JP2003309963A - リニアスライダの冷却装置 - Google Patents

リニアスライダの冷却装置

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JP2003309963A
JP2003309963A JP2002109237A JP2002109237A JP2003309963A JP 2003309963 A JP2003309963 A JP 2003309963A JP 2002109237 A JP2002109237 A JP 2002109237A JP 2002109237 A JP2002109237 A JP 2002109237A JP 2003309963 A JP2003309963 A JP 2003309963A
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linear
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heat sink
stator
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JP2002109237A
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Takashi Aoki
青木  隆
Hironobu Sonoda
広信 園田
Hidekazu Miyagawa
秀和 宮河
Keisuke Mizogami
敬介 溝上
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却能力が高くて固定子等の熱変形が抑制さ
れ、テーブルの位置決め精度がよいリニアスライダの冷
却装置を提供する。 【解決手段】 交互に磁性が異なる複数の永久磁石を長
手方向に隣り合わせに並べて配置した界磁ヨーク13よ
りなる固定子12と、固定子12を設置した固定台11
と、界磁ヨーク13の長手方向に沿って永久磁石の磁石
列と磁気的空隙を介して対向配置された複数のコアに電
機子コイルを巻装した電機子21よりなる可動子22
と、電機子21を取り付けた電機子取付板23と、電機
子取付板23に取り付けられたテーブル24と、電機子
取付板23とテーブル24とで構成される空間に第1ヒ
ートシンク31と冷却ファン35を備えたリニアスライ
ダの冷却装置において、可動子22と固定台11とで構
成される空間に第2ヒートシンク32を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械の送り機
構や半導体製造装置の位置決め装置に利用されると共に
ムービングコイル型リニアモータ駆動のリニアスライダ
の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、工作機械の送り機構や半導体
製造装置の位置決め装置に利用されると共にムービング
コイル型リニアモータにより固定台に対してテーブルを
自在に移動させることのできるリニアスライダはよく知
られており、例えば図9〜図12に示すようなものがあ
る。 [第1の従来技術]図9は、第1の従来技術を示すリニ
アスライダであって、(a)はリニアスライダの正面
図、(b)は側面図であり、同図において、11は固定
台、12は固定台11に設置された固定子、13は図示
しない複数の永久磁石を並べあわせた構造をした界磁ヨ
ークである。22は電機子21からなる可動子、23は
電機子21を取付ける電機子取付板、24は負荷を搭載
するためのテーブルである。31は電機子取付板23と
テーブル24との空間に設けられたヒートシンクで放熱
フィンを有しており、35はヒートシンク31の両端の
放熱面に設けられた冷却ファンである。このような構成
において、電機子21に図示しない電源から駆動電流が
供給されたときに可動子22で発生した熱は、電機子取
付板23を介してヒートシンク31に進入する。ヒート
シンク31に進入した熱は、放熱面に設置された冷却フ
ァン35から供給される冷却風によって除去される。こ
のため、可動子22で発生した熱がテーブル24へ進入
することが抑制される。
【0003】[第2の従来技術]図10は第2の従来技
術を示すリニアスライダの正面図である。図10におい
て、11は固定台、41は固定台11上で左右両端に設
けたガイドレール、42はガイドレール41の上を案内
するスライダで、ガイドレール41とスライダ42と対
でリニアガイド40を構成する。13は固定台11に対
して垂直方向に互いに対向して固定された平板状の界磁
ヨーク、14は界磁ヨーク13上に沿って(紙面と垂直
方向に)交互に磁極が異なるように複数配設された永久
磁石である。界磁ヨーク13と永久磁石14とで固定子
12を構成している。21は永久磁石14と磁気的空隙
Gを介して対向して設けられた電機子で、永久磁石14
の高さ方向に積層して成る電磁鋼板と巻き線を樹脂モー
ルドで直方体状に形成して成る。23は電機子取付板
