JPH08205477A - 電動機 - Google Patents
電動機Info
- Publication number
- JPH08205477A JPH08205477A JP1349895A JP1349895A JPH08205477A JP H08205477 A JPH08205477 A JP H08205477A JP 1349895 A JP1349895 A JP 1349895A JP 1349895 A JP1349895 A JP 1349895A JP H08205477 A JPH08205477 A JP H08205477A
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- JP
- Japan
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- slot
- coil
- stator
- outside
- refrigerant
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- Pending
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】固定子コイルスロット内に、放熱体１を設け、
固定子コイル２からの発熱を、放熱路を介し除去するこ
とにより、固定子鉄心３の内部のコイルと外部のコイル
の温度差を減少させる。 【効果】固定子コア内外でのコイル温度差を小さくする
ことにより、電動機の小型軽量化を図れる。
固定子コイル２からの発熱を、放熱路を介し除去するこ
とにより、固定子鉄心３の内部のコイルと外部のコイル
の温度差を減少させる。 【効果】固定子コア内外でのコイル温度差を小さくする
ことにより、電動機の小型軽量化を図れる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機に係り、特に、
フロン等の冷媒により直接固定子，回転子を冷却する構
造の電動機に関する。
フロン等の冷媒により直接固定子，回転子を冷却する構
造の電動機に関する。
【０００２】
【従来の技術】図１に従来の冷媒冷却電動機の構造を示
す。冷媒は冷媒注入口１４から回転子ダクト１３を通
り、回転子鉄心１２及び回転子バー１１を冷却して機外
に排出される。また冷媒流路５からも冷媒が注入され、
固定子枠４に設けられた冷却路を通って固定子鉄心３の
背面を冷却し、さらに固定子コイル２の端部を冷却して
機外に排出される。
す。冷媒は冷媒注入口１４から回転子ダクト１３を通
り、回転子鉄心１２及び回転子バー１１を冷却して機外
に排出される。また冷媒流路５からも冷媒が注入され、
固定子枠４に設けられた冷却路を通って固定子鉄心３の
背面を冷却し、さらに固定子コイル２の端部を冷却して
機外に排出される。
【０００３】このように従来の技術では、主として鉄心
やコイルの表面を冷却するにとどまり、鉄心内のコイル
の冷却は、コイル端部と鉄心への熱伝導のみによってい
た。
やコイルの表面を冷却するにとどまり、鉄心内のコイル
の冷却は、コイル端部と鉄心への熱伝導のみによってい
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、冷媒
により直接冷却されるのは鉄心の表面と、コイル，回転
子バーの端部であり、鉄心内のコイル，バーの冷却につ
いては、端部，鉄心への熱伝導のみによっていた。
により直接冷却されるのは鉄心の表面と、コイル，回転
子バーの端部であり、鉄心内のコイル，バーの冷却につ
いては、端部，鉄心への熱伝導のみによっていた。
【０００５】従って、特に固定子コイルでは、電動機の
運転中には、鉄心内と鉄心外のコイルの温度差が大きく
なり、また、停止直後には鉄心内コイルからの熱の流入
により鉄心外コイルの温度上昇が高くなる。このため絶
縁物や冷媒への悪影響を避けるために、コイルの電流密
度や電気装荷を十分に大きくとることができず、電動機
の小型化を妨げる欠点があった。
運転中には、鉄心内と鉄心外のコイルの温度差が大きく
なり、また、停止直後には鉄心内コイルからの熱の流入
により鉄心外コイルの温度上昇が高くなる。このため絶
縁物や冷媒への悪影響を避けるために、コイルの電流密
度や電気装荷を十分に大きくとることができず、電動機
の小型化を妨げる欠点があった。
【０００６】昨今の特定フロンの規制により電動機を代
替フロン用に交換する必要が生じるが、電動機を小型化
することにより交換の際のフレキシビリティを増すこと
が可能となる。また、代替フロン使用による機械側の効
率低下に対しても、寸法を変えずに電動機をパワーアッ
プすることにより対応が可能となる。
替フロン用に交換する必要が生じるが、電動機を小型化
することにより交換の際のフレキシビリティを増すこと
が可能となる。また、代替フロン使用による機械側の効
率低下に対しても、寸法を変えずに電動機をパワーアッ
プすることにより対応が可能となる。
【０００７】本発明の目的は、コイル全体の温度分布を
均等にして電動機をより小型化するための冷媒冷却電動
機の冷却機構を提供することにある。
均等にして電動機をより小型化するための冷媒冷却電動
機の冷却機構を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明では、固定子スロット内にコイル導体とは別
の放熱路を設置し、スロット内においてコイルから発生
する熱を効率よく放散するような機構とした。
に、本発明では、固定子スロット内にコイル導体とは別
の放熱路を設置し、スロット内においてコイルから発生
する熱を効率よく放散するような機構とした。
【０００９】また、固定子スロット内に冷媒流路を設置
しスロット内のコイルから発生する熱を、流路内の冷媒
