JPH08205159A - 動画像伝送システム - Google Patents

動画像伝送システム

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Publication number
JPH08205159A
JPH08205159A JP7031796A JP3179695A JPH08205159A JP H08205159 A JPH08205159 A JP H08205159A JP 7031796 A JP7031796 A JP 7031796A JP 3179695 A JP3179695 A JP 3179695A JP H08205159 A JPH08205159 A JP H08205159A
Authority
JP
Japan
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frame
image
side device
moving image
image data
Prior art date
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Pending
Application number
JP7031796A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Obara
広隆 小原
Shinichi Hirata
晋一 平田
Hiroyuki Murakami
博行 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP7031796A priority Critical patent/JPH08205159A/ja
Publication of JPH08205159A publication Critical patent/JPH08205159A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送エラー等により受信側装置での再生画像
の画質が低下した場合に、迅速に鮮明な画像に復旧す
る。 【構成】 送信側装置11は、動画像のフレームをフレ
ーム内符号化又はフレーム間符号化する画像圧縮手段1
3と、圧縮画像データの送信及び受信側装置21からの
フレーム種別切替指示の受信を行う送受信手段14と、
受信したフレーム種別切替指示に基づいて画像圧縮手段
13にフレーム内符号化させる切替手段16と、を備え
る一方、受信側装置21は、圧縮画像データの受信及び
送信側装置へのフレーム種別切替指示の送信を行う送受
信手段23と、受信した画像データを伸張させる画像伸
張手段24と、伸張された動画像が所定の画質を有する
かを判定する画質判定手段26と、所定の画質を有して
いない場合にはフレーム種別切替指示を送信させる切替
指示手段27と、を備え、画質の低下が生じた場合には
フレーム内符号化した画像データを送信側装置11から
受信側装置21へ伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信側装置が動画像を
圧縮して送信し、受信側装置が当該動画像を受信して伸
張再生する動画像伝送システムに関し、特に、伝送エラ
ーが発生した場合に対処する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像を無線或いは有線で遠隔地へ伝送
する動画像伝送システムは、例えば画像による監視を行
うシステム(防犯システム、セキュリティシステム、防
災システム、クレーン運転等の作業監視システム、等)
等といった種々な分野で利用されている。画像伝送シス
テムとしては、特開平6−38209号公報に記載され
るように、スペクトラム拡散変調方式の無線により画像
を伝送するシステムが知られている。この画像伝送シス
テムは図4に示すように、送信側装置1と受信側装置2
とを備えており、受信側装置1で圧縮処理した画像を無
線送信し、受信側装置2がこれを受信して伸張処理して
再生表示する。
【0003】すなわち、送信側装置1は、カメラ3で撮
影した画像のデータを画像圧縮手段4でアナログ−ディ
ジタル変換、離散コサイン変換、量子化及び可変長符号
化してディジタル画像圧縮し、この圧縮した画像データ
を無線送信機5でスペクトラム拡散変調してアンテナ6
から送信する。一方、受信側装置2は、送信された圧縮
画像データをアンテナ7で受信して無線受信機8でスペ
クトラム拡散復調した後、画像伸張手段9で圧縮とは逆
の処理を施して伸張させ、再生した画像を表示手段10
に表示する。
【0004】ここで、CCITT(国際電信電話諮問委
員会、現ITU−TS:電気通信標準化セクタ)で規格
化されたディジタル画像圧縮方式として、静止画像につ
