JPH10225307A

JPH10225307A - 靴に着脱する滑り止め具

Info

Publication number: JPH10225307A
Application number: JP6525297A
Authority: JP
Inventors: Yoshiaki Matsumoto; 義昭松本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1997-02-13
Filing date: 1997-02-13
Publication date: 1998-08-25

Abstract

(57)【要約】【課題】降雪と冷え込みによってアイスバーン状
態になった路面や、河川の滑り易い岩などを通常の靴に
簡単に取付けて転倒を防止し、安全に歩行できる靴に着
脱できる滑り止め具を提供する。【解決手段】先端部にストッパー（４）を有する靴の
爪先部を横に縛る長さの短いバンド（１）の中央部に靴
の裏を縦に通って靴の踵の上に達する長いバンド（２）
の一端を取付けてＴ字形にし、その長いバンド（２）の
もう一方の先端部に８字形のストッパー（５）を取付
け、短いバンド（１）の交叉部と長いバンド（２）上の
踵の位置に毳立ったブラシ状の滑り止めを取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、常用している履
物に簡単に着脱できる滑り止め具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、河川や雪国では滑る岩や路上を歩
行する道具として、カンジキや藁靴等があり、またスパ
イクや爪状の器具を靴の裏に取付けるものがある。更
に、特開平５−２８５００５で示されているように靴底
全体がゴムの滑り止めで出来ているものがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、これらには次
のような欠点があった。（イ）スパイクや爪等が金属などの固いもので出来てい
るので、雪のない路上を歩行する際、音がして目立ちす
ぎし、固くて尖ったものは危険である。（ロ）構造が複雑でコストが掛かるし、重くて着脱にも
手間取る。（ハ）都市部の路上を歩行する場合、ファッション性に
問題がある。（ニ）靴底全体にゴムなどの滑り止めを貼付けた靴は、
専用靴になるので降雪の少ない地方では不経済になる。（ホ）ゴム主体の滑り止めは、歩行に違和感が伴うし、
階段や雪のない場所の歩行は滑り止めの効果も少なく、
却って危険である。本発明は、このような欠点を除くためになされたもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】先端部にストッパー
（４）を有する靴の爪先部を横に縛る長さの短いバンド
（１）の中央部に、靴の裏を縦に通って踵の上部に達す
る長さの長いバンド（２）の一端を繋いでＴ字形にし、
長いバンド（２）の後方の靴底から踵の高さの位置に支
柱（５）を設けてその先端部に８字形のストッパー
（５）を設け、短いバンド（１）と長いバンド（２）の
交叉部と長いバンド（２）上の踵の位置二箇所の接地部
に軽くて毳立った材質の滑り止め（３）を取り付ける。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。（イ）短いバンド（１）と長いバンド（２）は伸縮する
平帯状で、短いバンド（１）の両端には面ファスナーか
ホックのような重ねて止めるストッパー（４）を設け
る。（ロ）長いバンド（２）は、一端を短いバンド（１）の
中央部に繋いでＴ字形にして靴底の最後尾から踵の高さ
の位置に支柱（５）を設け、その先端には輪ゴムを繋い
で８字形にしたストッパー（６）を設ける。（ハ）滑り止め（３）は、軽くて毳立った状態に密植し
た毛や繊維などの材質で薄い基盤に貼ったものを短いバ
ンド（１）と長いバンド（２）の交差点上と長いバンド
（２）の踵部の位置二箇所に大きさ、位置を靴の接地部
に合せて取り付ける。この滑り止めは、北極熊の足の裏
に密生した体毛をヒントにしたもので、毛の代りにタオ
ルのように毳立った状態の繊維でもよい。本発明は以上のような構造で、これを使用するときは、
滑り止め（３）を接地面に向けて短いバンド（１）が靴
の爪先部に来るようにして靴を載せ、Ｔ字形になった長
いバンド（２）の後方の滑り止めの上に靴の踵を載せ、
支柱（５）を立てて８字形のストッパー（６）が踵の上
に来るようにして先端の長いバンド（２）側の輪を踵の
後方から土踏まずに引っ張りなから靴の踵部の角にかけ
て止め、片方の輪は土踏まず部から引っ張りながら靴の
前を潜らせて甲の位置で放し止める。同じ様に他方の靴
にセットして履き歩行すれば降雪によってアイスバーン
状態の路面でも安全に歩行できる。尚、８字形のストッ
パー（６）の代りに一本の靴紐の中央部を図５のように
長いバンド（２）の先端部に取付け、踵の脇から土踏ま
ず部で交叉させ、靴の甲で結ぶか、紐の両端に鍵ホック
を設けて止めてもよい。

【０００６】

【発明の効果】

（イ）滑り止めが、軽くて柔らかいものなので、極めて
安全である。（ロ）靴に取り付ける構造が簡単で、手間がかからな
い。（ハ）シンプルなので目立たず都会の路上での使用も抵
抗感が少ない。（ニ）滑り止めは、歩行の場所を選ず、普通に歩行でき
る。（ホ）構造が簡単でコストも低く、誰でも取り付けられ
る。（ヘ）軽く、シンプルなので手軽に携帯できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の使用状態を示す側面図である。

【図３】本発明の各部の形状を示す展開図である。

【図４】本発明の各部取り付け状態を示す斜視図であ
る。

【図５】本発明の後部ストッパーの変化例を示す斜視図
である。

【図６】本発明の使用状態を示す斜視図である。

【符合の説明】

１短いバンド２長いバンド３滑り止め４ストッパー５支柱６８字形のストッパー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】先端部にストッパー（４）を有する靴の
爪先部を横から縛る長さの短いバンド（１）の中央部
に、靴の裏を縦に通って踵部上に達する長さの長いバン
ド（２）の一端を繋いでＴ字形にし、その長いバンド
（２）の後部の靴底から踵の高さの位置に支柱（５）を
設け、先端部に８字形のストッパー（６）を設けて短い
バンド（１）と長いバンド（２）の交叉部と長いバンド
（２）上の靴の踵の位置二か所の接地部に軽くて毳立っ
た材質の滑り止め（３）を取付けた靴に着脱する滑り止
め具。