JPH08205518A - スナバ回路 - Google Patents
スナバ回路Info
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- JPH08205518A JPH08205518A JP7013336A JP1333695A JPH08205518A JP H08205518 A JPH08205518 A JP H08205518A JP 7013336 A JP7013336 A JP 7013336A JP 1333695 A JP1333695 A JP 1333695A JP H08205518 A JPH08205518 A JP H08205518A
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- snubber
- conductor
- switching element
- attached
- diode
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M7/00—Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
- H02M7/003—Constructional details, e.g. physical layout, assembly, wiring or busbar connections
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Power Conversion In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】有効インダクタンスを低減するスナバ回路の構
造を実現する。 【構成】スイッチング素子に付加され、スイッチング素
子に印加されるサージ電圧の吸収及びオフ電圧上昇率を
抑制するスナバダイオードとスナバコンデンサからなる
スナバ回路において、スイッチング素子とスナバダイオ
ードとが取り付けられ、スイッチング素子とスナバダイ
オードとを冷却し、スイッチング素子とスナバダイオー
ドとの導体を兼ねるヒートシンクと、スナバダイオ−ド
のヒ−トシンクが取り付けられた面とは反対側の面とス
ナバコンデンサとを接続をするように取り付けられた第
1の導体と、スナバコンデンサとスイッチング素子のヒ
−トシンクが取り付けられた面とは反対側の面とを接続
し第1の導体と平行となるように取り付けられた第2の
導体と、第1の導体と第2の導体の間に絶縁スペーサと
を設ける。
造を実現する。 【構成】スイッチング素子に付加され、スイッチング素
子に印加されるサージ電圧の吸収及びオフ電圧上昇率を
抑制するスナバダイオードとスナバコンデンサからなる
スナバ回路において、スイッチング素子とスナバダイオ
ードとが取り付けられ、スイッチング素子とスナバダイ
オードとを冷却し、スイッチング素子とスナバダイオー
ドとの導体を兼ねるヒートシンクと、スナバダイオ−ド
のヒ−トシンクが取り付けられた面とは反対側の面とス
ナバコンデンサとを接続をするように取り付けられた第
1の導体と、スナバコンデンサとスイッチング素子のヒ
−トシンクが取り付けられた面とは反対側の面とを接続
し第1の導体と平行となるように取り付けられた第2の
導体と、第1の導体と第2の導体の間に絶縁スペーサと
を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自己消弧型スイッチン
グ素子であるGTO等のターンオフ時に発生するサージ
電圧の吸収及びオフ電圧上昇率抑制を行なうスナバ回路
に関する。
グ素子であるGTO等のターンオフ時に発生するサージ
電圧の吸収及びオフ電圧上昇率抑制を行なうスナバ回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゲ−トタ−ンオフサイリスタ(以
下、GTOと称す)の大容量化が進み、既に6kV−6
kA以上の定格のGTOが開発されている。GTOが大
電流を遮断する上で重要な回路要素の1つとしては遮断
電流をバイパスさせるスナバ回路があげられ、GTOを
用いた変換装置には,大電流を遮断する際のサージ電圧
を低く抑えるために低インダクタンスのスナバ回路が必
要となる。
下、GTOと称す)の大容量化が進み、既に6kV−6
kA以上の定格のGTOが開発されている。GTOが大
電流を遮断する上で重要な回路要素の1つとしては遮断
電流をバイパスさせるスナバ回路があげられ、GTOを
用いた変換装置には,大電流を遮断する際のサージ電圧
を低く抑えるために低インダクタンスのスナバ回路が必
要となる。
【0003】図16はGTOのスナバ回路を示す回路図
である。スナバ回路は、GTO1のアノード極とカソー
ド極をバイパスするようにスナバダイオード2、スナバ
ダイオード2と並列に接続されたスナバ抵抗3、そして
スナバダイオード2と直列に接続されたスナバコンデン
サ4とで構成され、GTO1のターンオフ時に発生する
サージ電圧の吸収及びオフ電圧上昇率を抑制している。
また、GTO1はゲート駆動回路5によりON、OFF
信号が与えられ制御される。
である。スナバ回路は、GTO1のアノード極とカソー
ド極をバイパスするようにスナバダイオード2、スナバ
ダイオード2と並列に接続されたスナバ抵抗3、そして
スナバダイオード2と直列に接続されたスナバコンデン
サ4とで構成され、GTO1のターンオフ時に発生する
サージ電圧の吸収及びオフ電圧上昇率を抑制している。
また、GTO1はゲート駆動回路5によりON、OFF
信号が与えられ制御される。
【0004】以下、従来技術を図17の水冷式のGTO
及びスナバ回路構造図を用いて説明する。GTO1は平
型素子でスタック6に組み込まれ主回路導体を兼ねた水
冷ヒートシンク7i、7jに挟まれ冷却される。スナバ
回路は、まず、導体8aによりGTO1のアノード極と
なる水冷ヒートシンク6jからスナバダイオード2Aの
アノード極に接続される。スナバダイオードは回路電圧
に合わせて直列数が決定され、本図の場合は片面冷却
で、同形状でも電極構成が互いに逆の三角ベース型ダイ
オード2A、2Bを水冷ヒートシンク7kを介して2直
列構成と成っている。
及びスナバ回路構造図を用いて説明する。GTO1は平
型素子でスタック6に組み込まれ主回路導体を兼ねた水
冷ヒートシンク7i、7jに挟まれ冷却される。スナバ
回路は、まず、導体8aによりGTO1のアノード極と
なる水冷ヒートシンク6jからスナバダイオード2Aの
アノード極に接続される。スナバダイオードは回路電圧
に合わせて直列数が決定され、本図の場合は片面冷却
で、同形状でも電極構成が互いに逆の三角ベース型ダイ
オード2A、2Bを水冷ヒートシンク7kを介して2直
列構成と成っている。
【0005】スナバダイオード2Bのカソード極は導体
8bを用いてスナバコンデンサ4に接続され、スナバコ
ンデンサー3の反対側極から導体8cによりGTO1の
カソード極となっている水冷ヒートシンク6iに接続さ
れる。スナバ抵抗4は導体8b、8c間に接続される。
8bを用いてスナバコンデンサ4に接続され、スナバコ
ンデンサー3の反対側極から導体8cによりGTO1の
カソード極となっている水冷ヒートシンク6iに接続さ
れる。スナバ抵抗4は導体8b、8c間に接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図18にGTOがター
ンオフした時のGTOを流れる電流変化IT とGTOの
電圧波形V、スナバ電流IS を示す。GTOがターンオ
フするとGTO電流が急激に減少する(すなわちスナバ
回路電流IS が急激に増加する)下降時間において発生
するスパイク電圧VDSP は、スナバコンデンサの充電電
圧、スナバ回路内インダクタンスによる発生電圧、スナ
バダイオードの順回復電圧、その他スナバ回路内抵抗分
による電圧降下の主に4つの電圧成分の和で構成され
る。その値はGTO素子が許容する所定のレベル以下に
抑える必要がある。これは、スパイク電圧VDSP が所定
値以上となった場合はGTOが故障し、装置としての機
能を維持できなくなるためである。
ンオフした時のGTOを流れる電流変化IT とGTOの
電圧波形V、スナバ電流IS を示す。GTOがターンオ
フするとGTO電流が急激に減少する(すなわちスナバ
回路電流IS が急激に増加する)下降時間において発生
するスパイク電圧VDSP は、スナバコンデンサの充電電
圧、スナバ回路内インダクタンスによる発生電圧、スナ
バダイオードの順回復電圧、その他スナバ回路内抵抗分
による電圧降下の主に4つの電圧成分の和で構成され
る。その値はGTO素子が許容する所定のレベル以下に
抑える必要がある。これは、スパイク電圧VDSP が所定
値以上となった場合はGTOが故障し、装置としての機
能を維持できなくなるためである。
【0007】しかし、現在までの技術レベルでは狙った
回路インダクタンスの最小化が実際の構造物で実現でき
たか否かは、変換装置を作り上げた後に実際に電流を遮
断して初めて評価できるものでしかなく、スパイク電圧
VDSP を所定値以下に抑えられない場合は、再度設計を
見直しするか、または、スパイク電圧VDSP が所定値以
