JPH08205908A - 靴に装着する滑り止めの設定装置 - Google Patents

靴に装着する滑り止めの設定装置

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JPH08205908A
JPH08205908A JP5315595A JP5315595A JPH08205908A JP H08205908 A JPH08205908 A JP H08205908A JP 5315595 A JP5315595 A JP 5315595A JP 5315595 A JP5315595 A JP 5315595A JP H08205908 A JPH08205908 A JP H08205908A
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slip
setting device
attached
heel
shoe
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JP5315595A
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Shigeo Koga
繁夫 古賀
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 靴の踵の壁面に着脱自在に締め付けた締め付
け部材にて滑り止めを設けて、一日中本装置を装着して
おいても本人は痛くも痒くもないようにつくられてお
り、又外観も目立たず異和感もないようにすると共に凍
路,不凍路,事務所又は電車等一日の行動で一時的に環
境が変わっても本装置を取り付けたり又は取り外したり
を繰り返し行う必要がないように、さらには最も煩わし
い袋に入れて汚い荷物として持って歩かなくても良いよ
うに滑り止めを起伏可能にしたもので、一日の行動にお
いて環境の変化に対応して気軽に滑り止めが活用でき
る。 【構成】 滑り止め3は、靴10の踵12の壁面18に
着脱自在に締め付けた締め付け部材9にて回動可能に設
けられているこの回動部材17の左右両端に固定して設
けて起伏可能にできている。滑り止め4は、締め付け部
材9に固定されてできている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔産業上の利用分野〕本発明は履物用で凍
路(凍っている路を指す)又は夏山で沢登りの滑岩の上
等での靴が滑らないようにする為の靴に装着する滑り止
めの設定装置に関するものである。
【0002】〔従来の技術〕従来の技術として、例えば
凍路においては草鞋,地下足袋或は土踏まず部に縄を巻
き付ける等を滑り止め(以下これを柔にてなる滑り止め
と言う事とする)として用い、雪山では凍路に刺さる刃
にてなる滑り止め(以下これを剛にてなる滑り止めと言
う事とする)を用いているが、この柔又は剛にてなる滑
り止めの設定法は殆ど靴の足首部に紐を廻して結ぶ方法
を行っており、又都市部においては外観を気にするのか
それとも煩わしいのか何の防備もない。
【0003】〔発明が解決しようとする課題〕前記した
ように柔又は剛にてなる滑り止めは一部の特殊な人に使
用されるのみで一般の人は殆ど無防備で、この原因は滑
り止めの装置によるもので外観が悪い,装着又は取り外
しの操作が煩雑,防備に異和感がある等さらに大きな難
点は、取り外すと大きな荷物になって煩わしい事であ
り、以上の事から無防備な事は転んで衣服を汚したり又
は骨を折って怪我をする等はより以上の難点と言える。
【0004】本発明は、前記したように滑り止めの材料
は最後の手段として剛にてなる滑り止めを用いれば滑り
を完全に止める事は可能で(但し夏山の沢登りでは柔に
てなる滑り止めが良い)要は滑り止めの材料の問題では
なく滑り止めの装置に問題があるのであるから、この従
来の問題点を解決して衣服を汚したり又は怪我をする事
のないよう厳しい風雪の中において、気軽に活用可能な