で、24は電機子取付板23の上に設けたテーブルで、
この上に負荷が搭載される。
【0004】[第3の従来技術]さらに、リニアモータ
電機子部を可動子とするリニアモータ駆動のスライダに
おける可動子の冷却構造に関する公知文献として、例え
ば特開2001−78423号公報がある。特開200
1−78423号公報では、テーブルと電機子取付板と
の間に、ヒートシンクを設け、電機子を冷却する構造が
記載されている。以下に図面を用いて当該公知発明につ
いて簡単に説明する。図11は第3の従来技術を示すリ
ニアスライダであって、(a)はその側面図、(b)は
平断面図である。同図において、車体103には走行輪
104および案内輪105がそれぞれ左右一対装備され
ている。109はリニアモータの固定子で、110は車
体の搭載されたリニアモータの可動子である。リニアモ
ータの可動子110の上にはアルミニウム製の放熱冷却
フィン111が固着されている。車体103には中空部
112が形成されている。上記のようなリニアモータ1
00において、固定子109に電源106から駆動電流
を供給し、車体103が移動するに連れて、車体103
に搭載された可動子110が発熱する。発生した熱は車
体103に形成した中空部112中の放熱冷却フィン1
11を介して空気中へ逃がすことができるようになって
いる。
【0005】[第4の従来技術]図12は第4の従来技
術を示すリニアスライダであって、(a)は全体斜視
図、(b)は(a)のテーブルのセンターを通り進行方
向に直角な方向で切断した縦断面図である。同図におい
て、11は断面コ字状の固定台、13は固定台11と垂
直方向に互いに対向して固定した平板状の界磁ヨーク、
14は界磁ヨーク13上に沿って交互に磁極が異なるよ
うに複数配設した永久磁石であり、界磁ヨーク13と永
久磁石14にて固定子12を形成する。21は永久磁石
14と磁気的空隙Gを介して対向して設けられた電機子
コイル、22は電機子コイル21と永久磁石14の高さ
方向に積層して成る電磁鋼板を樹脂モールドで直方体状
に形成した可動子である。24は可動子22の上に設け
たテーブルである。41はコ字状固定台11の上で左右
両端に設けられたガイドレール、42はガイドレール4
1の上を案内するスライダで、ガイドレール41とスラ
イダ42と対でリニアガイド40を構成する。51は固
定台11に接触固定したリニアスケール、52はテーブ
ル24に固定し、リニアスケール51に沿って対向移動
する可動検出部を有するリニアエンコーダである。図1
2のようなリニアスライダにおいては、テーブル24を
移動させるために電機子コイル21に電源(図示なし)
から駆動電流が供給され、駆動電流の大きさのほぼ2乗
に比例して電機子コイル21(図12(b))が発熱す
る。電機子コイル21より発生した熱は、可動子22、
可動子22と固定子12間の空気、固定子12、固定台
11を通って、あるいは可動子22、テーブル24、リ
ニアガイド40、固定台11を通ってリニアスケール5
1へ伝熱する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図9に示した第1の従
来技術においては、可動子22に対する冷却面が1面だ
けであり、可動子22の上面のみを冷却するため、冷却
能力が低い。また、可動子22の下面の温度が高くなる
ため、空隙Gを介して対向配置された固定子12および
固定台11に熱が伝わり、固定子12と固定台11とが
熱変形を起こすため、テーブル24の位置決め精度が悪
くなるという問題があった。また、図10に示した第2
の従来技術においては、可動子が電機子、固定子が界磁
部であるため、これに第3の従来技術に示す冷却フィン
による手段を組み合わせると体積の大きい電機子21の
すべてを冷却することは困難となる。つまり、冷却フィ
ン111(図11)のついた側の電機子は冷却される
が、冷却フィンから離れた側の電機子は冷却されない構
造となっていた。また、上記冷却には大きな冷却フィン
を用いるためコストアップにつながっていた。
【0007】さらに、図12に示した第4の従来技術に
おいては、電機子コイル21(図12(b))で発生し
た熱がリニアスケール51に伝わることによりリニアス
ケール51の温度が上がって熱変形し、リニアエンコー
ダ52がリニアスケール51の変形量も含めてテーブル
24の移動量を検出し、位置決め精度が悪くなるという
問題があった。また、上記問題を解決するために、熱源
となる固定子の両端部を取り付け支持具により固定基部
に固着し、固定基部上のリニアスケールへの伝熱を防止
するリニアDCブラシレスモータが開示されている(例
えば、特開平8−51757号公報)。これは、固定子
を直接固定基部に固定せず、取り付け支持具を介して固
定基部に固定することにより、固定子に設けられた電機
子コイルから固定基部上のリニアスケールへの伝熱経路
を延長し、リニアスケールへの伝熱量を抑制する方法で
ある。しかしながら、特開平8−51757号公報に示
すリニアスライダにおいても、リニアスケールに伝わる
伝熱量は無視できず、特に高精度な位置決め精度を必要
