JP2012156650A - 動画伝送システム - Google Patents

動画伝送システム Download PDF

Info

Publication number
JP2012156650A
JP2012156650A JP2011012326A JP2011012326A JP2012156650A JP 2012156650 A JP2012156650 A JP 2012156650A JP 2011012326 A JP2011012326 A JP 2011012326A JP 2011012326 A JP2011012326 A JP 2011012326A JP 2012156650 A JP2012156650 A JP 2012156650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame data
moving image
compressed
data
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011012326A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Goshonoo
一彦 五所野尾
Susumu Ito
享 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2011012326A priority Critical patent/JP2012156650A/ja
Publication of JP2012156650A publication Critical patent/JP2012156650A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

【課題】動画の品質の劣化を抑制しつつデータサイズの平均値を小さくし、且つデータの伝送量を低減することのできる動画伝送システムを提供する。
【解決手段】撮像した動画データを送信する撮像装置1と、撮像装置1が送信した動画データを受信して表示する表示装置2とを備え、撮像装置1は、基準ピクチャに圧縮した圧縮フレームデータを一度送信した後は差分ピクチャに圧縮した圧縮フレームデータを表示装置1に対して送信し、表示装置2は、解析部25によって受信した圧縮フレームデータを解析して動画像の品質を評価するためのパラメータを求め、当該パラメータが閾値を下回ると、基準ピクチャに圧縮した圧縮フレームデータを再度送信するように要求する再送信要求コマンドを含む指令信号を撮像装置1に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画伝送システム、特にリアルタイムで動画を伝送する動画伝送システムに関する。
従来から、リアルタイムで動画を伝送する動画伝送システムにおいては、動画データを画像圧縮してデータサイズを小さくすることが一般的に行われている。そして、フレームデータのデータサイズを小さくするために、他のフレームデータとの差分を利用することが提案されている。このようなものとしては、Iピクチャ(フレーム内符号化画像)と、Pピクチャ(順方向予測符号化画像)とを利用したものがある。ここで、Iピクチャは、フレームデータを他のフレームデータとの依存関係がなく単独で伸長可能な形に圧縮したものである。また、Pピクチャは、フレームデータを時系列の前のフレームとの差分により表される形に圧縮したものである。
上述したような圧縮方法と同様の圧縮方法は、MPEG−2等で採用されている。Pピクチャは、Iピクチャとは異なり単独で伸長することはできないが、Iピクチャに比べてデータサイズを大幅に小さくすることができる。そのため、動画データの最初のフレームデータをIピクチャに圧縮し、後のフレームデータをPピクチャに圧縮すれば、データサイズを非常に小さくすることができる。
ところで、Pピクチャを伸長するにあたっては、前のフレームデータを参照する必要がある。そのため、パケットロス等が発生して画像が劣化した場合には、このような劣化の影響がその後のフレームデータ全てに及んでしまい、表示される動画の品質が悪くなってしまう。そこで、フレームデータを定期的にIピクチャに圧縮して伝送することで、画像の劣化を抑制する方法が採用されているが、Iピクチャを定期的に送信するので、比較的大きなデータが定期的に伝送されることになる。また、動画データの伝送に使用可能な周波数帯域が比較的狭い場合、Iピクチャを伝送するために長時間かかってしまう。そのため、表示中の動画に遅延が生じるおそれがある。
これを解決するものとして、フレームデータを複数の分割フレームデータに分割するとともに、同一のフレームデータより分割された複数の分割フレームデータの少なくとも1つをPピクチャに圧縮する方法が特許文献1に開示されている。この特許文献1に記載のものでは、動画データに含まれる複数のフレームデータの圧縮後のデータサイズを平均化することができ、かつ、フレームデータ全体をIピクチャのような基準ピクチャに圧縮した場合よりも小さい値とすることができる。よって、動画データの伝送に使用可能な周波数帯域が狭い場合でも、圧縮のデータレートや、フレームレート、色数を低くせずに済み、品質を低下させることなく動画を伝送することが可能になる。
