JP3010859U - 滑止め用靴当て - Google Patents

滑止め用靴当て

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JP3010859U
JP3010859U JP1994014652U JP1465294U JP3010859U JP 3010859 U JP3010859 U JP 3010859U JP 1994014652 U JP1994014652 U JP 1994014652U JP 1465294 U JP1465294 U JP 1465294U JP 3010859 U JP3010859 U JP 3010859U
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shoe
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soft rubber
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Inventor
道彦 葦沢
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道彦 葦沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】着脱がきわめて簡単かつ迅速に行い得、しかも
凍結路や滑り易い雪道等での使用中に外れることがな
く、使用者の足に過大な締付力など違和感を与えない滑
止め用靴当てを提供する。 【構成】靴底の裏側の接地面から靴の踵部分の裏面にか
けて全体に緊張状態で接当する軟質ゴム製の底当て部
と、この底当て部の裏面に埋め込まれた複数個のスパイ
クと、底当て部の先端両側部に固着されかつ靴先の強制
押し込みで弾性的に拡伸して靴先を固締するアーチ状の
軟質ゴム製横帯部と、底当て部の先端から先方へ膨出し
かつ底当て部の先端と横帯部の頂部付近とを橋絡する軟
質ゴム製縦帯部と、底当て部の後端両側部に固着されか
つそこから斜め後方上側へ円弧状にのびて靴の後部に緊
張状態に接当する帯状の軟質ゴム製踵押え部とを有して
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は靴の裏側に装着される滑止め部材の構造、特に冬期の雪道や凍結路面 を歩行する場合に、履いている任意の靴に簡単に着脱でき、また使用中に脱落す るおそれがない滑止め用靴当てに関する。
【0002】
【従来の技術】
冬期の雪や氷で滑り易くなった路面を歩く場合に、金属製のスパイク等を靴底 の裏面に埋め込んだ氷結路専用の靴、あるいはスパイクの代りに複数の深い溝や 多数の大きな突起による凹凸面を靴底に一体に加工した冬靴が知られている。ま た、滑るおそれのない普通の道路で用いる靴に、別体のゴム製の靴当てを着脱可 能に取り付けて滑止めとしたものも市販されている。この種の滑止め用靴当ては 、その裏面に目的に応じた種々の滑止め手段が設けられ、また、使用中に靴から 簡単に外れてしまわないように靴に縛り付ける2本のひもあるいは金具付きのベ ルト状締結具が、靴当て側部や後部に取り付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
靴底自体に滑止めの加工を施したり、スパイク等を埋設したものは降雪や氷結 のない地域とか滑止め不要の暖気の時間帯で使用するのに不便であり、摩耗する と靴自体を取り替えなければならない。この点、別体の滑止め用靴当ては必要に 応じて普通の靴に取り付けて使用できるので有利であるが、この場合は着脱が容 易でしかも使用中に外れないような固定手段が重要となる。靴当ての両側部から 張出させたひもやベルトの締結具で縛り付ける従来の構造では、使用中に簡単に 外れ易く、この方法で確実な固定を行うためにはこれらの締結具を多数本設けな ければならず、逆に取り外しに際してはひもの結び目や締結した金具の部分が凍 結して解き外すことができなくなるという不具合があった。
【0004】 そこで本考案は、着脱がきわめて簡単かつ迅速に行い得、しかも凍結路や滑り 易い雪道等での使用中に外れることがなく、また使用者の足に過大な締付力など 違和感を与えない滑止め用靴当てを提供しようとするものである。