下となるような遮断電流を装置定格とし、GTOの遮断
能力を十分発揮できない装置設計となっていた。
回路インダクタンスの最小化が実際の構造物で実現でき
たか否かは、変換装置を作り上げた後に実際に電流を遮
断して初めて評価できるものでしかなく、スパイク電圧
VDSP を所定値以下に抑えられない場合は、再度設計を
見直しするか、または、スパイク電圧VDSP が所定値以
下となるような遮断電流を装置定格とし、GTOの遮断
能力を十分発揮できない装置設計となっていた。
【0008】現在、スパイク電圧VDSP を構成する前述
の4つの電圧成分のなかでスナバコンデンサの充電電圧
以外では、スナバ回路内インダクタンスで発生する電圧
成分によるものが大きいことが分かっているので、使用
回路部品自身の低インダクタンス化と、回路配線構造に
よる有効インダクタンスの最小化が重要な設計要素とな
る。
の4つの電圧成分のなかでスナバコンデンサの充電電圧
以外では、スナバ回路内インダクタンスで発生する電圧
成分によるものが大きいことが分かっているので、使用
回路部品自身の低インダクタンス化と、回路配線構造に
よる有効インダクタンスの最小化が重要な設計要素とな
る。
【0009】現在広く用いられている導体有効インダク
タンスを求める計算式は次の通りである。有効インダク
タンス式は、
タンスを求める計算式は次の通りである。有効インダク
タンス式は、
【0010】
【数1】Leff =L−M 式(1) 自己インダクタンス計算式は、
【0011】
【数2】 L=2*l(loge(2*l/R)−1+R/l) [nH] 式(2) 相互インダクタンス計算式は、
【0012】
【数3】 L=2*l(loge(2*l/R)−1+R/l) [nH] 式(3) 但し、l>R、l>D l:母線長[cm] R:自己幾何学的平均距離[cm] D:相互幾何学的平均距離[cm] 図19に示す往復方形母線ではRとDは次式で与えられ
る。
る。
【0013】
【数4】R=0.2235(a+b):近似式 logeD=1/2*((c+2a)/a)2 *logeRc+2a −((c+a)/a)2 *logeRc+a +1/2*(c/a)*logeRc 式(4) 但し、Rc+2a:b(c+2a)なる方形の自己幾何学的
平均距離 Rc+a :b(c+a)なる方形の自己幾何学的平均距離 Rc :bcなる方形の自己幾何学的平均距離 以上より図19に示す方形往復母線の往復の有効インダ
クタンスは
平均距離 Rc+a :b(c+a)なる方形の自己幾何学的平均距離 Rc :bcなる方形の自己幾何学的平均距離 以上より図19に示す方形往復母線の往復の有効インダ
クタンスは
【0014】
【数5】 Leff =2(L−M) =4*l*loge(D/R) [nH] 式(5) 即ち、有効インダクタンスを小さくするには、自己幾何
学的平均距離Rを大きくすれば良く、具体的には、母線
の同一平面を広くすれば良く。また、相互幾何学的平均
距離Dを小さくすれば良く、具体的には、往復母線の間
隔を小さくするのが良いことがわかる。
学的平均距離Rを大きくすれば良く、具体的には、母線
の同一平面を広くすれば良く。また、相互幾何学的平均
距離Dを小さくすれば良く、具体的には、往復母線の間
隔を小さくするのが良いことがわかる。
【0015】更に言えば、電流の流れで発生する磁界を
打ち消すように導体を構成すれば良い。近年、GTOは
大容量化傾向にあり、しかも高電圧化と大電流化が同時
に求められている。特にスナバダイオードの選定では、
不必要なGTO陽極電圧のアンダーシュートを除去する
ためにダイオードの逆回復電荷Qrの小さい高速ダイオ
ードを使用する必要があり、そのような高速ダイオード
はヒートシンクに直接ねじ込むスタッド型ダイオードや
ボルト取付の三角ベース型ダイオードとなっていた。し
かしこのようなタイプのダイオードは容量が小さく、高
電圧化、大電流化に対応させるために、これらのダイオ
ードを直並列接続して使用していた。
打ち消すように導体を構成すれば良い。近年、GTOは
大容量化傾向にあり、しかも高電圧化と大電流化が同時
に求められている。特にスナバダイオードの選定では、
不必要なGTO陽極電圧のアンダーシュートを除去する
ためにダイオードの逆回復電荷Qrの小さい高速ダイオ
ードを使用する必要があり、そのような高速ダイオード
はヒートシンクに直接ねじ込むスタッド型ダイオードや
ボルト取付の三角ベース型ダイオードとなっていた。し
かしこのようなタイプのダイオードは容量が小さく、高
電圧化、大電流化に対応させるために、これらのダイオ
ードを直並列接続して使用していた。
【0016】図17に示す従来のスナバ回路構成のよう
に、スナバダイオードを三角ベース型の高速ダイオード
で、直列数が2の場合では、三角ベース型ダイオードの
一方の電極が、ダイオードを冷却体に取り付ける取付
面、他方の電極が鍵型端子となっているので、導体を接
続した際に、導体の自己インダクタンスを打ち消すよう
に作用する相互インダクタンスが殆ど期待できない。つ
まり、電流の流れ方向とは逆方向でしかも平行するよう
な導体構成ができない。また、ダイオードを2個直列に
したためにスナバ回路の導体ループが大きくなり、低イ
ンダクタンス化構造をさらに困難にしていた。当然のこ
とながら高電圧化は耐電圧能力を維持する必要から絶縁
設計のため装置の大型化を余儀なくされ、ますます低イ
ンダクタンス化スナバ回路構造が困難であった。
に、スナバダイオードを三角ベース型の高速ダイオード
で、直列数が2の場合では、三角ベース型ダイオードの
一方の電極が、ダイオードを冷却体に取り付ける取付
面、他方の電極が鍵型端子となっているので、導体を接
続した際に、導体の自己インダクタンスを打ち消すよう
に作用する相互インダクタンスが殆ど期待できない。つ
まり、電流の流れ方向とは逆方向でしかも平行するよう
な導体構成ができない。また、ダイオードを2個直列に
したためにスナバ回路の導体ループが大きくなり、低イ
ンダクタンス化構造をさらに困難にしていた。当然のこ
とながら高電圧化は耐電圧能力を維持する必要から絶縁
設計のため装置の大型化を余儀なくされ、ますます低イ
ンダクタンス化スナバ回路構造が困難であった。
【0017】多並列のスナバ回路の作用を以下に説明す
る。GTOをオフしたときの電流は数千A、その時の時
間変化は数千A/μsecに達するので、スナバ電流の
分流アンバランスは、スナバ回路を構成する各部品の分
担電圧に大きく影響する。仮に配置を非対称とした場
合、回路インダクタンスの小さいスナバ回路に電流が流
れ易くなり、大きな電流がそのスナバコンデンサに流れ
込んで充電電圧を引き上げ、ダイオードの順回復電圧も
引き上げられてしまう。一方、回路インダクタンスの大
きい方に流れる電流は少ないが回路インダクタンスが大
きい為これによる発生電圧が高くなり、双方のスナバ回
路電圧が高くなってバランスする。従って、せっかく並
列にしても効果的なスパイク電圧VDSP の低減を達成で
きない。
る。GTOをオフしたときの電流は数千A、その時の時
間変化は数千A/μsecに達するので、スナバ電流の
分流アンバランスは、スナバ回路を構成する各部品の分
担電圧に大きく影響する。仮に配置を非対称とした場
合、回路インダクタンスの小さいスナバ回路に電流が流
れ易くなり、大きな電流がそのスナバコンデンサに流れ
込んで充電電圧を引き上げ、ダイオードの順回復電圧も
引き上げられてしまう。一方、回路インダクタンスの大
きい方に流れる電流は少ないが回路インダクタンスが大
きい為これによる発生電圧が高くなり、双方のスナバ回
路電圧が高くなってバランスする。従って、せっかく並
列にしても効果的なスパイク電圧VDSP の低減を達成で
きない。
【0018】図20はGTO1のヒートシンク6jの側
面に直接スナバダイオード2を取り付けている従来のス
ナバ回路構造の他の例である。図17と比較して導体の
接続距離が短くなっているが、この場合も導体の構成
上、自己インダクタンスを打ち消す相互インダクタンス
が小さいので、導体による有効インダクタンスは小さく
ならない。
面に直接スナバダイオード2を取り付けている従来のス
ナバ回路構造の他の例である。図17と比較して導体の
接続距離が短くなっているが、この場合も導体の構成
上、自己インダクタンスを打ち消す相互インダクタンス
が小さいので、導体による有効インダクタンスは小さく
ならない。
【0019】よって本発明では、GTO電流が急激に減
少する(すなわちスナバ回路電流が急激に増加する)下
降時間において発生するスパイク電圧VDSP の低減にと
って重要なスナバ回路の有効インダクタンスを低減する
構造を実現し、GTOの能力を十分に活用することにあ
り、また低インダクタンス化構成の実現はスナバ回路構
造のコンパクト化につながり、結果的に装置の小形化、
高性能化を目的とする。
少する(すなわちスナバ回路電流が急激に増加する)下
降時間において発生するスパイク電圧VDSP の低減にと
って重要なスナバ回路の有効インダクタンスを低減する
構造を実現し、GTOの能力を十分に活用することにあ
り、また低インダクタンス化構成の実現はスナバ回路構
造のコンパクト化につながり、結果的に装置の小形化、
高性能化を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