いてはJPEG(Joint Photographic Experts Group)
方式等が知られ、動画像についてはH.261方式、M
PEG(Moving Picture Coding Experts Group)方式
等が知られている。H.261方式及びMPEG方式は
離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transfor
m)の技術と共に、フレーム間の相関を利用したフレー
ム間符号化の技術を用いている。すなわち、H.261
方式では動画像を効率よく圧縮するためにフレーム間符
号化の技術を用い、MPEG方式では更に改良した双方
向のフレーム間符号化の技術を用いている。
【0005】図5を参照して、代表的な動画像圧縮方式
であるMPEG方式を説明する。MPEG方式では、動
画像を複数のフレーム(ピクチャ)からなるグループG
OPに分割して符号化を行い、各グループGOPがフレ
ーム内符号化したIピクチャと、フレーム間符号化した
Pピクチャ及びBピクチャとが混在するようにしてい
る。Iピクチャは同一フレーム内の画素の相関関係を利
用して冗長な画像データ部分を削除したフレームであ
り、フレーム内符号化により圧縮された画像データから
なっている。したがって、Iピクチャはこの圧縮処理と
逆にフレーム内復号化して伸張処理することにより、フ
レームに対応する画像を再生することができる。
【0006】Pピクチャは時間的に前のIピクチャを参
照してフレーム間符号化したフレームであり、Iピクチ
ャに比べて動きのある部分のみを抽出し、抽出した部分
に必要であれば動き補償やフレーム内符号化を加えた画
像データからなっている。したがって、Pピクチャはこ
の圧縮処理と逆に、伸張させたIピクチャにPピクチャ
の画像データを合成することによりフレーム間復号化し
て伸張処理し、フレームに対応する画像を再生すること
ができる。Bピクチャは時間的に前後の2つのフレーム
を参照してフレーム間符号化したフレームであり、前後
にあるIピクチャ及びPピクチャに比べて動きのある部
分のみを抽出し、抽出した部分に必要であれば動き補償
やフレーム内符号化を加えた画像データからなってい
る。したがって、Bピクチャはこの圧縮処理と逆に、伸
張させたIピクチャ及びPピクチャにBピクチャの画像
データを合成することによりフレーム間復号化して伸張
処理し、フレームに対応する画像を再生することができ
る。
【0007】なお、上記のことから明らかなように、圧
縮率の高い順(データ量の少ない順)ではBピクチャ、
Pピクチャ、Iピクチャの順であり、高画質の画像が得
られる順ではこれとは逆にIピクチャ、Pピクチャ、B
ピクチャの順となっている。一般的には、Iピクチャの
数を減らしてBピクチャやPピクチャの数を増やし、こ
れによって、高圧縮率を得て伝送するデータ量を少なく
することが行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】データ伝送において
は、伝送路に加わった外乱等によりデータ化けやデータ
欠落等といった伝送エラーが発生し、受信側が正常なデ
ータを受信できない事態が生ずる場合がある。特に、無
線によりデータ伝送を行う場合には、このような事態は
少なからず生ずる虞がある。
【0009】上記のような動画像データの圧縮伝送にお
いて伝送エラーが発生した場合には、受信側装置はBピ
クチャやPピクチャでは元の画像を鮮明に再生すること
ができないため、一連のフレームの内のIピクチャを受
信するまで乱れた画像を表示することとなってしまう。
すなわち、BピクチャやPピクチャを多用すると高圧縮
率が得られる反面、伝送エラー等が生ずると再生画像の
乱れを長時間にわたって起こしてしまうという問題があ
った。なお、このような問題はMPEG方式に限らず、
H.261方式等のフレーム間符号化の技術を用いた動
画像伝送システムに共通していえることである。
【0010】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、伝送エラー等により受信側装置での再生画像の画
質が低下した場合に、迅速に鮮明な画像に復旧すること
ができる動画像伝送システムを提供することを目的とす
る。また、動画像データの圧縮にMPEG方式を用い、
データ伝送にスペクトラム拡散通信方式の無線通信を用
いる動画像伝送システムに適した、画質復旧技術を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した動画像伝送システムは、送信側
装置が動画像をフレーム毎に圧縮して送信し、受信側装
置が当該動画像データを受信して伸張再生する動画像伝
送システムにおいて、前記送信側装置は、動画像を構成
するフレームをフレーム内符号化又はフレーム間符号化
する画像圧縮手段と、圧縮した動画像データの送信及び