滑り止めの装置を提供せんとするを目的としたものであ
る。
【0005】〔課題を解決する為の手段〕上記目的を達
成する為に、本発明の靴に装着する滑り止めの設定装置
においては、靴の踵の壁面に着脱自在に締め付けた締め
付け部材にて滑り止めを設けた。
【0006】また、締め付け部材は、これの材料は例え
ばゴムにてつくり、この伸縮自在の材料でつくる事が効
果的である。
【0007】また、滑り止めの材料は、例えばスポンヂ
でつくってこの柔にてなる滑り止め(剛にてなる滑り止
めを設けても良い)は、締め付け部材にて回動可能に設
けた回動部材に固定して起伏可能にすると効果的であ
る。
【0008】また、回動部材には隆起を設けて横断面で
突部を線で結ぶと略半円形状又は三角形状につくり、こ
れに締め付け部材の略方形状に折曲してつくった鈎を引
っかけると効果的である。
【0009】また、踵の低い婦人靴においては、柔にて
なる滑り止め(剛にてなる滑り止めでも良い)は、締め
付け部材にて回動可能に設けた上段の回動部材に係合し
てさらに回動可能に設けたこの下段の回動部材を固定し
て設け、二重に起伏可能にすると効果的である。
【0010】また、踵から摺り落ち易い逆台形をした踵
の場合の締め付け部材には上下方向にてなる幹とこれの
上下に横方向にてなる下枝と上枝のこの三者を一体にし
た押し上げ部材(但し歯山が下枝並びに上枝の働きをす
るのでボルトのようなものでも良い)を埋没しておくの
も好ましい。
【0011】また、剛にてなる滑り止めを、締め付け部
材にて回動可能に設けた回動部材の左右両端に設けて起
伏可能にする事が効果的である。
【0012】また、剛にてなる滑り止めは、ボルト(棒
の一面に横溝を上下に複数堀ってこれにバネを引っかけ
ても良い)につくると効果的である。
【0013】また、剛にてなる滑り止めは凭れかかるも
のがないのでこれの回動部材の左右両端部には、隆起を
設けて横断面で突部を線で結ぶと略正方形状につくりこ
れに締め付け部材の略方形状に折曲してつくった鈎を引
っかけると効果的である。
【0014】また、柔にてなる滑り止めは、磨滅の少い
塵の溜らない良質の材料でつくり、締め付け部材と一体
にて固定して設けるのも良い。
【0015】また、木の枝等が滑り止めに刺さり易い等
悪条件での凍路においては、材料は例えばステンレスで
つくりこの強にてなる材料の帯状板にて馬蹄形をした締
め付け部材をつくりこれに固定して設けたナットに装着
されたボルトで締め付け、又は緩めるようにすると効果
的である。
【0016】また、土踏まず部に滑り止めを伏せる空間
のない登山靴等においては、滑り止めの左右両端に、材
料は例えばゴムにてなるこの屈曲可能な材料でつくった
腕を設けて一方の腕は着脱不能に他方の腕は着脱自在に
して締め付け部材に係合して取り付けて、滑り止めを横
方向に起伏可能にすると効果的である。
【0017】また、柔にてなる滑り止めには、これを支
承する材料は例えばステンレスにてつくり、この強にて
なる材料でつくった支台を設けておく事が好ましい。
【0018】さらに剛にてなる滑り止めに設けた回動部
材は踵と爪先部(土踏まず部の前部は爪先部と言うこと
とする)との間で土踏まず部の左右両外側部に設けると
効果的である。
【0019】〔作用〕上記のように構成された靴に装着
する滑り止めの設定装置で、掴み易い凸状にっている靴
の踵の壁面に締め付け部材を着脱自在に締め付けると滑
り止めを安定して設ける事ができる。
【0020】また、締め付け部材は、これの材料は伸縮
自在の材料でつくったので、縮む力で踵の壁面をしっか
りと掴む事ができる作用をもつ。
【0021】また、滑り止めを起伏可能にしたので、起
した場合滑り止めは踵の下面にあって路面に接し、伏し
た場合滑り止めは土踏まず部の下面にあって路面に接す
る事なく路面とは反対の方向を向く作用をもつ。
【0022】また、滑り止めに設けてある回動部材に隆
起を設けて略三角形状につくってこれに略方形状につく
った締め付け部材の鈎を引っかけたので、回動部材の回