スナバ回路では、スイッチング素子に付加され、このス
イッチング素子に印加されるサージ電圧の吸収及びオフ
電圧上昇率を抑制するスナバダイオードとスナバコンデ
ンサからなるスナバ回路において、前記スイッチング素
子と前記スナバダイオードとが取り付けられ、前記スイ
ッチング素子と前記スナバダイオードとを冷却し、前記
スイッチング素子と前記スナバダイオードとの導体を兼
ねるヒートシンクと、前記スナバダイオ−ドの前記ヒ−
トシンクが取り付けられた面とは反対側の面と前記スナ
バコンデンサとを接続をするように取り付けられた第1
の導体と、前記スナバコンデンサと前記スイッチング素
子の前記ヒ−トシンクが取り付けられた面とは反対側の
面とを接続し前記第1の導体と平行となるように取り付
けられた第2の導体と、前記第1の導体と前記第2の導
体の間に絶縁スペーサとが設けられたことを特徴とす
る。
スナバ回路では、スイッチング素子に付加され、このス
イッチング素子に印加されるサージ電圧の吸収及びオフ
電圧上昇率を抑制するスナバダイオードとスナバコンデ
ンサからなるスナバ回路において、前記スイッチング素
子と前記スナバダイオードとが取り付けられ、前記スイ
ッチング素子と前記スナバダイオードとを冷却し、前記
スイッチング素子と前記スナバダイオードとの導体を兼
ねるヒートシンクと、前記スナバダイオ−ドの前記ヒ−
トシンクが取り付けられた面とは反対側の面と前記スナ
バコンデンサとを接続をするように取り付けられた第1
の導体と、前記スナバコンデンサと前記スイッチング素
子の前記ヒ−トシンクが取り付けられた面とは反対側の
面とを接続し前記第1の導体と平行となるように取り付
けられた第2の導体と、前記第1の導体と前記第2の導
体の間に絶縁スペーサとが設けられたことを特徴とす
る。
【0021】本発明の請求項2に係るスナバ回路では、
スイッチング素子に付加され、このスイッチング素子に
印加されるサージ電圧の吸収及びオフ電圧上昇率を抑制
する第1と第2のスナバダイオードと第1と第2のスナ
バコンデンサからなり、2並列接続されたスナバ回路に
おいて、前記スイッチング素子と前記第1と第2のスナ
バダイオードとが取り付けられ、前記スイッチング素子
と前記第1と第2のスナバダイオードとを冷却し、前記
スイッチング素子と前記第1と第2のスナバダイオード
との導体を兼ねるヒートシンクと、前記第1のスナバダ
イオ−ドの前記ヒ−トシンクが取り付けられた面とは反
対側の面と前記第1のスナバコンデンサとを接続をする
ように取り付けられた第1の導体と、前記第1のスナバ
コンデンサと前記スイッチング素子の前記ヒ−トシンク
が取り付けられた面とは反対側の面とを接続し前記第1
の導体と平行となるように取り付けられた第2の導体
と、前記第1の導体と前記第2の導体の間に第1の絶縁
スペーサと、前記第2のスナバダイオ−ドの前記ヒ−ト
シンクが取り付けられた面とは反対側の面と前記第2の
スナバコンデンサとを接続をするように取り付けられた
第3の導体と、前記第2のスナバコンデンサと前記スイ
ッチング素子の前記ヒ−トシンクが取り付けられた面と
は反対側の面とを接続し前記第3の導体と平行となるよ
うに取り付けられた第4の導体と、前記第3の導体と前
記第4の導体の間に第2の絶縁スペーサとが設けられた
ことを特徴とする。
スイッチング素子に付加され、このスイッチング素子に
印加されるサージ電圧の吸収及びオフ電圧上昇率を抑制
する第1と第2のスナバダイオードと第1と第2のスナ
バコンデンサからなり、2並列接続されたスナバ回路に
おいて、前記スイッチング素子と前記第1と第2のスナ
バダイオードとが取り付けられ、前記スイッチング素子
と前記第1と第2のスナバダイオードとを冷却し、前記
スイッチング素子と前記第1と第2のスナバダイオード
との導体を兼ねるヒートシンクと、前記第1のスナバダ
イオ−ドの前記ヒ−トシンクが取り付けられた面とは反
対側の面と前記第1のスナバコンデンサとを接続をする
ように取り付けられた第1の導体と、前記第1のスナバ
コンデンサと前記スイッチング素子の前記ヒ−トシンク
が取り付けられた面とは反対側の面とを接続し前記第1
の導体と平行となるように取り付けられた第2の導体
と、前記第1の導体と前記第2の導体の間に第1の絶縁
スペーサと、前記第2のスナバダイオ−ドの前記ヒ−ト
シンクが取り付けられた面とは反対側の面と前記第2の
スナバコンデンサとを接続をするように取り付けられた
第3の導体と、前記第2のスナバコンデンサと前記スイ
ッチング素子の前記ヒ−トシンクが取り付けられた面と
は反対側の面とを接続し前記第3の導体と平行となるよ
うに取り付けられた第4の導体と、前記第3の導体と前
記第4の導体の間に第2の絶縁スペーサとが設けられた
ことを特徴とする。
【0022】本発明の請求項3に係るスナバ回路では、
請求項2記載のスナバ回路において、スイッチング素子
を中心にして対称位置に第1と第2のスナバダイオード
とスナバコンデンサを配置して、2並列接続されたスナ
バ回路を構成し、各スナバ回路を構成する導体が同じ導
体接続距離と導体抵抗となっていることを特徴とする。
請求項2記載のスナバ回路において、スイッチング素子
を中心にして対称位置に第1と第2のスナバダイオード
とスナバコンデンサを配置して、2並列接続されたスナ
バ回路を構成し、各スナバ回路を構成する導体が同じ導
体接続距離と導体抵抗となっていることを特徴とする。
【0023】本発明の請求項4に係るスナバ回路では、
請求項2記載のスナバ回路において、スイッチング素子
に対して片側位置に第1と第2のスナバダイオードとス
ナバコンデンサを配置して、各々のスナバダイオードと
スナバコンデンサを接続する導体を共通とし、各々のス
ナバコンデンサーとスイッチング素子とを接続する導体
を共通とし、2並列接続されたスナバ回路を構成し、各
スナバ回路を構成する導体が同じ導体接続距離と導体抵
抗となっていることを特徴とする。
請求項2記載のスナバ回路において、スイッチング素子
に対して片側位置に第1と第2のスナバダイオードとス
ナバコンデンサを配置して、各々のスナバダイオードと
スナバコンデンサを接続する導体を共通とし、各々のス
ナバコンデンサーとスイッチング素子とを接続する導体
を共通とし、2並列接続されたスナバ回路を構成し、各
スナバ回路を構成する導体が同じ導体接続距離と導体抵
抗となっていることを特徴とする。
【0024】本発明の請求項5に係るスナバ回路では、
スイッチング素子に付加され、このスイッチング素子に
印加されるサージ電圧の吸収及びオフ電圧上昇率を抑制
する複数のスナバダイオードと複数のスナバコンデンサ
からなり、多並列接続されたスナバ回路において、前記
スイッチング素子と前記複数のスナバダイオードとが取
り付けられ、前記スイッチング素子と前記複数のスナバ
ダイオードとを冷却し、前記スイッチング素子と前記複
数のスナバダイオードとの導体を兼ねるヒートシンク
と、前記複数のスナバダイオ−ドの前記ヒ−トシンクが
取り付けられた面とは反対側の面と前記複数のスナバダ
イオードそれぞれに対応する前記複数のスナバコンデン
サとを接続をするように取り付けられた第1の導体と、
前記複数のスナバコンデンサと前記複数のスナバコンデ
ンサそれぞれに対応する前記スイッチング素子の前記ヒ
−トシンクが取り付けられた面とは反対側の面とを接続
し前記複数の第1の導体と平行となるように取り付けら
れた第2の導体と、前記第1の導体と前記第2の導体の
間に絶縁スペーサとが設けられたことを特徴とする。
スイッチング素子に付加され、このスイッチング素子に
印加されるサージ電圧の吸収及びオフ電圧上昇率を抑制
する複数のスナバダイオードと複数のスナバコンデンサ
からなり、多並列接続されたスナバ回路において、前記
スイッチング素子と前記複数のスナバダイオードとが取
り付けられ、前記スイッチング素子と前記複数のスナバ
ダイオードとを冷却し、前記スイッチング素子と前記複
数のスナバダイオードとの導体を兼ねるヒートシンク
と、前記複数のスナバダイオ−ドの前記ヒ−トシンクが
取り付けられた面とは反対側の面と前記複数のスナバダ
イオードそれぞれに対応する前記複数のスナバコンデン
サとを接続をするように取り付けられた第1の導体と、
前記複数のスナバコンデンサと前記複数のスナバコンデ
ンサそれぞれに対応する前記スイッチング素子の前記ヒ
−トシンクが取り付けられた面とは反対側の面とを接続
し前記複数の第1の導体と平行となるように取り付けら
れた第2の導体と、前記第1の導体と前記第2の導体の
間に絶縁スペーサとが設けられたことを特徴とする。
【0025】本発明の請求項6に係るスナバ回路では、
請求項5記載のスナバ回路において、スイッチング素子
を中心にして点対称位置にそれぞれスナバダイオードと
スナバコンデンサを配置して、多並列接続されたスナバ
回路が構成され、各スナバ回路を構成する接続導体が全
く同じ導体接続距離と導体抵抗となっていることを特徴
とする。
請求項5記載のスナバ回路において、スイッチング素子
を中心にして点対称位置にそれぞれスナバダイオードと
スナバコンデンサを配置して、多並列接続されたスナバ
回路が構成され、各スナバ回路を構成する接続導体が全
く同じ導体接続距離と導体抵抗となっていることを特徴
とする。
【0026】本発明の請求項7に係るスナバ回路では、
請求項1または請求項2または請求項5記載のスナバ回
