン室(19)と、オーブン室(1
9)内の受皿(27)とを有する種類のものである。駆
動機構(119)には、2の混練部材(95)が連接さ
れており、これらの混練部材は回転して受皿(27)に
収容されたパン混合物を混練する。受皿の長さ(L)対
幅(W)の比は好ましくは1.5より大きく、最も好ま
しくは1.8より大きい。更に、受皿の深さ(D)対内
側基部面積(A)の比は好ましくは約0.1より小さ
く、最も好ましくは0.08より小さい。オーブン室の
床(11)は少なくとも約1.5であり、最も好ましく
は約1.8である床長さ(FL)対床幅(FW)の比を
有している。このパン製造装置(10)はパン屋の通常
のパンに似たパン、すなわち、長さに沿って延びる隆起
頂部を有するパンを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に食品装置に関し、
より詳細には、パン製造装置に関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】家庭で
使用するための自動パン製造装置は益々評判良くなって
きている。何故なら、使用者が小売店では手に入らな
い、或いは容易には手に入らない種類の特製および注文
のパンを製造することができるからである。かかるパン
製造装置の評判良さの他の理由は、温かいうちに、すな
わち、焼きが終了してすぐにパンを食することができる
と言う点である。温かい焼きたてのパンは食事の喜びを
増す独特な芳香および組織を有している。特許文献に
は、自動パン製造装置の多数の例がある。米国特許第
4,776,265号(オジマ)、第 4,836,683号(アオヤ
マ)、第 4,870,896号(アサヒナ等)および第 4,977,8
22号(セオ等)など、ほんのわずかしかない。自動パン
製造装置が評判良くなりつつあるのにかかわらず、これ
らの自動パン製造装置の容器はパン屋の通常のパンの大
きさ、形状および外観にほんの僅かに似たパンを製造す
る。例えば、アサヒナ等およびセオ等の特許に示された
パン製造装置は起立した矩形の「カン状」容器を有して
いる。かかるパン製造装置は、パンの起立長軸線と直角
な平面に沿って横断面が正方形または実質的に正方形で
あるパンを製造する。
【0003】更に、例えばアサヒナ等およびセオ等のパ
ン製造装置を使用して作ったパンの寸法特性は普通では
ない。このようなパンは実質的に立方体形である。オジ
マまたはアオヤマのパン製造装置を使用して作ったパン
は円筒形であり、従って、更に普通ではなく、且つ薄切
りしたり、パン屋の通常のパンからの「側面が丸い」矩
形の切片を受け入れるように構成された在来のトースタ
で焼いたりするのがより困難である。パンが従来のパン
製造装置の容器において隆起すると、パンの隆起頂部分
はパン屋の通常のパンのより長い頂側ではなく碗状のド
ームに似ている。立方体形パンはしばしば薄切りのため
にその4つの辺のうちの1つの辺で置かれるので、ドー
ム端部を有する切片はパン屋の通常のパンの端切片(実
質的に平らであるか、或いはほんの僅かに湾曲してい
る)に全く似ていない形状を有しておいる。このような
ドーム状切片を特にお客に出さないほうがよい。公知の
自動パン製造装置の他の面は、パン屋の通常のパンの外
観に似ていない外観を有するパンができると言う点であ
る。このようなパン製造装置は(オジマ特許に示すよう
な)生地混合物を混練するための回転羽根または同様な
構造対を有している。
【0004】焼きが完了すると、パンの端部における羽
根の痕跡は中空通路が延びている小さい空洞(またはど
きどき呼ばれるような「へそ部」)である。薄切りのた
めにパンを側部に載置すると、空洞および通路は視界に
現れる。パン屋の通常のパンはかかる欠陥が無い。公知
のパン製造装置の使用者にとっての更に大きな問題は羽
根に接触しているパンの端部からの初めの切片がこれを
貫いたキーホール開口を有すると言う点である。パン屋
の通常のパンの形状に似た形状を有するパンを製造する
ための改良パン製造装置が当業界における重要な進歩で
ある。本発明の目的は上記問題を含めて当業界における
問題を解消する改良パン製造装置を提供することであ
る。本発明の他の目的はパン屋の通常のパンの形状に似
た形状を有するパンを製造する改良パン製造装置を提供
することである。本発明の他の目的は深さより可なり大
きい長さを有するパンを製造する改良パン製造装置を提
供することである。
【0005】本発明の更に他の目的はパン屋の通常のパ
ンの端部に似た端部を有するパンを製造する改良パン製