受信側装置からのフレーム種別切替指示の受信を行う送
受信手段と、受信したフレーム種別切替指示に基づいて
画像圧縮手段にフレーム内符号化させる切替手段と、を
備える一方、前記受信側装置は、圧縮された動画像デー
タの受信及び送信側装置へのフレーム種別切替指示の送
信を行う送受信手段と、受信した動画像データを符号化
形式に応じて伸張させる画像伸張手段と、伸張された動
画像が所定の画質を有するかを判定する画質判定手段
と、所定の画質を有していないとの判定に基づいてフレ
ーム種別切替指示を送信させる切替指示手段と、を備え
ていることを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載した動画像伝送シス
テムは、請求項1の発明において、画質判定手段は、伸
張された動画像のフレームを保持する複数のフレームメ
モリと、フレームを保持するフレームメモリをフレーム
毎に切り替えるメモリ切替手段と、画質を規定する所定
の基準値を保持する基準値メモリと、フレームメモリに
保持された画像データを比較して比較値が所定の基準値
を満たすかを判定する比較手段と、を備えていることを
特徴とする。
【0013】また、請求項3に記載した動画像伝送シス
テムは、請求項1又は請求項2の発明において、送信側
装置は処理対象となる動画像データの入力手段を備える
一方、受信側装置は伸張再生された動画像を表示する表
示手段を備え、送信側装置の画像圧縮手段はMPEG方
式の符号化を行い、送信側装置並びに受信側装置の送受
信手段はスペクトラム拡散通信方式の無線通信を行うこ
とを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に記載した動画像伝送システムによれ
ば、送信側装置は、画像圧縮手段で動画像を成す一連の
フレームをフレーム内符号化しこれに後続するフレーム
をフレーム間符号化して圧縮し、圧縮された画像データ
を送受信手段を介して受信側装置へ送信する。一方、受
信側装置は、圧縮画像データを送受信手段で順次フレー
ム毎に受信し、画像伸張手段でこれら画像データを伸張
させる。そして、受信側装置は、受信した動画像に伝送
エラー等に起因した画像の乱れが無いかを画質判定手段
で判定し、画像の乱れにより所定の画質を得られない場
合には切替指示手段がフレーム種別切替指示を送受信手
段を介して送信側装置へ送信する。送信側装置はこのフ
レーム種別切替指示を送受信手段を介して受信し、切替
手段が画像圧縮手段による圧縮形式をフレーム内符号化
に変更させる。この結果、フレーム内符号化した画像デ
ータが送信側装置から受信側装置へ即時に送信され、受
信側装置がこの画像データに基づいて迅速に画質の乱れ
を解消する。
【0015】また、請求項2に記載した動画像伝送シス
テムによれば、上記画質判定手段は、メモリ切替手段が
伸張させた画像データを順次異なるフレームメモリに格
納させ、時間的に連続したフレームの画像データを保持
する。そして、これら保持した画像データ同士を比較し
て、比較手段がこれら画像データ(フレーム)間の画像
の変化量と基準値メモリに保持されている所定の基準値
とを比較する。この結果、フレーム間の画像の変化量が
所定の基準値を満たさない(変化量が基準値を上回って
いる)場合には、上記のように切替指示手段にフレーム
種別切替指示を送信させる。
【0016】また、請求項3に記載した動画像伝送シス
テムによれば、動画像を撮影するカメラ或いは予め撮影
した動画像を記録した記録装置等の入力手段から圧縮伝
送する動画像を送信側装置に入力し、また、送信側装置
では伸張再生した動画像をディスプレイ装置等の表示手
段に表示出力する。そして、動画像の圧縮にはMPEG
方式を用いて高圧縮率を実現し、画像データの伝送はス
ペクトラム拡散方式の無線通信で行う。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例に係る動画像伝送システム
を図面を参照して説明する。本実施例の動画像伝送シス
テムは送信側装置11と受信側装置21とを備え、MP
EG方式で伝送する動画像を圧縮し、この圧縮画像デー
タをスペクトラム拡散通信方式で無線により伝送する。
送信側装置11は、動画像を撮影するカメラ12と、ア
ナログ−ディジタル変換、離散コサイン変換、量子化及
び可変長符号化してMPEG方式で動画像をディジタル
画像圧縮する画像圧縮手段13と、スペクトラム拡散変
調して圧縮画像データを送信するとともに後述するフレ
ーム種別切替指示を受信してスペクトラム拡散復調する
無線送受信手段14と、無線送受信手段14に付設され
た送受信用のアンテナ15と、受信したフレーム種別切
替指示に基づいて画像圧縮手段13による符号化形式を
変更させるフレーム種別切替手段16とを備えている。
【0018】上記の画像圧縮手段13は、動画像の1シ
