JPH082044Y2 - 移動車輌のボンネット構造 - Google Patents

移動車輌のボンネット構造

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JPH082044Y2
JPH082044Y2 JP1989052117U JP5211789U JPH082044Y2 JP H082044 Y2 JPH082044 Y2 JP H082044Y2 JP 1989052117 U JP1989052117 U JP 1989052117U JP 5211789 U JP5211789 U JP 5211789U JP H082044 Y2 JPH082044 Y2 JP H082044Y2
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JP
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bonnet
top plate
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fertilizer
fixed
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JP1989052117U
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隆敬 細田
明博 野上
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、移動車輛に装備されるボンネットを開閉自
在に取付けるためのボンネット構造に係るものである。
〔従来の技術〕 従来、水田用の乗用田植機、施肥機、播種機および畑
作用の管理トラクタ等の移動車輛に装備されるボンネッ
トは、ボンネット天板等からなるボンネット本体に回動
部を一体的に形成して開閉できるようにしている。とこ
ろがボンネット本体と回動部とを一体的に形成したもの
では、ボンネットの取付時に、機体各部の製作誤差やね
じれ等があると、ボンネットを閉じたときに運転操作部
の電装パネルやリヤカバー等とボンネットの間に位置ず
れが生じて外観を損うことになり、これを調整するため
に無駄な作業時間を要するうえ、ときには完全に調整で
きない等の問題があった。
〔本考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記の如き実情に鑑み創案されたものであっ
て、ボンネット本体を強固に補強でき、しかもボンネッ
トの組付時に機体各部の製作誤差やねじれ等があって
も、ボンネット本体の取付位置を簡単に調整でき、強固
に補強されたボンネット本体であっても位置調整した適
正な状態で円滑かつ確実に開閉することができて、ボン
ネットを閉じたときに、電装パネルやリヤカバー等との
間に位置ずれ等が生ずるのを防止してボンネットの外観
を良好にすることができる移動車輛のボンネット構造を
提供することを目的課題としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、本考案が講じた技術的手
段は、移動車輛に装備される開閉自在のボンネットにお
いて、上記ボンネットのボンネット天板と左右のフロン
トステップとを一体的に枠組み形成して、フロントステ
ップで補強されたボンネット本体を構成すると共に、上
記ボンネット本体を、左右のフロントステップ部分と機
体側に枢支される回動部ブラケットとを略水平方向に沿
って前後左右方向に連結位置調整可能な連結機構を介し
て連結したことを特徴とするものである。
〔考案の作用〕
したがって本考案によれば、ボンネット天板と左右の
フロントステップとを一体的に枠組み形成したボンネッ
ト本体は、左右のフロントステップで強固に補強され
る。そして左右のフロントステップ部分を機体側に枢支
される回動部ブラケットに連結位置調整可能な連結機構
を介して連結したボンネット本体は、閉じた位置のまま
で前後左右方向に調整でき、しかも位置調整した適正な
状態で回動部ブラケットの回動により円滑かつ確実に開
閉させることができる。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を添付した図面に基いて詳述す
る。1は移動車輛としての乗用田植機であって、前輪2
および後輪3を備えた機体4の前部にエンジン5が搭載
され、その後方のフレーム6上には操向ハンドル7、変
速レバー8、クラッチペダル9、ブレーキペダル10等を
備えた運転操作部が配設されており、燃料タンク11の上
部には座席12が前方に傾倒自在に装着されている。また
機体4の後部には、苗載台13、プランタ14、フロート15
等からなる植付部16がリンク機構17を介して昇降自在に
装着されている。18は後輪3の上部を覆うフェンダーで
ある。
19は上記エンジン5を覆うボンネット本体であって、
該ボンネット本体19は、ドーム屋根状のボンネット天板
20と側縁にスカート部を有する左右のフロントステップ
21とを一体的に枠組み形成して、左右のフロントステッ
プ21で強固に補強された構造となっている。すなわち、
ボンネット天板20の前端部両側にL形チャンネル状のフ
ロントピラー22,22が下方に向って溶接固定され、後端
部両側にはL形チャンネル状のセンターピラー23,23が
同様に溶接固定されており、上記フロントピラー22とセ
ンターピラー23の下端部に左右のフロントステップ21,2
1がそれぞれ溶接固定されている。さらに上記左右のフ
ロントピラー22,22とフロントステップ21,21の前端部を
アングル状のフロントステー24を介して互いに連結固定