造装置を提供することである。本発明の他の目的は薄切
りのためにパンを設置すると、混練部材の痕跡が水平表
面の載っているパンの部分にあるようなパンを製造する
改良パン製造装置を提供することである。本発明の他の
目的は切片が実質的に開口が無いパンを製造する改良パ
ン製造装置を提供することである。これらのおよび他の
重要な本発明の目的は下記明細書および図面から明らか
になるであろう。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明は駆動手段と、オーブン
室と、オーブン室に設けられた受皿とを備えた種類の自
動パン製造装置に関する。駆動手段には、(室に位置決
めされた)混練部材が連接されており、この混練部材は
回転して受皿の収容されたパン混合物を混練する。受皿
は長さ、幅、内側基部面積および深さを有している。改
良において、受皿の長さ対幅の比は好ましくは1.5よ
り大きく、最も好ましくは1.8より大きい。更に、深
さ対内側基部面積の比は好ましくは約0.1より小さ
く、最も好ましくは約0.08より小さい。受皿をその
ように構成した場合、パン製造装置はパン屋の通常のパ
ンの形状のパン、すなわち、長さに沿って延びる「王冠
状」隆起頂部を有するパンを製造する。更に、受皿の直
角横断面形状、すなわち、受皿の長軸線と直角な平面に
おいて及び受皿の長さに沿った間隔を隔てられた位置に
おいて横断面で見たときの受皿の大きさおよび形状は実
質的に一定である。この特徴はまた、この新規なパン製
造装置により作られたパンがパン屋の通常のパンの外観
を有する言うことに寄与する。
【0007】本発明の他の面では、オーブン室(パン焼
きのために受皿が受入れられるパン製造装置の部分)は
床部を有している。床長さ対床幅の比は好ましくは少な
くとも約1.5であり、最も好ましくは1.8より大き
い。室の床部および受皿を上記比に応じて寸法決めする
と、受皿とオーブン壁部との間で受皿のまわり空間は概
ね一様である。非常に好適な実施例では、パン製造装置
はパン混合物を混合するためのパドル状である混練部材
を作動するための駆動手段に連接されたモータを有して
いる。好ましくは、混練部材は受皿の基部にあり、駆動
手段はオーブン室の床部にある。受皿に基部には、開口
部が設けられており、かかる受皿を室の床部に設置する
と、駆動手段の一部(例えば、D形横断面を有するシャ
フト)は混練部材の取付け用の開口部を通って上方に突
出している。本発明の更にの面は下記詳細な説明および
図面の示されている。
【0008】
【実施例】この明細書では、語「長さ」は図1、図2、
図3および図4で見て左右で測定した寸法を意味してい
る。語「幅」は図1で見て前後で測定した、或いは図3
で見て上下で測定した寸法を意味している。語「高さ」
または「深さ」は図1、図2および図3で見て上下で測
定した寸法を意味している。図1および図2を参照して
説明すると、新規な自動パン製造装置10は基部すなわ
ち床部11と、床部の上の隔室13とを有している。か
かる隔室13は制御装置15および可逆電気モータ17
を包囲している。制御装置15はパン製造装置10の作
動サイクルを実施し、後でより詳細に説明するように、
モータ17はパン生地を作るために成分を混合する混練
部材を作動する。床部11上には、オーブン室19が設
けられており、このオーブン室19は隔室13に当接し
ており、床部11と、壁部材21と、使用者が混練およ
び焼き作用を見ることができる窓部25を有する出入ド
ア23とにより構成されている。室19には、パン生地
を作るために混合される成分を受入れるための受皿27
が設けられている。
【0009】壁部材21は後部分29、頂部分31およ
び横側部分33を有しており、これらの部分すべては互
いに且つ床部11に対して固定されており、すなわち、
移動不可能である。頂部分31の表面35はパン製造装
置床部11の上方の第1高さにあり、部分31、33は
実質的に直角である平ら面を構成している。また、壁部
材21は垂直な横縁部41および水平な頂縁部43を有
しており、頂縁部43は受皿27の実質的に直ぐ上に位
置決めされており、受皿長さに沿って延びている。非常
に好適な実施例では、出入ドア23は壁部材21の前横
縁部41およびドア23の後横縁部45に沿って壁部材
21にヒンジ留めされており、実質的に垂直な軸線47
を中心に横方向に枢動可能である。かくして、出入ドア
23は実質的に水平方向に揺動し、また床部11まで、
受皿の上方領域まで、且つ側部分33まで延びる前開口