特開2010−081140号公報
しかしながら、上記従来例では、圧縮後のデータサイズを平均化することでデータサイズの平均値を小さくすることはできるが、全体として必要なデータの伝送量を低減する効果は期待できないという問題があった。このため、上記従来例では、Iピクチャを定期的に送信する場合と同様に、比較的大きなデータが伝送されることになる。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、動画の品質の劣化を抑制しつつデータサイズの平均値を小さくし、且つデータの伝送量を低減することのできる動画伝送システムを提供することを目的とする。
本発明の動画伝送システムは、動画データを互いに送受信する送信装置及び受信装置を備え、前記送信装置は、基準ピクチャに圧縮した圧縮フレームデータを一度送信した後は差分ピクチャに圧縮した圧縮フレームデータを送信し、前記受信装置は、前記圧縮フレームデータを解析して動画像の品質を評価するためのパラメータを求め、当該パラメータが閾値を下回ると、基準ピクチャに圧縮した圧縮フレームデータを再度送信するように前記送信装置に指令信号を送信することを特徴とする。
この動画伝送システムにおいて、前記送信装置は、動画データを得るための入力部と、前記入力部で得られた動画データに含まれる時系列順の複数のフレームデータそれぞれを圧縮することで動画データの圧縮を行う圧縮部と、前記圧縮部で圧縮された前記圧縮フレームデータを時系列順に前記受信装置に送信するとともに、前記受信装置から送信される前記指令信号を受信する送受信部とを有し、前記受信装置は、前記送信装置から送信される前記圧縮フレームデータを受信するとともに、前記送信装置に前記指令信号を送信する送受信部と、前記圧縮フレームデータを伸長することで圧縮された前記動画データの伸長を行う伸長部と、伸長された前記動画データを表示する表示部と、前記圧縮フレームデータを解析して動画像の品質を評価するためのパラメータを求める解析部とを有し、前記圧縮部は、前記複数のフレームデータのうち最初のフレームデータを、他のフレームデータとの依存関係がなく単独で伸長可能な前記基準ピクチャに圧縮する第1の圧縮処理と、前記複数のフレームデータのうち残りのフレームデータを、他のフレームデータとの差分よりなる前記差分ピクチャに圧縮する第2の圧縮処理とを実行し、前記解析部は、前記パラメータが閾値を下回ると、前記基準ピクチャに圧縮した圧縮フレームデータを再度送信するように前記送信装置に前記指令信号を送信し、前記送信装置は、前記指令信号を受信すると次回のフレームデータに対して第1の圧縮処理を実行することが好ましい。
この動画伝送システムにおいて、前記解析部は、前記圧縮フレームデータを伸長したフレームデータの色情報に基づいて解析することが好ましい。
この動画伝送システムにおいて、前記解析部は、前記圧縮フレームデータを伸長したフレームデータの輝度情報に基づいて解析することが好ましい。
この動画伝送システムにおいて、前記解析部は、前記圧縮フレームデータのデータサイズに基づいて解析することが好ましい。
本発明は、動画の品質の劣化を抑制しつつデータサイズの平均値を小さくし、且つデータの伝送量を低減することができるという効果を奏する。
本発明に係る動画伝送システムの実施形態を適用したインターホンシステムのブロック図である。 (a)〜(c)は同上のインターホンシステムにおいて解析部が動画の品質が劣化したと判定していない場合の説明図である。 (a)〜(c)は同上のインターホンシステムにおいて解析部が動画の品質が劣化したと判定した場合の説明図である。 (a)〜(c)は従来の圧縮方法の説明図である。
以下、本発明に係る動画伝送システムの実施形態を、セキュリティインターホンシステム(以下、単に「インターホンシステム」と呼ぶ)に適用した例に基づいて説明する。
このインターホンシステムは、図1に示すように、住宅の軒先に設置される撮像装置1と、住宅内(屋内)に設置される親機(インターホン親機)より成る表示装置2と、住宅外(屋外)に設置される不図示の子器(インターホン子器)とで構成されている。なお、撮像装置1及び子器は表示装置2に伝送線により接続されている。また、子器は従来周知のものを採用することが可能であるから、子器の詳細な説明は省略する。
撮像装置1は、動画データを送信する送信装置であって、入力部10と、記憶部11と、圧縮部12と、送受信部13と、処理部14とを主な構成要素として備えている。
入力部10は、例えば所定の撮像領域を撮像する機能を有する撮像部であり、CCDイメージ・センサやCMOSイメージ・センサ等の固体撮像素子より成る撮像素子(図示せず)を備える。また、入力部10は、上記撮像素子とともにカメラとしての機能を発揮するDSP(Digital Signal Processor)等の制御装置(図示せず)を主な構成要素として備えている。なお、撮像素子としてCMOSイメージ・センサを用いる場合、入力部10としては、システム・オン・チップ(SoC)技術等を利用して撮像素子と制御装置とを一体に構成したワンチップカメラを用いることもできる。