してボンネット本体19の枠組が一体的に構成されてい
る。上記フロントステー24は若干肉厚が厚く強度の強い
アングル材で構成されているが、その他の部材20,21,2
2,23等はいずれも薄板をプレス加工して構成され軽量化
を図っている。
25は吸風、排風用の通気孔26を全面にて多数穿設した
サイドカバーであって、ボンネット天板20の左右下方に
それぞれ対向配設され、前記フロントピラー22の後端、
フロントステップ21の上端、およびセンターピラー23の
前端にわたって3方面個所が溶接固定されており、その
上部の切端となる上端縁をボンネット天板20の下方に向
けて折曲形成して強度の増加を図っている。更にその上
端縁の中央部位には上方に向う耳部27が突出成形されて
いる。28はボンネット天板20とサイドカバー25との間に
適宜の吸風、排風用通路を残して装着されるプラスチッ
ク等からなるサイドモールであって、後部側をセンター
ピラー23に差込み係止し、前端部をボルト29を介してフ
ロントピラー22に取付固定することにより、凹凸状とな
っているサイドカバー25の切端を覆って外部から見えな
いようにして組付けの容易化を図りつつ、安全性並びに
デザイン性の向上を図っている。このときサイドモール
28の中央部位が、上記耳部27に接当支持されるので、第
22図に示すようにサイドモール28をボンネット天板20の
側縁形状に沿って曲線状とすることができると共にサイ
ドモール28とサイドカバー25が張り合ってビビリ音が発
生しないようになり、騒音の発生を阻止している。
またフロントステップ21の下面側には、機体4側に適
宜固定された左右の施肥タンク30,30が位置しており、
該施肥タンク30,30の上面凸部30aに係合する支持ガイド
21a,21bが溶接されていて、該施肥タンク30,30でフロン
トステップ21の横ずれを防止して受止め支持している
が、エンジン5の排風側には、サイドカバー25の下端部
に遮風板31を設けて、肥料が排風により加熱されないよ
うになっている。32は中央に肥料供給樋部32aを有する
左右の肥料タンク30,30への肥料供給ホース、33は肥料
ポンプへの肥料ホースである。
34はボンネット本体19の前面を形成するフロントパネ
ルであって、フロントピラー22のL形チャンネルの前面
部に設けた取付孔35にボルト36を介して取付固定されて
いる。またフロントパネル34は美観を向上すべくボンネ
ット天板20形状に沿わせて後方及び下方が末広がり状に
形成されている。
37は機体4側に枢支される回動部ブラケットであっ
て、左右のアーム38,38の上端に左右のフロントステッ
プ21,21の取付ブラケット39,39が水平状に装着されてお
り、下端側がフロントアンダーカバー40により連結固定
され、アーム38に設けた回動部41が機体4に設けた回動
ピン42に枢支されて上下回動自在となっている。
そして上記回動部ブラケット37と、ボンネット本体19
を補強する左右のフロントステップ21,21部分とが、略
水平方向に沿って前後左右方向の連結位置調整可能な連
結機構43を介して連結されているが、上記連結機構43は
次のように構成されている。すなわち、取付ブラケット
39,39の水平面にそれぞれ2個の取付孔44,45が穿設さ
れ、これに対応した取付孔46,47がフロントステップ21,
21の水平面に穿設されている。そしてフロントステップ
21側は、機体7方向内側に取付孔46が所要大きさのバカ
孔状に形成され、外側の取付孔47には下方に向ってボル
ト48が溶接固定されている。一方、取付ブラケット39側
は、内側の取付孔44にナット49が溶接固定され、外側の
取付孔45がバカ孔状に形成されている。そしてボンネッ
ト本体19を閉じた状態でフロントステップ21に固定した
ボルト48を取付ブラケット39の取付孔45に挿通し、ボル
ト50を取付孔46からナット49に螺着すれば、ボンネット
本体19を回動部ブラケット37に仮止めすることができる
が、このときバカ孔状に形成した取付孔46と45の範囲内
でボンネット本体19を水平方向に移動させ前後左右方向
に位置調節すれば、ボンネット本体19のおさまりを運転
操作部の電装パネル51、リヤカバー52等に合せて容易に
調整できるようになっている。ついでボンネット本体19
を回動反転させ、取付ブラケット39側からナット53をボ
ルト48に螺着すれば、ボンネット本体19と回動部ブラケ
ット37とが確実に連結固定される。
また上記取付ブラケット39にはライトホルダー54が装
着され、該ライトホルダー54内にライト55が外開き状に
取付けられて、フロントステップ21の前面スカート部に
開口したライト窓21cを通して照明範囲が左右に大きく
なるようにしてある。
56はボンネット本体19の両側下部のフロントステップ
21,21の後部下面にそれぞれ装着した磁石支持ホルダー
であって、該磁石支持ホルダー56にマグネットキャッチ
57が吸着面を下方に向けて取付け固定されており、閉じ
たボンネット本体19のフロントステップ途中部を支持ガ
イド21a,21bを介して肥料タンク30に載置する状態でそ
の後端が上記フレーム6の上面に吸着固定するようにな
っている。
したがって、ボンネット本体19の後端は簡単な磁石吸
着方式であり開閉操作が容易なものでありながら、その
閉止固定時には横ずれなく確実に受止め支持される。ま
た、これによりフロントステップ21上の歩行も充分支え
ることができる。58はエンジン5の冷却ファン、59はボ
ンネット天板20に設けた風抜きスリット、60はボンネッ
ト天板20の後端縁に沿って装着される緩衝用ゴム体でボ
ンネット天板20が電装パネル51およびリヤカバー52に直
接接当しないようにしてある。
上記の如き構成において、いまボンネット本体19を構