動中心よりは前方で下方に隆起があると前方から下方の
方向回りに力が働いて滑り止めを踵の下面に密着させる
作用をもち、又回動部材の回動中心よりは前方で上方に
前記の隆起とは別の隆起があると前方から上方の方向回
りに力が働いて滑り止めを土踏まず部の下面に密着させ
る作用をもつ。
【0023】また、滑り止めに二個の回動部材を設けた
ので、二重に起伏可能となる事から滑り上めの前部も後
部も土踏まず部の下面に密着して滑り止めが伏してくれ
る作用をもつ。
【0024】また、締め付け部材に押し上げ部材を設け
たので、締め付け部材が万一少しでも摺り落ちると下枝
に踏圧(踏みしめたとき本装置にかかる圧力を指す)が
加わりこの踏圧は幹を伝わり直接上枝に伝わるので締め
付け部材の上枝の部分をも同時に押し上げてくれる作用
をもつ。
【0025】また、靴の壁面の前部に設けた回動部材の
左右両端に剛にてなる滑り止めを設けたので、回動部材
の回動中心を通る鉛直線は滑り止めの真ん中を通る作用
をもつと共に製作も簡単である作用をもつ。
【0026】また、剛にてなる滑り止めをボルトにした
ので、取り替え又は出し入れができる作用をもつ。
【0027】また、回動部材に隆起を設けて略正方形状
にしたので、これに略方形状につくった締め付け部材の
鈎を引っかけると線と線との接触となり、この回動部材
を例えば右回りに回そうとすると前記した線の左端は締
め付け部材を押し退けないと、回動部材に設けてある滑
り止めは容易に回わらない作用をもつ。
【0028】また、柔にてなる滑り止めを締め付け部材
に固定して設けたので、滑り止めの固定度が高まる作用
をもつと共に滑り止めの面積を広くする事ができる作用
をもつ。
【0029】また、強にてなる材料で締め付け部材をつ
くりボルトで締め付けたので、悪条件の凍路でも衝撃に
耐え得る作用をもつ。
【0030】また、滑り止めに屈曲可能な腕を設けて滑
り止めを横方向に起伏可能にしたので、滑り止めを靴の
側面に伏せる事ができる作用をもつ。
【0031】また、柔にてなる滑り止めに支台を固定し
て設けたので、滑り止めを張って設ける事ができると共
に滑り止めの取り替えが容易にできる作用をもつ。
【0032】さらに、剛にてなる滑り止めに設けた回動
部材は踵と爪先部との間で土踏まず部の外側部に設けた
ので、起したときは滑り止めは爪先部にきて、又伏した
ときは土踏まず部の外側部にくる作用をもつ。
【0033】〔実施例〕実施例について図面を参照して
説明すると、図1、2、3、4において、帯状板にて水
平部は幅を狭くして且つ土踏まず部27の豊隆部31の
高さに略合致させて凹状にして前面でM状にできた基台
34の左右の垂下部の両端部には丸棒でつくつて壁面1
8の前部に横方向に設けた軸39が貫通して固着されて
基台34と軸39とは固定されており、また弾性を有す
る板にてつくり透孔41を多数個設けてできた支台42
の付け根には横方向に設けた管にてなる回動部材14が
固定されており、さらに支台42の下面には柔にてなる
滑り止め1を固定して設け支台42の上面には踵12の
下面20とは滑りを生じない材料例えば皮革にてなる基
板40が固定して設けてあり、支台42,回動部材1
4,滑り止め1,基板40のこの四者は一体にして起伏
体22ができている。
【0034】斯くして、回動部材14は軸39に枢着し
て起伏体22は起伏可能となりそして軸39は回動部材
14が踏圧により押し上げられるのを防ぐ、且つ(図4
を参照されたい)起伏体22の回動部材14の左右両端
部には枢着点98よりは前方で下方の位置に隆起47を
設け、さらに起伏体22を伏せると(二点銷線にて図1
で示した)枢着点98よりは前方で上方にくる位置に隆
起47′を設けて回動部材14を横断面で略半円状又は
三角形状となし、そして伸縮自在の材料でつくり靴10
の踵12の壁面18に着脱自在に締め付けた締め付け部
材7に設けてある角棒で略方形状に折曲してつくった鈎
48を前記隆起47に引っかけて回動部材14は回動を