入力部10の制御装置は、撮像素子の出力(電荷)を所定のフレームレート(例えば、30fps)で取り込む。そして、制御装置は、取り込んだ撮像素子の出力に基づいて所定の形式(例えば、YUV形式)のディジタル・データ、例えばRAWデータ等の静止画データを作成して出力する。このようにして、制御装置からは、撮像領域の画像を表す静止画データが順次出力される。そのため、入力部10によって、撮像領域の動画(動画像)を表す動画データを得ることができる。入力部10より得られる動画データは、時系列順の複数の静止画データにより構成されており、以下の説明では、動画データを構成する時系列順の静止画データ(すなわち、動画データの1フレーム当たりのデータ)をフレームデータと呼ぶ。
記憶部11は、フラッシュメモリやSDRAM、SRAM等の書き換え可能な記憶装置(ストレージ・デバイス)であり、主として入力部10で得た動画データの記憶(貯蔵)に使用される。
圧縮部12は、入力部10で得られた動画データを表示装置2に伝送するために、動画データの圧縮を行う。圧縮部12は、例えばマイコンから成り、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより下記の圧縮処理を実行する。なお、圧縮部12には、マイコンの他に専用のASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field ProgrammableGate Array)、DSP等も用いることができる。動画データの圧縮は、動画データを構成する時系列順の複数のフレームデータそれぞれを圧縮することにより行う。圧縮部12は、第1の圧縮処理と第2の圧縮処理との何れか一方の処理をフレームデータに対して実行することで、圧縮フレームデータを作成する。
第1の圧縮処理は、フレームデータを、例えばIピクチャ(フレーム内符号化画像)のような基準ピクチャに画像圧縮(符号化)する処理である。基準ピクチャは、他のフレームデータとの依存関係がなく単独で伸長可能な静止画圧縮画像である。なお、基準ピクチャへの圧縮方法としては、従来周知の方法(例えば、JPEGやIピクチャ等を得るための静止画圧縮方法)を採用することができるので、ここでは詳細な説明を省略する。
第2の圧縮処理は、フレームデータを、例えばPピクチャ(順方向予測符号化画像)のような差分ピクチャに画像圧縮する処理である。差分ピクチャは、他のフレームデータとの差分より得られる動画圧縮画像である。なお、差分ピクチャへの圧縮方法としては、従来周知の方法(例えば、Pピクチャを得るための動画圧縮方法)を採用することができるので、ここでは詳細な説明を省略する。
送受信部13は、圧縮部12で圧縮された動画データ(圧縮動画データ)を表示装置2に送信するための通信部であり、圧縮動画データを符号化(伝送路符号化)して表示装置2に出力する。このような送受信部13は、圧縮部12で作成された圧縮フレームデータを時系列順に送信することで圧縮動画データをリアルタイムで伝送する。また、送受信部13は、表示装置2から送信される後述の再送信要求コマンドを含む指令信号を受信し、当該指令信号を処理部14に与える受信部としての機能も有する。
処理部14は、例えば、入力部10が順次出力する動画データのフレームデータに管理用の識別符号(例えばフレーム番号等)を付して記憶部11に記憶させる記憶処理を実行する。また、処理部14は、所定の時間間隔で、入力部10のフレームデータによるフレームに対象物(本実施形態では人)が写っているか否か(すなわち、入力部10の撮像範囲内に人が存在しているか否か)を判定する検出処理を実行する。このような検出処理は、例えば入力部10より得たフレームデータに対して画像処理を行うことで実現可能であり、従来から種々の方法が提供されているため詳細な説明は省略する。処理部14は、検出処理において対象物を検出すると、対象物の検出時刻を含む所定期間内に入力部10より得られる動画データを表示装置2に送信する送信処理を実行する。当該送信処理では、圧縮部12に動画データの圧縮を開始させるとともに、送受信部13に動画データの送信を開始させる。なお、処理部14には、例えばマイコンが用いられる。
表示装置2は、撮像装置1が送信した動画データを受信して表示する機能を有した受信装置である。このような表示装置2は、送受信部20と、記憶部21と、伸長部22と、表示部23と、処理部24と、解析部25とを主な構成要素として備えている。
送受信部20は、撮像装置1より送信されてくる動画データを受信するための通信部であり、送受信部13より送信された圧縮動画データを含む信号を復号化(伝送路復号化)して順次出力する処理を実行する。また、送受信部20は、解析部25で生成される後述の再送信要求コマンドを含む指令信号を撮像装置1に送信する送信部としての機能も有する。
記憶部21は、記憶部11と同様に、フラッシュメモリやSDRAM、SRAM等の書き換え可能な記憶装置である。