路において、第1と第2の導体の端部を丸め、この第1
と第2の導体に挟まれる絶縁スペーサは導体幅より広く
し、相対する互いの導体との絶縁は絶縁スペーサによる
沿面絶縁と個体絶縁にて協調されていることを特徴とす
る。
請求項1または請求項2または請求項5記載のスナバ回
路において、第1と第2の導体の端部を丸め、この第1
と第2の導体に挟まれる絶縁スペーサは導体幅より広く
し、相対する互いの導体との絶縁は絶縁スペーサによる
沿面絶縁と個体絶縁にて協調されていることを特徴とす
る。
【0027】本発明の請求項8に係るスナバ回路では、
請求項1または請求項2または請求項5記載のスナバ回
路において、第1と第2の導体の端部に丸棒を取り付
け、この第1と第2の導体に挟まれる絶縁スペーサは導
体幅より広くし、相対する互いの導体との絶縁は絶縁ス
ペーサによる沿面絶縁と個体絶縁にて協調されているこ
とを特徴とする。
請求項1または請求項2または請求項5記載のスナバ回
路において、第1と第2の導体の端部に丸棒を取り付
け、この第1と第2の導体に挟まれる絶縁スペーサは導
体幅より広くし、相対する互いの導体との絶縁は絶縁ス
ペーサによる沿面絶縁と個体絶縁にて協調されているこ
とを特徴とする。
【0028】本発明の請求項9に係るスナバ回路では、
請求項1または請求項2または請求項5記載のスナバ回
路において、絶縁スペーサ導体の端部と接する箇所は半
円溝を設け、絶縁スペーサの導体接触部と半円溝には導
電塗料が塗布し、第1と第2の導体に挟まれる絶縁スペ
ーサは導体幅より広し、相対する導体との絶縁は絶縁ス
ペーサの沿面絶縁と個体絶縁にて協調されていることを
特徴とする。
請求項1または請求項2または請求項5記載のスナバ回
路において、絶縁スペーサ導体の端部と接する箇所は半
円溝を設け、絶縁スペーサの導体接触部と半円溝には導
電塗料が塗布し、第1と第2の導体に挟まれる絶縁スペ
ーサは導体幅より広し、相対する導体との絶縁は絶縁ス
ペーサの沿面絶縁と個体絶縁にて協調されていることを
特徴とする。
【0029】
【作用】本発明の請求項1記載のスナバ回路において
は、このように構成することで、スナバ回路電流の往復
経路の互いの間隔距離は、絶縁スペーサーの個体絶縁距
離、即ち絶縁スペーサーの肉厚まで縮めることが可能と
なる。これにより前述した(4)式の相互幾何学的平均
距離Dが最小される。また薄肉幅広導体とすることで自
己幾何学的平均距離Rを大きくしているので相互インダ
クタンスMが最大化し、有効インダクタンスLeff が最
小化する。また、GTOでは電流の周波数が高いので、
表皮効果で導体の表面を電流が流れるので薄肉導体が効
率的にも適する。
は、このように構成することで、スナバ回路電流の往復
経路の互いの間隔距離は、絶縁スペーサーの個体絶縁距
離、即ち絶縁スペーサーの肉厚まで縮めることが可能と
なる。これにより前述した(4)式の相互幾何学的平均
距離Dが最小される。また薄肉幅広導体とすることで自
己幾何学的平均距離Rを大きくしているので相互インダ
クタンスMが最大化し、有効インダクタンスLeff が最
小化する。また、GTOでは電流の周波数が高いので、
表皮効果で導体の表面を電流が流れるので薄肉導体が効
率的にも適する。
【0030】本発明の請求項2乃至請求項6のいずれか
に記載のスナバ回路においては、並列化した各回路の電
気抵抗と回路インダクタンスが均一化し、スナバ回路に
流れる電流とその時間変化が均等化されことにより、各
スナバ回路のコンデンサの充電電圧,各スナバ回路内イ
ンダクタンスによる発生電圧,各スナバダイオードの順
回復電圧,その他各スナバ回路内抵抗分による電圧降
下、の主に4つの電圧成分が最小電圧値にてバランスす
るので、効果的なスパイク電圧VDSP の低減を達成でき
る。
に記載のスナバ回路においては、並列化した各回路の電
気抵抗と回路インダクタンスが均一化し、スナバ回路に
流れる電流とその時間変化が均等化されことにより、各
スナバ回路のコンデンサの充電電圧,各スナバ回路内イ
ンダクタンスによる発生電圧,各スナバダイオードの順
回復電圧,その他各スナバ回路内抵抗分による電圧降
下、の主に4つの電圧成分が最小電圧値にてバランスす
るので、効果的なスパイク電圧VDSP の低減を達成でき
る。
【0031】本発明の請求項7に記載のスナバ回路にお
いては、導体のエッジ部を丸めることで電界緩和シ−ル
ドを構成し、導体の剛性を高め、電磁力による変形量を
小さくしている。
いては、導体のエッジ部を丸めることで電界緩和シ−ル
ドを構成し、導体の剛性を高め、電磁力による変形量を
小さくしている。
【0032】本発明の請求項8に記載のスナバ回路にお
いては、導体のエッジ部に丸棒を取り付けることで電界
緩和を達成する。本発明の請求項9に記載のスナバ回路
においては、絶縁スペ−サの導体のエッジ部と接する箇
所に半円溝を設け、絶縁スペ−サの導体接触部と半円溝
に導電塗料を塗布することで電界緩和を達成する。
いては、導体のエッジ部に丸棒を取り付けることで電界
緩和を達成する。本発明の請求項9に記載のスナバ回路
においては、絶縁スペ−サの導体のエッジ部と接する箇
所に半円溝を設け、絶縁スペ−サの導体接触部と半円溝
に導電塗料を塗布することで電界緩和を達成する。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は第1の実施例のスナバ回路の構成図であ
る。スナバ回路はGTOスタック9と、スナバダイオ−
ドスタック10と、スナバコンデンサ11と、スナバ抵
抗12とから構成される。
する。図1は第1の実施例のスナバ回路の構成図であ
る。スナバ回路はGTOスタック9と、スナバダイオ−
ドスタック10と、スナバコンデンサ11と、スナバ抵
抗12とから構成される。
【0034】GTOスタック9は、GTO1と、GTO
1のカソ−ド側に取り付けられたヒ−トシンク13a
と、ヒ−トシンク13aのGTO1の取り付け面とは反
対側の面に取り付けられた絶縁座14aと、絶縁座14
aのヒ−トシンク13aの取り付け面とは反対側の面に
取り付けられた台座15と、GTO1のアノ−ド側に取
り付けられたヒ−トシンク13bと、ヒ−トシンク13
bのGTO1の取り付け面とは反対側の面に取り付けら
れた絶縁座14bと、絶縁座14bのヒ−トシンク13
bの取り付け面とは反対側の面に取り付けられたおさえ
板16と、台座15とおさえ板16とを接続するスタッ
ド17とで構成される。
1のカソ−ド側に取り付けられたヒ−トシンク13a
と、ヒ−トシンク13aのGTO1の取り付け面とは反
対側の面に取り付けられた絶縁座14aと、絶縁座14
aのヒ−トシンク13aの取り付け面とは反対側の面に
取り付けられた台座15と、GTO1のアノ−ド側に取
り付けられたヒ−トシンク13bと、ヒ−トシンク13
bのGTO1の取り付け面とは反対側の面に取り付けら
れた絶縁座14bと、絶縁座14bのヒ−トシンク13
bの取り付け面とは反対側の面に取り付けられたおさえ
板16と、台座15とおさえ板16とを接続するスタッ
ド17とで構成される。
【0035】スナバダイオ−ドスタック10は、スナバ
ダイオ−ド18と、スナバダイオ−ド18のカソ−ド側
に取り付けられたヒ−トシンク13aと、スナバダイオ
−ド18のアノ−ド側に取り付けられた薄肉幅広の導体
19aと、導体19aに取り付けられた絶縁スペ−サ2
0と、絶縁スペ−サ20の導体19aの取り付け面とは
反対側の面に取り付けられた薄肉幅広の導体19bと、
導体19bに重ねて取り付けられた薄肉幅広の導体19
cと、導体19cの絶縁スペ−サ20の取り付け面とは
反対側の面に取り付けられた絶縁座14cと、絶縁座1
4cの導体19cの取り付け面とは反対側の面に取り付
けられたおさえ板21と、ヒ−トシンク13aとおさえ
板21とを接続するスタッド22とで構成される。
ダイオ−ド18と、スナバダイオ−ド18のカソ−ド側
に取り付けられたヒ−トシンク13aと、スナバダイオ
−ド18のアノ−ド側に取り付けられた薄肉幅広の導体
19aと、導体19aに取り付けられた絶縁スペ−サ2
0と、絶縁スペ−サ20の導体19aの取り付け面とは
反対側の面に取り付けられた薄肉幅広の導体19bと、
導体19bに重ねて取り付けられた薄肉幅広の導体19
cと、導体19cの絶縁スペ−サ20の取り付け面とは
反対側の面に取り付けられた絶縁座14cと、絶縁座1
4cの導体19cの取り付け面とは反対側の面に取り付
けられたおさえ板21と、ヒ−トシンク13aとおさえ
板21とを接続するスタッド22とで構成される。
【0036】ヒ−トシンク13aは、GTO1のカソ−
ドとスナバダイオ−ド18のカソ−ドとの接続導体を兼
ねており、スナバダイオ−ド18のアノ−ドに取り付け
られた導体19aはスナバコンデンサ11の一方の端子
に接続され、スナバコンデンサ11の他方の端子には導
体19bが接続され、導体19cはGTO1のアノ−ド
に取り付けられ導体を兼ねるヒ−トシンク13bに接続
される。抵抗12の一方の端子は導体によりヒ−トシン
ク13aに接続され、他方の端子は導体により導体19
aに接続される。
ドとスナバダイオ−ド18のカソ−ドとの接続導体を兼
ねており、スナバダイオ−ド18のアノ−ドに取り付け
られた導体19aはスナバコンデンサ11の一方の端子