妨害されてできており、滑り止め1が設けてある起伏体
22は靴10の踵12の下面20に起伏可能に設けられ
てできている。
【0035】図5、6、7、8に示される実施例では、
丸棒にてつくり踵13の壁面19の前部に横方向に設け
た軸49の左右の上面には豊隆部32と略同じ高さの角
棒にてなる台50を前後方向にて固定して設けさらに軸
49の左右両端には固定環51が固着されており、この
固定環51の内側には上部が幅の広くなっている角棒に
てなる上段の回動部材15の上部が前記軸49に貫通さ
れて枢着されており、斯くして回動部材15の下端,横
方向に設けた丸棒にてなる軸52,さらに軸52に装着
された固定座金53のこの三者は左右それぞれ固着固定
されており、そして弾性を有する板にてつくって且つ透
孔54を多数個設けてできた支台43,支台43の付け
根に設けた管にてなる下段の回動部材16,支台43の
下面に設けた柔にてなる滑り止め2,並びに支台43の
上面に設けた皮革にてなる基板56のこの四者は固着固
定されて一体にできた起伏体23はこれの回動部材16
を左右には座金33が装着されている前記軸52に枢着
して起伏可能にできている。
【0036】 に着脱自在に締め付けた締め付け部材8はこれに設けた
鈎57を前記軸49の左右それぞれに引っかけて滑り止
め2が設けてある起伏体23は靴11の踵13の下面2
1に起伏可能に設けられている。
【0037】また、締め付け部材8には(図8を参照さ
れたい)上下方向に設けた幹59,横方向に設けた下枝
60並びに上枝61のこの三者を一体につくってできた
押し上げ部材58の下枝60並びに上枝61が埋没され
て設けてある。
【0038】また、支台43に固定された環64に接続
したスプリングコイルにてなる引っ張り部材62を回動
部材15の回動中心よりは上方に外した高さで軸49に
固定した柱63に固定した環65に接続して設け起伏体
23を引っ張り上げている。
【0039】なお、図5で二点銷線で起伏体23が土踏
まず部28に伏した状態を示した。
【0040】図9、10、11に示される実施例では、
豊隆部31と同じ高さの角棒にて豊隆部31の左右外側
部に当る部分で土踏まず部27の下面20に設けた台6
7を固着固定してできている管68は丸棒にてつくり壁
面18の前部に横方向に設けた回動部材17に枢着して
回動部材17は働き易い一定の高さに固定されており、
且つ回動部材17の左右両端部に隆起66、66′、6
6″、66′′′を固着固定して設けて横断面で略正方
形状にした部分の隆起66、66′には伸縮自在の材料
でつくって靴10の踵12の壁面18に着脱自在に締め
付けた締め付け部材9のこれに設けた角棒で略方形状に
折曲してつくつた鈎69が引っかけてあり、回動部材1
7は回動を妨害されて締め付け部材9にて回動可能に設
けられている。
【0041】斯くして、回動部材17の左右両端にはボ
ルトにてつくった剛にてなる滑り止め3を装着して設け
てあるナット73を前後方向に並べて複数個固着固定し
てできた起伏体24が固着固定されて起伏体24は壁面
18の前部の左右外側部に設けられて起伏可能にできて
おり、起伏体24はこれを伏せると180°回って隆起
66″、66′′′に鈎69が引っかかる事となる(な
お図面は省略したが剛にてなる滑り止めは外観が悪いの
でゴム管で緩く被っておくと良い、斯くすると刃は凍路
に刺さりゴム管は上方に押し上げられる事となる)。
【0042】また、弾性を有する板にて透孔70を多数
個設けて踵12の下面20に設けた支台44のこれの付
け根は管68に固着固定されて支台44の上面には締め
付け部材9とは同じ材料で一体につくった基板71が設
けてあり、且つ土踏まず部27の下面20の部分には弾
性を有しU字状にした棒(帯状板でも良い)にてなる支
台45の左右両端を管68に固着固定しさらに支台45
と台67とは支柱99を介して左右上下それぞれ固着固
定してこの部分にはプラスチックにてなる介在物100
が設けてあって介在物100の上面には皮革にてなる基