ーケンスのフレームを1つのフレーム内の相関関係を利
用したフレーム内符号化又は他のフレームとの相関関係
を利用したフレーム間符号化するものであり、図5を参
照して説明したように、動画像をフレーム内符号化した
Iピクチャとフレーム間符号化したPピクチャ及びBピ
クチャとが混在するように圧縮処理する。そして、画像
圧縮手段13はMPEG方式に従った所定の順序で符号
化形式を変更して各フレームのデータ圧縮を行うが、フ
レーム種別切替指示に基づくフレーム種別切替手段16
からの指示が入力されると、所定の順序に係わらず次に
処理するフレームをフレーム内符号化形式でデータ圧縮
する。すなわち、送信側装置11はフレーム種別切替指
示を受信すると、即座にIピクチャを生成して送信する
こととなる。なお、このIピクチャに後続する各フレー
ムはMPEG方式に従った符号化形式順でPピクチャ或
いはBピクチャ或いはIピクチャとされる。
【0019】一方、受信側装置21は、送受信用のアン
テナ22と、アンテナ22から受信した圧縮画像データ
をスペクトラム拡散復調するとともにフレーム種別切替
指示をスペクトラム拡散変調してアンテナ22から送信
する無線送受信手段23と、画像圧縮手段13とは逆に
手順で圧縮画像データをフレーム毎にデジタル伸張処理
する画像伸張手段24と、伸張された画像データをアナ
ログ変換して動画像を再生表示する表示手段25と、伸
張された動画像が所定の画質を有するかを判定する画質
判定手段26と、画質判定手段26による判定に基づい
てフレーム種別切替指示を無線送受信手段23及びアン
テナ22を介して送信させるフレーム種別切替手段27
とを備えている。
【0020】上記の画像伸張手段24は受信した圧縮画
像データをそのピクチャタイプ(符号化形式)に応じて
復号化するものであり、フレーム間符号化されたPピク
チャやBピクチャを復号化するために、時間的に前後す
るフレームの画像データを保持する複数のフレームメモ
リを備えている。
【0021】また、画質判定手段26は時間的に連続し
た2つのフレームを比較して画質の低下を検出し、この
検出値を所定の基準値と比較して当該基準値を上回る画
質の低下が生じている場合には、フレーム種別切替手段
27にフレーム種別切替指示を送信させる指示信号を出
力する。すなわち、画質判定手段26は図2に示すよう
な構成を有しており、画像伸張手段24からの伸張画像
データをフレームスイッチ31で切り替えてフレームメ
モリ(1)32又はフレームメモリ(2)33に順次フ
レーム毎に格納する。したがって、フレームメモリ
(1)32とフレームメモリ(2)33とには時間的に
連続して前後するフレーム(ピクチャ)が交互に保持さ
れる。なお、フレームメモリ(1)32又はフレームメ
モリ(2)33に1フレーム分の画像データが格納され
たことをフレームスイッチ切替手段34が検知して、フ
レームスイッチ31の切替制御を行う。
【0022】また、画質判定手段26は予め設定した所
定の基準値を保持している基準値メモリ35を備えてお
り、比較手段36がフレームメモリ(1)32とフレー
ムメモリ(2)33とにそれぞれ保持した画像データを
比較し、これらの間の比較結果を基準値を更に比較して
画質の乱れを判定する。すなわち、対象物を監視等して
得た動画像は一般的にフレーム間の相関が強いことか
ら、フレームメモリ(1)32とフレームメモリ(2)
33とに保持した時間的に相前後したフレームの画像デ
ータを比較すると、伝送エラー等により画像の乱れがあ
るときには、これら画像データ間での変化量が極端に大
きくなる。したがって、この変化量を所定の基準値と比
較して当該基準値を上回るときには、時間的に前後した
両フレーム間で伝送エラー等によりかなりの画像変化が
生じていると判定できるので、判定結果として指示信号
を出力して、フレーム種別切替手段27にフレーム種別
切替指示を送信させる。
【0023】無線送信される上記のフレーム種別切替指
示とフレーム毎の圧縮画像データは、本実施例では無線
伝送路内で伝送スロットをそれぞれ割り当てることによ
り行っている。すなわち、図3に示すように、周期T毎
に時間幅t1の送信データスロットと時間幅t2の受信デ
ータスロットを割り当て、送信データスロットには送信
側装置11から受信側装置21へのフレーム毎のディジ
タル圧縮画像データを含ませ、受信データスロットには
受信側装置21から送信側装置11へのフレーム種別切
替指示の情報を含ませて、送信側装置11から受信側装
置21へのディジタル圧縮画像データの伝送、及び、受
信側装置21から送信側装置11へのフレーム種別切替
指示の伝送を行っている。
【0024】上記構成のシステムによれば、次のように
して動画像の伝送処理を行う。送信側装置11では、カ
メラ12で撮影した動画像を画像圧縮手段13によりフ
レーム毎にディジタル画像圧縮し、Iピクチャ、Pピク