伸長部22は、送受信部20で受信した圧縮動画データを伸長するためのものであり、圧縮フレームデータそれぞれを伸長することにより圧縮動画データの伸長を行う。なお、伸長部22は、圧縮部12と同様に、マイコンや、ASIC、FPGA、DSP等を主な構成要素とすることができる。
表示部23は、液晶表示装置(LCD)やCRT等の表示装置(図示せず)より成る。表示部23は、伸長部22で伸長された圧縮フレームデータ、すなわちフレームデータによるフレームを時系列順に表示することによって、動画データを表示する(動画を再生する)。
処理部24は、例えば送受信部20で受信した圧縮動画データを記憶部21に録画する録画処理を実行する。また、処理部24は、送受信部20で圧縮動画データを受信すると、当該圧縮動画データを表示部23に表示させる表示処理を実行する。この表示処理では、伸長部22に圧縮動画データの伸長を開始させるとともに、表示部23に動画データの表示を開始させる。このような処理部24は、処理部14と同様にマイコンが用いられる。
解析部25は、伸長部22で伸長されたフレームデータを解析して動画像の品質を評価するためのパラメータを求めるものであって、当該パラメータと予め設定された閾値とを比較する処理を実行する。解析部25は、上記パラメータが上記閾値を下回る場合には、当該フレームデータの品質が劣化して画像に乱れが発生している、すなわち動画の品質が劣化したと判定する。そして、解析部25は、撮像装置1に対してIピクチャに画像圧縮した圧縮フレームデータを再度送信するように要求する再送信要求コマンドを生成する。生成された再送信要求コマンドは、送受信部20から指令信号として撮像装置1に送信される。
以下、本実施形態の動作について説明する。なお、以下の説明では、基準ピクチャとしてIピクチャ、差分ピクチャとしてPピクチャを用いている。
撮像装置1は、起動している間は常時、入力部10により所定の撮像領域を所定のフレームレートで撮像する。入力部10で撮像されたフレームデータは、処理部14によって記憶部11に順次記憶される。処理部14は、入力部10より得たフレームデータに基づいて上述の検出処理を行う。当該検出処理の結果、対象物が写っていると判定されると、処理部14は、圧縮部12に動画データの圧縮を開始させるとともに、送受信部13に動画データの送信を開始させる。
ここで、圧縮部12は、最初に送信するフレームデータに対しては第1の圧縮処理を実行することで、最初に送信するフレームデータをIピクチャに画像圧縮した圧縮フレームデータを作成する。そして、圧縮部12は、以降に送信するフレームデータに対しては第2の圧縮処理を実行することで、Pピクチャに画像圧縮した圧縮フレームデータを作成する。したがって、Iピクチャに画像圧縮した圧縮フレームデータI1が先ず表示装置2に対して送信され、その後Pピクチャに画像圧縮した圧縮フレームデータP1〜P7が時系列順に表示装置2に対して送信される(図2(a)参照)。
表示装置2では、送受信部20により圧縮動画データが受信される。すると、処理部24によって圧縮動画データが記憶部21に録画される。また、処理部24は、伸長部22に圧縮動画データの伸長を開始させるとともに、表示部23に伸長された圧縮動画データ、すなわち動画データの表示を開始させる。伸長部22は、先ず圧縮フレームデータI1を単独で伸長し、伸長されたフレームデータA1を表示部23に表示させる。そして、処理部24は、後続の圧縮フレームデータP1〜P7を直前のフレームデータA1〜A7を参照してフレームデータA2〜A8に伸長し、伸長されたフレームデータA2〜A8を時系列順に表示部23に表示させる(図2(b)参照)。
このように、最初に送信するフレームデータに対してのみ第1の圧縮処理を実行し、以降に送信するフレームデータに対しては第2の圧縮処理を実行することで、全体としてデータの伝送量を低減することができる。すなわち、フレームデータを定期的にIピクチャに圧縮して送信する場合(図4(a)〜(c)参照)と比較して、送信される圧縮フレームデータのデータサイズの総計を小さくすることができる。また、最初に送信するフレームデータはIピクチャに圧縮されるが、他のフレームデータはPピクチャに圧縮されるため、データサイズの平均値を小さくすることができる(図2(c)参照)。
ところで、Pピクチャを用いた動画の再生は、直前のフレームデータを参照することが前提となるため、対象物の動きが激しくなった場合には表示される動画の品質が劣化する虞がある。そこで、処理部24は、伸長部22及び表示部23に上記処理を実行させるとともに、解析部25に動画データの解析を実行させている。
解析部25は、伸長されたフレームデータA1〜A8のうち、前回のフレームデータと今回のフレームデータとから例えば色成分の分散や度数分布を演算することでパラメータを求め、当該パラメータと予め設定された閾値とを比較する。なお、閾値は、例えば実際に対象物が存在している状態で動画の再生を行い、人間の目から見て許容される動画の品質に基づいて実験的に求められるものである。そして、解析部25は、パラメータが閾値を下回った場合には、動画の品質が劣化したと判定し、再送信要求コマンドを生成する。この再送信要求コマンドは、送受信部20から指令信号として撮像装置1に対して送信される。