板101が設けてあり、支台44と支台45との下面に
は柔にてなる滑り止め4が設けられており、締め付け部
材9,管68,支台44,支台45,台67,基板7
1,基板101,介在物100,滑り止め4のこの九者
は一体につくられて、滑り止め4は踵12と土踏まず部
27との下面20に締め付け部材9にて固定されて設け
てある。
【0043】図12、13、14で示される実施例で
は、靴35の内側では(図12を参照されたい)強にて
なる材料で帯状板にて馬蹄形状につくった締め付け部材
30と壁面37の前部に横方向に設けた丸棒にてなる軸
72とは固着固定して(枢着して異る滑り止めを設ける
事も良い)あり、靴35の外側では(図13を参照され
たい)頭部には横方向にて一体にして管97が設けられ
ている雄ねじを前後方向に設けたボルト74が装着され
ているナット75は締め付け部材30に固着固定されて
設けてあり、且つボルト74の先端部にはボルト74の
ねじ山を削除して丸棒にしたところに枢着した前後方向
に設けた管76と軸72に摺動可能に嵌合した横方向に
設けた下段の管77とは一体にできており、さらにボル
ト74の先端には管76が外れて落ちるのを防ぐ円板7
8が固着固定して設けてあり、斯くして管97に棒を差
し込んで左回りに回して締め付け部材30は靴35の踵
36の壁面37に締め付けられており、又右回りに回す
と締め付け部材30は脱落する。
【0044】なお、締め付け部材30の後部中央部の上
部に鈎状につくった引っかけ部材94を固着固定して設
け踵36の上面(上面がないときは壁面に横溝を堀ると
良い)に引っかけてあると共に、図面は省略したが踵3
6の壁面37の前面の両端部の上方の部分を後ろ方向に
向って少し削除してこの削除部に軸72を喰い込ませて
設けておくと締め付け部材30が摺り落ちるのを極度に
防ぐ。
【0045】また、靴35の内側で(図12を指す)軸
72とこれの上段に丸棒でつくり前後方向に設けた棒7
9の略中央部とは固着固定してあり、棒79の後部には
小枠80を設けて長方形状につくられて靴35の内側面
に沿って上方に向うに従って外方に向けて立てて設けた
伏せ台81の付け根が固着固定されており、そして柔に
てなる滑り止め5は弾性を有する板で多数の透孔82を
設けてできている支台46の下面に設けてあると共に支
台46の上面には基板84とこれの左右両端に設けた腕
83、83′とが材料は同じ材料で例えばゴム板にてつ
くつてこの屈曲可能な材料でつくって設けてあり滑り止
め5,支台46,基板84,腕83,腕83′のこの五
者は一体につくられて起伏体25ができており、腕83
の先端部は棒79に巻き返して固着して着脱不能で回動
可能に設けてあり腕83′の先端部には鈎85を設けて
この鈎85を締め付け部材30のボルト74に着脱可能
に取り付けて滑り止め5が設けてある起伏体25は靴3
5の踵36の下面38に設けられて伏せ台81に向って
起伏可能にできている。
【0046】なお、図12で二点銷線にて起伏体25の
伏した状態を示したが、鈎85は伏せ台81の後ろを回
して小枠80に引っかける事となる。
【0047】さらに、靴35の外側で(図13を参照さ
れたい)軸72とこれの上段に前方に設けた棒79′と
は固着固定して設けこの棒79′の先端と前記した靴3
5の内側に設けた棒79の前部の先端とに環86を横方
向に向けてそれぞれ固着固定して設け、そして丸棒にて
爪先部87を渡して直線状にできた踏圧受け部88とさ
らにこれの両側部を後方に向けて折曲して前後方向に並
べて複数個の剛にてなる滑り止め6が設けてある滑り止
め部89とを設けさらに滑り止め部89の両端部に丸棒
にてなる回動部材55を左右それぞれ外方に向けて固着
固定して設けて、この踏圧受け部88,剛にてなる滑り
止め6,滑り止め部89,回動部材55のこの四者は一
体につくられてできた起伏体26はこれの回動部材55
を前記した左右の環86にそれぞれ枢着して起伏可能に
できており、なお回動部材55の先端にはこれが環86
から外れるのを防ぐ受け板90が固定されて設けてあ