成するに当り、ボンネット天板20とフロントステップ21
とを、フロントピラー22およびセンターピラー23を介し
て溶接固定すれば、ボンネット天板20の下方両側にフロ
ントステップ21を一体状に形成することができ、ついで
左右のフロントピラー22をフロントステー24で連結する
のみでフロントステップ21で補強されたボンネット本体
19の強固な枠組みを構成することができる。そしてこの
枠組みにサイドカバー25とフロントパネル34を取付け、
サイドカバー25の上部に、サイドモール28を取付けるの
みで容易にボンネット本体19を構成することができる。
このときサイドモール28は耳部27に当接してボンネット
天板19に沿った曲線状となるので、第23図、第24図に示
す従来例のように直線状となってボンネットカバーと段
差状になることはなく、一層外観を良好にすることがで
きる。
そしてボンネット本体19のフロントステップ21部分を
回動部ブラケット37に連結機構43を介して連結する際に
は、閉じた状態のボンネット本体19をバカ孔状の取付孔
46,45の範囲内で水平方向に沿って前後左右に位置調節
できるので、機体各部の製作誤差やねじれ等があって
も、電装パネル51やリヤカバー52との間に前後左右の位
置ずれが生ずることなく連結固定することができて、全
体の外観を良好にすることができる。
一方、肥料タンク30に肥料を補給するときには、フロ
ントアンダーカバー40上方の空間部aを肥料供給樋部32
aの設置スペースに利用して機体4の前部から容易に肥
料を供給することができて便利である。
〔考案の効果〕
これを要するに本考案は、移動車輛に装備される開閉
自在のボンネットにおいて、上記ボンネットのボンネッ
ト天板と左右のフロントステップとを一体的に枠組み形
成して、フロントステップで補強されたボンネット本体
を構成すると共に、上記ボンネット本体を、左右のフロ
ントステップ部分と機体側に枢支される回動部ブラケッ
トとを略水平方向に沿って前後左右方向に連結位置調整
可能な連結機構を介して連結したから、ボンネット本体
を一体的に枠組み形成した左右のフロントステップによ
って強固に補強することができる。そして左右のフロン
トステップ部分と回動部ブラケットとを連結する連結機
構は、略水平面方向に沿って調整できるので、ボンネッ
ト本体を閉じた位置のまま前後左右方向に容易に調節す
ることができ、しかもボンネット本体を補強する左右の
フロントステップ部分が機体側に枢支される回動部ブラ
ケットに連結されているので、左右のフロントステップ
で強固に補強されたボンネット本体であっても、位置調
整した適正な状態で円滑かつ確実に開閉させることがで
きて、ボンネット全体の外観を位置ずれ等のない良好な
ものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る移動車輛のボンネット構造の実施例
を示すものであって、第1図は移動車輛の側面図、第2
図は第1図の一部拡大図、第3図は第1図の平面図、第
4図は第1図の斜視図、第5図は機体フレームの斜視
図、第6図はボンネットの分解斜視図、第7図は同上正
面図、第8図は同上側面図、第9図は同上縦断側面図、
第10図は第9図のA−A断面図、第11図は同上B−B断
面図、第12図は同上C−C断面図、第13図は同上D−D
断面図、第14図は同上E−E断面図、第15図は回動支持
アームの平面図、第16図は同上正面図、第17図は同上側
面図、第18図(イ)(ロ)はライトホルダーの正面図お
よび側面図、第19図はライトの取付状態を示す平面図、
第20図はサイドモールの取付状態を示す側面図、第21図
は第19図のA−A断面図、第22図は第21図のB矢視図、
第23図は従来の取付状態を示す断面図、第24図は第23図
のB矢視図である。 図中、4……機体、19……ボンネット本体、20……ボン
ネット天板、21……フロントステップ、37……回動部ブ
ラケット、43……連結機構である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動車輌に装備される開閉自在のボンネッ
    トにおいて、上記ボンネットのボンネット天板と左右の
    フロントステップとを一体的に枠組み形成して、フロン
    トステップで補強されたボンネット本体を構成すると共
    に、上記ボンネット本体を、左右のフロントステップ部
    分と機体側に枢支される回動部ブラケットとを略水平方
    向に沿って前後左右方向に連結位置調整可能な連結機構
    を介して連結したことを特徴とする移動車輛のボンネッ
    ト構造。
JP1989052117U 1989-05-01 1989-05-01 移動車輌のボンネット構造 Expired - Lifetime JPH082044Y2 (ja)

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JPH02143374U JPH02143374U (ja) 1990-12-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS49130523U (ja) * 1973-03-08 1974-11-09
JPS6043481U (ja) * 1983-08-27 1985-03-27 セイレイ工業株式会社 ボンネットヒンジの装着構造

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JPH02143374U (ja) 1990-12-05

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