チャ及びBピクチャが混在して並んだフレーム列の圧縮
画像データとする、次いで、無線送受信手段14でこれ
ら圧縮画像データをフレーム毎に順次スペクトラム拡散
変調し、アンテナ15からそれぞれの送信データスロッ
トで送信する。
【0025】一方、受信側装置21では、送信データス
ロットに含められた圧縮画像データをアンテナ22を介
して送受信手段23で受信し、これら圧縮画像データを
フレーム毎に順次スペクトラム拡散復調して、画像伸張
手段24でフレーム毎に伸張させる。この伸張処理で
は、画像伸張手段24に備えられているフレームメモリ
を利用して、Iピクチャはフレーム内復号化して伸張さ
せ、Pピクチャは伸張させたIピクチャにPピクチャの
画像データを合成することによりフレーム間復号化して
伸張させ、Bピクチャは伸張させたIピクチャ及びPピ
クチャにBピクチャの画像データを合成することにより
フレーム間復号化して伸張させる。
【0026】そして、伸張された各フレームの画像デー
タは、表示手段25でディジタル−アナログ変換されて
動画像として順次表示されるとともに、画質判定手段2
6のフレームメモリ32、33に交互に格納される。こ
こで、伝送エラー等により伝送画像データに化けや欠落
等が生じた場合には、これを反映して表示手段25に再
生表示される動画像の画質が乱れることとなる。フレー
ムメモリ32、33には順次最新の画像データが上書き
して格納されることから、このような画質の乱れが生じ
た場合には画質判定手段26がこれを即座に検出し、フ
レーム種別切替手段27がフレーム種別切替指示を無線
送受信手段23及びアンテナ22を介して送信させる。
すなわち、画質の乱れが生ずるとほぼ同時に、フレーム
種別切替指示は受信データスロットに含められて送信側
装置11へ送信される。
【0027】送信側装置11へ送信されたフレーム種別
切替指示はアンテナ15及び無線送受信手段14を介し
てフレーム種別切替手段16に入力され、これに基づい
てフレーム種別切替手段16が画像圧縮手段13に符号
化形式をフレーム内符号化とするように指示する。この
結果、画像圧縮手段13はこれから圧縮処理を行おうと
している画像データに対してフレーム内符号化を行って
Iピクチャを生成し、これを送信データスロットに含め
て無線送受信手段14及びアンテナ15を介して受信側
装置21へ送信する。なお、画像圧縮手段13はフレー
ム種別切替指示の受信に基づいて1フレーム分のIピク
チャを生成し、これに後続するフレームについては通常
のMPEG方式に従ったタイプのピクチャを順次生成す
る。
【0028】このIピクチャの圧縮画像データは上記と
同様にして受信側装置21で受信され、伸張処理を施さ
れて再生画像が表示手段25に表示される。このIピク
チャはフレーム内符号化されていることから、時間的に
先行するフレームの画像データを用いることなく伸張さ
れるため、伝送エラーの影響を引きずることなくIピク
チャ単独で鮮明な画像を再生することができる。したが
って、画像伸張手段24はこのIピクチャの画像データ
を用いて後続するPピクチャやBピクチャの伸張処理を
行い、伝送エラーの影響を排除した鮮明な動画像を再生
表示させる。すなわち、表示手段25に表示される動画
像は迅速に鮮明な状態に復旧される。
【0029】なお、上記実施例ではMPEG方式を例に
とって説明したが、本発明は、H.261方式等のよう
に動画像をフレーム内符号化したピクチャとフレーム間
符号化したピクチャとを混在させて伝送するシステムに
広く適用することができる。また、フレーム内符号化に
DCT(離散コサイン変換)を例にとって説明したが、
本発明ではこの他の種々な変換方式を用いることも可能
である。また、動画像を送信側装置から受信側装置へ一
方的に伝送する例を示したが、両装置に同様な圧縮手
段、伸張手段、通信手段等を備えて双方向で動画像伝送
を行うシステムにも本発明を適用することができる。
【0030】また、スペクトラム拡散方式の無線通信で
動画像を伝送する例を示したが、本発明では、この他の
方式の無線通信で伝送したり、或いは、有線通信するこ
とも可能である。また、カメラで対象物を撮影する監視
システムを例にとって説明したが、動画像記憶手段を入
力手段をして、予め撮影して蓄積した動画像を伝送する
システムにも本発明を適用することができる。また、画
質判定の基準となる基準値は許容できる画質の乱れに応
じて任意に設定されるものであり、システムの設計で任
意に選択されるものである。
【0031】また、フレーム種別切替指示に基づいて1
フレーム分をフレーム内符号化(Iピクチャ化)する例
を示したが、本発明はフレーム種別切替指示を受信した
後の或る時間の複数のフレームをフレーム内符号化する
ようにしてもよく、このようにすれば伝送エラーが比較
的長い時間にわたって生じた場合でも、比較的伝送エラ