部49を構成している。ドア23自身は前面53および
頂面55を有しており、これらの面の両方は魅力的に曲
線状である。また、実質的に平らな第1および第2側面
57、59が設けられており、第1側面57は実質的に
垂直な後縁部45を有している。頂面55および第1側
面57の少なくとも大部分は前面53から後方に延びて
いる。ドア23は第1高さ37の上方でのドアの移動な
しに前開口部に対して横方向に揺動し、その結果の開口
部49は実質的にオーブン床部11まで延びる。
【0010】また、部分55、57、59は平らな面6
1を構成しており、この面61は実質的直角であり、パ
ン焼きのためにドア23を閉じると、壁部材21の面3
9に当接する。出入ドア23を閉じると、このドア23
はオーブン床部11に沿って上方に延び、受皿27の直
ぐ上の位置まで後方に湾曲する。すなわち、ドア23の
頂縁部63は受皿27の直ぐ上で壁部材21の頂縁部4
3に当接する。ドア23を開くと、パン製造装置10は
非常に十分な口部領域を有し、この口部領域は受皿27
の装入および取出しを更に容易にするように頂部ならび
に前部および側部で開放している。横方向に揺動するド
ア23は、特に、往々にしてあることだが、パン製造装
置が食器棚の後方のキッチンカウンタ上に位置を占める
場合に、頂部ヒンジ留めドアよりも諸利点がある。この
ようなドア23は実質的に水平方向に揺動し、パン製造
装置10の前面から離れた状態でオーブン室への多方向
接近を許容する。カウンタ─食器棚間隔により、頂部ヒ
ンジ留めドアが十分に開放されたり、開放のままに留ま
ったりするのを防いでいる。また、横方向に揺動するド
ア23は、底部ヒンジ留めドアを開放すると、この底部
ヒンジ留めドアが使用者に向けて外方に突出し、オーブ
ンへの容易な接近を損なうので、底部ヒンジ留めドアよ
り利点がある。
【0011】オーブン床部11および出入ドア23の各
々が受皿27より長いことが図2から明らかである。か
かる構成は室19への受皿27の「幅広側」挿入に対処
しており、且つパン製造装置の高さを最小にしている。
(「幅広側」挿入は、図3に示すように、受皿27の長
い軸線65が壁部材21の後部分29と概ね平行である
ように、受皿2を保持しながら室19に挿入することが
できることを意味している。受皿の設置および取外し
中、受皿27を捩じったり回したりする必要がない。) 図1、図3、図4および図5を参照して、新規なパン製
造装置の受皿27の特徴を以下に説明する。この新規な
受皿27はフット状の下方に延びるリム69上に支持さ
れた底部すなわち基部67を有している。受皿27が室
19内に適所にあるとき、かかるリム69はオーブン床
部11に静止している。受皿27は第1および第2端パ
ネル71、73および第1および第2側パネル75、7
7を有している。これらのパネル71、73、75、7
7は実質的に平らであり、基部67からこれに対して9
0°より僅かに大きい角度で上方に延びている。それに
より、受皿27は、これを反転することにより焼かれた
パンを容易に受皿から取り出すことができるように「ド
ラフト」を有すると言える。基部67とのパネル71、
73、75、77の接合部79およびパネル71、7
3、75、77の互いの接合部81は僅かに湾曲されて
おり、パン屋で製造されたパン屋の通常のパンの形状に
よく似た形状を仕上げパンに与えるように機能する。
【0012】受皿27の頂部は外方に突出するリップ8
3により境界決めされており、取っ手85が側パネル7
5、77の各々の上方でリップ83から張り出してい
る。受皿27をその周囲のどこでもリップ83により把
持し得るが、取っ手85により、高温の受皿27を断熱
ミット、パッド等で取り扱うときに有利であるより確実
な把持を許容している。基部67は受皿27の長さに沿
って間隔を隔てられた一対のボス87を有している。各
ボス87には、シャフト孔89が形成されており、各孔
89には、僅かな摺動隙間をもってシャフト93を受け
入れるためにベアリング91が設けられている。かかる
シャフト93はモータ17に連接されており、受皿基部
67を通って延びており、混練部材95a、95bを駆
動する。受皿27の内面は概ね基部67とリップ83と
の間に延びている複数の間隔を隔てられた混合隆起部9
7を有している。非常に好適な実施例では、4つの隆起
97、すなわち、各混練部材95ごとに一対の隆起部9
7が設けられている。各隆起部97は上下方向に線形で
あり、概ね半円形の横断面形状を有している。好ましく