とするリニアスライダに対しては有効ではなかった。そ
こで、本発明の第1の目的は、可動子で発生した熱を効
率よく除去することができるリニアスライダの冷却装置
を提供することにある。また、第2の目的は電機子全体
を冷却し、冷却フィンを小さくしてコストダウンを図る
ことにある。さらに、第3の目的は、電機子の発熱して
もリニアスケールが熱変形しない、高精度な位置決め精
度を有するリニアスライダを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、請求項1記載のリニアスライダの冷却装置の発明
は、交互に磁性が異なる複数の永久磁石を長手方向に隣
り合わせに並べて配置した界磁ヨークよりなる固定子
と、前記固定子を設置した固定台と、前記界磁ヨークの
長手方向に沿って前記永久磁石の磁石列と磁気的空隙を
介して対向配置された複数のコアに電機子コイルを巻装
した電機子よりなる可動子と、前記電機子を取り付けた
電機子取付板と、前記電機子取付板に取り付けられたテ
ーブルと、前記電機子取付板と前記テーブルとで構成さ
れる空間に設けられた第1ヒートシンクおよび冷却ファ
ンと、を備えたリニアスライダの冷却装置において、前
記可動子と前記固定台とで構成される空間に第2ヒート
シンクが設けられていることを特徴とする。請求項2記
載の発明は、請求項1記載のリニアスライダの冷却装置
において、前記第2ヒートシンクの放熱面に冷却ファン
を設けたことを特徴とする。請求項3記載の発明は、請
求項1又は2記載のリニアスライダの冷却装置におい
て、前記固定台に穴を設けたことを特徴とする。上記構
成の冷却装置によれば、発熱する可動子に対する冷却を
上下2面で行うため、冷却能力が高くなる。また、可動
子の下面の温度が低くなるため、空隙を介して対向配置
された固定子に伝わる熱量が減り、固定子の熱変形が抑
制されるので、テーブルの位置決め精度がよくなる。ま
た、冷却ファンを強制的に冷却するため、冷却能力が高
くなり、可動子と固定台間の熱を帯びた空気を一掃する
のでテーブルの位置決め精度はさらによくなる。
【0009】請求項4記載のリニアスライダの冷却装置
の発明は、交互に磁性が異なる複数の永久磁石を長手方
向に隣り合わせに並べて配置した界磁ヨークよりなる固
定子と、前記固定子を設置した固定台と、前記界磁ヨー
クの長手方向に沿って前記永久磁石の磁石列と磁気的空
隙を介して対向配置された複数のコアに電機子コイルを
巻装した電機子よりなる可動子と、前記電機子を取り付
けた電機子取付板と、前記電機子取付板に取り付けられ
たテーブルと、を有するリニアスライダにおいて、前記
電機子取付板にヒートシンクと冷却ファンを搭載し、前
記固定子側に穴を設けた構造とし、前記穴と前記電機子
の一部と前記ヒートシンクとで前記冷却ファンによって
送気される風の通風路を形成したことを特徴とする。請
求項5記載のリニアスライダの冷却装置の発明は、交互
に磁性が異なる複数の永久磁石を長手方向に隣り合わせ
に並べて配置した界磁ヨークよりなる固定子と、前記固
定子を設置した固定台と、前記界磁ヨークの長手方向に
沿って前記永久磁石の磁石列と磁気的空隙を介して対向
配置された複数のコアに電機子コイルを巻装した電機子
よりなる可動子と、前記電機子を取り付けた電機子取付
板と、前記電機子取付板に取り付けられたテーブルと、
を有するリニアスライダにおいて、前記テーブルにヒー
トシンクと冷却ファンを搭載し、前記固定子側に穴を設
けた構造とし、前記穴と前記電機子の一部と前記ヒート
シンクとで前記冷却ファンによって送気される風の通風
路を形成したことを特徴とする。請求項6記載の発明
は、請求項4又は5記載のリニアスライダの冷却装置に
おいて、前記ヒートシンクの搭載部と前記ヒートシンク
に穴を設けたことを特徴とする。上記構成の冷却装置に
よれば、電機子の電機子取付板側の熱をヒートシンクと
冷却ファンを用いて空気へ伝達し、電機子取付板から離
れた固定台側は冷却ファンで送気された風を直接、電機
子にぶつけて冷却するため、電機子を両側から冷却する
ことになり、温度上昇を抑制することが可能となる。こ
れにより、リニアモータの推力を最大限引き出すことが
できる。そして、ヒートシンクと冷却ファンをテーブル
に搭載するようにしたので、電機子の冷却効果に加え
て、直接テーブルを冷却することが可能となる。また、
テーブルもしくは電機子取付板とヒートシンクに複数の
穴を設けることにより、冷却ファンから送気された暖か
い空気を循環させずにリニアスライダの動作方向に流出
させるので、電機子、テーブル、固定台の温度をさらに
低くすることができる。また、比較的小さなヒートシン
クで冷却できるのでコストダウンにもつながる。
【0010】請求項7記載のリニアスライダの冷却装置
の発明は、固定台に平行に対向配置されたテーブルを移
動自在に案内支持するガイドレールとスライダからなる
リニアガイドと、前記テーブルを前記固定台に対して前
記ガイドレールの長手方向に沿って往復動させるリニア
モータと、前記固定台上に前記テーブルの往復動方向に
平行になるように設けたリニアスケールと、前記リニア