り、斯くして起伏体26の左右両端部に設けられた回動
部材55は踵36と爪先部87との間で土踏まず部29
の両外側部に設けてあり、滑り止め6は靴35の爪先部
87の下面38に設けられて起伏可能にできている。
【0048】加えて、起伏体26の滑り止め部89に固
定された柱91に設けた環92に接続したスプリングコ
イルにてなる引っ張り部材93は回動部材55の回動中
心の高さより上方に外した高さで環86に固定された柱
95に設けた環96に接続して起伏体26を引っ張って
できている。
【0049】そして、図14で二点銷線にて示した起伏
体26を伏すと滑り止め6は土踏まず部29の外側部の
空間部にきている。
【0050】なお、以上柔又は剛にてなる滑り止めの装
置を述べたが、柔と剛の中間の材料例えば弾性を有する
極細線等もある事から柔剛の材料に固執する事なく好む
滑り止めを好む適宜な装置に設けると良く、又締め付け
部材においても好む滑り止めを好む適宜な締め付け部材
に設ければ良い。
【0051】〔発明の効果〕本発明は、以上説明したよ
うに構成されているので、以下に記載されるような効果
を奏する。
【0052】請求項1は靴の踵の壁面に締め付けた締め
付け部材にて滑り止めを設けたので、最も掴み易い凸状
をしたところを掴んだ事から滑り止めの安定度も良く外
観も目立たず異和感もないと共に一日中装着していても
本人は痛くも痒くもない。
【0053】請求項2は締め付け部材を伸縮自在の材料
でつくったので、絶えず縮む力が働いて踵に絡みついて
くれるので安心感がもてる。
【0054】請求項3は滑り止めに回動部材を設けて起
伏可能にしたので、凍路を歩く場合は滑り止めを起して
歩き滑りを止め、不凍路を歩く場合は滑り止めを伏せる
と滑り止めは土踏まず部の凹部にあって上面を向き全く
路面に触れないので滑り止めの磨滅がないと共に綺麗な
床面をした電車又は事務所でも床面を汚す事はないので
気兼は無用で、終日迄凍路又は不凍路に対応して滑り止
めを取り付けたり取り外したりさらには袋に入れたりす
る等煩わしい思いをする事なく又特に煩わしいのは冷た
い風雪の中で汚い荷物を持って歩かなくても良い。
【0055】請求項4は滑り止めの回動部材に隆起を設
けこれに締め付け部材を引っかけたので、滑り止めを起
した場合でも伏した場合でも締め付け部材の強い縮む力
で引張り上げてくれるので滑り止めは動揺する事なく靴
の下面に強く接触して落着く事ができる。
【0056】請求項5は滑り止めに二個の回動部材を設
けたので、滑り止めの付け根に二個の関節があるのと同
様な事から滑り止めは如何なる傾斜角度にもなり得るの
で、滑り止めの厚さと同じ厚さの空間が土踏まず部の下
面にあれば滑り止めは最適の姿勢で伏す事ができるので
踵の低い婦人靴等でも滑り止めを起伏可能に設ける事が
できる。
【0057】請求項6は締め付け部材に押し上げ部材を
埋没して設けたので、万一締め付け部材が摺り下がるよ
うな事があると下枝に必ず踏圧が加わりこの踏圧は一体
にてなる幹並びに上枝と同時に伝わり従って締め付け部
材の下部並びに上部をも手を貸す事もなく押し上げてく
れる。
【0058】請求項7は回動部材の両端に起伏可能な剛
にてなる滑り止めを設けたので、滑り止めを起すと本人
の身体の重心の最もかかる回動部材のの回動中心を通る
鉛直線は滑り止めの中心にある事から滑り止めは踏圧を
受けても安定性が良く、さらに最も危険な後ろに転び易
い凍路の坂を降りるとき等安心して歩く事ができると共
に滑り止めを伏せると刃先は路面に触れないので舗装さ
れた路面を傷付ける事もなく且つがちがちと騒音を発す
る事もなくさらには刃先を鈍らせる事もない。
【0059】請求項8は剛にてなる滑り止めをボルトに
したので、刃先を研いで短くなってもその長さだけ刃先
を出す事が容易で、さらには滑り止めが短くなって使用
不能になっても本体は捨てる事なく滑り止めのみを安価
にて容易に取り替える事ができる。又正常な歩行では刃
先は路面に触れない程度に出しておくと共に足首を捻ら