は、対向した各対の隆起部、すなわち、図3におけるよ
うな隆起部97a、97bは隣接シャフト93の中心軸
線から僅かに間隔を隔てられた軸線99上にある。後述
のように構成された混練部材95では、生地混練の終了
時に焼くために混練部材95を平らに折りたたむとき、
混練部材95は隆起部97を通過する。
【0013】受皿27がパン屋の通常のパンのように構
成された2分の1または4分の1ポンドのパンを生じる
ように構成される場合、隆起部97の好適な数および設
置は上記の如くであることがわかった。かかる隆起部9
7はパン生地ボールを受皿27中で心出し状態に保つ傾
向があり、かかるボールはさほど望ましくなくスピンし
そうではない。生地成分、例えば、パン粉は湾曲受皿接
合部81から良好に動きまわる。本発明の他の面では、
受皿27は長さL、幅W、内側基部面積A(重なり重破
線で取り囲まれた面積)および深さDを有する。好適な
実施例では、長さL対幅Wの比は1.5より大きく、最
も好ましくは、1.8より大きい。更に、深さD対内側
低部面積Aの比は好ましくは約0.1未満であり、最も
好ましくは、約0.08未満である。(DおよびAはそ
れぞれ線および面積測定値である。これらの比は測定単
位と関係なしに数値を使用している。) 特に図4および図5を参照して説明すると、新規な受皿
27の他の特徴は、受皿27の直角の横断面構成、すな
わち、受皿27の長軸線と直角な平面5─5および受皿
の長さに沿った間隔を隔てられた位置において横断面で
見た場合の受皿の大きさおよび形状が実質的に一定であ
ると言う点である。この特徴は新規なパン製造装置10
により作られたパンがパン屋の通常のパンの外観を有す
ることにも寄与している。
【0014】図6および図12をも参照して説明する
と、受皿27の第2具体例は各々が後述の混練部材の各
々を受け入れる一対の凹部部分107を持つ底部105
を有している。好ましくは、各凹部部分107は混練部
材95の折りたたみ式ブレード109を丸々受け入れる
のに十分な深さのものである。すなわち、ブレード10
9を図12に破線で示すように平らに折りたたむと、か
かるブレード109は凹部部分107に収めされる。図
1および図7に示すオーブン床部11を考察すると、か
かる床部11は長さFLおよび幅FWを有する。長さF
L対幅FWの好適な比は少なくとも約1.5であり、最
も好ましくは、かかる比は少なくとも約1.8である。
以上から、図8をも参照すると、パン製造装置10およ
びその受皿28はパン屋の通常のパンの形状でパン11
1を生じることがわかるであろう。すなわち、パン11
1は実質的に平らな端部および側部と、その長さに沿っ
て延びる隆起頂部113とを有している。パン屋の通常
のパンノ特徴であるように、パン製造装置により作られ
たパンは矢印115、117で示すように2つの相互に
直角な平面で王冠状になっており、すなわち、湾曲して
いる。
【0015】図3、図4、図9、図10、図11および
図12を参照して、混練部材の特徴およびかかる部材を
作動する方法を以下に説明する。モータはかかる部材9
5を駆動する手段119に連結されており、またモータ
はモータシャフトに取付けられてこのシャフトとともに
回転する小径の駆動プーリ121を有している。かかる
プーリ121はベルト123により大径の被駆動プーリ
125に連接されており、大径の被駆動プーリ125は
プーリ121の速度より十分に低い速度で回転する。プ
ーリ125には、中間直径の第1歯車127が設けられ
ており、この第1歯車127はプーリ125と同心であ
り、もちろん、プーリ125と同じ速度で回転する。第
1歯車127はその直径に等しい中間直径の第2歯車1
29に係合する。以上から、モータのいずれかの回転方
向では、歯車127、129が同一速度で反対方向に回
転することは明らかである。混練部材のうちの一方95
aを駆動するシャフト93aは歯車129と同心であ
り、他方の混練部材95bはプーリ125および歯車1
27と同心である。シャフト93a、93bは互いに実
質的に平行であり、両シャフト93はもちろんモータ1
7のシャフト速度より非常に低い同一速度で回転する。
【0016】各混練部材95はハブ135を有してお
り、僅かな摺動隙間をもって夫々の駆動シャフト93を
嵌合するように寸法決めされ且つ成形された開口部13
7がハブ135と貫通して設けられている。開口部13
7は文字Dの形状でもよいし、あるいは任意の他のトル
ク伝達形状、例えば、正方形または六角形を有してもよ