スケールに沿って対向移動する可動検出部を有する前記
テーブルに設けたリニアエンコーダからなるリニアスラ
イダにおいて、前記固定台に一つあるいは複数の支持具
を設け、当該支持具の先端に前記リニアスケールを前記
固定台から離して設置し、前記リニアスケールの片側に
は冷却ファンを設置し、前記リニアスケールの前記冷却
ファンとの反対側に導風板を設置したことを特徴とす
る。請求項8記載の発明は、請求項7記載のリニアスラ
イダの冷却装置において、前記導風板に穴を設けたこと
を特徴とする。請求項9記載の発明は、請求項7記載の
リニアスライダの冷却装置において、前記固定台と前記
導風板とを隙間を空けて結合したことを特徴とする。請
求項10記載の発明は、請求項7記載のリニアスライダ
の冷却装置において、複数の前記支持具で前記リニアス
ケールを支持し、前記支持具と前記リニアスケールとの
結合部を複数の前記支持具のうちの1つを固定支持と
し、他を単純支持としたことを特徴とする。上記構成の
冷却装置によれば、リニアスケールへの伝熱量を大幅に
減少でき、リニアスケールの温度上昇を抑制し、かつ均
一化できるため、リニアスケールの熱変形が小さくな
る。これにより、リニアスライダの位置決め精度を向上
できる。冷却ファンで発生した風が、導風板の長手方向
に沿った流れと、導風板を貫く流れに分離され、導風板
の周りの温度が上がった冷却風のよどみが出来にくくな
り、リニアスケールの冷却効果がさらに向上する。これ
により、リニアスケールの熱変形が小さくなり、リニア
スライダの位置決め精度を向上できる。リニアスケール
は固定台に対して一点でのみ固定されその他の点におい
て移動自在としたので、固定台が熱変形しても、その変
形がリニアスケールに伝わらなくなる。これにより、固
定台が変形してもリニアスケールは変形せず、リニアス
ライダの位置決め精度が安定する。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明の実
施例を図に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実
施例を示すリニアスライダであって、(a)はその正面
図、(b)は側面図である。なお、本発明の構成要素が
従来技術と同じものについては説明を省略し、異なる点
のみ説明する。ヒートシンク31を第1ヒートシンクと
した場合、32は放熱フィンを有した第2ヒートシンク
を示している。本発明の特徴は以下の通りである。すな
わち、リニアスライダの冷却装置において、可動子22
と固定台11との空間に第2ヒートシンク32を設置し
た点である。このような構成において、電機子21に電
源(図示なし)から駆動電流が供給されたときに可動子
22で発生した熱は、電機子取付板23を介して第1ヒ
ートシンク31に進入する。第1ヒートシンク31に進
入した熱は、放熱面に設置された第1冷却ファン35か
ら供給される冷却風によって除去される。このため、可
動子22で発生した熱がテーブル24へ進入することが
抑制される。さらに、可動子22で発生した熱のうち可
動子22の上面付近で発生した熱は、電機子取付板23
を介して第1ヒートシンク31に進入する。そして第1
ヒートシンク31に進入した熱は、放熱面に設置された
第1冷却ファン35からの冷却風によって除去される。
他方、可動子22の下面付近で発生した熱は、本発明の
第1実施例により、直接第2ヒートシンク32に伝わ
り、第2ヒートシンク32の放熱面から可動子22と固
定台11との空間部にある空気へ放散される。こうする
ことにより、固定台11との対向面、および可動子22
全体の温度が下がり、固定子12と固定台11への伝熱
量が抑制できる。さらに、可動子22内の電機子コイル
の温度アンバランスが低い方へ平準化されて温度信頼性
が向上する。
【0012】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
について説明する。図2は本発明の第2実施例を示すリ
ニアスライダであって、(a)はその正面図、(b)は
側面図である。同図において、35’は冷却ファンであ
る。第2実施例が第1実施例と異なる点は第2ヒートシ
ンク32の放熱面に冷却ファン35’を設けた点であ
る。この実施例の冷却装置は、可動子22と固定台11
との空間に第2ヒートシンク32を設置し、さらに、固
定台11の底面に穴15を設けた点が特徴である。これ
により、穴15から取り入れた外気を第2冷却ファンb
35’を用いて第2ヒートシンク32に強制的に流入さ
せ、第2ヒートシンク32の両端から排出するようにし
たため、可動子22の下面を効果的に冷却し、熱を帯び
た空気を可動子22と固定台11との空間から一掃する
ことができる。その結果、空隙を介して対向配置された
固定子12に伝わる熱量をいっそう抑制することがで
き、さらに、可動子22内の電機子コイルの温度アンバ
ランスが低い方へ平準化されて温度信頼性が向上する。
【0013】(第3実施例)次に、本発明の第3実施例
について説明する。図3は本発明の第3実施例を示すリ
ニアスライダであって、(a)は側面図、(b)は平面