に放散するような機構とした。
しスロット内のコイルから発生する熱を、流路内の冷媒
に放散するような機構とした。
【００１０】
【作用】上記機構により、スロット内のコイルからの発
熱は、スロット内放熱路に放散されるため、スロット内
外におけるコイルの温度差が小さくなる。このためコイ
ルの電流密度や電気装荷を大きくとれるため、電動機を
小型化することができる。
熱は、スロット内放熱路に放散されるため、スロット内
外におけるコイルの温度差が小さくなる。このためコイ
ルの電流密度や電気装荷を大きくとれるため、電動機を
小型化することができる。
【００１１】
【実施例】図２に本発明の一実施例を示す。
【００１２】図２において、１は熱伝導性の良い材料に
より構成された放熱体である。２は固定子コイル、３は
固定子鉄心である。また、４は固定子枠である。５は冷
媒の流路である。
より構成された放熱体である。２は固定子コイル、３は
固定子鉄心である。また、４は固定子枠である。５は冷
媒の流路である。
【００１３】いま固定子コイルの銅損等により発生した
熱は、固定子スロット内に設置された放熱体を通り鉄心
外に出る。鉄心外の放熱体上部には冷媒の突出口が設置
されており、熱は冷媒により冷却される。さらに冷媒は
コイル端部にもふりかかるようになっておりコイル端部
を冷却する。
熱は、固定子スロット内に設置された放熱体を通り鉄心
外に出る。鉄心外の放熱体上部には冷媒の突出口が設置
されており、熱は冷媒により冷却される。さらに冷媒は
コイル端部にもふりかかるようになっておりコイル端部
を冷却する。
【００１４】このように、スロット内で発生した熱は放
熱体によりスロット外へ排出されるので、固定子コイル
はスロット内外で温度差がつきにくく効率的に冷却され
る。図３に本発明の第二の実施例を示す。
熱体によりスロット外へ排出されるので、固定子コイル
はスロット内外で温度差がつきにくく効率的に冷却され
る。図３に本発明の第二の実施例を示す。
【００１５】図３で１はスロット内及び固定子鉄心押え
７内に設置された冷媒の流路である。２は固定子コイ
ル、３は固定子鉄心、４は固定子枠、５は枠内冷媒流路
である。
７内に設置された冷媒の流路である。２は固定子コイ
ル、３は固定子鉄心、４は固定子枠、５は枠内冷媒流路
である。
【００１６】枠内に注入された冷媒の一部は、冷媒吹き
出し口６からコイル端部にふりかけられるが、大部分は
矢印に沿って放熱体１を通る。このとき冷媒はスロット
内のコイルを冷却する。
出し口６からコイル端部にふりかけられるが、大部分は
矢印に沿って放熱体１を通る。このとき冷媒はスロット
内のコイルを冷却する。
【００１７】さらに冷媒は、固定子ダクト８を通りエア
ギャップ９を通過し、ロータ１０を冷却して、機外へ排
出される。
ギャップ９を通過し、ロータ１０を冷却して、機外へ排
出される。
【００１８】このように、スロット内コイルから発生し
た熱はスロット内流路を流れる冷媒により排出されるた
め、固定子コイルにおいては、スロット内外での温度差
がつきづらくなる。
た熱はスロット内流路を流れる冷媒により排出されるた
め、固定子コイルにおいては、スロット内外での温度差
がつきづらくなる。
【００１９】図４に本発明の第三実施例を示す。
【００２０】図４において、１は熱伝導の良い材料によ
り構成された放熱体であり、２は固定子コイル、３は鉄
心、４は固定子枠、５は冷媒流路である。放熱体１はス
ロット内のスペーサを兼ね、コイルからの発熱を外部に
伝え、冷媒に放熱する。従ってコア内外での温度差がつ
きにくくなる。
り構成された放熱体であり、２は固定子コイル、３は鉄
心、４は固定子枠、５は冷媒流路である。放熱体１はス
ロット内のスペーサを兼ね、コイルからの発熱を外部に
伝え、冷媒に放熱する。従ってコア内外での温度差がつ
きにくくなる。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、従来技術において冷媒
冷却電動機の小型化を阻害していたスロット内外におけ
る固定子コイルの温度差の問題をスロット内に放熱路を
設け発熱を除去することにより解決出来る。
冷却電動機の小型化を阻害していたスロット内外におけ
る固定子コイルの温度差の問題をスロット内に放熱路を
設け発熱を除去することにより解決出来る。
【００２２】図５に、従来技術の場合と本発明による場
合の、コイル位置による温度分布の例を示す。従来技術
による場合に比較し、本発明によれば、コイルの温度分
布を均等に出来る。
合の、コイル位置による温度分布の例を示す。従来技術
による場合に比較し、本発明によれば、コイルの温度分
布を均等に出来る。
【００２３】従って従来技術によれば、温度最高となる
スロット内部の条件で制約を受けていたコイルの電流密
度や電気装荷を、本発明を採用することにより大きくと
ることが出来る。
スロット内部の条件で制約を受けていたコイルの電流密
度や電気装荷を、本発明を採用することにより大きくと
ることが出来る。
【００２４】このため従来に比較し電動機を小型化出
来、スペース，重量共有利になり、部品重量の低減，材
料費の低減，電動機の出力アップ等が図れる。
来、スペース，重量共有利になり、部品重量の低減，材
料費の低減，電動機の出力アップ等が図れる。
【図１】従来の冷凍機用電動機の冷却構造の断面図。
【図２】本発明の請求項１の実施例を示す説明図。
【図３】本発明の請求項２の実施例を示す説明図。
【図４】本発明の請求項１の実施例を示す説明図。
【図５】本発明による温度低減の効果例を示す説明図。
１…放熱体、２…固定子コイル、３…固定子鉄心、４…
固定子枠、５…冷媒流路、１６…従来技術の温度分布、
１７…本発明による温度分布。
固定子枠、５…冷媒流路、１６…従来技術の温度分布、
１７…本発明による温度分布。