【0005】 本考案はまた、靴の種類あるいは多少の寸法差(文数)に影響されずに確実に 靴底に装着できる汎用性の高い滑止め用靴当てを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案による滑止め用靴当ては、靴底の裏側の接地面から踵裏面にかけて緊張 状態で接当する軟質ゴム製の底当て部と、該底当て部の裏面に埋め込まれた複数 個のスパイクと、前記底当て部の先端両側部に固着されかつ靴先の強制押し込み で弾性的に拡伸して該靴先を固締するアーチ状の軟質ゴム製横帯部と、前記底当 て部の先端から先方へ膨出しかつ該底当て部の先端と前記横帯部の頂部付近とを 橋絡する軟質ゴム製縦帯部と、前記底当て部の後端両側部に固着されかつそこか ら斜め後方上側へ円弧状にのびて靴の後部に緊張状態に接当する帯状の軟質ゴム 製踵押え部とを有して成るものである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を実施例について図面を参照しつつ説明する。図1は本考案の実 施例による滑止め用靴当ての斜視図である。普通の靴の底面全長より短かい長さ の、本体部たる底当て部1は靴底に大略似た平面形状を成し、その踏面部1aお よび踵対峙部1bの厚みは略3〜5mm程度に形成され、材質は軟質のゴム材で 製造される。底当て部1の長さ方向中間部分、即ち踏面部1aと踵対峙部1bと の中間部1cは強制引張りによる伸びを良くするために肉厚は踏面部より若干薄 く、一例では2〜3mm程度である。
【0008】 底当て部1の先端(爪先側)の両側部から足の巾方向へ略半円形の形状で、つ まりアーチ形に、軟質ゴム製の横帯部2が形成されている。横帯部2の帯巾dは 例えば15mm弱程度であり、厚みは底当て部1の厚みと略同じか、あるいはこ れより若干薄くてもよい。また底当て部1の先端中央位置と横帯部2のアーチ形 頂部とを連結するように、該横帯部と略同じ帯巾および厚みの軟質ゴム製縦帯部 3が形成されているが、この縦帯部3は図1に明示する如く底当て部1の先端か ら先方へ円弧状に膨出するようにのびている。
【0009】 底当て部1の踵対峙部1b即ち靴の踵面に対応する部分の両側部には斜め後方 かつ上側へ円弧状にのびた軟質ゴム製の踵押え部4が形成されている。この踵押 え部4の厚みは横帯部2あるいは縦帯部3の厚みと同じであってもよいが、好ま しくはこれよりも薄く、例えばその1/2程度の厚みでよい。踵押え部4は全体 としては帯状であるが、後述するようにこの部分は使用時に靴の踵の後背部に緊 張して係止される部分であるため、その強制的弾性伸びを容易にしかつ靴の踵後 背部との係合を確実にする理由で、その中央上縁4aはわずかに凹状に輪郭付け がなされている。
【0010】 踵押え部4の両側部には、適当な長さの帯体から成る緊締具5が固着されてい る。緊締具5の一方の帯体先端には他方の帯体を挿通して掛留めするための留め 金具6が取り付けられている。
【0011】 図2〜図4を参照してさらに詳細に説明すれば、底当て部1は、その踏面部1 aの上面および踵対峙部1bに巾方向にのびる複数本の突状7が一体に形成され (図2)、また図4に示すように前記踏面部1aおよび前記踵対峙部1bに対応 する箇所の裏面(下面)には複数個の金属製スパイク8が装着されている。スパ イク8は、底当て部1に取外し不能となっているが、その形状は使用対象によっ て適切な種類のものが採用される。また底当て部1に直接埋め込む以外に、例え ば図5に示すような別体のゴム板13に縦断面でみてコ字形を成す円環状の複数 個の金具14を該ゴム板13から先端が突出するように埋込成形してスパイクパ ッド15とし、このスパイクパッド15を底当て部1の裏面に固着することもで きる。底当て部1の長さ方向中間部1cは巾が若干狭くなっており、かつ中央位 置に矩形状の窓孔9が形成され、これによって底当て部1の使用時の強制引張り による伸びを良好にしている。中間部1cの裏面は図3および図4の如く巾方向 にのびる複数本の突条10が形成されている。
【0012】 このような滑止め用靴当てを靴に装着するには、まずゴム製横帯部2を手等で 引張って拡開させながら図6の如く靴11の先方を該横帯部2の間に挿入し、靴 先端11aをゴム製縦帯部3に突き当てる。この場合も縦帯部3を若干先方への ばすようにして靴先を強く押し込む。靴11の先方部分はこれらの横,縦帯部2 ,3の緊張力によって底当て部1に固定される。この状態で底当て部1の踵対峙 部1bを後方へ強く引張り、底当て部1全体を後方へ弾性的にのばしつつ踵押え 部4を上方へ引張って靴11の踵後背部11bの上部分に係止させる。靴11は 底当て部1自体の弾性収縮力(復元力)と踵押え部4の斜め下方への弾性収縮力 により、先方への押圧力が作用するが、靴の先端部分では前述したように横帯部 2による外周側からの押し付けと縦帯部3による後方への押し付け(該帯部2は 円弧状にのびるため下方への押し付けも生じる)によって靴11は先方へ抜け外 れることがなく、このようにして滑止め用靴当ては確実に靴に固定される。靴当 て全体は装着後緊張状態に維持されており、雪道や凍結路等での苛酷な使用条件 下でも靴から外れることはない。