撮像装置1では、送受信部13が指令信号を受信すると、指令信号に含まれる再送信要求コマンドを処理部14に解釈させる。処理部14では、再送信要求コマンドを解釈することで、圧縮部12に再度第1の圧縮処理を実行させる。圧縮部12は、再度第1の圧縮処理を実行することで、次回に送信するフレームデータをIピクチャに画像圧縮した圧縮フレームデータを作成する。したがって、再送信要求コマンドを含む指令信号が送信されると、Pピクチャに画像圧縮した圧縮フレームデータの代わりにIピクチャに画像圧縮した圧縮フレームデータが再度表示装置2に送信される。
例えば、図3(a)〜(c)に示すように、伸長されたフレームデータA6を表示部23に表示させる時点で、撮像装置1の送受信部13が指令信号を受信したものとする。この場合、次回のフレームデータA7は、撮像装置1から送信されるIピクチャに画像圧縮した圧縮フレームデータI2を伸長したものとなるため、動画の品質が再度向上し、結果として動画の品質の劣化を抑制することができる。
上述のように、最初に送信するフレームデータのみIピクチャ(基準ピクチャ)に画像圧縮し、他のフレームデータはPピクチャ(差分ピクチャ)に画像圧縮するため、データサイズの平均値を小さくし、且つデータの伝送量を低減することができる。また、解析部25が再生される動画の品質を解析し、動画の品質が劣化したと判定するとIピクチャ(基準ピクチャ)に画像圧縮した圧縮フレームデータを再度送信するように表示装置2が撮像装置1に要求するため、動画の品質の劣化を抑制することができる。
ところで、本実施形態の解析部25は、色成分の分散や度数分布を演算することでパラメータを求める、すなわち伸長したフレームデータの色情報に基づいて解析している。このため、本実施形態では、色の変化に伴う映像の乱れを検出することができる。一方、解析部25において、伸長されたフレームデータのうち、前回のフレームデータと今回のフレームデータから輝度成分の分散や度数分布を演算することでパラメータを求めてもよい。すなわち、解析部25は、伸長したフレームデータの輝度情報に基づいて解析してもよい。この場合、色情報に基づいて解析する場合と同様に、色の変化に伴う映像の乱れを検出することができる。また、輝度成分は人間にとっては違和感を感じ易い成分であるため、人間の体感に近いレベルで動画の品質の劣化を判定することができる。
また、解析部25において、圧縮フレームデータのデータサイズを演算することでパラメータを求める、すなわち圧縮フレームデータのデータサイズに基づいて解析してもよい。この場合、データサイズという1次元的な数字で動画の品質の劣化を判定できるので、処理負荷の小さいソフトウェアや、回路規模の小さいハードウェアで解析部25を構成することができる。したがって、色情報や輝度情報に基づいて解析する場合と比較して、コストを削減することができる。上述のように、解析部25は、圧縮フレームデータに基づいて解析するように構成してもよいし、圧縮フレームデータを伸長したフレームデータに基づいて解析するように構成してもよい。
なお、上述した本実施形態の動画伝送システムの構成は、あくまでも本発明の一実施形態であって、本発明の技術的範囲を上記の例に限定する趣旨ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない程度に変更することができる。例えば、上記の例では、差分ピクチャとしてPピクチャを採用しているが、Pピクチャに代えて、或いはPピクチャとともに、Bピクチャ(双方向予測符号化画像)を用いてもよい。
また、本実施形態では、撮像装置1の処理部14が検出処理を実行しており、当該検出処理で対象物が検出された際に、動画データの伝送を開始するようになっている。しかしながら、対象物の有無に関係なく、撮像装置1から動画データが得られた際に動画データの伝送を開始するようにしてもよい。すなわち、動画データの伝送を開始するタイミングは、動画伝送システムの使用目的等に応じて適宜設定することができる。
また、本実施形態では、撮像装置1と表示装置2とが本発明の動画伝送システムを構成している。ここで、インターホンシステムでは、上記子器としてカメラ付きのものが使用されることが多いため、このようなカメラ付き子器と表示装置2とで本発明の動画伝送システムを構成してもよい。この場合、子器が送信装置、表示装置2が受信装置となる。
また、本実施形態は、本発明の動画伝送システムをインターホンシステムに適用したものであるが、本発明の動画伝送システムは、監視システム等のシステムにも適用することができる。すなわち、動画データをリアルタイムで伝送するものであれば、本発明の動画伝送システムを適用可能である。
1 撮像装置(送信装置)
10 入力部
12 圧縮部
13 送受信部
2 表示装置(受信装置)
20 送受信部
22 伸長部
23 表示部
25 解析部
A1〜A8 フレームデータ