Claims (2)
- 【請求項１】冷媒により固定子，回転子を直接冷却する
構造の電動機において、スロット内に高熱伝導性の材質
から構成される放熱路を設置したことを特徴とする電動
機。 - 【請求項２】冷媒により固定子，回転子を直接冷却する
構造の電動機において、スロット内に冷媒の通過する流
路を設置し放熱路を、構成したことを特徴とする電動
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1349895A JPH08205477A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1349895A JPH08205477A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 電動機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08205477A true JPH08205477A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11834789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1349895A Pending JPH08205477A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 電動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08205477A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002233107A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-16 | Aisin Seiki Co Ltd | 回転電機の冷却構造 |
| JP2011166957A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Nsk Ltd | モータ冷却構造及びインホイールモータ |
| CN102857028A (zh) * | 2012-08-29 | 2013-01-02 | 武汉唯特特种电机有限公司 | 液冷电机 |
| JP2014103762A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-06-05 | Toshiba Corp | 電動機 |
| JP2014176203A (ja) * | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Denso Corp | マルチギャップ型回転電機 |
| CN107919749A (zh) * | 2017-12-21 | 2018-04-17 | 清华大学 | 一种高功率密度瞬时冷却电机 |
| WO2018131197A1 (ja) * | 2017-01-10 | 2018-07-19 | Dmg森精機株式会社 | モータ |
| CN110429745A (zh) * | 2019-08-15 | 2019-11-08 | 佛山市顺德区金泰德胜电机有限公司 | 油冷电机 |
| WO2021009859A1 (ja) * | 2019-07-17 | 2021-01-21 | 三菱電機株式会社 | モータ装置及びｅｇｒバルブ装置 |
| CN114142650A (zh) * | 2020-09-04 | 2022-03-04 | 本田技研工业株式会社 | 定子、旋转电机及定子的制造方法 |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP1349895A patent/JPH08205477A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002233107A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-16 | Aisin Seiki Co Ltd | 回転電機の冷却構造 |
| JP4567212B2 (ja) * | 2001-01-31 | 2010-10-20 | アイシン精機株式会社 | 回転電機の冷却構造 |
| JP2011166957A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Nsk Ltd | モータ冷却構造及びインホイールモータ |
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| CN107919749A (zh) * | 2017-12-21 | 2018-04-17 | 清华大学 | 一种高功率密度瞬时冷却电机 |
| WO2021009859A1 (ja) * | 2019-07-17 | 2021-01-21 | 三菱電機株式会社 | モータ装置及びｅｇｒバルブ装置 |
| JPWO2021009859A1 (ja) * | 2019-07-17 | 2021-11-18 | 三菱電機株式会社 | モータ装置及びｅｇｒバルブ装置 |
| CN110429745A (zh) * | 2019-08-15 | 2019-11-08 | 佛山市顺德区金泰德胜电机有限公司 | 油冷电机 |
| CN114142650A (zh) * | 2020-09-04 | 2022-03-04 | 本田技研工业株式会社 | 定子、旋转电机及定子的制造方法 |
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