に接続され、スナバコンデンサ11の他方の端子には導
体19bが接続され、導体19cはGTO1のアノ−ド
に取り付けられ導体を兼ねるヒ−トシンク13bに接続
される。抵抗12の一方の端子は導体によりヒ−トシン
ク13aに接続され、他方の端子は導体により導体19
aに接続される。
【0037】尚、図示していないが、電流容量が大きく
スナバ回路構造の関係でスナバ回路導体幅が限定されて
いる場合は、導体19a、19b、19cの肉厚を厚く
するのではなく、薄肉の導体を複数枚使用し各導体間に
極薄フィルムを挿入する構成としている。
スナバ回路構造の関係でスナバ回路導体幅が限定されて
いる場合は、導体19a、19b、19cの肉厚を厚く
するのではなく、薄肉の導体を複数枚使用し各導体間に
極薄フィルムを挿入する構成としている。
【0038】このように構成することで、スナバ回路電
流の往復経路の互いの間隔距離は、絶縁スペーサーの個
体絶縁距離、即ち絶縁スペーサーの肉厚まで縮めること
が可能となる。これにより前述した(4)式の相互幾何
学的平均距離Dが最小される。また、薄肉幅広導体とす
ることで自己幾何学的平均距離Rを大きくしているので
相互インダクタンスMが最大化し、有効インダクタンス
Leff が最小化する。また、GTOでは電流の周波数が
高いので、表皮効果で導体の表面を電流が流れるので薄
肉導体が効率的にも適する。
流の往復経路の互いの間隔距離は、絶縁スペーサーの個
体絶縁距離、即ち絶縁スペーサーの肉厚まで縮めること
が可能となる。これにより前述した(4)式の相互幾何
学的平均距離Dが最小される。また、薄肉幅広導体とす
ることで自己幾何学的平均距離Rを大きくしているので
相互インダクタンスMが最大化し、有効インダクタンス
Leff が最小化する。また、GTOでは電流の周波数が
高いので、表皮効果で導体の表面を電流が流れるので薄
肉導体が効率的にも適する。
【0039】次に本発明の第2の実施例を図面を参照し
て説明する。図2は第2の実施例である2並列スナバ回
路回路図であり、図3は第2の実施例である2並列スナ
バ回路の構成図である。
て説明する。図2は第2の実施例である2並列スナバ回
路回路図であり、図3は第2の実施例である2並列スナ
バ回路の構成図である。
【0040】図2及び図3に示すように、本実施例のス
ナバ回路の構成は、スナバ回路がGTOに対して2並列
となっており、GTOスタック9を中心として対称位置
にそれぞれスナバダイオ−ドスタック10と、スナバコ
ンデンサ11と、スナバ抵抗12とが配置されている。
ナバ回路の構成は、スナバ回路がGTOに対して2並列
となっており、GTOスタック9を中心として対称位置
にそれぞれスナバダイオ−ドスタック10と、スナバコ
ンデンサ11と、スナバ抵抗12とが配置されている。
【0041】GTOスタック9とスナバダイオ−ドスタ
ック10自体は第1の実施例と同一の構成となっている
が、ヒ−トシンク13aがGTOスタック9と2つのス
ナバダイオ−ドスタック10とで共通となっていて、各
スナバ回路を構成するヒ−トシンク13aと導体19
a、19b、19cとによる回路が同じ導体接続距離で
同じ導体抵抗になっている。
ック10自体は第1の実施例と同一の構成となっている
が、ヒ−トシンク13aがGTOスタック9と2つのス
ナバダイオ−ドスタック10とで共通となっていて、各
スナバ回路を構成するヒ−トシンク13aと導体19
a、19b、19cとによる回路が同じ導体接続距離で
同じ導体抵抗になっている。
【0042】このように構成することで、並列化した各
スナバ回路の電気抵抗と回路インダクタンスが均一化
し、スナバ回路に流れる電流とその時間変化が均等化さ
れる。これにより、各スナバ回路のコンデンサ11の充
電電圧、各スナバ回路内のインダクタンスによる発生電
圧、各スナバダイオード18の順回復電圧、その他各ス
ナバ回路内抵抗分による電圧降下、の主に4つの電圧成
分が最小電圧値にてバランスするので、効果的なスパイ
ク電圧VDSP の低減を達成できる。
スナバ回路の電気抵抗と回路インダクタンスが均一化
し、スナバ回路に流れる電流とその時間変化が均等化さ
れる。これにより、各スナバ回路のコンデンサ11の充
電電圧、各スナバ回路内のインダクタンスによる発生電
圧、各スナバダイオード18の順回復電圧、その他各ス
ナバ回路内抵抗分による電圧降下、の主に4つの電圧成
分が最小電圧値にてバランスするので、効果的なスパイ
ク電圧VDSP の低減を達成できる。
【0043】次に本発明の第3の実施例を図4を参照し
て説明する。図4は本発明の第3の実施例であるスナバ
回路の構成図である。スナバ回路としては、図2に示す
ような2並列スナバ回路に関する構造である。尚、図4
に示す第3の実施例では、スナバコンデンサーCは各1
個の場合について示す。
て説明する。図4は本発明の第3の実施例であるスナバ
回路の構成図である。スナバ回路としては、図2に示す
ような2並列スナバ回路に関する構造である。尚、図4
に示す第3の実施例では、スナバコンデンサーCは各1
個の場合について示す。
【0044】図4に示すように、本実施例のスナバ回路
の構成は、スナバ回路がGTOに対して2並列となって
おり、GTOスタック9に対して片側位置にそれぞれス
ナバダイオ−ドスタック10と、スナバコンデンサ11
と、スナバ抵抗12とが配置されている。
の構成は、スナバ回路がGTOに対して2並列となって
おり、GTOスタック9に対して片側位置にそれぞれス
ナバダイオ−ドスタック10と、スナバコンデンサ11
と、スナバ抵抗12とが配置されている。
【0045】GTOスタック9とスナバダイオ−ドスタ
ック10自体は第1の実施例と同一の構成となっている
が、ヒ−トシンク13aがGTOスタック9と2つのス
ナバダイオ−ドスタック10とで共通で、導体19cが
2つのスナバダイオ−ドスタック10とで共通となって
いて、各スナバ回路を構成するヒ−トシンク13aと導
体19a、19b、19cとによる回路が同じ導体接続
距離で同じ導体抵抗になっている。
ック10自体は第1の実施例と同一の構成となっている
が、ヒ−トシンク13aがGTOスタック9と2つのス
ナバダイオ−ドスタック10とで共通で、導体19cが
2つのスナバダイオ−ドスタック10とで共通となって
いて、各スナバ回路を構成するヒ−トシンク13aと導
体19a、19b、19cとによる回路が同じ導体接続
距離で同じ導体抵抗になっている。
【0046】この様に構成することで第2の実施例と同
様の効果がある。次に本発明の第4の実施例を図面を参
照して説明する。図5は第4の実施例であるスナバ回路
の絶縁スペーサと導体の関係を示す図である。
様の効果がある。次に本発明の第4の実施例を図面を参
照して説明する。図5は第4の実施例であるスナバ回路
の絶縁スペーサと導体の関係を示す図である。
【0047】第4の実施例のスナバ回路構造は高電圧装
置に本発明を適用する場合に発生する次の問題を回避す
るためになされた改善対策である。スナバ回路を構成す
る導体にはGTOに印加される電圧が負荷される。従っ
て、コンデンサーの端子からGTOまでの接続導体とダ
イオードからGTOまでの接続導体、ダイオードからコ
ンデンサまでの接続導体との間には、最大でGTOに印
加されるのと同じ電圧差があり、常時、数kVに達す
る。
置に本発明を適用する場合に発生する次の問題を回避す
るためになされた改善対策である。スナバ回路を構成す
る導体にはGTOに印加される電圧が負荷される。従っ
て、コンデンサーの端子からGTOまでの接続導体とダ
イオードからGTOまでの接続導体、ダイオードからコ
ンデンサまでの接続導体との間には、最大でGTOに印
加されるのと同じ電圧差があり、常時、数kVに達す
る。
【0048】低回路インダクタンスの実現のため、本実
施例を適用するとスナバ回路導体の近接平行配置となる
が、高電圧の場合、スナバ回路導体が鋭い電極となって
電界強度が高くなり、コロナ放電現象を発生し有機絶縁
物の劣化を招いたり、最悪、絶縁破壊し短絡するるなど
の弊害を引き起こす。
施例を適用するとスナバ回路導体の近接平行配置となる
が、高電圧の場合、スナバ回路導体が鋭い電極となって
電界強度が高くなり、コロナ放電現象を発生し有機絶縁
物の劣化を招いたり、最悪、絶縁破壊し短絡するるなど
の弊害を引き起こす。
【0049】また、向かい合う導体を流れる電流の向き
が逆のため、電磁力としては反発力となり、導体は絶縁
スペーサから剥離するように作用する。そのため、導体
と絶縁スペーサー間に一部空気層ができてしまい、ある
電界のなかで誘電率の異なる空間が生まれ、その部分の
電界値が高くなりやはりコロナ放電の原因となる。
が逆のため、電磁力としては反発力となり、導体は絶縁
スペーサから剥離するように作用する。そのため、導体
と絶縁スペーサー間に一部空気層ができてしまい、ある
電界のなかで誘電率の異なる空間が生まれ、その部分の
電界値が高くなりやはりコロナ放電の原因となる。
【0050】この電界を緩和する施策として、スナバ回
路導体間を広げると、インダクタンスの増加となるの
で、導体のエッジ部を丸めて電界緩和シールドを構成す
る処置を実施する。
路導体間を広げると、インダクタンスの増加となるの
で、導体のエッジ部を丸めて電界緩和シールドを構成す
る処置を実施する。
【0051】スナバ回路の構成する相対する2枚の薄肉