【0013】 上述の状態で本靴当ては強固に靴に装着されるが、さらに、踵押え部4の外れ 防止を確実にするために該踵押え部4に固着した緊締具5を靴11の上部あるい は足12の甲から脛のつけ根部分12aで締結し、これによって一層確実な固定 を確保できる。
【0014】 本考案の滑止め用靴当てを靴から取り外す場合は、上述の取り付けと逆の操作 で簡単に行える。緊締具5を解き外し、踵押え部4を下方へ引き下げて靴11の 後背部11bから外すと、底当て部1は自身の弾性で自然状態まで収縮するので 、あとは靴先を横帯部2から後方へ抜き出せばよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案は全体が軟質のゴム製で出来ており、材質のゴムの作用によっても、滑 止めがなされるが、底当て部の接地面にはスパイクが装着されているので、スパ イクが路面の凍結部にくい込むことにより、確実な滑止めがなされる。底当て部 上面には複数本の突条が形成されているので、長時間使用中に雪や氷が底当て部 の上面全体に厚く張り付くことはなく、また底当て部中間部には窓孔があいてお り、かつ先端部も縦帯部両側は開放されているので、底当て部と靴裏との間に入 り込んだ雪が逃げ場がなくなってそのまま雪塊化して使用者の人足に不快な感じ を与えるということもない。
【0016】 本考案の靴当ては上述したように靴への着脱が簡単であり、使用中に不慮に外 れてしまうこともなく、横,縦の帯部や踵押え部をはじめ全体が軟質のゴムで出 来ているため伸縮性があり、従来のようにひも等の結び目が凍結して外せなくな るという心配は皆無であり、さらに軟質ゴムの伸縮性により、大小の寸法の靴や 任意の形状の靴にも同じものを適用でき、汎用性が高く、滑りやすい路面での滑 止めとして多大な効果がある。 なお、上述の実施例における部材各部の厚み寸法等は単に一例を示したもので あって、本考案はこれに限定されないことは勿論であり、またゴムと同等の物理 的,化学的性質をもつ他の材質、例えば同等性質の合成樹脂材を用いることもで き、これらの変形は本考案の範囲に含まれると理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による滑止め用靴当ての斜視図
である。
【図2】図1に示す実施例の滑止め用靴当ての平面図で
ある。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図1に示す実施例の靴当てを裏面側からみた場
合の底面図である。
【図5】本考案に適用されるスパイクの埋め込み部分の
側面断面図である。
【図6】靴に装着した状態における本考案の滑止め用靴
当ての側面図である。
【符号の説明】
1 底当て部 2 横帯部 3 縦帯部 4 踵押え部 5 緊締具 7,10 突条 8 スパイク 9 窓孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】靴底の裏面に緊張状態で接当する軟質ゴム
    製の底当て部と、該底当て部の裏面に埋め込まれた複数
    個のスパイクと、前記底当て部の先端両側部に固着され
    かつ靴先の強制押し込みで弾性的に拡伸して該靴先を固
    締するアーチ状の軟質ゴム製横帯部と、前記底当て部の
    先端から先方へ膨出しかつ該底当て部の先端と前記横帯
    部の頂部付近とを橋絡する軟質ゴム製縦帯部と、前記底
    当て部の後端両側部に固着されかつそこから斜め後方上
    側へ円弧状にのびて靴の後部に緊張状態に接当する帯状
    の軟質ゴム製踵押え部とを有することを特徴とする滑止
    め用靴当て。
  2. 【請求項2】前記踵押え部の両側部に人足の甲近くの脛
    部を締着する緊締具が取り付けられることを特徴とする
    請求項第1項に記載した滑止め用靴当て。
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