図、(c)は図(b)のA−A’断面図である。図3に
おいて、リニアスライダの可動部側は、電機子21と、
アルミ板もしくは銅板のような熱伝導率が高い材料の電
機子取付板23と、テーブル24とで構成したものであ
る。すなわち、第3実施例によれば、断面コ字状電機子
取付板23の可動方向の両側に放熱フィンを有するヒー
トシンク33を固着し、さらに冷却ファン34を搭載し
ている。そして、固定台11には穴11aを形成してい
る。このような構成において、電源(図示なし)から電
機子21に供給された駆動電流により、電機子21が熱
を発生し、その熱は電機子取付板23に伝導し、さらに
断面コ字状電機子取付板23の両側に固着されたヒート
シンク33に伝導し、冷却ファン34から送気される風
によってヒートシンク33の表面から空気中へ伝達され
る。一方、冷却ファン32によって送気される風は固定
台11の穴11aより取り込まれ、直接、電機子21に
ぶつかるため電機子表面の空気への熱伝達率を向上させ
る。このように第3実施例によれば、電機子21の電機
子取付板側の熱をヒートシンク33と冷却ファン34を
用いて空気へ伝達し、電機子取付板23から離れた固定
台側は冷却ファン34で送気された風を直接、電機子2
1にぶつけて熱を奪うため、電機子21を両側から冷却
し、温度上昇を抑制することが可能となる。これによ
り、リニアモータの推力を最大限引き出すことができ
る。
【0014】(第4実施例)次に、本発明の第4実施例
について説明する。図4は本発明の第4実施例を示すリ
ニアスライダであって、(a)はその側面図、(b)は
平面図、(c)は図(b)のA−A’断面図である。図
において、多くの構成は第3実施例と同じである。第4
実施例が第3実施例と異なる点は、ヒートシンク33と
冷却ファン34を電機子取付板23ではなくてテーブル
24に搭載した点である。このような構成にすることに
よって、テーブル24を直接冷却できるので精密機械の
ようにテーブルそのものの温度上昇を管理する装置に適
したものとなる。電機子21に対する冷却効果は第3実
施例と同じである。
【0015】(第5実施例)次に、本発明の第5実施例
について説明する。図5は本発明の第5実施例を示すテ
ーブルもしくは電機子取付板に取り付けたヒートシンク
であって、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は
アイソメ図である。図5に示すように、テーブル24も
しくは電機子取付板23と、ヒートシンク33にはそれ
ぞれ複数の穴24a(もしくは23a)、33aを設け
ている。本実施例によれば、テーブル24もしくは電機
子取付板23と、ヒートシンク33に複数の穴24a
(もしくは23a)、33aを設けることにより、冷却
ファン34から送気された暖かい空気をリニアスライダ
の動作方向に直接流出させる。これにより暖かい空気が
ヒートシンク33の周辺を循環することがなくなるの
で、電機子21、テーブル24、固定台11の温度をさ
らに低くできる。なお、穴24a(もしくは23a)、
31aの数や形状に関して限定はなく、冷却ファン34
の風速やヒートシンク33の幅、高さなどの形状寸法に
よって任意に決定してよい。
【0016】(第6実施例)次に、本発明の第6実施例
について説明する。図6は本発明の第6実施例を示すリ
ニアスライダであって、(a)は全体斜視図、(b)は
(a)のテーブルのセンターを通り進行方向に直角な方
向で切断した縦断面図である。11は断面コ字状の固定
台、13は固定台11と垂直方向に互いに対向して固定
した平板状の界磁ヨーク、14は界磁ヨーク13上に沿
って交互に磁極が異なるように複数配設した永久磁石で
あり、界磁ヨーク13と永久磁石14にて固定子12を
形成する。21は永久磁石14と磁気的空隙Gを介して
対向して設けられた電機子コイル、22は電機子コイル
21と永久磁石14の高さ方向に積層して成る電磁鋼板
を樹脂モールドで直方体状に形成した可動子である。2
4は可動子22の上に設けたテーブルである。41はコ
字状固定台11の上で左右両端に設けられたガイドレー
ル、42はガイドレール41の上を案内するスライダ
で、ガイドレール41とスライダ42と対でリニアガイ
ド40を構成する。51は固定台11に接触固定したリ
ニアスケール、52はテーブル24に固定し、リニアス
ケール51に沿って対向移動する可動検出部を有するリ
ニアエンコーダである。本実施例の特徴は以下のとおり
である。すなわち、そしてこの第3の実施例によれば、
リニアスケール51をプラスチック材のような熱伝導率
が低い材料からなる支持具51aを介してリニアスケー
ル51の大部分で固定台11との間に隙間を設けて固定
台11に固定し、固定台11には冷却ファン54と導風
板53を搭載した点である。ここで、導風板53と冷却
ファン54とはリニアスケール51を挟んで対向する位
置にある。
【0017】このような構成において、電源(図示な
し)から電機子コイル21に供給された駆動電流によ
り、電機子コイル21が熱を発生する。その熱は、可動