幅広導体19a、19bの端部を24のように丸め、こ
の2枚の薄肉幅広導体19a、19bに挟まれる絶縁ス
ペーサ20は導体19a、19bの幅より広く、相対す
る互いの導体19a、19bとの絶縁は絶縁スペーサ2
0の沿面絶縁lと絶縁スペーサ20の固体絶縁tにて協
調されていることを特徴とする。又、本実施例の変形例
として図6に示すように、丸棒25をシールドとして導
体19a、19bに溶接等による取り付ける構成等があ
る。
幅広導体19a、19bの端部を24のように丸め、こ
の2枚の薄肉幅広導体19a、19bに挟まれる絶縁ス
ペーサ20は導体19a、19bの幅より広く、相対す
る互いの導体19a、19bとの絶縁は絶縁スペーサ2
0の沿面絶縁lと絶縁スペーサ20の固体絶縁tにて協
調されていることを特徴とする。又、本実施例の変形例
として図6に示すように、丸棒25をシールドとして導
体19a、19bに溶接等による取り付ける構成等があ
る。
【0052】これにより、高電圧回路でも、低インダク
タンスで耐電圧能力の優れたスナバ回路を提供できる。
次に本発明の第5の実施例を図面を参照して説明する。
図7は第5の実施例であるスナバ回路構成の絶縁スペー
サと導体の関係を示す図である。
タンスで耐電圧能力の優れたスナバ回路を提供できる。
次に本発明の第5の実施例を図面を参照して説明する。
図7は第5の実施例であるスナバ回路構成の絶縁スペー
サと導体の関係を示す図である。
【0053】図7に示すように2枚の薄肉幅広導体19
a、19bに挟まれる絶縁スペーサ20は導体19a、
19bの幅より広く,絶縁スペーサ20の両面には,導
体19a、19bの端部と接する箇所に半円溝26が設
けてあり,絶縁スペーサ20の導体接触部と半円溝部2
6に導電塗料27が塗布されており、2枚の相対する導
体19a、19bどうしの絶縁は絶縁スペーサ20の沿
面絶縁lと間層絶縁tにて協調されていることを特徴と
する これにより、高電圧回路でも、低インダクタンスで耐電
圧能力の優れたスナバ回路を提供できる。
a、19bに挟まれる絶縁スペーサ20は導体19a、
19bの幅より広く,絶縁スペーサ20の両面には,導
体19a、19bの端部と接する箇所に半円溝26が設
けてあり,絶縁スペーサ20の導体接触部と半円溝部2
6に導電塗料27が塗布されており、2枚の相対する導
体19a、19bどうしの絶縁は絶縁スペーサ20の沿
面絶縁lと間層絶縁tにて協調されていることを特徴と
する これにより、高電圧回路でも、低インダクタンスで耐電
圧能力の優れたスナバ回路を提供できる。
【0054】次に本発明の第6の実施例を図8〜図14
を参照して説明する。図8はNPC(中性点クランプ)
方式のGTOインバータ回路の1ア−ムをGTOモジュ
ールとして構成したユニット上面図で、図9は図8のZ
−Z矢視図である。
を参照して説明する。図8はNPC(中性点クランプ)
方式のGTOインバータ回路の1ア−ムをGTOモジュ
ールとして構成したユニット上面図で、図9は図8のZ
−Z矢視図である。
【0055】図において、1ア−ムは、第1の実施例に
示したスナバ回路構成を持つGTOと、フライホイ−ル
ダイオ−ドと、P極主回路母線31Pと、N極主回路母
線31Nと、交流母線31ACと、中性点母線31PN
と、導体31と、ゲ−トユニット32とから構成されて
おり、図10に示すような実態配線となる。
示したスナバ回路構成を持つGTOと、フライホイ−ル
ダイオ−ドと、P極主回路母線31Pと、N極主回路母
線31Nと、交流母線31ACと、中性点母線31PN
と、導体31と、ゲ−トユニット32とから構成されて
おり、図10に示すような実態配線となる。
【0056】図9の各矢視部を示す図11〜図14を用
いて、各々スタック9a、9b、9c、9dを詳しく説
明する。図11は図9のA−A矢視図でスタック9aの
構成を示す側面図である。
いて、各々スタック9a、9b、9c、9dを詳しく説
明する。図11は図9のA−A矢視図でスタック9aの
構成を示す側面図である。
【0057】GTOスタック9aは、絶縁座14aa、
水冷ヒートシンク13aa、GTO1a、水冷ヒートシ
ンク13ba、フライホールダイオード33a、水冷ヒ
ートシンク13ca、絶縁座14baの順に積み上げら
れ、スタック枠部品である、台座15a、おさえ板16
a、スタッド17aにより固定され構成される。また、
スナバダイオードスタック10aはヒートシンク13a
aと、スナバダイオ−ド18aと、導体19aaと、絶
縁スペ−サ20aと、導体19baと、導体19ca
と、絶縁座14caとの順に積み上げられ、おさえ板2
1aと、スタッド22aとで固定され構成される。本ス
タックでは、GTO1aの極性はカソード極を上側、ア
ノード極が下側となるようにしている。スナバダイオー
ド2aもカソード極を上側、アノード極が下側となり、
フライホイールダイオード19aはカソード極が上側で
アノード極が下側となる。
水冷ヒートシンク13aa、GTO1a、水冷ヒートシ
ンク13ba、フライホールダイオード33a、水冷ヒ
ートシンク13ca、絶縁座14baの順に積み上げら
れ、スタック枠部品である、台座15a、おさえ板16
a、スタッド17aにより固定され構成される。また、
スナバダイオードスタック10aはヒートシンク13a
aと、スナバダイオ−ド18aと、導体19aaと、絶
縁スペ−サ20aと、導体19baと、導体19ca
と、絶縁座14caとの順に積み上げられ、おさえ板2
1aと、スタッド22aとで固定され構成される。本ス
タックでは、GTO1aの極性はカソード極を上側、ア
ノード極が下側となるようにしている。スナバダイオー
ド2aもカソード極を上側、アノード極が下側となり、
フライホイールダイオード19aはカソード極が上側で
アノード極が下側となる。
【0058】図12はスタック9bの構成を示す側面図
である。GTOスタック9bは、絶縁座14ab、水冷
ヒートシンク13db、中性点クランプダイオード34
b,水冷ヒートシンク13ab、GTO1b、水冷ヒー
トシンク13bb、フライホールダイオード33b、水
冷ヒートシンク13cb、絶縁座14bbの順に積み上
げられ、スタック枠部品である、台座15b、おさえ板
16b、スタッド17bにより固定され構成される。ま
た、スナバダイオードスタック10bはヒートシンク1
3abと、導体19abと、絶縁スペ−サ20bと、導
体19bbと、スナバダイオ−ド18bと、導体19c
bと、ヒ−トシンク13ebと、絶縁座14cbとの順
に積み上げられ、おさえ板21bと、スタッド22bと
で固定され構成される。また、中性点クランプダイオー
ド34bを水冷ヒートシンク13abで冷却することか
ら、主回路母線との接続の関係でGTO1bの極性が決
まり、図に示すようにカソード極が上側でアノード極が
下側となるため、フライホイールダイオード33bはカ
ソード極が上側となりアノード極が下側となる。この場
合、絶縁スペーサー20bにより、スナバダイオード1
8bが冷えにくくなるため水冷ヒートシンク13ebを
用いてスナバダイオード18bを冷却している。
である。GTOスタック9bは、絶縁座14ab、水冷
ヒートシンク13db、中性点クランプダイオード34
b,水冷ヒートシンク13ab、GTO1b、水冷ヒー
トシンク13bb、フライホールダイオード33b、水
冷ヒートシンク13cb、絶縁座14bbの順に積み上
げられ、スタック枠部品である、台座15b、おさえ板
16b、スタッド17bにより固定され構成される。ま
た、スナバダイオードスタック10bはヒートシンク1
3abと、導体19abと、絶縁スペ−サ20bと、導
体19bbと、スナバダイオ−ド18bと、導体19c
bと、ヒ−トシンク13ebと、絶縁座14cbとの順
に積み上げられ、おさえ板21bと、スタッド22bと
で固定され構成される。また、中性点クランプダイオー
ド34bを水冷ヒートシンク13abで冷却することか
ら、主回路母線との接続の関係でGTO1bの極性が決
まり、図に示すようにカソード極が上側でアノード極が
下側となるため、フライホイールダイオード33bはカ
ソード極が上側となりアノード極が下側となる。この場
合、絶縁スペーサー20bにより、スナバダイオード1
8bが冷えにくくなるため水冷ヒートシンク13ebを
用いてスナバダイオード18bを冷却している。
【0059】図13はスタック9cの構成を示す側面図
である。絶縁座14ac、水冷ヒートシンク13dc、
中性点クランプダイオード34c、水冷ヒートシンク1
3ac、GTO1c、水冷ヒートシンク13bc、フラ
イホールダイオード33c、水冷ヒートシンク13c
c、絶縁座14bcの順に積み上げられ、スタック枠部
品である、台座15c、おさえ板16c、スタッド17
cにより固定され構成される。また、スナバダイオード
スタック10cはヒートシンク13acと、導体19a
cと、絶縁スペ−サ20cと、導体19bcと、スナバ
ダイオ−ド18cと、導体19ccと、ヒ−トシンク1
3ecと、絶縁座14ccとの順に積み上げられ、おさ
え板21cと、スタッド22cとで固定され構成され
る。また、中性点クランプダイオード34cを水冷ヒー
トシンク13acで冷却することから、主回路母線との
接続の関係でGTO1cの極性が決まり、図に示すよう