せて靴の下面を横方向に傾けると内側又は外側の何れか
の刃先が路面に刺さる程度に刃先を出しておくと、凍路
又は不凍路と交交に事情が頻繁に変る場合において、不
凍路を歩く場合は正常な歩行で凍路を歩く場合は足首を
捻らせて歩けば良く、滑り止めを起したり伏せたりする
作業が省ける事となる。
【0060】請求項9は滑り止めの回動部材に隆起を設
け略正方形状となしこれに略方形状につくった締め付け
部材の鈎を引っかけたので、滑り止めは容易に回らなく
なり従って滑り止めに外圧並びに障害があっても滑り止
めの姿勢が崩れる事がないと共に又崩れかかっても直ち
に元の姿勢に戻る。
【0061】請求項10は滑り止めを締め付け部材に固
定して設けたので、滑り止めは安定性が良くなると共に
滑り止めの面積を広める事ができたのでそれだけ抵抗す
る力も大きくなり従って滑りを止める力が大きくなる。
【0062】請求項11は強にてなる材料で締め付け部
材をつくったので、締め付け部材は頑丈にできており余
程の障害物でないと毀れる事はなく又頑丈である為に機
械的な締め付けが可能であり、靴の踵がとれない以上締
め付け部材も脱落しない程固定度が高く樹木の枝等転が
っている凍路でも安定性がある。
【0063】請求項12は滑り止めに屈曲可能な腕を設
けて横方向に起伏可能にしたので、土踏まず部に空間の
ない登山靴等で一時滑り止めが不用になっても取り付け
たり取り外したり又は荷物になったりする等の煩わしい
事が省ける。
【0064】請求項13は滑り止めにはこれを支承する
支台を設けたので、滑り止めは柔い材料であるもの程効
率が良い事から(基板も靴の下面と滑りを生じるものは
危険)支台はふわふわした柔い滑り止めを一定の平面に
保たせるには不可欠のものであると共に、又滑り止めが
磨滅したときは支台を設けておくと支台からの古い滑り
止めの剥ぎとりと支台に新しい滑り止めを固着する事と
が容易となる。
【0065】請求項14は滑り止めの回動部材を踵と爪
先部との間で土踏まず部の両外側部に設けたので、滑り
止めを起したときは爪先部の下面にあって滑り止めに踏
圧を受けるとその踏圧は直接爪先部の下面が受けるので
滑り止めの安定が良いと共に伏せると幅の狭くなってい
る土踏まず部の外側にくるので滑り止めは何の支障もな
く余裕をもって空間部に伏せる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紳士靴に滑り止めを装着した本装置を左足の靴
の内側から見た側面図である。
【図2】本装置のみで図1の二倍に拡大したA−A線断
面図である。
【図3】靴の下面のみと本装置の図1の下面図である。
【図4】起伏体の回動部材に設けた隆起と鈎のみを示し
たもので、図3の二倍に拡大したB−B線断面図であ
る。
【図5】踵の低い婦人靴に滑り止めを装着した本装置を
左足の靴の内側から見た側面図である。
【図6】本装置のみで図5の二倍に拡大したC−C線断
面図である。
【図7】靴の下面のみと本装置の図5の下面図である。
【図8】締め付け部材に設けた押し上げ部材を示したも
ので図7の二倍に拡大したD−D線断面である。
【図9】紳士靴に滑り止めを装着した本装置を左足の靴
の内側から見た側面図である。
【図10】靴の下面のみと本装置の図9の下面図であ
る。
【図11】起伏体の回動部材に設けた隆起を示したもの
で図10の二倍に拡大したE−E線断面図である。
【図12】登山靴に滑り止めを装着した本装置を左足の
靴の内側から見た側面図である。
【図13】図12の靴を破砕して本装置を外側から見た
側面図である。
【図14】靴の下面のみと本装置の図12の下面図であ
る。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6 滑り止め 7、8、9、30 締め付け部材 10、11、35 靴 12、13、36 踵 18、19、37 壁面 20、21、38 下面 14、15、16、17、55 回動部材 22、23、24、25、26 起伏体 42、43、44、45、46 支台 47、47′、66、66′、66″、66′′′ 隆