I1,I2 Iピクチャ(基準ピクチャ)
P1〜P7 Pピクチャ(差分ピクチャ)

Claims (5)

  1. 動画データを互いに送受信する送信装置及び受信装置を備え、前記送信装置は、基準ピクチャに圧縮した圧縮フレームデータを一度送信した後は差分ピクチャに圧縮した圧縮フレームデータを送信し、前記受信装置は、前記圧縮フレームデータを解析して動画像の品質を評価するためのパラメータを求め、当該パラメータが閾値を下回ると、基準ピクチャに圧縮した圧縮フレームデータを再度送信するように前記送信装置に指令信号を送信することを特徴とする動画伝送システム。
  2. 前記送信装置は、動画データを得るための入力部と、前記入力部で得られた動画データに含まれる時系列順の複数のフレームデータそれぞれを圧縮することで動画データの圧縮を行う圧縮部と、前記圧縮部で圧縮された前記圧縮フレームデータを時系列順に前記受信装置に送信するとともに、前記受信装置から送信される前記指令信号を受信する送受信部とを有し、前記受信装置は、前記送信装置から送信される前記圧縮フレームデータを受信するとともに、前記送信装置に前記指令信号を送信する送受信部と、前記圧縮フレームデータを伸長することで圧縮された前記動画データの伸長を行う伸長部と、伸長された前記動画データを表示する表示部と、前記圧縮フレームデータを解析して動画像の品質を評価するためのパラメータを求める解析部とを有し、前記圧縮部は、前記複数のフレームデータのうち最初のフレームデータを、他のフレームデータとの依存関係がなく単独で伸長可能な前記基準ピクチャに圧縮する第1の圧縮処理と、前記複数のフレームデータのうち残りのフレームデータを、他のフレームデータとの差分よりなる前記差分ピクチャに圧縮する第2の圧縮処理とを実行し、前記解析部は、前記パラメータが閾値を下回ると、前記基準ピクチャに圧縮した圧縮フレームデータを再度送信するように前記送信装置に前記指令信号を送信し、前記送信装置は、前記指令信号を受信すると次回のフレームデータに対して第1の圧縮処理を実行することを特徴とする請求項1記載の動画伝送システム。
  3. 前記解析部は、前記圧縮フレームデータを伸長したフレームデータの色情報に基づいて解析することを特徴とする請求項2記載の動画伝送システム。
  4. 前記解析部は、前記圧縮フレームデータを伸長したフレームデータの輝度情報に基づいて解析することを特徴とする請求項2記載の動画伝送システム。
  5. 前記解析部は、前記圧縮フレームデータのデータサイズに基づいて解析することを特徴とする請求項2記載の動画伝送システム。
JP2011012326A 2011-01-24 2011-01-24 動画伝送システム Pending JP2012156650A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011012326A JP2012156650A (ja) 2011-01-24 2011-01-24 動画伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011012326A JP2012156650A (ja) 2011-01-24 2011-01-24 動画伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012156650A true JP2012156650A (ja) 2012-08-16

Family

ID=46837960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011012326A Pending JP2012156650A (ja) 2011-01-24 2011-01-24 動画伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012156650A (ja)

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07154825A (ja) * 1993-10-01 1995-06-16 Toko Inc 画像伝送装置
JPH07322248A (ja) * 1994-05-30 1995-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動画像データの伝送方法および伝送装置
JPH08205159A (ja) * 1995-01-30 1996-08-09 Kokusai Electric Co Ltd 動画像伝送システム
JPH0918457A (ja) * 1995-06-27 1997-01-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データ通信再送装置
JPH09261436A (ja) * 1996-03-22 1997-10-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像伝送方法及び装置