にアノード極が上側でカソード極が下側となるため、フ
ライホイールダイオード33cはアノード極が上側とな
りカソード極が下側となる。この場合、絶縁スペーサー
20cにより、スナバダイオード18cが冷えにくくな
るため水冷ヒートシンク13ecを用いてスナバダイオ
ード18cを冷却している。
である。絶縁座14ac、水冷ヒートシンク13dc、
中性点クランプダイオード34c、水冷ヒートシンク1
3ac、GTO1c、水冷ヒートシンク13bc、フラ
イホールダイオード33c、水冷ヒートシンク13c
c、絶縁座14bcの順に積み上げられ、スタック枠部
品である、台座15c、おさえ板16c、スタッド17
cにより固定され構成される。また、スナバダイオード
スタック10cはヒートシンク13acと、導体19a
cと、絶縁スペ−サ20cと、導体19bcと、スナバ
ダイオ−ド18cと、導体19ccと、ヒ−トシンク1
3ecと、絶縁座14ccとの順に積み上げられ、おさ
え板21cと、スタッド22cとで固定され構成され
る。また、中性点クランプダイオード34cを水冷ヒー
トシンク13acで冷却することから、主回路母線との
接続の関係でGTO1cの極性が決まり、図に示すよう
にアノード極が上側でカソード極が下側となるため、フ
ライホイールダイオード33cはアノード極が上側とな
りカソード極が下側となる。この場合、絶縁スペーサー
20cにより、スナバダイオード18cが冷えにくくな
るため水冷ヒートシンク13ecを用いてスナバダイオ
ード18cを冷却している。
【0060】図14はスタック9dの構成を示す側面図
である。GTOスタック9dは、絶縁座14ad、水冷
ヒートシンク13ad、GTO1d、水冷ヒートシンク
13bd、フライホールダイオード33d、水冷ヒート
シンク13cd、絶縁座14bdの順に積み上げられ、
スタック枠部品である、台座15d、おさえ板16d、
スタッド17dにより固定され構成される。また、スナ
バダイオードスタック10dはヒートシンク13ad
と、スナバダイオ−ド18dと、導体19adと、絶縁
スペ−サ20dと、導体19bdと、導体19cdと、
絶縁座14cdとの順に積み上げられ、おさえ板21d
と、スタッド22dとで固定され構成される。本スタッ
クでは、GTO1aの極性はアノード極を上側、カソー
ド極が下側となるようにしている。スナバダイオード2
aもアノード極を上側、カソード極が下側となり、フラ
イホイールダイオード19aはアノード極が上側でカソ
ード極が下側となる。
である。GTOスタック9dは、絶縁座14ad、水冷
ヒートシンク13ad、GTO1d、水冷ヒートシンク
13bd、フライホールダイオード33d、水冷ヒート
シンク13cd、絶縁座14bdの順に積み上げられ、
スタック枠部品である、台座15d、おさえ板16d、
スタッド17dにより固定され構成される。また、スナ
バダイオードスタック10dはヒートシンク13ad
と、スナバダイオ−ド18dと、導体19adと、絶縁
スペ−サ20dと、導体19bdと、導体19cdと、
絶縁座14cdとの順に積み上げられ、おさえ板21d
と、スタッド22dとで固定され構成される。本スタッ
クでは、GTO1aの極性はアノード極を上側、カソー
ド極が下側となるようにしている。スナバダイオード2
aもアノード極を上側、カソード極が下側となり、フラ
イホイールダイオード19aはアノード極が上側でカソ
ード極が下側となる。
【0061】このように、GTO単位でスタックユニッ
トを構成し、そのGTOスタックユニットにおいて、ヒ
ートシンクの上側にスナバダイオードを配置するよう
に、GTOやフライホイールダイオード、中性点クラン
プダイオードのスタック組立における極性を決めている
ことを特徴とする。したがって、GTOスタック構成は
同一とは限らず,このようないくつかのGTOスタック
ユニットを必要な絶縁を設け、横方向に並べてフレーム
に取り付け,接続導体で各GTOスタックユニットを接
続して主回路を構成することを特徴とするGTO主回路
構造である。
トを構成し、そのGTOスタックユニットにおいて、ヒ
ートシンクの上側にスナバダイオードを配置するよう
に、GTOやフライホイールダイオード、中性点クラン
プダイオードのスタック組立における極性を決めている
ことを特徴とする。したがって、GTOスタック構成は
同一とは限らず,このようないくつかのGTOスタック
ユニットを必要な絶縁を設け、横方向に並べてフレーム
に取り付け,接続導体で各GTOスタックユニットを接
続して主回路を構成することを特徴とするGTO主回路
構造である。
【0062】このように構成することにより、スナバダ
イオード、絶縁スペーサー、接続導体をそれぞれの水平
面位置に配置して構成できるので、組立や素子交換が容
易となる。例えば、スタック9aのスナバダイオードを
交換する場合、スナバダイオード18aを締め付けてい
るスタック10aを緩め、押さえ板21aを上方向に取
り外し、スナバ回路用導体等を取り外せば、容易にスナ
バダイオード18aを交換できる。
イオード、絶縁スペーサー、接続導体をそれぞれの水平
面位置に配置して構成できるので、組立や素子交換が容
易となる。例えば、スタック9aのスナバダイオードを
交換する場合、スナバダイオード18aを締め付けてい
るスタック10aを緩め、押さえ板21aを上方向に取
り外し、スナバ回路用導体等を取り外せば、容易にスナ
バダイオード18aを交換できる。
【0063】GTOについても同様に実施できる。特に
大容量の場合、個々のスタック部品の重量が重くなるた
め安定した部品組立と交換が可能となる。図15に第7
の実施例を示す。これまでの実施例で述べたスナバ回路
構成では各スタックを縦置きにしたものであったが、こ
の実施例では各スタックを横置きにしたものであって構
成は第1の実施例を横置きにしてスタックサポ−ト35
で支持したものとなっている。スタックサポ−ト35は
スタックが重量物であるのでそれを支持するためのもの
である。尚、この実施例はスタックを横置きにしたもの
で上述したスタックを縦置きにしたものと同様に用いて
も何ら問題はない。
大容量の場合、個々のスタック部品の重量が重くなるた
め安定した部品組立と交換が可能となる。図15に第7
の実施例を示す。これまでの実施例で述べたスナバ回路
構成では各スタックを縦置きにしたものであったが、こ
の実施例では各スタックを横置きにしたものであって構
成は第1の実施例を横置きにしてスタックサポ−ト35
で支持したものとなっている。スタックサポ−ト35は
スタックが重量物であるのでそれを支持するためのもの
である。尚、この実施例はスタックを横置きにしたもの
で上述したスタックを縦置きにしたものと同様に用いて
も何ら問題はない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項6のいずれかに記載のスナバ回路では、GTO電流が
急激に減少する(すなわちスナバ回路電流が急激に増加
する)下降時間において発生するスパイク電圧VDSP の
低減にとって重要なスナバ回路の有効インダクタンスを
低減する構造を実現できる。これにより,GTOの能力
を十分に活用することができる。また、低インダクタン
ス化構成の実現はスナバ回路構造のコンパクト化につな
がり、結果的に装置の小形化、高性能化が可能となる。
項6のいずれかに記載のスナバ回路では、GTO電流が
急激に減少する(すなわちスナバ回路電流が急激に増加
する)下降時間において発生するスパイク電圧VDSP の
低減にとって重要なスナバ回路の有効インダクタンスを
低減する構造を実現できる。これにより,GTOの能力
を十分に活用することができる。また、低インダクタン
ス化構成の実現はスナバ回路構造のコンパクト化につな
がり、結果的に装置の小形化、高性能化が可能となる。
【0065】また、請求項7乃至請求項9のいずれかに
記載のスナバ回路では、高電圧の場合でも、耐電圧能力
を維持しつつ、スナバ回路の有効インダクタンスの低減
する構造を実現できる。
記載のスナバ回路では、高電圧の場合でも、耐電圧能力
を維持しつつ、スナバ回路の有効インダクタンスの低減
する構造を実現できる。
【図1】本発明の第1の実施例に関するスナバ回路の構
成図。
成図。
【図2】本発明の第2の実施例に関する2並列スナバ回
路図。
路図。
【図3】本発明の第2の実施例に関する2並列スナバ回
路の構成図。
路の構成図。
【図4】本発明の第3の実施例に関する2並列スナバ回
路の構成図。
路の構成図。
【図5】本発明の第4の実施例に関するスナバ回路構成
の絶縁スペーサと導体の関係を示す図。
の絶縁スペーサと導体の関係を示す図。
【図6】本発明の第4の実施例に関する他の実施例で、
スナバ回路構成の絶縁スペーサと導体の関係を示す図。
スナバ回路構成の絶縁スペーサと導体の関係を示す図。
【図7】本発明の第5の実施例に関するスナバ回路構成
の絶縁スペーサーと導体の関係を示す図。
の絶縁スペーサーと導体の関係を示す図。
【図8】NPCインバ−タの1アーム分を水冷式GTO
モジュールに構成したユニット上面図
モジュールに構成したユニット上面図
【図9】図8のZ−Z矢視図。
【図10】図8、図9の実態主回路配線図。
【図11】図8のA−A矢視図。
【図12】図8のB−B矢視図。
【図13】図8のC−C矢視図。