子22と固定子12間の空気、固定子12を通って、あ
るいは可動子22、テーブル24、リニアガイド40を
通って固定台11へ伝わる。固定台11へ伝わった熱は
支持具51aを介してリニアスケール51へも伝わるが
支持具51aは熱伝導率が低いためリニアスケール51
への伝熱量は小さい。また、固定台11に設置された冷
却ファン54によりリニアスケール51の周辺に風を発
生させ、さらに固定台11に設置された導風板53によ
りリニアスケール51とその周りの空気を攪拌する風の
流れを作り出すことにより、リニアスケール51を冷却
するとともに均一な温度にできる。このように本実施例
によれば、リニアスケール51への伝熱量を大幅に減少
でき、リニアスケール51の温度上昇を抑制することで
きるため、リニアスケール51の熱変形が小さくなる。
これにより、リニアスライダの位置決め精度を向上でき
る。
【0018】(第7実施例)次に、本発明の第7実施例
について説明する。図7は本発明の第7実施例を示すリ
ニアスライダであって、(a)は全体斜視図、(b)は
リニアスケールの冷却構造を示した正断面図である。こ
の実施例では、導風板53に穴53aを穿った点に特徴
があり、他の構成は第6実施例と同じである。図6のリ
ニアスライダの構成ではリニアスケール51の周囲の空
気が滞留するため空気温度が徐々に上がるが、図7のよ
うな構成にすることによって、冷却ファン54で発生し
た風は、導風板53の長手方向に沿った流れと、導風板
53の穴53aを通る流れに分離されるため、リニアス
ケール51周囲の空気は滞留せず温度上昇も小さくな
る。また、穴53aの大きさを変えることにより、リニ
アスケール51に対する最適な冷却風の流れを調整する
ことができる。この実施例によるリニアスケール51に
対する冷却効果は図6のリニアスライダのそれと同じで
ある。すなわち、駆動電流により電機子コイル21が熱
を発生すると、その熱は可動子22と固定子12間の空
気、固定子12を通って、あるいは可動子22、テーブ
ル24、リニアガイド40を通って固定台11へ伝わ
り、固定台11へ伝わった熱は支持具51aを介してリ
ニアスケール51へも伝わるが支持具51aは熱伝導率
が低いためリニアスケール51への伝熱量は小さくな
る。また、固定台11に設置された冷却ファン54によ
りリニアスケール51の周辺に風を発生させ、さらに固
定台11に設置された導風板53によりリニアスケール
51とその周りの空気を攪拌する風の流れを作り出すこ
とにより、リニアスケール51を冷却するとともに均一
な温度にできる。この実施例によれば、リニアスケール
51への伝熱量を大幅に減少でき、リニアスケール51
の温度上昇を抑制することできるため、リニアスケール
51の熱変形が小さくなる。これにより、リニアスライ
ダの位置決め精度を向上できる。なお、この実施例で
は、ムービングコイル型リニアモータ駆動のリニアスラ
イダの場合を示したが、リニアモータがムービングマグ
ネット型やリニアDCブラシレスモータの場合でも効果
がある。そして固定台11と導風板53との間に穴53
aを設ける構造により、上記と同じ作用によってリニア
スケール51の冷却と温度均一化の効果が得られる。
【0019】(第8実施例)次に、本発明の第8実施例
について説明する。図8は本発明の第8実施例を示すリ
ニアスケールの取付部の斜視図である。この実施例では
2つの支持具51a、51a’でリニアスケール51を
支持している。片方の支持具51aではネジ51b等に
よってリニアスケール51を支持具51aに固定してい
るが、他方の支持具51a’では、リニアスケール51
に長穴51cを穿ってこの長穴51cとこれを貫通する
ピン51b’とで単純支持している。長穴の寸法はリニ
アスケール51がその長手方向には自在に動けてもそれ
と直角方向には動けないように決めている。他の構成は
図6の構成と同じである。このような構成にすることに
よって、リニアスケール51は固定支持をしている支持
具51aによって固定台11と一点でのみ固定され、そ
の他の点においてはリニアスケール51は固定台11に
対して移動自在となる。この実施例によれば、電機子コ
イル21より発生した熱が固定台11へ伝わって固定台
11が温度上昇することにより熱変形しても、その変形
がリニアスケール51には伝わらず、リニアスライダの
位置決め精度が低下することはない。なお、この実施例
では、ムービングコイル型リニアモータ駆動のリニアス
ライダの場合を示したが、リニアモータがムービングマ
グネット型やリニアDCブラシレスモータの場合でも効
果がある。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の第1および
第2実施例によるリニアスライダの冷却装置によれば、
発熱する可動子に対する冷却を上下2面で行うため、冷
却能力が高い。また、可動子の下面の温度が低くなるた
め、空隙を介して対向配置された固定子に伝わる熱量が
減り、固定子の熱変形が抑制されるので、テーブルの位
置決め精度がよくなる。また、冷却ファンを強制的に冷
却するため、冷却能力が高くなり、可動子と固定台間の