起 58 押し上げ部材 75 ナット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴(10、11、35)の踵(12、1
    3、36)の壁面(18、19、37)に着脱自在に締
    め付けた締め付け部材(7、8、9、30)にて滑り止
    め(1、2、3、4、5、6)を設けてできている靴に
    装着する滑り止めの設定装置。
  2. 【請求項2】 締め付け部材(7、8、9)は、伸縮自
    在の材料でできている請求項1記載の靴に装着する滑り
    止めの設定装置。
  3. 【請求項3】 滑り止め(1)は、締め付け部材(7)
    にて回動可能に設けられているこの回動部材(14)を
    固定して設けて起伏可能にできている請求項1又は2記
    載の靴に装着する滑り止めの設定装置。
  4. 【請求項4】 回動部材(14)には、隆起(47、4
    7′)を設けた請求項3記載の靴に装着する滑り止めの
    設定装置。
  5. 【請求項5】 滑り止め(2)は、締め付け部材(8)
    にて回動可能に設けてある上段の回動部材(15)に係
    合してさらに回動可能に設けられているこの下段の回動
    部材(16)を固定して設けて起伏可能にできている請
    求項1又は2記載の靴に装着する滑り止めの設定装置。
  6. 【請求項6】 締め付け部材(8)には、幹(59),
    下枝(60)並びに上枝(61)のこの三者を一体にて
    つくってできた押し上げ部材(58)の下枝(60)並
    びに上枝(61)が埋没されている請求項1、2又は5
    記載の靴に装着する滑り止めの設定装置。
  7. 【請求項7】 滑り止め(3)は、締め付け部材(9)
    にて回動可能に設けられているこの回動部材(17)の
    左右両端に固定して設けて起伏可能にできている請求項
    1又は2記載の靴に装着する滑り止めの設定装置。
  8. 【請求項8】 滑り止め(3)は、ボルトにてできてい
    る請求項1又は7記載の靴に装着する滑り止めの設定装
    置。
  9. 【請求項9】 回動部材(17)には、隆起(66、6
    6′、66″、66′′′)を設けた請求項7記載の靴
    に装着する滑り止めの設定装置。
  10. 【請求項10】 滑り止め(4)は、締め付け部材
    (9)と一体にてつくられて固定されてできている請求
    項1、2又は7記載の靴に装着する滑り止めの設定装
    置。
  11. 【請求項11】 締め付け部材(30)は、強にてなる
    材料でつくりこれにボルト(74)が装着されているこ
    のナット(75)を固定して設けてできている請求項1
    記載の靴に装着する滑り止めの設定装置。
  12. 【請求項12】 滑り止め(5)は、これの左右両端に
    屈曲可能な材料でつくった腕(83、83′)を設け腕
    (83)の先端部は着脱不能に腕(83′)の先端部は
    着脱可能にしてこの両者は締め付け部材(30)に係合
    して取り付けて起伏可能にできている請求項1又は11
    記載の靴に装着する滑り止めの設定装置。
  13. 【請求項13】 柔にてなる滑り止め(1、2、4、
    5)には、支台(42、43、44、45、46)が固
    定して設けてある請求項1、3、5、10又は12記載
    の靴に装着する滑り止めの設定装置。
  14. 【請求項14】 締め付け部材(30)にて設けられた
    滑り止め(6)は、これに設けた回動部材(55)が土
    踏まず部(29)の左右外側部に設けられて起伏可能に
    できている請求項1又は11記載の靴に装着する滑り止
    めの設定装置。
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