【図14】図8のD−D矢視図。
【図15】本発明の第7の実施例に関するスナバ回路の
構成図。
構成図。
【図16】一般的なGTOのスナバ回路図。
【図17】従来の水冷式GTOとスナバ回路構成図。
【図18】GTO遮断時のGTO電流IT と極間電圧
V、スナバ回路電流ISの関係。
V、スナバ回路電流ISの関係。
【図19】インダクタンス計算のモデル導体。
【図20】従来の他のスナバ回路構成図。
1…GTO 11…スナバコンデンサ 13a…ヒートシンク 18…スナバダイオード 19a、19b、19c…導体 20…絶縁スペーサ 24…丸め加工 25…丸棒 26…半円溝 27…導電塗料膜
Claims (9)
- 【請求項1】 スイッチング素子に付加され、このスイ
ッチング素子に印加されるサージ電圧の吸収及びオフ電
圧上昇率を抑制するスナバダイオードとスナバコンデン
サからなるスナバ回路において、前記スイッチング素子
と前記スナバダイオードとが取り付けられ、前記スイッ
チング素子と前記スナバダイオードとを冷却し、前記ス
イッチング素子と前記スナバダイオードとの導体を兼ね
るヒートシンクと、前記スナバダイオ−ドの前記ヒ−ト
シンクが取り付けられた面とは反対側の面と前記スナバ
コンデンサとを接続をするように取り付けられた第1の
導体と、前記スナバコンデンサと前記スイッチング素子
の前記ヒ−トシンクが取り付けられた面とは反対側の面
とを接続し前記第1の導体と平行となるように取り付け
られた第2の導体と、前記第1の導体と前記第2の導体
の間に絶縁スペーサとが設けられたことを特徴とするス
ナバ回路。 - 【請求項2】 スイッチング素子に付加され、このスイ
ッチング素子に印加されるサージ電圧の吸収及びオフ電
圧上昇率を抑制する第1と第2のスナバダイオードと第
1と第2のスナバコンデンサからなり、2並列接続され
たスナバ回路において、前記スイッチング素子と前記第
1と第2のスナバダイオードとが取り付けられ、前記ス
イッチング素子と前記第1と第2のスナバダイオードと
を冷却し、前記スイッチング素子と前記第1と第2のス
ナバダイオードとの導体を兼ねるヒートシンクと、前記
第1のスナバダイオ−ドの前記ヒ−トシンクが取り付け
られた面とは反対側の面と前記第1のスナバコンデンサ
とを接続をするように取り付けられた第1の導体と、前
記第1のスナバコンデンサと前記スイッチング素子の前
記ヒ−トシンクが取り付けられた面とは反対側の面とを
接続し前記第1の導体と平行となるように取り付けられ
た第2の導体と、前記第1の導体と前記第2の導体の間
に第1の絶縁スペーサと、前記第2のスナバダイオ−ド
の前記ヒ−トシンクが取り付けられた面とは反対側の面
と前記第2のスナバコンデンサとを接続をするように取
り付けられた第3の導体と、前記第2のスナバコンデン
サと前記スイッチング素子の前記ヒ−トシンクが取り付
けられた面とは反対側の面とを接続し前記第3の導体と
平行となるように取り付けられた第4の導体と、前記第
3の導体と前記第4の導体の間に第2の絶縁スペーサと
が設けられたことを特徴とするスナバ回路。 - 【請求項3】 スイッチング素子を中心にして対称位置
に第1と第2のスナバダイオードとスナバコンデンサを
配置して、2並列接続されたスナバ回路を構成し、各ス
ナバ回路を構成する導体が同じ導体接続距離と導体抵抗
となっていることを特徴とする請求項2記載のスナバ回
路。 - 【請求項4】 スイッチング素子に対して片側位置に第
1と第2のスナバダイオードとスナバコンデンサを配置
して、各々のスナバダイオードとスナバコンデンサを接
続する導体を共通とし、各々のスナバコンデンサーとス
イッチング素子とを接続する導体を共通とし、2並列接
続されたスナバ回路を構成し、各スナバ回路を構成する
導体が同じ導体接続距離と導体抵抗となっていることを
特徴とする請求項2記載のスナバ回路。 - 【請求項5】 スイッチング素子に付加され、このスイ
ッチング素子に印加されるサージ電圧の吸収及びオフ電
圧上昇率を抑制する複数のスナバダイオードと複数のス
ナバコンデンサからなり、多並列接続されたスナバ回路
において、前記スイッチング素子と前記複数のスナバダ
イオードとが取り付けられ、前記スイッチング素子と前
記複数のスナバダイオードとを冷却し、前記スイッチン
グ素子と前記複数のスナバダイオードとの導体を兼ねる
ヒートシンクと、前記複数のスナバダイオ−ドの前記ヒ
−トシンクが取り付けられた面とは反対側の面と前記複
数のスナバダイオードそれぞれに対応する前記複数のス
ナバコンデンサとを接続をするように取り付けられた第
1の導体と、前記複数のスナバコンデンサと前記複数の
スナバコンデンサそれぞれに対応する前記スイッチング
素子の前記ヒ−トシンクが取り付けられた面とは反対側
の面とを接続し前記複数の第1の導体と平行となるよう
に取り付けられた第2の導体と、前記第1の導体と前記
第2の導体の間に絶縁スペーサとが設けられたことを特
徴とするスナバ回路。 - 【請求項6】 スイッチング素子を中心にして点対称位
置にそれぞれスナバダイオードとスナバコンデンサを配
置して、多並列接続されたスナバ回路が構成され、各ス
ナバ回路を構成する接続導体が全く同じ導体接続距離と
導体抵抗となっていることを特徴とする請求項5記載の
スナバ回路。 - 【請求項7】 請求項1または請求項2または請求項5
記載のスナバ回路において、第1と第2の導体の端部を
丸め、この第1と第2の導体に挟まれる絶縁スペーサは
導体幅より広くし、相対する互いの導体との絶縁は絶縁
スペーサによる沿面絶縁と個体絶縁にて協調されている
ことを特徴とするスナバ回路。 - 【請求項8】 請求項1または請求項2または請求項5
記載のスナバ回路において、第1と第2の導体の端部に
丸棒を取り付け、この第1と第2の導体に挟まれる絶縁
スペーサは導体幅より広くし、相対する互いの導体との
絶縁は絶縁スペーサによる沿面絶縁と個体絶縁にて協調
されていることを特徴とするスナバ回路。 - 【請求項9】 請求項1または請求項2または請求項5
記載のスナバ回路において、絶縁スペーサ導体の端部と
接する箇所は半円溝を設け、絶縁スペーサの導体接触部
と半円溝には導電塗料が塗布し、第1と第2の導体に挟
まれる絶縁スペーサは導体幅より広し、相対する導体と
の絶縁は絶縁スペーサの沿面絶縁と個体絶縁にて協調さ
れていることを特徴とするスナバ回路。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7013336A JP2735497B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | スナバ回路 |
US08/592,549 US5675466A (en) | 1995-01-31 | 1996-01-26 | Assembly structure of self-turn-off switching device and snubber circuit therefor |
CA002168312A CA2168312C (en) | 1995-01-31 | 1996-01-29 | Assembly structure of self-turn-off switching device and snubber circuit therefor |
KR1019960002318A KR0164027B1 (ko) | 1995-01-31 | 1996-01-31 | 자기소호 스위칭장치와 스너버회로의 어셈블리구조 |
CN96104386A CN1051656C (zh) | 1995-01-31 | 1996-01-31 | 自关断开关器件和缓冲电路的组装结构 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7013336A JP2735497B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | スナバ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08205518A true JPH08205518A (ja) | 1996-08-09 |
JP2735497B2 JP2735497B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=11830294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7013336A Expired - Fee Related JP2735497B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | スナバ回路 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5675466A (ja) |
JP (1) | JP2735497B2 (ja) |
KR (1) | KR0164027B1 (ja) |
CN (1) | CN1051656C (ja) |
CA (1) | CA2168312C (ja) |
Cited By (2)
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