い。ハブ135は、受皿27を成分混合、生地混練およ
び焼きとは独立してパン製造装置に設置した後に混練部
材95の指把持および取付けを容易にするためにグリッ
プ部材139を有している。各混練部材95はハブ13
5から半径方向外方に延びる下方アーム141を有して
おり、この下方アーム141には、混練ブレード109
が枢着されている。詳細には、アーム141は一対の半
径方向に間隔を隔てられた管状部分143を有してお
り、これらの管状部分143間には、ブレード109の
部分145が受け入れられている。これらの部分14
3、145はピン(図示せず)により互いに連結されて
いる。また、アーム141はブレード109をその起立
位置で支持する当接部材147を有している。混練部材
95を駆動する方向によっては、そのブレード109は
混合または混練するために起立している(当接部材14
7により支持される)か、或いは焼くために折りたたみ
により収縮する。(以上から、混練部材95a、95b
は、それらが反対方向に駆動されていることにかかわら
ず、それらののブレード109が同時に起立しているか
或いは収縮されるように、互いの鏡像であることが明ら
かである。
【0017】アーム14は受皿基部67に向けて下方に
且つ部分143、145から離れる外方に傾斜された縁
面149を有している。図12に破線で示すようにブレ
ード109を収縮させる方向に部材95を回転させる
と、かかる表面149は生地成分、すなわち、パン粉等
を受皿基部67から離れる方向に押し上げる際の或る程
度の助けとなる。その結果、より良好な成分混合が得ら
れる。更に、混練部材95a、95bは、これらのうち
の一方または両方が受皿27中の生地に達するように受
皿27の長さに沿って間隔を隔てられている。使用の
際、受皿27をオーブン室19中に(幅広側挿入によ
り)設置し、受皿27の底部支持リム69が床部11か
ら上方に突出する一対の保持バリヤー151間になるよ
うにする。バリヤー151および支持リム69は、受皿
27がバリヤー151によりいずれの方向にも可なりの
距離移動するのを防ぐように互いに概ね一致して成形さ
れている。床部11には、保持ラッチ153が設けられ
ており、この保持ラッチ153は受皿りむ69のスロッ
トに突入する舌部を有している。ラッチ153は混合中
および焼き中、受皿を保持するためにリム69に向けて
ばね付勢され、また焼きの終了時に指の圧力により解放
される。混練部材95a、95bをそれらの夫々のシャ
フト93a、93b上に配置し、次いで成分を受皿27
に入れる。
【0018】特に図3を考察して説明すると、作動サイ
クルを開始し、第1方向すなわち前方向として勝手に定
めた方向にモータ17を作動する。そのように作動する
と、混練部材95a、95bは数分間、反対回転し、す
なわち、それぞれ時計方向および反時計方向に駆動され
て成分を混合する。その間、ブレード109は起立して
いる。次に、モータ17を或る時間、第2方向すなわち
逆方向に作動し、その間も、混練部材95a、95bが
反対回転し、ブレード109が収縮される。簡単な逆転
は受皿27の領域155から未混合パン粉を持ち上げる
傾向があり、そうでないと、このパン粉は適切には混合
されない言うことがわかった。その後、モータ17を再
び前方向に作動し、最終的に数分間、逆方向の作動して
焼く前にブレード109を収縮させる。モータの回転方
向にかかわらず、反対回転する混練部材95a、95b
を使用することに利点がある。これれの利点の1つは、
モータ17が前方向に回転しており、ブレード109が
起立している間、生地ボールが受皿27において部材9
5a、95b間に心出しされたままである傾向があると
言う点である。他の利点は、モータ17を逆方向に回転
させ、且つブレード109を収縮させると、領域155
におけるばらのパン粉が良好に混和されて生地ボールに
なると言う点である。
【0019】焼きが終了した後、ドア23を水平方向に
解放し、受皿27を室19に設置したと同じようにし
て、すなわち、「幅広側」取出しにより受皿27を取り
出す。図8に示すように、その結果得られたパン111
はパン屋の通常のパン形状のものであり、その長さに沿
って延びる隆起した頂部113を有している。本発明の
原理を特定な実施例について説明したが、これらの説明
は単に例として行ったものであり、本発明の範囲を限定
使用するものではないことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】新規なパン製造装置の斜視図である。