熱を帯びた空気を一掃するのでテーブルの位置決め精度
はさらによくなる。また、本発明の第3〜第5実施例に
よるリニアスライダの冷却装置によれば、電機子の電機
子取付板側の熱をヒートシンクと冷却ファンを用いて空
気へ伝達し、電機子取付板から離れた固定台側は冷却フ
ァンで送気された風を直接、電機子にぶつけて冷却する
ため、電機子を両側から冷却することになり、温度上昇
を抑制することが可能となる。これにより、リニアモー
タの推力を最大限引き出すことができる。そして、ヒー
トシンクと冷却ファンをテーブルに搭載するようにした
ので、電機子の冷却効果に加えて、直接テーブルを冷却
することが可能となる。また、テーブルもしくは電機子
取付板とヒートシンクに複数の穴を設けることにより、
冷却ファンから送気された暖かい空気を循環させずにリ
ニアスライダの動作方向に流出させるので、電機子、テ
ーブル、固定台の温度をさらに低くすることができる。
また、比較的小さなヒートシンクで冷却できるのでコス
トダウンにもつながる。そして、本発明の第6〜第8実
施例によるリニアスライダの冷却装置によれば、リニア
スケールへの伝熱量を大幅に減少でき、リニアスケール
の温度上昇を抑制し、かつ均一化できるため、リニアス
ケールの熱変形が小さくなる。これにより、リニアスラ
イダの位置決め精度を向上できる。冷却ファンで発生し
た風が、導風板の長手方向に沿った流れと、導風板を貫
く流れに分離され、導風板の周りの温度が上がった冷却
風のよどみが出来にくくなり、リニアスケールの冷却効
果がさらに向上する。これにより、リニアスケールの熱
変形が小さくなり、リニアスライダの位置決め精度を向
上できる。リニアスケールは固定台に対して一点でのみ
固定されその他の点において移動自在としたので、固定
台が熱変形しても、その変形がリニアスケールに伝わら
なくなる。これにより、固定台が変形してもリニアスケ
ールは変形せず、リニアスライダの位置決め精度が安定
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すリニアスライダであ
って、(a)はその正面図、(b)は側面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示すリニアスライダであ
って、(a)はその正面図、(b)は側面図である。
【図3】本発明の第3実施例を示すリニアスライダであ
って、(a)はその側面図、(b)は平面図、(c)は
(b)のA−A’断面図である。
【図4】本発明の第4実施例を示すリニアスライダであ
って、(a)はその側面図、(b)は平面図、(c)は
(b)のA−A’断面図である。
【図5】本発明の第5実施例を示すテーブルもしくは電
機子取付板に取り付けたヒートシンクであって、(a)
は側面図、(b)は平面図、(c)はアイソメ図であ
る。
【図6】本発明の第6実施例を示すリニアスライダであ
って、(a)は全体斜視図、(b)は(a)のテーブル
のセンターを通り進行方向に直角な方向で切断した縦断
面図である。
【図7】本発明の第7実施例を示すリニアスライダであ
って、(a)は全体斜視図、(b)はリニアスケールの
冷却構造を示した正断面図である。
【図8】本発明の第8実施例を示すリニアスケールの取
付部の斜視図である。
【図9】第1の従来技術を示すリニアスライダの構成を
説明する図である。
【図10】第2の従来技術を示すリニアスライダの正面
図である。
【図11】第3の従来技術を示すリニアスライダであっ
て、(a)はその側面図、(b)は平断面図である。
【図12】第4の従来技術を示すリニアスライダの正面
図であって、(a)は全体斜視図、(b)は(a)のテ
ーブルのセンターを通り進行方向に直角な方向で切断し
た縦断面図である。
【符号の説明】
11 固定台 11a 穴 12 固定子 13 界磁ヨーク 21 電機子 22 可動子 23 電機子取付板 23a 穴 24 テーブル 24a 穴 31 第1ヒートシンク 31a 穴 32 第1ヒートシンク 33 ヒートシンク 34 冷却ファン 35、35’ 冷却ファン 40 リニアガイド 41 ガイドレール 42 スライダ 51 リニアスケール 52 リニアエンコーダ 51a、51a’ 支持具 51b ネジ 51b’ピン 51c 長穴 53 導風板 53a 穴 54 冷却ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮河 秀和 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内 (72)発明者 溝上 敬介 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内 Fターム(参考) 5H609 BB08 PP02 PP06 PP09 PP16 QQ02 QQ11 QQ23 RR12 RR38 5H641 BB06 BB18 GG03 GG04 GG26 HH02 HH06 JA02 JA09 JB03 JB04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交互に磁性が異なる複数の永久磁石を長