ーの少ない鮮明な動画像を再生表示することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の動画像伝
送システムによれば、伝送エラー等により再生された動
画像の画質が低下した場合、受信側装置からのフレーム
種別切替指示に基づいてフレーム内符号化した画像デー
タを送信側装置から受信側装置へ即座に伝送するように
したため、再生動画像の画質低下を最短時間に抑えて迅
速に鮮明な画像に復旧することができる。したがって、
フレーム間符号化したフレームの数を増やして伝送圧縮
率を高めた場合にあっても、鮮明な画質を維持すること
ができ、伝送圧縮率の向上と鮮明な画像再生という両立
が困難な課題を有効に解決することができる。
【0033】特に、請求項2に記載した発明では、フレ
ームメモリが伸張された最新の画像データを保持するこ
とから再生画像の画質低下を迅速に検出することがで
き、また、画質低下の基準となる基準値を基準値メモリ
が保持していることから許容し得る画質低下の度合いに
応じてシステム設計を容易に行うことができる。また、
特に、請求項3に記載した発明では、MPEG方式のB
ピクチャを増やすことが可能となり、更なる伝送圧縮率
の向上と伝送画像の画質維持を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る動画像伝送システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】画質判定手段の構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図3】画像データの伝送スロット構成を説明する概念
図である。
【図4】従来の動画像伝送システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】MPEG方式のピクチャ構成を説明する概念図
である。
【符号の説明】
11 送信側装置 12 カメラ 13 画像圧縮手段 14 無線送受信手段 16 フレーム種別切替手段 21 受信側装置 23 無線送受信手段 24 画像伸張手段 25 表示手段 26 画質判定手段 27 フレーム種別切替指示手段 32、33 フレームメモリ 34 フレームスイッチ切替手段 35 基準値メモリ 36 比較手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 1/00 H04N 7/32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側装置が動画像をフレーム毎に圧縮
    して送信し、受信側装置が当該動画像データを受信して
    伸張再生する動画像伝送システムにおいて、 前記送信側装置は、動画像を構成するフレームをフレー
    ム内符号化又はフレーム間符号化する画像圧縮手段と、
    圧縮した動画像データの送信及び受信側装置からのフレ
    ーム種別切替指示の受信を行う送受信手段と、受信した
    フレーム種別切替指示に基づいて画像圧縮手段にフレー
    ム内符号化させる切替手段と、を備える一方、 前記受信側装置は、圧縮された動画像データの受信及び
    送信側装置へのフレーム種別切替指示の送信を行う送受
    信手段と、受信した動画像データを符号化形式に応じて
    伸張させる画像伸張手段と、伸張された動画像が所定の
    画質を有するかを判定する画質判定手段と、所定の画質
    を有していないとの判定に基づいてフレーム種別切替指
    示を送信させる切替指示手段と、を備えていることを特
    徴とする動画像伝送システム。
  2. 【請求項2】 画質判定手段は、伸張された動画像のフ
    レームを保持する複数のフレームメモリと、フレームを
    保持するフレームメモリをフレーム毎に切り替えるメモ
    リ切替手段と、画質を規定する所定の基準値を保持する
    基準値メモリと、フレームメモリに保持された画像デー
    タを比較して比較値が所定の基準値を満たすかを判定す
    る比較手段と、を備えていることを特徴とする請求項1
    に記載の動画像伝送システム。
  3. 【請求項3】 送信側装置は処理対象となる動画像デー
    タの入力手段を備える一方、受信側装置は伸張再生され
    た動画像を表示する表示手段を備え、 また、送信側装置の画像圧縮手段はMPEG方式の符号
    化を行い、送信側装置並びに受信側装置の送受信手段は
    スペクトラム拡散通信方式の無線通信を行うことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の動画像伝送システ
    ム。
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