【図2】ドアが開き、且つ隔室カバーが取り外された状
態のパン製造装置の斜視図である。
【図3】図1および図2のパン製造装置に使用する新規
な受皿の頂平面図である。
【図4】図3の受皿の横断側立面図である。
【図5】平面5─5のいずれか1つに沿った図4の受皿
の横断面図である。
【図6】図3の受皿の第2具体例の横断側立面図であ
る。
【図7】新規なパン製造装置の床部の代表的な頂平面図
である。
【図8】パンと関連して示す図3、図4および図5の受
皿の斜視図である。
【図9】パン製造装置の混練部材を駆動する構造の下側
斜視図である。
【図10】混練部材の分解斜視図である。
【図11】図10の平面11─11に沿った混練部材の
断面図である。
【図12】図10の平面12─12に沿った混練部材の
断面図である。
【符号の説明】
10 自動パン製造装置 11 床部 13 隔室 15 制御装置 17 モータ 19 オーブン室 21 壁部材 23 出入ドア 27 受皿 67 受皿底部 93 駆動シャフト 95 混練部材 97 混合隆起部 109 ブレード 111 パン 119 駆動手段 127 歯車 129 歯車 135 ハブ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動機構(119)と、オーブン室(1
    9)と、混練部材(95)を備えてオーブン室(19)
    に設けられ、駆動機構(119)に連接される受皿(2
    7)とを備え、受皿(27)が長さ、幅、内側基部面積
    および深さを有している種類の自動パン製造装置におい
    て、長さ(L)対幅(W)の比が1.5より大きく、深
    さ(D)対内側基部面積(A)の比が約0.1より小さ
    く、それにより受皿(27)は長さに沿って延びる隆起
    頂部(113)を有するパン(111)を製造すること
    を特徴とする自動パン製造装置。
  2. 【請求項2】 長さ(L)対幅(W)の比は1.8より
    大きいことを特徴とする請求項1に記載の自動パン製造
    装置。
  3. 【請求項3】 深さ(D)対内側基部面積(A)の比は
    約0.08より小さいことを特徴とする請求項2に記載
    の自動パン製造装置。
  4. 【請求項4】 オーブン室(19)は床長さ(FL)対
    床幅(FW)を持つ床部(11)を有しており、床長さ
    (FL)対床幅(FW)は少なくとも約1.5であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動パン製造装置。
  5. 【請求項5】 オーブン室(19)は床長さ(FL)対
    床幅(FW)を持つ床部(11)を有しており、床長さ
    (FL)対床幅(FW)は少なくとも約1.5であり、
    深さ(D)対内側基部面積(A)の比は約0.08より
    小さいことを特徴とする請求項2に記載の自動パン製造
    装置。
  6. 【請求項6】 床長さ(FL)対床幅(FW)は1.8
    より大きいことを特徴とする請求項5に記載の自動パン
    製造装置。
  7. 【請求項7】 長さ(L)は深さ(D)より大きく、受
    皿(27)の直角横断面形状は長さ(L)に沿った位置
    で実質的に一定であることを特徴とする請求項1に記載
    の自動パン製造装置。
  8. 【請求項8】 長さ(L)対幅(W)の比は1.8より
    大きいことを特徴とする請求項7に記載の自動パン製造
    装置。
  9. 【請求項9】 オーブン室(19)は床長さ(FL)対
    床幅(FW)を持つ床部(11)を有しており、床長さ
    (FL)対床幅(FW)は少なくとも約1.5であるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の自動パン製造装置。
  10. 【請求項10】 床長さ(FL)対床幅(FW)は少な
    くとも約1.8であることを特徴とする請求項9に記載
    の自動パン製造装置。
JP27796595A 1994-10-25 1995-10-25 幅広パン用受皿を備えた自動パン製造装置 Pending JPH08206008A (ja)

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US08/328508 1994-10-25

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