JPH1127645A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Nec Corp テレビ電話装置
JPH11313330A (ja) * 1998-04-30 1999-11-09 Sharp Corp 画像伝送装置
JP2000341688A (ja) * 1999-05-31 2000-12-08 Ando Electric Co Ltd 動画通信品質判定装置
JP2003087794A (ja) * 2001-09-07 2003-03-20 Marine System Associates Inc エンコーディングシステム
JP2003189301A (ja) * 2001-12-20 2003-07-04 Matsushita Electric Works Ltd 画像伝送システム
JP2005303555A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動画像符号化装置および動画像符号化方法
JP2006333367A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Toshiba Corp 映像伝送システム及び映像伝送方法
JP2008504767A (ja) * 2004-07-01 2008-02-14 オーワイ ゲームクラスター リミテッド 予測および非予測データフレームを伝送するための方法および装置
JP2009278188A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Canon Inc データ送信装置、データ送信方法、及びプログラム
JP2010050616A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Sony Corp 記録装置および記録方法、再生装置および再生方法、プログラム、並びに記録再生装置
WO2010032334A1 (ja) * 2008-09-22 2010-03-25 富士通株式会社 品質指標値算出方法、情報処理装置、動画配信システムおよび品質指標値算出プログラム
JP2010124104A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Kddi Corp 映像の客観画質評価装置

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07154825A (ja) * 1993-10-01 1995-06-16 Toko Inc 画像伝送装置
JPH07322248A (ja) * 1994-05-30 1995-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動画像データの伝送方法および伝送装置
JPH08205159A (ja) * 1995-01-30 1996-08-09 Kokusai Electric Co Ltd 動画像伝送システム
JPH0918457A (ja) * 1995-06-27 1997-01-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データ通信再送装置
JPH09261436A (ja) * 1996-03-22 1997-10-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像伝送方法及び装置
JPH1127645A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Nec Corp テレビ電話装置
JPH11313330A (ja) * 1998-04-30 1999-11-09 Sharp Corp 画像伝送装置
JP2000341688A (ja) * 1999-05-31 2000-12-08 Ando Electric Co Ltd 動画通信品質判定装置
JP2003087794A (ja) * 2001-09-07 2003-03-20 Marine System Associates Inc エンコーディングシステム
JP2003189301A (ja) * 2001-12-20 2003-07-04 Matsushita Electric Works Ltd 画像伝送システム
JP2005303555A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動画像符号化装置および動画像符号化方法
JP2008504767A (ja) * 2004-07-01 2008-02-14 オーワイ ゲームクラスター リミテッド 予測および非予測データフレームを伝送するための方法および装置
JP2006333367A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Toshiba Corp 映像伝送システム及び映像伝送方法