    手方向に隣り合わせに並べて配置した界磁ヨークよりな
    る固定子と、前記固定子を設置した固定台と、前記界磁
    ヨークの長手方向に沿って前記永久磁石の磁石列と磁気
    的空隙を介して対向配置された複数のコアに電機子コイ
    ルを巻装した電機子よりなる可動子と、前記電機子を取
    り付けた電機子取付板と、前記電機子取付板に取り付け
    られたテーブルと、前記電機子取付板と前記テーブルと
    で構成される空間に設けられた第1ヒートシンクおよび
    冷却ファンと、を備えたリニアスライダの冷却装置にお
    いて、前記可動子と前記固定台とで構成される空間に第
    2ヒートシンクが設けられていることを特徴とするリニ
    アスライダの冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記第2ヒートシンクの放熱面に冷却フ
    ァンを設けたことを特徴とする請求項1記載のリニアス
    ライダの冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記固定台に穴を設けたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のリニアスライダの冷却装置。
  4. 【請求項4】 交互に磁性が異なる複数の永久磁石を長
    手方向に隣り合わせに並べて配置した界磁ヨークよりな
    る固定子と、前記固定子を設置した固定台と、前記界磁
    ヨークの長手方向に沿って前記永久磁石の磁石列と磁気
    的空隙を介して対向配置された複数のコアに電機子コイ
    ルを巻装した電機子よりなる可動子と、前記電機子を取
    り付けた電機子取付板と、前記電機子取付板に取り付け
    られたテーブルと、を有するリニアスライダにおいて、
    前記電機子取付板にヒートシンクと冷却ファンを搭載
    し、前記固定子側に穴を設けた構造とし、前記穴と前記
    電機子の一部と前記ヒートシンクとで前記冷却ファンに
    よって送気される風の通風路を形成したことを特徴とす
    るリニアスライダの冷却装置。
  5. 【請求項5】 交互に磁性が異なる複数の永久磁石を長
    手方向に隣り合わせに並べて配置した界磁ヨークよりな
    る固定子と、前記固定子を設置した固定台と、前記界磁
    ヨークの長手方向に沿って前記永久磁石の磁石列と磁気
    的空隙を介して対向配置された複数のコアに電機子コイ
    ルを巻装した電機子よりなる可動子と、前記電機子を取
    り付けた電機子取付板と、前記電機子取付板に取り付け
    られたテーブルと、を有するリニアスライダにおいて、
    前記テーブルにヒートシンクと冷却ファンを搭載し、前
    記固定子側に穴を設けた構造とし、前記穴と前記電機子
    の一部と前記ヒートシンクとで前記冷却ファンによって
    送気される風の通風路を形成したことを特徴とするリニ
    アスライダの冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記ヒートシンクの搭載部と前記ヒート
    シンクに穴を設けたことを特徴とする請求項4又は5記
    載のリニアスライダの冷却装置。
  7. 【請求項7】 固定台に平行に対向配置されたテーブル
    を移動自在に案内支持するガイドレールとスライダから
    なるリニアガイドと、前記テーブルを前記固定台に対し
    て前記ガイドレールの長手方向に沿って往復動させるリ
    ニアモータと、前記固定台上に前記テーブルの往復動方
    向に平行になるように設けたリニアスケールと、前記リ
    ニアスケールに沿って対向移動する可動検出部を有する
    前記テーブルに設けたリニアエンコーダからなるリニア
    スライダにおいて、前記固定台に一つあるいは複数の支
    持具を設け、当該支持具の先端に前記リニアスケールを
    前記固定台から離して設置し、前記リニアスケールの片
    側には冷却ファンを設置し、前記リニアスケールの前記
    冷却ファンとの反対側に導風板を設置したことを特徴と
    するリニアスライダの冷却装置。
  8. 【請求項8】 前記導風板に穴を設けたことを特徴とす
    る請求項7記載のリニアスライダの冷却装置。
  9. 【請求項9】 前記固定台と前記導風板とを隙間を空け
    て結合したことを特徴とする請求項7記載のリニアスラ
    イダの冷却装置。
  10. 【請求項10】 複数の前記支持具で前記リニアスケー
    ルを支持し、前記支持具と前記リニアスケールとの結合
    部を複数の前記支持具のうちの1つを固定支持とし、他
    を単純支持としたことを特徴とする請求項7記載のリニ
    アスライダの冷却装置。
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