JP2009278188A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Canon Inc データ送信装置、データ送信方法、及びプログラム
JP2010050616A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Sony Corp 記録装置および記録方法、再生装置および再生方法、プログラム、並びに記録再生装置
WO2010032334A1 (ja) * 2008-09-22 2010-03-25 富士通株式会社 品質指標値算出方法、情報処理装置、動画配信システムおよび品質指標値算出プログラム
JP2010124104A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Kddi Corp 映像の客観画質評価装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11423942B2 (en) Reference and non-reference video quality evaluation
US8582033B2 (en) Movie reproduction system and movie reproduction method for reducing delay time of reproduced movie
US11627369B2 (en) Video enhancement control method, device, electronic device, and storage medium
JP5974881B2 (ja) 情報処理装置およびその制御方法
MX2013005996A (es) Control de usuario de la pantalla de codigos de matriz.
JP5717870B2 (ja) 通信装置、通信方法及びプログラム
US9344678B2 (en) Information processing apparatus, information processing method and computer-readable storage medium
CN113766217B (zh) 视频延时的测试方法、装置、电子设备及存储介质
JP2008299241A (ja) 画像処理装置及び表示装置
US9332308B2 (en) Image communication apparatus and control method therefor
US9026584B2 (en) Server device, communication method, and program product for processing the transfer of screen changes
US20170013206A1 (en) Communication system, communication apparatus, communication method and program
JP2006246110A (ja) 映像伝送装置およびシステム
JP2010062792A (ja) 画像圧縮装置、画像伸張装置、画像圧縮プログラムおよび画像伸張プログラム
CN112543348A (zh) 远程录屏方法、装置、设备及计算机可读存储介质
US20200106821A1 (en) Video processing apparatus, video conference system, and video processing method
CN107734278B (zh) 一种视频回放方法及相关装置
JP5816858B2 (ja) 動画伝送システム
JP5853142B2 (ja) 動画伝送システム
JP2012156650A (ja) 動画伝送システム
CN115174919A (zh) 一种视频处理方法、装置、设备及介质
JP2010081140A (ja) 動画伝送システム
JP5141477B2 (ja) 動画像受信装置、動画像通信システム、動画像受信プログラム及び動画像通信プログラム
JP2012156654A (ja) 送信装置及びそれを用いた動画伝送システム
US11197014B2 (en) Encoding apparatus, decoding apparatus, and image processing system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140908

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150518

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150924

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20151006

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20151120